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    元スレ千早「ふふっ、プロデューサーに好きって言ったらどうなるかしら?」

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    351 = 347 :

    あずさ「つい最近よ~」

    千早「……一応お聞きしますが、相手は」

    あずさ「相手? えっと、そうねぇ。千早ちゃんに説明するなら」




    あずさ「元同僚の男性、ってくらいかしら?」


    千早「あずさ……さん……?」

    あずさ「どうしたの、千早ちゃん?」

    千早「いえ、その……えっと……」

    あずさ「千早ちゃん、落ち着いて?」

    千早「は、はい。で、ですからその……あずささんの、旦那様は……」

    あずさ「とっても優しい人で、お仕事をしてた頃もすっごく頼りになって」

    あずさ「ついこの間我慢できなくて告白しちゃったんだけれど、そうしたらびっくりOKしてくれて」

    千早「……」

    あずさ「今はすごく幸せよ~……ってごめんなさい! 私の話になっちゃって」

    352 = 347 :

    千早「あずささん、その人は……プロデューサーではなく」

    あずさ「あら? 千早ちゃん知ってるの? そうそう、彼プロデューサーだったのよ~?」

    千早「……いや」

    あずさ「あ、もう少ししたらかえってお夕飯の仕度をしておかなくちゃ。ふふっ、あの人いつもお腹を空かせて帰ってくるのよ?」

    千早「あ、あずささん」

    あずさ「なぁに?」

    千早「何度もすみません。ちょっと混乱してて……この事務所の、プロデューサーですか?」

    あずさ「この事務所? えぇ、それはそうよ。私もここにいたんだから」

    千早「……」

    千早(どういうこと? あずささんの演技? それとも記憶が……あるいは、本当に……)

    千早(いや、そんなことあるはず……でも、明らかに今までの人たちとは違って……何かこう)

    千早「……ちょ、ちょっとすみません」

    あずさ「えぇ」

    353 = 347 :

    千早(プロデューサーに電話して確かめれば済むこと。大丈夫、今までいろんなことを受けてきたんだもの)

    千早(これくらい乗り越えなきゃ、他のみんなに申し訳がたたないわ)

    千早「……」






    prrrrr

    千早「――――え?」

    あずさ「あら? はい、もしもし~」

    千早「あ、ず、さ……さ……」

    あずさ「え? どうして千早ちゃんが?」

    千早「どうして……あずささんがその携帯を……」

    あずさ「この携帯? あ、そうそう忘れてたわ! 今日あの人、携帯を忘れて行ったの。それを届けに行ったんだけれど、迷っちゃって」

    千早「そんな……」

    千早(どういうこと……? あの携帯は本物のプロデューサーの携帯……え? それじゃあプロデューサーは?)

    354 :

    病み病みだなぁ

    356 :

    これもうわかんねえな

    357 = 347 :

    あずさ「千早ちゃん?」

    千早「あ、あのあず……」

    あずさ「どうしてこの人の番号を知ってるのかしら」

    千早「え? いえ、だってそれは」

    あずさ「あの人のこと知ってたのね」

    千早「それはもちろん知ってます。プロデューサーですから」

    あずさ「プロデューサー? あぁ、千早ちゃんが言ってたプロデューサーっていうのは、そういう事なのね」

    千早「それよりどうしてあずささんが……さっきの話を聞くと一緒に生活してるように聞こえて」

    あずさ「それは結婚した者同士なんだから、一緒に住むことは当然でしょう?」

    千早「いえ、でも……」

    あずさ「それより、あの人に電話をしてどうするつもりだったのか、それを聞きたいの」

    千早「あ、だからそれは」

    あずさ「正直に答えてくれれば、大丈夫よ。だって千早ちゃんだもの」

    千早「……プロデューサーは、私と付き合ってるんです」

    あずさ「あら?」

    358 = 347 :

    千早「だからあずささんがその携帯を持ってることが変なんです!」

    あずさ「変?」

    千早「私の言ってることと、あずささんが言ってることが食い違っていたので確かめようと思って電話を掛けました」

    あずさ「あら、そういうこと」

    千早「……」

    あずさ「私は何も変な事を言ってないけれど」

    千早「そんな……じゃあプロデューサーは」

    あずさ「プロデューサーっていうのがあの人だとしたら、千早ちゃんはどうしたいのかしら?」




    あずさ「私から、奪うなんて。まさか、ねぇ?」

    千早「……!!」ゾクッ

    あずさ「ふふっ……ねぇ、千早ちゃん? 世の中にはきっと、いろんなプロデューサーさんがいるのよ。きっと、そういうことなんじゃない?」

    千早「ち、違う……」

    千早(頭が働かない……今までとは違う……プロデューサーとの関係を指摘されてるんじゃない)

    千早(私とプロデューサーの関係が……なかったことになってしまう。それとも、本当に元から無かったの……?)

    359 = 347 :

    あずさ「それじゃあ私は、帰って準備をしなきゃ」

    千早「ま、待ってあずささん!!」

    あずさ「大丈夫よ千早ちゃん。きっとあなたの”プロデューサーさん”も、貴方の言ってることが本当なら何の問題もないわ」

    あずさ「あの人と同じように、きっと千早ちゃんのこと待っててくれるはずよ?」

    千早「そ、そんな……だって携帯が……それにあずささんだって!!」

    あずさ「ふふっ、どうなのかしらね? それじゃあ、またね千早ちゃん?」

    千早「あずささん!!」

    バタン

    千早「……意味がわからない。一体、何が……」

    prrrr

    千早「プロデューサー、から? ……あずささん、なの?」

    ピッ

    千早「……はい、もしもし?」




    千早「―――!!!」ゾワッ

    361 :

    ホラーなんですけど

    362 = 347 :

    …プツッ

    千早「……」

    千早(電話口から聞こえてきたのは、プロデューサーの声)

    千早(安心したのと同時に、全身を恐怖が包み込んだ)

    千早(それじゃあさっき私がかけた携帯、あずささんが持っていた携帯は、何?)

    千早(……あずささんは、一体)

    ガチャッ

    千早「あ、音無さ――んっ!?」


    小鳥「ち、は、や、ちゃーーーん!!」

    ドサッ

    千早「ちょ、ちょっ! 音無さん!?」

    小鳥「えへへー、ちはやちゃんだぁ~!」

    千早(く、臭い!? こんな時間から、お酒……?)

    千早「お、重いですから……とりあえずどいてください……」

    363 = 347 :

    小鳥「もー! せっかく来て上げたのにその態度はひどいんじゃないの!」

    千早「音無さん、そんな感じでしたっけ……」

    小鳥「小鳥は怒ってるんですよ!!」

    千早(これは相当重症……とは言っても)

    千早「……体調が悪かった、とか」

    小鳥「うん? あー、そんなこともあったけど、大丈夫!」

    千早「そ、それはそれは」

    小鳥「それで、私は千早ちゃんに言いたいことがあってここに来ました!」

    千早「は、はい」






    小鳥「音無小鳥は、千早ちゃんからプロデューサーさんを寝取ります!!」

    千早「はい……え?」

    小鳥「以上! それじゃあ私はこの辺で……」

    千早「ちょっと待ってください!」

    364 = 356 :

    無茶すんな小鳥

    365 = 361 :

    可愛いもんだな

    366 = 350 :

    前数人がヤバかっただけにすごく安心できる

    367 = 347 :

    小鳥「もー、何~? 私、眠いんだけど!」

    千早(こんな悪酔い見たことないもの……そもそも酔ってるのかすら怪しいくらい)

    千早「いろいろ言いたいことはあるんですが……とりあえず先に、謝らせてください」

    小鳥「むぅー……」

    千早「プロデューサーの件は、すみませんでした」

    小鳥「……」

    千早「その上で音無さんがそういうことであれば……私は」





    小鳥「ふーん、その程度なんだ」

    千早「え?」

    小鳥「私が酔っぱらってるから、そういう妄想なんだとか思ってるでしょ」

    千早「こ、小鳥さん?」

    小鳥「……正直言うと、もういてもたってもいられないからヤケ酒っていうのはホント。でも、さっきのは本気」

    小鳥「千早ちゃんがそういうことなら猶更でしょう?」

    368 = 347 :

    千早「私は……」

    小鳥「……その様子だと、みんなに謝って回った?」

    千早「はい。ちょうど音無さんが最後でした」

    小鳥「そっか。じゃあ、ちょうどいいよね」

    千早「え?」

    小鳥「わかってると思うけど、皆プロデューサーさんのこと、好きなの」

    千早「……はい」

    小鳥「私も。でも、私より好きだ!って人、いると思う。だからって譲る気はないわ!」

    千早「まあ、それは……」

    小鳥「でも、結局一番最初に声をかけた千早ちゃんがプロデューサーさんを手に入れるっていうことに、何ら不思議なことはないじゃない?」

    小鳥「無理やりにでも脅したならともかく、プロデューサーさんも千早ちゃんを選んだわけだし」

    小鳥「何より、千早ちゃんだってその思い、本気なんでしょう?」

    千早「もちろん、です。でも、やっぱり皆にいろんなことを言われて、後ろめたさがあるというか……」

    千早「考えれば考えるほど、私なんかより……そう思ってしまうことが」


    小鳥「甘いね」

    369 = 347 :

    千早「え?」

    小鳥「そんなんで盗られて、後から文句言ったって誰も味方してくれないわ」

    千早「……」

    小鳥「今貴方にできることは、プロデューサーを他の人に盗られないように努力することでしょう?」

    小鳥「今更友情だのなんだの綺麗事言った方が負けなの。仕方ないのよ」

    千早「……でも、私は」


    小鳥「だから私は、宣戦布告をしました!」

    千早「え?」

    小鳥「皆、それぞれいろんな考えがあるわよね。きっと」

    小鳥「中には本当は心のどこかでプロデューサーさんと千早ちゃんのこと、応援してる人だっているはず」

    小鳥「でも逆に、絶対に奪って見せるって人もいる。だったら私は、一番楽しそうなところに混ざろうかな、って」

    千早「……と言いますと」

    小鳥「ペットが二人、増えるんでしょう?」

    千早「……あー」

    小鳥「私は教育係をします! きっと千早ちゃん一人、ないしプロデューサーさんと二人じゃ大変だろうし」

    370 :

    小鳥さんが真っ当に見えるとは…

    371 = 347 :

    千早「それは、ありがたいような……ありがたくないような……」

    千早「そもそもあの話は本当に……」

    小鳥「そんでもって! 隙あらばプロデューサーさんを寝取る!」

    千早「……」

    小鳥「妄想事務員だからって甘く見てると、痛い目みるわよ~? 知識だけは絶対に負けないもの!」

    千早「音無さん、まだ酔っぱらってますよね……」

    小鳥「当たり前でしょ! それで、私のダイナマイトボディで悩殺よ!」

    千早「……?」

    小鳥「あぁもうなんでピンとこないの! 今の子はこんなことも知らないわけ?」

    千早「わかりましたわかりました……だから今日はもう帰った方が……」

    小鳥「あーもうそうやって厄介払いする! どうせなら今日から千早ちゃんちに行く!!」

    千早「お断りします」

    小鳥「……」

    千早「……音無さん?」

    小鳥「皆、結局わかってるのよ。最後には、みんな笑って二人の事祝福するって」

    372 = 347 :

    千早「……」

    小鳥「それは誰が言ったって同じこと。私が最初にプロデューサーさんに好きって言ったら、どうなってたと思う?」

    千早「それは……」

    小鳥「えぇ。プロデューサーさんがそういう人なんだから、仕方ないわよね」

    千早「……だったら」

    小鳥「猶更私が、なんて思っちゃだめよ。運がよかった。それも一つでしょう?」

    千早「……」

    小鳥「結局恋とか運命とかって、そんなもんで決まっちゃうのよ!」

    小鳥「それでその出会いに一生懸命になれたら、退屈な人生よりは全然マシだと思わない?」

    千早「確かに……」

    小鳥「今は辛いかもしれないけど、うん。多分いや、絶対。765プロの皆は、千早ちゃんのことお祝いしてくれる」

    千早「音無さん……」

    小鳥「でも! 油断してたら盗るから! それは、恨みっこなし!!」

    千早「そ、それは……」

    小鳥「……なんて、いつもの妄想。ふぁ……本当に眠くなってきちゃったなぁ……」

    374 = 347 :

    千早「……」

    小鳥「それじゃ……お休み……」

    千早「……ってえ? こ、ここで寝るんですか!?」

    小鳥「くー……」

    千早「ちょ、ちょっと音無さん! ……はぁ」

    千早「……でもいつもとは大違いですね。お酒飲んだ方が、すごみがあるというか」

    小鳥「……失礼な」

    千早「わっ!? ま、まだ起きてたんですか……」

    小鳥「……んむ」

    千早「……ふふっ」


    千早「そう、よね」

    千早(皆、許せないに決まってる。私だってそう思うはず。でも、皆……わからないけど、許してくれる。そんな気がする)

    千早(でも……皆に謝って気が付いた。結局私のわがままだったってこと。だから、最後に)

    ガチャッ

    375 = 347 :

    千早「……すみませんでした」

    千早「まずは、謝らせてください。一番迷惑をかけていたのに、怖くて見ないふりをして」

    千早「全部……任せて、頼りっぱなしにしてした」

    千早「皆に謝って、もうあきらめようかとも思いましたけど」

    千早「やっぱり……やっぱり私は……」



    千早「プロデューサー、貴方が好きです」



    P「……あぁ」



    千早(皆、もう一度言わせて。ごめんなさい)

    千早(それでも、私はプロデューサーに選んでもらった分。精一杯、追いつけるように頑張るの)

    千早(……そしていつか。皆に面と向かって言えたら)

    千早「……ありがとう」

    ――

    376 = 347 :

    同じ部屋に何故かペットみたいなのが住みついてしまったり

    事務所に行ったら相変わらず陰湿な嫌がらせが続いてたり

    仕事は忙しくてプロデューサーともなかなか会えないけれど

    これはこれで、私は幸せだから――

    ――


    「プロデューサーに好きって言ったら……どうなるんだろう?」




    ??「抜け駆けなんて、最低ね」

    「え?」




    終わり

    378 = 354 :

    結局あずさは狂ったままなのか?
    ちょっと理解出来てないんだけど

    379 = 347 :

    イメージ的には美希と同じだけど超能力じみたことまで手を回せる強さっていうか
    ハッタリが主だけど裏で何やってるかわからないあずささんって怖いよねっていう

    380 = 354 :

    そういう事か
    サンクス

    381 :

    千早と話してたのがPとあずさが結ばれた並行世界かなんかのあずさで最後のがこっちのあずさ?

    384 :

    おつ

    385 :

    おつ

    387 :

    あずささんが主にヤバ過ぎ

    388 :

    よく完走した

    389 :

    えっ?これ>>1じゃないんだろ?


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