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    元スレ葉山「もし俺とヒキタニ君が同じ小学校だったら全てが……」

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    151 = 149 :

    結衣「うん……。朝にヒッキーの靴探してる友達がいたから、その……私が隠しておくからって言って……ごめんなさい!」ペコ

    八幡「お前嘘ついたのかよ…………ッ!なんてことしてくれたんだよ!!」

    結衣「ヒッ……ご、ごめんなさい……ごめんなさい……」ポロポロ

    八幡「あ……ご、ごめん……いきなり怒鳴って。……その、他のヤツから靴守ってくれたんだな……あ、ありがとう」

    結衣「ヒック……靴隠してごめんなさい……」ポロポロ

    八幡「だからもうそれはいいよ。ありがとうな由比ヶ浜」

    結衣「う、うん……」

    八幡(だけどマズいことになったな……。これじゃあ次の日に由比ヶ浜まで……どうすれば……)ギリッ

    152 :

    なんて良い奴なんだ……

    153 :

    小6ってもっと馬鹿だろ

    154 :

    中学で思い知る以前の八幡が優しさだけでここまで出来るかはわからんね
    というより出来ちゃうと葉山の立場が
    この八幡はすでにぼっちっぽいから出来るんだろうけど

    155 = 150 :

    >>153
    ドラマ見すぎて変な感じのバカになってるからわりと普通
    ソースは俺の弟

    156 :

    八幡達観しすぎかもだけど面白いからいいや

    157 = 149 :

    翌日・HR前

    八幡(流石にかなり早めに来れば俺への被害は最小限に収まるだろう……。だけど結局由比ヶ浜への策は浮かばなかった……。何とか考えないとマズい……)

    八幡(俺や雪ノ下は言わば外側の人間だ……。だからまだ想像の範囲内で済んだけど……由比ヶ浜は違う。言わば身内の人間に裏切られたんだ……俺以上の報復が待っているかもしれないのに……これじゃ……)スタスタ

    教室

    結衣「ど、どうしたの?いきなりこんな朝早くに……」

    友達A「結衣さぁ~最近、雪ノ下さんやあの変なヤツと仲いいよね~」

    結衣「そ、そうかなー……別にそんなこと無いと思うけど……」

    友達B「別にアンタがどう思ってるかを聞いてるんじゃないんだけど。私達から見てどう見えるかが問題なんだけど」

    結衣「……え、あ……ごめん」

    教室前

    八幡(遅かったか……)

    159 :

    おんなはこわい

    160 = 149 :

    友達C「ほんッと結衣、最近ウザくなったよね……大人しく私達についてくればよかったのに……」

    友達A「少し嘘ついた時の罰をやった方がいいかしら……」

    結衣「え……罰?キャアッ!」ガシッ


    八幡(……!二人で由比ヶ浜を抑えて……)


    友達A「ちょっとバッグ借りるよ」ヒョイ

    結衣「あっ!か、返して!!」ジタバタ

    161 = 149 :

    友達A「色々ごちゃごちゃしてるな~。お、筆箱発見~!」

    結衣「や、やめて!それは……」

    友達A「ふーん……その反応、よっぽど大事なモンなんだ……開けちゃえっ!」バサー

    カランカランポトッ

    結衣「どうして……私達友達じゃ……」ポロポロ

    友達B「でもその友達裏切ったのって結衣じゃん」

    結衣「……!」

    友達A「お、なんか髪ゴム発見~!」

    結衣「あっ……!」

    162 = 149 :

    友達C「あっ!それ知ってる。雪ノ下さんからもらったヤツだよ!」

    友達A「ふーん、いけ好かないなぁ~……。切っちゃおか」ジャキッ

    結衣「そ、それだけはダメッ!!」ジタバタ

    友達B「大人しくしなよ!」ガシッ

    友達A「友人を裏切ったらどうなるか……教えてあげる」


    八幡(なっ……!)

    「どきなさい、邪魔よ」

    八幡「お、お前……」

    163 :

    私怨

    165 = 149 :

    ガラッ

    雪乃「1対3な上に友人の大事なモノを傷つけようとするなんて、随分無粋な真似をするのね」

    友達A「なっ……雪ノ下……雪乃……!」

    雪乃「あなた達の行為は完全に私の琴線に触れてしまったようね……。覚悟なさい」

    友達A「何を覚悟するかなぁ~ゆ・き・の・し・たさん」ニヤリ

    友達C「……」ガシッ

    雪乃「なっ……!」

    友達A「アンタが運動苦手なの私達が知らないと思ってた?カッコつけてるトコ悪いけど、体育の時間でバテてるの知ってましたから~www」

    167 = 149 :

    友達A「それに結局私達の方が多いってのは変わらないしー。雪ノ下さん、多勢に無勢って知ってる?」

    雪乃「くっ……」


    八幡(おいおい大ピンチじゃねぇか……これ。どうすりゃいいんだよ……)

    葉山「おや、どうしたんだいヒキタニ君?」

    八幡「葉山ッ!頼む!今、雪ノ下と由比ヶ浜がピンチなんだ!助けてやってくれ!」

    葉山「ピンチ……一体何が……」ソー

    葉山「……!」

    八幡「状況は分かっただろ、葉山ならきっと何とか……」

    168 :

    げきりん

    170 = 149 :

    葉山「……ちょっと待ってくれ……もしかしたらただの……」

    八幡「お前まさかアレが遊びだなんて言うんじゃねぇよな!アレが遊びだったら、世界中のイジメ全部遊びで通っちまうだろ!!」

    葉山「でも……きっと彼女達に悪気は……」

    八幡(クソッ……!今も由比ヶ浜はヤバイし助けに行った雪ノ下もピンチだし……でも葉山は未だに迷ってるし……)

    八幡(こうなったら俺が……いや、でもそうなったら残りの一年が……。この小学校生活で得たモンが全部無くなって……)


    雪乃「フフッ……」

    友達A「何がおかしいの……」

    雪乃「かわいそうに……あなた達は本当の友情というのを知らずに育ってしまったのね。かわいそうを通り越して……哀れだわ」

    友達A「なっ……!」

    結衣「あ、あのさ……私は……こんなやり方間違ってると思う!変だよ……人の嫌がることをやって出来る友情なんて……」

    171 = 150 :

    いくらなんでも葉山ディスりすぎだろ
    いざ目の前で事態が起きたら動くよアイツ

    172 = 158 :

    >>171
    それが出来なかったから本編で雪乃に嫌われてるんだろ?

    173 = 149 :

    八幡「……!」

    八幡(何を迷ってたんだ……俺は……)

    八幡(何も迷うことは無かったじゃないか……)

    八幡(元々、誰かの敵意を買う生活なんて慣れてるし、そもそも俺には培ってきたモノなんて無かったじゃないか。……なら)

    (目が濁っていく)

    八幡(……俺には失うモンなんて……何もねぇ……よな)スタスタ

    葉山「比企谷!?何を……」

    八幡「お前が出来なかったことをするんだよ……。どっか行ってろよ、臆病者」ドヨ

    葉山「……!」

    174 :

    >>171
    動いたとしても見当違いの方向に動くだろうよ

    175 :

    >>171
    現に文化祭の時も雪ノ下に負担言ってるの見抜けてなかったしな。あんだけ相模楽してんの丸わかりなのに

    176 = 149 :

    ガラッ

    八幡「うおおおおおおおおおおおおッ!!」

    ドカッドカッ

    友達B「イタッ!」ドサッ

    友達C「なっ……!」ドサッ

    結衣「ヒッキー!!」

    雪乃「……」

    友達A「アンタ……いつの間に……」

    八幡「よぉ、お山の大将さん。楽しかったかぁ友情ごっこは」スタスタ

    友達A「ア、アンタ女子に手を出すつもり……!?どうなるか分かって……。ア、アンタ達なんかよりアタシ達の方が信用されて……」

    八幡「悪いが俺の今のモットーは男女平等でね……。マジで覚悟しろよ……」

    結衣「ヒッキーやめ……」

    雪乃「比企谷君!」

    「悪いがそれはさせないよ」ガシッ

    177 :

    これで葉山がいじめてる女達の側に回ったら正真正銘のクズ野郎だ

    178 = 158 :

    楽しかったぜぇ!お前との友情ごっこぉwww

    179 = 149 :

    八幡「なっ……!葉山!クソッ離せよ!アイツらの味方する気か!?」ジタバタ

    ブン!

    八幡「イタッ!」ドサッ

    結衣「ヒッキー!」

    葉山「……比企谷、少し落ち着け」

    友達A「うわーん!!怖かったよ……葉山くん……」メソメソ

    葉山「悪いが俺に泣き落としは通じないよ。大体の事は聞いたし、この目で一部だが見た」

    友達A「えっ……」

    葉山「もしも君達が雪ノ下さん達のデマを流すと言うのであれば、俺は全力で彼女達の潔白を証明しよう」

    八幡「フザけるな……葉山。俺がブン殴るのが一番手っ取り早く……」ヨロ

    180 :

    これも葉山の計算の内に見えるから困る

    181 = 149 :

    葉山「少し黙れ」ゲシッ

    八幡「うげっ……」ドサッ

    葉山「今、君が泥を被る必要はない。それにそんな事を彼女達は望んでいないはずだ」

    結衣「ヒッキー……」

    雪乃「……」

    八幡「……!」

    葉山「分かったか。今、泥を被るのは君じゃない」

    八幡「……ちっ、由比ヶ浜と雪ノ下に任せるよ」ブスッ

    182 :

    明らかに小学生を取り巻く情勢じゃあないんだよなあ

    183 :

    ガハマさん以外とても小学生に見えない件

    184 :

    どっちかってと、初期ガハマさんは小学生レベル

    185 = 180 :

    >>183
    葉山のガキが持つ独特の万能感と独善的な主観は小学生っぽい

    186 = 149 :

    友達A「……」

    雪乃「さて、どんな制裁を与えればいいのかしらね……。普通に考えれば先生に報告するトコなんでしょうけど……生ぬるいわね」ボソッ

    八幡(おい、今サラッとこええ事聞こえたぞ……)

    結衣「あのさ、ゆきのん……その事なんだけど……」

    雪乃「何かしら?由比ヶ浜さん」

    結衣「一応、これでも私の友達なんだ……。だからさ、あんまり酷いことしないであげてほしいの……」

    雪乃「でも由比ヶ浜さん、あなた……」

    結衣「……」

    雪乃「……ハァ、分かったわ。由比ヶ浜さんの言う通り今回の件は水に流すことにするわ。けど……」

    雪乃「次やった時は覚悟しなさい、こんなものでは済まさないわよ」ギロッ

    A「……!」ビクッ

    八幡(こええ……今度から氷の女王とでも呼んだ方がいいのかね……)

    187 :

    ぶっちゃけ葉山って女ならなにやってもかばうクズだよな

    188 = 149 :

    ワイワイ……ガヤガヤ……

    結衣「どうしよう!もう皆が学校に……」

    雪乃「この状態が見つかってしまったら大問題になるわね……」

    結衣「そんなっ……それじゃ……」

    八幡「クソッ、少し遅かったか……」

    葉山「いや、まだ間に合う」

    八幡「は?何言ってんだお前……」

    葉山「最初に比企谷に謝っておくよ。ゴメン、俺には君しか相手がいないんだ。そして悪いが一応、念のため歯を食い縛ってくれ……」

    八幡「お、おい……まさか……」

    ガラッ

    葉山「ハァッ!」

    189 :

    フェミクズ野郎マジファック

    190 :

    葉山結構いい奴だと思うけどなあ

    191 = 149 :

    昼休み

    「ねぇ、聞いた?葉山くんが……」

    「うん、まさか自分からケンカ起こして大乱闘だなんて……」

    「なんでも理由は目がキモかったかららしいよ……」

    「カポエラって技で蹴りまくったらしいぜ……」

    ワイワイガヤガヤ

    雪乃「……由比ヶ浜さん、比企谷君と葉山君は?」

    結衣「まだ相談室らしいよ……。なんでも二人の意見が食い違いすぎる上に見てた人も少ないから先生、混乱してるみたい……」

    雪乃「本当に呆れるわね……あの二人は。……ハァ、でもそこが……」

    相談室

    葉山「だから俺が比企谷を思いっきり殴ったんです!」

    八幡「いや、コイツのスキンシップの猫パンチに過剰に反応して俺がマジで殴ったんです!」

    先生「ふ、二人ともいい加減にしなさーい!!」


    雪乃「あの二人らしいと言えば二人らしいわね……」

    192 = 183 :

    葉山はなんか結局何もできてないくせにやたらリア充してるのがイラッとするんだよね

    193 = 187 :

    相模への対策見る限り葉山はキラさんの
    「カガリは今泣いてるんだ!」と変わらないレベルだからなあ
    責められるべき責任を負った奴をかばい正論に暴力で立ち向かうクズ
    そのくせ周りからマンセーされるという

    194 = 149 :

    放課後

    ガラッ

    八幡「……ハァ」グッタリ

    葉山「……ふぅ」グッタリ

    雪乃「随分と遅かったわね」

    結衣「結局どうなったの?」

    八幡「俺達のじゃれ合いの延長戦上で……」

    葉山「周りを巻き込んで大ゲンカになったって事になったよ……」

    八幡「だいたいお前がいきなり歯を食い縛れって言って俺の頬に触るからあんな事に……」

    葉山「何を言ってるんだ!君が自分から殴ったなんて言い出すから訳が分からなく……」

    195 :

    葉山がスザクの声で脳内再生される

    196 = 149 :

    八幡「んだよ!」

    葉山「なんなんだ!」

    結衣「ま、まぁまぁ二人とも落ち着いて……ね」

    八幡「フン……」プイ

    葉山「全く……」プイ

    雪乃「呆れてものも言えないわね……」

    197 = 158 :

    ガハマさんの好感度がヤバそう
    お節介焼きの幼馴染レベルに上がりそう

    198 = 149 :

    通学路

    結衣「バイバーイ!」

    雪乃「また明日……」

    スタスタ

    葉山「……なぁ、比企谷」

    八幡「何だよ……」

    葉山「あの時は済まなかった。もし君がいなければ俺は一生後悔していたかもしれない。……ありがとう」

    八幡「別にそんな大層なことはしてねぇよ……。お前こそ殴ろうとした場面で止めてくれて……ありがとな。危うく一線を越えるトコだった……」

    199 = 159 :

    ゆきのん・・・琴線に触れると逆鱗に触れるは意味全然違うんやで・・・

    200 = 149 :

    葉山「……」

    八幡「……」

    葉山「なぁ、比企谷……俺達はもしかしたら……」

    八幡「……同感だ。多分俺も同じ事思ってるよ」

    スゥゥ

    八幡・葉山「「お前とは友達にはなれないかもな」」

    八幡「……じゃな」スタスタ

    葉山「……ああ、またな」スタスタ


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