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元スレ悪魔「ふぇぇ…死んじゃいますよぉっ」
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子供「…なんでそう、言い切れるんだよ」
悪魔「言い切れるからですよ」
子供「オレは…オレはおまえと違う。人間で、あくまじゃない…」
悪魔「ふふふ」
子供「な、なんだよ?」
悪魔「なら悪魔になればいいじゃあないですか」
子供「…はっ? なんだよなればいいって…!」
悪魔「なれますよ、絶対に。私と貴方は、とても似てますからねっ」
悪魔「自慢じゃないですけど、私。過去になら人の人生を9桁吸い取ってます」
子供「きゅっ…?!」
悪魔「大食らいの所以はそこなんです。たくさんたくさん、それもたーくさん…」
悪魔「…人の命を散らしてきました」
悪魔「だって、死にたくなかったんです。それに、なにも考えなかった」
悪魔「殺されないよう、退治されないよう、いっぱいチカラを手に入れる必要があったんです」
悪魔「言い切れるからですよ」
子供「オレは…オレはおまえと違う。人間で、あくまじゃない…」
悪魔「ふふふ」
子供「な、なんだよ?」
悪魔「なら悪魔になればいいじゃあないですか」
子供「…はっ? なんだよなればいいって…!」
悪魔「なれますよ、絶対に。私と貴方は、とても似てますからねっ」
悪魔「自慢じゃないですけど、私。過去になら人の人生を9桁吸い取ってます」
子供「きゅっ…?!」
悪魔「大食らいの所以はそこなんです。たくさんたくさん、それもたーくさん…」
悪魔「…人の命を散らしてきました」
悪魔「だって、死にたくなかったんです。それに、なにも考えなかった」
悪魔「殺されないよう、退治されないよう、いっぱいチカラを手に入れる必要があったんです」
悪魔「だから何も考えず、ただひたすらに、吸いとり続けた」
悪魔「だからあの──大地震の時はかっこうの餌場でした」
子供「えっ? おまえもそこに、居たのか?」
悪魔「居ましたよ。だけど、びっくりなことに…誰ひとり死んでなかったんですよ」
悪魔「信じられますか? あんな大地震なのに、誰ひとり死んでなかった」
悪魔「地震によっての被害は皆無。しかも、それをやってのけたのがただの人間」
悪魔「その人間は言ったんです。私に、最高の凶悪なオーラを出した全盛期の私に向かって──」
「──やべぇ! 超おっぱいでかい人がいる!!」
子供「……………」
悪魔「びっくりです。なんだと思いますよね、けれど、余裕だったんですよ」
悪魔「あの大地震で救い続ける時も、神に天罰をくだされようが」
悪魔「ずっとあの人間は前を見続けていた」
悪魔「だからあの──大地震の時はかっこうの餌場でした」
子供「えっ? おまえもそこに、居たのか?」
悪魔「居ましたよ。だけど、びっくりなことに…誰ひとり死んでなかったんですよ」
悪魔「信じられますか? あんな大地震なのに、誰ひとり死んでなかった」
悪魔「地震によっての被害は皆無。しかも、それをやってのけたのがただの人間」
悪魔「その人間は言ったんです。私に、最高の凶悪なオーラを出した全盛期の私に向かって──」
「──やべぇ! 超おっぱいでかい人がいる!!」
子供「……………」
悪魔「びっくりです。なんだと思いますよね、けれど、余裕だったんですよ」
悪魔「あの大地震で救い続ける時も、神に天罰をくだされようが」
悪魔「ずっとあの人間は前を見続けていた」
子供「…だからナニモンなんだ、そいつ」
悪魔「ただの人間ですよ。私にしてみれば、ちょっと不思議な力を持った人間です」
悪魔「まぁ結局のところですよ。私はあの人間に──強く感銘を受けました」
子供「…なんか素直に納得出来ないんだけど」
悪魔「ふふ、ですが。貴方を救ったのもきっとその人間ですよ」
子供「…!?」
悪魔「それがどうした、って私は想いますけど」
子供「……」
悪魔「とにかく。私はそこで生まれ変わろうと願いました」
悪魔「九桁も殺しておいて、好き勝手やっておいて、その全てをなかったことにしようとしました」
悪魔「…それがこの姿と、この喋り方です。今の私を見たら過去の私は激怒するでしょうね、きっと」
悪魔「ただの人間ですよ。私にしてみれば、ちょっと不思議な力を持った人間です」
悪魔「まぁ結局のところですよ。私はあの人間に──強く感銘を受けました」
子供「…なんか素直に納得出来ないんだけど」
悪魔「ふふ、ですが。貴方を救ったのもきっとその人間ですよ」
子供「…!?」
悪魔「それがどうした、って私は想いますけど」
子供「……」
悪魔「とにかく。私はそこで生まれ変わろうと願いました」
悪魔「九桁も殺しておいて、好き勝手やっておいて、その全てをなかったことにしようとしました」
悪魔「…それがこの姿と、この喋り方です。今の私を見たら過去の私は激怒するでしょうね、きっと」
悪魔「永遠に在ると思っていたチカラが消滅して、」
悪魔「ひ弱な身体へと変化し、死に絶える寸前まで落ちぶれて」
悪魔「私はそれでも、今を生きています」
悪魔「──過去を背負って、それでも、一度決めたことを曲げずに頑張って」
悪魔「──人とは餌ではない。きっとそれは、何か別の意味が存在するって」
悪魔「私は感謝したんです。その人間に、初めて他の存在に感謝したんですよ」
悪魔「ああやって、怖がるだけじゃあない。もっとたくさんの事を知って見て、生きていくべきだって」
悪魔「怖がって、生きたいために他の存在を殺し続けた私には──」
悪魔「──十分な光だったんですよ」
ポゥ…
子供「っ…」
悪魔「その光を貴方にも見せてあげたい…」
悪魔「私はそう信じています」
悪魔「ひ弱な身体へと変化し、死に絶える寸前まで落ちぶれて」
悪魔「私はそれでも、今を生きています」
悪魔「──過去を背負って、それでも、一度決めたことを曲げずに頑張って」
悪魔「──人とは餌ではない。きっとそれは、何か別の意味が存在するって」
悪魔「私は感謝したんです。その人間に、初めて他の存在に感謝したんですよ」
悪魔「ああやって、怖がるだけじゃあない。もっとたくさんの事を知って見て、生きていくべきだって」
悪魔「怖がって、生きたいために他の存在を殺し続けた私には──」
悪魔「──十分な光だったんですよ」
ポゥ…
子供「っ…」
悪魔「その光を貴方にも見せてあげたい…」
悪魔「私はそう信じています」
悪魔「怖いのはわかります、けれど」
悪魔「前を向いてください」
子供「前を…」
悪魔「自分の過去は、自分でしか取り繕えません。修復なんて無理です、でも、死んでなかったことにはならないんですよ…」
悪魔「責任を感じるのであれば、前を向いて──生きるんです…!」
子供「…生きる…っ」
悪魔「覚悟を決めるんです、この手をとれば。貴方は生まれ変わる」
子供「………」
悪魔「信じてください。自分の希望を!」
子供「っ……オレは…!」
子供「オレは……オレは! もっと、もっと…生きたいって…!」
子供「自分の中の…命の責任を…持ってやれるんだって…!」
子供「……っ!」
悪魔「前を向いてください」
子供「前を…」
悪魔「自分の過去は、自分でしか取り繕えません。修復なんて無理です、でも、死んでなかったことにはならないんですよ…」
悪魔「責任を感じるのであれば、前を向いて──生きるんです…!」
子供「…生きる…っ」
悪魔「覚悟を決めるんです、この手をとれば。貴方は生まれ変わる」
子供「………」
悪魔「信じてください。自分の希望を!」
子供「っ……オレは…!」
子供「オレは……オレは! もっと、もっと…生きたいって…!」
子供「自分の中の…命の責任を…持ってやれるんだって…!」
子供「……っ!」
悪魔「…怖いなら私も付いていきます」
ぎゅっ
悪魔「悪魔は楽しいですよ? ちゃらんぽらんに生きてみましょうよ、ね?」
子供「……」
子供「……───」
ピキン!
子供「───」
悪魔「…え? あれ?」
子供「───」
悪魔「ど、どうしたんですか!? いきなり顔色が──」
「──おお、神よ…なんてことを…」
ぎゅっ
悪魔「悪魔は楽しいですよ? ちゃらんぽらんに生きてみましょうよ、ね?」
子供「……」
子供「……───」
ピキン!
子供「───」
悪魔「…え? あれ?」
子供「───」
悪魔「ど、どうしたんですか!? いきなり顔色が──」
「──おお、神よ…なんてことを…」
悪魔「えっ…?」
天使「私はまだやれた…! なぜ手を出したのですか!?」
悪魔「天使さん…?」
天使「神よっ! 貴方は下すべきことではない! 貴方は私に任せるべきだった!」
悪魔「……」
子供「───」
悪魔「…どうしたん、ですか・・? え、ちょっと待って下さい。なにしてるんですか…?」
天使「握られた。あの子供の魂は、今。神の手のひらの中よ…」
悪魔「なにいって…えっ? それはどういう…?」
天使「なんて、こと。これじゃあ…転生も出来ない…」
悪魔「……」
天使「…落ちぶれたアンタでも安易に想像つくでしょ…神とは…」
ゴォオオオオオオ!!!
天使「──死を司る閻魔」
天使「私はまだやれた…! なぜ手を出したのですか!?」
悪魔「天使さん…?」
天使「神よっ! 貴方は下すべきことではない! 貴方は私に任せるべきだった!」
悪魔「……」
子供「───」
悪魔「…どうしたん、ですか・・? え、ちょっと待って下さい。なにしてるんですか…?」
天使「握られた。あの子供の魂は、今。神の手のひらの中よ…」
悪魔「なにいって…えっ? それはどういう…?」
天使「なんて、こと。これじゃあ…転生も出来ない…」
悪魔「……」
天使「…落ちぶれたアンタでも安易に想像つくでしょ…神とは…」
ゴォオオオオオオ!!!
天使「──死を司る閻魔」
悪魔「きゃああ!?」
天使「これじゃあ欠片も残らない…なんて、なんてことを…」
悪魔「黒い炎が──だめぇっ!!」
天使「ッ! やめなさい! アンタも一瞬でチリになるわよ!?」
悪魔「あ……ああっ……!!」
天使「っ…ここまでする必要があったのですか、神ッ…貴方はどうなされたんですか…ッ」
天使「あの大地震だって…なにもあそこまでする必要などッ…!」
ゴォオオオオオ!!!
悪魔「あ……」
悪魔(燃えていく、ダメ、あの人間は…貴方は、貴方は死なせたくない)
天使「これじゃあ欠片も残らない…なんて、なんてことを…」
悪魔「黒い炎が──だめぇっ!!」
天使「ッ! やめなさい! アンタも一瞬でチリになるわよ!?」
悪魔「あ……ああっ……!!」
天使「っ…ここまでする必要があったのですか、神ッ…貴方はどうなされたんですか…ッ」
天使「あの大地震だって…なにもあそこまでする必要などッ…!」
ゴォオオオオオ!!!
悪魔「あ……」
悪魔(燃えていく、ダメ、あの人間は…貴方は、貴方は死なせたくない)
「てか最初からもう…オレは人間じゃなくって、悪魔で生まれてくればよかったんだ」
「そうすればおまえみたいに…色々と吹っ切れて、生きる希望も見つけられたんじゃねーのかなって」
悪魔「……」
「だけどっ! それでもっ…生きたかったんだ、死にたくなかったんだよ!」
「自分は正しいって思えなくても! 間違ってるって、死んで当然だってわかってて!」
「でも! それでもっ…オレは、オレは…!」
「──なにも、しなかった……!」
悪魔「っ……!!」
「っ……オレは…!」
「オレは……オレは! もっと、もっと…生きたいって…!」
「自分の中の…命の責任を…持ってやれるんだって…!」
悪魔「ッッ……!!!」
悪魔「──いかせない、絶対にッ!!」
「そうすればおまえみたいに…色々と吹っ切れて、生きる希望も見つけられたんじゃねーのかなって」
悪魔「……」
「だけどっ! それでもっ…生きたかったんだ、死にたくなかったんだよ!」
「自分は正しいって思えなくても! 間違ってるって、死んで当然だってわかってて!」
「でも! それでもっ…オレは、オレは…!」
「──なにも、しなかった……!」
悪魔「っ……!!」
「っ……オレは…!」
「オレは……オレは! もっと、もっと…生きたいって…!」
「自分の中の…命の責任を…持ってやれるんだって…!」
悪魔「ッッ……!!!」
悪魔「──いかせない、絶対にッ!!」
悪魔「──はぁぁ……ふぅう……」
天使「…え」
ギチギチギチギチギチギチ!!!
天使「あ、あんた…なにして…」
悪魔「ッ……!」
悪魔(神様…貴方が全ての命を司る…最高のチカラの持ち主だというのなら……!)
悪魔「少しだけ我慢比べでもしません、か……ッ?」
天使「や、やめっ」
悪魔「ッ………はぁぁぁぁぁなぁぁぁぁあせぇぇぇぇぇ!!!」
ギュルギュルギュル!!
天使「…え」
ギチギチギチギチギチギチ!!!
天使「あ、あんた…なにして…」
悪魔「ッ……!」
悪魔(神様…貴方が全ての命を司る…最高のチカラの持ち主だというのなら……!)
悪魔「少しだけ我慢比べでもしません、か……ッ?」
天使「や、やめっ」
悪魔「ッ………はぁぁぁぁぁなぁぁぁぁあせぇぇぇぇぇ!!!」
ギュルギュルギュル!!
天使(こ、これって…! 白い悪魔を中心に、凄い勢いでエネルギーが…!)
悪魔「ふぐぐぐッ!!」
天使「む、無茶よ!? アンタ神からエネルギーぶん取るつもり!?」
悪魔「やってやりますよ! なにせ大食らいですよぉっ!? がっつりもらってやります!」
天使「ほんっと馬鹿ぁ! 無理に決まってるじゃない!! アンタの身体が持つはずがない! 死ぬわよっ…いや、死ぬよりももっと…!」
悪魔「ああああああああああああッ! これでもかぁああああ!!」
天使「馬鹿馬鹿!!」
悪魔「ごふぅっ!?」
天使「きゃああ!? だ、大丈夫なの!?」
悪魔「まだまだッ…ですよ、まだ満腹には程遠いですねぇ…!」
ギュルギュルギュル
悪魔(…いかせませんよ、なにが神ですかっ! 何が閻魔ですか!)
悪魔「ふぐぐぐッ!!」
天使「む、無茶よ!? アンタ神からエネルギーぶん取るつもり!?」
悪魔「やってやりますよ! なにせ大食らいですよぉっ!? がっつりもらってやります!」
天使「ほんっと馬鹿ぁ! 無理に決まってるじゃない!! アンタの身体が持つはずがない! 死ぬわよっ…いや、死ぬよりももっと…!」
悪魔「ああああああああああああッ! これでもかぁああああ!!」
天使「馬鹿馬鹿!!」
悪魔「ごふぅっ!?」
天使「きゃああ!? だ、大丈夫なの!?」
悪魔「まだまだッ…ですよ、まだ満腹には程遠いですねぇ…!」
ギュルギュルギュル
悪魔(…いかせませんよ、なにが神ですかっ! 何が閻魔ですか!)
悪魔(チカラのあったとして、それが死の対象になってたまりますか!)
悪魔「救わなければでしょう!! 神とはそのような程度なんですか!!」
悪魔「なめるなぁあああああああ!!」
ゴォオオオオオオ!!!
天使「っ……」
天使「無理よ…あんたは確かに凄いやつだけど、それは結局悪魔でのことじゃない…」
天使「神に逆らうことなんて…そんな…そんなこと無理に決まってるじゃない!!」
悪魔「っ……っ……!!」
天使「もうやめてよ!! あんたはこんなの望んじゃいないでしょ!?」
天使「生きるって言ったじゃない! こんな無駄死なんて、あんたの望んだ未来なの!?」
天使「──人間はそこまでして救わなきゃいけない存在なの!?」
悪魔「…えへへ、そうですよ?」
天使「え…」
悪魔「救わなければでしょう!! 神とはそのような程度なんですか!!」
悪魔「なめるなぁあああああああ!!」
ゴォオオオオオオ!!!
天使「っ……」
天使「無理よ…あんたは確かに凄いやつだけど、それは結局悪魔でのことじゃない…」
天使「神に逆らうことなんて…そんな…そんなこと無理に決まってるじゃない!!」
悪魔「っ……っ……!!」
天使「もうやめてよ!! あんたはこんなの望んじゃいないでしょ!?」
天使「生きるって言ったじゃない! こんな無駄死なんて、あんたの望んだ未来なの!?」
天使「──人間はそこまでして救わなきゃいけない存在なの!?」
悪魔「…えへへ、そうですよ?」
天使「え…」
悪魔「天使さん…その通りです。ここまでしなきゃダメなんですよ。きっと」
天使「なんで…」
悪魔「私はそう信じてるんです。そう思うことが、大切なんです」
悪魔「今は今ですよ。きっと、信じた先には──」
天使「だ、だめ! もうこれ以上は…!」
悪魔「──大切な〝希望〟があるんですから」
ゴォオオオオオオ!!
ギュルルルルル!!
悪魔「…生きてください、未来を見てください!」
キィン!
天使「なんで…」
悪魔「私はそう信じてるんです。そう思うことが、大切なんです」
悪魔「今は今ですよ。きっと、信じた先には──」
天使「だ、だめ! もうこれ以上は…!」
悪魔「──大切な〝希望〟があるんですから」
ゴォオオオオオオ!!
ギュルルルルル!!
悪魔「…生きてください、未来を見てください!」
キィン!
悪魔「きっっっっっっと! そこには!!」ぎゅっ
悪魔「貴方だけの光があるはずです!!!」
天使「やめ────」
ドッゴオオオオオオオオオオン!!
~~~~~
~~~
~~
~
天使「……」
「………」
天使「…はぁ」
天使「あたしが…そうね、確認できたのはここまで。後はあんたが知ってるんじゃないかしら」
「…そうですね」
悪魔「貴方だけの光があるはずです!!!」
天使「やめ────」
ドッゴオオオオオオオオオオン!!
~~~~~
~~~
~~
~
天使「……」
「………」
天使「…はぁ」
天使「あたしが…そうね、確認できたのはここまで。後はあんたが知ってるんじゃないかしら」
「…そうですね」
天使「平気? 身体に違和感とか無い?」
「大丈夫みたいですぅ。なんだか、身体がふわふわしてるぐらいで」
天使「そう、そうなの。だけど、あれね」
「なんでしょうか?」
天使「…いや、なんでもないわ」
「そう、ですか」
天使「神は、どうご覧になってるのかしらね」
「さあ、どうなんでしょうか」
天使「前代未聞よ。なんの干渉もなしに、対個人で──魂の変換させるなんて」
「……」
天使「あんたのことをなんて呼べばいいのかしら」
天使「魂が人間で。器が悪魔」
「…好きに呼んだらいいと思いますよ」
「大丈夫みたいですぅ。なんだか、身体がふわふわしてるぐらいで」
天使「そう、そうなの。だけど、あれね」
「なんでしょうか?」
天使「…いや、なんでもないわ」
「そう、ですか」
天使「神は、どうご覧になってるのかしらね」
「さあ、どうなんでしょうか」
天使「前代未聞よ。なんの干渉もなしに、対個人で──魂の変換させるなんて」
「……」
天使「あんたのことをなんて呼べばいいのかしら」
天使「魂が人間で。器が悪魔」
「…好きに呼んだらいいと思いますよ」
天使「……難しいわね」
「じゃあ悪魔でいいですよぉ。こんな口調ですし、なんでか」
天使「そうね、じゃあいつもどおり呼ばせてもらうから」
「……あいつはどうしたんですかねぇ」
天使「わからないわ。けれど、あーもう…ほんっと馬鹿」
「え?」
天使「いちいち感じるのよねッ…あんたの器から! アイツの魂の波長が!」
「…居るんですか?」
天使「知らないわよ。特殊すぎて意味不明、ほんっとちんぷんかんぷんよ」
天使「だけど、まぁ、そうね。居るんじゃないかしら、あんたの隣に」
「………」
天使「最高におせっかいね。あんた覚悟しなさいよ、いつまでもその子見守り続けるわよ」
天使「……アタシも一般だった時、どれだけ世話になったか…」ぼそっ
「じゃあ悪魔でいいですよぉ。こんな口調ですし、なんでか」
天使「そうね、じゃあいつもどおり呼ばせてもらうから」
「……あいつはどうしたんですかねぇ」
天使「わからないわ。けれど、あーもう…ほんっと馬鹿」
「え?」
天使「いちいち感じるのよねッ…あんたの器から! アイツの魂の波長が!」
「…居るんですか?」
天使「知らないわよ。特殊すぎて意味不明、ほんっとちんぷんかんぷんよ」
天使「だけど、まぁ、そうね。居るんじゃないかしら、あんたの隣に」
「………」
天使「最高におせっかいね。あんた覚悟しなさいよ、いつまでもその子見守り続けるわよ」
天使「……アタシも一般だった時、どれだけ世話になったか…」ぼそっ
「………」ぎゅっ
「わかり…ました…」
天使「っはぁ~…それじゃあもう行くわね。色々と後始末しなくちゃだし」
「……」
天使「それと、あんたこれからどうするのよ? そんな格好だけど、元の場所に戻るの?」
「……もう帰りません」
「あの場所は抱え込む過去として、今度は前に進もうと思うんですぅ」
天使「そ。辛いわよ、アイツは乗り越えられてたけど。あんたには出来るわけ?」
「えへへ。そんなのわからないですよ、だって」
「考えてもわからないですし。それに、考えても意味ないと思います」
「前に進むこと。それを信じる自分だけが……正しいんだって」
「だから───だから〝オレ〟は…」
悪魔「…生きる希望ってやつを、信じて生きてやるんですぅ!」
「わかり…ました…」
天使「っはぁ~…それじゃあもう行くわね。色々と後始末しなくちゃだし」
「……」
天使「それと、あんたこれからどうするのよ? そんな格好だけど、元の場所に戻るの?」
「……もう帰りません」
「あの場所は抱え込む過去として、今度は前に進もうと思うんですぅ」
天使「そ。辛いわよ、アイツは乗り越えられてたけど。あんたには出来るわけ?」
「えへへ。そんなのわからないですよ、だって」
「考えてもわからないですし。それに、考えても意味ないと思います」
「前に進むこと。それを信じる自分だけが……正しいんだって」
「だから───だから〝オレ〟は…」
悪魔「…生きる希望ってやつを、信じて生きてやるんですぅ!」
おわーり
ご支援ありがとう御保守ありがとう
長くてすみませんでした
あとこれは
男「青信号だな、えっ?」の続きでもあります。
気になった方は読んでみてね!
次は、神に勝った世界線でも書きたいです。
質問あったらどうぞ、なかったら落としてくださったら
それではではノシ
ご支援ありがとう御保守ありがとう
長くてすみませんでした
あとこれは
男「青信号だな、えっ?」の続きでもあります。
気になった方は読んでみてね!
次は、神に勝った世界線でも書きたいです。
質問あったらどうぞ、なかったら落としてくださったら
それではではノシ
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