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元スレ縁「唯ちゃんを監禁しちゃった」

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-放課後-
縁「唯ちゃん、かえろーかえろー」
唯「あれ、ゆずこは?」
縁「ゆずちゃんは、なんか新しい本の発売日ーとかでチャイム鳴ってすぐ出て行ったよ」
唯「あいつはほんと、そういう熱意を別に向けたら、もっとマシな人間になるのにな」
縁「でも、ゆずちゃんらしいよー」
唯「急ぎすぎて事故にあわなきゃいいけど……心配だな」
縁「……」
唯「ああ、じゃあ二人で帰ろうか」
縁「うんっ!」
あとはまかせた
縁「唯ちゃん、かえろーかえろー」
唯「あれ、ゆずこは?」
縁「ゆずちゃんは、なんか新しい本の発売日ーとかでチャイム鳴ってすぐ出て行ったよ」
唯「あいつはほんと、そういう熱意を別に向けたら、もっとマシな人間になるのにな」
縁「でも、ゆずちゃんらしいよー」
唯「急ぎすぎて事故にあわなきゃいいけど……心配だな」
縁「……」
唯「ああ、じゃあ二人で帰ろうか」
縁「うんっ!」
あとはまかせた
縁「ねーねー、唯ちゃん」
唯「ん?」
縁「こうやって、二人だけで帰るの久しぶりだね!」
唯「んー、言われてみれば確かに。最近は三人で帰ることが多かったからなあ」
縁「うんうん」
唯「まあ、ゆずこがいないと静かでいいな」
縁「んー、わたしとだけじゃ、つまらないかな?」
唯「そんなことないよ。騒がさ二分の一になって、ちょうどいいかなって」
縁「えへへー、ほめられたー」
唯「念のために言っとくけど
縁「んー?」
唯「褒めてないから」
縁「えへへ」
唯「ん?」
縁「こうやって、二人だけで帰るの久しぶりだね!」
唯「んー、言われてみれば確かに。最近は三人で帰ることが多かったからなあ」
縁「うんうん」
唯「まあ、ゆずこがいないと静かでいいな」
縁「んー、わたしとだけじゃ、つまらないかな?」
唯「そんなことないよ。騒がさ二分の一になって、ちょうどいいかなって」
縁「えへへー、ほめられたー」
唯「念のために言っとくけど
縁「んー?」
唯「褒めてないから」
縁「えへへ」
縁「たーんたーんたぬきのキンチョールー」
唯「なにその歌」
縁「えー、なんだろうね」
唯「また思いつきか……そんなふらふらしてるとまた転ぶぞ」
縁「だーいじょーぶだよー」
ぶろろろろろっ
唯「……って! ゆかり、危ない!」
縁「えっ」
唯「なにその歌」
縁「えー、なんだろうね」
唯「また思いつきか……そんなふらふらしてるとまた転ぶぞ」
縁「だーいじょーぶだよー」
ぶろろろろろっ
唯「……って! ゆかり、危ない!」
縁「えっ」
「あぶねーぞ、気をつけろ!!」
ぶろろろろろっ
唯「……」
縁「……」
唯「なんだよ、あの運転! こんな道幅の狭いところで……」
縁「……」
唯「ゆかり、大丈夫? 怪我してない?」
縁「……えっ、あ……うん、だいじょうぶ……だよ」
唯「ほんとに?」
縁「うん」
ぶろろろろろっ
唯「……」
縁「……」
唯「なんだよ、あの運転! こんな道幅の狭いところで……」
縁「……」
唯「ゆかり、大丈夫? 怪我してない?」
縁「……えっ、あ……うん、だいじょうぶ……だよ」
唯「ほんとに?」
縁「うん」
唯「私が途中で気づいたから良かったけど……一歩間違えたらどうなってたか」
縁「……」
唯「気をつけないと駄目だぞ、ゆかり」
縁「うん、ごめんね、唯ちゃん。それにありがとうね」
唯「まあ、今後こういうことがないようにしてくれるなら、許すかな」
縁「うん、気をつけるね……」
唯「……」
縁「……」
唯「ん? ああ、ごめんな。いつまでも抱きついてて」
縁「あっ……」
唯「歩けそう?」
縁「うん……」
縁「……」
唯「気をつけないと駄目だぞ、ゆかり」
縁「うん、ごめんね、唯ちゃん。それにありがとうね」
唯「まあ、今後こういうことがないようにしてくれるなら、許すかな」
縁「うん、気をつけるね……」
唯「……」
縁「……」
唯「ん? ああ、ごめんな。いつまでも抱きついてて」
縁「あっ……」
唯「歩けそう?」
縁「うん……」
唯「……」
縁「……」
唯(なんか、ゆかり元気ないな……さっきのが堪えてるんだろうか)
唯「ねぇ、ゆか……」
縁「唯ちゃん」
唯「ん?」
縁「今日、このあと暇?」
唯「これといって用はないけど……」
縁「じゃあ、うちに来ない?」
唯「ゆかりんち? 別に良いけど、何かあった?」
縁「ううん、特にこれといってないんだけど……」
唯(……ああ、なるほど、そういうことか)
縁「……」
唯(なんか、ゆかり元気ないな……さっきのが堪えてるんだろうか)
唯「ねぇ、ゆか……」
縁「唯ちゃん」
唯「ん?」
縁「今日、このあと暇?」
唯「これといって用はないけど……」
縁「じゃあ、うちに来ない?」
唯「ゆかりんち? 別に良いけど、何かあった?」
縁「ううん、特にこれといってないんだけど……」
唯(……ああ、なるほど、そういうことか)
唯「いいよ、ちゃんと家まで送っていくから」
縁「ほ、ほんとに?」
唯「ほんとほんと」
縁「ありがとうね、唯ちゃん」ニコッ
唯「……ッ」
縁「……唯ちゃん?」
唯「なんでもない、なんでもないから」
縁「……?」
唯(うぅ……その笑顔は反則だろ……)
唯「じゃあ、久しぶりにゆかりんちにお邪魔しようかな」
縁「やったぁ」
縁「ほ、ほんとに?」
唯「ほんとほんと」
縁「ありがとうね、唯ちゃん」ニコッ
唯「……ッ」
縁「……唯ちゃん?」
唯「なんでもない、なんでもないから」
縁「……?」
唯(うぅ……その笑顔は反則だろ……)
唯「じゃあ、久しぶりにゆかりんちにお邪魔しようかな」
縁「やったぁ」
-縁の家-
唯「はぁ……」
縁「どうしたの、唯ちゃん」
唯「いや、あらためて、ゆかりがお嬢様なんだなって思って」
縁「そんなんじゃないよぉ」
唯「まあ、お邪魔します」
縁「えへへ、いらっしゃいませー」
縁「じゃあ、わたしの部屋で待っててね、飲み物用意してくるから」
唯「ゆかりの部屋ね、わかった」
縁「……」
唯「はぁ……」
縁「どうしたの、唯ちゃん」
唯「いや、あらためて、ゆかりがお嬢様なんだなって思って」
縁「そんなんじゃないよぉ」
唯「まあ、お邪魔します」
縁「えへへ、いらっしゃいませー」
縁「じゃあ、わたしの部屋で待っててね、飲み物用意してくるから」
唯「ゆかりの部屋ね、わかった」
縁「……」
-縁の部屋-
唯「何度見ても……広い」
唯「……」
唯「ゆかりにあんな事があったばっかりだし、なんかゆずこが心配になってきた」
唯「電話してみるか」
プルルルル
唯「……」
プルルルル
唯(……あれ)
プルルルル
唯(出ないな)
唯「何度見ても……広い」
唯「……」
唯「ゆかりにあんな事があったばっかりだし、なんかゆずこが心配になってきた」
唯「電話してみるか」
プルルルル
唯「……」
プルルルル
唯(……あれ)
プルルルル
唯(出ないな)
がちゃ
唯(あ、やっと出た)
『はいはーい! ゆずこちゃんでーす!』
唯「あ、もしもし、ゆず……」
『ただいま、ゆずこちゃんは電話に出ることができません!』
唯「……」
『御用な唯ちゃんは、ぴーっという発信音の後にメッセージをどうぞ!』
唯「……」
『ぴゅっぴゅー!!』
唯(うぜぇ……)
唯(あ、やっと出た)
『はいはーい! ゆずこちゃんでーす!』
唯「あ、もしもし、ゆず……」
『ただいま、ゆずこちゃんは電話に出ることができません!』
唯「……」
『御用な唯ちゃんは、ぴーっという発信音の後にメッセージをどうぞ!』
唯「……」
『ぴゅっぴゅー!!』
唯(うぜぇ……)
唯「……メールで良いか」
がちゃ
縁「おまたせー」
唯「ああ、ありがとね」
縁「ゆずちゃん?」
唯「うん、ゆかりにあんな事があったばっかりだし、ゆずこ大丈夫かなと思って」
縁「……そうだね」
唯(ん?)
唯「ああ、ごめんごめん。思い出させちゃった?」
縁「ううん、だいじょうぶだよ、だいじょぶ!」
がちゃ
縁「おまたせー」
唯「ああ、ありがとね」
縁「ゆずちゃん?」
唯「うん、ゆかりにあんな事があったばっかりだし、ゆずこ大丈夫かなと思って」
縁「……そうだね」
唯(ん?)
唯「ああ、ごめんごめん。思い出させちゃった?」
縁「ううん、だいじょうぶだよ、だいじょぶ!」
縁「あの……唯ちゃん?」
唯「ん?」
縁「と、となり……座ってもいいかな」
唯「隣? いいけど、こんなに広い部屋なのにどうして?」
縁「だ、だめかな」
唯「別にいいけど……」
唯(どうしたんだろ、ゆかり。なんかいつもと雰囲気が……)
縁「お、お邪魔します」
唯「ん?」
縁「と、となり……座ってもいいかな」
唯「隣? いいけど、こんなに広い部屋なのにどうして?」
縁「だ、だめかな」
唯「別にいいけど……」
唯(どうしたんだろ、ゆかり。なんかいつもと雰囲気が……)
縁「お、お邪魔します」
縁「あ、いつもの紅茶。ミルクティにしてみたの」
唯「……え? あ、ああ、そうなんだ。いただくよ」
縁「……」
唯「……ゆかり」
縁「えっ……な、なにかな」
唯「本当にさっきの大丈夫? やっぱり怪我とかしてるんじゃ」
縁「も、もう、唯ちゃんは心配性だなー、ほんとに大丈夫だってばー」
唯「そ、そう」
縁「……」
唯「……」
唯(なにこの間)
唯「……え? あ、ああ、そうなんだ。いただくよ」
縁「……」
唯「……ゆかり」
縁「えっ……な、なにかな」
唯「本当にさっきの大丈夫? やっぱり怪我とかしてるんじゃ」
縁「も、もう、唯ちゃんは心配性だなー、ほんとに大丈夫だってばー」
唯「そ、そう」
縁「……」
唯「……」
唯(なにこの間)
縁「あ、あの、唯ちゃん?」
唯「な、なに?」
縁「その……もしよかったらなんだけど……ね」
縁「唯ちゃんに……その……く、くっついてもいい……かな?」
唯「く、くっつく?」
縁「う、うん……」
唯(く、くっつくって何!? あ、もしかして寒いのかなー……なんて)
縁「だ、だめ?」
唯(……うっ、かわいい)
唯「な、なに?」
縁「その……もしよかったらなんだけど……ね」
縁「唯ちゃんに……その……く、くっついてもいい……かな?」
唯「く、くっつく?」
縁「う、うん……」
唯(く、くっつくって何!? あ、もしかして寒いのかなー……なんて)
縁「だ、だめ?」
唯(……うっ、かわいい)
唯「か、構わないけど……もしかして寒かったりする?」
縁「う、ううん、寒いとかじゃない……けど」
唯「まあ、いいよ」
縁「うん。そ、それじゃあ……失礼します」
ぴたっ
縁「……」
唯「……」
唯(なんだろう)
唯(いつもこのくらいのスキンシップなんて、してるはずなのに……)
縁「……えへへ」
唯(すごく恥ずかしい)
縁「う、ううん、寒いとかじゃない……けど」
唯「まあ、いいよ」
縁「うん。そ、それじゃあ……失礼します」
ぴたっ
縁「……」
唯「……」
唯(なんだろう)
唯(いつもこのくらいのスキンシップなんて、してるはずなのに……)
縁「……えへへ」
唯(すごく恥ずかしい)
唯(でも……嫌じゃないかも)
縁「……」
唯「……」
唯(そっか……やっぱりさっきの出来事が怖くて内心、怯えてるのかも)
唯「ゆかり」
縁「なぁに?」
唯「もう大丈夫だから」
縁「……」
唯「今いるのはゆかりの家だよ。だからもう、怖くないんだ」
縁「……」
唯「私がついてるから、ね」
縁「……ッ」
縁「……」
唯「……」
唯(そっか……やっぱりさっきの出来事が怖くて内心、怯えてるのかも)
唯「ゆかり」
縁「なぁに?」
唯「もう大丈夫だから」
縁「……」
唯「今いるのはゆかりの家だよ。だからもう、怖くないんだ」
縁「……」
唯「私がついてるから、ね」
縁「……ッ」
縁「……唯ちゃん」
唯「なに、ゆかり」
縁「……あのね……その……手」
唯「手?」
縁「うん……手、繋いでもいいかな?」
唯「えっと、こう?」
縁「あ、えと……指も……」
唯「こう……かな」
縁「うん、嬉しい……」
唯「なに、ゆかり」
縁「……あのね……その……手」
唯「手?」
縁「うん……手、繋いでもいいかな?」
唯「えっと、こう?」
縁「あ、えと……指も……」
唯「こう……かな」
縁「うん、嬉しい……」
唯(なんだろう……)
縁「えへへ……」
唯(こういうのも、たまには良いかもしれないな)
縁「どうしたの、唯ちゃん」
唯「ん? ああ、なんかこういう、しおらしいゆかりは珍しくて、かわいいなと思って」
縁「な、なななな何言ってるの唯ちゃん!」
唯「本当だよ?」
縁「そ、そんなかわいいなんて、唯ちゃんの方がかわいいよ……」
唯「ふふっ、ありがと」
縁「えへへ……」
唯(こういうのも、たまには良いかもしれないな)
縁「どうしたの、唯ちゃん」
唯「ん? ああ、なんかこういう、しおらしいゆかりは珍しくて、かわいいなと思って」
縁「な、なななな何言ってるの唯ちゃん!」
唯「本当だよ?」
縁「そ、そんなかわいいなんて、唯ちゃんの方がかわいいよ……」
唯「ふふっ、ありがと」
縁「唯ちゃ……」
ぎゅっ
縁「あっ……」
唯「違った?」
縁「……ううん、あ、合ってる……」
唯「そう」
縁「……」
唯「……体温低いね」
縁「そうかな」
唯「うん、でもあったかい」
ぎゅっ
縁「あっ……」
唯「違った?」
縁「……ううん、あ、合ってる……」
唯「そう」
縁「……」
唯「……体温低いね」
縁「そうかな」
唯「うん、でもあったかい」
縁「なんで……してほしいことわかったの?」
唯「んー? して欲しいというより、したかったからかな」
縁「そ、そうなんだ」
唯「うん」
縁「……じゃ、じゃあね、笑わないで聞いてね」
唯「なぁに?」
縁「……あ、頭なでてほしい」
唯「……」
縁「……」
唯「んー? して欲しいというより、したかったからかな」
縁「そ、そうなんだ」
唯「うん」
縁「……じゃ、じゃあね、笑わないで聞いてね」
唯「なぁに?」
縁「……あ、頭なでてほしい」
唯「……」
縁「……」
唯「ふふっ、あはは!」
縁「うぅ……やっぱり笑ったー」
唯「ごめんごめん」
縁「い、いけない……かな?」
なでなで
縁「ん……」
唯「これでどう? いいこいいこ」
なでなで
縁「うん……幸せ……」
縁「うぅ……やっぱり笑ったー」
唯「ごめんごめん」
縁「い、いけない……かな?」
なでなで
縁「ん……」
唯「これでどう? いいこいいこ」
なでなで
縁「うん……幸せ……」
縁「唯ちゃん」
唯「んー?」
縁「今日は本当にありがとうね」
唯「いいよ、過ぎたことだし」
縁「だって……もし唯ちゃんがいなかったらわたし……今ここにいなかったもん」
唯「じゃあ、ありがたく撫でなきゃね」
なでなで
縁「も、もう真面目な話なんだよぉ」
唯「ごめんごめん」
縁「もう……」
唯「んー?」
縁「今日は本当にありがとうね」
唯「いいよ、過ぎたことだし」
縁「だって……もし唯ちゃんがいなかったらわたし……今ここにいなかったもん」
唯「じゃあ、ありがたく撫でなきゃね」
なでなで
縁「も、もう真面目な話なんだよぉ」
唯「ごめんごめん」
縁「もう……」
ぐすっ
縁「えっ」
唯「……何事もなくてよかった」
縁「ゆ、唯ちゃん?」
唯「ゆかりが無事で、ほんとによかった……」
縁「唯ちゃん、泣いて……?」
唯「な、泣いてなんかない」
縁「ううん、泣いてるよ、唯ちゃん」
唯「ぐすっ……ごめん、なんか……ゆかりがいなくなったこと想像しちゃって」
縁「……」
縁「えっ」
唯「……何事もなくてよかった」
縁「ゆ、唯ちゃん?」
唯「ゆかりが無事で、ほんとによかった……」
縁「唯ちゃん、泣いて……?」
唯「な、泣いてなんかない」
縁「ううん、泣いてるよ、唯ちゃん」
唯「ぐすっ……ごめん、なんか……ゆかりがいなくなったこと想像しちゃって」
縁「……」
唯「今こうやって感じてる体温も、全部無くなっちゃうと思ったらさ。なんか急に、ね」
縁「唯ちゃん……」
唯「一人だけでどこか行ったら許さないから」
縁「……」
なでなで
唯「……」
縁「唯ちゃん、あの……」
唯「なぁに?」
縁「唯ちゃん、わ、わたしね! 唯ちゃんのこと!」
ピリリリリリ
縁「唯ちゃん……」
唯「一人だけでどこか行ったら許さないから」
縁「……」
なでなで
唯「……」
縁「唯ちゃん、あの……」
唯「なぁに?」
縁「唯ちゃん、わ、わたしね! 唯ちゃんのこと!」
ピリリリリリ
唯「あ、ゆずこからメールだ」
縁「あっ……」
唯「ちょっと待ってね」
縁「……うん」
唯「あはは。ゆずこのやつ、新しい本を家で読もうとしたら一個前の巻、間違えて買っちゃったんだって」
縁「そうなんだ」
唯「それでダッシュで本屋を往復してたらしい」
縁「へぇ」
唯「ばかだなあ、あはは」
縁「……」
縁「あっ……」
唯「ちょっと待ってね」
縁「……うん」
唯「あはは。ゆずこのやつ、新しい本を家で読もうとしたら一個前の巻、間違えて買っちゃったんだって」
縁「そうなんだ」
唯「それでダッシュで本屋を往復してたらしい」
縁「へぇ」
唯「ばかだなあ、あはは」
縁「……」
唯「でも、ゆずこも無事でほんとによかったよ」
縁「……ッ」
唯「ゆかり、そういえば何か言いかけてなかった?」
縁「あ、ううん、なんでもないよ」
唯「そう?」
縁「うん」
唯「ああ、せっかくミルクティ入れてくれたのに冷めちゃったかな」
縁「あ、わたし、いれ直してくるね」
唯「いいよ、そんなわざわざ」
縁「……ッ」
唯「ゆかり、そういえば何か言いかけてなかった?」
縁「あ、ううん、なんでもないよ」
唯「そう?」
縁「うん」
唯「ああ、せっかくミルクティ入れてくれたのに冷めちゃったかな」
縁「あ、わたし、いれ直してくるね」
唯「いいよ、そんなわざわざ」
縁「せっかく、唯ちゃんのためにいれたんだもん。一番おいしいのを飲んで欲しいから」
唯「そう? じゃあお願いするかな」
縁「ちょっと待っててね」
唯「ありがと、ゆかり」
がちゃ ばたん
縁「……」
唯「そう? じゃあお願いするかな」
縁「ちょっと待っててね」
唯「ありがと、ゆかり」
がちゃ ばたん
縁「……」
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