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    元スレ菫「あの時の君は、もっと手強かったがな」

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    51 = 7 :

    (どうしよう……思わず逃げてきちゃったけど……)

    「体育会女子ラクロス部でーす!2時からグラウンドで体験会やりまーす!履修案内もするよー!」

    (履修については、確かに先輩とかに聞きたい……でも、これ一度行ったらいろいろと断れなくなっちゃいそうだよね……)

    「漫研です、大学会館2階でやってます。履修相談も――」

    (あ、そうだ。どこもやってるみたいなんだから、麻雀部の人に聞けばいいんだ。じゃあ何にせよ麻雀部のところに……)


    (……麻雀部って、どこでやってるのかわからない)


    (どうしよう……部のホームページとかも、活動場所は書いてなかったし……)


    「ラクロス部でーす!みんなおいでー!」

    「漫研でーす。よろしくでーす」


    「………ゴクリ」

    53 = 7 :

    「はい、ここね。中の階段からいけると思う。部屋の近くに行けば、誰か呼び込みがいると思うから」

    「はい、あの、ありがとうございました……」

    「いえいえ~」



    (怖かった……どちらかというと怖くなさそうな漫研の人に訊いてみたけど、それでも怖かった……なんか○ョナサンに入ってデ○ーズの場所訊くみたいで……)


    (……大学会館本館の、3階の大部屋。そこが麻雀部の活動場所らしい)


    (1階は大学生協だから、この建物に来ることは多くなるのかな)


    「……うう、緊張する…………」


    『宥さんの麻雀は、どこに行っても絶対に認めてもらえますよ』


    (………ふう、よし!)



    (松実宥、麻雀部にお邪魔します!)

    54 = 5 :

    宥姉は天使

    55 = 37 :

    おねーちゃんしえん

    56 = 7 :

    先輩「いらっしゃい、新入生の子だよね?名前訊いてもいい?」

    「あっ、はい。松実、っていいます……」

    先輩「マツミさんね、ちょうど空いてる卓もあるし、相手探してくるから、ちょっとだけ待っててね」

    「はい……」


    (大部屋っていうだけあって、凄く広い……卓もたくさんある。それに、人もいっぱい。立って見回ってるのは、上級生の人かな)


    (新入生の割合はわからないけど、ざっと見た感じ、この部屋に40人はいる……いつも部室には5人で雀卓も一個だったから、凄く不思議……)


    先輩「――お待たせ。面子揃えたから、こっちで打と」

    「はい、わかりました……」


    先輩(………この子絶対見たことあるわー。この厚着、マツミ、マツミ………多分、インハイの有名選手)


    先輩(宮永照以外は今年わりと流し見だったから、多分1年の子に聞いたほうが早いかなー)


    (相手はこの先輩と、あとの二人は多分新入生かな……というか、この部屋に入ってからいっそう目線を感じるよ………やっぱり、こんな厚着してるの変だよね……)


    「「「「よろしくお願いします」」」」

    59 = 7 :

    先輩(起家か……このマツミさんが所謂ビッグネームなんだったら、お手並み拝見といきたいところだね)

    (いつも通り打とう。いつも通り――大丈夫、知らない相手と打つぐらい、いくらでも大会でやってきたこと)

    先輩(あくまでこれは新勧活動。普通に談笑しながら打ってるとこだってあるけど……多分、今現在はここが一番真剣に打ってる)

    (不安なのは、2つ。回転率を上げるためらしいけど、この東風戦っていうのには正直私は慣れてない。それから――)

    先輩(単に会話が無いっていうわけじゃない。賽を振って始まった途端に、明らかにマツミさんの放つ空気が変わった……インハイ選手であることは間違いないかも)

    「……」

    先輩「ロン。11600」

    「……!はい……」

    先輩(――何にしたって、容赦はしない。ウチの部のレベルを正しく知ってもらうためにも、これは部全体の方針でもある)

    (6巡目で、ダマの11600なんて――)

    先輩(インハイ特化の選手なら、東風は多分不慣れでしょ………慌てちゃうかな?)



    (――よかったあ。接待麻雀とかされちゃったら、どうしようかと思ってたよ)

    60 = 24 :

    宥姉大活躍期待

    テルテルはプロ入り?

    61 = 37 :

    おねーちゃんカッコイイ

    62 = 7 :

    (結局、今日は東風戦を4回やって、順位は1-1-2-1。ちゃんと自分の力が出し切れた感じがする………阿知賀の皆のおかげかな)

    部長「お疲れ様、松実さん」

    「あ……お、お疲れ様、です……」

    部長「しかし驚いたわー。強い1年がいるぞーって聞いて見てみたら貴女みたいな人がいるんですもの………ごめんね?このおバカさんがすぐ気づけなくて」

    先輩「なはは……面目ない」

    「い、いえ……全然、大丈夫です………」

    部長「まあ、『ワタクシこそがあの松実宥でございまーす』なんて言いづらいでしょうし、正確に思い出せるまでは訊く側も怖いんだけどね」

    先輩「凄かったんですよ。最初の東風戦終わった後に同卓してた子が意を決するように『松実、宥さんですよね!?』って言ったら部屋全体が『どよっ……』みたいな」

    部長「ふうん……。ねえ、松実さん」

    「は、はい……」

    部長「もしも答えにくいことだったら、答えないでいいんだけど……どうして、ウチに来たのかしら」

    先輩「うん、私も聞きたかった。ていうか、今日ここにいた全員が気になってたよー」

    部長「インハイベスト4メンバー、最優秀次鋒賞……1部リーグの大学でも推薦で入れるだろうし、高卒プロですら狙える位置だもの」

    「……実家が、旅館をやってるんです。ちゃんと大学をでたら、すぐそっちに就職するので………」

    64 = 24 :

    あ、ハンカチ王子の立ち位置だ……

    65 = 7 :

    部長「家業を継ぐってことね、なるほど。……ところで、松実さん。この後新歓飲みやるんだけど……」

    先輩「もちろん新入生はタダ!どう?」

    「えっと……そういうのは、ちょっと、ごめんなさい……」

    部長「そう、わかったわ。じゃあ、アドレスだけ教えてもらえる?これからの予定とかも送ってあげたいし」

    「はい、わかりました……」

    部長「……よし、完了。それじゃ、次の活動は明後日だから。それ以外にも食事会とか、ちょっとしたイベントもやると思うから、おって連絡するわね」

    先輩「で、本入部は5月の10日!それまでに決めといてね!」

    「はい」

    部長「じゃあ今日はこの辺で。気をつけて帰ってね」

    「はい、ありがとうございました」

    先輩「お疲れさーん」

    67 :

    部長あたりは戒能世代なんだろうか

    68 = 7 :

    『あ、あの……松実、宥さんですよね!?』

    『やっぱり!絶対そうだと思った!』

    『えっ松実宥?あの?』

    『うわー道理で強いと……』

    『えっと……次、空いてる?打ってくれない?』

    『うわ、挑んどる!勇者やなー』

    『はいはい怖がっちゃってるでしょーが。そこまでにしなさーい』



    (……予想してなかったわけじゃない。けど、いざああやって押しかけられると、やっぱりびっくりしちゃった)


    (取材のときもだったけど………あんな風に注目されると、自分が達成したことの凄さっていうか、価値を実感する)


    (受け入れてもらえるって意味ではよかったけど、プレッシャーもすごくて………あ)


    (履修、見てもらうの忘れてた………)

    69 :

    大学編いいぞ~

    70 = 24 :

    大学無双やっとる間に、プロとの差がががががが…………

    71 :

    カイエン松実

    72 :

    じ、実家継ぐし問題ないし……

    73 = 7 :

    ――5月10日 大学会館3階 麻雀部練習場


    部長「――というわけで、今年の新入部員は君たち8人。これで我ら麻雀部は31人になりました。………改めて、ようこそ。歓迎するわ」

    「「「「はい!」」」」

    部長「皆新歓期から顔を出してくれてた子たちだから、ある程度分かってるとは思うけど、ウチの立ち居地について、軽く話すわね」

    (8人………部長さんの話だと、今は4年が5人、3年が9人、2年が8人らしい。例年通りの人数、ってことなのかな)

    部長「私たちが所属するのは、インカレ2部……例年はこの中におけるベスト8、あるいはベスト4を目標にしているわ」

    (ベスト8、ベスト4……言い換えればインカレ2部の準決勝、あるいは決勝への進出。ただベスト8も過去数回、ベスト4はまだ達成されたことがなくて、悲願って言われてる)

    部長「これから新しく発進するにあたって、目標として悲願のベスト4を掲げたい……ところなんだけど、それはやめようと思うの」

    「………」

    部長「――今年のメンバーなら、2部優勝が狙える。私は、そう思ってる」

    「―――!」

    ザワッ……

    (視線が、集まってるのを感じる。気のせいじゃない。……奇体、されてるってことなのかな、もしかして)

    部長「対外戦も多く取り入れるわ。場合によっては実業団やプロを呼ぶことも考えてる。まずは夏に向けて、この30人でスタートしましょう」

    74 = 5 :

    31人って少ないな

    75 :

    ほんとにプレイ人口60億人かよ

    76 :

    宥姉をいじめるのはやめてさしあげろ

    78 :

    「――ツモ。2000、3900の一本場」

    「……っあー!だめだ勝てないー!」

    先輩「捲くられちゃったか……あれ、これもしかしてランキング抜かれたかな?ねーぶちょーあ痛っ」

    「部長は対局中だ、バカ。それに5月程度のランクなんて気にしてもしょうがないってわかってんだろうが」

    先輩「うー、ごめんなさい……」

    部長「ロン、6400。終わりね……あら、もうこんな時間。じゃあ活動のほうは締めましょうか。全員集合っ!」

    「はいっ」



    部長「――話は以上。今日の分の牌譜はここに置いてあるから、最後記録だった人も一緒にしといて。気になる牌姿や状況があった人は、他の人呼んで検討しておくこと」

    先輩「あいっ!」

    部長「じゃあ何か連絡ある人は……いないみたいね。それじゃ、お疲れ様でしたー」

    「「「「お疲れ様でしたー」」」

    「――あの、部長!今日私たちが同卓したときの、南3なんですけど……」

    部長「ああ、これね。こういうのは3面張残しばっかり考えないで……」

    先輩「活動後飲みやるよー。お店取るよー。行く人手ー挙げてー」

    79 :

    80 :

    オーラス、ロン6400…うっ頭が

    81 :

    ??「6400?」ガクガク

    82 = 78 :

    「あの……それじゃあ私はこの辺で……」

    部長「ん、お疲れ様……ねえ、松実さん」

    「はい?」

    部長「たまにはちょっとぐらい残って、検討やってってもいいのよ?貴女の意見が聞きたいって人だって、結構いるでしょうし……」

    「……おうちの人が、心配しちゃうので」

    部長「………そう。まあ、無理にとは言わないけど……」

    「………失礼、します」



    「ただいまー」

    「おかえりなさいお姉ちゃん。ご飯にする?お風呂にする?それとも、お・も・」

    「先にシャワー浴びちゃおうかな……」

    「うう、お姉ちゃんがつめたい……大人だあ。大学生の対応だあ……」

    「……大学生、かあ」

    「今更だよ、お姉ちゃん……どう?順調?」

    「………うん」

    83 :

    うるさいのが来たよ~~

    84 = 76 :

    鬱展開だけはやめてけろ

    85 = 78 :

    (順調な大学生活っていうのを送れてると思う。……少なくとも、今のところは)


    (麻雀部の戦績も、このままいけばレギュラーには入れる。授業だって、1回だけ1限の授業を寝坊しちゃったけど、あとはちゃんと出て講義聴いてるし)


    (生活全体のリズムが安定してきたから、会計とか、自分のお勉強も始めようかな……)


    『たまにはちょっとぐらい残って、検討やってってもいいのよ?貴女の意見が聞きたいって人だって、結構いるでしょうし……』


    (検討、かあ………)


    (『赤い牌が集まる』なんて、言って変に思われちゃったらどうしよう。よしんば理解してもらえたとしても)


    (私自身はもうそれを前提に打ってるから、他の人の参考になる意見なんて……)

    86 = 79 :

    87 = 78 :

    ――6月 某日 新子家 憧の部屋


    穏乃「んんー」

    「ふー……」

    「ほえぇ~~」

    「お待たせ、飲み物……ちょっと、何よこのだらけきった空気は」

    穏乃「だって~こんななんも無い休日久しぶりじゃんか~んんん~」

    「人のベッドの上でゴロゴロすんなっ」

    「……開放的なのは、同意……」

    「このところ、練習試合がない休日でも何かしら話し合ってたもんねえ」

    穏乃「新しい牌と自動卓、いつ来るんだっけ~」

    「明日もう届くはず。部費の追加申請が通ったその5分後にケータイから発注したんだもの」

    「……正直、追加が通るのは難しいと思ってた。お疲れ様、憧」

    「これで、もうちょっとは楽になるといいねえ」

    88 :

    そういや宥が抜けたら新しく入るのは誰になるんだろう

    89 = 78 :

    穏乃「それにしても、赤土さんと宥さんが抜けた代わりに、20人も1年生が来るなんて……」

    「4人の状態からどのくらい増えるかなっていうのを漠然と楽しみにしてただけだったから、色々てんてこまいになっちゃったよね……」

    「私は晩成高校に視察に行って、大人数の部活が普段どうやってるかを見て」

    「お父さんの同業者の方に連絡して、出来る限り切り詰めた合宿の日程と費用を出して」

    「多めに出てたはずの部費も合宿差し引いても全然足りない計算になっちゃったから、部費の途中追加申請書なんて過去にもないような書類作って」

    穏乃「晩成に比べて用具も運営のノウハウも足りないままどんなふうに練習するか、一生懸命考えた」

    「……部費が通ったなら、ひととおり今年の見通しが済んだってこと。あとは前みたいに、ひたすら練習するだけ……」

    「対外戦が減っちゃったのは、残念だったけどね……」

    「しょーがないじゃない。追加分ありきでもカツカツだもの……部員も雀卓も増えれば部内での回りやすさは段違いになるわよ。おあいこだと思いましょ」

    穏乃「記録のつけ方はもう全員覚えたしね!あとはあの練習サイクルの中で、自分の個性を皆に見つけてもらおう!」

    「それから、もう仕事は少なくなったんだから、もっと1年とコミュニケーションをとるべき」

    「私たち4人で閉鎖的になって、1年生がなんとなくくっついてるだけって状況にはなっちゃ駄目だよね」

    「あ、あとしず。あんた強打するクセいい加減直しなさい。オーラスの逆転手とかほぼやってるじゃない」

    穏乃「うっ……。ご、ごめんなさい……」

    「後輩が真似するし、破損とか故障とかしたら一大事よ?もうそんなお金残ってないんだから……」

    90 = 81 :

    さすがアコチャー有能やな

    91 = 78 :

    「……憧を会計にしといてよかったと、常々思…」

    「あ、会計といえば……お姉ちゃん、最近会計のお勉強始めたみたいだよ」

    穏乃「へえ、宥さんすごいなー。頑張ってるって感じがする」

    「大学の授業と、麻雀部と、自分の勉強かー……なんか、あの宥姉がねえって思うわ」

    「お姉ちゃんはやれば出来る人なのです!」

    「あんたそう言って高校生になるまで甘やかしてたんでしょーが……」

    「実際、大したモチベーションだと思……」

    「まあ、ね。……玄は、宥姉から麻雀部の話とかいろいろ聞いたりしてる?」

    「うん。お姉ちゃん、このままの成績でいけば夏にはレギュラーになれそうだって」

    穏乃「おおー……流石」

    「あの能力は、気づきにくいし対応もし辛……」

    「対応はそりゃそーだけど、気づくかどうかなんてのは問題じゃ………」


    (―――ん?)

    92 = 78 :

    (………まさか。いや、ありえる。すっごくありえる!)

    穏乃「………憧……?」

    「………ねえ、玄。正直に答えて欲しいんだけど」

    「え、な、何……?」

    「宥姉から部活の話聞くって言ったわよね……。それ、どんな内容?」

    「それは、普通に……どのくらい打って、順位はどうで、みたいな……」

    「宥姉が自分の能力について話したって話は?」

    「えっと、特には……たぶん、話してない、ような」

    「うん。私もそう思うわ。話してたら多分言う。それに手の内あかした1年生がこんな時期にレギュラー確信してるのもおかしい。対応を恐れてないってことだもの」

    「……憧、どうしたの」

    「まだわからない?じゃあ部活の知り合いとこんな話をして楽しかったとか、遊びに行ったとか、一緒に帰ったとかは?これも部活の話のうちよ」

    「それは……聞いたことない、けど、言ってないだけかも――」

    「―――同期でも先輩でもいいわ。部活の話の中で、ほんのちょっとでも特定の個人についての話が出てきたことは、ある?」

    94 :

    これだけで宥姉の危機に気づいちゃうとかアコチャー有能すぎる

    95 :

    アコチャーは無能力を頭でカバーしてるからね
    あれ?こっちのが主人公みたいじゃね?

    96 = 78 :

    「それ、は………」


    穏乃「………」


    「………」


    「どうなの?」







    「………無い。一回も、ないよ。お姉ちゃんが麻雀を打った。いっぱい勝てた。……麻雀部の話は、いつもそれだけ」

    97 :

    ぼっちだよー

    98 :

    多分新歓で一目見てニワカは相手にならんと麻雀部を後にしたニワカ先輩が助けてくれる

    99 = 78 :

    「ありがとうございまし……わぁっ」

    「――ありがとうございましたっ!」

    部長「こら、大きな音立てない。………松実さん、ちょっと来てもらえる?」

    「はい……」




    (別室……会議とか、資料集めとか、正式対局に使う部屋、らしい)

    部長「ごめんね松実さん。別に説教とかの類じゃないから、身構えなくたっていいわよ」

    「はあ……」

    部長「実はね、改めて貴女の高校時代の資料を見せてもらったの。本当に素晴らしい実績ね」

    「あ、ありがとうございます……」

    部長「試合単位で牌譜を見せてもらったから、去年の阿知賀女子のほかの子達の牌譜も見れたんだけど……妹さん、随分ドラが寄ってくるのね。羨ましいわ」

    「……!」

    部長「特定の牌が寄る、特定の役でよく和了る……近頃の麻雀界にはそういった特徴を持つ選手が跋扈してる。このぐらい目立つと、私でも気づけた」

    「……そう、ですね……」

    部長「こういうの、貴女にもあるんじゃない?プロファイリングから粗方の検討はついてるわ。でも、貴女の口から正解を聞きたい……部全体のためよ。教えてもらえない?」

    100 = 76 :

    ここまで菫さん出番なし


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