私的良スレ書庫
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元スレ洋榎「博多でうまい味噌ラーメン教えてや!」哩「馬鹿にしとると?」
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哩さんの目の前で手をつけてないとんこつラーメンに高菜をドバドバ投入したい
洋榎「なぁ、絹……」
絹恵「ん……?」
絹恵「ごめん、眩しかった?」
洋榎「ええてええて。卓上スタンドだけでなくて、部屋の電気も点けてええで」
絹恵「ええよ。お姉ちゃん、疲れとるやろうし」
洋榎「……疲れとるけど、眠れへんねん」
絹恵「んー……ほな、ホットミルクでも入れよか?」
絹恵「勉強休憩したい思っとったとこやし……」
洋榎「んー……むしろ、ラーメン食べたい」
絹恵「……太るでー夜食は」
洋榎「ええねんええねん。もちっとムチムチしたいくらいや」
絹恵「あー、でも、カップ麺、お母さんが最後の食うてもうてたような……」
洋榎「マジかー」
洋榎「ほんならさあ、今から食べに行かん?」
絹恵「え?」
洋榎「深夜にラーメンとか、こう、青春っぽいやろ!」
絹恵「一応、受験間際なんやけどな……」
洋榎「絹なら頭いいしイケるて」
洋榎「息抜きも大事やで?」
洋榎「ほら、おねーちゃんが奢ったるさかい!」
絹恵(お姉ちゃんと深夜のラーメンデートかぁ……)
絹恵「まあ、たまには、休憩挟んでもいいかな?」
絹恵「頑張った自分へのゴホービに」
洋榎「さっすが絹!」
絹恵「でもこの時間、お店開いてるんかな……」
洋榎「ラストオーダー滑り込みになってまうけど、まああるやろ」
洋榎「居酒屋帰りのおっさん狙っとる店とか」
絹恵「うーん、ちょっと遠出になるのかなぁ……」
絹恵「歩ける位置にそんなたくさんあったっけ?」
洋榎「ふっふっふ……」
洋榎「これを見ィ!」 ババーーーン
絹恵「そ、それは……」
洋榎「免許や! どやー!」
洋榎「車つこうたら、楽にラーメン屋探しできるでー!」
絹恵(あ、これ運転してみたいから言い出したってのが本音かな……)
博多じゃないけど
春日に旨い味噌ラーメンを出す店があるとは聞いたっけ・・・
春日に旨い味噌ラーメンを出す店があるとは聞いたっけ・・・
洋榎「ふっふっふ」
洋榎「これなら絹も、移動中勉強できるで!」
絹恵「え、酔いそう……」
洋榎「酔い止めも用意!」
絹恵「わぁ、用意いー……」
絹恵(どうせならお姉ちゃんとお喋りしながらがよかったなぁ……)
洋榎「とりあえずオカンに車借りなきゃアカンし、起こしてくるわ」
絹恵「そのフライパンとお玉はここに置いてかんと多分お姉ちゃん殴るための武器にされるで」
洋榎「と、いうわけで、鍵持ってき損ねた」
絹恵「見るも無残な青あざが……」
洋榎「叩き起こしたら絶対不機嫌なる思ってな……」
絹恵「あ、それは分かってたんや」
洋榎「耳打ちで『車借りんでー』言うて、『うーん』って呻いたら了承したとみなすつもりだってん」
絹恵「うわぁ」
洋榎「一応言質取るためにカセットレコーダー持ってってんけど」
洋榎「まさかレコーダーで録音開始したガチンって音に反応してスラムダンク式ハエたたきを繰り出されるとは……」
絹恵「寝相悪いもんなぁ……」
洋榎「でもラーメンは食べたい」
絹恵「あ、こだわるんや」
洋榎「脳がラーメンになってもーたからな」
絹恵「……ちょっと分かるかも」
洋榎「深夜のこのラーメン欲求、ちょっとやそっとじゃ開放されへんわ」
絹恵「どうしよ、この辺のラーメン屋徒歩で回るん……?」
洋榎「う~ん……」
洋榎「……」
洋榎「スズん家、車あったよな」
絹恵「え」
絹恵「お姉ちゃん、さすがにそれは……」
洋榎「わあっとるって」
洋榎「さすがにアポ無しで受験生宅に深夜に押しかけたりせーへんわ」
洋榎「大学の連中ならともかく」
絹恵「大学の人にならやるんだ……」
洋榎「まあ、紹介前だし、今回はやめとくけどな」
洋榎「とりあえず、メールしてみ」
洋榎「今起きてるかって」
絹恵「ん、わかった」 メルメルメル
絹恵「大学の友達とかに車出してもらうとか…・・」
洋榎「絹、知らん奴おったら気まずいやろ」
絹恵「あ、気にしてくれるんや」
洋榎「そらな」
洋榎「可愛い大切な妹やさかい」
絹恵「えへへ……」
絹恵「私も、お姉ちゃんのこと、世界で一番――」 ダーッシュダーッシュダッシューwwwww
洋榎「あ、メールやん。スズちゃう?」
絹恵「……せやな」 キーックエーンドダッs
絹恵「ああ、うん、起きとるみたいや」
洋榎「んで、どんな感じや?」
絹恵「あ、何か丁度勉強区切りついたから、寝ようとした所みたい」
絹恵「バッドタイミングやわぁ……」
洋榎「え? グッドタイミングやん」
洋榎「勉強終わったっちゅーことは、気兼ねなくラーメンに連れてける」
絹恵「え」
洋榎「とりあえずスズん家向かうでー!」
洋榎「絹、メールでその旨伝えといてやー!」
絹恵「ええー……」
洋榎「よーうスズ!」
漫「げ、ほんまに来た……」
洋榎「げっ、って何やねん、げっ、って」
洋榎「おう姫松のレジェンドイズムあふれる元主将やぞ」
漫「あ、私の中の主将はもうすっかり絹ちゃんなんで」
洋榎「なんやとこら!」
絹恵「あ、あんまり家の前で騒ぐと迷惑やって!」
漫「よかった、玄関出ておいて……」
洋榎「寒いから入れてほしいねんけど」
漫「眠いから帰ってほしいんですけど」
洋榎「なーんーやーとー」 グリグリグリグリ
漫「ああああああ……!」
絹恵(受験ノイローゼんなってから漫ちゃんも口悪なったなぁ)
洋榎「まぁまぁ」
洋榎「ラーメン食いに行くのに車貸してくれたらええから」
漫「そんな理由でウチまで歩いてきたんですか!?」
漫「ケッコーな距離ですよ……」
洋榎「あれ、絹言うてないん?」
絹恵「上手く説明出来る気せえへんかったから、今お姉ちゃんが向かってるとだけ言うといた」
洋榎「ふぅん」
洋榎「まあええや」
洋榎「ラーメン行くでー」
漫「いや、その、割りとお腹いっぱいなんですけど……」
馬鹿にしてるとは思わないけどスレタイみたいなこと言われたら120秒くらい悩んでしまうわ
そしてたぶん回答できない
そしてたぶん回答できない
洋榎「ところで……めっちゃ綺麗な車あるやん」
漫「あ、それ、パp……父がこうたんです」
絹恵(パパって言うた)
洋榎(パパって言うとるんや、こいつ……)
洋榎「新車かぁ、ええなぁ」
洋榎「ウチ、スズん家言うたらあのワゴンのイメージやわ」
漫「あれ、大学に受かったら私にくれるって話なんですよー」 エヘヘ
漫「どこの大学行っても通いやすいようにって」
絹恵「えーいいなー」
漫「へへ……」
洋榎「絹、大阪の大学希望やないっけ?」
漫「そうなんですけど、前期で落ちたらランク下げて東京の大学の後期受けようかと……」
洋榎「ふうん」
洋榎「とりあえず、試乗するでー! 新車ドライブや!」
漫「とりあえずじゃないですから! 大体その車のキーはパパが持ってますし!!」
洋榎「ってことは、あの車のキーは、ぱ、パパ……ブフォッ」
漫「ちょお、何で笑うんですか!」
洋榎「いや、す、すまん……」
洋榎「えー……パファッ……ウッフwwwww」
絹恵「アカン、お姉ちゃん深夜テンションに入ってもーとる」
絹恵「……多分、こーいうことや」
絹恵「つまり、あの車じゃない方のキーは、お父さん以外の人が持ってるってことかって」
漫「……うっ」
絹恵「……漫ちゃん、ほんまわかりやすいなあ」
漫「……受験勉強の励みにするため、お守りみたいな感じで持ってるんですよ……」
洋榎「つまり、あの車なら乗れるわけやな」
漫「ちょ!」
洋榎「まあまあ」
洋榎「よーく考えてみ」
洋榎「新車を持ち主であるオトンに黙って乗り回すより」
洋榎「自分の車にフライング乗車する方がマシやろ?」
漫「……確かに……」
絹恵(漫ちゃんも多分眠気で頭回っとらんな)
洋榎「別に漫は寝ててもええんやで」
漫「不安だし、同乗しますって」
洋榎「まあ、つくまで寝てても起こしたるさかい」
漫「……運転は大学生になってからって約束ですし、代わりませんからね」
洋榎「わあっとるって」
洋榎「ぱ……パピーとの約束やもんな……」 プクク
絹恵「ブフッwwwwwぱ、パピーって……!」 プルプル
漫「乗せたげませんよ!!!」
洋榎「す、すまんすまん、冗談やってwwwwwwwww」
漫「……そーいえば、免許なんて取ってたんですね」
洋榎「おう、一昨日取った」
漫「…………」
漫「は?」
洋榎「ええっと、これ右がアクセルやっけ?」
漫「ちょ、あの、運転経験は――」
洋榎「ない!」 キリッ
洋榎「いやー、ほら、なんつーの?」
洋榎「初めての運転やから、まずは愛しい妹とダチでも乗せたろーかなと」
漫「ちょ、ま――――」
洋榎「発進ンンンンーーーーーーーーッ!」
漫「揺れとる! こわい!! アカン死んでまう……!」
洋榎「ビビリすぎやでー!」
洋榎「長野にはもっとやばい奴もおったっちゅーし、そーゆーのに比べたらこんなもん児戯や!」
絹恵「さすがお姉ちゃん、縦揺れがそんなにひどくない!」
漫「いや、横揺れしてる方が問題やから!」
ガガガガガ
洋榎「あ、縁石乗り上げた」
漫「ちょお!?」
洋榎「ダイジョーブ、ダイジョーブ」
洋榎「75%パーフェクトね」
漫「それはパーフェクトとは言わないし、傷つけるの勘弁して下さいよ!」
洋榎「ダイジョブダイジョブ、綺麗に乗り上げたから、こすってないこすってない」
漫「車体斜めにしたまま縁石走らないでくださうぃっ」 ガブッ
洋榎「あ、舌噛んだ」
絹恵「縁石による激しいアップダウンの中絶叫するから……」
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