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    元スレ雪ノ下「その…比企谷君は由比ヶ浜さんのことを…」

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    151 = 91 :

    由比ヶ浜「ゆきのんがそういう素振り見せてたようにはみえなかったし」

    雪ノ下「まあ学校がなくてあなたと会ってない日だから」

    由比ヶ浜「……その日ヒッキーと会って何かあったとか?」

    雪ノ下「いえ、私はその日はずっと家にいたわ」

    由比ヶ浜「え?もしかしてヒッキーが家に……?」

    雪ノ下「会ってないからあなたが心配するようなことは何もないわ」

    由比ヶ浜「え!?し、心配なんかしてないし!何かあたしが変なこと考えてたみたいじゃん」

    153 :

    ゆきのんendで頼むよ

    154 = 91 :

    雪ノ下「それに仮に私と比企谷君で家で二人きりになっても彼は何もしないわよ」

    由比ヶ浜「だ、だよね~……でも何もおきない、とは言えなくなった」

    雪ノ下「……そうかもね」

    由比ヶ浜「……何がキッカケでヒッキーのこと……」

    雪ノ下「……わ、笑わないで聴いてくれるかしら」

    由比ヶ浜「う、うん……」






    雪ノ下「……夢を、見たのよ」

    155 = 144 :

    156 = 124 :

    ほう

    157 = 91 :

    由比ヶ浜「夢?……ヒッキーとゆきのんが恋人になってる夢とか?」

    雪ノ下「まあ……そういう夢で気持ちに気づくってこともあり得なくはないけれど」

    由比ヶ浜「でも夢を見たくらいですぐにあんなことまで……」

    雪ノ下「そう……普通はそんなことであんな行動は起こさないわよね……」

    由比ヶ浜「……ゆきのん?」

    雪ノ下「……いえ、どちらにせよ私の考えすぎだったから良かったのだけど」

    雪ノ下「……由比ヶ浜さんは正夢や予知夢って信じる?」

    由比ヶ浜「それって夢で見たことが現実で起きるってやつだよね?」

    雪ノ下「そう」

    158 = 91 :

    由比ヶ浜「ゆきのんも……そういう夢を見ることがあるの?」

    雪ノ下「見ることがある、というよりは結果的に現実がそうなるって言った方がいいかしらね」

    由比ヶ浜「ゆきのんらしい言い方だなぁ……」

    雪ノ下「まあ、そういう夢の時は普段見る夢より現実っぽいとはいえるのかしらね」

    由比ヶ浜「それはなんとなく分かるかも。逆にもっとふわふわしててつかみ所がない夢もあるし」

    雪ノ下「だからそういう夢の時は目が覚めても現実にあったことのように感じられる」

    由比ヶ浜「なるほど…………それで、その夢って?」




    雪ノ下「……比企谷君が死ぬ夢」

    161 = 91 :

    由比ヶ浜「えっ…………予知夢って……それじゃあ……」

    雪ノ下「……大丈夫。その夢の内容はもう実際には過ぎてるから予知夢ではなかった」

    由比ヶ浜「そ、そうなんだ……良かった」ホッ

    由比ヶ浜「……ゆきのんがイヤじゃなかったら、その……夢のこと……もう少し聞いてもいい?」

    雪ノ下「私もそのつもりよ。なるべくあなたには私の考えをトレースしてほしいから」

    由比ヶ浜「ドレス?」

    雪ノ下「トレースよ……写しとるって意味……トレーシングペーパーとか美術で使ったことくらいあるでしょう?」

    由比ヶ浜「や、やだなあ!し、知ってるからそれくらい」

    雪ノ下「……あなたはいつも通りね」

    162 = 91 :

    雪ノ下「ただ、もしかしたらその話であなたの気分を害したらごめんなさい」

    由比ヶ浜「……夢の話で何でそうなるの?」

    雪ノ下「いくら現実の話でないにしろ……夢も自分の頭の中で起きていることだから」

    雪ノ下「夢ってある意味潜在意識の結晶みたいなものなのよ……心の奥底の声とでも言うのか」

    由比ヶ浜「ゆきのん!」ダキッ

    雪ノ下「な、何故急に抱きついて」

    由比ヶ浜「……ゆきのんがそこまで近づいてくれるとは思ってなかったから……嬉しい、というか」

    雪ノ下「?」

    163 = 141 :

    しえん

    164 = 91 :

    由比ヶ浜「もう……ゆきのん無意識だったの?今から自分の心の声について話すって言ったんだよ!」

    雪ノ下「!……あ、いえ……これは夢に対する一般的な解釈を述べたのであって今から話すことがそうとは限らず……」

    由比ヶ浜「それでも……話してくれるんでしょ?」

    雪ノ下 コクリ

    由比ヶ浜「それに、心の声とか考えなくても嬉しいよ……」

    由比ヶ浜「やっぱり自分の見た夢について喋るのって……恥ずかしいとこあるし。意味分かんなかったりするし」

    由比ヶ浜「そういうこと話せるのって信頼できる人じゃないとね……口が軽い人とかもダメだし」

    由比ヶ浜「だからあたしのことそういう対象として見てくれるなら……ありがとう」

    雪ノ下「こ、こちらこそとりとめのない話につきあってくれて……感謝してる」

    167 = 91 :

    雪ノ下「じゃあ、その……まずは夢で見たことを順番に話すわ」

    由比ヶ浜「うん……」

    雪ノ下「まあ……夢って突然始まってるから……普段通り放課後は奉仕部で特に誰も来ずに部活は終わって……」

    雪ノ下「それで帰る時に由比ヶ浜さんがファミレスで3人で勉強会をすると言い出して」

    雪ノ下「結局3人で学校を出てしばらくして信号のない横断歩道に差し掛かった」

    雪ノ下「クルマはいなかったから由比ヶ浜さん先頭に渡りはじめて真ん中あたりまで来たとき……」

    168 :

    >>3
    6~7巻のつなぎがおかしいからいま必死こいてつじつま合わせてるのに
    続きなんか書いてるヒマないしwwwwwwwwwwwwwwwwww

    169 :

    >>168

    170 = 91 :

    雪ノ下「脇の交差点から急にクルマが出てきて凄い勢いで曲がってきて由比ヶ浜さんの方に……」

    雪ノ下「それですぐ後ろを歩いてた比企谷君が前に飛び出て由比ヶ浜さんを向こう側に突き飛ばして……」

    雪ノ下「……クルマに轢かれたのは比企谷君だった。いえ……はねられたといった方が正確か」

    由比ヶ浜「……」

    雪ノ下「何メートルか宙を舞ってアスファルトに頭から……」

    雪ノ下「クルマはそのまま逃走……私はナンバーを覚えてすぐに比企谷君に駆け寄った」

    雪ノ下「比企谷君は薄目のまま言った……『これで少しは俺が生きてた意味もあったのかな』と」

    由比ヶ浜「ゆ、ゆきのんこれ以上無理して……」

    171 = 91 :

    雪ノ下「大丈夫よ……夢の話だから……その後救急車呼んだりとか心臓マッサージしたりとかして」

    雪ノ下「私と由比ヶ浜さんも一緒に救急車で病院に行った後は夢の中でもあまり記憶がない」

    雪ノ下「……そして数時間後に彼の死が告げられた」

    雪ノ下「夢の中でこの時ほど『夢であってほしい』と思ったことはないでしょう……」

    雪ノ下「そして彼の葬儀が終わる日まで私の夢が覚めることはなかった……」

    由比ヶ浜「え?それって……」

    雪ノ下「……夢の中でまた眠るとは私も思ってなかったわ。だから本当に目が覚めるまで現実と思いこんでいた」

    172 = 141 :

    しえん

    174 = 91 :

    雪ノ下「彼がクルマに轢かれた後2日間近く……色々なことが頭の中を駆け巡った」

    雪ノ下「私にとっての彼の存在がどういうものだったか……」

    雪ノ下「由比ヶ浜さんにとっての彼の存在……他の人にとっての彼の存在……」

    雪ノ下「彼はぼっちを自称するだけあって交友関係はあまりなかった」

    雪ノ下「でも、彼は他者の存在自体を求めてなかった訳じゃない」

    雪ノ下「嘘や欺瞞を嫌うからこそそれで成り立ってる人間関係に我慢ならなかっただけ」

    雪ノ下「由比ヶ浜さん……彼が何故奉仕部に入れられたか、話したかしら」

    由比ヶ浜「う、ううん……平塚先生に入れられたってことしか……」

    175 = 91 :

    雪ノ下「私も後から聞いたのだけれど……」

    雪ノ下「彼、『高校生活を振り返る』って作文に『リア充爆発しろ』的なことを書いたらしいのよ」

    由比ヶ浜「うわぁ……」

    雪ノ下「本当に一人がいいならそんなこと書くはずないのにね」

    雪ノ下「おまけにぼっちの私には二度も『友達にならないか』などと言うし」

    由比ヶ浜「えっ……なんか今の地味にショックかも」

    176 = 144 :

    177 = 91 :

    雪ノ下「別に嫉妬するなら嫉妬するでいいのよ、今のはあなたの反応も予測済みで言ったから」

    由比ヶ浜「うっ……なんか今のゆきのん意地悪だ……」

    雪ノ下「……私もあなたに嫉妬したからお互い様よ」

    由比ヶ浜「……どういうこと?ゆきのんがあたしに嫉妬するようなことなんて」

    雪ノ下「夢の中の話って思うかもしれないけれど覚めるまでは現実だったから……」

    雪ノ下「結局比企谷君が命をかけて守ったのは由比ヶ浜さんなんだ……とね」

    由比ヶ浜「……ヒッキーならそれも偶然って言うよ」

    雪ノ下「そう。それはその通りなのだけれど感情って理屈では説明できないものなのよ」

    178 = 91 :

    由比ヶ浜「……ゆきのんがそういうこと言う日が来るとはね……」

    雪ノ下「……また微妙に毒を感じる言い方ね」

    由比ヶ浜「……だってさ、ゆきのんまでヒッキーが好きっていうなら……あたしなんかじゃ敵うわけないじゃん」

    雪ノ下「その心配はいらないわ。今はどちらも相手にされてないから」

    由比ヶ浜「そ、それはそうかもしれないけど……」

    雪ノ下「だからあなたも一度告白して振られなさい」

    由比ヶ浜「振られるの前提なんだ!?」

    179 = 144 :

    180 = 91 :

    雪ノ下「……それとも多少なりとも希望を持っているの?それはそれで感心するけど」

    由比ヶ浜「……そりゃ今のヒッキーにOKしてもらえるとは思わないけどさ……」

    由比ヶ浜「その……また気まずくなったりしたら……イヤだし」

    雪ノ下「大丈夫。比企谷君はあなたが離れていかない限りは元の状態になるだけよ」

    由比ヶ浜「……それも……そうかもね」

    雪ノ下「別に告白しろって言うのは恋愛関係を成功させろって意味とは少し違うのよ」

    由比ヶ浜「どういうこと?」

    182 :

    いいよ

    183 = 142 :

    みてるよー

    184 = 91 :

    大して内容考えてないのに書いてるうちに増えてくなあ……

    ちょっと講義あるから16時くらいまで書けない

    185 = 141 :

    保守しとくし待ってるよ頑張ってよ

    186 :

    のんのん

    187 = 144 :

    おっぱい

    188 = 144 :

    おっぱい

    191 = 144 :

    197 :

    戸塚こい

    198 = 144 :

    200 = 144 :


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