元スレ不二咲「出来たよ苗木君。葉隠君の頭上に人工衛星を落とすアプリが」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 31 :
ふええ 続きが読みたいよお
102 = 1 :
掃除ロボ「ピーガー……機能停止……強制シャットダウン……」ブフォン
石丸「やった! 掃除ロボを倒したぞ!」
朝日奈「良かったー石丸やるじゃん!」
石丸「僕は竹刀を投げただけだ。霧切くんが奴の弱点を見抜いてくれたお陰だ」
大神「今回ばかりは我ではどうにもならなかった。確かに霧切の頭脳があってこその勝利だな」
霧切「私は別に探偵として出来るだけのことをしただけよ」ドヤァ
さるさんが来たのでちょい休憩
103 = 31 :
おk
スレ落ちてたらまた立ててくれると嬉しい
104 = 31 :
一応ほ
107 :
ほお
110 = 1 :
・コントロール室
左右田「あーあ。オレが作った試作品をあんな風に壊しやがって……まあいいさ。あの型は量産に成功してるからなケケケ」
狛枝「流石超高校級の機械技師だね。あの機械は敵味方の区別がつきづらいから量産化は危険だって話だったけど、その弱点は克服できたのかな?」
左右田「うわあ! てめえいつからいた!」
狛枝「……来ちゃった」
左右田「呼んでねえよ! 帰れ帰れ!」
狛枝「何でボクを呼んでくれたなかったのさ。ひどいなあ」
左右田「テメーは関係ねえだろ!」
狛枝「関係なくないよ……絶望こそ希望の踏み台。ボクは自らが絶望に堕ちることによって、本当に希望の輝きを持つ超高校級の人の踏み台になりたいんだよ」
左右田「チッ……絶望に堕ちたのか希望を心酔するのかどっちかにしやがれ」
狛枝「ま、ボクはキミたちのことが大嫌いだけどね……絶望に堕ちたキミなんて顔も見たくないし」
左右田「じゃあ何で来たんだよ! かーえれ! かーえれ!」
111 = 1 :
狛枝「ボクはただ、後輩の希望の踏み台になるべくここに来たってわけだよ……それに、キミ達だって後輩を全員呼び出せた訳じゃないんでしょ?」
左右田「まあな……来なかった奴らの中に人工衛星プログラムを持ってるやつがいたら……って、テメーにそんな重要な情報教えられるか!」
狛枝「まあいいけど……人質として約2名程捕まえたのになー」
左右田「本当か!?」
狛枝「は? ボクがキミに協力すると思ってんの? 身の程を知ってよね」
左右田「何なんだよテメーはよぉ!!」
112 = 1 :
・???
狛枝「やあ。気分はどうだい?」
セレス「最低な気分ですわ」
狛枝「だろうね。ボクも昔誘拐されたことがあるからキミ達の気持ちはわかるよ」
舞園「私達を帰して下さい! なんでこんなことするんですか! 私にこんなことしたら世間が……」
狛枝「ああ、大丈夫だよ。超高校級の絶望の中には裏の世界に顔が利く人もいるからね。彼に事後処理を頼んでおいたら、騒ぎになるなんてことはないよ」
狛枝「例えキミが超高校級のアイドルだったとしてもね」ニコ
舞園「そんな……」
狛枝「大丈夫。今のところキミ達に危害を加えるつもりはないよ」
セレス「嘘おっしゃい! どうせわたくし達に乱暴する気でしょ! エロ同人みたいに! エロ同人みたいに!」
狛枝「しないよ」
113 = 1 :
・霧切 朝日奈 大神 石丸 1F 通路
石丸「しかし、この掃除ロボットは中々厄介な相手だな……もし、こんなのが大量にいたら僕達は全滅しかねないぞ」
朝日奈「やめてよ縁起でもないこと言わないでよ」
ウィーンウィーンウィーンウィーン
霧切「こ、この音は……」
掃除ロボ「「「排除スル……排除スル……」」」
朝日奈「ひい! 石丸が余計なことを言うから本当に来ちゃったじゃない!」
石丸「僕のせいなのか!?」
115 :
たえちゃんw
116 = 1 :
大神「言い争っている場合ではない。逃げるぞ」
石丸「大丈夫だ! 竹刀での一撃ならこいつらも攻撃を避けることはできない! せいっ!」
掃除ロボ「攻撃確認……回避スル……」スッ
石丸「バカな! 避けただと……」
霧切「逃げて石丸君。どうやらこいつらはさっきのより高性能なようよ」
石丸「あ……ああ」
掃除ロボ「逃亡確認……追跡スル……」
石丸「追ってくるではないか!」
霧切「このままだと危険だわ。苗木君にも注意を呼びかけないと」ピッ
117 = 1 :
・苗木 桑田 1F 事務所
桑田「おーい! 苗木! こっちに電話回線とパソコンがあるぞ!」
苗木「電話回線なんてどうでもいいよ。携帯があるし」
桑田「そっか。どうせなら、ここの電話使って高額請求される番号にかけてみっか?」
苗木「そんな悪戯してる場合じゃないよ! ボク達は遊びに来たんじゃないんだよ!」
アルターエゴ『このパソコンは中々高性能みたいだね』
苗木「そうなんだ。貰って帰ってもいいかな? 丁度新しいパソコン欲しかったし」
桑田「おい、遊びに来たんじゃねーっつったのは誰だよ」
アルターエゴ『苗木君。霧切さんから電話だよ』
苗木「繋いでくれる?」
霧切『苗木君……大変なことになったわ。掃除ロボが人類に反逆をしたの』
苗木「霧切さん? ふざけたこと言ってる場合じゃないよ」
霧切『ほ、本当よ! 掃除ロボットが人類というゴミを一斉に排除しようと武装して勢力を拡大するつもりだわ。人類に希望は残されてないわ』
苗木「とりあえず一回落ち着こ? ね?」
118 :
苗木の優しさが痛いwwwww
119 = 1 :
霧切『多少大袈裟に言ったけど、今言ったことは本当よ。この工場内に武装した掃除ロボが徘徊してるわ……恐らく、超高校級の才能を持つ絶望側の誰かが改造したんでしょうけど』
苗木「本気なの? ふざけてるとかじゃない?」
霧切『私がこんな時にふざけるわけないでしょ』
苗木「でも、人類規模の話じゃないでしょ」
霧切『今はそうだけど、これが量産化されたら現実化してくるわ』
苗木「大事なのは今でしょ! なんで話盛るの」
霧切『女子は話を盛る習性がある生き物なの! その辺りを考慮しないと思わぬミスリードに引っ掛かるってことを身をもって教えたかったの』
苗木「それは今やることじゃないよね!?」
霧切『とにかく、現状で判っていることは、掃除ロボは人間が持っている熱に反応する。熱を持ってない竹刀の攻撃を何故か避けたってことの2つよ』
苗木「情報が早速矛盾してるんだけど……」
霧切『その矛盾の答えが突破口になるかも知れない……武器を使っても攻撃を避けられたんじゃ意味がないわ。正直苦戦してる……とにかく必要なことは伝えたわ。通路を出歩く時は気を付けて』プツ
120 = 1 :
苗木「切れちゃった……一体何だったんだろう。アルターエゴはどう思う?」
アルターエゴ『うーん……熱を感知して動く自動制御の他に攻撃を回避する何かが組み込まれていると思うよ』
苗木「でもさ、この工場内ってボク達だけじゃなくて、絶望側の人間もいるし雇われている構成員の人もいるよね? 熱を自動的に感知して攻撃したら、その人達も巻き添えになっちゃうと思うんだ」
アルターエゴ『あ……もしかしたら、誰かが遠隔操作で指示を送っているのかも』
苗木「遠隔操作……なるほど。そうすれば、敵と味方の区別がつくね」
アルターエゴ『でも、近くに指示を送ってる人がいたら霧切さんが大神さんが気づきそうだけど……』
苗木「近くにいないとすると……そうか! わかったぞ! アルターエゴ! 霧切さんにもう一回電話出来る?」
アルターエゴ『うん。繋いでみるね』
121 = 1 :
石丸「こっちに逃げるんだ!」
掃除ロボ「侵入者発見……」
石丸「な! 別のロボに先回りされてただと……!」
朝日奈「どうしよう! 挟み撃ちにされちゃったよ」
大神「やるしかないのか?」ボキボキ
霧切「待って大神さん! この数を相手にするのは無理よ」
大神「我の精神統一させ、全身全霊を込めた一撃なら攻撃を当てられるやもしれん」
石丸「バカなことを言うのはやめたまえ! そんなパンチ何発も撃てるわけないだろ!」
朝日奈「みんな……私が囮になるよ」
石丸「な、なんだと」
大神「やめろ朝日奈! 危険すぎる!」
朝日奈「私の才能はスイマー。だから、陸の上じゃ皆みたいに役に立てそうもないよ……私に出来るのは陸上部の助っ人時代に鍛えたこの脚力で敵を引きつけることしかないよ」
石丸「冗談はよすんだ! きっと何か打開策はあるはずだ! 全員が助かる方法が!」
朝日奈「無理だよ……このまま全滅するよりは私一人が……」
石丸「滅多なことを言うんじゃない!」
122 = 44 :
皆かっこいいな支援
123 = 1 :
霧切(電話……? 苗木君から)
霧切「もしもし苗木君? 今追い詰められてるから要件は手短にお願い」
苗木『霧切さん……監視カメラの死角を探して。そこに敵を追い込めば勝機はあると思う』
霧切「監視カメラの死角……? なるほど。そういうことね」
霧切(私の観察眼で監視カメラの位置とおおよその視野を分析する)キリ
霧切(…………あった!)
霧切「朝日奈さん! あの地点まで敵を誘導して! これはあなたにしか出来ないことよ」ビシッ
石丸「な、何を言ってるんだ! 君は朝日奈くんを見殺しに……」
大神「いや、霧切には何か考えがあるはずだ。信じてやろうではないか」
朝日奈「わかった! 任せて!」タッタ
朝日奈「ほらほら! こっちだよ!」
掃除ロボ「追跡スル……」
霧切「あの掃除ロボの大群はセンサーの他に遠隔操作の命令で動いている……でも、遠隔操作をしている人間は近くにはいないわ」
石丸「それではおかしいではないか! 近くにいなければこちらの状況がわからないのに、どうやって指示を送っているのだ」
霧切「それは監視カメラの映像よ!」
124 = 31 :
しえん
125 :
熱くておもしろい
128 = 1 :
石丸「な……!」
大神「ということは、監視カメラの死角に追い込めば……」
霧切「指示が出せずに攻撃を当てることが出来るわ!」
掃除ロボ「排除スル……」ダン
掃除ロボの放った弾丸が朝日奈の足に命中する。
朝日奈「っ!!」
大神「朝日奈!!」
霧切「監視カメラの死角に入ったわ! 今よ!」
石丸「よくも朝日奈くんを!! オリャアア!!」
石丸の渾身の一撃が掃除ロボに命中した。
掃除ロボ「アポ……?」
大神「朝日奈の仇は我が討ち取る!」カラン
落ちていた鉄パイプを拾い大神も石丸に続き応戦をする。
131 = 1 :
・コントロール室 左右田
左右田「なななな! 監視カメラの死角に移動しただと!! クソ! 状況が判らないんじゃ指示が送れねえ!!」
11037号機機能停止...
左右田「ぎゃあああああああああオレの作った掃除ロボがああああああ!! 制作時間も製作費もバカになんねーんだぞ!!」
左右田(まずい。どんどん機能停止していく数が増えている……こうなったら)
左右田「多少の兵を失うのはしょうがねえ。肉を斬らせて骨を断つ! 増援だ!!」
・霧切 朝日奈 大神 石丸 1F 通路
霧切「朝日奈さん大丈夫? 今手当てするわ」
朝日奈「いてて……ごめん。この足じゃもう動けそうにないよ」
霧切「ありがとう……貴女のお陰で助かったわ」
石丸「く……こうも数が多いと全部始末するのが大変だぞ」
大神「石丸! 後ろ!」
石丸「後ろだと……? ぬわ!」
石丸の背後に掃除ロボが迫っていた。反応が一瞬遅れたため攻撃が間に合わない。
132 = 31 :
あっ
133 = 1 :
「助太刀するぜ兄弟!」
掃除ロボは何者かの木刀による一撃を受けた。石丸に銃口を向けたまま機能を停止する
大和田「よお! 苦戦してるようだな」
石丸「兄弟! 無事だったのか!」
大和田「ったりめーよ! ……合流が遅くなって悪かったな。こっちも絶望相手に足止めされちまったからな」
石丸「兄弟がいれば百人力だ! このままこいつらを片付けよう!」
大和田「おうよ!」
掃除ロボ「侵入者発見……」
霧切「!!!」
大神「増援だと……!」
霧切(まずい。あの位置は……!)
135 = 1 :
大和田「へ……いくら増援が来ようと変わらねえ!」
石丸「待て兄弟! そっちはまずい!」
大和田は勢いよく木刀を振り下ろすが、掃除ロボに避けられてしまった。
大和田「な、なんだこいつ! 妙な動きしやがって!」
霧切(監視カメラ内の死角にいる掃除ロボを駆除することに気を取られていた……! 監視カメラの死角外から掃除ロボを呼ばれるなんて……)
・左右田 2F コントロール室
左右田「ケケケ。バーカ! 監視カメラの死角なんてこっちは把握済みなんだよ!! 監視カメラに映ってないってことは逆に自分の居場所を教えているようなもんだぜ」
左右田「後は、熱センサーによる反応で銃弾を撃てば終了だ! 攻撃を仕掛けようにも掃除ロボの方は監視カメラの視野内にいるから、回避命令を出すことは可能だ」
左右田「さあ! 絶望しろ! 助かるかもという希望を潰されて絶望しろ!」
136 = 1 :
ERROR
左右田「……………ありゃ?」
左右田「おい! な、なんだ! 掃除ロボの機能が次々に停止していく!?」
アルターエゴ『僕がこのシステムを乗っ取ったよ。非常時の停止命令を実行させて貰ったよ』
左右田「ぎゃあああああああ!! な、なんだ!? ウイルスか!?」
左右田「ま、まずい! 今すぐネットワークを切断だ!」
・苗木 桑田 1F 事務所
アルターエゴ『やった! 掃除ロボの機能を全部停止させたよ』
苗木「流石アルターエゴ! キミのお陰で助かったよ!」
桑田「事務所にあったPCにアルターエゴのプログラムを移して電話回線を使って、ネットワークに侵入か……よくわかんねーけどスゲーってのはわかったぜ」
アルターエゴ『iphon版だとスペックの関係上、パスワードの解析やシステムの把握に時間がかかるからね。その間に敵に気づかれたら阻止される可能性があったんだ』
苗木「間に合って良かったよ。これで掃除ロボの恐怖に怯えなくて済むね」
桑田「まあ、とにかく一件落着だ! これからも頭脳労働は苗木とアルターエゴに頼むぜ!」ポン
アルターエゴ『そうそう。ネットワークに侵入した結果、この工場の見取り図が出てきたよ。データは苗木君のiphonに入れておくね』
苗木「ありがとう。助かるよ」
137 = 71 :
かがくの力ってすげー
支援
139 = 1 :
・霧切 朝日奈 大神 石丸 大和田 1F 通路
大和田「なんでい。もう動かねえポンコツになっちまったじゃねえか」ゲシゲシ
石丸「なんか拍子抜けだな」
霧切「あ、苗木君? ……そう、やっぱりアルターエゴのお陰ね。お陰で助かったわ。じゃ、お互い生きてたらまた逢いましょう」ピッ
霧切「掃除ロボの機能は完全に停止したそうよ」
大和田「ケッつまんねーの。もっと派手に暴れたかったぜ」
霧切「大和田君。流石に不謹慎よ」
朝日奈「…………」
大和田「……あ、悪い。朝日奈は足をやられちまったんだったな」
大神「朝日奈よ大丈夫か?」
朝日奈「うん……霧切ちゃんに見て貰ったけど弾丸は貫通しているし、止血しておけばとりあえずは問題ないって」
霧切「でも、これから先彼女を連れていくのは不可能だわ。どこかに身を隠してもらうしかないようね」
140 = 1 :
朝日奈「ゴメン……あんまり役に立てなくて」
石丸「そんなことはないぞ! 朝日奈くんがあの時勇気を出して囮になってくれなかったら、僕達は全滅していたかも知れないんだからな」
大神「朝日奈よ……ここは危険な場所だ。我が朝日奈を護衛を買って出たいのだが」
朝日奈「気持ちはありがちけど……さくらちゃんは行かなきゃダメだよ! そんなことしたら一気に戦力ダウンじゃん!」
大和田(確かに)
朝日奈「私は大丈夫だからさ……うまいこと敵に見つからないようにするって。みんな不二咲ちゃんのことは頼んだよ……」
朝日奈:リタイア
141 = 44 :
いい仲間だなーさるさん支援
142 = 1 :
・教室 腐川 戦刃
腐川「うう……超高校級の絶望なんてヤバい連中に立ち向かうなんて正気じゃないわ……」
腐川「それにしても最近肌寒いわね……は、は、ハクション」
ジェノ「肌寒い季節は白夜様に温めて貰うのが一番よねえええ!! 白夜様どこにいるのかしらぁ~ん?」
ジェノ「白夜様の携帯にこっそり仕込んだ追跡アプリを使えば、白夜様がどの位置にいるかマップに表示されるのよねん」
ジェノ「ん? なんだここ? 閉鎖された工場? 辛気くせーとこにいんなおい」
ジェノ「それじゃ白夜様に添い寝で温めてもらい隊出陣じゃああコラ!!」
戦刃「あ、あの……」
ジェノ「あ? どうした残念バカ」
戦刃「盾子ちゃんと苗木君がいない……」
ジェノ「見りゃわかんよ。それがどうしたってんだ?」
戦刃「折角野戦から戻ってきたのに……私の活躍ぶりを二人に報告しようと思ったのに……うぅ……」
ジェノ「お前本当に残念だな。ハブられてやんのー。ウケルー」
143 = 1 :
戦刃「二人がどこにいるか知らない?」
ジェノ「アタシが知るわけないっしょー。ってかクラスの連中全員いねーし、やっぱりアンタもあの根暗もハブられてやんの! ゲラゲラゲラ」
戦刃「えっぐ……」
ジェノ「泣くなよ。女子が泣いても萌えねえからな。っつーかさ、携帯に連絡すればよくね?」
戦刃「携帯は野戦中に壊れた……」
ジェノ「残念すぎんよー。あれか? 敵の弾丸が当たって壊れたってオチか?」
戦刃「弾丸は全部避けるから平気だもん。うっかり地雷の上に落としちゃったんだもん。でも、爆発には巻き込まれなかったもん。無傷の記録は更新中だもん」
ジェノ「だせえええええ!! ねえ、今どんな気持ち? どんな気持ち?」
戦刃「うぇええん」
144 :
残姉かわえー
145 = 1 :
ジェノ「ああ。もうわかったわかった。きっとまーくんは白夜様と一緒に廃工場でいけない野外プレイをしてる最中だと思うから一緒に連れてってやんよ」
戦刃「ほんと!?」パアア
ジェノ「嘘に決まってんだろぉおおおぉぉおお!! 悔しかったらアタシに追いついてみな」スタタ
戦刃「…………」プッツン
戦刃「逃がさない……」ビュン
ジェノ「うおおお!! い、いつの間に先回りして……ああもうわかった。今度こそアタシの降参だよ。ったく、そんなムキになるなっつーの」
戦刃「ありがとう腐川さん」
ジェノ「だからアタシは腐川じゃなくてジェノサイダー翔だって何度言ったらわかんだこのボケ!」
146 = 1 :
・苗木 桑田 2F
桑田「勢いのまま二階に上ったけど……ここから先はオレらが初めて行くんだよな」
苗木「そうだね。今まで以上に気を引き締めよう」
桑田「ヨッシャ! この部屋に入ってみようぜ」
苗木「ここは休憩室だね……行ってみよう」ガチャ
・苗木 桑田 2F 休憩室
苗木「この休憩室って結構床が古いね……歩くたびにギィギィ言ってる」
桑田「案外床が抜けたりしてな」
苗木「ちょっと止めてよ……ん? 人の気配がする?」
狛枝「やあ……待ってたよ」
苗木「待ち伏せ!?」
桑田「テメー! 絶望側の人間か?」
狛枝「やだなあ……そんな身構えないでよ。そんなに凄まれるとウッカリ人質をナイフで刺しちゃいそうになるよ」
147 = 1 :
苗木「人質?」
舞園「苗木君! 桑田君! こっちに来ちゃダメです!」
桑田「な! 舞園ちゃん? テメー何してんだ!! っつか縛られている? アイドルになんつー変態プレイ仕込んでんだよ!」
苗木「それは違うよ。よく見て、縛られているどころか吊るされている」
桑田「余計に最悪じゃねえか!」
セレス「すみません。わたくしともあろう者がこんなビチグソに捕まってしまうなんて」
苗木「セレスさんまで……お前は一体何者なんだ!!」
狛枝「名乗るほどの者じゃないよ。ただの超高校級の幸運なんてゴミみたいな才能しか持たない人間だよ」
舞園「幸運がゴミだなんて、そんな言い方許しませんよ!」
狛枝「いやいや。幸運なんてキミ達の希望溢れる才能に比べたらゴミみたいなものだよ」
舞園「訂正して下さい!」
狛枝「あれ? もしかして、この中に幸運で選ばれた人がいるの? ……舞園さんは違う。セレスさんも違う。勿論、優れた野球選手である桑田クンも違うよね。ってことはキミかな?」
苗木「…………」
149 :
ジェノと戦刃の安心感
150 = 1 :
桑田「こいつオレ達の情報知ってるのか?」
狛枝「当たり前だよ。ボクはキミ達のファンだからね。新入生の情報は調べさせて貰ったよ」
桑田「テメーに応援されても嬉しくねえっつーの! どうせなら可愛い女の子に応援されたいぜ」
狛枝「あはっ嫌われちゃったみたいだね」
桑田「ったりめーだ! クラスメイト誘拐したり、人質にとったりする奴を嫌わねえやつなんていねえ!」
苗木「ねえ。キミ達の目的は不二咲さんが開発した人工衛星を落とすプログラムだよね。なのに何で無関係の舞園さんとセレスさんを巻き込むんだよ!」
狛枝「キミは苗木クン……って呼ばれてたね。ボクの目的がプログラムだって?」
狛枝「それは違うよぉ…」
狛枝「ボクの目的は希望に倒されることだよ。ボク自身がより大きな絶望になって、希望とぶつかり合う。そうして絶望を倒せば希望はより大きな物になる」
狛枝「本当は希望同士のぶつかり合いってのが理想なんだけどね。所詮、幸運程度の能力しかないボクには希望の踏み台になることしかできないよ」
狛枝「同じ幸運の才能を持つ苗木クンなら分かってくれるよね?」
苗木「それは違うよ!」
みんなの評価 : ☆
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