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    元スレ美琴「あいつにリングが渡せない・・・」

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    51 = 1 :

    美琴「今度からはちゃんと婚后さんに相談するわ」

    婚后「え?」

    美琴「すごく心配かけちゃってたし私一人で悩むと変な行動とっちゃってるみたいだからさ」

    婚后「変というわけでなくこう気になるといいますか、えっと、私でよろしいのですか?」

    美琴「うん、だって婚后さんは私の親友じゃない」ニコ

    婚后「まぁ」パァァ

    美琴「それに婚后さんならきちんと秘密守ってくれそうだしね」

    婚后「もちろん守りますわ。この命にかえても!」

    54 :

    さるよけ

    55 = 1 :

    美琴「命って、それはちょっと大げさよ?」

    婚后「嫌ですわ、私ったらつい」

    美琴「でもそれくらい真剣に考えてくれるんだから婚后さんには話しちゃうわね」

    婚后「はい」

    美琴「私のこと何回か助けてくれてる人がいるんだけどさ、その人ってすぐに不幸だ、不幸だって口走ってるのよね」

    婚后「不幸、ですか?」

    美琴「うん、話を聞いたら笑っちゃうくらい些細なことなんだけど真剣に不幸だって言ってるのよ」

    56 :

    よし支援

    57 :

    婚后さんかわいい

    58 = 1 :

    美琴「だっていうのに困ってる人見ると自分のことなんて省みないで馬鹿みたいに突っ走って助けちゃうのよね」

    婚后「では、御坂さんも?」

    美琴「うん、何度も助けてもらったわ」

    婚后「まあ」

    美琴「命がけで人助けしたっていうのに恩に着せるわけでも手柄を喜ぶわけでもなく何事も無かったかのように自然に接してきて」

    美琴「ほんと、わけのわからないやつなんだけどさ、私・・・」

    婚后「ごくっ」

    美琴「力になりたいのよね、そいつの」

    59 = 1 :

    婚后「すばらしいですわ御坂さん!」ギュッ

    美琴「あっ ///////」カァァ

    美琴(何話しちゃってるのよ私はああああ!!!ここまで言わなくてもいいでしょおおお!!!)

    美琴(自覚持って行動しようって決めたばかりなのにいぃぃ)

    婚后「つまり御坂さんはその方のことをお慕いしているのですわよね?」

    美琴「べ、べべべべ別にそんなんじゃ!これはそのえっと、貸しっぱなしにしとくのがあれだから返そうってい気持ちっていうか!」

    美琴「あいつの周りには他に女の子たくさんいるしでもえっとそのああとにかくそういうことじゃなくて!」

    婚后「つまり御坂さんを助けてくださったのは殿方でしたのね」

    美琴「あうっ!」

    60 :

     

    61 :

    ラブなんですのね

    62 = 1 :

    美琴「そう、なんだけど」

    婚后「なるほど、確かに殿方へお礼というのは中々難しいことですし私も経験したことはありませんわ」

    美琴「うぁぁ」

    美琴(あーやばい、ほんとどきどきしてくる、落ち着けってのにもう!)

    婚后「御坂さん、私がどれだけ御坂さんのお力になれるかはわかりませんがぜひとも協力させてくださいまし!」

    美琴「へっ!? うんうん」

    婚后「今は時間を取ることができませんのでまた放課後にもお話しません?」

    美琴「あ、じゃあそれで」

    婚后「では、授業が終わりましたらお伺いしますわ!」スタスタ

    美琴「あ~~ またね~~~」

    64 = 1 :

    柵川中学

    佐天「昨日の御坂さんの話なんだけどさ、あたし一人だけ思い当たる人がいるんだよね~」

    初春「え?誰ですか?」

    佐天「薄暗くて顔はよく見えなかったんだけどさ、大覇星祭で御坂さんとフォークダンス踊ってた人いたじゃない」

    初春「たしか白井さんが飛び蹴りを入れた」

    佐天「そう!その人だよ!あたしその人じゃないかなって思うんだよね」

    初春「言われてみれば、どちらが誘ったのか気になりますけど可能性は高いですね」

    佐天「でさ、でさ、あたし達でその人に突撃してみない?」

    初春「え?」

    65 :

    さる

    66 :

    佐天さん

    67 = 1 :

    佐天「もしかしたらもう既に彼女いるかもしれないじゃない?そうなったら御坂さんショックだと思うんだよね~」

    初春「でも人のプライバシーを、ましてや知らない人のを詮索するのはよくないですよ」

    佐天「初春は気にならないのかい?」

    初春「う、なりますけど」

    佐天「なら、ちょっとだけでも調べようじゃないか」

    初春「いけないことだと思うんですけどぉ」

    佐天「ちっちっち、いいかね初春、これは御坂さんのためなのだよ。ひょっとしたら裏ではすっごい女たらしの人かもしれないじゃない?」

    初春「む~」

    佐天「これも御坂さんを守るため、それに変なことしなきゃいいだけなんだし、ね?」

    68 = 1 :

    初春「でも手がかりが少ないじゃないですか、どうやって探すんですか?」

    佐天「初春、さっき自分で言ったじゃない。白井さんが飛び蹴りを入れたって」

    初春「あ」

    佐天「そう、手がかりは白井さんが握っているのだよ」

    初春「白井さん協力してくれますかね?」

    佐天「するでしょ、御坂さんに関係あることなんだから」

    初春「じゃ、放課後三人で会えないかメール送ってみますね」

    佐天「おねがいね~」

    71 = 1 :

    放課後 喫茶店

    婚后「御坂さん、こちらでよろしくて?」

    美琴「うん、何かすごく落ち着いた感じの店ね」

    婚后「秘密のお話をするにはうってつけではありません?」

    美琴「ほんと、いいところ知ってるわね婚后さん」

    婚后「私のお気に入りですの」ニコ

    美琴「ありがと、気を使ってくれて」

    婚后「お友達ですからこのくらい当然ですわ」

    73 = 1 :

    婚后「では早速お話したいのですけど」

    美琴「まだ話してないこともあるからもう少し話すわね」

    婚后「あ、よろしくおねがいしますわ」

    美琴「うん、えっと 恥ずかしいんだけど私がその、力になりたいって思ってるとこまで話したわよね?」

    婚后「ええ」

    美琴「それで私あいつが不幸だ不幸だって言うもんだからその不幸だってやつを何とかしてあげたいなって思ったのね」

    婚后「はい」

    美琴「で、ちょっと学園都市の外に出た時に幸運のおまじないみたいなアクセサリーを買ったのよ」

    美琴(ってアクセサリーって言ったらわかっちゃうかもしれないじゃない。ええいもういいや)

    美琴「そのアクセサリーがあれば少しはそいつの不幸を和らげてくれるんじゃないかなって思って、えっと」

    美琴(ああぁぁまずいまずい、またどきどきしてきた。落ち着けってのに)

    74 = 13 :

    落ち着いて保守

    75 :

    婚后さんはかわええのう

    76 = 1 :

    美琴「全然効果とかないかもしれないけどでも、不幸だって口にしなくなるきっかけにでもなればいいかなって」

    美琴「そう思ったんだけど」

    婚后「いざ渡すとなるとためらってしまわれますの?」

    美琴「うん」

    美琴(あ、すごく真剣に聞いててくれてる)

    婚后「そうですわね、私も御坂さんの立場でしたらそこまで強く想ってる殿方へ何かを渡すとなると緊張して声すら出せなくなってしまいそうですもの」

    美琴「普通に話しかけることはできるんだけどこのお土産を渡すってなるとこうどきどきしちゃって」

    婚后「相手のことを考えて御坂さんが選んだものですもの、力が入ってしまったりするのは当然のことですわ」

    美琴「ほんとはもっと気軽に渡したいんだけど」


    すみません、申し訳ないのですが1時間席はずしますので保守していただければありがたいです

    77 :

    了解したぜ

    79 :

    >普通に話しかけることはできるんだけど

    いやいや

    81 :

    82 = 11 :

    83 :

    黒子「お姉さまの息臭いですのーw」

    84 = 77 :

    85 = 77 :

    86 = 77 :

    88 = 13 :

    みっちゃんはええこや・・・

    89 = 1 :

    保守ありがとうございます。再開します

    90 = 11 :

    がんばあ

    91 = 81 :

    きたか

    92 = 1 :

    婚后「それだけ御坂さんのお気持ちが強いということですわ。逆にペンを貸すように渡すものでもないと想いません?」

    美琴「う、そういわれると納得せざるを得ないわね」

    婚后「ですから今まで悩まれたことも渡せなかったことも恥じることも後悔することもありませんわ。全て御坂さんの感情ですもの」

    美琴「婚后さん」

    婚后「はい?」

    美琴「私婚后さんの優しさに触れて涙出てきそう」

    婚后「へっ?」

    美琴「なんでこんなにいい子なのよぉ~~」ウルッ

    婚后「へっ?へっ?」

    93 = 11 :

    ええ娘や・・・

    94 = 77 :

    95 = 1 :

    婚后「あの、えと、ハンカチをお貸ししましょうか?」

    美琴「ん、まだ大丈夫、ちょっとうるってきただけ」

    美琴(あー、あったかい、もっと早く相談すればよかったわ)

    婚后「では私の意見を言わせていただいてもよろしいでしょうか?」

    美琴「お願い」

    婚后「今のお話を聞く限りですので至らないところがあるかもしれませんが、普通にお話する分には問題ないのですよね?」

    美琴「うん、あいつは私のこと意識したりっていうのは100%無いないから私が焦ったりしなければ大丈夫よ」

    96 = 1 :

    婚后「100%ですの?」

    美琴「うん」

    婚后「そんなにはっきりと?」

    美琴「なんか最近会わないなーと思ってたらふいに現れて、うーん、再開したらその時は大抵見たこと無い女の子が一緒にいるわね」

    婚后「・・・・・」

    婚后(全力で止めてさしあげたほうがよろしいのでしょうか?)

    美琴「でもそういう時ってほとんどあいつが困ってる人のために尽力してるのよね」

    婚后「あ、そうでしたの」

    婚后(てっきり最低な部類の殿方かと思ってしまいましたわ)

    97 = 1 :

    美琴「だ、だからその、私はこう何ていうんだろう。告白したいとかそういうことじゃなくて純粋にこう・・・」

    美琴(そりゃ、あいつと何かしてるとこを想像したりはするけど、でもきっとあいつは私のことなんて)

    婚后(御坂さん、すごく健気ですわ)

    美琴「やっぱりその、何かできることあるかなってうん」

    美琴(あ、だめだ。思考があっちにいったりこっちにいったりしてる)

    婚后「わかりましたわ。私尚更御坂さんを応援したくなりましたの」

    美琴「ありがとう、婚后さん」

    98 :

    しえんぬ

    99 = 1 :

    婚后「とにかく今御坂さんが抱えてる問題はお渡しできないということですから、まずはここを何とかしませんと」

    美琴「あれこれ考えたり学校帰りとか見つけたときに今日こそはって思うんだけどね」

    婚后「ならばまずは目的のお土産ではなく手軽に渡せるものから、そうですわね、差し入れから初めてみてはいかがでしょうか?」

    美琴「差し入れ?」

    婚后「殿方がどういうものを好まれるかはわかりませんが飲み物とかお菓子などはいかがでしょうか?」

    美琴「飲み物かお菓子かぁ」

    美琴(でも夏に佐天さんの部屋借りて手作りクッキー作ったけどあれ結局渡せなかったのよねえ)

    婚后「と、言っても気持ちがこもると何ですからそうですわね、ここのクッキー等はいかがでしょうか?」

    美琴「あ、それなら何も考えずに渡せそう」


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