元スレ理樹「恭介は好きな人いないの?」 恭介「いない」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
102 :
わふーっ
103 :
佳奈多可愛いよ佳奈多
104 = 101 :
こまりまっくす~
105 :
小毬「そういえば、恭介さんって三年生だよね~」
鈴「うん、そうだ」
真人「なんだよ、いまさら」
小毬「うんとね、同じクラスに好きな子はいないのかな~って思って」
葉留佳「なるほど、それはありえますネ」
来ヶ谷「ふむ、クラスメートか……」
理樹「でも、恭介ってクラスではいつも漫画読んだりしてて、特定の誰かと仲がいいって話は聞かないよ?」
謙吾「そうだな。あいつは漫画とリトルバスターズのことしか頭にない男だ」
美魚「……それはいくら何でも言いすぎでは」
来ヶ谷「ともかく、クラスでの恭介氏の立ち位置とやらは気になるな……」
小毬「唯ちゃん、もしかして調べる気~?」
来ヶ谷「ふふ……当然だ」
106 :
俺らのロマンティック大統領の発言に期待
107 :
あとでよむほ
108 = 102 :
また新しい名言が生まれちまったな…
109 = 101 :
こまりまっくす~
110 = 105 :
クド「でもでも、恭介さんが嘘をついてまで隠すということは、このことは誰にも知られたくないということではないでしょうか……?」
小毬「そうだね……唯ちゃん、やっぱり止めようよ」
来ヶ谷「いいや、やる!」
理樹(うわ……この人、目を子供のようにキラキラ輝かせてるよ)
謙吾「一応、理由を聞いておこうか」
来ヶ谷「理由か……楽しそうだから、ではダメか?」
真人「すっげぇ悪趣味なやつ」
来ヶ谷「君たちも人のことは言えないだろうに」
美魚「……私も、少し興味があります」
葉留佳「おお、みおちんが珍しくやる気に満ち満ちているっ!」
来ヶ谷「して、その心は?」
美魚「相手が男性だという可能性がまだ残っているからです」
葉留佳「結局そっちかーい!」ビシッ
111 = 101 :
こまりまっくす~
112 = 105 :
美魚「と言うのは冗談で」
理樹「冗談なんだ……」
美魚「みなさん、今何月ですか?」
謙吾「? 2月だが」
真人「それがどうかしたのかよ」
美魚「恭介さんはあと一月もしないうちにこの学校を卒業されます」
理樹「あ……」
理樹(そうか……今まで、日々の楽しさに目が眩んでいたけど……)
理樹(僕たち……いや、恭介に残された時間は、残り少ない……)
謙吾「そういえば、そうだったな……」
真人「すっかり忘れてたぜ……あいつがもうすぐいなくなっちまうんだってこと」
鈴「……」
113 = 101 :
こまりまっくす~
114 = 105 :
恭介さん→棗さん
115 :
こまりまっくす~
116 = 101 :
こまりまっくす~
117 = 105 :
美魚「悲しいのは確かですが、今問題なのはそうではありません」
理樹「……恭介にとっても、残りの学生生活は僅かってことだね」
美魚「ええ……そして、棗さんにとっての学生生活が、必ずしもリトルバスターズに係ることだけではない、ということです」
小毬「もし恭介さんに好きな人がいるとしたら……」
謙吾「そいつとの学生生活ももうあと少しか」
来ヶ谷「現状、まだ恋人どころか、告白するという段階にまで達しているかも怪しいな」
美魚「棗さんは、もしかしたらもう諦めているのかもしれません」
クド「そんな……そんなのかわいそうです」
鈴「……」
葉留佳「なんとかして、あげたいっすネ」
理樹「うん……」
理樹(……恭介は今、何を考えてるんだろう)
118 = 101 :
こまりまっくす~
119 :
こまりまっくす~
120 = 105 :
ガラッ
「よう、棗」「今日は早いな」
恭介「ああ、さすがに毎回遅刻ってのもな」
??「あら、明日は雪でも振るのかしら?」
恭介「……っ、天野か」
恭介(……落ち着けよ……俺)
あーちゃん「やっほ、棗君」
恭介「よう……ところで、今のはどういう意味だ?」
あーちゃん「にゅふふ……さぁ、どういう意味でしょうね~?」
恭介「……お前、その変な笑い方いい加減やめたらどうだ?」
あーちゃん「人の笑い方にいちいち文句つけないよ~に」
恭介「俺は親切心で言ってるんだがな」
121 :
こまりまっくす~
122 = 115 :
こまりまっくす~
123 :
理多たそ~
125 :
佳奈多可愛いよ佳奈多
126 :
わふ~
128 = 101 :
こまりまっくす~
129 = 105 :
あーちゃん「棗君、いらぬ親切心をなんていうか知ってる?」
恭介「お節介、だろ?」ガタッ
恭介「はいはいわかったよ、もう何も言わねえ」
あーちゃん「にゅふふ、それが正解っ」ニコッ
恭介「……」
恭介(大丈夫だったか、俺……今の会話は自然だったろうか……)
あーちゃん「ところで、棗君はクラスの卒業旅行いかないの?」ボソッ
恭介「っ!」
恭介「そ、卒業旅行……?」
あーちゃん「そ。アンケート用紙まだ提出してないでしょ」
130 = 101 :
こまりまっくす~
131 = 121 :
しえん
132 = 115 :
こまりまっくす~
133 :
またお前か
134 = 105 :
恭介(卒業旅行か……)
恭介「……悪いな、俺にはリトルバスターズの活動がある」
あーちゃん「あの部活……というか同好会? そんなにまじめに活動してたかしら?」
恭介「してるさ。寮長様にはそうはお見えになれないかもしれないがな」
あーちゃん「そうでござんすか。ちなみに、私はもう寮長じゃないわよ」
恭介「そうなのか?」
あーちゃん「もう一週間くらい前に二年のかなちゃん……あぁ、かなちゃんっていうのは、あなたの所属してるリトルなんちゃらっていう……」
恭介「リトルバスターズだ」
あーちゃん「そうそう、そのメンバーの三枝さんのお姉さんのことね。彼女に引き継ぎしたの」
恭介「ほう、二木のやつにか。あいつ、たしか風紀委員長じゃなかったか?」
あーちゃん「あぁ……うん、やめちゃったの。理由はいろいろあるんだけどね」
恭介「そうか」
あーちゃん「あっと、話脱線しちゃったね。でさ、卒業旅行。その日一日くらい外すことはできないの?」
恭介「……」
135 = 101 :
こまりまっくす~
136 = 101 :
こまりまっくす~
137 = 105 :
恭介(俺は、このクラスにそれほど思い入れはない……)
恭介(別に嫌いなわけじゃない。話をするやつもいる……だが)
恭介(俺の高校生活を彩っていたのは、間違いなくあいつら……リトルバスターズのメンバーたちだ)
恭介(ならいっそ、残り僅かな時間は、すべてあいつらとの思い出に費やしたい……)
恭介(……俺に未練があるとしたら、それ以外にありえない)
恭介(そう、絶対に……)
恭介「悪ぃな。さっきも言った通り、行くつもりはない。お前らだけで楽しんでこいよ」
あーちゃん「そっか……」
恭介「……」
恭介(これでよかったんだ……これで……)
あーちゃん「じゃあ、私もやめちゃお」
恭介「……は?」
138 = 101 :
こまりまっくす~
139 = 101 :
あれ?
なぜだろう小毬ちゃんじゃないのにドキッとした
140 = 101 :
こまりまっくす~
141 :
>>137
これはそれまで気がなくてもコロリだわー
142 :
続きはよ
143 = 105 :
あーちゃん「ん? どしたの?」
恭介「いや、お前やめちゃおって……」
あーちゃん「うん、私も卒業旅行いかないことにした」
恭介「な、なんでだよ」
あーちゃん「うーん……私も、棗君と同じかな」
恭介「俺と同じ?」
あーちゃん「棗君は、残りの学生生活を自分の一番の居場所であるボトルジンジャーズで過ごそうって決めたんだよね」
恭介「リトルバスターズ、な。なんだそのしょうが風味の炭酸っぽい名前は」
あーちゃん「にゅふふ……んで、私も最後は自分らしく、自分の一番居たいと思う場所で過ごそうって決めたの」
恭介「それが……この学校か?」
あーちゃん「うん。だって一年間もわが子のようにかわいがってきた寄宿舎だもの」
恭介「そうか……そうだな」
144 :
ドルジはよ
146 = 101 :
こまりまっくす~
147 = 101 :
こまりまっくす~
148 = 101 :
こまりまっくす~
149 = 101 :
こまりまっくす~
150 :
あーちゃん先輩イイ女だよな
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