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    元スレ美琴「あいつにリングが渡せない・・・」

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    101 = 1 :

    同時刻 ファミレス

    黒子「あんの類人猿のことを知りたいいいぃぃぃ?」ギリギリギリ

    初春「こわぁぁ」

    佐天「うーん、今日も白井さんから黒いオーラが溢れてるねえ」

    黒子「あの獣に何の用がありますの?」ギロ

    佐天「いや~、もしかしたら御坂さんが気になってる男の人ってそのひ」黒子「きいいいい!!!!」ギリギリギリ

    初春「し、白井さん落ち着いてください!!」

    黒子「認めませんのおぉ!!お姉さまがあんな野蛮人のことを想うなどとあってはならないことですのおお!!!」

    佐天「わぁ~い、平常運転だぁ~」

    102 :

    平常運転だな

    103 = 1 :

    黒子「お姉さまぁぁああ!!!お姉さまにはこの黒子がいつまでもお側にいぃぃいい!!」

    ごつんごつんごつんごつんごつんごつん

    初春「始まりましたね」

    佐天「ああ、いつものやつだ」

    初春「どうします?」

    佐天「うーん、甘いもの食べてから考えようか」

    初春「そうですね、そうしましょう」

    佐天「ではぽちっと」ピンポーン

    ウェイトレス「はーい!」

    104 = 1 :

    黒子「討つべし類人猿!!この白井黒子の怒りの拳をおおおお!!!」

    ごつんごつんごつんごつんごつんごつん

    ウェイトレス「お待たせいたしましたぁ~」

    佐天「ウェイトレスさんも慣れちゃってますね」

    ウェイトレス「ええ、それはもう」

    初春「さすが私達の白井さんですね」


    数分後

    佐天「これおいし~」

    初春「こっちもいけますよ」

    黒子「ふぅ、私の手でお姉さまをお守りしなくてはなりませんわねえ」

    佐天「落ち着いた?」

    初春「まだ油断はできませんね。もう少し見守りましょう」

    105 :

    ですの支援

    106 = 1 :

    黒子「しかし冷静に考えればお姉さまとあの類人猿は恋仲までは発展していませんの。ということはお姉さまを取り戻すチャンスはいくらでもあるということですわ!」

    初春「風が吹いてきましたね。佐天さん」

    佐天「ああ、追い風だ」

    黒子「初春、佐天さん。私に協力していただきますわ」ニヤァ

    初春「はーい」

    佐天「よろこんでー」

    107 = 105 :

    あヴ

    109 = 1 :

    公園

    婚后「いつもこの辺りを通られますの?」

    美琴「うん、よく補修で遅くなるって言ってるけどここを通るのは間違いないわ」

    婚后「では時間にばらつきがあるのですわね」

    美琴「そうね、だから確実に会えるってわけじゃないのよね」

    婚后「そうでしたか」

    美琴「立って待つのも面倒だしあそこに座りましょ?」

    婚后「はい」

    111 = 1 :

    美琴「はぁー、何かどきどきしちゃうなー」

    婚后「大丈夫ですわ。いつも私とお話している御坂さんでしたらうまくいくに決まってますの」

    美琴「うん、婚后さんと一緒だとがんばれる気がする」

    婚后「まあ、うれしいですわ」

    美琴「んーー」

    美琴(でも何かこうじわじわ緊張しちゃうのよねー)

     にゃー

    婚后「あら、猫がいますわ」

    美琴「あ、ほんとだ」

    婚后「真っ白できれいな毛並」

    美琴「野良だともう少し毛が荒れてるから誰かの飼い猫かもしれないわね」

    112 = 102 :

    スフィンクスか

    113 :

    しえんた

    114 = 1 :

     にゃー

    美琴「あれ?こっちに来る」

    婚后「まあ、人懐っこいのですわね」

    美琴「うそうそ、私微弱な電磁波出してるから触りたくても触れないのに」

    婚后「案外平気な猫なのではないでしょうか」

     にゃ

    美琴「あ、止まっちゃった」

    婚后「ですがこちらをじっと見ていますの」

     けりけりけりけり

    美琴「顎のあたりかゆいのかな?」

    婚后「かもしれませんわね」

    116 = 1 :

    美琴「さわりたいよぉ~」ウズウズ

    婚后「ですが驚かせてしまっては元も子もありませんわ」

     ごろごろごろごろ

    美琴「ああぁぁぁ!!!背中地面にこすりつけてるぅ!!!」

    婚后「お腹丸出しで、警戒心が無いようですわね」

     ごろごろごろごろ

    美琴「お腹おもいっきりなでなでしたいよぉ」ウズウズ

    婚后「すごく気持ちいい手触りでしょうね。私も撫で回してあげたくなってきましたわ」

     しゃきっ じー

    美琴「こっち!こっちに来て!お願いだから!!」

    婚后「やさしく、やさしく呼びかけますの」

    118 = 1 :

     じー

    美琴「こっちよぉ、こっち、こっちにきたら後でおいしいキャットフード買ってあげるから!」コイコイ

    婚后「お魚のほうがよろしいのではありませんの?」コイコイ

    美琴「えっと何かで読んだんだけど市販の魚って塩分が高いからキャットフードのほうが安全なんだって」コイコイ

    婚后「まあ、それは知りませんでしたわ」コイコイ

     とことこ

    美琴「来たぁ~~ こっちに歩いてきてるうぅ~」

    婚后「そのまま、そのままですわ」

     とことこ

    美琴「もうちょと、もうちょっとよ、もう少しで撫でてあげらる」

    婚后「近くで見ると目がかがやいてるのがよくわかりますわ」

    119 = 102 :

    本来の目的忘れてないか

    120 = 1 :

     にゃ ちょこん

    美琴「きた!きたわ婚后さん!この猫私たちの足元まで!」

    婚后「冷静に!冷静にですわ!」

     にゃふ くしくし

    美琴「顔あらってるうぅ」

    婚后「さ、そっと撫でてみてくださいまし」

    美琴「うん」ドキドキ

    そ~~

     くしくし

    美琴「もうちょっとぉ」

    そ~~

    121 = 1 :

     「おわあああああっ!!」

    どんがらがっしゃあああああああんっ!!!!

     にゃっ!! びくっ

    美琴「えっ!?」

     たたたたたっ

    美琴「あっ・・・」

    婚后「大きな音に驚いて行ってしまいましたわ・・・」

    美琴「もうちょっとだったのにぃ・・」

     「不幸だーー!!」

    美琴「あの声・・・あいつかぁ・・・・」イライラ


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