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元スレ式「やめろ鮮花!俺はレズじゃない!」鮮花「いいからっ…」
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式『……』
幹也『……』
……抱きしめられたまま、幹也は上から式の顔を覗いた。
―――上気した肌。
―――薬の影響か、視線の定まらない瞳。
―――熱い吐息の零れる口。
……男を誘うのに、これ以上ない表情だった。
式『……みきや』
幹也『……式』
式『もう一度……あの時の言葉、言ってくれる―――?』
幹也『(ああ、分かった―――分かってる)』
眠いんだよぉ!
幹也『……』
……抱きしめられたまま、幹也は上から式の顔を覗いた。
―――上気した肌。
―――薬の影響か、視線の定まらない瞳。
―――熱い吐息の零れる口。
……男を誘うのに、これ以上ない表情だった。
式『……みきや』
幹也『……式』
式『もう一度……あの時の言葉、言ってくれる―――?』
幹也『(ああ、分かった―――分かってる)』
眠いんだよぉ!
幹也『式。君を――― 一生、許(はな)さない」
式『……』
幹也『……』
式『……そう。じゃあ……』
(ぐいっ……)
幹也『えっ?』
式『オラオラ来いよオラァ!!』(豹変)
幹也『えっ? えっ!?』
言うまでもなく、式は酔っ払っていた。
(ずるずる……)
式『……』
幹也『……』
式『……そう。じゃあ……』
(ぐいっ……)
幹也『えっ?』
式『オラオラ来いよオラァ!!』(豹変)
幹也『えっ? えっ!?』
言うまでもなく、式は酔っ払っていた。
(ずるずる……)
百合パート行くまでは寝るなよ・・・?
こっちが寝れなくなる・・・
こっちが寝れなくなる・・・
幹也『ちょっ、式!? そっちは橙子さんの寝室……』
式『……』
(ずるずる……がちゃ……)
幹也『ちょっ……ええぇーーーっ!?』
(ばたん……)
『ちょっ……式、まずいよ! ここ一応職場……』
橙子『……』スタスタ…
『ちょっと本当に……う、うもうっ……』
橙子『……』
『…………あぁ…………』
コーヒー飲んできます
式『……』
(ずるずる……がちゃ……)
幹也『ちょっ……ええぇーーーっ!?』
(ばたん……)
『ちょっ……式、まずいよ! ここ一応職場……』
橙子『……』スタスタ…
『ちょっと本当に……う、うもうっ……』
橙子『……』
『…………あぁ…………』
コーヒー飲んできます
…………
鮮花「……」
式「……」
式(記憶にないなぁ……)←酒乱
鮮花「アンタが幹也を犯(ころ)した! 止めようとしたのにィっ!!」
式「おい、待てよ……オレ、多分そんなヘンな事してないぞ……」
鮮花「なら何したって言うのよ、あんたはぁぁっ!!」
式「……」
式「ちょっと……同じベッドでゴロゴロしただけだよ」
鮮花「浮気がばれた亭主みたいな言い訳を、よくもぉーーっ!」
式「……オレ、おまえの亭主じゃない……」
鮮花「そんなの事分かってるわよっ!」
鮮花「……」
式「……」
式(記憶にないなぁ……)←酒乱
鮮花「アンタが幹也を犯(ころ)した! 止めようとしたのにィっ!!」
式「おい、待てよ……オレ、多分そんなヘンな事してないぞ……」
鮮花「なら何したって言うのよ、あんたはぁぁっ!!」
式「……」
式「ちょっと……同じベッドでゴロゴロしただけだよ」
鮮花「浮気がばれた亭主みたいな言い訳を、よくもぉーーっ!」
式「……オレ、おまえの亭主じゃない……」
鮮花「そんなの事分かってるわよっ!」
鮮花「……」
式「……」
鮮花「……舐めなさい」ボソリ
式「ん……?」
鮮花「私の指を舐めてみなさい、ほらっ……」
(ぐいぐい……)
式「や、やめろーっ……」
鮮花「ほらほらほら……早く、舐めなさいよ……」
式「むぐ……」
鮮花「幹也に……幹也にした時したみたいにっ―――」
式、危うし―――!
と思われた、次の瞬間……
式「……」
鮮花「……舐めなさい」ボソリ
式「ん……?」
鮮花「私の指を舐めてみなさい、ほらっ……」
(ぐいぐい……)
式「や、やめろーっ……」
鮮花「ほらほらほら……早く、舐めなさいよ……」
式「むぐ……」
鮮花「幹也に……幹也にした時したみたいにっ―――」
式、危うし―――!
と思われた、次の瞬間……
(ぎいいい……)
幹也「失礼します。ただいま戻りまし―――」
鮮花「え―――」
式「……あ」
幹也「―――た……」
幹也「……」
鮮花「……」
式「……」
式と鮮花が約三週間振りに見る、黒桐幹也の姿だった。
鮮花「に、兄さん……何で、こんな早く……」
鮮花(橙子さんの話だと……後一週間は帰って来れないはずじゃ……)
幹也「失礼します。ただいま戻りまし―――」
鮮花「え―――」
式「……あ」
幹也「―――た……」
幹也「……」
鮮花「……」
式「……」
式と鮮花が約三週間振りに見る、黒桐幹也の姿だった。
鮮花「に、兄さん……何で、こんな早く……」
鮮花(橙子さんの話だと……後一週間は帰って来れないはずじゃ……)
幹也「ああ、仕事が思ったより早く片付いてね。急いで帰って来たんだけど―――鮮花」
鮮花「は、はいっ……」
幹也「……」
鮮花「……」
幹也「―――橙子さん。どこにいるか、分かる?」
鮮花「えっ、あっ……」
鮮花「多分、人形部屋……」
幹也「……そう」フッ…
鮮花「……」
式「……」
幹也「……じゃあ僕、ギャラ貰って帰るから……」
(ギイイイ……)
鮮花「は、はいっ……」
幹也「……」
鮮花「……」
幹也「―――橙子さん。どこにいるか、分かる?」
鮮花「えっ、あっ……」
鮮花「多分、人形部屋……」
幹也「……そう」フッ…
鮮花「……」
式「……」
幹也「……じゃあ僕、ギャラ貰って帰るから……」
(ギイイイ……)
(ギイイイ……)
鮮花「……」
式「……」
鮮花「……」
鮮花「……」
鮮花(あっ、ああっ――― みっ、幹也に見られたっ―――ど、どうしようっ)
式「……」
鮮花(あああ……今まで幹也には私の好みを気付かせまい、気付かせまいとしてきたのに―――!)
鮮花「……終わった。もう、何もかもバレてしまった……」ガクッ
式「……」ガサゴソ
鮮花「……」
式「……」
鮮花「……」
鮮花「……」
鮮花(あっ、ああっ――― みっ、幹也に見られたっ―――ど、どうしようっ)
式「……」
鮮花(あああ……今まで幹也には私の好みを気付かせまい、気付かせまいとしてきたのに―――!)
鮮花「……終わった。もう、何もかもバレてしまった……」ガクッ
式「……」ガサゴソ
鮮花「……」
鮮花(まあ、良いや……とりあえず、今は嫌な事を考えるのはやめよう……)
鮮花「もうさ、式に指を舐めさせて……それで終わりで良いんじゃない……?」
式「―――調子こいてんじゃねーぞこの野郎」(棒読み)
(ぐいっ……)
鮮花「えっ―――」
式「―――――」
(くるん……)
式「―――」
鮮花「し、き……? え……?」
何が起こったのか……先程まで式に覆い被さっていた鮮花は、いつの間にやら今度は式に組み敷かれていた。
鮮花(まあ、良いや……とりあえず、今は嫌な事を考えるのはやめよう……)
鮮花「もうさ、式に指を舐めさせて……それで終わりで良いんじゃない……?」
式「―――調子こいてんじゃねーぞこの野郎」(棒読み)
(ぐいっ……)
鮮花「えっ―――」
式「―――――」
(くるん……)
式「―――」
鮮花「し、き……? え……?」
何が起こったのか……先程まで式に覆い被さっていた鮮花は、いつの間にやら今度は式に組み敷かれていた。
……それにしても。
鮮花(……わたし。今、何されたの……?)
何という早業であろう事か。押し倒されたほうは、未だに自分の身に何が起こったのか把握できていない。
恐らく今の式の動きは、ネコ科の大型猛獣でも見切れないほど俊敏―――。正に、野獣の如き一転攻勢であった。
式「……」
鮮花(え……式? 重い……あれ? わたし、今下になって……?)
式「……レズのくせによぉ、何がしゃぶれだ……? おまえがしゃぶれよ」
(ぐいっ……)
鮮花「うっ……」
はたして、いつの間に行なわれたのか……? 式の帯は解け、着物は前方が捲られていた。
鮮花(……わたし。今、何されたの……?)
何という早業であろう事か。押し倒されたほうは、未だに自分の身に何が起こったのか把握できていない。
恐らく今の式の動きは、ネコ科の大型猛獣でも見切れないほど俊敏―――。正に、野獣の如き一転攻勢であった。
式「……」
鮮花(え……式? 重い……あれ? わたし、今下になって……?)
式「……レズのくせによぉ、何がしゃぶれだ……? おまえがしゃぶれよ」
(ぐいっ……)
鮮花「うっ……」
はたして、いつの間に行なわれたのか……? 式の帯は解け、着物は前方が捲られていた。
……当然、式の上半身は露になり。
そこへ、彼女は万力の様な力で鮮花を胸元へと引き寄せる。
(ぐいぐいっ……)
鮮花「うぐぅ……」
式「ほら、美味いんだろ? しゃぶれよー」
(ぐいぐい……)
鮮花(な、なに……こいつ……? 胸が、硬い……何で……)
……式の胸は、硬かった。
鮮花「や、やめて……」
(ポロッ……)
式「……ん? 何だ、これ……」
そこへ、彼女は万力の様な力で鮮花を胸元へと引き寄せる。
(ぐいぐいっ……)
鮮花「うぐぅ……」
式「ほら、美味いんだろ? しゃぶれよー」
(ぐいぐい……)
鮮花(な、なに……こいつ……? 胸が、硬い……何で……)
……式の胸は、硬かった。
鮮花「や、やめて……」
(ポロッ……)
式「……ん? 何だ、これ……」
鮮花「……、……っ」ハァ…ハァ…
式「―――さっきのハンカチ、か」
鮮花「……」
式「……おまえさ、鮮花さ、さっきオレに堕ちろとか何とか言って無理矢理これ嗅がせたよな」
鮮花「……!」
鮮花(ま、さか……)
式「おまえが堕ちろ」
鮮花「むぐっ―――」
式「……」
鮮花「……」
鮮花「……」ガクッ
式「……堕ちたな」(確信)
式「―――さっきのハンカチ、か」
鮮花「……」
式「……おまえさ、鮮花さ、さっきオレに堕ちろとか何とか言って無理矢理これ嗅がせたよな」
鮮花「……!」
鮮花(ま、さか……)
式「おまえが堕ちろ」
鮮花「むぐっ―――」
式「……」
鮮花「……」
鮮花「……」ガクッ
式「……堕ちたな」(確信)
…………
幹也「……」
鮮花『え―――』
式『……あ』
幹也「……」ハァ…
幹也(……長い仕事を終えて。ようやく慣れ親しんだ場所に帰ってきて、最初に目にしたのが『アレ』だなんて、想像も付かなかったな)
幹也「……鮮花と式って、てっきり仲悪いものだと思い込んでたけど―――逆、だったのか」
幹也(そもそも、鮮花がよく式に噛み付いていたのも……今思えば、好意の裏返し……だったんだろうか」
幹也「……礼園にはそういう嗜好の娘も少なくないって聞いていたけど。まさか、あの二人にそっちの気があるとは思わなかったな……」
幹也「にしても……」ウーン…
幹也(あの二人……どっちがお兄様役の「タチ」だったんだろう……?)
現実からの逃避か、どうでも良いことを考えるコクトーだった。
幹也「……」
鮮花『え―――』
式『……あ』
幹也「……」ハァ…
幹也(……長い仕事を終えて。ようやく慣れ親しんだ場所に帰ってきて、最初に目にしたのが『アレ』だなんて、想像も付かなかったな)
幹也「……鮮花と式って、てっきり仲悪いものだと思い込んでたけど―――逆、だったのか」
幹也(そもそも、鮮花がよく式に噛み付いていたのも……今思えば、好意の裏返し……だったんだろうか」
幹也「……礼園にはそういう嗜好の娘も少なくないって聞いていたけど。まさか、あの二人にそっちの気があるとは思わなかったな……」
幹也「にしても……」ウーン…
幹也(あの二人……どっちがお兄様役の「タチ」だったんだろう……?)
現実からの逃避か、どうでも良いことを考えるコクトーだった。
橙子「何を一人でぶつぶつ言っている、黒桐」
幹也「あっ、橙子さん。お給料下さい。ただいま戻りました」
橙子「……おい。君は上司に、仕事を終えた報告より先に給料を要求するのか?」
幹也「ええ。だってここで言わないと何だかんだ有耶無耶にされて、また支払いを先延ばしされそうですし」
橙子(ちっ、鋭い……)
幹也「さ、早く払ってください。今日、ここで」
橙子「……払いたいのは山々だが。今、ここに現金は無いんだ……」
幹也「何でそんな―――また無駄遣いをしたんですか、あなたはっ!?」
橙子「落ち着け、今回はそうじゃないんだ。本当に、今ここにないだけで」
幹也「……じゃあどこにあるって言うんですか?」
橙子「私の部屋……まあ、つまりいつものあそこだな」
幹也「えっ?」
幹也「あっ、橙子さん。お給料下さい。ただいま戻りました」
橙子「……おい。君は上司に、仕事を終えた報告より先に給料を要求するのか?」
幹也「ええ。だってここで言わないと何だかんだ有耶無耶にされて、また支払いを先延ばしされそうですし」
橙子(ちっ、鋭い……)
幹也「さ、早く払ってください。今日、ここで」
橙子「……払いたいのは山々だが。今、ここに現金は無いんだ……」
幹也「何でそんな―――また無駄遣いをしたんですか、あなたはっ!?」
橙子「落ち着け、今回はそうじゃないんだ。本当に、今ここにないだけで」
幹也「……じゃあどこにあるって言うんですか?」
橙子「私の部屋……まあ、つまりいつものあそこだな」
幹也「えっ?」
橙子「当然だろう? 上司がいつも部下の給料を持ち歩いてるなんて思ったら、大間違いだ」
幹也「……まあ、そうでしょうけど」
幹也(でも……今あそこは、式と鮮花が……)
橙子「さ……て。じゃ、金にうるさい部下が本気で怒らない内に、パパパっと取ってくるか……」ヨッコイショ
幹也「ま……待ってください……」
橙子「……ん? 何だ、黒桐」
幹也「……」
橙子「……あっ。もしかして今月は給料要らないのか? なら有り難い……」
幹也「違いますっ。 ……お給料、僕が取ってきますよ」
橙子「え?」
幹也「……」
橙子「……何か、ねこばばする気か?」
幹也「ねこばばされるような物置いてないでしょ、あの部屋……橙子さん、今作業に集中したい時じゃないんですか?」
幹也「……まあ、そうでしょうけど」
幹也(でも……今あそこは、式と鮮花が……)
橙子「さ……て。じゃ、金にうるさい部下が本気で怒らない内に、パパパっと取ってくるか……」ヨッコイショ
幹也「ま……待ってください……」
橙子「……ん? 何だ、黒桐」
幹也「……」
橙子「……あっ。もしかして今月は給料要らないのか? なら有り難い……」
幹也「違いますっ。 ……お給料、僕が取ってきますよ」
橙子「え?」
幹也「……」
橙子「……何か、ねこばばする気か?」
幹也「ねこばばされるような物置いてないでしょ、あの部屋……橙子さん、今作業に集中したい時じゃないんですか?」
またさるさん食らった二時間(半ギレ)
橙子「そりゃまあ……払いたくもない給料を取りに行くために、わざわざ動くのは正直とても面倒くさいが……」
幹也(……今さらりととんでもない事言われた気がする……)
橙子「―――よし。じゃあ行ってくれるか、黒桐」
幹也「―――はい」
……
(カツンカツン……)
幹也「……」
橙子『給料袋は、私の机の上に置いてあるからすぐに分かるはずだ。―――くれぐれも、他の物は盗らない様に』
幹也『盗りませんっ』
幹也「……ああ、何だもう四階か……」
橙子「そりゃまあ……払いたくもない給料を取りに行くために、わざわざ動くのは正直とても面倒くさいが……」
幹也(……今さらりととんでもない事言われた気がする……)
橙子「―――よし。じゃあ行ってくれるか、黒桐」
幹也「―――はい」
……
(カツンカツン……)
幹也「……」
橙子『給料袋は、私の机の上に置いてあるからすぐに分かるはずだ。―――くれぐれも、他の物は盗らない様に』
幹也『盗りませんっ』
幹也「……ああ、何だもう四階か……」
またさるさんか壊れるなぁ…もう立て直した方が良いのかな…
幹也(この部屋の中で……今も、式は鮮花と―――)
幹也「……」ドクン…
幹也(これって……一応、鮮花に式を取られた感じになるんだろうか……? いや、でも鮮花も式も女の子だし……)
……幾ら考えても、答えは出てこなかった。
幹也「……」スゥー…
幹也「……よしっ」ハァー
―――給料袋を手に取ったら、一目散にこの部屋から立ち去ろう。
幹也(わかんない事は、無理に結論を出すより―――冷静な時に、じっくり考えたほうが良いや)
(こんこん……)
幹也(この部屋の中で……今も、式は鮮花と―――)
幹也「……」ドクン…
幹也(これって……一応、鮮花に式を取られた感じになるんだろうか……? いや、でも鮮花も式も女の子だし……)
……幾ら考えても、答えは出てこなかった。
幹也「……」スゥー…
幹也「……よしっ」ハァー
―――給料袋を手に取ったら、一目散にこの部屋から立ち去ろう。
幹也(わかんない事は、無理に結論を出すより―――冷静な時に、じっくり考えたほうが良いや)
(こんこん……)
幹也(それでも……一応、ノックだけはして……)
幹也「式、鮮花。入るよ?」
幹也(今は……給料を貰う事だけを、考えよう……)
『……』
『……入って、どうぞ』
幹也「……」
(ギイイイ……)
式「……」
幹也「―――式」
扉を開けたその先に立っていたのは、両儀式その人だった。
幹也「式、鮮花。入るよ?」
幹也(今は……給料を貰う事だけを、考えよう……)
『……』
『……入って、どうぞ』
幹也「……」
(ギイイイ……)
式「……」
幹也「―――式」
扉を開けたその先に立っていたのは、両儀式その人だった。
式「……」
幹也「……」
久々に会った……というのに、言葉が出てこなかった。
……伝えたい事が、無い―――という訳ではないのだけれど。
幹也「式」
式「……」スタスタ…
(ぎゅっ……)
幹也(あっ……)
式「……」
式「……寂しかった」
ぽつりと。彼女はただ一言、そう言った。
畜生…ラストまでもう書き終わってるのにはがゆい…
幹也「……」
久々に会った……というのに、言葉が出てこなかった。
……伝えたい事が、無い―――という訳ではないのだけれど。
幹也「式」
式「……」スタスタ…
(ぎゅっ……)
幹也(あっ……)
式「……」
式「……寂しかった」
ぽつりと。彼女はただ一言、そう言った。
畜生…ラストまでもう書き終わってるのにはがゆい…
幹也「……ごめん」
式「……」
幹也「……」
いつしか、彼も彼女の背中に手を回し―――抱き合う形になった。良い雰囲気であった。
幹也「……」
彼の頭からは、もうとっくに給料の事など抜け落ちていた。
式「―――幹也」
幹也「―――なに」
……幹也を抱きしめたまま、式はゆっくりと顔を上げた。
―――上気した肌。
―――薬の影響か、視線の定まらない瞳。
―――熱い吐息の零れる口。
よし、後5レスで終わる…
式「……」
幹也「……」
いつしか、彼も彼女の背中に手を回し―――抱き合う形になった。良い雰囲気であった。
幹也「……」
彼の頭からは、もうとっくに給料の事など抜け落ちていた。
式「―――幹也」
幹也「―――なに」
……幹也を抱きしめたまま、式はゆっくりと顔を上げた。
―――上気した肌。
―――薬の影響か、視線の定まらない瞳。
―――熱い吐息の零れる口。
よし、後5レスで終わる…
……男を誘うのに、これ以上ない表情だった。
式「……」
幹也「……」
式「……おまえも堕ちろ」
幹也「むぐっ―――」
式「……」
幹也「ちょっ……何をっ……」
幹也「……っ! ……っ」ジタバタ
式「……くそ、中々堕ちないな」
鮮花「……」ピクッ…ピクッ…
式「なら、オレが直接堕としてやるか。しょうがねえな」
幹也「し、式……一体、何を……」ハァ…ハァ…
式「……」
幹也「……」
式「……おまえも堕ちろ」
幹也「むぐっ―――」
式「……」
幹也「ちょっ……何をっ……」
幹也「……っ! ……っ」ジタバタ
式「……くそ、中々堕ちないな」
鮮花「……」ピクッ…ピクッ…
式「なら、オレが直接堕としてやるか。しょうがねえな」
幹也「し、式……一体、何を……」ハァ…ハァ…
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