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元スレ芳佳「十一人の怒れる魔女」
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坂本「………集まったな。発表する。」
ペリーヌ「……。」
芳佳「……。」
ミーナ「賛成1票。反対8票。 …議会をつづけます。」
ペリーヌ「なっ…。」
芳佳「!」
ペリーヌ「なんですのこれは!?」
シャーリー「すまんペリーヌ。ちょっとな。」
バルク「ああ、この議会の一番の目的は『真実にたどり着くこと』…だからまだまだ議会を終わらせる訳にはいかない。」
シャーリー「こうなったら一日かかってでも、真相を暴いてやろうじゃん。」
バルク「見えてきたものも多い。だけど、まだまだ見えない部分も多い。」
エイラ「こうなったら、前日から考察してみようじゃないカ。」
リーネ「きっとあるはずです。真実がどこかに。」
ペリーヌ「…もう、ヤケクソじゃないの皆。 好きにしなさい…!」
⑪
芳佳「すみませんみなさん…。さっきはカッとなってしまってあんなことを…。」
坂本「宮藤。それは後にしろ。今は議会に集中だ。」
芳佳「はい…!」
リーネ「とりあえず、事件前日の夜からスタートです!」
シャーリー「少佐。食糧倉庫は確認したか?」
坂本「ああ! しっかりとじゃがいもは18個あった! そしてスープに使うため4個わたしが取った!」
シャーリー「鍵はしっかりかけたか?」
坂本「もちろんだ! 信じてくれ!」
ミーナ「私はその日料理当番だったわ。美緒が持ってきてくれた4個のじゃがいもを確かに、受け取った。」
シャーリー「そして料理完成! その間食糧倉庫に近づいた者は?」
エイラ「誰もいないナ。」
芳佳「すみませんみなさん…。さっきはカッとなってしまってあんなことを…。」
坂本「宮藤。それは後にしろ。今は議会に集中だ。」
芳佳「はい…!」
リーネ「とりあえず、事件前日の夜からスタートです!」
シャーリー「少佐。食糧倉庫は確認したか?」
坂本「ああ! しっかりとじゃがいもは18個あった! そしてスープに使うため4個わたしが取った!」
シャーリー「鍵はしっかりかけたか?」
坂本「もちろんだ! 信じてくれ!」
ミーナ「私はその日料理当番だったわ。美緒が持ってきてくれた4個のじゃがいもを確かに、受け取った。」
シャーリー「そして料理完成! その間食糧倉庫に近づいた者は?」
エイラ「誰もいないナ。」
ペリーヌみたいなのも必要だよな
原作でも頑なに賛成入れ続けたやつがいたから、全ての謎が解けてすっきり終わったんだし
原作でも頑なに賛成入れ続けたやつがいたから、全ての謎が解けてすっきり終わったんだし
サーニャ「その日は、晩ご飯の時間まで皆でラジオを聞いていたわ。」
シャーリー「そうだったな!」
バルク「そして晩御飯の後は?」
リーネ「私と芳佳ちゃんは、次の日の当番だったので早めに寝ました。食べ終わってすぐだったと思います。」
バルク「私は部屋に籠ってトレーニングをしていたな。…信じるな?」
ミーナ「ええ、あなたが訓練を怠らないのは、皆知っているわ。」
坂本「私はそのまま寝た。翌日の訓練のためだ。私がバテていては示しがつかない。」
ミーナ「ええ。私はシャーリーさんとルッキーニさんを叱っていたわ。30分ほどかしら。その日の飛行訓練であまりにもふたりはふざけていたわよね?」
シャーリー「は、はい…。あたしはずっと叱られていたよ。それが終わったらルッキーニとふたりで倒れるように寝た。」
エイラ「サーニャはその後、いつもどおり偵察に行った。帰ってきたのは夜中だけど、窓から私の部屋に転がりこんできた。」
ペリーヌ「私は少佐と食後のティータイムを楽しもうと思ってお茶の用意をしていましたの。…でも、すでに少佐は寝ていらっしゃった。」
シャーリー「まだ見えてこないか…。よし当日の朝にいってみよう。」
・
・
・
シャーリー「最初に起きてきたのは確か…宮藤とリーネ! だったな?」
リーネ「は、はい。」
シャーリー「じゃあ早速始めてくれ。」
芳佳「『おはよ~。』」
リーネ「『おはよ~芳佳ちゃん。』」
芳佳「えっと…『さっそく食糧倉庫に行って今日の献立考えようよ。』だったっけ?」
リーネ「うん。確か。」
シャーリー「よし、倉庫の扉が開くぞ…。ここが一番大事だ。」
・
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シャーリー「最初に起きてきたのは確か…宮藤とリーネ! だったな?」
リーネ「は、はい。」
シャーリー「じゃあ早速始めてくれ。」
芳佳「『おはよ~。』」
リーネ「『おはよ~芳佳ちゃん。』」
芳佳「えっと…『さっそく食糧倉庫に行って今日の献立考えようよ。』だったっけ?」
リーネ「うん。確か。」
シャーリー「よし、倉庫の扉が開くぞ…。ここが一番大事だ。」
芳佳「えっと、まず扉を開けて…『うわ!この箱みて! じゃがいもいっぱい! みてみてリーネちゃん!』」
リーネ「『うわ~本当だ~。昨日スープに使ったのにまだこんなに残ってるんだ。』」
芳佳「『でもさ、2日連続でじゃがいも料理は皆飽きるよね。』」
リーネ「えっと…。『うん、じゃあ今日はじゃがいも使わないでおこうか。他には何か材料はあるの? 芳佳ちゃん。』」
芳佳「『え~っと他にはね……。うわッ! この箱も見てよリーネちゃん! ほら…ほうれん草がいっぱい腐ってる…!』」
リーネ「『うわっ…これはもう破棄するしかないよ芳佳ちゃん。 はやく蓋をして。』」
芳佳「『ごめんごめん。 えっとあとは…。うわっ うわわわわ!!! がさー がさー。』」
リーネ「『芳佳ちゃん!大丈夫!?』」
シャーリー「ん? 何が起こったんだ?」
リーネ「雑にしまってあったから、棚が崩れてきたんです。それを芳佳ちゃんが必死に抑えて…。」
シャーリー「なるほど、続けて。」
芳佳「『リーネちゃん! 先にほうれん草だけ玄関口に持って行って! 今日支給が来るから、そのほうれん草持って行ってもらおうよ!』」
リーネ「『えっと、どの箱だったけ~!?』」
芳佳「『一番右においてある箱だよ! それを』」
シャーリー「ちょっとまて!!!! そこでストップ!!!!」
芳佳「!?」
リーネ「なんですか急に。」
シャーリー「…………………なるほど…。」
シャーリー「みえたああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
リーネ
芳佳
坂本
ミーナ
バルク 「!?」
ペリーヌ
エイラ
サーニャ
シャーリー「それだ…それだよ! リーネ、宮藤にそう言われてどの箱を持って行った?」
リーネ「えっと…"右"だからここらへんにあった箱を。」
シャーリー「宮藤、お前は材料を元の場所に戻すことで精一杯だったんだな?」
芳佳「『は、はい!』」
シャーリー「…宮藤、リーネの方を見てみろ。」
芳佳「えっ? ……ああっ!!!!!」
リーネ「どうしたの?芳佳ちゃん…。」
芳佳「リーネちゃん…。」
リーネ「えっと…"右"だからここらへんにあった箱を。」
シャーリー「宮藤、お前は材料を元の場所に戻すことで精一杯だったんだな?」
芳佳「『は、はい!』」
シャーリー「…宮藤、リーネの方を見てみろ。」
芳佳「えっ? ……ああっ!!!!!」
リーネ「どうしたの?芳佳ちゃん…。」
芳佳「リーネちゃん…。」
リーネ「な…何?」
芳佳「そっちは左だよ……。じゃがいもの箱だよそれは……。」
リーネ「えっ!? でも"右"って言うから、芳佳ちゃんから見るとこっちでしょ?」
芳佳「………………リーネちゃんの方から見て言ったつもりだよ…。」
リーネ「そ、そうだったんだ………。」
シャーリー「………決まりだな。」
・
・
・
リーネ「……………すみませんでした皆さん……。」
芳佳「わたしの方こそ、すみませんでした………。」
⑫
坂本「リーネ、宮藤。しっかりお互いに箱の中身を確認した上で行動しろ。」
芳佳「はい…すみませんでした。」
リーネ「ご迷惑をお掛けしました…………。」
ペリーヌ「それにしても、まったく人騒がせですこと! 私達の一日を返して欲しいですわ!」
シャーリー「でも、何があってもわたしは賛成ですわ~! とかなんとか、行ってたのは誰だっけ~?」
ペリーヌ「それは…その…。」
坂本「でも、まさかハルトマンが起きた時点で、既にじゃがいもが無くなっていたってオチとはな。」
芳佳「本当に…すみません…」
リーネ「………。」
坂本「まあ元気出せふたりとも! 解決して何よりじゃないか! わっはっは!」
ミーナ「ええ、二人のおかげで、真実に辿りつけたのよ。本当に感謝しているわ。」
バルク「…………私はハルトマンに謝らないといけないな……。」
ガチャ……
ルッキーニ「ただいまぁ~。」
シャーリー「おお、やっと帰ってきたかルッキーニ。喜べ、ルッキーニの大嫌いな議会は、今丁度終わったところだ。」
ハルトマン「そう……。それは残念だよ……。」
バルク「!?」
芳佳「は、ハルトマンさん!?」
ミーナ「フラウ! 一体どうしたの!?」
坂本「顔が真っ赤で…、目もうつろだぞ…。」
ハルトマン「ごめん皆…。無理してるって知られたくなくてさ…。頑張って訓練だけは参加しようとしたけど…。」
バルク「お前…。」
ハルトマン「………やっぱり無理だった…!」
ミーナ「大変…! 今すぐ救護室へ!」
坂本「リーネ! 宮藤! ハルトマンを連れていけ! 今すぐにだ!」
芳佳&リーネ「はい!!!」
バルク「まっ…待て!ハルトマン!」
バルク「お前…どうして今まで黙ってたんだ…!」
ハルトマン「…だってさ…私がしっかりしないと………トゥルーデもしっかりできないでしょ…?」
バルク「なッ!?」
ハルトマン「トゥルーデの前だけでは…元気に振る舞おうと思ってさ…。でもやっぱり無理しすぎたみたい……。」
ハルトマン「そしたら…じゃがいもが無くなってどうのこうのって…。私…3日間部屋から一切出るなって言われてさ…。」
ハルトマン「そのまま受け入れちゃったよ…。何が何だかよくわからないけど、これでトゥルーデに…こんな姿を見せないで済むって思って…。」
バルク「ハルトマン…! いいんだ…! リーネ、宮藤、留めてしまってすまない……はやく救護室で診てもらえ…。」
ハルトマン「優しいな…トゥルーデは…。」
バルク「すまない…ハルトマン…!」
・
・
・
芳佳「今救護室のベッドで安静にして寝ています。」
リーネ「3日ほどゆっくりしていれば、回復するだろうって言ってました。」
坂本「そうか…それは良かった。」
バルク「……。」
ミーナ「……さて! 議会を再会するわよ皆!」
シャーリー「えっ!?」
ルッキーニ「えええええ~!? まだ終わってないの~?」
ミーナ「忘れちゃったのかしら。"ハルトマン中尉に3日間の自室待機処分"に賛成か反対かを決めることが目的でしょ?」
坂本「そうか、それを決めないと終われないんだったな。」
シャーリー「ま、結果はわかってるけどな!」
ペリーヌ「どこかの誰かさんのせいで、こんなに簡単な議論が長引いてしまいましたわ!」
芳佳「すみません…。」
リーネ「ごめんなさい……。」
坂本「わっはっは! もう謝るな! ふたりとも、もう結論は出ているんだろう?」
芳佳&リーネ「は、はい!」
⑬
ミーナ「それでは、………えっと、もう挙手でいいかしら?」
坂本「ああ、構わん。」
ミーナ「それでは改めて…。どなたも必ず一度は挙手をお願いします。"ハルトマン中尉は3日間の自室待機。その間一切の訓練参加を禁止"。これに反対の方、手を挙げて下さい。」
ミーナ「………。」
ミーナ「……では、賛成の方、手を挙げて下さい。」
ミーナ「………。」
ミーナ「……はい。下ろしてもらって結構。 賛成10票。反対0票につき、ハルトマン中尉は3日間自室待機処分決定。 これにて議会終了いたします! ありがとうございました!」
坂本
芳佳
リーネ
シャーリー
ルッキーニ
ペリーヌ 「ありがとうございました!!!!!」
エイラ
サーニャ
バルク
3日後
バルク「ぬうううう~~!! おきろ!ハルトマン! もうお前が全快したのはわかってるんだ! 今日からお前は訓練だ! おきろおおお!」
ハルトマン「……うう…あと2時間だけぇぇぇ……。」
バルク「何が『あと2時間だけ』だ!」
ハルトマン「んんんん~。……じゃあ4時間だけぇぇぇ……。」
バルク「このおおお!!!! おおお! きいい! ろおおお!!!!」
リーネ「なんか元通りだね。」
芳佳「でも、なんだかバルクホルンさん、生き生きしてるように見えるよ。楽しそうというかなんというか。」
リーネ「うん!」
エイラ「あのつんつんメガネも相変わらずダゾ。」
バルク「ぬうううう~~!! おきろ!ハルトマン! もうお前が全快したのはわかってるんだ! 今日からお前は訓練だ! おきろおおお!」
ハルトマン「……うう…あと2時間だけぇぇぇ……。」
バルク「何が『あと2時間だけ』だ!」
ハルトマン「んんんん~。……じゃあ4時間だけぇぇぇ……。」
バルク「このおおお!!!! おおお! きいい! ろおおお!!!!」
リーネ「なんか元通りだね。」
芳佳「でも、なんだかバルクホルンさん、生き生きしてるように見えるよ。楽しそうというかなんというか。」
リーネ「うん!」
エイラ「あのつんつんメガネも相変わらずダゾ。」
ペリーヌ「少佐~。ねえ少佐~。私だけ唯一、賛成意見を変えなかったんですわよ~?」
坂本「そうだったか? まあとにかく、今日から久々に11人揃っての訓練だ! 張り切って行くぞ皆!」
ペリーヌ「ああん~少佐~。」
サーニャ「もう毎日あれ言ってる……。」
シャーリー「それにしても、あたし冴えてたよな~あの時は。」
ルッキーニ「うんうん! すっごくかっこよかったよシャーリー!」
シャーリー「そうだろぉ~。…って! ルッキーニずっと参加してなかったろ!」
ルッキーニ「ギクぅ。…実はずっと外でこっそり見てたんだよ~!」
シャーリー「なんだと~! こらー!ルッキーニィィィ!」
ルッキーニ「にゃはーー!」
リーネ「相変わらずだねあの二人も…。」
芳佳「でも、やっぱり、いつもどおりが一番だよ。」
リーネ「そうだね!」
・
・
・
ミーナ「ねえ美緒。」
坂本「なんだ?」
ミーナ「ううん、なんでもないわ。…さ、訓練を始めて。」
坂本「さあ! 訓練開始だ!」
坂本「今日は気合入れていくぞ! 私達はネウロイから世界を守る軍隊だ! そういう自覚を持て! いいな! いくぞ!」
ミーナ
芳佳
リーネ
ペリーヌ
バルク
ハルトマン 「はい!!!!!!!!」
エイラ
サーニャ
シャーリー
ルッキーニ
完
乙乙
ルッキーニ最後までいいとこなしだったな
原作の周りに流されやすい男も終盤では自分の意思で参加してたというのに
ルッキーニ最後までいいとこなしだったな
原作の周りに流されやすい男も終盤では自分の意思で参加してたというのに
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