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元スレ夏奈「そろそろチアキに『おかしなこと』について教えないとダメだ」
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藤岡「あ、あのさ……。勉強会を開こうって思うんだけど……」
夏奈「勉強会?」
藤岡「ああ……。一緒に……その……やらないか?」
夏奈「勉強会か……。そうだな、それはいい考えだ、藤岡」
藤岡「え? 本当に!?」
藤岡(アキラの言ったとおりあっさり落ちた……!! そんな南はそんな……。そんな南も悪くないけど……)
夏奈「ケイコも来るよな?」
ケイコ「え? 私も」
藤岡「え?」
夏奈「ケイコにも勉強が必要だ!!」
ケイコ「いや……私は……」
夏奈「ダメだ!! ケイコもこい!! 藤岡もだ!!」
藤岡「あ、ああ!! もちろん!!」
夏奈「よーし。週末は私の家で勉強会だからな!!」
藤岡「み、南の家で!?」
夏奈「勉強会?」
藤岡「ああ……。一緒に……その……やらないか?」
夏奈「勉強会か……。そうだな、それはいい考えだ、藤岡」
藤岡「え? 本当に!?」
藤岡(アキラの言ったとおりあっさり落ちた……!! そんな南はそんな……。そんな南も悪くないけど……)
夏奈「ケイコも来るよな?」
ケイコ「え? 私も」
藤岡「え?」
夏奈「ケイコにも勉強が必要だ!!」
ケイコ「いや……私は……」
夏奈「ダメだ!! ケイコもこい!! 藤岡もだ!!」
藤岡「あ、ああ!! もちろん!!」
夏奈「よーし。週末は私の家で勉強会だからな!!」
藤岡「み、南の家で!?」
夏奈「なんだ、藤岡。私の家では不満か?」
藤岡「いや、いいの? その……汚してしまうかもしれないのに……」
夏奈「汚すんじゃないよ」
藤岡「だったら、そのオレの家のほうが」
夏奈「藤岡の家だと?」
藤岡「あ、ああ」
ケイコ(あ、これ。私が邪魔な感じだ……)
夏奈「ダメだ。チアキとハルカがいたほうがいいしな」
藤岡「ハルカさんとチアキちゃんも!?」
夏奈「当然だ」
藤岡(そ、そんな……。ハルカさんとチアキちゃんまで……。いやいや……オレは何を考えているんだ!!!)
ケイコ「カナ、やっぱり私は……」
夏奈「ダメだ!! ケイコにもきっちり教えてやる!! そしてチアキにおかしなことを上手く綺麗に教えてやってくれ!!」
ケイコ「それはカナかハルカさんが教えてあげれば……」
藤岡(体力には自信があるけ……バカな!!! オレは何を言ってるんだ!! カナがいればそれだけで……!! 違う!! そうじゃない!!!)
藤岡「いや、いいの? その……汚してしまうかもしれないのに……」
夏奈「汚すんじゃないよ」
藤岡「だったら、そのオレの家のほうが」
夏奈「藤岡の家だと?」
藤岡「あ、ああ」
ケイコ(あ、これ。私が邪魔な感じだ……)
夏奈「ダメだ。チアキとハルカがいたほうがいいしな」
藤岡「ハルカさんとチアキちゃんも!?」
夏奈「当然だ」
藤岡(そ、そんな……。ハルカさんとチアキちゃんまで……。いやいや……オレは何を考えているんだ!!!)
ケイコ「カナ、やっぱり私は……」
夏奈「ダメだ!! ケイコにもきっちり教えてやる!! そしてチアキにおかしなことを上手く綺麗に教えてやってくれ!!」
ケイコ「それはカナかハルカさんが教えてあげれば……」
藤岡(体力には自信があるけ……バカな!!! オレは何を言ってるんだ!! カナがいればそれだけで……!! 違う!! そうじゃない!!!)
南家
夏奈「ハルカぁ。喜べ。協力な助っ人が来てくれることになったぞ」
春香「え? 誰?」
夏奈「ケイコと藤岡だ」
春香「ちょっとカナ? 藤岡くんはダメでしょ?」
夏奈「男がいかに狼なのかも同時に教えるべきだろ?」
春香「藤岡くんはそんなことしないでしょ?」
夏奈「まぁ、男の意見も欲しいだけだが」
春香「それは、重要かもしれないけど……。藤岡くんが困るんじゃないの?」
夏奈「大丈夫だ。なんかやる気満々だったからな」
春香「そうなの? いや、そういうことでやる気満々ってどうなんだろう」
夏奈「これでチアキに正しくおかしなことを伝えられるね!」
春香「だといいんだけど……」
夏奈「心配するなって。ケイコなら大丈夫だ。私がレクチャーしといたし」
千秋「――ハルカ姉さま、お風呂掃除完了しました」
夏奈「ハルカぁ。喜べ。協力な助っ人が来てくれることになったぞ」
春香「え? 誰?」
夏奈「ケイコと藤岡だ」
春香「ちょっとカナ? 藤岡くんはダメでしょ?」
夏奈「男がいかに狼なのかも同時に教えるべきだろ?」
春香「藤岡くんはそんなことしないでしょ?」
夏奈「まぁ、男の意見も欲しいだけだが」
春香「それは、重要かもしれないけど……。藤岡くんが困るんじゃないの?」
夏奈「大丈夫だ。なんかやる気満々だったからな」
春香「そうなの? いや、そういうことでやる気満々ってどうなんだろう」
夏奈「これでチアキに正しくおかしなことを伝えられるね!」
春香「だといいんだけど……」
夏奈「心配するなって。ケイコなら大丈夫だ。私がレクチャーしといたし」
千秋「――ハルカ姉さま、お風呂掃除完了しました」
数日後 土曜日
藤岡「お、お邪魔しますっ!!」
ケイコ「お邪魔します」
夏奈「おー。よく来たな。座れ座れ」
千秋「おい、カナ。今日は誰とも遊ぶなと言っていたが、お前はきっちり友人を呼んでいるじゃないか」
夏奈「今日のケイコと藤岡は友人ではない」
千秋「なんだと? ならなんだ?」
夏奈「チアキの特別講師だ」
千秋「特別講師だと?」
夏奈「ああ。しっかり学べよ?」
千秋「何をだ?」
ケイコ「えっと……それは……」
藤岡「な、なんて言ったら……いいかな……」
千秋「ん?」
春香「い、いらっしゃい、二人とも。今、お茶でも淹れるからね」
藤岡「お、お邪魔しますっ!!」
ケイコ「お邪魔します」
夏奈「おー。よく来たな。座れ座れ」
千秋「おい、カナ。今日は誰とも遊ぶなと言っていたが、お前はきっちり友人を呼んでいるじゃないか」
夏奈「今日のケイコと藤岡は友人ではない」
千秋「なんだと? ならなんだ?」
夏奈「チアキの特別講師だ」
千秋「特別講師だと?」
夏奈「ああ。しっかり学べよ?」
千秋「何をだ?」
ケイコ「えっと……それは……」
藤岡「な、なんて言ったら……いいかな……」
千秋「ん?」
春香「い、いらっしゃい、二人とも。今、お茶でも淹れるからね」
千秋「で、私は何を学べばいいんだ? 中学受験の話か?」
夏奈「それよりももっと大事なことだよ、チアキ?」
千秋「しかし、この面子なら主に勉強の話にならないか?」
夏奈「勘がさえてるね、チアキ。その通り、これは勉強会なんだよ」
千秋「そうか。では、算数でわからないところが……」
ケイコ「え? ああ、うん……」
夏奈「違う!! 計算は計算でも大人の計算をするんだ、チアキ!!」
千秋「大人の計算?」
夏奈「そうだ。チアキは今日、大人の方程式を知り、女の子から女へと羽化するんだよ!!」
千秋「この問題なんだが」
ケイコ「ああ、これはね」
夏奈「違うっていってるでしょー!!!」バンバンッ
千秋「ちょっと黙ってろ。大事なことなんだ」
夏奈「あ、そうなの?」
春香「はい、お茶どうぞ」
夏奈「それよりももっと大事なことだよ、チアキ?」
千秋「しかし、この面子なら主に勉強の話にならないか?」
夏奈「勘がさえてるね、チアキ。その通り、これは勉強会なんだよ」
千秋「そうか。では、算数でわからないところが……」
ケイコ「え? ああ、うん……」
夏奈「違う!! 計算は計算でも大人の計算をするんだ、チアキ!!」
千秋「大人の計算?」
夏奈「そうだ。チアキは今日、大人の方程式を知り、女の子から女へと羽化するんだよ!!」
千秋「この問題なんだが」
ケイコ「ああ、これはね」
夏奈「違うっていってるでしょー!!!」バンバンッ
千秋「ちょっと黙ってろ。大事なことなんだ」
夏奈「あ、そうなの?」
春香「はい、お茶どうぞ」
藤岡「すいません、頂きます……」
春香「どうしたの、藤岡くん。汗かいてるけど……」
藤岡「い、いえ……。ちょっと、走ってきたんで……」
春香「そうなの?」
夏奈「……」
ケイコ「ここを……こうして……」
千秋「ほうほう……。なるほど、こんなにすっきりと書けるものなのか」
夏奈「終わったか?」
千秋「次はこの問題もいいか?」
ケイコ「うん。いいよ」
千秋「ありがとう」
夏奈「おい、チアキ!! 普通の勉強会になってるよ!!」
千秋「黙ってろ」
夏奈「違うんだ!! これはおか――」
春香「カナ!! まぁまぁ!! いいじゃない!! 今はチアキの算数を優先しましょう!! ね?」
春香「どうしたの、藤岡くん。汗かいてるけど……」
藤岡「い、いえ……。ちょっと、走ってきたんで……」
春香「そうなの?」
夏奈「……」
ケイコ「ここを……こうして……」
千秋「ほうほう……。なるほど、こんなにすっきりと書けるものなのか」
夏奈「終わったか?」
千秋「次はこの問題もいいか?」
ケイコ「うん。いいよ」
千秋「ありがとう」
夏奈「おい、チアキ!! 普通の勉強会になってるよ!!」
千秋「黙ってろ」
夏奈「違うんだ!! これはおか――」
春香「カナ!! まぁまぁ!! いいじゃない!! 今はチアキの算数を優先しましょう!! ね?」
ハルカは食い下がって頼みこんだらヤラせてくれそう
内田はお金で爆釣れ
心配になるわ
内田はお金で爆釣れ
心配になるわ
千秋「――なら、これはこうすればいいんだろうか?」
ケイコ「うん。そうそう。なんだ、チアキちゃんできるじゃない」
千秋「いや。丁寧に分かりやすく教えてくれたからだよ。本当にありがとう」
ケイコ「ううん。全然いいよ」
藤岡「えっと……。じゃあ、ここ……」
夏奈「そこじゃないって!! こっちだってばぁー!!」
藤岡「でも、ここだろ?」
夏奈「あっ」
藤岡「ほら。もうこんなに……」
夏奈「あぁ……」
藤岡「よし。オレの勝ちだね、南」
夏奈「くそぉー!!! どうして内田以外のやつにはオセロ勝てないんだぁー!!!」ガシャーン
春香「二人とも、そろそろ晩御飯だけど、食べていく?」
ケイコ「えっと……私は……」
千秋「明日は休日だ。ゆっくりしていけばいいじゃないか」
ケイコ「うん。そうそう。なんだ、チアキちゃんできるじゃない」
千秋「いや。丁寧に分かりやすく教えてくれたからだよ。本当にありがとう」
ケイコ「ううん。全然いいよ」
藤岡「えっと……。じゃあ、ここ……」
夏奈「そこじゃないって!! こっちだってばぁー!!」
藤岡「でも、ここだろ?」
夏奈「あっ」
藤岡「ほら。もうこんなに……」
夏奈「あぁ……」
藤岡「よし。オレの勝ちだね、南」
夏奈「くそぉー!!! どうして内田以外のやつにはオセロ勝てないんだぁー!!!」ガシャーン
春香「二人とも、そろそろ晩御飯だけど、食べていく?」
ケイコ「えっと……私は……」
千秋「明日は休日だ。ゆっくりしていけばいいじゃないか」
春香「はい、召し上がれ」
ケイコ「頂きます」
藤岡「すいません、オレまでご馳走になって」
春香「ううん。いいのよ。気にしないで」
夏奈「そーだ、味わって食べろよ」
千秋「お前は何もしてないだろーが、バカ野郎」
夏奈「皿を出したのは誰と思ってるんだ!!」
千秋「ケイコだ」
夏奈「それが今、重要か?」
千秋「重要だ」
夏奈「ケイコめ……!! 私の仕事を奪いやがって……!!」
ケイコ「どうして私が恨まれるの……?」
夏奈「自分の仕事もこなしてないくせに」
ケイコ「し、仕事って?」
夏奈「今日は何のためにケイコと藤岡を呼んだと思っているんだ!?」
ケイコ「頂きます」
藤岡「すいません、オレまでご馳走になって」
春香「ううん。いいのよ。気にしないで」
夏奈「そーだ、味わって食べろよ」
千秋「お前は何もしてないだろーが、バカ野郎」
夏奈「皿を出したのは誰と思ってるんだ!!」
千秋「ケイコだ」
夏奈「それが今、重要か?」
千秋「重要だ」
夏奈「ケイコめ……!! 私の仕事を奪いやがって……!!」
ケイコ「どうして私が恨まれるの……?」
夏奈「自分の仕事もこなしてないくせに」
ケイコ「し、仕事って?」
夏奈「今日は何のためにケイコと藤岡を呼んだと思っているんだ!?」
内田はやるまではチョロいがなにやるか分かって泣きわめいて無理やりになって男性恐怖症になるな。
千秋「そういえば、二人は私の特別講師だといっていたな。ケイコはいいとして、藤岡は何の講師だ?」
藤岡「え? あ、えっと……オレは……なんだろう……?」
夏奈「だから、おかしな――」
春香「カナ? 別に食事中にする話じゃないでしょ?」
夏奈「あ、うん……そうだね……」
千秋「食事中にはできないことなのですか?」
春香「そうよ。黙って食べましょうね?」
千秋「わかりました。黙々と食べます」
夏奈「(私が怒られちゃったじゃないか!)」
ケイコ「(私に言われても……。でも、これからやるの?)」
夏奈「(やるに決まってるだろ!?)」
藤岡(や、やるのか……南……!!)
ケイコ「(今日はまだ帰れないの?)」
夏奈「(もう泊まっていけよ、ケイコ)」
ケイコ「(えぇ……)」
藤岡「え? あ、えっと……オレは……なんだろう……?」
夏奈「だから、おかしな――」
春香「カナ? 別に食事中にする話じゃないでしょ?」
夏奈「あ、うん……そうだね……」
千秋「食事中にはできないことなのですか?」
春香「そうよ。黙って食べましょうね?」
千秋「わかりました。黙々と食べます」
夏奈「(私が怒られちゃったじゃないか!)」
ケイコ「(私に言われても……。でも、これからやるの?)」
夏奈「(やるに決まってるだろ!?)」
藤岡(や、やるのか……南……!!)
ケイコ「(今日はまだ帰れないの?)」
夏奈「(もう泊まっていけよ、ケイコ)」
ケイコ「(えぇ……)」
千秋「――ここは、こうしてもいいんだろ?」
ケイコ「うん。いいよ。そのほうが綺麗な式と答えになるしね」
千秋「そうかそうか」
夏奈「どうだ、藤岡? これがいいんだろう?」
藤岡「……」
夏奈「そんな我慢するな。もう分かっているんだ。ここなんだろぉ?」
藤岡「……」
夏奈「おりゃー!!」
藤岡「くっ……」
夏奈「あぁー!! ババひいちゃったぁー!!!」
藤岡「あはは」
夏奈「笑うなぁー!!」
春香「お風呂の準備できたけど、お客様からどうぞ」
藤岡(お風呂!!!)
夏奈「藤岡、入っていくか?」
ケイコ「うん。いいよ。そのほうが綺麗な式と答えになるしね」
千秋「そうかそうか」
夏奈「どうだ、藤岡? これがいいんだろう?」
藤岡「……」
夏奈「そんな我慢するな。もう分かっているんだ。ここなんだろぉ?」
藤岡「……」
夏奈「おりゃー!!」
藤岡「くっ……」
夏奈「あぁー!! ババひいちゃったぁー!!!」
藤岡「あはは」
夏奈「笑うなぁー!!」
春香「お風呂の準備できたけど、お客様からどうぞ」
藤岡(お風呂!!!)
夏奈「藤岡、入っていくか?」
藤岡「え? いいの?」
夏奈「別にいいけど?」
藤岡「えっと……」
ケイコ「ど、どうぞ、藤岡くん」
藤岡「じゃあ……お借りします……」
春香「ゆっくり温まってね」
藤岡「はい」
夏奈「なぁ、チアキ。そろそろ勉強はおしまいにしよう。本来の目的を既に見失ってるんだ」
千秋「本来の目的ってなんだよ」
春香「カ、カナ!!」
夏奈「ハルカは黙ってろ。もうこれ以上、私は待てないんだ!!」
春香「で、でも、心の準備が……!!」
夏奈「今日一日、なにしてたんだ!!」
千秋「こら、カナ。ハルカ姉さまになんてことを言うんだ。で、結局カナは私に何を教えたいんだよ」
ケイコ「はぁ……」
夏奈「別にいいけど?」
藤岡「えっと……」
ケイコ「ど、どうぞ、藤岡くん」
藤岡「じゃあ……お借りします……」
春香「ゆっくり温まってね」
藤岡「はい」
夏奈「なぁ、チアキ。そろそろ勉強はおしまいにしよう。本来の目的を既に見失ってるんだ」
千秋「本来の目的ってなんだよ」
春香「カ、カナ!!」
夏奈「ハルカは黙ってろ。もうこれ以上、私は待てないんだ!!」
春香「で、でも、心の準備が……!!」
夏奈「今日一日、なにしてたんだ!!」
千秋「こら、カナ。ハルカ姉さまになんてことを言うんだ。で、結局カナは私に何を教えたいんだよ」
ケイコ「はぁ……」
夏奈「ケイコ!! さぁ、勉強の時間だ!!」
ケイコ「えっと……。チアキちゃん、いいかな?」
千秋「うむ」
春香「あぁ……あぁ……」オロオロ
ケイコ「例えばの話なんだけど、チアキちゃんと藤岡くんが同じ場所でお泊りするとして」
千秋「私と藤岡が?」
春香「藤岡くんはそんな人じゃありませんっ!!」
夏奈「ハルカ、例え話だから」
春香「でもぉ……」
ケイコ「そうなったら、チアキちゃんはどうする?」
千秋「え? うーん……どうするっていわれてもなぁ……。毛布をわけてやろうかな」
ケイコ「うん。そうだよね。それが正しい行動なんだけど、でもね、稀に違うことも起こったりするの」
千秋「違うことって?」
ケイコ「一緒のベッドで寝ることだってあるかもしれないの」
春香「えぇ!? チアキと藤岡くんが?!」
ケイコ「えっと……。チアキちゃん、いいかな?」
千秋「うむ」
春香「あぁ……あぁ……」オロオロ
ケイコ「例えばの話なんだけど、チアキちゃんと藤岡くんが同じ場所でお泊りするとして」
千秋「私と藤岡が?」
春香「藤岡くんはそんな人じゃありませんっ!!」
夏奈「ハルカ、例え話だから」
春香「でもぉ……」
ケイコ「そうなったら、チアキちゃんはどうする?」
千秋「え? うーん……どうするっていわれてもなぁ……。毛布をわけてやろうかな」
ケイコ「うん。そうだよね。それが正しい行動なんだけど、でもね、稀に違うことも起こったりするの」
千秋「違うことって?」
ケイコ「一緒のベッドで寝ることだってあるかもしれないの」
春香「えぇ!? チアキと藤岡くんが?!」
夏奈「ハルカ、うるさいぞ。例え話だって言ってるだろ?」
春香「リアリティがありすぎるから、困ってるのっ!!」
夏奈「リアリティがあるのか?」
春香「あるわよぉ」
千秋「一緒のベッドで寝ることがあるのか? どうやったらそんな流れになるんだ?」
ケイコ「えっと。例えばだけど、藤岡くんが遊びにきて、夕食も済ませて、食後にトランプとかオセロとかしている間に夜が更けちゃって、そのままお風呂に入ることもあるかもしれない」
千秋「ああ。あるかもな」
ケイコ「その後、藤岡くんが今日は帰りたくないって言い出して、優しいチアキちゃんは泊まっていってもいいよって言うでしょ?」
千秋「藤岡にならそう言うかもしれないな」
ケイコ「そうなったとき、藤岡くんがチアキちゃんに添い寝したいって言い出すこともあるかもしれないの」
千秋「なんだと? まぁ、藤岡ならいいけど」
春香「な、なにいってるの!!! チアキ!!! そんな風に育てた覚えはありません!!」
夏奈「ハルカ!! 例え話だ!!」
春香「だから、例え話にしてはリアリティがあるの!!」
夏奈「落ち着けって。おかしなことを教えるってこういうことだろ?」
春香「リアリティがありすぎるから、困ってるのっ!!」
夏奈「リアリティがあるのか?」
春香「あるわよぉ」
千秋「一緒のベッドで寝ることがあるのか? どうやったらそんな流れになるんだ?」
ケイコ「えっと。例えばだけど、藤岡くんが遊びにきて、夕食も済ませて、食後にトランプとかオセロとかしている間に夜が更けちゃって、そのままお風呂に入ることもあるかもしれない」
千秋「ああ。あるかもな」
ケイコ「その後、藤岡くんが今日は帰りたくないって言い出して、優しいチアキちゃんは泊まっていってもいいよって言うでしょ?」
千秋「藤岡にならそう言うかもしれないな」
ケイコ「そうなったとき、藤岡くんがチアキちゃんに添い寝したいって言い出すこともあるかもしれないの」
千秋「なんだと? まぁ、藤岡ならいいけど」
春香「な、なにいってるの!!! チアキ!!! そんな風に育てた覚えはありません!!」
夏奈「ハルカ!! 例え話だ!!」
春香「だから、例え話にしてはリアリティがあるの!!」
夏奈「落ち着けって。おかしなことを教えるってこういうことだろ?」
ケイコ「添い寝する流れになったとき、チアキちゃんはどうする?」
千秋「うーん。いや、寝るだけだろう?」
春香「ねちゃだめー!!!」
夏奈「ハルカ、もう出て行けよ」
ケイコ「チアキちゃん、もうそれがおかしなことなの」
千秋「おかしなことってそれだけのことなのか?」
ケイコ「カナから聞いたのはそうみたいだけど」
千秋「そうなのか。キスとかはしないのか?」
ケイコ「どうだろう……。でも、そういうことって恋人になってからだと思う」
千秋「そうか。なら、藤岡とはキスしない流れだな」
ケイコ「そうじゃないかな」
春香「チアキが私の目の前で大人の階段を昇っている……」
夏奈「ハルカ……。ちょっと大げさすぎるぞ」
春香「チアキが私の手を離れていく……」
夏奈「ハルカ……。私たちはそれを望んでいたはずだぞ」
千秋「うーん。いや、寝るだけだろう?」
春香「ねちゃだめー!!!」
夏奈「ハルカ、もう出て行けよ」
ケイコ「チアキちゃん、もうそれがおかしなことなの」
千秋「おかしなことってそれだけのことなのか?」
ケイコ「カナから聞いたのはそうみたいだけど」
千秋「そうなのか。キスとかはしないのか?」
ケイコ「どうだろう……。でも、そういうことって恋人になってからだと思う」
千秋「そうか。なら、藤岡とはキスしない流れだな」
ケイコ「そうじゃないかな」
春香「チアキが私の目の前で大人の階段を昇っている……」
夏奈「ハルカ……。ちょっと大げさすぎるぞ」
春香「チアキが私の手を離れていく……」
夏奈「ハルカ……。私たちはそれを望んでいたはずだぞ」
藤岡「――いいお湯でした」
夏奈「藤岡、もう出てきたか。しっかり温まったのか?」
藤岡「うん、しっかり温まったよ」
藤岡(シャワーだけで済ませたけど)
夏奈「そうか。じゃあ、また学校でな」
藤岡「え?」
夏奈「え?」
藤岡(あ、あれ……。この流れはおかしい……!! こんなはずじゃ……!! 何をオレは間違えたんだ……!?)
夏奈「ケイコー、先に入ったらどうだ?」
ケイコ「うん。ありがとう」
ケイコ(やっぱり、泊まることになってる……。まぁ、いいか。久々だし)
藤岡(どうしてオレが帰る流れになってるんだ……!? どうして……どうして……!! アキラ!! オレの何が間違っていたんだ!!)
夏奈「藤岡、どうした? 早く帰らないと湯冷めするぞ?」
藤岡(そうだ!! あれだ!! あれがまだだった!!! これで泊まる流れに戻せるはずだ!!)
藤岡「み、南……その、体が火照って、今日は帰りたくないな……」
夏奈「藤岡、もう出てきたか。しっかり温まったのか?」
藤岡「うん、しっかり温まったよ」
藤岡(シャワーだけで済ませたけど)
夏奈「そうか。じゃあ、また学校でな」
藤岡「え?」
夏奈「え?」
藤岡(あ、あれ……。この流れはおかしい……!! こんなはずじゃ……!! 何をオレは間違えたんだ……!?)
夏奈「ケイコー、先に入ったらどうだ?」
ケイコ「うん。ありがとう」
ケイコ(やっぱり、泊まることになってる……。まぁ、いいか。久々だし)
藤岡(どうしてオレが帰る流れになってるんだ……!? どうして……どうして……!! アキラ!! オレの何が間違っていたんだ!!)
夏奈「藤岡、どうした? 早く帰らないと湯冷めするぞ?」
藤岡(そうだ!! あれだ!! あれがまだだった!!! これで泊まる流れに戻せるはずだ!!)
藤岡「み、南……その、体が火照って、今日は帰りたくないな……」
千秋を大人の階段に登らせるには藤岡じゃ荷が重いな
俺が適役だな
俺が適役だな
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