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元スレまゆり「ねぇねぇ、ダル君」 ダル「ん?」
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ダル「うわぁ! まゆ氏、どしたん? 近くにいるからビックリしたよ」
僕の言葉にまゆ氏は答えなかった
いつものようにニコニコとした笑顔で僕を見ていた。
ダル「・・・・・・? まゆ・・・・・・氏・・・・・・?」
まゆり「まゆしぃはねぇー。知っているのです」
ダル「ん? なんの話?」
まゆり「AもBもCもDも、ぜーんぶ、まゆしぃは知っているのです」
僕の言葉にまゆ氏は答えなかった
いつものようにニコニコとした笑顔で僕を見ていた。
ダル「・・・・・・? まゆ・・・・・・氏・・・・・・?」
まゆり「まゆしぃはねぇー。知っているのです」
ダル「ん? なんの話?」
まゆり「AもBもCもDも、ぜーんぶ、まゆしぃは知っているのです」
僕は少し怖くなった。
ここにいるまゆ氏は僕の知ってるまゆ氏のはずなのに、
とても不安でいっぱいだった。
このまゆ氏は一体誰なんだろうか。
ダル「・・・・・・まゆ氏? なにを知ってるん?」
まゆり「んー? ダル君も知ってるんでしょ? AとBは」
ドキッとした。
恋に落ちた時の胸のドキドキじゃない。
好きな人と喋っている時のドキドキでもない。
不安が僕を押し潰そうとしてるような。
そんな痛みだった。
ここにいるまゆ氏は僕の知ってるまゆ氏のはずなのに、
とても不安でいっぱいだった。
このまゆ氏は一体誰なんだろうか。
ダル「・・・・・・まゆ氏? なにを知ってるん?」
まゆり「んー? ダル君も知ってるんでしょ? AとBは」
ドキッとした。
恋に落ちた時の胸のドキドキじゃない。
好きな人と喋っている時のドキドキでもない。
不安が僕を押し潰そうとしてるような。
そんな痛みだった。
ダル「まゆ氏・・・・・・まさか記憶がある・・・・・・」
まゆり「うん♪ まゆしぃは知っているのです。ダルくんと紅莉栖ちゃんが
頑張ってこの世界に来ちゃった事を」
来ちゃった。
まゆ氏のその言葉の意味。
なんだろう、その言い方はまるで、
来た事にたいして不満があるような、
そんな風に感じた。
まゆり「うん♪ まゆしぃは知っているのです。ダルくんと紅莉栖ちゃんが
頑張ってこの世界に来ちゃった事を」
来ちゃった。
まゆ氏のその言葉の意味。
なんだろう、その言い方はまるで、
来た事にたいして不満があるような、
そんな風に感じた。
ダル「どうしてそれを・・・・・・僕に・・・・・・?」
まゆり「多分ダル君は勘違いしているのです。まゆしぃが悪い子だと思っているのです」
ダル「AとBを知ってるって事は・・・・・・理解できるお。その後のCとDって一体なんなん・・・・・・?」
まゆり「ダル君? まゆしぃの事怖がってる? 大丈夫だよ、まゆしぃはダル君に
変なことはしないよ?」
ダル「まゆ氏・・・・・・説明してほしい。僕にはなにがなんだかわからないんだ・・・・・・」
まゆり「そうだねぇ。まゆしぃの事分かってもらいたいから、全部教えちゃうのです」
そして、まゆ氏は話しだした。
一つ一つ、丁寧に。
僕に理解してもらえる様に。
まゆり「多分ダル君は勘違いしているのです。まゆしぃが悪い子だと思っているのです」
ダル「AとBを知ってるって事は・・・・・・理解できるお。その後のCとDって一体なんなん・・・・・・?」
まゆり「ダル君? まゆしぃの事怖がってる? 大丈夫だよ、まゆしぃはダル君に
変なことはしないよ?」
ダル「まゆ氏・・・・・・説明してほしい。僕にはなにがなんだかわからないんだ・・・・・・」
まゆり「そうだねぇ。まゆしぃの事分かってもらいたいから、全部教えちゃうのです」
そして、まゆ氏は話しだした。
一つ一つ、丁寧に。
僕に理解してもらえる様に。
「今、まゆしぃ達がいるこの世界はダル君と紅莉栖ちゃんが考えてた世界Aだとするよ?
でね? 世界Bはダル君も知ってる通り、さっきダル君がいた世界なの。
ダル君はその世界Bが嫌だよーってなって、元居た世界Aに戻ろうとしたんだよね?
うん、紅莉栖ちゃんと一緒にだったね。
まゆしぃが最初に言ったこと覚えてる? そうだね、ABCD全部知ってるって言ったよね。
ダル君はAとBしか知らないから、Aが元居た世界だって思っちゃったんだよ。
うん、ダル君はね、AとBの二つの記憶しか持ってなかったの。分かる?
でもね、まゆしぃは知ってるのです。CとDを。
今AとBの記憶を持ってるダル君は、ほんとは世界Dに戻らないといけなかったんだよ。
まゆしぃ? まゆしぃもDに戻らないといけないんだけどね、もう今のまゆしぃには戻れないんだ。
CとDの事を話そうか?
Dはね、皆が幸せになれる世界なんだよ。まゆしぃも紅莉栖ちゃんもオカリンもダル君も
皆がいつまでも仲良しで過ごせる世界。
そうだね。これが理想の世界で、ずっと続いていくはずだった世界なんだよ?
でもね、ある日この世界が壊れることになっちゃうの。
うん、そしてDが壊れた後にまゆしぃが行った世界がCの世界。
Cの世界はね、Bにとても似てるけど、違う所がちょっとあるんだ。
なにかわかる? わからない? ダル君? 大丈夫だよ? まゆしぃは怖くないからね?
うん、そうだよ。紅莉栖ちゃんとオカリンが、ラブラブだったのです。
Dの世界が壊れた理由、ダル君ならもうわかるんじゃないかな?
うん、紅莉栖ちゃんがDメールでオカリンとラブラブになるようにしたんだよ」
でね? 世界Bはダル君も知ってる通り、さっきダル君がいた世界なの。
ダル君はその世界Bが嫌だよーってなって、元居た世界Aに戻ろうとしたんだよね?
うん、紅莉栖ちゃんと一緒にだったね。
まゆしぃが最初に言ったこと覚えてる? そうだね、ABCD全部知ってるって言ったよね。
ダル君はAとBしか知らないから、Aが元居た世界だって思っちゃったんだよ。
うん、ダル君はね、AとBの二つの記憶しか持ってなかったの。分かる?
でもね、まゆしぃは知ってるのです。CとDを。
今AとBの記憶を持ってるダル君は、ほんとは世界Dに戻らないといけなかったんだよ。
まゆしぃ? まゆしぃもDに戻らないといけないんだけどね、もう今のまゆしぃには戻れないんだ。
CとDの事を話そうか?
Dはね、皆が幸せになれる世界なんだよ。まゆしぃも紅莉栖ちゃんもオカリンもダル君も
皆がいつまでも仲良しで過ごせる世界。
そうだね。これが理想の世界で、ずっと続いていくはずだった世界なんだよ?
でもね、ある日この世界が壊れることになっちゃうの。
うん、そしてDが壊れた後にまゆしぃが行った世界がCの世界。
Cの世界はね、Bにとても似てるけど、違う所がちょっとあるんだ。
なにかわかる? わからない? ダル君? 大丈夫だよ? まゆしぃは怖くないからね?
うん、そうだよ。紅莉栖ちゃんとオカリンが、ラブラブだったのです。
Dの世界が壊れた理由、ダル君ならもうわかるんじゃないかな?
うん、紅莉栖ちゃんがDメールでオカリンとラブラブになるようにしたんだよ」
僕はもうまゆ氏の話が本当なのか
考えられなかった。
でもまゆ氏に嘘を言っているような素振りは一切なく
真剣に僕の目をみて話してくれた。
普段見せるまゆ氏の優しさの他に
もう一つ明らかに見えてしまう感情
悲しみにも似た嫉妬
ああ、まゆ氏も苦しんでいたんだな
僕はそう思った。
考えられなかった。
でもまゆ氏に嘘を言っているような素振りは一切なく
真剣に僕の目をみて話してくれた。
普段見せるまゆ氏の優しさの他に
もう一つ明らかに見えてしまう感情
悲しみにも似た嫉妬
ああ、まゆ氏も苦しんでいたんだな
僕はそう思った。
「うん、ダル君はDとAの違いを聞きたいんだよね?
DとAで決定的に違うことを教えるよ。それはねダル君が紅莉栖ちゃんとまゆしぃの事
信じられなくなっちゃって怖くなっちゃううんだ。
Dの世界は皆が幸せ。皆がみんなを大好きなのに。
Aのこの世界じゃ、皆が皆大好きって訳には行かなくなるの。
ん? ダル君は紅莉栖ちゃんとまゆしぃの事怖くないの?
だって自分の事だけ考えて、オカリンを独り占めしようとしたんだよ?
ダル君? 世界Cを壊したのは」
DとAで決定的に違うことを教えるよ。それはねダル君が紅莉栖ちゃんとまゆしぃの事
信じられなくなっちゃって怖くなっちゃううんだ。
Dの世界は皆が幸せ。皆がみんなを大好きなのに。
Aのこの世界じゃ、皆が皆大好きって訳には行かなくなるの。
ん? ダル君は紅莉栖ちゃんとまゆしぃの事怖くないの?
だって自分の事だけ考えて、オカリンを独り占めしようとしたんだよ?
ダル君? 世界Cを壊したのは」
僕はまゆ氏の次の言葉がなんなのか、
頭の中では考えないようにした。
電話レンジなんて作らなければよかったんだ。
本当の僕達は、世界Dにいる。
どうしてもDに戻らないと駄目なんだ。
まゆり「まゆしぃなんだよ?」
ダル「うああああああああああああ」
頭の中では考えないようにした。
電話レンジなんて作らなければよかったんだ。
本当の僕達は、世界Dにいる。
どうしてもDに戻らないと駄目なんだ。
まゆり「まゆしぃなんだよ?」
ダル「うああああああああああああ」
ラボ
オカリン・・・・ミンナ・・・・・
ダル「んっ・・・・・・寝てた・・・・・・のかな・・・・・・」
誰かの声が聞こえて目が覚めた。
僕の体には薄い掛け布団がかけられていた。
誰かが掛けてくれたのだろうか。
まゆり「あ、ダル君。起きた?」ゴシゴシ
声をかけてくれたまゆ氏は何故か泣いていた。
オカリン・・・・ミンナ・・・・・
ダル「んっ・・・・・・寝てた・・・・・・のかな・・・・・・」
誰かの声が聞こえて目が覚めた。
僕の体には薄い掛け布団がかけられていた。
誰かが掛けてくれたのだろうか。
まゆり「あ、ダル君。起きた?」ゴシゴシ
声をかけてくれたまゆ氏は何故か泣いていた。
ダル「ま、まゆ氏・・・・・・?」
まゆり「・・・・・・ごめんね。ダル君を怖がらせちゃったよね。もう大丈夫だから。」
ダル「ううん、ごめん。まゆ氏。取り乱しちゃって。今何時頃だろ」
まゆ氏は携帯を取り出して時間を教えてくれた。
今は21日の02時30分だった。
まゆり「ダル君、まゆしぃはね。ダル君には世界Dに行ってもらいたいんだ」
ダル「まゆ氏?」
まゆり「ダル君がなんとかDにたどり着けたとしたら、電話レンジちゃんを」
ダル「うん、壊すよ。絶対に。」
その時のまゆ氏の笑顔は、
今まで見たことのないほど綺麗だった。
まゆり「・・・・・・ごめんね。ダル君を怖がらせちゃったよね。もう大丈夫だから。」
ダル「ううん、ごめん。まゆ氏。取り乱しちゃって。今何時頃だろ」
まゆ氏は携帯を取り出して時間を教えてくれた。
今は21日の02時30分だった。
まゆり「ダル君、まゆしぃはね。ダル君には世界Dに行ってもらいたいんだ」
ダル「まゆ氏?」
まゆり「ダル君がなんとかDにたどり着けたとしたら、電話レンジちゃんを」
ダル「うん、壊すよ。絶対に。」
その時のまゆ氏の笑顔は、
今まで見たことのないほど綺麗だった。
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まゆり「多分ね・・・・・・もうまゆしぃは世界を超えての記憶は維持出来ないと思うんだ」
ダル「じゃあ、今のまゆ氏はずっとこの世界に残るって事になるん?」
まゆり「うーん、どうなんだろう。今のまゆしぃとDのまゆしぃは両方存在してるのかもしれないし、
どちらか片方だけかもしれないもん」
まゆり「だからね? ダル君。 Dの世界に行けたら、Dのまゆしぃが本当のまゆしぃだって、
そう思ってほしいなぁ。そしてDの紅莉栖ちゃんも本当の紅莉栖ちゃんなんだって」
ダル「うん。約束するよ。まゆ氏と牧瀬氏の事を信じるよ僕」
まゆり「えへへ。ありがとうダル君」
僕は絶対にたどり着いてみせる
まゆ氏の思いを持って。
Bの牧瀬氏と約束した元の世界に戻る為にも。
絶対に諦めたりしない。
そう誓った。
ダル「じゃあ、今のまゆ氏はずっとこの世界に残るって事になるん?」
まゆり「うーん、どうなんだろう。今のまゆしぃとDのまゆしぃは両方存在してるのかもしれないし、
どちらか片方だけかもしれないもん」
まゆり「だからね? ダル君。 Dの世界に行けたら、Dのまゆしぃが本当のまゆしぃだって、
そう思ってほしいなぁ。そしてDの紅莉栖ちゃんも本当の紅莉栖ちゃんなんだって」
ダル「うん。約束するよ。まゆ氏と牧瀬氏の事を信じるよ僕」
まゆり「えへへ。ありがとうダル君」
僕は絶対にたどり着いてみせる
まゆ氏の思いを持って。
Bの牧瀬氏と約束した元の世界に戻る為にも。
絶対に諦めたりしない。
そう誓った。
まゆり「そうだ、覚えてるかな? Dの世界は皆幸せだって。
まゆしぃすっごく幸せなんだよ? だってね、Dの世界じゃ」
まゆり「おばあちゃんは生きてるから」
普段見せないまゆ氏の涙が
僕を奮い立たせてくれた。
まゆ氏に泣き顔は似合わない。
まゆ氏にはいつも笑顔でいて欲しい
僕は本気でそう思った。
まゆしぃすっごく幸せなんだよ? だってね、Dの世界じゃ」
まゆり「おばあちゃんは生きてるから」
普段見せないまゆ氏の涙が
僕を奮い立たせてくれた。
まゆ氏に泣き顔は似合わない。
まゆ氏にはいつも笑顔でいて欲しい
僕は本気でそう思った。
まゆり「だからね・・・・・・世界Dのまゆしぃは・・・・・・カイチューを持ってないのです」
ダル「わかったお。 ありがとうまゆ氏!」
まゆり「うん・・・・・・まゆしぃはちょっとお寝むなので寝るね・・・・・・」
ダル「おやすみ、まゆ氏。 次会うときは皆が幸せになってる世界だお!」
まゆり「ダル君・・・・・・ありがとう・・・・・・まゆしぃを信じてくれて・・・・・・またね」
ダル「わかったお。 ありがとうまゆ氏!」
まゆり「うん・・・・・・まゆしぃはちょっとお寝むなので寝るね・・・・・・」
ダル「おやすみ、まゆ氏。 次会うときは皆が幸せになってる世界だお!」
まゆり「ダル君・・・・・・ありがとう・・・・・・まゆしぃを信じてくれて・・・・・・またね」
僕は、電話レンジの準備をした。
皆が笑っていられる世界のために
まゆ氏の思いを叶える為に
ダル「待っててね、まゆ氏! 必ず成功させるから!」
バチバチバチッ
ピロリン
「ダルクン・・・・・・ゴメンネ・・・・・・」
皆が笑っていられる世界のために
まゆ氏の思いを叶える為に
ダル「待っててね、まゆ氏! 必ず成功させるから!」
バチバチバチッ
ピロリン
「ダルクン・・・・・・ゴメンネ・・・・・・」
僕はDメールを送った。
新しい世界に行くために。
新しい世界で初めにする事は決まっている。
まゆ氏の懐中時計を確認するんだ。
まゆ氏との別れの挨拶をしての最初のDメール
世界を移動して直ぐにまゆ氏の懐中時計を確認してみた。
まゆ氏は懐中時計を持っていなかった。
新しい世界に行くために。
新しい世界で初めにする事は決まっている。
まゆ氏の懐中時計を確認するんだ。
まゆ氏との別れの挨拶をしての最初のDメール
世界を移動して直ぐにまゆ氏の懐中時計を確認してみた。
まゆ氏は懐中時計を持っていなかった。
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