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元スレ悪魔「ふぇぇ…死んじゃいますよぉっ」
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悪魔「だ、大丈夫のはずです…一般の人間には私は見えません…!」
悪魔「ちょろっと触って、ちょろっと寿命を取るだけでいいんです…そうです…そうなんですよ…!」
悪魔「い、いきますっ」
がらり
悪魔(…中も暗いですね)そろりそろり
悪魔(何処に居るんでしょうか…ベッドがありますけね、ここに寝てるとか)そっ
悪魔「い、いたっ…」
「すぅ…すぅ…」
悪魔(寝てます! ぐっすり寝てます…これなら大丈夫ですね…)
悪魔(では、さっそく寿命のほどを…)
「ううん…」ごそっ
悪魔「……っ」
悪魔「ちょろっと触って、ちょろっと寿命を取るだけでいいんです…そうです…そうなんですよ…!」
悪魔「い、いきますっ」
がらり
悪魔(…中も暗いですね)そろりそろり
悪魔(何処に居るんでしょうか…ベッドがありますけね、ここに寝てるとか)そっ
悪魔「い、いたっ…」
「すぅ…すぅ…」
悪魔(寝てます! ぐっすり寝てます…これなら大丈夫ですね…)
悪魔(では、さっそく寿命のほどを…)
「ううん…」ごそっ
悪魔「……っ」
悪魔「あわわっ」
「……すぅすぅ」
悪魔「び、びっくりさせないでくださいっ…ふぅ~」
悪魔「てっきり起きてしまったのかと───」
悪魔「──………」
「すぅ…すぅ…」
悪魔「……こんな」
悪魔「こんな、幼い人間…小学生ぐらいですか…」
悪魔「まだ生きて十何年でしょうに…」
悪魔「……っ」
悪魔「だ、だめですっ! 天使さんからのお願いなんですからっ!」
悪魔「どんなに苦しくって、辛くって、大変でも…とらなかった寿命でも…」
悪魔「……私は感謝してしまったのですから」ぐっ
「……すぅすぅ」
悪魔「び、びっくりさせないでくださいっ…ふぅ~」
悪魔「てっきり起きてしまったのかと───」
悪魔「──………」
「すぅ…すぅ…」
悪魔「……こんな」
悪魔「こんな、幼い人間…小学生ぐらいですか…」
悪魔「まだ生きて十何年でしょうに…」
悪魔「……っ」
悪魔「だ、だめですっ! 天使さんからのお願いなんですからっ!」
悪魔「どんなに苦しくって、辛くって、大変でも…とらなかった寿命でも…」
悪魔「……私は感謝してしまったのですから」ぐっ
悪魔(ううっ…! ごめんなさい…!)
「……さっきからギャーギャーうるせぇな」
悪魔「ほぇっ?」
「こんな時間に見回りかってビビってたらなんだよ。誰だ?」
子供「おまえ誰だよ。つか、どうしてここに入れたんだ」
悪魔「…えっと、あれ? もしかして…見えてます?」
子供「はぁ? みえるみえてない、って言えば見えてるけど?」
悪魔「ほっ!?」
子供「…ほ?」
悪魔「ほぎゃあ-!」
子供「うわぁっ!?」
「……さっきからギャーギャーうるせぇな」
悪魔「ほぇっ?」
「こんな時間に見回りかってビビってたらなんだよ。誰だ?」
子供「おまえ誰だよ。つか、どうしてここに入れたんだ」
悪魔「…えっと、あれ? もしかして…見えてます?」
子供「はぁ? みえるみえてない、って言えば見えてるけど?」
悪魔「ほっ!?」
子供「…ほ?」
悪魔「ほぎゃあ-!」
子供「うわぁっ!?」
悪魔「なんでですかぁー!? 見えちゃってますかぁ!?」
子供「うるせぇな! 声がでかい!」
悪魔「声も大きくなっちゃいますよぉ!? なんでなんで!?」
子供「だぁーもうっ! ちょっとだまれっ!」
~~~
悪魔「なんですかこれっ!? 美味しいですねぇっ!」
子供「…そんなオカシうまくないだろ」
悪魔「私ははじめて食べました! うゆゆ、人間はいつも美味しいものばかり食べてますよぉ…」
子供「それで、おまえ誰だよ。あたらしい医者じゃないみたいだし」
悪魔「私ですか? えへへ、なんと悪魔です!」
子供「じゃあなんだろう。もしかして見舞いとか?」
悪魔(スルーされました…っ!)
子供「うるせぇな! 声がでかい!」
悪魔「声も大きくなっちゃいますよぉ!? なんでなんで!?」
子供「だぁーもうっ! ちょっとだまれっ!」
~~~
悪魔「なんですかこれっ!? 美味しいですねぇっ!」
子供「…そんなオカシうまくないだろ」
悪魔「私ははじめて食べました! うゆゆ、人間はいつも美味しいものばかり食べてますよぉ…」
子供「それで、おまえ誰だよ。あたらしい医者じゃないみたいだし」
悪魔「私ですか? えへへ、なんと悪魔です!」
子供「じゃあなんだろう。もしかして見舞いとか?」
悪魔(スルーされました…っ!)
子供「…ま、そんなワケないか」
悪魔「聞いてくださいー! 私は悪魔なんですよっ」
子供「はいはい。わかったから」
悪魔「なんとっ! 本当ですか…?」
子供「うん。あくまね、わかったわかった」
悪魔「…なにか流してませんか?」
子供「オカシまだまだあるぞ」
悪魔「ありがとうございますっ!」
子供「……」
悪魔「おいしぃ」
~~~
悪魔「聞いてくださいー! 私は悪魔なんですよっ」
子供「はいはい。わかったから」
悪魔「なんとっ! 本当ですか…?」
子供「うん。あくまね、わかったわかった」
悪魔「…なにか流してませんか?」
子供「オカシまだまだあるぞ」
悪魔「ありがとうございますっ!」
子供「……」
悪魔「おいしぃ」
~~~
天使「…遅いわね、なにかあったのかしら」
ガサゴソ
天使「ん? やっと帰ってきた…どうだったのっ? 大丈夫? 怪我とか──」くるっ
悪魔「お菓子もらいました!」もぐもぐ
天使「──……」
悪魔「いやー良い人間だったですよぉ…ホクホクです、気分もウキウキですぅ」ぽやぽや
天使「……………」
悪魔「あ、えっ? あっ!? ち、違うんです! これには深い事情が、天使さん!? そんな怖い顔をしないでっ」
ガサゴソ
天使「ん? やっと帰ってきた…どうだったのっ? 大丈夫? 怪我とか──」くるっ
悪魔「お菓子もらいました!」もぐもぐ
天使「──……」
悪魔「いやー良い人間だったですよぉ…ホクホクです、気分もウキウキですぅ」ぽやぽや
天使「……………」
悪魔「あ、えっ? あっ!? ち、違うんです! これには深い事情が、天使さん!? そんな怖い顔をしないでっ」
~~~
天使「…吸えなかった?」
悪魔「そうなんですぅ…あの人間から寿命は取れなくて…」
天使「それは確かなの? アンタがヘマをした訳じゃなくって」
悪魔「ちゃんとやりましたよ! …お菓子をもらう時に…」
天使「…そう、まあ信じてあげなくもないわ」
悪魔「ほ、本当ですか?」
天使「ええ。あの子供だけど…ちょっと普通とは違うのよ」
悪魔「違う? あ、でも確かに私のこと見えてました…!」
天使「……」
悪魔「…それで、その、どうしたらいいんでしょうか」
天使「…吸えなかった?」
悪魔「そうなんですぅ…あの人間から寿命は取れなくて…」
天使「それは確かなの? アンタがヘマをした訳じゃなくって」
悪魔「ちゃんとやりましたよ! …お菓子をもらう時に…」
天使「…そう、まあ信じてあげなくもないわ」
悪魔「ほ、本当ですか?」
天使「ええ。あの子供だけど…ちょっと普通とは違うのよ」
悪魔「違う? あ、でも確かに私のこと見えてました…!」
天使「……」
悪魔「…それで、その、どうしたらいいんでしょうか」
天使「ちょっと待ってて」
悪魔「は、はい」
天使「──了解しました。ふぅ、じゃあ今から説明するわね」
悪魔「はい?」
天使「どうやら無事に寿命は吸えてるみたいよ。ちゃんとね」
悪魔「………え、でも…私は…」
天使「…その顔、まさか実はやってないとかじゃないでしょうね」
悪魔「そ、そんなわけないです…っ」
天使「…まあいいわ。だけど、ちゃんと吸えてるみたいよ」
天使「──どうもアンタが側にいるだけで子供の寿命が減っているみたいなの」
悪魔「は、はい」
天使「──了解しました。ふぅ、じゃあ今から説明するわね」
悪魔「はい?」
天使「どうやら無事に寿命は吸えてるみたいよ。ちゃんとね」
悪魔「………え、でも…私は…」
天使「…その顔、まさか実はやってないとかじゃないでしょうね」
悪魔「そ、そんなわけないです…っ」
天使「…まあいいわ。だけど、ちゃんと吸えてるみたいよ」
天使「──どうもアンタが側にいるだけで子供の寿命が減っているみたいなの」
悪魔「……側にいるだけで?」
天使「報告がそう来てるの。だからね、アンタには何度か子供にあって欲しい」
悪魔「…あの人間にですか」
天使「そう、それでギリギリまで寿命を減らす。それが……私の願い」
悪魔「……」
天使「やってくれるかしら」
悪魔「…っ」
悪魔「わ、わかりました。頑張ります…」
~~~
悪魔「し、失礼します!」がらり
子供「…またきたのかよ」
天使「報告がそう来てるの。だからね、アンタには何度か子供にあって欲しい」
悪魔「…あの人間にですか」
天使「そう、それでギリギリまで寿命を減らす。それが……私の願い」
悪魔「……」
天使「やってくれるかしら」
悪魔「…っ」
悪魔「わ、わかりました。頑張ります…」
~~~
悪魔「し、失礼します!」がらり
子供「…またきたのかよ」
悪魔「は、はい。また来ちゃいました」
子供「もうオカシはないぞ。オレが食べたから」
悪魔「ち、違います! 今日はお菓子を貰うつもりなんて…」
子供「じゃあなんだよ」
悪魔「……お、お話をしましょう!」
子供「嫌だ」
悪魔「なぬっ!?」
子供「人と話すとつかれるんだよ。だからいやだ」
悪魔「そんなこと言わないでくださいぃいい!」
子供「…なんだよ、オレはまだおまえのこと全然しらないし、いやだ」
悪魔「じゃあもっと知りあっていきましょう!」
子供「もうオカシはないぞ。オレが食べたから」
悪魔「ち、違います! 今日はお菓子を貰うつもりなんて…」
子供「じゃあなんだよ」
悪魔「……お、お話をしましょう!」
子供「嫌だ」
悪魔「なぬっ!?」
子供「人と話すとつかれるんだよ。だからいやだ」
悪魔「そんなこと言わないでくださいぃいい!」
子供「…なんだよ、オレはまだおまえのこと全然しらないし、いやだ」
悪魔「じゃあもっと知りあっていきましょう!」
子供「……じゃあ好きな漫画なんだよ」
悪魔「ま、まんが…?」
子供「もうねるわ」
悪魔「ま、待ってください! わかりました…すきな漫画ですね、それは!」
子供「…それは?」
悪魔「火の鳥です!」
子供「読んだこと無い。ねる」
悪魔「待ってぇー! うぇえーん!」
子供「んだよ、本当になんだよ。おまえ!」
悪魔「あ、悪魔です…」
子供「じゃあその悪魔ってしょうめいしてみせろよ! だったら信用して、話もしてやっから!」
悪魔「ま、まんが…?」
子供「もうねるわ」
悪魔「ま、待ってください! わかりました…すきな漫画ですね、それは!」
子供「…それは?」
悪魔「火の鳥です!」
子供「読んだこと無い。ねる」
悪魔「待ってぇー! うぇえーん!」
子供「んだよ、本当になんだよ。おまえ!」
悪魔「あ、悪魔です…」
子供「じゃあその悪魔ってしょうめいしてみせろよ! だったら信用して、話もしてやっから!」
悪魔「証明ですか…?」
子供「そうだよ。はっ、けっきょく出来ないだろ?」
悪魔「…しょうがないですね、天使さんからの生命を使うのはもったいないですが」ぴしっ
子供「へ?」
悪魔「──〝本来の姿〟に…」
ぴしっ…!
悪魔「──少しだけなら…」
ぴしっ! ギギギギギギギ!!
悪魔「てりゃ────!!!」
少年「え」
ぼわわわん!
悪魔「…あれ?」
少年「…そのまんまじゃねえか!」
子供「そうだよ。はっ、けっきょく出来ないだろ?」
悪魔「…しょうがないですね、天使さんからの生命を使うのはもったいないですが」ぴしっ
子供「へ?」
悪魔「──〝本来の姿〟に…」
ぴしっ…!
悪魔「──少しだけなら…」
ぴしっ! ギギギギギギギ!!
悪魔「てりゃ────!!!」
少年「え」
ぼわわわん!
悪魔「…あれ?」
少年「…そのまんまじゃねえか!」
少年「びっくりした! なんかデッカイ鬼とかダイナマイトボディになるとか思ったじゃん!」
悪魔「な、なれますよ! だけど久しぶりすぎて…!」
少年「うっそだね。ぜったい嘘、しんようしない」
悪魔「うぎぃー! なんなんですか! ちょーなんなんですか! 人間のくせに!」ジタンダジタンダ
少年「おまえも人間だろ。つか、悪魔って言ってくるクセにツノも生えてないじゃん」
悪魔「生えてたんですぅー! 前は立派なの生えてたんですぅー!」
少年「うそだね」
悪魔「うそじゃなーい!」
少年「信用するか。なにが悪魔だ、みんなみんな…嘘つきだ」
悪魔「ぐぬっ…」
少年「オレの周りはみんなうそつき。信用なんて、ぜったいにしない」
悪魔「……」
悪魔「な、なれますよ! だけど久しぶりすぎて…!」
少年「うっそだね。ぜったい嘘、しんようしない」
悪魔「うぎぃー! なんなんですか! ちょーなんなんですか! 人間のくせに!」ジタンダジタンダ
少年「おまえも人間だろ。つか、悪魔って言ってくるクセにツノも生えてないじゃん」
悪魔「生えてたんですぅー! 前は立派なの生えてたんですぅー!」
少年「うそだね」
悪魔「うそじゃなーい!」
少年「信用するか。なにが悪魔だ、みんなみんな…嘘つきだ」
悪魔「ぐぬっ…」
少年「オレの周りはみんなうそつき。信用なんて、ぜったいにしない」
悪魔「……」
悪魔「…そうですか、だけど、これだけは信じてもらいますよ」
少年「なんだよ」
悪魔「私が悪魔だってことは、です」
少年「いいよもう。どっかいけよ」
悪魔「ダメです。見ててください」とととっ
少年「……」
悪魔「今日は…雲一つなく良い夜空です。月もまあるくて、光り輝いていて」すっ
少年「……っ」びくっ
悪魔「──よく〝視えます〟」
少年「…な、なんだその目の色」
悪魔「いわゆる悪魔の証明、ってやつですね。古くからある選別方法といいますか」
少年「なんだよ」
悪魔「私が悪魔だってことは、です」
少年「いいよもう。どっかいけよ」
悪魔「ダメです。見ててください」とととっ
少年「……」
悪魔「今日は…雲一つなく良い夜空です。月もまあるくて、光り輝いていて」すっ
少年「……っ」びくっ
悪魔「──よく〝視えます〟」
少年「…な、なんだその目の色」
悪魔「いわゆる悪魔の証明、ってやつですね。古くからある選別方法といいますか」
悪魔「闇が覆う日。月が照らす瞳。色を放つは──赤月の眼光」
悪魔「みたことあります? こんな真っ赤な瞳を」
少年「……」
悪魔「私は悪魔です。貴方の元へ訪れた──悪魔」
悪魔「これがどのような意味を為すのか。人間、貴方にはわかりますか?」
少年「…オレは」
悪魔「……」
少年「オレは…その、死んじゃうとか…?」
悪魔「どうしてそう思うのですか」
少年「……だって、それは、だって…」
悪魔「…悪魔に魂をとられる、そんな覚悟をする過去があるのですか」
少年「………」
悪魔「みたことあります? こんな真っ赤な瞳を」
少年「……」
悪魔「私は悪魔です。貴方の元へ訪れた──悪魔」
悪魔「これがどのような意味を為すのか。人間、貴方にはわかりますか?」
少年「…オレは」
悪魔「……」
少年「オレは…その、死んじゃうとか…?」
悪魔「どうしてそう思うのですか」
少年「……だって、それは、だって…」
悪魔「…悪魔に魂をとられる、そんな覚悟をする過去があるのですか」
少年「………」
悪魔「私はともかく。貴方には知られておくべきだと思ってます」
悪魔「…悪魔が毎夜と訪れる意味を、理解してください」すぅ…
子供「ちょ、待って…!」
悪魔「大丈夫ですよ」にこり
「──明日に訪れます」
子供「っ……」
子供「……とうとう…」
子供「とうとう、来たってわけか…あはは」
~~~
悪魔「うまく出来ましたっ!?」
天使「ばっちしね」
悪魔「…悪魔が毎夜と訪れる意味を、理解してください」すぅ…
子供「ちょ、待って…!」
悪魔「大丈夫ですよ」にこり
「──明日に訪れます」
子供「っ……」
子供「……とうとう…」
子供「とうとう、来たってわけか…あはは」
~~~
悪魔「うまく出来ましたっ!?」
天使「ばっちしね」
悪魔「疲れましたー難しい言葉は~」
天使「良い演技だったわよ」
悪魔「うふふ」
天使「でも、子供に知らせる必要はあったのかしら?」
悪魔「……」
天使「なにも会話する必要もないのよ? 近くにいるだけでいいんだから」
悪魔「…それは駄目ですよ、きっと」
天使「…」
悪魔「私は天使さんのお願いで、人間から寿命を奪います」
悪魔「ですが、そのやり方は私なりに考えてやるつもりです」
悪魔「けじめ、ってやつですよ」
天使「良い演技だったわよ」
悪魔「うふふ」
天使「でも、子供に知らせる必要はあったのかしら?」
悪魔「……」
天使「なにも会話する必要もないのよ? 近くにいるだけでいいんだから」
悪魔「…それは駄目ですよ、きっと」
天使「…」
悪魔「私は天使さんのお願いで、人間から寿命を奪います」
悪魔「ですが、そのやり方は私なりに考えてやるつもりです」
悪魔「けじめ、ってやつですよ」
天使「つくつく悪魔らしくないわね、アンタ」
悪魔「えへへ~」
天使「なんで嬉しそうなのよ。だけど、それでもちゃんとやってもらうわよ?」
悪魔「…はい」
天使「アンタがやってることは、とっても大切なこと。これだけは、信じてね」
悪魔「はいっ」
~~~
悪魔「こんにちわ」
子供「…こんばんわ、だろ」
悪魔「そうでした。ごめんなさい、あんまり慣れてなくて…てへへ」
子供「なにがだよ。ったく、なんだよ昨日の怖さはどこいったんだよ」
悪魔「あれ? 今日は怖くありません?」
悪魔「えへへ~」
天使「なんで嬉しそうなのよ。だけど、それでもちゃんとやってもらうわよ?」
悪魔「…はい」
天使「アンタがやってることは、とっても大切なこと。これだけは、信じてね」
悪魔「はいっ」
~~~
悪魔「こんにちわ」
子供「…こんばんわ、だろ」
悪魔「そうでした。ごめんなさい、あんまり慣れてなくて…てへへ」
子供「なにがだよ。ったく、なんだよ昨日の怖さはどこいったんだよ」
悪魔「あれ? 今日は怖くありません?」
子供「…ぎゃくにそのふつうさが、こわいな」
悪魔「よくいわれます!」
子供「…そうなんだ」
悪魔「じゃあじゃあ、今日は何を話しますぅ? お菓子ありますか?」
子供「ないよ。今日は持って来なかったから」
悪魔「持って来なかった?」
子供「そう。おとうさ──父親が持ってきてくれなかったから、今日はない」
悪魔「そうなんですかぁ…」
子供「…残念そうだな、いや、本気で残念そうだなおまえ」
悪魔「人間はいっつも美味しいものばっかりたべてしますからねぇ~私ももっと食べたいんですぅ」ぷくー
子供「……」
悪魔「よくいわれます!」
子供「…そうなんだ」
悪魔「じゃあじゃあ、今日は何を話しますぅ? お菓子ありますか?」
子供「ないよ。今日は持って来なかったから」
悪魔「持って来なかった?」
子供「そう。おとうさ──父親が持ってきてくれなかったから、今日はない」
悪魔「そうなんですかぁ…」
子供「…残念そうだな、いや、本気で残念そうだなおまえ」
悪魔「人間はいっつも美味しいものばっかりたべてしますからねぇ~私ももっと食べたいんですぅ」ぷくー
子供「……」
悪魔「…?」
子供「…いつ、取るんだよ」
悪魔「え、なにがですか?」
子供「なにがって…命だよ! 命ッ!」
悪魔「わわっ!?」
子供「おまえは悪魔なんだろっ!? 命をとるんだろ!? お、オレの…!」
子供「だからここに来たんだ! そうだろ、そうだって言えよ!!」
悪魔「………」
子供「はぁ…はぁ…オレは…別にこわくないっ…!」ぎゅっ
子供「それだけのことをっ…したんだって、わかってるから…!」
悪魔「…どう、したんですか」
子供「どうもしねえよ! オレは良いんだッ! もう生きたくなんか無い、とっとと命をとれよ!!」
子供「…いつ、取るんだよ」
悪魔「え、なにがですか?」
子供「なにがって…命だよ! 命ッ!」
悪魔「わわっ!?」
子供「おまえは悪魔なんだろっ!? 命をとるんだろ!? お、オレの…!」
子供「だからここに来たんだ! そうだろ、そうだって言えよ!!」
悪魔「………」
子供「はぁ…はぁ…オレは…別にこわくないっ…!」ぎゅっ
子供「それだけのことをっ…したんだって、わかってるから…!」
悪魔「…どう、したんですか」
子供「どうもしねえよ! オレは良いんだッ! もう生きたくなんか無い、とっとと命をとれよ!!」
悪魔「……」
子供「くそっ…」
悪魔「…わかりません」
子供「な、なにがだよ!?」
悪魔「どうしてそこまで、自分の命を無くしたいんですか」
子供「っ…!」
悪魔「人間は末永く生きながらえようとするものだと、私は思っています」
悪魔「…なのに貴方はそうじゃあない。どうして、そこまで命を投げ出そうとするんでしょうか」
子供「っ……なんだよ、悪魔のくせに、知らないのかよ」
悪魔「ごめんなさい。私はあんまり頭がよくなくて」
子供「はっ…悪魔にも馬鹿はいるんだな…」
子供「くそっ…」
悪魔「…わかりません」
子供「な、なにがだよ!?」
悪魔「どうしてそこまで、自分の命を無くしたいんですか」
子供「っ…!」
悪魔「人間は末永く生きながらえようとするものだと、私は思っています」
悪魔「…なのに貴方はそうじゃあない。どうして、そこまで命を投げ出そうとするんでしょうか」
子供「っ……なんだよ、悪魔のくせに、知らないのかよ」
悪魔「ごめんなさい。私はあんまり頭がよくなくて」
子供「はっ…悪魔にも馬鹿はいるんだな…」
子供「それにっ…人間も馬鹿ばっかりだ…」
悪魔「……」
子供「オレは病気なんだとよ…生まれてすぐに、大地震があって」
子供「そん時に死にかけて、だけど──奇跡が起こって助かった」
悪魔「奇跡?」
子供「……父親が言ってたんだ。全てを吹きとばすような、チカラ…みたいなのが」
子供「まっすぐに、ずっとまっすぐに、長く長く道になって…」
子供「周りが瓦礫や地割れとか、すごいことになってんのに…」
子供「オレと父親の場所だけが…きちんとした逃げ道になってたんだとよ…」
悪魔「……」
子供「それから、助かった代償として──」
子供「──オレは病気になった……」ぎゅっ
悪魔「……」
子供「オレは病気なんだとよ…生まれてすぐに、大地震があって」
子供「そん時に死にかけて、だけど──奇跡が起こって助かった」
悪魔「奇跡?」
子供「……父親が言ってたんだ。全てを吹きとばすような、チカラ…みたいなのが」
子供「まっすぐに、ずっとまっすぐに、長く長く道になって…」
子供「周りが瓦礫や地割れとか、すごいことになってんのに…」
子供「オレと父親の場所だけが…きちんとした逃げ道になってたんだとよ…」
悪魔「……」
子供「それから、助かった代償として──」
子供「──オレは病気になった……」ぎゅっ
悪魔「病気…」
子供「……オレの中には多分、三十人近くの〝人間〟が入ってるんだ」
悪魔「……」
悪魔「はい?」
子供「…もう一回言う。オレの中には三十人近く──〝人間が取り込まれてる〟」
悪魔「え、あの、それは、どういう意味ですか?」
子供「……」
子供「最初の一人は、多分、母親だって思う」
子供「生まれてすぐに、自分の母親を吸収した」
悪魔「あの、待ってくださいっ」
子供「二人目は生まれてすぐのオレを手にとってくれた医者」
子供「三人目は…わからない、けど、そこらへんにいた人間だと思う」
子供「……オレの中には多分、三十人近くの〝人間〟が入ってるんだ」
悪魔「……」
悪魔「はい?」
子供「…もう一回言う。オレの中には三十人近く──〝人間が取り込まれてる〟」
悪魔「え、あの、それは、どういう意味ですか?」
子供「……」
子供「最初の一人は、多分、母親だって思う」
子供「生まれてすぐに、自分の母親を吸収した」
悪魔「あの、待ってくださいっ」
子供「二人目は生まれてすぐのオレを手にとってくれた医者」
子供「三人目は…わからない、けど、そこらへんにいた人間だと思う」
子供「その話は父親から聞いたことだから、オレも本当のことなのかわからない」
子供「だけど、十何人目からは…ちゃんとおぼえてる」
子供「何処からか連れてきて、何人も何人も…オレの中に入れ込んだ」
子供「年寄りも居た。オレと同年代もいたし、女性も、男性も、外国人だって居た」
子供「それをオレの中に入れ続ける。それが、父親が…」
子供「これが…父親が考えた、オレを救う…じゃないな、ははっ」
子供「──取り込まれた母親を取り出す研究、なんだろうなきっと」
悪魔「…なんですか、それ…っ」
子供「簡単なんだよ。取り込むには手を触れるだけでいいんだ…」すっ
子供「ちょっと触るだけでいい。そうすれば、溶けるように身体がしぼんで……オレの中に」
悪魔「やめてくださいっ!!」
子供「だけど、十何人目からは…ちゃんとおぼえてる」
子供「何処からか連れてきて、何人も何人も…オレの中に入れ込んだ」
子供「年寄りも居た。オレと同年代もいたし、女性も、男性も、外国人だって居た」
子供「それをオレの中に入れ続ける。それが、父親が…」
子供「これが…父親が考えた、オレを救う…じゃないな、ははっ」
子供「──取り込まれた母親を取り出す研究、なんだろうなきっと」
悪魔「…なんですか、それ…っ」
子供「簡単なんだよ。取り込むには手を触れるだけでいいんだ…」すっ
子供「ちょっと触るだけでいい。そうすれば、溶けるように身体がしぼんで……オレの中に」
悪魔「やめてくださいっ!!」
子供「………」
悪魔「なんですかっ…そんなの、信じきれません!」
子供「…いいじゃねえの、しんじなくて。だけど、オレはそういう人間なんだよ」
子供「むしろおまえに近いのかもな。命を奪う、悪魔と一緒」
悪魔「っ……」
子供「…何人も何人も、人の命を奪ったんだ」
子供「もう、悪魔だって神様だって、殺しに来ても仕方ないって。思うだろう普通は」
子供「──オレはもう生きちゃいけない人間なんだよ…」
悪魔「そんな…そんな、こと」
子供「…はは、悪魔が同情か? ばからし、さっさと命持ってけよ…」
子供「もういいんだ、だから、はやくオレをころしてくれ…たのむから…」
悪魔「なんですかっ…そんなの、信じきれません!」
子供「…いいじゃねえの、しんじなくて。だけど、オレはそういう人間なんだよ」
子供「むしろおまえに近いのかもな。命を奪う、悪魔と一緒」
悪魔「っ……」
子供「…何人も何人も、人の命を奪ったんだ」
子供「もう、悪魔だって神様だって、殺しに来ても仕方ないって。思うだろう普通は」
子供「──オレはもう生きちゃいけない人間なんだよ…」
悪魔「そんな…そんな、こと」
子供「…はは、悪魔が同情か? ばからし、さっさと命持ってけよ…」
子供「もういいんだ、だから、はやくオレをころしてくれ…たのむから…」
悪魔「っ……きょ、今日はもう帰ります!」ばっ
子供「…どうしてだよ」
悪魔「き、気分が乗らないんですぅ! だから今日は、とりません!」
子供「…そっか、気分か」
悪魔「なので! その、えっと、また明日です!」しゅん!
子供「………」
~~~~
悪魔「はぁっ…はぁっ…」
悪魔(人間を取り込む…? 三十人、そんなの、そんなの…!)
「…お疲れ様」
悪魔「…!」
子供「…どうしてだよ」
悪魔「き、気分が乗らないんですぅ! だから今日は、とりません!」
子供「…そっか、気分か」
悪魔「なので! その、えっと、また明日です!」しゅん!
子供「………」
~~~~
悪魔「はぁっ…はぁっ…」
悪魔(人間を取り込む…? 三十人、そんなの、そんなの…!)
「…お疲れ様」
悪魔「…!」
天使「今日はつかれたわよね。どう? アタシの生命エネルギーを…」
悪魔「天使さんッ…!」
天使「……。ダメよ、あたしに説明することは出来ない」
悪魔「なんなんですか! あれは、人間のできることなんですかぁっ!?」
天使「ダメ。アンタが気にすることじゃない」
悪魔「あの病気は…あの禍々しいチカラは! 天使さんはっ…いや、神様は許してらっしゃるのですか!?」
天使「………」
悪魔「っ…どうして答えてくれないんですかっ」
天使「1つだけ、言っておくわね」
天使「神もチカラのことは知っている。だからこそ、アタシが動いてる」
天使「…そしてアンタに頼むことになった」
悪魔「っ…それは、つまり…神様はあのチカラをもつ人間を…死なせたいと…?」
悪魔「天使さんッ…!」
天使「……。ダメよ、あたしに説明することは出来ない」
悪魔「なんなんですか! あれは、人間のできることなんですかぁっ!?」
天使「ダメ。アンタが気にすることじゃない」
悪魔「あの病気は…あの禍々しいチカラは! 天使さんはっ…いや、神様は許してらっしゃるのですか!?」
天使「………」
悪魔「っ…どうして答えてくれないんですかっ」
天使「1つだけ、言っておくわね」
天使「神もチカラのことは知っている。だからこそ、アタシが動いてる」
天使「…そしてアンタに頼むことになった」
悪魔「っ…それは、つまり…神様はあのチカラをもつ人間を…死なせたいと…?」
天使「………」
悪魔「そう、だったんですね…神様が望むことだったんですね…」
天使「………」
悪魔「…あのチカラは一体、なんなんですか」
天使「っはぁ~…」
天使「…人が初めて持った〝他界〟に干渉し得るモノ」
天使「それを得た一人の人間が神に逆らい、そして──負けた代償」
天使「それが、あの子供がもつ〝病気〟の正体よ」
悪魔「……?」
天使「これぐらいしか言えないの。全ては神のご意志のままだから」
悪魔「そう、だったんですね…神様が望むことだったんですね…」
天使「………」
悪魔「…あのチカラは一体、なんなんですか」
天使「っはぁ~…」
天使「…人が初めて持った〝他界〟に干渉し得るモノ」
天使「それを得た一人の人間が神に逆らい、そして──負けた代償」
天使「それが、あの子供がもつ〝病気〟の正体よ」
悪魔「……?」
天使「これぐらいしか言えないの。全ては神のご意志のままだから」
天使「とにかく、神はチカラを持つものを……天界へ誘いたがってる」
天使「その条件をクリアするためには、どうしてもアンタの悪魔の手助けが必要なの」
悪魔「……」
天使「色々と悩んでしまうと思うけれど、お願い、どうか続けてほしい」すっ
悪魔「て、天使さん…」
天使「頭だって下げるわ。元からアンタには、最初から頭を下げてもいいぐらいのことを言ってるんだから」
天使「──お願いします。どうか手伝って」
悪魔「っ……」
悪魔「わ、わかりました…」
天使「…ほんとうに? やってくれるの?」
悪魔「…はい、これからも会い続ければいいんですよね」
天使「その条件をクリアするためには、どうしてもアンタの悪魔の手助けが必要なの」
悪魔「……」
天使「色々と悩んでしまうと思うけれど、お願い、どうか続けてほしい」すっ
悪魔「て、天使さん…」
天使「頭だって下げるわ。元からアンタには、最初から頭を下げてもいいぐらいのことを言ってるんだから」
天使「──お願いします。どうか手伝って」
悪魔「っ……」
悪魔「わ、わかりました…」
天使「…ほんとうに? やってくれるの?」
悪魔「…はい、これからも会い続ければいいんですよね」
天使「そう、うん、そうよ。お願いできるかしら」
悪魔「わかりました」
天使「…ありがとう。あと、最後に1つだけ」
天使「──あと3日で十分だそうよ」
~~~
悪魔「こんにち、こんばんわ」
子供「…今日こそ取って行ってくれるのか?」
悪魔「…ごめんなさい、今日は無理です」
子供「そっか」
悪魔「だけど、そうですね、おしゃべりしましょう!」
子供「…まだ言うのかそんなのこと」
悪魔「わかりました」
天使「…ありがとう。あと、最後に1つだけ」
天使「──あと3日で十分だそうよ」
~~~
悪魔「こんにち、こんばんわ」
子供「…今日こそ取って行ってくれるのか?」
悪魔「…ごめんなさい、今日は無理です」
子供「そっか」
悪魔「だけど、そうですね、おしゃべりしましょう!」
子供「…まだ言うのかそんなのこと」
悪魔「なんどだって言いますよ! 行っちゃいますよ!」
子供「…怖くないのかよ、オレみたいな人間のこと」
悪魔「はぃ? 怖くない、とか言っちゃいました?」
悪魔「こちとら悪魔ですよっ? 人間風情がなに言ってるんですか! ぷーくすくす」
子供「もう帰れ」
悪魔「じょ、じょうだんですって! とにかくおしゃべりしましょうよ、ねっ?」
~~~
子供「…小さい頃から1つだけ、願いがあって」
悪魔「ねふぁい?」もぐもぐ
子供「うん、そう、犬を飼ってみたい」
悪魔「ごくん。犬なんてくさいだけですよ?」
子供「…怖くないのかよ、オレみたいな人間のこと」
悪魔「はぃ? 怖くない、とか言っちゃいました?」
悪魔「こちとら悪魔ですよっ? 人間風情がなに言ってるんですか! ぷーくすくす」
子供「もう帰れ」
悪魔「じょ、じょうだんですって! とにかくおしゃべりしましょうよ、ねっ?」
~~~
子供「…小さい頃から1つだけ、願いがあって」
悪魔「ねふぁい?」もぐもぐ
子供「うん、そう、犬を飼ってみたい」
悪魔「ごくん。犬なんてくさいだけですよ?」
子供「それでもいいよ。くさいなんて、知ってるから言えるんだろ?」
悪魔「ええ、まぁ、依然食べられそうになりましたし」
子供「…悪魔ってふだん、どんなところに住んでるんだ?」
悪魔「い、いいんですっ。続けてくださいっ」
子供「…犬なんて言ったけど、どの動物だっていいんだ」
子供「触れるだけで、ちょっと毛並みを触れるだけで…」
ぎゅっ
子供「…だけど無理だってわかる。そしたら、オレに吸収されるだけだから」
悪魔「……」
子供「まぁ、おまえがきたから叶わない願いだけど」
悪魔「……っ」
悪魔「わんっ!」
悪魔「ええ、まぁ、依然食べられそうになりましたし」
子供「…悪魔ってふだん、どんなところに住んでるんだ?」
悪魔「い、いいんですっ。続けてくださいっ」
子供「…犬なんて言ったけど、どの動物だっていいんだ」
子供「触れるだけで、ちょっと毛並みを触れるだけで…」
ぎゅっ
子供「…だけど無理だってわかる。そしたら、オレに吸収されるだけだから」
悪魔「……」
子供「まぁ、おまえがきたから叶わない願いだけど」
悪魔「……っ」
悪魔「わんっ!」
子供「…は?」
悪魔「わんわんっ! くぅーん?」
子供「……」
悪魔「へっへっへっ」
子供「なにやってんだ?」
悪魔「きゅーんきゅーん…わん!」
子供「…えっと、その、撫でろと?」
悪魔「わぅん」
子供「…………」すっ
ズズズ…
子供「うぉっ!? 手がすり抜けた!?」
悪魔「へへっ」ドヤ
悪魔「わんわんっ! くぅーん?」
子供「……」
悪魔「へっへっへっ」
子供「なにやってんだ?」
悪魔「きゅーんきゅーん…わん!」
子供「…えっと、その、撫でろと?」
悪魔「わぅん」
子供「…………」すっ
ズズズ…
子供「うぉっ!? 手がすり抜けた!?」
悪魔「へへっ」ドヤ
子供「や、やっぱ悪魔なんだな…うぉお…」
悪魔「わん!わんわん!」
子供「えっ? あーはいはい、撫でろと」
すりすり
子供(まったく感覚がない…)
悪魔「くぅーん! わんわん! くぅーん!!」
子供「……ぷっ」
子供「っはは、なんだよ。えらく嬉しそうだな、ほれほれ」
悪魔「にゃーん!」
子供「おい、ちょっと猫になってるって。あはは、ふふっ」
~~~~
悪魔「じゃじゃじゃ、じゃーん」
子供「また来た…」
悪魔「わん!わんわん!」
子供「えっ? あーはいはい、撫でろと」
すりすり
子供(まったく感覚がない…)
悪魔「くぅーん! わんわん! くぅーん!!」
子供「……ぷっ」
子供「っはは、なんだよ。えらく嬉しそうだな、ほれほれ」
悪魔「にゃーん!」
子供「おい、ちょっと猫になってるって。あはは、ふふっ」
~~~~
悪魔「じゃじゃじゃ、じゃーん」
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