元スレ勇者「君達が王様より推薦された仲間か! よろしく頼むよ!」

みんなの評価 : ☆
1 :
勇者「私は神々の啓示により選ばれた勇者だ!」
戦士「俺は戦士だ。剣なら自身があるぜ!」
僧侶「わ、私は僧侶と申します。回復魔法はちょっと苦手で……ですが守護魔法と結界魔法ならお任せ下さい!」
剣士「あたしは剣士だ。一応剣に自信はあるし、回復魔法も攻撃魔法も使える」
盗賊「あたしは盗賊よ……特技は盗むことよ」
戦僧剣「えっ」
2 :
おおかみこどもの花ちゃんと雪ちゃんとそうちゃんは天使
4 :
僧侶×盗賊はよ
5 = 1 :
戦士「って、お前か!」
勇者「知り合いなのかい?」
戦士「いや俺は兵士をやっていて……こいつ義賊の盗賊でよ。この間とっ捕まったんだ」
盗賊「うっせぇ」
僧侶「何故、このような人が魔王討伐に……?」
大臣「確かに人間社会においては倫理に引っかかる存在でしょう」
大臣「ですが相手は魔物。更には彼らの拠点も点在すると言う……何れ力になるときが来るでしょう」
剣士「な、なるほど……」
6 :
遊び人と盗賊の場違い感
7 = 1 :
盗賊「っけ、こんな事に付き合ってられないわよぉ」
僧侶「ま、まさか国外に出た途端……」
戦士「そりゃねーよ。こいつは正義感だけは強いからな」
戦士「悪の根源の魔王討伐に加わる、てなって逃げ出すなんて真似すっかよ。なあ?」
盗賊「うっせぇな! 知ったように言うんじゃねーよ!」
戦士「いや、お前の逸話は兵士間じゃ有名だからよぉ」
剣士「悪い人ではないみたいだね」
僧侶「だといいのですが……」
8 = 1 :
戦士「これからどうするんだ?」
勇者「魔王は南西に拠点を築いていると言うからね……向かいつつ魔物に苦しむ町を救っていこうと思う」
僧侶「……凄い勇者らしい方ですね」
勇者「気持ちだけだよ。私は剣も魔法もまともに扱えない民間人なんだ」
剣士「……それでしたら、我々が尽力すればいいさ」
剣士「神に選ばれし勇者の力無くして魔王は倒せないと言う」
剣士「我々は勇者様の支援の為にいるのだ。この微力、仰せのままに」
勇者「そ、そこまで畏まられると困るよ」
9 = 1 :
戦士「お……魔物だな」
盗賊「犬型の魔物ね」
戦士「どれ、勇者様のお強さ見せてもらおうか」
勇者「いや、だから私は……」
剣士「ですがどれほどの実力があるのか知っておかなくては、いざという時にサポートが遅れては問題です」
勇者「だから民間人だって」
盗賊「とにかく戦ってみたらどーなのよ」
戦士「ま、そうだよな」
10 = 1 :
勇者「たあっ!」スカ
魔物A「がう! がう!」
勇者「くっ!」ガッガッ
勇者「っは!」フォン
魔物B「グルル……がぁう!」
勇者「ちっ!」ガッ
僧侶「全部、当たらないですね……」
戦士「よ、予想以上だな」
盗賊「動きだけは早いわね」
剣士「反射神経だけで戦っている感じだね……当たりこそしないが、攻撃も全て盾で受け止めている」
11 :
六花の勇者よんだだろおまえ
12 = 1 :
戦士「おらあぁ!」ズバァン
剣士「はっ!」スバ
勇者「ふう……ふう……助かるよ」
盗賊「いくらなんでも駄目駄目すぎじゃない? あたしだって殺せるわ」
勇者「だから……民間人だと……」ハァ
僧侶「あ、あの……私が勇者様をお守りしますからっ!」
勇者「すまない、頼んだよ」
13 = 6 :
さっき魔王勇者終わったばかりなのに今日はいい日だ支援
14 = 1 :
……
僧侶「ここの町は平和そうですね」
盗賊「王都の周辺の町が侵略されているようならあたしら終わったようなもんね」
剣士「まあ……普通はそうだよね」
戦士「一先ず宿を取ろうぜ。男と女で一部屋ずつでいいだろ?」
盗賊「あたしゃあちゃんとした所で寝れればあんたら二人と相部屋だって構わねーよ」
戦士「……おい、勇者。俺ら誘われてるぞ」
勇者「仮にも盗賊だ、殺されるぞ。牢屋のベッドはそんなに固かったのかい?」
盗賊「ありゃあ雑魚寝と変わらないわね」
剣士「貴重だけど有り難味の無い話だ……」
僧侶「で、ですね……」
15 :
だいぶまえの勇者ss思いだした
16 = 1 :
夕食
戦士「おら、お前ら。グラスを持て!」
盗賊「は? 何でよ」
剣士「こ、こうでいいのかい?」
戦士「そらそら勇者は立て」
勇者「へ? ええとこうか?」
僧侶「何をなさるのですか?」
戦士「さ、勇者。あいさつを」
勇者「は?」
戦士「旅立ち初日だぜ。魔王討伐の旅路を祝って景気良く乾杯しようや」
勇者「ああ、なるほど……」
17 = 1 :
勇者「あーゴホン」
勇者「正直私は力不足だ……ここにいる誰よりも弱く無能である」
勇者「これから先、足手まといになるであろう……だが勇者として使命を授かった以上、せめてそれだけは全うしよう」
勇者「皆には申し訳ないがよろしく頼む」
僧侶「勇者様……」
盗賊「青くっせぇ」
剣士「いや、だからこそ勇者の器なのやもしれないな」
戦士「つーか乾杯の音頭なのになんでそんな重たい話をしているんだ」
18 :
一人称が私なんだな
19 = 1 :
剣士「あ、これ美味しい」
盗賊「へーあたしにもくれ」
戦士「こっちもいけるぜぇ」
勇者「なるほど……ちょっとした交流会みたいなものか」
戦士「やっぱりよ、これが一番打ち解けやすいと俺は思うんだ」
僧侶「何だかこの部屋暑くないでしょうか……」パタパタ
剣士「僧侶さん……顔真っ赤だけど大丈夫?」
戦士「おい……あ、これ酒だ?!」
盗賊「どうもあたしのが来ないと思ったわ」
僧侶「あー……もう服脱いじゃいましょうか」
剣士「そ、僧侶さんストップ!」
20 = 1 :
戦士「えらい事になったぜ」
勇者「はは……まあ、これも仲間との旅の醍醐味なんだろうね」
戦士「そうなんだけどもよ……ああ、てかそれよりも勇者だ」
勇者「うん?」
戦士「これから稽古すんぞ。お前がそんなままじゃ色々と示しがつかないだろ」
勇者「わ、私がか?」
戦士「おら行くぞ」ズルズル
22 = 1 :
……数日後
僧侶「守備魔法!」パァァ
勇者「く、くそ」ガガガ
戦士「ホントいい加減頼むぜ?」ザシュ
盗賊「全く、あたしまで援護に入るたーねー」シュババ
剣士「火炎魔法・中!」ゴォ
盗賊「これで敵も全滅したかねぇ」
戦士「なあ……勇者、そろそろ敵の一体くらい倒せよ」
勇者「すまないなぁ……」
23 = 1 :
戦士「それと比べて俺の格好良さときたら」
盗賊「ま、まあ……確かに強いし認めておいてやるわ」
剣士「というかあたしはあまり剣では役立てそうにないな……魔法も習っておいてよかったよ」
僧侶「私はあまり回復をする事がなくってほっとしています……」
盗賊「ホント活躍の場が無いわねぇ」ジッ
勇者「はは、ごめんよ」
24 = 1 :
……村
僧侶「何故でしょうか……ここの人々は覇気が無いと言いますか」
剣士「何かあったのかもしれないね……」
勇者「あの……我々は旅の者なのですが一体何が?」
「ああ……旅人さんか……早くお逃げなされ」
盗賊「逃げるぅ? 何からよ」
「明朝……ここに多くの魔物が雪崩込んできます」
僧侶「い、一体何があったのですか?」
25 = 1 :
戦士「魔物の砦か……随分と近いところに拠点があるんだな」
勇者「もう時間がない……今から乗り込みもう」
盗賊「戦うのはあたしらなんだけどねぇ……」
戦士「全くだな……」
剣士「だが守ると言ったからにはね。勇者様は残るおつもりはないのだろう?」
勇者「迷惑をかけるとは思うが……そのつもりだ」
戦士「ほんとしょーのない奴だぜ」
26 = 1 :
戦士「おらあ!」ズバ
勇者「ぐあ!」ブシャァ
盗賊「あーもー勇者ばっか狙いやがって面倒ったらありゃしないよ!」シュババ
僧侶「か、回復魔法・小!」パァ
剣士「よし、氷結魔法・中!」カッ
戦士「砦か……敵が多いな」
盗賊「流石にきついわねぇ」
27 = 1 :
剣士「猛攻が止んだ……?」
僧侶「もう敵はいないのでしょうか?」
戦士「恐らくだが精鋭とここのボスがいるんだろうな」
盗賊「最上階に? 全く馬鹿はなんで高いところが好きなんだろうね」
勇者「それにしても長い階段だな……」
剣士「体力を削るのも目的なのかもしれないね」
28 = 1 :
僧侶「扉……」
戦士「一気に開けるぞ……俺と盗賊で切り込む。剣士は攻撃魔法、僧侶は守護魔法を頼む」
盗賊「分かったわ」
剣士「了解した」
勇者「私は?」
戦士「下がってろ、邪魔だ」
29 = 1 :
戦士「行くぞ!」バァン
盗賊「……」バッ
剣士「火炎……あれ?」
僧侶「誰もいませんね……」
盗賊「がらんどう? ああ、まだ奥に階段があるのね」
勇者「……待ってくれ」
戦士「どうかしたか?」
30 = 1 :
勇者「よっと……」
剣士「備え付けられている壷なんかどうす……」
勇者「そらっ」ポイ
戦士「お、おい!」
ガッシャーン バタン ガラガララ
僧侶「ゆ、床が……」
盗賊「罠……」ゴクリ
剣士「下は……随分と物々しい剣山だな」
31 :
この勇者盗賊向いてるんじゃね
32 = 1 :
戦士「お前……」
勇者「下からここへのルートは一本……そして異常に高い事を考えれば不自然だな」
盗賊「……ちっ、あんたがいなけりゃあたしら三人はお陀仏だったわけか」
剣士「……慎重に進もう。恐らく、敵はすぐそこなのだろう」
僧侶「……」ゴクリ
勇者「……」
33 :
麻呂さんが来ない…!?
34 = 1 :
砦ボス「ここまでよくぞ来た……と言いたいが哀れよ」
砦ボス「貴様らの墓場はここになるのだからな!」
戦士「いくぞ!」シャキン
盗賊「……」バッ
砦ボス「ガハハハハ! だから人間は愚かよ!」
勇者「剣士、右を頼む!」
剣士「え?」
魔物ABCD「グガアアァァ!」バッ
僧侶「……分断、された!」
36 = 1 :
戦士「こいつを倒して援護に入るぞ」
盗賊「はっ当然」
砦ボス「無駄な事よぉ!」
剣士「これなら」ギィンキィン
剣士「あたしでもいけるな!」ズバァン
勇者「うぐぐぐぐ」ガガガガガ
僧侶「回復魔法・小! 守護魔法! 回復魔法・小!」パァァァァ
37 = 1 :
戦士「くそ、手こずった!」
盗賊「剣士、勇者!」
剣士「電撃魔法・弱」バリィ
勇者「ぐぐ!」ガッガッドド
魔物D「ギギギギ!」ガガガ
盗賊「伏せろおおぉぉぉ!」ヒュン
戦士「おらあああ!」ズバン
剣士「はあっ!」スバ
38 = 1 :
魔物D「」
勇者「ぜえはあぜえはあ」
戦士「おう、お疲れさん」
盗賊「少し焦ったけど……なんだかんだ生き残れたわねぇ」
勇者「げほっごほっ……はー……はー」
剣士「だ、大丈夫でしょうか?」サスサス
勇者「ふー……死ぬかと思った。それも伏せていなかったら」ブルブル
僧侶「あ、あれは……何とも」
39 = 1 :
「た、旅人さん達……何故戻ってきてしまったのだ」
戦士「あー……もういいや俺、疲れた」
勇者「とりあえず魔物の侵攻は無いと思います」
「ど、どういう……まさか?!」
剣士「申し訳ありません……明日、ご説明致しますので失礼致します」ペコ
僧侶「……この対応はありなのでしょうか?」
勇者「流石に疲れたしね……」
40 = 1 :
戦士「……」グテー
勇者「……」グター
勇者「稽古……する?」
戦士「殺す気か……?」
勇者「だよな……おやすみ」
戦士「おう……」
41 :
みてるよ
42 = 1 :
……早朝
勇者「……」ザッザッ
戦士「おいおい……いいのかよ」
剣士「流石に書置きだけというのも……」
勇者「小さな村だ……私達が砦の魔物を倒したと分かれば」
勇者「無理をしてでも礼がしたいと言ってくるだろう」
僧侶「まさかそれで人目を偲んで出発を?」
盗賊「全く眠いったらありゃしないよ。ま、あんたのそういうところ、嫌いじゃないけどね」
43 = 1 :
魔物AB「ギャアア! ギャアアアア!」
僧侶「きゃああ!」
戦士「ちっ!」ザシュブシ
剣士「戦士! 火炎魔法・中!」ゴァァ
勇者「ぐおおおお!」ガガガガガガ
盗賊「はいはい、今倒すからね」シュバシュバ
44 = 1 :
僧侶「回復魔法・中!」パアア
僧侶「すみません……もっと周囲を警戒していれば」
戦士「体を張るのが俺の仕事だ、気にすんな」ポム
僧侶「戦士、さん……」
剣士「どうやらそちらも終わったようだね」
勇者「ふう……何とか」
盗賊「っはーーー……もう勇者が足止め役にしかなってないとはねぇ」
勇者「すまないな」
戦士「全くだな」
僧侶「お、お二人とも……」
45 = 1 :
戦士「この町は何ともなさそうだな」
盗賊「今日はのんびりしますかねぇ」ノビー
剣士「私は宿屋に行っているとするか……」
勇者「ああ、それなら私も行こう」
僧侶「あ、では私は買出しに行ってまいりますね」
戦士「おっと、じゃあ俺は荷物持ちするわ」
盗賊「あー……あたしもう装備がボロボロだから買出しに付き合うわ」
46 = 1 :
剣士「勇者様。先ほどの事はあまりお気になさらずに」
勇者「うん?」
勇者「ああ、気遣ってくれているのかありがとう」
勇者「だが事実だし、私が悪いのだから仕方が無い」
剣士「そ、そんな事はない! 事実、勇者様がいらっしゃらなければ、あの砦で無抵抗のまま死んでいた」
勇者「いや、それはまあそうだが……私が言いたいのは大した力も無く」
勇者「啓示と言うだけでこのような立場にいる事だ」
勇者「そうだな……この中であれば、君のほうが勇者らしいのではないだろうか?」
剣士「……」ビク
47 = 1 :
剣士「あたしなど……剣も魔法もどっちつかずの未熟者だ」
勇者「だが君無しでは超えられない戦いもあった」
剣士「……」
勇者「……」
剣士「ふ、ふふ」
勇者「ははは」
剣士「まさかお互いで慰め合うとは」
勇者「なんでこうなったのだろうね?」
48 = 1 :
……
勇者「全く戦士は……」
「勇者様、いらっしゃいますか?」コンコン
勇者「ああ、どうぞ」
剣士「失礼します」
勇者「どうしたんだい?」
剣士「それが僧侶と盗賊がまだ……」
勇者「戦士もまだだ。だがまあ、あの二人がいるのならそうは問題ないだろう」
剣士「しかし……」
勇者「……まあ、先ほど外で三人が武器屋に入っていくのが見えたんだ」
勇者「大方、盗賊と戦士が熱中してしまっているのだろう」
剣士「ああ……そういう」
49 = 1 :
剣士「あたし達だけで食事と言うのも」
勇者「流石に腹ペコでは?」20:00
剣士「……」グゥ
剣士「コホン、そうですね……暖かいうちに食べますか」
勇者「まあ、また剣士の魔法で温め直して貰えればいいといえばいいけど、そろそろね」
50 = 1 :
剣士「それにしても三人とも遅いな……」
剣士「……」
剣士「あの、もしやこれは……」
勇者「気づくの遅すぎだと思うよ」
剣士「えぇ?! し、しかし、私達はまだ出会って一月足らずなのに」カァ
勇者「その一月、常に行動を共にしていたんだ。不思議な事もないだろうに」
剣士「ええー……あたしがおかしいのだろうか」ブツブツ
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