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    元スレ坂本「宮藤の担当はバルクホルンとシャーリー、どちらが良いか……」

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    52 = 1 :

    シャーリー「えー。では、間もなく出発するんだが……」

    サーニャ「エイラ、一緒に行くの?」

    エイラ「当たり前だろ。サーニャが行くなら、私もいくんだ」ギュゥゥゥ

    シャーリー「エイラ。担当官からの許可は出たのか? あとで怒られるぞ?」

    エイラ「少佐はいいって言った」

    シャーリー「なら、いいか」

    バルクホルン「早く進めろ」

    シャーリー「……」

    リーネ「だ、大丈夫、かなぁ?」

    芳佳「大丈夫!! リーネちゃんは私が守るから!!」

    リーネ「うんっ、ありがとう! その心配はしてないよ!!」

    シャーリー「みんなにはインカムをつけてもらう。もし逸れた場合はこれで連絡をとりあってもらう」

    シャーリー「それと、少佐、中佐、ペリーヌ、ハルトマンが常に非常時に備えて待機してくれる。これだけ万全ならいいだろ?」

    バルクホルン「……それを先に言え」

    シャーリー「無理だけはしないでくれ。何かあればすぐにあたしかバルクホルンに報告してほしい。どんなに小さいことでもいいからな」

    53 :

    一体誰がクロステルマンロボの相手をするというのだ!

    54 = 1 :

    ルッキーニ「それじゃあ!! しゅっぱーつ!!!」

    芳佳「おー!!」

    シャーリー「あははは」

    バルクホルン「……なにがおかしい?」

    シャーリー「あの二人が幸せそうだからだけど?」

    バルクホルン「そ、そうか」

    リーネ「はぁー。なんだかドキドキする」

    サーニャ「うん」

    エイラ「サーニャ? 疲れてないか? 怪我してないか?」

    サーニャ「まだ、ほとんど歩いてないけど」

    エイラ「やっぱり部屋で寝ておかないか?」

    サーニャ「エイラ……」

    シャーリー「今なら引き返せるぞー」

    サーニャ「いえ、行きます」

    エイラ「よし。なら、私もいく」ギュッ

    55 = 1 :

    洞窟内

    ルッキーニ「おぉー!! 前に入ったところと全然ちがーう!!」

    芳佳「ホントだねー」

    リーネ「芳佳ちゃん、足元に気をつけてね。滑りやすいみたい」

    芳佳「うん! だいじょ――ぁ」ツルッ

    リーネ「芳佳ちゃん!!!」

    シャーリー・バルクホルン「「宮藤っ!!」」ガシッ

    芳佳「あ……す、すいません、シャーリーさん、バルクホルンさん……」

    シャーリー「怪我はなさそうだな。よかったよ」

    バルクホルン「行くぞ」グイッ

    芳佳「あぁ……あの……手を繋いでもらう必要は……」

    バルクホルン「上官に従え」

    芳佳「は、はい」

    シャーリー「なんだ、あれ。随分と仲のいい姉妹だな」

    ルッキーニ「いいなぁー!! シャーリー!! シャーリー!! 私も手、つないでぇ!!」

    56 = 1 :

    エイラ「私はもうサーニャと手を繋いでるからな」ギュッ

    サーニャ「……エイラ」

    エイラ「なんだ――ぁ」ツルッ

    サーニャ「あぶない」グイッ

    エイラ「おぉ……サーニャ、ここは危ない。要注意だ」

    サーニャ「うん」

    リーネ「お化けでそう……こわいよぉ……」

    シャーリー「リーネもあたしと手、繋ぐか」

    リーネ「あ、ありがとうございます」ギュッ

    バルクホルン「――シャーリー。分かれ道だ。どうする?」

    シャーリー「右か左か真ん中か……」

    芳佳「あ! こういうときはエイラさんの出番ですね!」

    エイラ「え?」

    サーニャ「がんばって、エイラ」

    エイラ「よ、よし。……えーと……真ん中だな」

    58 = 1 :

    シャーリー「――行き止まりか」

    サーニャ「エイラ……」

    エイラ「いや、でも、ここまで罠とかなかっただろ!?」

    芳佳「エイラさんは一番安全な道を選択したってことですね!?」

    エイラ「そ、そうだ。実はそうなんだ」

    芳佳「流石です! エイラさん!!」

    サーニャ「……」

    リーネ「戻りましょうか?」

    シャーリー「それしかないな」

    ルッキーニ「ここまで結構あるいたのにぃ……」

    エイラ「よ、よし!! 戻るぞ!!」

    バルクホルン「……」

    サーニャ「どうかしたんですか?」

    バルクホルン「いや。ここだけ、他の壁とは色が違うような気がしてな……」

    サーニャ「あ……本当……。とくにここが――」ポチッ

    59 = 5 :

    エイラが一番可愛いナ

    60 = 1 :

    ゴゴゴゴ……

    バルクホルン「サーニャ……何をした……」

    サーニャ「え? あの……」オロオロ

    シャーリー「お決まりのパターンか。てとこは罠か壁が開くかのどっちかだなぁ」

    バルクホルン「こんなときに何を落ち着いている!!」

    リーネ「きゃー!! きゃー!!」

    芳佳「リーネちゃん!! こっち!!」ギュッ

    リーネ「よ、よしかちゃん……」

    ルッキーニ「おぉぉ!! なにがおこるかなぁ!! たっのしみぃ!!」

    エイラ「――危ない!! 天井が崩れるゾ!!」

    シャーリー「罠か!!」

    バルクホルン「ちっ……!!」

    サーニャ「あ……ごめんなさい……」オロオロ

    シャーリー「サーニャ!! こっちにこい!!」グイッ

    バルクホルン「全員この場を離れろ!!」

    61 :

    さーにゃん

    62 = 1 :

    リーネ「いやぁー!!」

    芳佳「みんな!! 離れないようにして!!」

    ルッキーニ「うにゃぁー!!」

    エイラ「サーニャ!! サーニャぁ!!」

    サーニャ「ここにいるから」

    シャーリー「ダメだ!! 崩れるのが早い!!」

    バルクホルン「だから、私は反対だったんだ!! どうするつもりだ!!」

    シャーリー「今、そんなこと言ってる場合じゃないだろ!?」

    芳佳「大丈夫!! いざってときは私がシールドでみんなを守るから!!」

    シャーリー「お。頼りにしてるぞ。宮藤ぃ」

    芳佳「まかせてくだ――」

    ――ズズズズッ!!

    芳佳「え?」

    サーニャ「あ」

    シャーリー「地面が崩れ――!?」

    63 = 18 :

    一体どうなるんだ・・・

    64 = 1 :

    芳佳「うぅ……ぅ……」

    サーニャ「芳佳ちゃん……芳佳ちゃん……」

    芳佳「あ……え……?」

    サーニャ「しっかりして、芳佳ちゃん」

    芳佳「うぅん……」モミモミ

    サーニャ「あぁっ……芳佳ちゃん、どこさわって……」

    芳佳「これは……サーニャちゃんだ……」

    サーニャ「大丈夫?」

    芳佳「う、うん……。どうなったの?」

    サーニャ「落ちちゃったみたい」

    芳佳「えぇぇ!? 他のみんなは!?」

    サーニャ「今、シャーリーさんが連絡をとってくれているけど」

    シャーリー「バルクホルーン。おうとうしろー。バルクホルーン」

    バルクホルン『――シャーリー!! どこだ!!』

    シャーリー「分かったら苦労しないって。そっちはどうなんだ?」

    65 = 1 :

    エイラ「サーニャぁ!! サーニャぁ!!!」

    リーネ「よしかちゃーん!!! よしかちゃーん!!! 返事してー!!」

    ルッキーニ「うえぇぇぇん!!! シャーリーがしんだぁぁぁ!!!」

    シャーリー『勝手に殺すな!!!』

    ルッキーニ「あ、シャーリーっ♪」

    バルクホルン「怪我はないのか?」

    シャーリー『ああ。宮藤もサーニャも問題ない』

    バルクホルン「お前は?」

    シャーリー『なんともない』

    バルクホルン「非常事態発生だな。少佐たちにも来てもらうぞ」

    シャーリー『仕方ないか。呼んでくれるか?』

    バルクホルン「既に呼んである。しばらくそこで待っていろ』

    シャーリー『これ、監督責任だよなぁ』

    バルクホルン「当然だ」

    シャーリー『はぁ……』

    66 = 1 :

    シャーリー「だそうだ」

    芳佳「はぁ……。良かったですね」

    シャーリー「悪かったな。巻き込んで」

    サーニャ「そんな……」

    芳佳「シャーリーさんは何も悪くないですよ!!」

    シャーリー「そういってくれるだけで、少し楽になるよ」

    芳佳「あ。シャーリーさん。向こうになにかありますよ」

    シャーリー「え?」

    サーニャ「何か、光がもれてる……」

    シャーリー「本当だな」

    芳佳「行ってみますか?」

    シャーリー「いや、待つように言われてるからな。ちょっとだけ我慢だ」

    芳佳「そうですね」

    サーニャ「……」

    シャーリー「助けがくるまで暇だなぁ」

    68 = 1 :

    サーニャ「私が余計なことをしたから……」

    芳佳「そんなことないよ!!」

    サーニャ「でも……」

    シャーリー「サーニャ、気にするな。あれはバルクホルンが煽ったみたいなものだし」

    サーニャ「そうですか……?」

    シャーリー「ルッキーニがバルクホルンの傍にいたら、ルッキーニが押してたって」

    芳佳「私も押しちゃってたかも」

    サーニャ「……ありがとうございます」

    シャーリー「しかし、怪我がなくて本当に良かったな。どちらか一人にかすり傷でもあったら、あたしは殺されてた」

    芳佳「そんな!! いくら坂本さんやミーナ中佐でもそこまではしませんよ!!」

    シャーリー「いや、違う違う。バルクホルンとエイラにさ。バルクホルンは宮藤の担当官だし、エイラはサーニャ愛に満ちてるからな」

    サーニャ「……否定、できません」

    芳佳「えぇぇ!?」

    バルクホルン『――シャーリー。応答しろ』

    シャーリー「どうした? もう来たのか?」

    69 = 18 :

    ふむ

    70 = 1 :

    バルクホン『崩落の影響で洞窟の入り口がふさがってしまっている。これではミーナたちもすぐには救助に来ることができない』

    シャーリー「なに?」

    バルクホルン『力ずくで破壊してもいいが、それをすれば洞窟全体がどうなるか分からないからな』

    シャーリー「当たり前だ。で、どうする?」

    バルクホルン『とりあえず、他に出口がないか探ってみようと思う』

    シャーリー「分かった。それじゃあ、あたしたちも探すことにするよ」

    バルクホルン『やめろ。お前たちは救助される側だぞ。無闇に動くな』

    シャーリー「そんなのバルクホルンだって同じだろ」

    バルクホルン『そうだが……』

    シャーリー「心配するな。こっちにはサーニャと宮藤がいるからな」

    バルクホルン『無茶だけはするな。いいな?』

    シャーリー「了解」

    芳佳「シャ、シャーリーさん」ギュッ

    サーニャ「私たち、どうなるんですか?」ギュッ

    シャーリー「ここで待っていても救助はこないから、ちょっと探検してみるか。行くぞ、二人とも」

    71 = 1 :

    海岸

    美緒「困ったな」

    ミーナ「そうね」

    ペリーヌ「宮藤さん!! リーネさん!! ルッキーニさん!! エイラさん!! サーニャさん!!」ドンドン!!!

    エーリカ「ペリーヌ、岩を叩いてもどうにもならないし、声は届かないって。インカム使わないと」

    ペリーヌ「ですが……!!」

    エーリカ「ここは私の魔法で……」ゴォォォ

    美緒「ハルトマン。冗談でもやめろ」

    エーリカ「はぁーい」

    ミーナ「どこかに別の入り口はないかしら……」

    美緒「そうだな……」

    ペリーヌ「そ、そうですわ!! 少佐!! 先日、わたくしが宝探しで入った洞窟がありますわ!!」

    エーリカ「あぁ、あそこか。こっちと繋がってるのか?」

    ペリーヌ「行ってみないとわかりません!! 少佐、どうでしょうか!?」

    美緒「そちらの可能性に賭けてみるか。よし、急ぐぞ」

    72 = 24 :

    エーリカ風が流れてる場所とかわからんもんかね

    73 = 44 :

    お姉ちゃんとお母さんの共同作業

    74 = 1 :

    洞窟内

    サーニャ「……」ギュゥゥ

    シャーリー「光のあるほうに行ってみれば、案外外に繋がってたりしてな」

    芳佳「だといいんですけど……」ギュゥゥ

    シャーリー「宮藤もサーニャも、そんなに怖がらなくてもいいだろう?」

    サーニャ「おばけが……いるかもしれません……」

    芳佳「ネウロイ以外の……怪獣が……」

    シャーリー「いるわけないだろ」

    サーニャ「うぅ」ギュゥゥ

    シャーリー「よしよし。好きなだけしがみ付いていいよ」ナデナデ

    芳佳「シャーリーさん。光が強くなってきましたよ」

    シャーリー「あたしが様子を見てくる。二人は待っていてくれ」

    芳佳「き、気をつけてください」

    サーニャ「早く戻ってきてください」

    シャーリー「きっと、この角を曲がった先に出口が――」

    75 = 1 :

    祭壇の間

    シャーリー「――宮藤ー、サーニャ。安全だから、こっちこいよー」

    芳佳「シャーリーさん!! 出口ですか!?」テテテッ

    サーニャ「……」テテテッ

    シャーリー「いや。なにかの魔法で明るくなっているだけで、出口はなさそうだな」

    サーニャ「そうですか……」

    芳佳「ここ、なんですか?」

    シャーリー「何かの祭壇だろうな。儀式とかで使ってたんじゃないか?」

    サーニャ「儀式?」

    シャーリー「恐ろしい化け物に生贄とかささげていたとかさ。よくあるだろ」

    サーニャ「……」ギュッ

    芳佳「シャーリーさん、でましょう!! なんだが、怖いです!!」

    シャーリー「はいはい。でも、調べてみるか。隠し扉があるかもしれないし」

    サーニャ「わ、わかりました」ギュゥゥ

    シャーリー「できれば手分けして探したいんだけど……。いや、一緒に探すか」

    77 :

    僕も芳佳ちゃんとサーニャちゃんに頼りにされたいです

    78 = 1 :

    シャーリー「うーん……。周囲の壁に怪しいところはないか」ペタペタ

    サーニャ「……」オロオロ

    シャーリー「どうした?」

    サーニャ「また崩れるようなことがあったら、嫌ですから。あまり、触りたくないんです」

    シャーリー「あははは。それじゃあ、そこで見ててくれ。何かトラップが襲い掛かってきたらあたしを助けてくれ」

    サーニャ「わかりました」

    シャーリー「うーん……」ペタペタ

    サーニャ「あれ、芳佳ちゃんは……?」キョロキョロ

    芳佳「シャーリーさーん!! サーニャちゃーん!!」

    シャーリー「どうした、宮藤?」

    芳佳「この祭壇のところー!! なにか書いてまーす!!!」

    サーニャ「芳佳ちゃん、そこにはあまり近づかないほうが……」

    シャーリー「宮藤!! ちょっと待て!!」

    芳佳「えーと……なんて読むのかな……? うーん……掠れててよくわからない……」ピッ

    シャーリー「宮藤!!」

    79 = 18 :

    僕はお姉ちゃんに頼りたいです

    80 :

    シャーリーやろ!!

    82 = 1 :

    洞窟内

    エイラ「おわぁ!!」

    リーネ「きゃっ!! ど、どうしたんですか!?」

    エイラ「……死神のカードが出た」

    バルクホルン「エイラ。こんなときにやめろ。士気に関わる」

    エイラ「でも、サーニャが心配で」

    ルッキーニ「あたしもぉ……シャーリー……」

    リーネ「わ、私だって……芳佳ちゃんのことが……ぐすっ……」

    エイラ「サーニャぁぁ……どこだぁぁ……」

    ルッキーニ「シャーリぃぃ……」

    リーネ「よしかちゃーん!!」

    バルクホルン「お前たち。いつでもシャーリーたちとは連絡が取れるんだ。心配は――」

    「――宮藤ぃ!!! みやふじぃ!!」

    バルクホルン「この声は……!!」

    ルッキーニ「シャーリーだぁ!!! シャーリー!!!」テテテテッ

    83 = 80 :

    スト魔女スレが多くて最近幸せ

    84 = 1 :

    バルクホルン「だが、どこからだ……?」

    リーネ「バルクホルン大尉!! 向こうに光が見えますよ!!」

    バルクホルン「あっちか」

    エイラ「いそぐぞ!! いそぐんだぁ!! こっちにサーニャがいるんだ!!」

    ルッキーニ「シャーリー!! どこー!?」

    シャーリー「――あぁ!! お前ら!! どうやってここまで!?」

    バルクホルン「進める道をただひたすら歩いてきただけだ」

    シャーリー「そ、そうか……。道は、他にもあったのか……」

    バルクホルン「どうした?」

    エイラ「サーニャは!? なぁ、サーニャは!?」

    サーニャ「……エイラ」

    エイラ「サーニャ!! 三千光年ぶりだなぁ!!!」ギュッ

    サーニャ「……」

    エイラ「サーニャ……? 私と再会できたのに嬉しくないのか?」

    リーネ「あ、あれ? あ、あの、芳佳ちゃんは……?」

    86 = 1 :

    祭壇の間

    リーネ「芳佳ちゃん!! 芳佳ちゃん!!」ユサユサ

    芳佳「……」

    ルッキーニ「芳佳ぁ? どうしたの? こんなところで寝てたら風邪ひくぞー」

    エイラ「宮藤、おい。起きろ。外へ出るぞ。ほら」ユサユサ

    芳佳「……」

    サーニャ「芳佳ちゃん……目を覚まさないの……」

    リーネ「え……?」

    バルクホルン「シャーリー? 宮藤はどうなっている?」

    シャーリー「わからないんだ。淡い光に包まれたと思ったら、そのまま意識を失って……」

    バルクホルン「お前がついていながら、どういうことだ!!!」グイッ

    シャーリー「ぐっ……わ、わるい……あたしの責任だ……」

    バルクホルン「シャーリー……!!!」

    エイラ「おい!! ケンカすんなぁー!!」

    ルッキーニ「よしかぁー……おきてー……」

    87 :

    おいこれやべぇよ・・・

    88 :

    寝てるふりだろ?...え?

    89 = 1 :

    リーネ「どうしよう……どうしたら……」

    ルッキーニ「前みたいな、昔のウィッチの呪いかなぁ?」

    エイラ「宮藤!! 目を覚ませ!! こらぁ!!」

    サーニャ「よ、芳佳ちゃん……」

    バルクホルン「……原因は魔法なのか?」

    シャーリー「だから、分からないって」

    バルクホルン「ならば探せ!! 私たちが来るまで何をしていたんだ!!」

    シャーリー「すまん……」

    バルクホルン「もういい。とにかく宮藤を運びだすぞ」

    リーネ「ま、まってください!!」

    バルクホルン「なんだ?」

    リーネ「も、もし、何かの魔法なら、どうなるかわかりません!! 動かした途端に芳佳ちゃんがし、死んじゃうかも……」

    バルクホルン「くっ……」

    エイラ「一応、脈はあるな。完全に眠ってるだけだ」

    ルッキーニ「それじゃあ、ほっぺた抓ればなんとかなるかもぉ」グニッー

    90 :

    そうか!キスだ!

    91 :

    何かおっきくてやわらかいものを!!

    92 = 1 :

    リーネ「ルッキーニちゃん……」

    ルッキーニ「ほりゃほりゃー」グニッグニッ

    芳佳「……」

    エイラ「ダメダナ。眉ひとつ動かない」

    サーニャ「そんな……」

    バルクホルン「シャーリー!! どうするつもりだ!!」

    シャーリー「……」

    バルクホルン「お前が探検の許可を出さなければ……こんなことには……!!!」

    シャーリー「……」

    ルッキーニ「や、やめて!!」

    シャーリー「ルッキーニ……」

    ルッキーニ「シャーリーはあたしの我侭を聞いてくれただけなんだから!! 怒られるのはあたしのほう!!」

    バルクホルン「ルッキーニ少尉の担当官はシャーリーだ。責任はシャーリーにもある」

    シャーリー「言われなくても分かってるさ、それぐらい。責任をとって宮藤が目を覚ますならどんな処分でも受けてやる。でも、それじゃあ解決しないだろ?」

    バルクホルン「……そうだな。とにかく、宮藤が昏睡してしまった原因を探すしかあるまい」

    93 = 1 :

    芳佳「……」

    リーネ「芳佳ちゃん……芳佳ちゃん……やだよ……こんなお別れなんて……わたし……」

    エイラ「リーネ。やめろよ」

    ルッキーニ「エイラが死神のカード出すから……」

    エイラ「ルッキーニもやめろよぉ!!」

    バルクホルン「宮藤はこの祭壇を調べていたんだな?」

    シャーリー「ああ。そうだ」

    サーニャ「シャーリーさん。そういえば芳佳ちゃんが何かを見つけたって言ってませんでしたか?」

    シャーリー「あぁ!! そうだ!! 宮藤は何か読もうとしてたんだ。その直後に……」

    バルクホルン「眠ってしまったのか。ならば、そこに何か手がかりがありそうだな」

    シャーリー「探そう!! みんなも探してくれ!!」

    ルッキーニ「うんっ!!」

    リーネ「うぅぅ……よしかちゃん……」

    エイラ「リーネ。お前も探せって」

    バルクホルン「宮藤……必ず救ってやるからな……」

    94 :

    読んでるぞ
    だから支援する、当然だろ?

    95 = 1 :

    ルッキーニ「――おりょ? シャーリー!! ここになにか書いてるよー!!」

    シャーリー「ホントか!?」

    バルクホルン「でかしたぞ!! ルッキーニ少尉!! 流石、ロマーニャの軍人だ!!!」

    エイラ「で、なんて書いてんだ?」

    シャーリー「これ、何語だ……?」

    サーニャ「ラテン語……みたいです」

    バルクホルン「読めるか?」

    サーニャ「なんとか。でも、掠れていてところどころ読めません」

    バルクホルン「構わない。分かるところだけでいい」

    サーニャ「はい」

    サーニャ「――この祭壇に……魔女は永久の……につくことに……。魔女の茨を解くには魔女の……を捧げよ」

    サーニャ「……そう書いています」

    シャーリー「どう思う?」

    バルクホルン「文章を埋めるなら『この祭壇に触れた魔女は永久の眠りにつくことになる。魔女の茨を解くには魔女の力を捧げよ』といったところか?」

    エイラ「力ってなんだ? 魔法力のことか?」

    96 = 85 :

    なんかこういう時のトゥルーデってウザいよな
    正論述べで批判する前に対策を考えようとはしないのかってなる
    お仕置きしたくなる 輪姦そう

    97 = 1 :

    サーニャ「必ずにもそれが正解とは限らないけど……」

    バルクホルン「やってみるか」

    リーネ「どうすればいいですか?」

    バルクホルン「リーネ……」

    リーネ「私に……やらせてください」

    ルッキーニ「でもでも、どうやって魔法力を芳佳にあげるの?」

    シャーリー「問題はそこだよな……」

    リーネ「芳佳ちゃん!! 待ってて!!! 今すぐになんとかするからね!!」パァァ

    バルクホルン「リーネ。傍でお前が魔法を使っても意味はないだろう」

    リーネ「だったら、どうしたら……」

    シャーリー「魔法力は渡せない。となると、違うものを捧げないといけないのかもな」

    エイラ「違うものって?」

    シャーリー「考えられるのは……生贄とかかな」

    サーニャ「……!」

    シャーリー「捧げるのは魔女の命かもしれない」

    98 = 18 :

    お姉ちゃんの純けt

    99 = 1 :

    エイラ「おいおい。まぁ、祭壇だしなぁ……」

    バルクホルン「シャーリー……」

    シャーリー「……可能性としては一番近いだろ?」

    リーネ「ここで死ねば芳佳ちゃんが助かる……!! ――んぐっ!!」

    エイラ「こらぁ!! リーネ!! 息とめたって死ねないってぇ!!」

    サーニャ「やめて」オロオロ

    リーネ「うぐぐぐぐ……!!」

    ルッキーニ「リーネ!! しんじゃやだぁー!! ――コチョコチョコチョ」

    リーネ「んぐぅ!? あはははは!! や、やめてぇ!! ルッキーニちゃん!!」

    バルクホルン「馬鹿な真似はよせ。リーネ」

    リーネ「で、でも……」

    バルクホルン「確証が欲しいな。他にも文字が刻まれていないか、探してみよう」

    シャーリー「ああ」

    バルクホルン(だが、もしそうなら……私が……)

    シャーリー(宮藤はあたしが救う……)

    100 = 1 :

    洞窟内

    エーリカ「結構、奥まで来たなぁ」

    美緒「時々、エイラやリーネの叫び声は聞こえるな。かなり近づいているのだろう」

    ミーナ「このまま道が繋がっていればいいのだけれど」

    ペリーヌ「宮藤さーん!! リーネさーん!! 聞こえましたら返事をー!!!」

    エーリカ「ペリーヌサーン」

    ペリーヌ「宮藤さん!? 宮藤さんですわね!? 声がしましたわ!!!」

    美緒「ハルトマン。悪趣味なことはやめろ」

    エーリカ「いや、ペリーヌがあまりにも可哀相だから勇気付けてあげようとおもって……」

    ペリーヌ「ハ、ハルトマン中尉!! 余計なお世話です!!!」

    ミーナ「そろそろ連絡をしてみましょうか」

    美緒「そうだな」

    ミーナ「バルクホルン大尉、シャーリー大尉。応答してください。サーニャさん、宮藤さん。ルッキーニさん、エイラさん」

    美緒「ダメか?」

    ミーナ「ええ。繋がらないわ。どうしたのかしら」


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