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    元スレ不二咲「出来たよ苗木君。葉隠君の頭上に人工衛星を落とすアプリが」

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    1 :

    苗木「流石不二咲さん!」

    不二咲「iphoneにアプリを入れるだけで楽々ワンタッチで葉隠君の頭上に人工衛星を落とすことが出来るんだ」

    苗木「かがくのちからってすげー」

    不二咲「人工衛星をハッキングしたり、墜落の角度を計算したり、実際の距離も結構あるからタッチした後に墜落するまでに若干のラグがあるから気を付けてね」

    苗木「ありがとう。後で試してみるよ」

    不二咲「このアプリは本当に危険だからくれぐれも悪用しないでね? 絶対だからね」

    苗木「分かってるって」

    不二咲「苗木君のことは信じてるけど、それでも心配だなあ……そうだ。苗木君のiphonにアルターエゴを入れてたんだった。いざとなったらアルターエゴに止めて貰おう」

    2 = 1 :

    苗木「んーむにゃむにゃ」

    江ノ島「絶望……絶望……絶望するといいよ……世界を絶望に塗り替えちゃえ」

    苗木「ぜつ……ぼう……?」

    江ノ島「そうそう、いい感じに洗脳されて……」

    石丸「コラ! 苗木くん! 授業中の居眠りはダメだぞ!」

    苗木「はひぃ」ビク

    江ノ島(ち……もう少しで絶望睡眠学習が完了するところだったのに。まあいいや。これで苗木も絶望堕ちするかな?)ワクワク

    3 = 1 :

    葉隠「よぉ苗木っち! 戸籍くれねえか?」

    苗木「やだよ」

    葉隠「いいじゃんいいじゃん減るもんじゃねえし」

    苗木「良くない! 全然良くない!(なごむわー! ずんずんなごむわー!)」

    葉隠「頼むって! 借金の返済日が近づいてるんだべ」

    苗木(自分は蓄えがある癖にボクの戸籍を奪おうとするなんて……なんて絶望的に酷いやつなんだ……!)

    苗木(そうだ! 不二咲さんに貰ったアプリを使えば……ククク、こいつは生かしてはおけんな)

    アルターエゴ『ダメだよ苗木君……』

    苗木「アルターエゴ? どうしたの?」

    アルターエゴ『ご主人タマが悪用しちゃダメだって言ったじゃない』

    苗木「でもこんな屑を生かしておけないよ! 今こそが正しい使い道じゃないか! 屑は粛清される! それこそがこの世界の真理だよ!」

    アルターエゴ『苗木君はそれでいいの? 絶対に後悔しない? それなら起動するけど……』

    苗木「ボ、ボクは……」

    4 = 1 :

    アルターエゴ『葉隠君はクラスメイトじゃないの? クラスメイトが間違った道に進もうとしている時は全力で止めるのが仲間じゃないの? ちょっと気に食わないからって簡単に殺しちゃうの?』

    苗木「ぐぬぬ……」

    アルターエゴ『葉隠君だってきっと更生できるはずだよ。それをタッチ1つで、葉隠君の未来を奪うっていうの? 苗木君はそれで本当に自分が正しい使い道をしたって胸を張って言える?』

    苗木「それは……そうだね……ボクが間違ってた。ごめん」

    アルターエゴ『思いとどまってくれた?』

    苗木「うん。ボクはどうかしてたんだ」

    苗木(そうだ。人は簡単に人を殺せる武器を手にしたら何をしでかすかわからないんだ……だからこそ、それ相応の物を持つには責任を持たなければならない)

    苗木(この人工衛星墜落のアプリは決して悪用してはいけない……ちゃんと正しい使い道をしないと。ましてや他人に渡してはいけない代物)

    苗木(このアプリはボクが責任持って管理するよ)

    苗木「ボクはもう絶望に堕ちたりなんかしない! ボクが間違いそうになった時に止めてくれたアルターエゴのためにも! 希望は前に進むんだ!」

    江ノ島(あれあれ? 計画失敗。まあいいや)

    THE END



    もうちょっとだけ続くんじゃ

    5 = 1 :

    くぅ~疲れましたw これにて完結です! 
    実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
    本当は話のネタなかったのですが←
    ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
    以下、ご家族のみんなへのメッセジをどぞ

    寅之助「みんな、見てくれてありがとう
    ちょっと腹黒な汚職事件も見えちゃったけど・・・気にしないでね!」

    「いやーありがと! 
    宇宙の恐ろしさは二十分に伝わったかな?」

    こまる「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

    千秋「見てくれありがとう! 
    正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」

    大亜「・・・ありがと」ち~ん

    では、

    寅之助、仁、こまる、千秋、大亜、俺「皆さんありがとうございました!」

    終里

    寅之助、仁、こまる、千秋、大亜「って、なんで俺くんが!? 
    改めまして、ありがとうございました!」

    6 :

    続かないの?

    8 = 1 :

    不二咲「ふあーあ……徹夜でアプリ作ったからなんだか眠いや」

    ??? 「動くな!」ガバ

    不二咲「んぐ……」

    ??? 「貴様が開発した人工衛星ミサイルを落とすプログラムはどこだ?」

    不二咲「んんー」

    ??? 「シラばっくれるつもりか? まあいい。連れ帰ってたっぷり聞き出してやる」



    九頭龍「遅かったな……お前がしくじるとは思ってないが少し心配したぜ」

    辺古山「ハッ。申し訳ございません。探すのに手間取ってしまいました。結論から申し上げます。人工衛星を落とすプログラムは見つかりませんでした。代わりに製作者と思われる少女の拉致に成功しました」

    九頭龍「そうか、それだけで十分だ。よくやった。後は俺がこいつから情報を聞き出してやる」

    辺古山「ハッありがとうございます」

    9 :

    七海ちゃんが出てくることを信じてる

    10 = 1 :

    終里「なあ。ところで人工衛星ってなんだ? 食えるのか?」

    詐欺師「衛星とは惑星の周囲を回っている星のことだ。人工衛星とは人工的に作られた衛星のこと。地球の周囲を回って様々なデータを収集・解析する目的がある」

    左右田「ついでに言うなら、人工衛星とミサイルの基本構造はほぼ一緒だぜ。弾頭部分に爆弾や生物・科学兵器を入れればミサイル。通信衛星を入れれば人工衛星としての役割になるんだ」

    左右田「今回のプログラムは人工衛星の通信衛星部分をハッキングして、軌道を無理矢理修正させてミサイルとして人工衛星を落下させるものだ。兵器として作られたミサイルに比べれば威力は少ないけど、それでも被害は尋常じゃないぜ!」

    終里「なんかよくわからんが食えないってことはわかったぜ」

    左右田「大気圏に入る時の入射角によって、人工衛星が途中で分解・炎上し、燃え尽きる可能性がある。超高校級のプログラマーと評される不二咲千尋なら最適な入射角をプログラムに計算させ、ほぼ燃え尽きてない状態で地上まで運ぶことが可能なはずだぜ」

    罪木「ふゆぅ。人工衛星が落ちたら危ないですよぉ」

    左右田「危ないからこそ意味があるんじゃねえか! 落ちた人工衛星の残骸は俺が貰っていいか? 結構いい素材使ってそうなんだよな。へへへ」

    西園寺(ビッグバン)「まさか怖気づいたとか言わないでよ? 人類に絶望を振りまくのが今更怖いですぅとか言い出したら怒るからね!」

    罪木「す、すみません。そういうわけじゃなくて、ただ、人工衛星が落ちたらあの人も危ないんじゃ……」

    西園寺「あの人ならお前に心配されるまでもなく、安全な場所に避難するはずだよ。ゲロブタの分際で一々余計な心配しなくていいんだよ!」

    罪木「はいすみません。ゲロブタですみません」

    12 = 1 :

    九頭龍「なあ……いい加減吐いてくれよ。こっちはやろうと思えば極道仕込みの拷問だって出来んだぜ?」

    不二咲「し、知らないよ! そんなプログラム」

    九頭龍「うるせえ! テメーの穴に酒瓶ぶっこむぞ!」

    不二咲「ひ、ひい!」スッ

    九頭龍「おい、何で尻隠した? テメーの穴にぶっこむぞって脅してんのに、尻の心配するとかよ……なんだんだこいつは。普通前の穴だろ!」

    不二咲「あ、いや、そ、それは……」

    九頭龍「お、おい。お前まさか男か?」

    不二咲「………………」

    九頭龍「なんてこった!」

    不二咲「と、とにかく言うことは何もないよ」

    九頭龍「チッ。ダメだこいつ。ちょっとやそっとの脅しには屈しないし、かといって拷問に耐えられる体力もなさそうだ……一番やりづれー野郎だな」

    江ノ島「うぷぷぷぷ。もっと頭使いなよ」

    罪木「あああん!!」ビクンビクン

    江ノ島「私様の姿を見ただけで絶頂するとは……ニンゲン風情かと思ったが、既に調教済みのニンゲン以下の家畜のようだな」

    13 :

    かきためかぁ、この時間だし読む前に寝そうだぁ…

    14 = 1 :

    九頭龍「頭を使うってどういうこった?」

    江ノ島「不二咲がそこまでして頑なに秘密を守るってことは、例のプログラムはこいつの身近な人間が持ってる可能性が高い」

    九頭龍「仲間に危険が及ぶのを防ぐためか……く! こいつ漢じゃねえか! 絶望に染まってくれれば、オレの舎弟にしてやってもいいな」

    江ノ島「ハイハイ。敵に感情移入しない。ってことは、こいつの仲間がこの場所に来るように仕向けるのが一番手っ取り早いと思わないかい?」

    九頭龍「なるほどな……」

    江ノ島「というわけで、既に脅迫状は出しておきましたー。みんなで協力して奴らを返り討ちにしてねーうぷぷぷぷ」

    九頭龍「仕事はえーな」


    江ノ島(さて、これからどうなるのか楽しみ楽しみ。センパイ達はまだ完全に絶望に染まりきったわけじゃないし、まだ良心の欠片が残ってるいるのもいる。私のクラスメイト達をけしかけて、コロシアイをさせればどっちが勝つにせよ面白いことになりそう)

    15 = 1 :

    石丸「み、みんな大変だー!」

    苗木「どうしたの石丸クン?」

    石丸「ふ、不二咲くんが誘拐された!」

    「なんだって! チクショウ! どこのどいつだ! 教えろ兄弟!」

    石丸「落ち着きたまえ兄弟。僕の下駄箱にこんな脅迫状が……」

    不二咲千尋は誘拐した
    返して欲しければ、人工衛星落下プログラムを持って廃工場まで来い
    警察に言えば不二咲千尋の命はないと思え

    超高校級の絶望一同

    霧切「超高校級の絶望……厄介な相手ね」

    石丸「知っているのか霧切くん!?」

    霧切「私も詳しいことは知らないわ。ただ、ここのところ増えている行方不明者や死亡者が出た事件の裏には超高校級の絶望がいると噂されてるの」

    葉隠「おいおい。そんな危険な相手なのかよ」

    苗木(人工衛星……多分アレのことだな。でも、アレを誰かに渡すわけにはいかない! 超高校級の絶望が相手なら尚更だよ。そうなると答えは1つしかないよね?)

    苗木「みんな行こうよ! 不二咲さんはボクらの仲間だ! 助けないわけにはいかないよ!」

    16 = 1 :

    「よく言った苗木! それでこそ男だ! アイツを……不二咲を助けに行くぞ!」

    桑田「マジかよー……でも、行かないわけにはいかないか。よっしゃ! オレも協力してやんよ!」

    セレス「お待ちください。これが悪戯の可能性はありませんか?」

    「あ? そん時はそん時だ! こんな下らねえ悪戯しやがった奴をオレがぶっ殺すだけだ!」

    十神「悪戯ならまだいい。これが俺たちを陥れるための罠だったらどうする?」

    「だったら、何だって言うんだよ! 不二咲を見殺しにするつもりか!」

    苗木「ん? メールだ……知らないアドレスから……こ、これは!!」

    石丸「どうしたんだ苗木君!」

    苗木「このムービー……不二咲さんが縛られている映像だよ」

    「んだと! おい! 不二咲無事か!」

    十神「ムービーに語り掛けてどうする」

    ??? 『うぷぷぷぷ……これは悪戯でも罠でもないよ。でも、本当に来ないと不二咲千尋さんは死んじゃうかもねー』

    大神「一番体の弱い不二咲を狙うなんて……許せん!!」ゴオオオオオ

    朝日奈「ひい! さくらちゃんが燃えている!」

    17 :

    ほう

    18 = 1 :

    苗木(結局、ドラマの撮影で欠席してる舞園さん。何故かいない江ノ島さんと戦刃さん。疑い深いセレスさんと十神クンと腐川さんを除くみんなで例の廃工場まで来たけど……)

    石丸「よし。みんな集まったな。それぞれが持ってきた武器を確認しようではないか! 僕は毎朝素振りに使っている竹刀を持ってきたぞ」

    苗木「ボクは体育館にあった模擬刀だよ。こんなのでもないよりマシかなって……後は不二咲さんが開発したアプリが入ってるアイポンかな。一応何かの役には立つと思う」

    「オレは修学旅行で買った木刀と愛用の単車だ」

    山田「脅威の刀率!?」

    「あ? そういうオメーは何持ってきたんだよ」

    山田「僕はガンガン(鈍器)を持ってきましたぞ。本当は薄い本専門なのですが、今回ばかりは攻撃力と防御力を重視しましたぞ。服の下に仕込めば防御にもなります故」

    桑田「ブーデーの服と腹の間にそんなもん仕込むスペースなさそうだけどな」

    山田「なんですとぉ!」

    桑田「ぱっつんぱっつんで今にも服が破裂しそうじゃねえか! 少しは痩せろ!」

    19 = 1 :

    大神「我に武器はいらん! この拳一つで十分!」

    朝日奈「さくらちゃんかっこいいー! 私はお弁当用にドーナッツとプロテインを持ってきたよ」

    桑田「ドーナッツとプロテインってやる気あんのか!」

    朝日奈「むー腹が減っては戦は出来ぬって言うじゃない!」

    大神「く……我としたことがプロテインを忘れるとは不覚……!」

    苗木「そんなに落ち込むこと!?」

    朝日奈「大丈夫だよさくらちゃん! 私の分も分けてあげるから」

    大神「すまぬ……すまぬ……」

    桑田「オレは硬式のボールを何球か……後は金属バットだな。やっぱり使い慣れた形状のものが一番だぜ」

    石丸「君は使い慣れるほど練習に参加してないではないか!」

    桑田「オレは実戦で実力を発揮するタイプなの!」

    20 = 1 :

    葉隠「俺はいつでも逃げられるように煙幕やら閃光弾やら爆竹やらを……」

    「チッ考えることがせこすぎだろ」

    霧切「いいえ。葉隠君にしてはいいものを持ってきたわ。今回の目的はあくまでも不二咲さんの救出……敵を殲滅することではないわ」

    苗木「確かに不二咲さんのところに辿り着いたとしても、脱出できないことには意味がないからね」

    「チッ。敵を全員ぶっ潰せばそんなもん必要ねえっつーの」

    苗木「霧切さんは何を持ってきたの?」

    霧切「応急手当できるように救急セットをいくつか持ってきたわ。今いるメンバーの血の気の多さを考えたら武器以外持ってきてる人は少なそうだもの」

    苗木「確かに……そんなところにまで気が回るなんて霧切さんは将来いいお嫁さんになりそうだね」

    霧切「それは口説いてるのかしら?」クス

    苗木「あ……いや、そんなつもりで言ったんじゃ」

    桑田「ヒュー妬けるねえ!」

    山田「リア充爆発しろ」

    石丸「こら! 不純異性交遊の話なんてしてる場合ではないぞ! 不二咲くんの救出が先だ!」

    21 = 1 :

    山田「ところで苗木誠殿。不二咲千尋殿が開発したアプリとやらはどんなものがあるのですかな?」

    苗木「それは……全部は言えないけど……とりあえず、不二咲さんのアルターエゴが入ってるよ」

    アルターエゴ『こんにちは。僕はアルターエゴiphon版です。PC版のお兄さんに負けないように頑張ります』

    山田「な、なんと! 携帯の中に美少女がいるなんて……うらやまけしからん!」

    苗木「欲しいならiTunesで落としなよ。無料でDL出来るよ」



    石丸「しかし……入口には見張りがいるぞ。どうやって侵入すればいいものか」

    苗木「なんかヤが付くヤバそうな人がいっぱいいるんだけど……」

    「敵はそれだけデカイ組織が後ろ盾にいるってことか。チッ」

    霧切「とにかくあの見張りに見つからないように潜入するしかないわね」

    大神「我が全員まとめて……」

    朝日奈「ちょっとさくらちゃん! 危険だよ!」

    大神「危険でもいくしか……」

    霧切「待って……よく観察すれば必ず突破口は見つかるはずよ」

    22 = 1 :

    山田「うう……勢いで来たはいいけど、なんか怖くなってきましたなあ。拙者ヒーローよりモブキャラの方が向いてるようですぞ」

    桑田「おいおい。今更怖気づくなよブーデー」

    山田「だって……せめて戦刃むくろ殿がいてくれたらこちらも戦力的には充実するというのに」

    大神「我では不服か?」

    山田「いえいえ滅相もございません」でぶでぶ

    葉隠「むしろオーガを相手にする敵の方に同情するべ」

    「考えても仕方ねえ! オレが囮になるからお前らはその隙に入口から堂々と入れ」

    苗木「大和田クン! いくらなんでも無茶だよ!」

    「おいおい苗木よぉ。オレを見くびってるのか? 超高校級の暴走族のこの俺様を!」ブウォン

    霧切「なるほど。機動力ならバイクがある分、大和田君がこの中で一番優れているわ。風貌も目立ちやすいし、囮役としては最適ね」

    葉隠「おいおい。何も戦力になる大和田っちじゃなくても……」

    霧切「じゃあ、葉隠君が囮役やる? そのドレッドも十分目立つから敵の注意を引きつけるのに役立つわ」

    葉隠「遠慮します」

    山田「ですよねー」

    23 = 1 :

    石丸「兄弟ッ! 君を止めても無駄だということは僕が一番良く知っている……だからあえて止めるようなことはしない! だが、これだけは言わせてくれ」

    石丸「死ぬなよ兄弟」

    「おうよ。兄弟より先にくたばってたまるかよ! ……行くぞゴルァ!!」ブオオオオオオ

    893「んだテメエは!!」

    石丸「よし、兄弟のお陰で見張りがいなくなった! 今の内に内部に侵入するぞ!」


    苗木「ここが敵の本拠地か……」

    霧切「苗木君……余り前に出過ぎないで慎重に進んで……敵に見つかるわよ」

    苗木「ゴメン……」

    葉隠「そうだぞ苗木っち。ここは隠れながらコソコソ行くもんだべ」コソーリ

    桑田「お前は隠れすぎなんだよ!」

    葉隠「だってよー。もし、あのヤーさんの中に俺の借金取りがいたらただじゃ済まないべ」

    朝日奈「そういう問題じゃないでしょ」

    24 = 1 :

    893「おい! 貴様らそこで何してる!」

    葉隠「ゲ! 中にもいたのかよ!」

    大神「やるしかないのか……」

    ??? 「全くだらしないな貴様らは……やはり俺が付いてないとダメなようだな」


    苗木「十神クン? 来てくれたんだね!」

    桑田「テメーは怖気づいて帰ったと思ったぜ」

    十神「フン。十神財閥次期党首が仲間を見捨てたとなっては、体裁が悪いんでな……よし。第一部隊突撃!」

    SP「ハッ」

    朝日奈「すご! 本物のSPだ! 初めてみた!」

    893「あ? なんだてめえらは!」

    SP「ここをどいてもらう!」

    十神「さあ。俺のSPが気をひきつけているうちにお前たちは早く行け! 俺もここを片付けたら後を追う!」

    苗木「ありがとう十神クン」

    十神「礼を言われる覚えはない。俺もお前も不二咲を助けるために動いてるだけだ」

    桑田「へ。カッコつけやがって」

    25 :

    大和田のチームのやつら連れてくればよかったんじゃね

    26 = 1 :

    九頭龍「チッ……構成員の見張り網を突破したか。うちの組のやつらでも精鋭を集めたつもりなんだがな」

    詐欺師「それだけ十神財閥の力も強大だということだろう」

    左右田「なんでオメーが得意そうなんだよ! オメーは関係ないだろ!」

    ソニア「うーん……わたくしの国からも兵を何人か取り寄せた方がよろしかったでしょうか?」

    田中「今更言っても仕方ない。むしろ、奴らとの血で血を洗う争いを繰り広げられると思うと俺様の邪気腕が疼くから丁度いい!」

    終里「よっしゃ! いっちょオレがやつらとバトってみるか!」

    弐大「気を付けろよ。やつらの中にも手練れはいる」

    終里「心配すんなオッサン。オレもアンタに鍛えらえて強くなったからな」

    27 = 1 :

    石丸「さて、ここから先はどうしよう。工場内は迷路みたいになっていて道が幾重にも分かれている」

    霧切「とりあえず、固まっていては却って見つかりやすくて危険だわ。ここはバラバラに行動しましょう」

    苗木「そうだね」

    終里「おいバトれよ!」

    石丸「なに! 刺客か!」

    葉隠「ひ、ひい! 見逃してくれ! 俺たちは別にアンタらと戦いにきたわけじゃ……」

    終里「悪いがそういうわけにもいかないんでね!」シュバ

    石丸「葉隠くん! 危ない!」


    葉隠に向けられた終里のパンチを石丸が身を挺して受け止める。


    葉隠「あ、ありがとよ石丸っち。お陰で助かった……」

    石丸「ぐは……みんな気を付けたまえ! 女子だと思って舐めてかかっていい相手ではないぞ。今の一撃はかなり効いた……」

    28 = 1 :

    終里「テメーらの誰かか? えーと……なんだっけ? ……そうだ思い出した! 淫行先生だ! その淫行先生のミサイルを発射するプログラムを持ってるのは!」

    桑田「淫行……先生……?」

    山田「エロゲか何か? 淫行先生のミサイル(意味深)」

    終里「しらばっくれるんじゃねえ! ぶっ飛ばすぞ!」

    山田「ひい! 理不尽!」

    終里「オラオラオラオララオラオラァッ!!」

    山田「ぷぎゃー」ズバーン

    苗木「山田クン!?」

    終里「まずは一人……」

    葉隠「おおおお、うわああ! た、助けてくれ! こいつヤベーって」

    大神「我に任せろ……」

    終里「ほう! テメーが大将か?」

    大神「不二咲を助けるため……山田の仇を取るために参る!」

    終里「おもしれえ! かかってきな!」

    29 :

    むしろ舐めてかかれないのは女子ばかりな件

    30 = 1 :

    大神「フン!」ブフォン

    終里「へっ遅いぜ! パンチの威力はあるようだが、オレに当てられなきゃ意味はないぜ」

    大神「今のはほんの挨拶代りだ。次は容赦しないぞ」

    終里「言うねえ……だけどオレは二発目も譲る程優しくはないぜ」

    葉隠「い、今のパンチ見えたか? アレで遅いらしいぞ」

    朝日奈「ギリギリ見えたかな?」

    石丸「僕もなんとか見えたぞ」

    霧切「わ、私も少しだけ見えたわ」ドヤァ

    桑田「オレは余裕で見えてっけどな。野球選手の動体視力舐めんな」

    苗木「ボクは集中すればなんとか……」

    葉隠「マジかよ……皆すげーぞ! 俺は全く見えなかったべ」

    霧切(今更本当は見えてなかったなんて言えない……静止しているものなら私の観察眼の方が有利だから別にいいし)

    31 :

    追いついた
    葉隠れの戸籍くれとか十神の俺のSPが引き付けてるうちに先に行けとか所々吹くwwwwwwwww

    32 = 1 :

    終里「食らいな! オラァ」


    終里の蹴りが大神の急所を捉える。


    大神「軽い身のこなし……しなやかな動き……中々面白いタイプだ……されど……」

    大神「我はお前と同じタイプの格闘家を何人も倒してきた……」


    大神は体勢を変え、急所の位置を逸らしつつ、終里と同じように蹴りのカウンターを入れる。


    終里「ぐへえ」

    大神「く……今のは効いた。急所に入っていれば我とて無事では済まなかった」

    葉隠「やったか?」

    大神「いや、まだ浅い……」

    終里「チッやるじゃねえか! そうこなくちゃあ面白くねえな!」

    大神「来い! 決着をつけるぞ!」

    終里「言われなくても!」

    33 = 31 :

    さくらちゃんの蹴りが入ったら正直死ぬよね

    34 :

    消し飛ぶよな

    35 = 1 :

    終里が大神と距離を詰める……が、しかし


    終里(う……さっきの蹴りでダメージ食らったせいで……)グラッ

    大神「そこだ!」ドコォ! 

    終里「ぐわあああああ!!」


    終里は大神の渾身の一撃を食らい吹っ飛ばされて壁へと叩きつけられた。


    終里「」

    大神「ふぅ……中々の強敵だった……我が本気を出したのは久々だ」

    葉隠「はは……すげーぞ! オーガ! あいつに勝っちまうなんて!」

    石丸「みんな! 大神くんが道を開いてくれた! 山田くんの犠牲を無駄にしないためにも先を急ごう!」

    桑田「そうだな。不二咲を助け出さないとブーデーも浮かばれねえ」

    朝日奈「山田……必ず戻ってくるからね。必ずちゃんとした所で弔ってあげるから、一緒に帰ろう」

    苗木「山田クンまだ死んでないけどね」

    山田:リタイア

    36 = 1 :

    罪木「あわわわわわ……た、大変です! すぐに終里さんの手当しないと」

    弐大「次はワシが行く……選手の仇はマネージャーが取るものじゃ」

    左右田「どんな理屈だよ! よく考えるとその理屈おかしいから!」

    辺古山「奴らはバラけて動こうとしている一人ずつ行くのは効率が悪い」

    田中「ククク……それぞれが狩りの相手を見つけろということか面白い!」

    九頭龍「ペコ……ちょっといいか? 敵を重要な情報を持ってる可能性がある。余程のことがない限りは殺そうとするなよ? 無力化してから俺のところに連れてくることを優先させろ」

    辺古山「仰せのままに」

    37 = 34 :

    ブーデーが何も活躍無くてワロタ

    38 = 1 :

    ・苗木 葉隠 桑田 1F 地下入口前

    葉隠「お、おーい……苗木っち桑田っち……そっちに敵はいないか?」

    苗木「大丈夫だよ」

    葉隠「ほ、本当だな!」

    桑田「おいおいビビリすぎだっつーの」

    苗木「この扉は開かないみたいだね……」ガチャガチャ

    桑田「看板には地下室入口って書いてあるな」

    苗木「地下室……後で行くかも知れないから覚えておこう」

    葉隠「そんなことより早く不二咲っちを見つけて帰ろうぜ」

    桑田「だからその不二咲を探すために探索してんだろうがよ!」

    39 = 1 :

    苗木「それと葉隠クン。コソコソ隠れても無駄だと思うよ」

    葉隠「へ?」

    苗木「監視カメラが至る所にある。ボクたちの位置は敵に筒抜けだよ」

    葉隠「な、なんじゃそりゃああああ」

    苗木「敵がボクたちを集団で襲ってこないってことは、十神クンのSP相手に手間取っているってことだよ。隠れて移動するよりは、手早く動いた方がいいよ」

    葉隠「そういうことは早く言ってくれ! よし先を急ぐぞ!」

    桑田「調子のいいヤローだぜ」

    苗木「ハハ……」

    40 = 31 :

    十神のSP意外と役立ってるwwwwwwwwwww

    41 = 1 :

    ・霧切 朝日奈 大神 石丸 1F 入口付近

    霧切「これでよし……手当は終わったわ」

    石丸「助かったぞ霧切くん」

    大神「ふう……朝日奈のくれたプロテインのお陰で傷が癒えた」

    朝日奈「良かったねさくらちゃん!」

    石丸「どういう体の構造をしているんだね!」

    霧切「それより早く先に進みましょう。増援が手配でもされたら面倒だわ」

    石丸「うむ。それに賛成だ!」

    42 = 1 :

    ・苗木 葉隠 桑田 1F 地下室前

    苗木「足音が聞こえる……誰か来るよ」

    桑田「敵か?」

    葉隠「マ、マジかよ……よし、桑田っち。戦闘は任せた。俺は2人を囮にして逃げる」

    桑田「お前何しに来たんだよ!」

    西園寺「あ……た、助けてください!! わたし追われてるんです!!」

    桑田「ウヒョー! 着物美人来た!」

    苗木「追われてるって誰に?」

    西園寺「黒服の怖いお兄さんたちが……わ、わたし何が何だかわからないままここに連れてこられて……隙を見て逃げ出そうとして……」

    桑田「よし! オレに任せとけ! お姉さんは必ずオレが守ってみせる!」

    西園寺「わあ! ありがとうございます! お兄さん格好良くて頼りになりそうですね」

    桑田「そ、そっすか?」デレデレ

    43 = 1 :

    葉隠「な、なあ……苗木っち。桑田っち」ヒソヒソ

    桑田「ん? どした?」

    葉隠「あの女どう見ても怪しいだろ」

    桑田「は? お前あんなかわいこちゃんが怪しいとか寝ぼけたこと言ってんじゃねえぞ!」

    苗木「待ってよ桑田クン。葉隠クン、どうして怪しいと思ったの?」

    葉隠「それは俺の占いだ! あの女は何か企んでいると出ているぞ!」

    桑田「根拠はお前の占いだけか。じゃあ、オレはあの子を信じる」

    葉隠「桑田っちそれはないべ」

    桑田「うるせえ! 7割外れる根拠のないお前の占いより、オレはかわいこちゃんを信じる!」

    葉隠「苗木っちは俺を信じてくれるよな?」

    苗木「うーん……葉隠クンの占いは外れることもあるし、もしあの人が本当に助けを求めているだけだったら、突き返すのは可哀想だよ」

    葉隠「お、おい! 苗木っちまでひでーぞ」

    44 :

    面白い

    45 = 1 :

    苗木「ただ、葉隠クンの占いも決して無視できる確率じゃないのは確かだよ。3割も怪しい要素があるなら、警戒して損はないと思う」

    葉隠「流石苗木っちだべ! 女たらしの桑田っちとは違って冷静な判断力だべ」

    苗木「一応桑田クンにも警戒だけはするように言っておこうかな……」


    西園寺「へー野球をなさるんですか?」

    桑田「うっす! これでも甲子園の英雄だかんな! ハハハ」

    西園寺「すごーい! かっこいいー!」

    桑田「お姉さんも可愛いっすねー。結構タイプっすよ」

    西園寺「本当? 嬉しいー」


    苗木「…………」

    葉隠「苗木っち……言うだけ無駄なようだべ」

    46 = 1 :

    苗木「とりあえず、霧切さんの携帯に連絡してみるよ。石丸クン達の手当てをしているからまだ入口付近にいるはずだ」ピッ

    苗木「あ、もしもし霧切さん? うん。こっちは平気……今のところ敵らしい敵には会ってないよ」

    霧切『そう良かった……え? 入口の様子? 残念だけど見張りが戻ってきているようね……大和田君を取り逃がしたらしいから警備が更に厳重になってるわ。ここから出る時は強行突破せざるを得ないわ』

    苗木「そうか。入口から出るのは不可能か……ああ、うん。実は不二咲さんの他にも囚われていた女の人がいたんだ。その人を逃がしてあげたかったんだけど……」

    霧切『そういうこと。全く相変わらずお人好しね』

    苗木「わかった。こっちで彼女を安全な場所に避難させるように手は打っておくよ。ありがとう……じゃあ、また後で」ピッ

    葉隠「なあ、もしかして、ここから出られないのか?」

    苗木「みたいだね。とにかく、こうなってしまった以上は彼女を連れて行動するしかないよ」

    葉隠「マジかよ……」

    西園寺「ええーわたしまだ帰れないのー」

    桑田「大丈夫ッス! オレが必ずお姉さんを帰してみせますから!」

    西園寺「クスクス。ありがとう。そんなことばかり言われると好きになっちゃいますよ」

    桑田「ああ^~その悪戯っぽい笑い方もいいんじゃ^~」

    葉隠「桑田っちがああなった以上、頼りになるのは苗木っちだけだべ!」

    48 = 1 :

    苗木「とりあえず、安全な部屋を探そう。いつまでも通路側にいると危ないよ」

    桑田「部屋ってよお……この辺りには鍵がかかってる地下室くらいしかねーぞ」

    西園寺「あ! そうだ! わたし、逃げ出す時にあいつらから鍵を盗んだんですよ! もしかしたら、地下室の鍵かも!」

    桑田「お! 流石! 一旦地下室に入って中から鍵を掛ければ敵も入ってこられないっすね」

    苗木「スペアキーあったら逆に袋の鼠だけどね」

    西園寺「心配ないと思うよ。この鍵は複製不可の特別製だからスペアキーを作るのは不可能なんだよ」

    葉隠「それなら安全だな! ワハハハハ」

    苗木「…………」

    49 :

    西園寺ェ…

    50 = 1 :

    西園寺「これがその鍵だよ」

    桑田「ヨッシャ! それじゃ早速試すぞ……」ガチャリ

    葉隠「開いたぞ!」

    西園寺「やったー! これで助かる!」

    桑田「中に入るぜ」ギイイ

    葉隠「おい、どうしたんだ苗木っち? 置いてくぞ」

    苗木「ああ……ごめんごめん」

    苗木(どうしてあの人は地下室の鍵を複製不可能だって知ってたんだろう……)

    西園寺(スケベ心丸出しの軽薄そうな男とバカそうな男と人が良さそうなチビの3人。これは楽勝だね)


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