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    元スレ兄「やべっ妹落とした……」

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    タグ : - ホラー + - + - 敬語妹 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    51 :

    最後に他人になって恋人なれるってことか

    52 = 1 :

    (やっぱり、妹っぽくなくなってるんだよなぁ)

    「これ以上落とさないよう気をつけよう」

    ――兄はそれから、妹にストラップをつけたり、フック付きのひもでくくってみたりするも、努力むなしく、妹を立て続けに落としてしまう。

       そして、ついに妹は5割となった。

    警官「やぁ」

    「こんにちは……」

    54 :

    弁護士「弟を用水路に落とした」

    55 :

    僕も敬語で慕ってくれて恥じらいのある可愛い妹が欲しいです

    56 = 1 :

    警官「今回拾っていただいたのはこちらの方です」

    おじさん「君の妹さんかな?」

    「すみません、ありがとうございます」

    「……」

    「ほら、こっちこい」

    警官「あ、ちょっと待ちなさい」

    「えっ」

    警官「いちおう君の妹か確認しないとね。きまりだから」

    57 = 1 :

    「……」

    「おい、返事しろよ」

    「……なに?」

    警官「あらら。駄目だよ、ちゃんと君の妹だって確認できないとね」

    「いつもみたいにおれのこと呼べばいいんだよ」

    「なんであんたのことなんか」

    警官「あらら、落とし過ぎてすねちゃったかな」

    「おい、みんなを困らせるなよ」

    58 = 55 :

    5割でツンデレ妹…なるほど

    59 = 1 :

    「……ごめんなさい。お兄さん」

    警官「はい、確認とれました」

    「すみません。うちの妹が迷惑かけて」

    おじさん「ははは、妹さんに嫌われたくなかったら、もう落としちゃだめだよ」

    「はい」

    おじさん「といってもおじさんもついさっき妹を落としたんだけどね」

    「えっ」

    おじさん「交番に届け出に行こうと思ったところにこの子を見つけてね。おじさんの妹もはやく見つかるといいなぁ。ははは」

    60 = 51 :

    1割げっとするのか?

    61 = 1 :

    警官「実は最近妹を落とした人が多くてね。といっても君ほどじゃないが」

    おじさん「ほう、君はそんなに落としているのかい?」

    「恥ずかしながら」

    おじさん「そうかぁ……いや、それは申し訳ないなぁ」

    「え?」

    おじさん「いや、おじさんも妹を落としたからね。拾った妹の1割で補填しようかな、なんて考えてたんだよ」

    警官「君が来るまでそういう話をしてたのさ」

    「あっ、いいですよ。1割払います」

    おじさん「いいのかい? すまないねぇ」

    62 = 1 :

    警官「それじゃ1割確かに」

    おじさん「悪いね、ありがとう」

    「拾っていただいてありがとうございました」

    (ついに5割になってしまった……)

    「……」

    「ほら、帰るぞ」

    「なんで上から目線なわけ?」

    「なっ」

    63 :

    支援するからがんばって

    65 = 55 :

    しえんしてます

    66 = 55 :

    さげてしまった

    67 = 1 :

    「何様のつもり? あんたに命令される筋合いはないんですけど」

    「何様って、おまえはおれの妹だろ」

    「妹って言ったって、たった半分だけでしょ? そんなので兄貴ぶらないでよ」

    「わっこいつ」

    「なによ、半分他人!」

    「妹のくせに!」

    警官「こらこらやめなさい」

    68 = 1 :

    「どうもすみません」

    警官「いえいえ、彼らも反省してますから」

    「ぐあー」

    「うべー」

    「やめなさい!」

    警官「それじゃあね、もう妹を落としちゃだめだよ」

    「……はい」

    69 = 1 :

    「いったいどうしたの」

    「妹が、もう半分しか妹じゃない」

    「はぁ?」

    「もう5割しかないんだよ」

    「……ああ、そういえば」

    「ふん」

    「どうしよう」

    「それはあんたの責任でしょ」

    「おれだって落とさないように気をつけてるんだよ」

    71 = 1 :

    「こんなやつ私の兄貴じゃない」

    「おい」

    「やめなさい。まったく、兄は妹を落としたことをもっと反省すること」

    「はーい」

    「妹は、もう半分しか妹じゃないのね」

    「そうだよ」

    「でもまだ半分は妹なんでしょう?」

    「……むう」

    72 = 22 :

    悲しい話なのか?

    73 = 1 :

    「半分でも妹なら、こいつをお兄ちゃんって呼ぶ資格はじゅうぶんよ」

    「資格なんていらないもん。私が呼びたくないだけ」

    「そうね。だからお兄ちゃんは、妹に認められるようなお兄ちゃんを目指さなきゃ」

    「えー……」

    「それがかわいい妹を持つ責任ってやつよ。妹も、それでいいでしょ?」

    「まぁ、到底ありえないけど」

    「ぐぬ」

    74 = 1 :

    「あんたはいままで兄の立場にあぐらをかきすぎたってことよ」

    「仕方ない、妹よ。いっしょにゲームでもやるか」

    「またテレビゲーム? ワンパターンすぎ」

    「むぐぐ」

    「たまにはボードゲームしようよ。カタンとか」

    「なんだ。仲いいじゃない」

    75 = 25 :

    みてるよ

    76 = 1 :

    ちょい休憩

    78 = 1 :

    「……ねぇ」

    「なんだ、妹よ」

    「あんたさ、私のことどう思ってるわけ?」

    「妹は妹に決まってるだろ。おまえがおれを兄と認めなくても、おれはお前を妹と呼び続けるぞ」

    「ああ、そう。無駄な努力頑張って」

    「ほんとに口が悪くなったなー」

    「あんたのせいだよ」

    「……ごめん」

    「え、ちょっと、いきなり素直にならないでよ」

    79 = 1 :

    「ごめんな、ぽろぽろ落としてさ」

    「別に、こうしてちゃんと戻って来てるからいいんじゃない」

    「しかし何でこう落としちゃうのかな」

    「妹に対する熱意が足りないんじゃないの」

    「あっいま自分を妹と認めたな」

    「あっ」

    80 = 1 :

    ――そして、翌日

    「今日からは、もう妹を落とさないぞ」

    「ということで用意したのはこちら」

    「首輪……」

    「これならもう落とさない」

    「おおげさじゃない?」

    「これ以上妹じゃなくなったら大変だ」

    「私はそっちのほうがいいけど」

    81 :

    なんかミステリーに近い何かを感じる

    82 :

    >>81
    星新一っぽい気がしてる

    83 = 81 :

    >>82
    言い得て妙
    石黒正数もこういうの書きそう

    84 = 1 :

    「それじゃ出発」

    「あいあいさー」

    「なんか今日は素直だな」

    「そういう日もある」

    「うーん、妹心は複雑だな」

    「まぁおいおい学んでいけばいいな。なぁ妹よ」

    「って、いなくなってるしー!」

    85 = 1 :

    「まさか、首輪付けてたのに」

    「……リードが切られてる」

    「妹ー! どこだー!」

    「まだ遠くには行ってないはず」

    「妹ー!」

    86 = 55 :

    なるほど妹が…

    87 = 48 :

    自らか

    88 :

    10回逃走して血の繋がってない兄妹になって兄と結ばれる
    そんな未来が見えました

    89 :

    展開予想屋はROMってろ

    90 :

    そういや俺の妹もすっかり他人のように冷たくなってしまったなぁ

    91 :

    おれにも妹いたけど落とし過ぎて居なくなったのかな
    早く探しにいかなくっちゃ

    92 = 1 :

    「……」

    「あっ見つけたぞ妹め」

    「あ、来た」

    サラリーマン「あれ、君の妹かい」

    「そうですそうです僕の妹です。あなたが見つけてくださったのですか」

    サラリーマン「ここに落ちてたから拾ったんだけどさ。とりあえず交番行こうか?」

    「えっ、いやこいつはぼくの妹ですから。このまま連れて帰ります」

    サラリーマン「うーん。返したいのはやまやまなんだけど」

    94 = 1 :

    サラリーマン「いちおう、君の妹だって確認がとれないと、返すわけにはいかないなぁ。間違ってたら大変だし」

    「そ、そんな」

    サラリーマン「君の妹だって証明できたらすぐにお返しするよ。安心して」

    「そういうことらしいよ」

    「あああ」

    96 = 1 :

    ――交番

    警官「はい、それじゃ確認どうぞ」

    「お兄ちゃーん」

    警官「はい確認とれました。どうぞ」

    サラリーマン「いや疑って悪かったね」

    「い、いいえ……」

    警官「……それじゃ、いつものことなんだけど」

    97 = 1 :

    「また1割減ってしまった……」

    「もう4割しか残ってないですね」

    「なぁ、ちょっとおれのこと呼んでみて」

    「え、えっと……お兄さん? でいいんでしょうか」

    「よそよそしい」

    98 = 1 :

    「あー……えっと、お兄さん」

    「どうした妹よ」

    「私たち兄妹なんですよね」

    「その通り」

    「せっかくだし、ゲームとかやりません?」

    (気を使われておる)

    「また減ったの?」

    「はい」

    99 :

    >>95
    一瞬何言ってんだこいつってなった
    計算したら大体あってた

    100 = 1 :

    「すみません。兄妹なんだから、もっと気兼ねなく話したりできたらいいな、と思いまして」

    「おれはいつだって妹に遠慮したことはないぞ」

    「あ、そうですよね。壁作ってるのは私か。あはは……」

    (なんだこの距離感。再婚相手の連れ子か)

    「私、お兄さんというものに対してまだ慣れてなくて」

    「妹としてはけっこうベテランの域に入ってると思うけど」

    「そう見えますか? あはは」

    (助けてくれ)


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