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    元スレ女「朝起きたら女になってたからアイドルになる」

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    51 = 1 :

    「ライブやりますー来てくださーい」

    「来てくださーい……」

    オタ「君めっちゃ可愛いねwwwww行くよありがとうwwwww」

    (うおおいかん寒気が……)

    「ありがとうございますー」

    オタ「ずっと配ってて疲れない?wwwwお茶行こうよwwwww」

    「え、あの、大丈夫です」

    オタ「無理しないでさwwwwほらwwww」

    「いえ、本当に、疲れてないんで……」

    52 = 7 :

    53 = 1 :

    「ふおおおおおおおおおおおおい!!!!」

    オタ「!!」

    「!!」

    「俺、こ、この子のマネージャーなんですよ、フヒ、ちゃんと休憩、と、取らせてますんで、」

    オタ「あ、はい……すみません」

    「フヒ、フヒヒ……」

    オタ(キモすぎて退いてしまった……)

    54 = 1 :

    「うおー……ありがとう。めっちゃキモかったけど」

    「ですよね……」

    「あーすげえ怖かった……女から見ると男ってあんな怖いんだなあ……」

    「そうだな……さっきは一人で置いてこうとして悪かったな」

    「いや気にすんな。でもやっぱお前居て良かったわ」

    「……」

    「えなに?」

    「いや女の子にそんなこと言われたの始めてだからちょっとジーンと……」

    「早く本当の女の子に言って貰えるといいな。あと今から向こう向いて喋って」

    55 = 1 :

    「それより男よ、お前が何故ナンパされたか分かるか」

    「そりゃ可愛いからだろ」

    「違うね」

    「? それなら何だ」

    「お前にはプロ意識が足りん」

    「いやプロじゃないし……」

    「違うねッ!プロになった者がプロ意識を持つのでは無くッ!!プロ意識を持った者がプロになるのだッッ!!」

    56 :

    おお、なんかいいことを言った

    57 = 1 :

    「!!……ちょっと説得力あるな」

    「というかこれは真理だ。お前が今度出るライブ、これはワンマンではない」

    「あ、そうなの?よくチラシ見てなかった」

    「お前はそのライブで、他のアイドルのファンを分捕るのだ」

    「なんか嫌な話だな……」

    「確かに嫌な話だが、それぐらいの気持ちを持つ、それがプロ意識ってことだ」

    「ふむ……で、それと今のナンパと何の関係が?あと面倒だからこっち向いていいよ」

    58 = 1 :

    「要はお前が『アイドル』ではなく、『アイドルの格好した女の子』に見えたからナンパされたのだ」

    「はあ……具体的にはどうしたらいいんだ。張り合う相手いないぞここ」

    「元気に大きな動きをし、アイドルスマイルをしながら、可愛く大きな声を出す。これだ」

    「こないだまで男だったのに……」

    「そのぐらい出来ずに何が『日本中の豚を手なずける』だ……豚はそんなに甘くないぞ!」

    「豚うぜえ……」

    59 = 1 :

    飯食ってくるわ、多分三十分くらいで戻る
    残ってたらまた続けるな

    60 = 7 :

    61 :

    続けなくて良いよ

    62 = 7 :

    64 = 7 :

    65 = 7 :

    俺は・・もう・・・ダメだ・・・

    66 = 1 :

    「まあ少し見ててやるからやってみろ」

    「めっちゃ恥ずかしい」

    「このビラ配りには恥を克服する意味もあるのだ!さあ!」

    「チキショー……」

    「さあさあ」

    「今度ライブやりまーす!来てくださーい!///」

    「照れるな!可愛いけど!」

    「死ね!くそ……ライブやりまーす!来てくださーい!」

    68 = 1 :

    「声はおkだ。あと敬語じゃなくていいぞ。それからもっと大きく動け」

    「ライブやるよー!来てねー!!」クルクル

    「よし、あとはスマイルだな」

    「こ、こうか……?」

    「うわ可愛くねえ」

    「……地味にショックだな」

    「はいこの鏡見ながら作って」

    ニュ……ニヤァ……ギュウ……ニチャ……ニコォ……ニコッ

    69 = 1 :

    「うはwwwwwめっちゃおもろいwwwwアイドルじゃなくて芸人にしよかwwwww」

    「うるせえ!これでどうだ!」ニコッ

    「」

    「?」

    「私の御主人たまになってくだたい……」

    ズシャッ

    「!? 目が見えないよ!御主人たま!」

    「心配するな目の前に地面があるだけだ」

    「ああなるほど……」

    70 = 1 :

    「しかし俺の目は間違っていなかったようだ、お前は天才かもしれん……」

    「ふふ、そうだろうそうだろう……男の喜ぶツボなら手に取るように分かる……」

    「じゃあその感じで、残り300枚行ってみようか」

    「300枚!? 最初は何枚あったんだ……」

    「320枚だ」

    「oh...」

    「心配するな、さっきの通りやれば行ける。あと頭抜くの手伝って」

    「チッ」

    71 = 1 :

    「ライブやるよーっ!来てねー!」クルクル ニコッ

    (面白いようにさばけるぞ!やはり天才か……)

    オタ「うおー可愛いね!良かったら今かr」

    「ありがとう!絶対ライブ来てね!」ニコッ

    オタ「あ……うん」

    「ライブやるよ!来てねーっ!」

    (あれの中身が男だと思うと恐ろしい)

    72 = 1 :

    「おらーさばいたぞ!!」

    「本当に300枚さばいたな……おつかれ。明日からも毎日これな」

    「文字通り豚に餌を撒くような感覚だったわwwwwwww」

    「すまない豚仲間たちよ……騙してすまない……」

    「本当はwwwww男なんですけどねwwwww」

    「いや女だよね!そこは騙してないよ!女だよね!」

    「あれ?なんか臭いな……」

    「それはトラウマだからやめて」

    73 = 1 :

    「次は家で歌の練習だ」

    「歌は得意だ任せろ」

    「そういやそうだったな」

    「しかも羞恥心ならとうに捨てている!可愛く歌ってやるからちゃんと耳立てて聴いとけ!」

    「いや人間の耳は立ちませんよw 豚じゃないんですからw」

    「~~♪」

    「無視、か……」

    75 = 1 :

    「~~♪」

    (?)

    「~~♪」

    「あれ……なんか上手く行かないな……」

    「やはりか……」

    「というと?」

    「声変わりしたての男が上手く歌えないのと同じだ」

    「ほう」

    76 = 1 :

    「まだどうすればどういう声が出るのかよく分かってないんだな」

    「なるほど……どうしたらいいんだ」

    「とにかくたくさん歌うしかないだろうな。一日4時間だ」

    「げえ」

    「汚い声を出すんじゃありません!女の子でしょ!」

    「ちげえよ不細工」

    「不細工はちょっとおじさんショックだなあ……」

    「まあそうなるとずっと俺が見てても仕方ないし、毎日録音を持ってくるってことでいいか」

    「はいはい」

    77 = 1 :

    そして一週間後……

    「なかなか良くなったな」

    「本当に一日4時間歌ったからな……ざっとこんなもんよ」

    「俺ならその間に20回は抜けちゃうもんなあw」

    「早漏乙」

    「あんまり罵られると……ウッ」

    「お前それやったらもう友達じゃないからね?」

    「マジレスきた」

    78 = 1 :

    「じゃあ今日から振り付けの練習もしよう」

    「うわ何か足りないと思ったらそれか……忘れてたわ」

    「この動画を参考に、明日までに覚えてくれ」

    「よしわかtt……えこの動画では誰が踊ってんの?」

    「私です」

    「お前踊り上手いの?」

    「うむ」

    「へー意外……ペッ」

    「その唾をすかさずキャーッチwwwwwwww」

    79 :

    80 = 1 :

    次の日

    「やつれたなあ」

    「吐きながら覚えたよ……踊り」

    「すまねえな……俺が気持ち悪いばっかりに」

    「気にすんなよ、お前だって好きで気持ち悪い訳じゃないんだから」

    「じゃ今日踊り見に行くな?……久しぶりだなお前んち。ドキドキ」

    「よろしくペッ頼むよ」

    「ああしまった間に合わない……唾が勿体ない!」

    81 = 1 :

    「~~♪」クルクル

    「……!!」

    「~~♪」シュタシュタ

    「!!!」

    「ふう……どう?」

    「いや……お前……」

    「?」

    「トランクスじゃん」

    ジャスコー!!

    82 = 1 :

    「ああそういえば稀に見える仕様になってるんだったな」

    「ソウデス」

    「やっぱダメかあ男用の下着じゃ……なんか恥ずかしいんだよな女性用は」

    「シカタナイデスネ」

    「流石にブラは着けてるんだけど……じゃ明日から替えるわ」

    「ソノホウガヨロシイカト」

    83 = 1 :

    「で、踊りはどうだった?」

    「そうだな……踊りはかなり出来てる。ちゃんと俺の真似をしてくれたみたいだな」

    「ああ最初はびっくりしたよ。豚が回りながら汁撒きしちらしてるんだからな」

    「あとは踊りながらだと歌と表情のクオリティが落ちるくらいだブー」

    「ふむ……その辺意識して練習してみるよ」

    「それじゃライブ前日にまたチェックにくるブー」

    「おう」

    84 = 1 :

    そしてライブ前日

    「明日ライブやるよっ!来てねーっ!」

    (いよいよ明日かあ……)

    (正直こうしてビラを配ってると、男が向けてくる目線のねちっこさに寒気がすることがある)

    (これがライブとなると……想像するだけできついな)

    オタ「? すいませんビラください」

    「わーありがとう!絶対来てねー待ってるよっ!」ニコニコ

    (しかし板に付いてきている自分もいるのである)

    85 = 74 :

    レス数の割に話がぜんぜん進んでおらぬ

    86 = 1 :

    「それじゃ歌と踊りの最終チェックいこうか」

    「おう任せとけ!」

    「~~♪」クルクル

    「~~♪」シュタッ ニコニコ

    「よし!どうだ!」

    「うむ、完璧だ」

    「ふふふ、そうだろう……これで天下を統一してやる……」

    (しかし、なんだか……)

    「?」

    「いや、明日頑張ろうな」

    「おう!」

    87 = 1 :

    そしてライブハウス

    「ライブハウスってこんななのかあ」

    「どうだ?」

    「いや俺プロのライブしか観たことないから、正直すげえ狭く感じる」

    「あーそうかもな、演者と客が近い」

    「正直怖いな……」

    「大丈夫、俺がついt」

    「? 蝿か……?うるさいな」

    「困っちゃうねw」

    88 = 1 :

    「ところで男……いや、女よ」

    「なんだその呼び方は気持ち悪い」

    「芸名である。俺が付けた」

    「そういやチラシにも書いてあったな」

    「うむ。……もう今日からお前は、アマチュアとは言えアイドルだ。だから」

    「お、おう」

    「一応人がいる時は女の子らしく話そう。な」

    「マジでか……死ねよ」

    「いやちょっと真面目に言ってるのよ!」

    「お前が女言葉になってどうする」

    89 = 1 :

    「いやでも、お前……友の言ってることは分かったよ。気をつける」

    「そうしなさい」

    「まあなんだかんだビラ配りで慣れてるからね!任せてよ!」

    「おお……可愛い!可愛いぞ!女!」

    「近寄んな」

    「急に冷たくなるのもたまりませんなwwwwwブホwwwww」

    90 = 1 :

    (さて、いよいよ次が出番な訳だが……)

    (凄い熱気だ……思ったより人が多いし、みんなすげえ前に来てる)

    (まあ何のことはない、練習した通りをやるだけだ!大丈夫)

    「お、前の出番が終わったみたい。行こう!」

    91 = 22 :

    ノリノリやな

    92 = 1 :

    「こんばんはー!」

    ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

    (うわ、凄い歓声だな……)

    「えっこんなに来てくれたんだ!嬉しい!今日は女のデビューライブに来てくれてありがとう!」

    ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

    (うわ、もう悪寒がする……くそ)

    「じゃあうたいまーす!」

    (凄い客入りだな、まああいつだけルックスのレベル違うもんな……)

    94 = 1 :

    ウオオオオオオオオオオオオオオ

    (残り一曲……)

    (どんどんボルテージが上がって、ステージの前がぎゅうぎゅうだ……)

    (凄い見られてるの分かるな、胸、足、スカートの中……)

    (気持ち悪い……でもあと一曲……!)

    95 = 79 :

    96 :

    >>2
    同意、マジで糞つまんねー

    フヒ

    とか、いちいち小さい片仮名使っているのとか、本当に寒いわ
    死ねよキモヲタ

    97 :

    元気でよろしい

    98 = 1 :

    ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

    「ありがとうございましたー!また来てねっ」

    オタ「女ちゃーん!」

    オタ「また来るよー!」

    オタ「あの子、めっちゃ可愛かったなあ……」

    オタ「また観に行こう、あの子……」

    (終わった……。よかった)

    99 = 1 :

    「どんなもんだ!」

    「最高だったよ、よく頑張ったな」

    「!」

    「……?」

    「……」

    「女……?」

    「……すげえ怖かった」

    100 = 1 :

    「……そうか」

    「ライオンの檻に入れられたみたいだった……」ヒック

    「……」

    「早く終われって……思いながらやってた……」ヒック ヒック

    「……」

    「……ごめんな……泣いて、困らせて……。こんな所まで女になっちゃった。嫌だなあ……」

    「……」

    「……ごめん、弱みに付け込んで、こんなこと付き合わせて」

    「アイドルは、辞めにしよう」


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