私的良スレ書庫
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元スレ苗木「ボクは…………セレスさんが好きなんだ」 セレス「!?」
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苗木妹「流石アイドルだねー、声援すっごいよ」
戦刃「でも、舞園さんは全然動揺してないよ。慣れてるんだね」
♪~♪~
舞園「な~んて、その顔見たかっただけ~♪」ニコニコ
苗木妹「……ねぇ、明らかにずっとお兄ちゃんの方向いて歌ってたよね?」
苗木「そう……かな? もしかしてお前のほうじゃないの?」
戦刃「やっぱり可愛いなぁ、舞園さん……」
舞園「みんなーありがとー!! 大好きだよ!!!!!」
ワーワー!!!
「俺も好きだああああああああああああああああああ!!!!!!」
苗木「……また聞こえたな」
苗木妹「ねぇねぇ、今完全にお兄ちゃんの方向いてたってば」
戦刃「でも、舞園さんは全然動揺してないよ。慣れてるんだね」
♪~♪~
舞園「な~んて、その顔見たかっただけ~♪」ニコニコ
苗木妹「……ねぇ、明らかにずっとお兄ちゃんの方向いて歌ってたよね?」
苗木「そう……かな? もしかしてお前のほうじゃないの?」
戦刃「やっぱり可愛いなぁ、舞園さん……」
舞園「みんなーありがとー!! 大好きだよ!!!!!」
ワーワー!!!
「俺も好きだああああああああああああああああああ!!!!!!」
苗木「……また聞こえたな」
苗木妹「ねぇねぇ、今完全にお兄ちゃんの方向いてたってば」
………
……
…
舞園「どうでしたどうでした!?」
苗木妹「みなさんホント良かったです!!!」
戦刃「うん、凄かったよ! 私も歌とかも頑張ってみようかなぁ……」
霧切「ありがとう。それで苗木君」ジッ
苗木「えっ?」
セレス「忘れたのですか? あなたが私達三人誰が一番良かったのか決めるのですよ」
苗木「……やっぱり決めなくちゃダメ?」
「「…………」」
苗木「あ、はい、そうだよね。うーん……」
苗木「セレスさん…………かな」
セレス「っ!!///」
舞園「……そうですか」
苗木「あ、いや、舞園さんも霧切さんも凄く良かったよ!!
でもなんていうか、直感みたいなもので……ほら、ボクは別に音楽に詳しいわけでもないし……」
霧切「構わないわ、それがあなたの答えというのなら。ここは素直に負けを認めましょう」
舞園「くっ……私の歌が負けるなんて……!!」
苗木「いや、だからあくまでボクの感覚だから、他の人は」
舞園「苗木君の感覚で負けたっていうのは私の中では大きすぎますよ……」ショボン
苗木妹「……ふふ、それじゃあお兄ちゃんは後夜祭はセレスさんと一緒なんだね?」ニヤニヤ
セレス「あっ……そ、その、わたくし…………!!///」
セレス(本当にわたくしが……苗木君と二人きり……!?)
霧切「仕方ないわね、ルールはルールよ」
舞園「……言っておきますけど、くれぐれも一線は守ってくださいね」ジロ
セレス「な、何を言っているのですか!!」
戦刃「うぅ……私は盾子ちゃんと居ようかな……」
苗木「……セ、セレスさんと一緒かぁ。なんだか緊張するな」ハハ
舞園「……そうですか」
苗木「あ、いや、舞園さんも霧切さんも凄く良かったよ!!
でもなんていうか、直感みたいなもので……ほら、ボクは別に音楽に詳しいわけでもないし……」
霧切「構わないわ、それがあなたの答えというのなら。ここは素直に負けを認めましょう」
舞園「くっ……私の歌が負けるなんて……!!」
苗木「いや、だからあくまでボクの感覚だから、他の人は」
舞園「苗木君の感覚で負けたっていうのは私の中では大きすぎますよ……」ショボン
苗木妹「……ふふ、それじゃあお兄ちゃんは後夜祭はセレスさんと一緒なんだね?」ニヤニヤ
セレス「あっ……そ、その、わたくし…………!!///」
セレス(本当にわたくしが……苗木君と二人きり……!?)
霧切「仕方ないわね、ルールはルールよ」
舞園「……言っておきますけど、くれぐれも一線は守ってくださいね」ジロ
セレス「な、何を言っているのですか!!」
戦刃「うぅ……私は盾子ちゃんと居ようかな……」
苗木「……セ、セレスさんと一緒かぁ。なんだか緊張するな」ハハ
【後夜祭】
澪田「まだまだ騒ぎ足りないっすよねえええええ!?」
「「うおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」
セレス「あの方、一体何十曲歌っているのでしょう」
苗木「うん……やっぱり超高校級の軽音部だし体力もあるんじゃないかな」
セレス「…………」
苗木「…………」
セレス(な……何か話さないと…………!! いえ、なぜわたくしがこんな気を使わなければいけないのですか!!)
苗木「えーと……他の所にも行ってみる? 外でキャンプファイヤーもやってるみたいだし」
セレス「は、はい……」
ギュッ
セレス「!?///」カァァ
苗木「えっと……ほら、人が多いしはぐれないように……///」
セレス「……そ、そうですわよね。はぐれたら大変ですものね///」ギュッ
桑田「おっ、苗木に…………ほう」ニヤニヤ
葉隠「随分と仲良さげだべ」ニヤニヤ
セレス「っ!!」バッ
苗木「わっ!!」
桑田「あっはっは、照れてんな!! いいじゃねえか手繋いでてもさ!! .……くっそ、それも舞園ちゃんと」ブツブツ
セレス「な……何を言っているのか分かりませんわね……///」
葉隠「相変わらず素直じゃねえべ! そんじゃ、お邪魔虫は去るとすっか!」
スタスタ……
苗木「……あー、ごめんね。変な誤解されると困るよね」
セレス「えっ!? あ、いえ、そんな……事は……!!」
苗木「大丈夫大丈夫、無理しないでって。それに手を繋がなくてもお互いよく見てれば何とか……」
セレス「……そ、そうですわよね。はぐれたら大変ですものね///」ギュッ
桑田「おっ、苗木に…………ほう」ニヤニヤ
葉隠「随分と仲良さげだべ」ニヤニヤ
セレス「っ!!」バッ
苗木「わっ!!」
桑田「あっはっは、照れてんな!! いいじゃねえか手繋いでてもさ!! .……くっそ、それも舞園ちゃんと」ブツブツ
セレス「な……何を言っているのか分かりませんわね……///」
葉隠「相変わらず素直じゃねえべ! そんじゃ、お邪魔虫は去るとすっか!」
スタスタ……
苗木「……あー、ごめんね。変な誤解されると困るよね」
セレス「えっ!? あ、いえ、そんな……事は……!!」
苗木「大丈夫大丈夫、無理しないでって。それに手を繋がなくてもお互いよく見てれば何とか……」
ギュッ
苗木「……セレスさん?」
セレス「そ、それよりもやはり手を繋いだ方が確実でしょう。わたくしは噂など気にしませんわ……///」モジモジ
苗木「そっか……うん、分かった。セレスさんが良いっていうなら」ニコ
セレス(苗木君の手……暖かい……)
苗木「でも……考えてみればそうだよね」
セレス「はい?」
苗木「いや、セレスさんがボクと噂をたてられただけで動揺するはずないなって。鼻で笑い飛ばすのがセレスさんらしいや」
セレス「なっ……い、いえ、そんな事は!!」
苗木「えっ、そうなの? じゃあやっぱり無理を……」
セレス「そ、そうでもなく!! ……………もういいではありませんか!!」グイッ
苗木「わっ、そ、そんな引っ張らないでよ!!」
セレス(わたくし……こうして苗木君と手を繋げる事を喜んでいる……? そ、そんな……まさか……苗木君ごときに……)
【校庭】
ジェノ「白夜様ああああああああああああ!!!!!」ドドドドドド
十神「おい来るな!!!!!」
苗木「……なんか十神クンがジェノサイダーに追いかけられてるね」
セレス「まったく、いつも騒がしいですわねあの二人は」
苗木「十神クンの方は被害者な感じだけどね…………他の人達はフォークダンスか……」
セレス「ま、まぁ、キャンプファイヤーといえば定番ですわ」チラ
苗木「ボク達も踊る?」ニコ
セレス「っ……な、苗木君がどうしてもというのであれば考えてあげなくもないですわ」プイッ
苗木「それじゃ、お願いします」スッ
セレス「……はい」ギュッ
………
……
…
♪~♪~
セレス「ふふ、ぎこちないですが足を踏まないだけ我慢してあげましょう」ニコ
苗木「あ、ありがと……」
セレス(苗木君、こんなにも一生懸命になって…………まったく、わたくしもどうしてしまったのでしょう)
セレス(こんな平凡な方とダンスなんて……それに、曲だってわたくしの趣味には全然合わないのに……)
セレス(……いつまでもこの曲続いて、終わってほしくない。そう思っていますわ)
苗木「何ていうかさ、セレスさんは本当に凄い人だよ」
セレス「今更ですか? そんな事はとっくに知っているものだと思っていましたが」
苗木「うん、もちろんそうなんだけどさ……話していく内に身近に感じるようにもなったんだ。でもやっぱり、セレスさんって遠い人なんだと思う」
セレス「……えっ?」
苗木「もちろんギャンブルの腕もそうだよ。ただもちろんそれだけじゃない。今日の歌だってそうだしね。
それに、セレスさんは今の場所に満足しないで、ただひたすら夢に向かって歩いていく強さもある」
セレス「……と、当然ですわ」
苗木「だから、こうしてセレスさんと踊れるなんて光栄な事なんだと思う。本来はボクはキミの隣に立てるような人間じゃないから……」
セレス「そんな事ありませんわ!!!」
苗木「え?」
セレス「別にそこまで距離を感じる事はありません!! わたくし宇都宮出身ですし、餃子が大好きですし、本名も安広多恵子ですし!!」
苗木「あの……セレスさん?」
セレス「……はっ!!」
セレス(急に何を言っているんですのわたくしは……!! なぜ自分からこんな事を……!!!)
苗木「……でもさ、今日だけはその、隣に立ってもいいかな?」
セレス「か、構いませんわ……どうぞご勝手に……」
苗木「うん、ありがとう」ニコ
セレス「///」カァァ
セレス(わけが……わかりませんわ……)
それに、セレスさんは今の場所に満足しないで、ただひたすら夢に向かって歩いていく強さもある」
セレス「……と、当然ですわ」
苗木「だから、こうしてセレスさんと踊れるなんて光栄な事なんだと思う。本来はボクはキミの隣に立てるような人間じゃないから……」
セレス「そんな事ありませんわ!!!」
苗木「え?」
セレス「別にそこまで距離を感じる事はありません!! わたくし宇都宮出身ですし、餃子が大好きですし、本名も安広多恵子ですし!!」
苗木「あの……セレスさん?」
セレス「……はっ!!」
セレス(急に何を言っているんですのわたくしは……!! なぜ自分からこんな事を……!!!)
苗木「……でもさ、今日だけはその、隣に立ってもいいかな?」
セレス「か、構いませんわ……どうぞご勝手に……」
苗木「うん、ありがとう」ニコ
セレス「///」カァァ
セレス(わけが……わかりませんわ……)
【ある日 教室】
ザワザワ……
「まさか江ノ島がな……」
「戦刃がいなかったらマジやばかったぜ」
「にしてもテレビ見ろよこれ」
『世界的に“絶望”を名乗る集団が暴動を……』
セレス「……はぁ」
セレス(何やら物騒な事になっていますが、わたくしはそれよりも苗木君が相変わらず何もアクションを起こさない事の方が気になりますわ)ジッ
苗木「それで戦刃さんは!?」
霧切「どうやら、江ノ島さんを追うつもりらしいわよ」
舞園「やっぱり姉妹……だからなんでしょうね」
セレス(……あんまりのんびりしていると、他の男性の元へ行ってしまいますわよ)プイッ
【放課後】
セレス「ふぅ……今日の稼ぎはまぁまぁですわね。これでまた夢に一歩」ニコ
セレス(ですが、もう遅くなってしまいましたわね。最近は物騒ですし、真っ直ぐ帰っ)
苗木「戦刃さん!!」
セレス「っ!!」ビクッ
セレス(……な、なぜわたくしは隠れているのでしょう)
戦刃「……苗木君?」
苗木「本当に……行くの?」
戦刃「うん。盾子ちゃんは私がちゃんと絶望させてあげなくちゃいけないから」
苗木「それならボクも」
戦刃「ダメ。ごめんね、ハッキリ言うと足手まといになる」
苗木「……あはは、うん、そうだよね。分かってたよ」
セレス(なっ……なぜ戦刃さんと一緒になどと言っているのですか!? あなたはわたくしの事が好きではないのですか!?)
苗木「……それじゃあさ、ボク強くなるから。いつかきっと、絶望にも立ち向かえるように」
戦刃「ふふ……うん、苗木君ならきっと大丈夫……」ニコ
苗木「それと約束してほしいんだ。無事でいてくれるって。ボクはキミに傷ついてほしくない」
戦刃「私は超高校級の軍人だよ? 今まで傷一つ負った事なんかないよ」
苗木「それでもだよ。何が起こるか分からないし」スッ
戦刃「……分かった、約束するよ」ギュッ
セレス(何なんですかあの会話……あれではまるで……まるで……)
セレス(それに、わたくしはどうしてこんなにも……!!)ズキズキ
戦刃「ねぇ、苗木君。最後に一つ聞いてほしい事があるの」
苗木「最後なら聞かないよ」
戦刃「あはは、じゃあ行く前に」
苗木「うん、なに?」
戦刃「苗木君、大好きだよ」
苗木「…………」
戦刃「……え、えっと、今のは友達としてとか、そういう事じゃなくてね///」
苗木「わ、分かってるって……流石に……///」
戦刃「そっか……そうだよね……!!」
苗木「…………」
セレス「…………」ブルブル
セレス(ま、まさか……受け入れたりはしませんよね……? 苗木……君……?)
苗木「ごめん、ボクには好きな人がいるんだ」
戦刃「…………そっか」
苗木「もちろん戦刃さんの気持ちはすごく嬉しい。でも」
戦刃「ふふ、大丈夫、何となく分かっていたから。相手もね。私、苗木君の事ずっと見ていたから」ニコ
苗木「そっか……ありがとう」
戦刃「こちらこそありがとう。あなたに会えて良かった」
苗木「ちょっと待った。そういう今生の別れみたいなのやめようよ」
戦刃「あっ……そうだね。じゃあ……」
戦刃「またね!」ニコ
スタスタ……
苗木「……うん。また」
セレス「…………」
セレス(何を……心の底からほっとしていますの……そんなに苗木君が誰かと恋人同士になるのが嫌……なのですか?)
セレス(そんな、それではまるで……わたくし…………っ!!)
セレス「だからありえません!!!!!」ガンッ!!!
苗木「うわっ!! セ、セレスさん!?」
戦刃「こちらこそありがとう。あなたに会えて良かった」
苗木「ちょっと待った。そういう今生の別れみたいなのやめようよ」
戦刃「あっ……そうだね。じゃあ……」
戦刃「またね!」ニコ
スタスタ……
苗木「……うん。また」
セレス「…………」
セレス(何を……心の底からほっとしていますの……そんなに苗木君が誰かと恋人同士になるのが嫌……なのですか?)
セレス(そんな、それではまるで……わたくし…………っ!!)
セレス「だからありえません!!!!!」ガンッ!!!
苗木「うわっ!! セ、セレスさん!?」
セレス「あ」
苗木「い、いつからそこに!? もしかして聞いてた!?」
セレス「……べ、別に盗み聞きするつもりはありませんでしたわ。ただ、出て行くタイミングがなくて……」オロオロ
苗木「ちなみに……どこから聞いた?」
セレス「『戦刃さん!!』から」
苗木「全部じゃないか!! うぅ……そ、そっか……」
セレス「心配しなくても、他人に言いふらすような事はしませんわ」
苗木「それは……うん、助かるけど……」
セレス「…………」
セレス(あぁ、もう!! 面倒くさい!!!)
セレス「一つ条件をつけましょうか」
苗木「条件?」
セレス「えぇ。今の話は他言しませんが、その代わり教えていただけます?」
セレス「あなたの想い人を」
苗木「…………」
セレス「もちろん、その想い人の事も他言はいたしませんわ」
セレス(さぁ……言ってしまいなさい!! 大体、好きなら好きとすぐ言ったらどうです!!)
苗木「……分かった」
セレス(あ、そうですわ! もしここで告白されたら何て答えればいいのでしょう!?)
セレス(う、受け入れる……? いえ、別にわたくしは苗木君の事なんて!! で、でも断るのも……何だか……)
苗木「それなら、今のことは口止めしないよ」
セレス「…………はい?」
苗木「ボクの好きな人の事は言えない。だから、さっきの戦刃さんの事は口止めしない……って事だよ」
セレス「なっ……ど、どうして言えないのですか!!」
苗木「ごめん、それも言えない」
セレス「っ!!」
セレス(どういう事ですか!? 今がチャンスでしょう!! 告白すればいいではないですか!!!)
苗木「……それじゃ、もう帰ろうか。最近は物騒だしさ」
セレス「え……あ……」
セレス(も、もしかして…………苗木君の好きな人というのは…………)
セレス(わたくしではない?)
苗木「セレスさん?」
セレス「…………」
セレス(そう……ですわ。結局直接聞いたのは、放課後の教室に男子が集まっていたあの時だけ。
あの言葉が真実であるという保証などどこにもない……霧切さん達の言葉だってそうですわ……それなのに、わたくしは簡単に信じて……!!)
苗木「ど、どうしたの? 気分が悪いなら」
セレス「…………ふふっ」
苗木「えっ?」
セレス「何をショックを受けているのです……むしろ厄介事が片付いて良かったではないですか……」ブツブツ
苗木「何を――」
セレス「いえ、何でもありませんわ。それと先程の条件ですが、ほんの冗談です。元々戦刃さんの事を他言する気などありませんわ」ニコ
苗木「ホ、ホント!?」
セレス「えぇ、あれはただ苗木君の想い人を聞き出そうとしただけですので」
苗木「そっか……いや、セレスさんには敵わないな、あはは……」グデッ
セレス「…………」
セレス(それほど言いたくないのですか……やはり大切な人なんでしょうね。でも……それなら)
ギュッ
苗木「……え?」
セレス「最近は物騒でしょう? 男子としてこのくらいは当たり前では?」
苗木「あ、いや、もちろん送るけどさ……手を繋ぐ必要は……」
セレス「嫌……なのですか?」ウルッ
苗木「ッ!! そ、そんな事はないよ!!」アセアセ
セレス「……ふふ」ニコ
セレス(苗木君はナイト候補であることは確かですわ……こんな人畜無害な下僕を逃してなるものですか!)
セレス(…………決して他意はありません)
セレス「えぇ、あれはただ苗木君の想い人を聞き出そうとしただけですので」
苗木「そっか……いや、セレスさんには敵わないな、あはは……」グデッ
セレス「…………」
セレス(それほど言いたくないのですか……やはり大切な人なんでしょうね。でも……それなら)
ギュッ
苗木「……え?」
セレス「最近は物騒でしょう? 男子としてこのくらいは当たり前では?」
苗木「あ、いや、もちろん送るけどさ……手を繋ぐ必要は……」
セレス「嫌……なのですか?」ウルッ
苗木「ッ!! そ、そんな事はないよ!!」アセアセ
セレス「……ふふ」ニコ
セレス(苗木君はナイト候補であることは確かですわ……こんな人畜無害な下僕を逃してなるものですか!)
セレス(…………決して他意はありません)
………
……
…
セレス(それから江ノ島さんと戦刃さんが居なくなった寂しさが何日か教室を漂っていましたが、段々と薄れていきました)
セレス(みなさんそれぞれ、絶望とやらに立ち向かう覚悟を決めたようですわ。わたくしは興味ありませんが)
セレス(他にも未来機関とかいう絶望に対向する組織もできたみたいですわね。希望ヶ峰学園のOBを中心に構成されているようですわ)
セレス(…………それよりも)
【教室】
苗木「霧切さん、今度の事件もついて行っていいかな!?」
霧切「えぇ構わないけど……どうしたの、最近はやけに熱心ね」
苗木「うん、まぁね! それよりどうだった前の事件のボクの推理は!!」
霧切「悪くはなかったけど……詰めが甘かったわね。証拠がないなんて」
苗木「うっ……」
>>348
日向が回収してったぞ
日向が回収してったぞ
【ある日】
舞園「苗木君、今日もドラマの演技練習付き合ってくれますか?」ニコ
苗木「うん、もちろん!」
桑田「あ、ずりーぞ苗木!! なぁなぁ舞園ちゃん、俺は!?」
舞園「結構です」ニコ
桑田「……あぽ」
舞園「それにしても、苗木君は演技力もついてきたと思います。それに、他人の顔色から考えている事を読み取る事も上手くなりました」
苗木「まぁ観察眼の方は霧切さんから散々鍛えろって言われてるからね……」
桑田「そういやオメー、最近は俺に女の子の情報とか聞いてくるようになってきたよな」
舞園「えっ、本当ですか苗木君!?」
苗木「ち、ちがっ……そういう事じゃなくて情報収集能力を」
桑田「ははははは、素直になれって! 結局苗木も男って事だろ!」ニヤニヤ
舞園「そ、そんなに女の子に興味あるなら私に……」ブツブツ
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