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元スレ勇者♀「これでどこからどう見ても男の子だよね……」
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勇者「お母さん、ゆうちゃん男の子に見える?」
勇母「ええ、とても立派よ」
勇者「えへへ。良かった」
勇母「10歳のお誕生日おめでとう」
勇母「……まだこんなに小さいのに旅立たなければいけないだなんて」
勇者「大丈夫だよ、お母さん」
勇者「いってきまーす!」
勇母「ええ、とても立派よ」
勇者「えへへ。良かった」
勇母「10歳のお誕生日おめでとう」
勇母「……まだこんなに小さいのに旅立たなければいけないだなんて」
勇者「大丈夫だよ、お母さん」
勇者「いってきまーす!」
インスピレーションわいてきた
結構有名な書き手だけど
続き書いていい?
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国王「まずは10万Gを授けよう。その身に合う武器を探すとよい」
国王「足りなくなったら役所に申すのだぞ。援助は惜しまないからな」
勇者「はい、ありがとうございます」
大臣「これが勇者の証明章だ。例え紛失してもお主の元に戻ってくるよう魔法をかけてある」
勇者「わ、きれいなバッチ……ありがとうございます!」
国王「足りなくなったら役所に申すのだぞ。援助は惜しまないからな」
勇者「はい、ありがとうございます」
大臣「これが勇者の証明章だ。例え紛失してもお主の元に戻ってくるよう魔法をかけてある」
勇者「わ、きれいなバッチ……ありがとうございます!」
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結構有名な書き手だけど
続き書いていい?
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町人「勇者ちゃんがんばれー!」
女性「うちで作った干し野菜あげるわ。がんばってね」
勇者「うん! ありがとう!」
勇者「がんばって魔王を倒して、皆を幸せにするからね!」
勇者(お父さんは立派な勇者だった)
勇者(魔王と相撃ちになって死んじゃったけど、とっても強かった)
勇者(今度は、ぼくが復活した魔王を倒して平和を取り戻すんだ!)
女性「うちで作った干し野菜あげるわ。がんばってね」
勇者「うん! ありがとう!」
勇者「がんばって魔王を倒して、皆を幸せにするからね!」
勇者(お父さんは立派な勇者だった)
勇者(魔王と相撃ちになって死んじゃったけど、とっても強かった)
勇者(今度は、ぼくが復活した魔王を倒して平和を取り戻すんだ!)
インスピレーションわいてきた
結構有名な書き手だけど
続き書いていい?
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街の門
勇母「ゆうちゃん……」
勇者「お母さん、心配しなくて大丈夫だよ。ぼく、お父さんの子供だもん」
勇母「お願い、絶対に帰ってきて。あなたまでいなくなってしまったら……」
勇者「大丈夫だってばあ」
勇母「いくら魔王が復活したからと言って、あなたを旅立たせるなんて王様も酷だわ」
勇者「まだ修行不足だけど、潜在能力だけならお父さんより上なんだって。だから大丈夫」
勇者「じゃあね」
勇母「ゆうちゃん……うぅ……」
勇母「ゆうちゃん……」
勇者「お母さん、心配しなくて大丈夫だよ。ぼく、お父さんの子供だもん」
勇母「お願い、絶対に帰ってきて。あなたまでいなくなってしまったら……」
勇者「大丈夫だってばあ」
勇母「いくら魔王が復活したからと言って、あなたを旅立たせるなんて王様も酷だわ」
勇者「まだ修行不足だけど、潜在能力だけならお父さんより上なんだって。だから大丈夫」
勇者「じゃあね」
勇母「ゆうちゃん……うぅ……」
とある小さな村
勇者(皆浮かない顔してる……)
勇者「何かあったんですか?」
村人「南に行くための道の近くの洞窟に竜が棲みついてしまってね」
村人「物資の運搬が困難になって困っているんだよ」
勇者「りゅ、竜?」
村人「討伐隊もなかなか歯が立たないみたいでね……おや、その紋章は」
村人「君はもしかして勇者かい?」
勇者「はい!」
勇者(皆浮かない顔してる……)
勇者「何かあったんですか?」
村人「南に行くための道の近くの洞窟に竜が棲みついてしまってね」
村人「物資の運搬が困難になって困っているんだよ」
勇者「りゅ、竜?」
村人「討伐隊もなかなか歯が立たないみたいでね……おや、その紋章は」
村人「君はもしかして勇者かい?」
勇者「はい!」
インスピレーションわいてきた
結構有名な書き手だけど
続き書いていい?
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村人「おやおや、まだこんなに幼いのに……大変だねえ」
村人「15年前、君のお父さんに助けてもらったんだよ」
村人「あの方のお子さんなら期待できそうだ。竜を退治してくれるかい?」
勇者「うん!」
傭兵1「おい、勇者が来たんだってよ」
傭兵2「ならもう安心だな。俺等もこれ以上犠牲は出せねえし、前金は貰ったしな」
村人「15年前、君のお父さんに助けてもらったんだよ」
村人「あの方のお子さんなら期待できそうだ。竜を退治してくれるかい?」
勇者「うん!」
傭兵1「おい、勇者が来たんだってよ」
傭兵2「ならもう安心だな。俺等もこれ以上犠牲は出せねえし、前金は貰ったしな」
剣士「え……もう帰っちゃうんですか?」
傭兵1「ああ。お前もとんずらしとけ」
傭兵2「おっあれが勇者か。ちっこいなー……本当に大丈夫か?」
傭兵3「大丈夫だから旅立ったんだろ。あとはあのがきんちょに任せとけばいいんじゃねえの」
剣士(あんな小さな子に……)
傭兵1「ああ。お前もとんずらしとけ」
傭兵2「おっあれが勇者か。ちっこいなー……本当に大丈夫か?」
傭兵3「大丈夫だから旅立ったんだろ。あとはあのがきんちょに任せとけばいいんじゃねえの」
剣士(あんな小さな子に……)
勇者(竜ってどのくらい強いのかなあ)
勇者(平原で弱い魔物はなんとか倒せたけど……)
勇者(あ、きっとあの洞窟だ)
勇者(……このあたりの魔物、ちょっと強いなあ)
竜「何の用だ。俺に食われにでも来たのか?」
勇者(ひっ……人の骨が転がってる……)
勇者(平原で弱い魔物はなんとか倒せたけど……)
勇者(あ、きっとあの洞窟だ)
勇者(……このあたりの魔物、ちょっと強いなあ)
竜「何の用だ。俺に食われにでも来たのか?」
勇者(ひっ……人の骨が転がってる……)
勇者「この洞窟から出ていってください。村の人達が困っています」
竜「はっ、お前のような子供が一体何を言うのだ」
竜「正義感だけでは世の中やっていけぬぞ? くくく……」
竜「丸焼きにして喰らってやるわ!」ゴォォ
勇者「来る……!」タタッ
ドゴッ
勇者「うわっ」
竜「ふははは! いつまで逃げ切れるだろうな?」
勇者(怖がっちゃだめ、怖がっちゃだめ……どうにかして倒さないと)
竜「はっ、お前のような子供が一体何を言うのだ」
竜「正義感だけでは世の中やっていけぬぞ? くくく……」
竜「丸焼きにして喰らってやるわ!」ゴォォ
勇者「来る……!」タタッ
ドゴッ
勇者「うわっ」
竜「ふははは! いつまで逃げ切れるだろうな?」
勇者(怖がっちゃだめ、怖がっちゃだめ……どうにかして倒さないと)
――――
勇者「はあ、はあ……」
竜「とどめを刺してやろう」
勇者(剣も低級魔法も全然効かない……どうしよう)
竜「覚悟しろ!」ゴゴォ
剣士「危ない!」
勇者「わわっ!」
勇者「はあ、はあ……」
竜「とどめを刺してやろう」
勇者(剣も低級魔法も全然効かない……どうしよう)
竜「覚悟しろ!」ゴゴォ
剣士「危ない!」
勇者「わわっ!」
剣士「大丈夫?」
勇者「あ、ありがとう……」
剣士「君、魔法は使える?」
勇者「簡単なのなら……」
剣士「昨日あいつと戦って気付いたんだけど、あいつ、炎を吐く瞬間だけ背中にある目が開く」コソコソ
剣士「多分あそこが急所なんだ」
勇者「うん」
勇者「あ、ありがとう……」
剣士「君、魔法は使える?」
勇者「簡単なのなら……」
剣士「昨日あいつと戦って気付いたんだけど、あいつ、炎を吐く瞬間だけ背中にある目が開く」コソコソ
剣士「多分あそこが急所なんだ」
勇者「うん」
竜「ふん、ガキが一人増えたようだが二人まとめて焼いてやるわ!」ゴオォォオオォォ
剣士「だから僕が囮になる。その隙に攻撃して!」ダダッ
勇者「わ、わかった!」
勇者(背中が見えるくらい高い所に行かなきゃ……)
剣士「こっちだ!」
竜「見覚えがあると思ったら昨日逃したガキではないか」
竜「我の力を知っていながら……無謀なものだな」
剣士「だから僕が囮になる。その隙に攻撃して!」ダダッ
勇者「わ、わかった!」
勇者(背中が見えるくらい高い所に行かなきゃ……)
剣士「こっちだ!」
竜「見覚えがあると思ったら昨日逃したガキではないか」
竜「我の力を知っていながら……無謀なものだな」
剣士(こいつは竜の割に知能が低い。一つのことに気を取られるタイプだ)
剣士(注意を引きつけておけばあちらに気がつかないはず)
勇者「よいしょ、よいしょ」ガッガッ
勇者(よし、ここまで来れば狙いを定められる)
剣士「食べたければ食べなよ。炎を吐くしか能のない低級竜め!」
竜「おのれ……我を侮辱するな!」ゴゴゴゴオオオ
勇者「今だ、いける!」キュイイイイ
勇者「えいっ!」パシュッ
剣士(注意を引きつけておけばあちらに気がつかないはず)
勇者「よいしょ、よいしょ」ガッガッ
勇者(よし、ここまで来れば狙いを定められる)
剣士「食べたければ食べなよ。炎を吐くしか能のない低級竜め!」
竜「おのれ……我を侮辱するな!」ゴゴゴゴオオオ
勇者「今だ、いける!」キュイイイイ
勇者「えいっ!」パシュッ
竜「ぐあっ!?」
竜「い、いつのまに……背後に……」
勇者(この竜頭悪そう……)
竜「くっ……」バタリ
剣士「……まさかこんなに弱かったなんて」
剣士「装甲が丈夫な分、急所が異常に脆かったみたいだ」
勇者「ふう……良かった」
竜「い、いつのまに……背後に……」
勇者(この竜頭悪そう……)
竜「くっ……」バタリ
剣士「……まさかこんなに弱かったなんて」
剣士「装甲が丈夫な分、急所が異常に脆かったみたいだ」
勇者「ふう……良かった」
勇者「助けてくれてありがとう」
剣士「いや……」
勇者「君が助けに来てくれなかったら、ぼく、今頃竜のお腹の中だったよ」
剣士「君みたいな小さな子に全てを任せる方がおかしいんだ」
剣士「いくら勇者だからって……大人は無責任だ」
勇者「ん……あれ? 火傷してるの?」
剣士「ああ、このくらい平気だよ。掠っただけだし」
勇者「見せて。簡単な回復魔法くらいならできるから」
剣士「あ、あり……がとう……」
剣士(この子、男の子……だよね……?)
剣士「いや……」
勇者「君が助けに来てくれなかったら、ぼく、今頃竜のお腹の中だったよ」
剣士「君みたいな小さな子に全てを任せる方がおかしいんだ」
剣士「いくら勇者だからって……大人は無責任だ」
勇者「ん……あれ? 火傷してるの?」
剣士「ああ、このくらい平気だよ。掠っただけだし」
勇者「見せて。簡単な回復魔法くらいならできるから」
剣士「あ、あり……がとう……」
剣士(この子、男の子……だよね……?)
村人「ああ、ありがとう勇者!」
子供「さっすが勇者様だあ!」
勇者「ぼくはたいしたことないよ。剣士君のおかげで勝てたんだもん」
少女「おれ、お礼! あげる!」
勇者「いいよいいよ、あげるなら剣士君に……」
剣士「もらっておきなよ。僕は別にいいからさ」
勇者「でも、こっちが名誉を独り占めしてるみたいで……」
剣士「勇者っていうのは、そういうものだからさ」
子供「さっすが勇者様だあ!」
勇者「ぼくはたいしたことないよ。剣士君のおかげで勝てたんだもん」
少女「おれ、お礼! あげる!」
勇者「いいよいいよ、あげるなら剣士君に……」
剣士「もらっておきなよ。僕は別にいいからさ」
勇者「でも、こっちが名誉を独り占めしてるみたいで……」
剣士「勇者っていうのは、そういうものだからさ」
剣士「皆の希望の象徴だからね。目立って当然だよ」
剣士(皆の希望の象徴だからこそ、あらゆる人が勇者に全てを任せてしまうけれど)
剣士「仲間の一人や二人くらい、いるのが普通なんじゃ……」
勇者「いいの。ぼくが頑張れば、みんな幸せになれるんだもん」
剣士「…………」
剣士「僕、君と一緒に行っていいかな」
勇者「一緒に戦ってくれるの?」
剣士(皆の希望の象徴だからこそ、あらゆる人が勇者に全てを任せてしまうけれど)
剣士「仲間の一人や二人くらい、いるのが普通なんじゃ……」
勇者「いいの。ぼくが頑張れば、みんな幸せになれるんだもん」
剣士「…………」
剣士「僕、君と一緒に行っていいかな」
勇者「一緒に戦ってくれるの?」
剣士「僕だってまだ14歳で、大人とは言えない年齢だけれど……」
剣士「君一人が戦わなくちゃいけないなんてあんまりだ」
勇者「……えへへ。ありがとう」
勇者「正直ちょっと寂しかったんだ」
勇者「よろしくね!」
剣士「うん。よろしく」
剣士(手……小さいな)
剣士「君一人が戦わなくちゃいけないなんてあんまりだ」
勇者「……えへへ。ありがとう」
勇者「正直ちょっと寂しかったんだ」
勇者「よろしくね!」
剣士「うん。よろしく」
剣士(手……小さいな)
剣士「この山岳地帯を抜けたら少し大きな町があるんだ」
剣士「そこで道具を揃えよう」
勇者「同じ種族の魔物でも、人がいないところに住んでる方が弱いみたいだね」
勇者「人里離れた場所の方が強い魔物がいそうなのに」
剣士「魔物は人の感情に反応して強さが変わるって言われてるんだ」
剣士「人のどんな感情に影響されているのかは不明だけど」
剣士「そこで道具を揃えよう」
勇者「同じ種族の魔物でも、人がいないところに住んでる方が弱いみたいだね」
勇者「人里離れた場所の方が強い魔物がいそうなのに」
剣士「魔物は人の感情に反応して強さが変わるって言われてるんだ」
剣士「人のどんな感情に影響されているのかは不明だけど」
勇者「剣士君っていろんなこと知ってるんだね」
剣士「世間のことを知らないとやっていけないよ」
剣士「世の中には危険なことがたくさんあるんだ」
勇者「そうだね。もうちょっと勉強してから旅に出れば良かったなあ」
剣士「世間のことを知らないとやっていけないよ」
剣士「世の中には危険なことがたくさんあるんだ」
勇者「そうだね。もうちょっと勉強してから旅に出れば良かったなあ」
町
勇者「栄えてそうなところなのに、なんとなく寂しいね」
剣士「魔物の活動が活発化しているからね。どの町もこんな感じだよ」
剣士「魔王が倒された直後、人々は復興に向けて活発に働く」
剣士「それからしばらくすると魔王が復活して、再び衰退する」
剣士「多少年月の差はあるけど、歴史はずっとこの繰り返しだ」
勇者「へええ」
勇者「栄えてそうなところなのに、なんとなく寂しいね」
剣士「魔物の活動が活発化しているからね。どの町もこんな感じだよ」
剣士「魔王が倒された直後、人々は復興に向けて活発に働く」
剣士「それからしばらくすると魔王が復活して、再び衰退する」
剣士「多少年月の差はあるけど、歴史はずっとこの繰り返しだ」
勇者「へええ」
町人1「勇者様だ! 勇者様が来られたぞ!」
町人2「勇者様だあああああああやったああああああああああ」
町人3「勇者様ばんざああああああい!」
勇者「ひぃっ」
剣士「ついさっきまで死んだような目をしていたのに……」
勇者「こ、こんにちは……はじめまして、勇者です」
町人4「きゃあああああ勇者ちゃんかわいいいいいい!」
町人5「町長の所へお連れしろ! 丁寧にもてなすんだ!」
勇者「熱狂的すぎて怖いよぉ……」
町人2「勇者様だあああああああやったああああああああああ」
町人3「勇者様ばんざああああああい!」
勇者「ひぃっ」
剣士「ついさっきまで死んだような目をしていたのに……」
勇者「こ、こんにちは……はじめまして、勇者です」
町人4「きゃあああああ勇者ちゃんかわいいいいいい!」
町人5「町長の所へお連れしろ! 丁寧にもてなすんだ!」
勇者「熱狂的すぎて怖いよぉ……」
町長「しばしば魔物の襲撃を受けていまして、あまり豪華な物は出せませんが……」
勇者「そ、そういうのはいいです! ぼく豪華な食事には慣れてませんし!」
勇者「ぼくなんかに出せる物があるなら、貧しい人達に分けてあげてください」
町長「おお、なんと心の綺麗な子だ」
町長「実は一つお願いがあるのです」
勇者「何ですか?」
勇者「そ、そういうのはいいです! ぼく豪華な食事には慣れてませんし!」
勇者「ぼくなんかに出せる物があるなら、貧しい人達に分けてあげてください」
町長「おお、なんと心の綺麗な子だ」
町長「実は一つお願いがあるのです」
勇者「何ですか?」
町長「この町にいらっしゃる際、大きな防壁をご覧になったでしょう?」
勇者「はい」
町長「あれは魔法が仕込まれている特殊な壁なのですが」
町長「込められている魔力が枯渇していて機能しないのです」
町長「その上、勇者の血を引く方の魔力でないと作動しないので……」
勇者「その壁にぼくの魔力を注げば良いんですね?」
町長「ええ」
勇者「わかりました!」
勇者「はい」
町長「あれは魔法が仕込まれている特殊な壁なのですが」
町長「込められている魔力が枯渇していて機能しないのです」
町長「その上、勇者の血を引く方の魔力でないと作動しないので……」
勇者「その壁にぼくの魔力を注げば良いんですね?」
町長「ええ」
勇者「わかりました!」
勇者「この宝玉に注げば良いんですね」
町長「ええ」
兵士A(やった! これで危険な仕事をせずにすむ!)
兵士B(壁さえ作動してくれればほとんどの魔物の攻撃は防げるもんな)
兵士C(良かった……これで妻子も安心してくれるだろう)
勇者「えいっ」シュウウウウゥゥゥゥ
勇者(うわ、けっこう吸い取られるなあ……)
町長「無理は言いませんが、できればこのメーターが満杯になるまでお願いします」
勇者「は、はい!」
町長「ええ」
兵士A(やった! これで危険な仕事をせずにすむ!)
兵士B(壁さえ作動してくれればほとんどの魔物の攻撃は防げるもんな)
兵士C(良かった……これで妻子も安心してくれるだろう)
勇者「えいっ」シュウウウウゥゥゥゥ
勇者(うわ、けっこう吸い取られるなあ……)
町長「無理は言いませんが、できればこのメーターが満杯になるまでお願いします」
勇者「は、はい!」
勇者(魔法は簡単なのしか覚えてないけど、魔力の大きさなら歴代勇者の中でも5位以内だもん)
勇者(きっといける……!)
勇者「よし、これで……容量いっぱい……」
勇者「あ……」フラ
剣士「勇者!」バサッ
勇者「ぅ……」ガクリ
剣士「ゆ、勇者! しっかりして!」
剣士「気を失ってる……」
町長「では部屋で休んでいただきましょう」
勇者(きっといける……!)
勇者「よし、これで……容量いっぱい……」
勇者「あ……」フラ
剣士「勇者!」バサッ
勇者「ぅ……」ガクリ
剣士「ゆ、勇者! しっかりして!」
剣士「気を失ってる……」
町長「では部屋で休んでいただきましょう」
剣士「……子供が魔力の使いすぎて倒れたんですよ!」
剣士「もう少し心配したらどうなんですか!?」
町長「何を仰っているのです。その方は勇者ですよ」
町長「このくらい平気でないと魔王なんて倒せません」
町長「先代勇者はもっと屈強なお方でしたがねえ」
剣士「っ……!」
剣士(勇者とはいえまだ小さいのに……どうしてこんな扱いを受けなきゃいけないんだ……!)
剣士(こんなことが勇者の宿命だっていうのか……!?)
剣士(世の中腐ってる!)
剣士「もう少し心配したらどうなんですか!?」
町長「何を仰っているのです。その方は勇者ですよ」
町長「このくらい平気でないと魔王なんて倒せません」
町長「先代勇者はもっと屈強なお方でしたがねえ」
剣士「っ……!」
剣士(勇者とはいえまだ小さいのに……どうしてこんな扱いを受けなきゃいけないんだ……!)
剣士(こんなことが勇者の宿命だっていうのか……!?)
剣士(世の中腐ってる!)
勇父『勇者、旅をやめろ』
勇者『だれ?』
勇父『覚えてないかい。お前のお父さんだ』
勇者『お父さん……? ほんとだ、お父さんだ! 絵で見たのとそっくり!』
勇父『いいか、旅をやめるんだ。お前が苦痛を味わう必要はない』
勇父『今、人類に必要な事は……』
勇者『なに? 何て言ってるの? 聞こえないよ』
勇者『お父さん、お父さん!』
勇者『だれ?』
勇父『覚えてないかい。お前のお父さんだ』
勇者『お父さん……? ほんとだ、お父さんだ! 絵で見たのとそっくり!』
勇父『いいか、旅をやめるんだ。お前が苦痛を味わう必要はない』
勇父『今、人類に必要な事は……』
勇者『なに? 何て言ってるの? 聞こえないよ』
勇者『お父さん、お父さん!』
勇者「おと……さ……」
剣士「勇者!」
勇者「あ、剣士君」
剣士「良かった……」
勇者「そんなに心配しなくて大丈夫だよ。ぼく、勇者だもん。普通の人より丈夫にできてるよ」
剣士「勇者!」
勇者「あ、剣士君」
剣士「良かった……」
勇者「そんなに心配しなくて大丈夫だよ。ぼく、勇者だもん。普通の人より丈夫にできてるよ」
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