元スレミカサ「ねぇ、アニ……私にもそれ、教えて」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
―対人戦闘訓練中―
アニ「フッ!!」
振るった左拳がエレンの防御を弾いた次の瞬間、右腕を勢いに任せ首を狩る。
エレン「ぐっ!?」
回した右腕を左手で締め上げつつ、極った状態から足払いにてエレンを地面に押し倒していた。
エレン「こ、降参だ…降参するから…!!」
アニ「降参?そんなことより学習しなよ……力の使い方と…」
これは予想外だった。
密着して胸を押し当てているつもりなのだが、この鈍い男はまるで反応しない。
アニ「…女の子との話し方を」
2 :
なんだこれ……
3 :
これ何巻の話なんだ
4 :
あの漫画の女キャラおっぱい固そう
5 = 1 :
>>2
最新話の過去回からの続き的な
6 :
サシャはもらっていきますね
8 = 1 :
エレン「わ…わかった!!覚えるから離せって!!」
極ったままのアニの腕をタップするも中々開放してくれない。
戦闘訓練でアニとはよく手合わせするが、ここ最近は極め技が多くなってきた気がする。
俺を苦しめて何が楽しいのだろうか。
アニ「…そう、そんなにもっと知りたいの?」
<覚えるから>との言質を取ったわけで、そろそろ離してやってもいいのだが、もう少し密着していよう。
アニ「っ!!?」
ふいに、殺気が迸る。
9 = 1 :
ライナー「ごぁっ!!」
エレン「うごっ!?」
何故…このタイミングでライナーが振ってきた?
ライナーが私の邪魔をするとは考えにくい……。
エレン「痛ってぇ…なんでお前振ってくるんだよ…」
この巨体が直撃したのだからコッチは堪ったものじゃない。
…が、当のライナーは気絶していた。相当な高さまで飛ばされていたのかもしれない。
ミカサ「ねぇ、アニ……私にもそれ」
アニ(…チッ)
やはりコイツが投げたのか。十中八九わざと投げ飛ばしたのだろう。
ミカサ「教えて」
10 = 2 :
ミカサってヤンデレっぽいけどなかなかそれらしい行動を起こしてくれない
11 :
巨人SS多すぎっぞ
12 = 4 :
アニがエレンLOVEという風潮
13 = 1 :
アニ「どうかな…この技は人間用なんだ」
アニ「アンタに必要あるとは思えないけどね」
ミカサ「………」
冷静な口調で喧嘩腰ではないと主張しつつも、何気なく私を貶すのが、アニという女狐。
エレンを寝取ろうという魂胆が、淫乱の気質が、四六時中ダダ漏れの売女だ。
アニ「ただ…この技がアンタみたいな猛獣に通用するかどうか、興味はある」
エレンに対して長年好意を向けているが、当の本人に全く気付いてもらえないという哀れなヤンデレ女。
無様過ぎて相手をする気にもなれなかったというのが私の本心だが、最近調子に乗り過ぎて目障りだから潰しておこう。
エレン「ま…まじかよ。ついに…!!」
コニー「おいおい…アイツらが戦んのかよ」
サシャ「夢のカードが!!」
14 :
こえーよ
15 = 6 :
女の嫉妬こえー
16 = 2 :
いいよいいよ
17 :
地の文の視点がコロコロ変わるからちょっと混乱する
18 :
地の文統一しろや エレンがいきなりミカサになったぞ
19 :
良いですねぇ
20 = 1 :
マルコ「や、やっぱりアニかな…?」
ジャン「は!?馬鹿か!!俺は晩飯全部ミカサに賭けるぜ!!」
クリスタ「と、止めたほうが…!」
アルミン「無理だよ…殺されちゃうよ…!!」
ライナー「っつ……お、おいエレン。お前はどっちだと思う?」
エレン「え?」
こんな悠長に観戦している場合じゃないと思う。
普通に考えてどちからが死んでもおかしくないだろう……だが
エレン(どっち……が…)
22 = 1 :
あんまりSSに慣れてないから、そのあたり気にしない方向でm(_ _)m
23 = 6 :
はやくはやく!
24 :
きにすんな好きにやれ
25 = 18 :
ならせめて
エレン( )
こんな風にしたらいくらか読みやすいとおもいます支援
26 = 2 :
アニのフラグを折らなかったらエレンは血を見たと思う
28 :
シスターズの口調くらいちゃんとしろよニワカ
29 :
サシャはまだか! この際オルオでもコニーでもいいから・・・
30 = 1 :
ミカサ「……」
アニ「……」
右脚を軸とし両腕を上段に置いた…見慣れた、アニの構え。
一方…ミカサは、何の準備もせず、ただ単に歩き間合いを詰めていた。
ライナー(ヤバイぞコレ…)
完全にキレたアニの目つきを、俺は知っている……まさしく今がそれだ。
アルミン(マズイ・・・マズイよ!!)
ミカサの眼光…エレンを袋叩きにしていた悪餓鬼数人を半殺しにした時と同じだ。
31 :
>>20まではマンガ通りやん
32 = 1 :
ミカサ「……」
アニ「シッ!!」
無防備にも間を詰めるのならば、先ずはその慢心と足腰を、ローキックにて削ぐ……つもりだった。
アニ「ッう!?」
猫のように宙へ飛んだかと思えば、己の下半身に左手を沿え、迫る旋脚をいなしていた。
更にその蹴りの勢いを利用したミカサは、宙に浮いた状態から威力の籠ったハイキックを、アニの頭部へ向け打ち放つ。
ミカサ「…チッ」
アニ(あっ……ぶな…!!)
寸でのところで反応は間に合った。ミカサの靴底が瞼を掠める。
アニ(コイツはやばい…が、極め技に持ち込めば……!!)
33 :
視点を変える1人称なのか3人称なのかはっきりしましょう
35 :
アニ(もらった…!!)
ミカサ「!!」
宙を反転しつつ落下するミカサの腰を狙い、しがみつくようにタックルを見舞った。
ミカサ(…甘い)
既に腰は掴まれた。しかも己は重力と上下逆方向を向いた状態。
このまま地面に叩きつけられればマウントを取られるだろうが……。
“バキャッ!!”
アニ「がっ!!?」
先じて地面に両手を付き、それを軸とし体幹を捻って放つ膝蹴り。
十分な威力を伴った膝がアニの顎を捉えていた。
ミカサ「フッ!!」
アニ「んぐゥ!!?」
蹴りを見舞った次の瞬間には見事に着地。立て続けに、鳩尾を狙い拳を付き込む。
アニ「ぐっ!!ぎ!!」
動きが鈍ったところをところ構わず殴りつけるミカサ。
地面にうつ伏せになったことを気に、続けて蹴りを腹部へと集中させた。
36 :
百合か!? 百合なのか!?
37 :
>>36
どこがだよwwwww
38 = 35 :
ミカサ「………」
アニ「か・・・っ!…ぁ…!」
ついには馬乗りになった状態で顔面を容赦なく殴りつける。たった数秒で十を越える拳が頬や鼻を打つ。
ミカサの双眸は、生ゴミを見るかのようなものであった。
エレン「おい!!もうやめろミカサ!!」
ミカサ「!?」
アニ「………」
あまりにも壮絶な、一方的な公開処刑とも言える暴力を目の前に、誰もが立ちすくんでいた。
しかしそこは幼馴染のエレン。皆は救世主現ると思ったであろう。
ミカサ「あ…エレン…」
ミカサ「私、勝っ」
エレン「いいからさっさと退けよ!!アニが可哀想だろ!!」
ミカサ「!!?」
39 :
このヤンデレは
40 :
うわぁあ
41 :
いきなり現れて訓練一緒にしてくれてた女の子の顔面殴りまくってたらそりゃそうなるわなwww
42 :
あぁ……
44 = 35 :
ミカサ「エレン…ごめん。すぐに退くから」
エレン「大丈夫かアニ!?」
アニ「っ……!!」
ミカサ「!!??」
それは、あるまじき光景であった。
エレンが…女の腰に、手を回している。
エレン「立てるか?」
アニ「肩…かして」
エレン「ああ……よっいしょ」
この時、ミカサは見た。
ほくそ笑んでいる……アニの嘲笑を。
ミカサ(まさか…これを狙って!!?)
アニ(戦闘には負けても……勝負に勝てばいいんだよ。馬鹿め)
45 :
アニワロタwww
47 = 40 :
アルミンのSAN値がガリガリと削れそうな光景だな
48 :
ライナーとベルトルトが唖然としてる様子が目に浮かぶ…
49 = 35 :
ミカサ「ちょっ…エレ」
アルミン「ミカサ」
割って入るアルミン。彼も只者ではない。
ミカサ「なに…?」
アルミン「完全に君の負けだよ…今は、何も言わないほうが身のためだ」
ミカサ「っ……!!」
チート頭脳のアルミン。一瞬であろうとアニの微笑を見逃すはずがない。
点と戦が彼の頭の中で繋がり、これはドロドロとした女の戦いであることを理解していた。
アルミン「まんまとしてやられたって感じだけど、ここは耐えるんだミカサ」
ミカサ(やられた……アルミンの言う通りだ……!!)
50 :
急展開
みんなの評価 : ★
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