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元スレ響「なあなあ、春香んちってどこにあるんだ?」春香「群馬」
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春香「軍手しといたほうがいいよ。結構尖った葉っぱとかあって危ないから」ガサガサ
響「は、春香は大丈夫なのか?」
春香「私はほら、慣れてるから」
響「…………」
春香「よいしょっと」バキバキバキ
響(……ワイルドな春香も好きだぞ、自分)
響「は、春香は大丈夫なのか?」
春香「私はほら、慣れてるから」
響「…………」
春香「よいしょっと」バキバキバキ
響(……ワイルドな春香も好きだぞ、自分)
>>53
群馬の首都圏
群馬の首都圏
………………
春香「あ、ここ気をつけてね。地面が裂けてるから」
響「ほ、ホントだ……洞窟みたいになってる……なんか青く光ってるけどこれは……?」
春香「泉が湧いてるんだよ。綺麗だから飲むこともできるよ」
響「へ、へー……」
春香「駅近だから群馬の人たちけっこう来るんだけどね」バキバキ メキメキ
響「そ、そうなのか……」
春香「あ、ここ気をつけてね。地面が裂けてるから」
響「ほ、ホントだ……洞窟みたいになってる……なんか青く光ってるけどこれは……?」
春香「泉が湧いてるんだよ。綺麗だから飲むこともできるよ」
響「へ、へー……」
春香「駅近だから群馬の人たちけっこう来るんだけどね」バキバキ メキメキ
響「そ、そうなのか……」
>>53
山梨も入るから富士山のてっぺんまで一応首都圏なんだぜ
山梨も入るから富士山のてっぺんまで一応首都圏なんだぜ
春香「……」ガサガサ
響「な、なあさっきから草かき分けまくってるけど道合ってるのか? こんな獣道なのか?」
春香「うん」
響「……手袋ないしミニスカだけど大丈夫か?」
春香「慣れてるからね」
響「……」
春香「木を切って道を作っちゃうと、ここらへんに住んでる群馬の人たちが怒るんだよね」
響(さっきから"群馬の人たち"ってなんなんだろ……)
響「な、なあさっきから草かき分けまくってるけど道合ってるのか? こんな獣道なのか?」
春香「うん」
響「……手袋ないしミニスカだけど大丈夫か?」
春香「慣れてるからね」
響「……」
春香「木を切って道を作っちゃうと、ここらへんに住んでる群馬の人たちが怒るんだよね」
響(さっきから"群馬の人たち"ってなんなんだろ……)
……………
響「ふぅ……ふぅ……」
春香「響ちゃん、大丈夫? 少し休憩しようか?」
響「な、なんくるないさー!」
響「それにしても遠いんだな……」
春香「近道もあるんだけど、初めての人には辛いかなーと思って。急がば回れの精神で」
響「春香的には『急がば真っ直ぐ進んじゃお!』じゃないか?」
春香「ふふっ、そうだね」
春香「…………!」
響「ふぅ……ふぅ……」
春香「響ちゃん、大丈夫? 少し休憩しようか?」
響「な、なんくるないさー!」
響「それにしても遠いんだな……」
春香「近道もあるんだけど、初めての人には辛いかなーと思って。急がば回れの精神で」
響「春香的には『急がば真っ直ぐ進んじゃお!』じゃないか?」
春香「ふふっ、そうだね」
春香「…………!」
>>65
むしろそのおかげで平坦な道がうまく歩けない可能性が微レ存
むしろそのおかげで平坦な道がうまく歩けない可能性が微レ存
>>65
逆に険しい道に慣れすぎて普段あんなにこけるのか
逆に険しい道に慣れすぎて普段あんなにこけるのか
響「? どうしたんだ春……」
春香「伏せて!」サッ
響「わわっ!」サッ
響「な、なんなんだいきなり……」
春香「しーっ!」
響「……」コクコク
響「何があったんだ?」ボソボソ
春香「……あれ見て」チョイチョイ
響「?」
仮面の男「……」キョロキョロ
響「」
春香「伏せて!」サッ
響「わわっ!」サッ
響「な、なんなんだいきなり……」
春香「しーっ!」
響「……」コクコク
響「何があったんだ?」ボソボソ
春香「……あれ見て」チョイチョイ
響「?」
仮面の男「……」キョロキョロ
響「」
響「……何あれ」
春香「群馬県民だよ。ちょっと過激な方の」
響(過激じゃない方の群馬県民が見てみたいぞ……)
響(あ、春香か)
春香「参ったなぁ……今日に限って儀式の日だったのかぁ……」
響「なぁ春香。自分、頭痛くなってきたぞ」
春香「私もだよ……」
響「……」
春香「群馬県民だよ。ちょっと過激な方の」
響(過激じゃない方の群馬県民が見てみたいぞ……)
響(あ、春香か)
春香「参ったなぁ……今日に限って儀式の日だったのかぁ……」
響「なぁ春香。自分、頭痛くなってきたぞ」
春香「私もだよ……」
響「……」
春香さんの地位が気になる
外部に出れると言うことは結構高官というか貴族的な地位かも
外部に出れると言うことは結構高官というか貴族的な地位かも
>>72
そりゃ地位は閣下に決まったてんだろ
そりゃ地位は閣下に決まったてんだろ
>>75
何度見ても怖えーよこれ
何度見ても怖えーよこれ
春香「とにかく、見つからずにやり過ごすしかないね……」コソコソ
響「み、見つかったらどうなるんだ?」
春香「う、うーんと……」
響「……春香ぁ……」
春香「大丈夫。響ちゃんは私が守るから」
響「!」
響「な、なら春香は自分が守るぞ」
春香「ふふっ、ありがと」
響「み、見つかったらどうなるんだ?」
春香「う、うーんと……」
響「……春香ぁ……」
春香「大丈夫。響ちゃんは私が守るから」
響「!」
響「な、なら春香は自分が守るぞ」
春香「ふふっ、ありがと」
春香「……」ニジリニジリ
響「……」ニジリニジリ
響「……どこまで匍匐前進するんだ?」
春香「もうちょっと離れないと……」
響「……」
響(うぅ……腰痛くなってきた……)
響(ちょっと体勢を変え……)バキッ
響「あ゙っ」
群馬県民「!!」バッ
響「……」ニジリニジリ
響「……どこまで匍匐前進するんだ?」
春香「もうちょっと離れないと……」
響「……」
響(うぅ……腰痛くなってきた……)
響(ちょっと体勢を変え……)バキッ
響「あ゙っ」
群馬県民「!!」バッ
群馬県民「~~~~!!!」
春香「見つかった! 走るよ響ちゃん!!」
響「ご、ごめん春香ぁ!」
群馬県民「~~~!!」ザザザザ
響「は、速っ!」
春香「はぁ……ちょ、ちょっと厳しいなぁ……」
春香「見つかった! 走るよ響ちゃん!!」
響「ご、ごめん春香ぁ!」
群馬県民「~~~!!」ザザザザ
響「は、速っ!」
春香「はぁ……ちょ、ちょっと厳しいなぁ……」
春香「はぁ、はぁ……ここを右に……」
響「わ、わかっ……うわっ!」ズルッ
春香「!! 響ちゃん!」
響「うわぁぁぁぁ!」ズザザザザ
春香「響ちゃーん!!」
…………………
…………
……
響「わ、わかっ……うわっ!」ズルッ
春香「!! 響ちゃん!」
響「うわぁぁぁぁ!」ズザザザザ
春香「響ちゃーん!!」
…………………
…………
……
どれくらい気を失っていただろう。
水滴が頬に滴る感触で自分は目を覚ました。
響「い、痛ててて……」
何が起こったんだ……。
ええと、確か春香と一緒に逃げてる最中に……脇道に滑り落ちて……
響「! はっ、春香!? どこだ!?」
水滴が頬に滴る感触で自分は目を覚ました。
響「い、痛ててて……」
何が起こったんだ……。
ええと、確か春香と一緒に逃げてる最中に……脇道に滑り落ちて……
響「! はっ、春香!? どこだ!?」
人の気配がしない。
どうやら春香とはぐれてしまったらしい。
響「うぅ……春香……」
そのとき、草を掻き分けてハム蔵が姿を現した。
響「は、ハム蔵! 良かった、無事だったのか……」
抱きかかえようとした自分の手をすり抜けたハム蔵は、慌てた様子で何かを訴えようとしていた。
響「え? ついて来い? 春香が、危ない……!?」
どうやら春香とはぐれてしまったらしい。
響「うぅ……春香……」
そのとき、草を掻き分けてハム蔵が姿を現した。
響「は、ハム蔵! 良かった、無事だったのか……」
抱きかかえようとした自分の手をすり抜けたハム蔵は、慌てた様子で何かを訴えようとしていた。
響「え? ついて来い? 春香が、危ない……!?」
>>84
都会の人工の床やアスファルトに慣れてないんだよ
都会の人工の床やアスファルトに慣れてないんだよ
なるほど銃は音が響いて新たな脅威を呼び寄せるからダメなんだな
響だけに
響だけに
………………
ハム蔵についていった先は小さな広場になっていた。
中央には石の台座のようなものがあり、五人の群馬県民が周りを取り囲んでいる。
そしてその台座の上には──
響「は、春香!!」
手足を縛られ、気を失った春香が横たわっていた。
ハム蔵曰く、落ちた自分に気を取られている隙に群馬県民に捕まってしまったらしい。
響「あ、あいつらぁぁぁ! 春香に何したんだぁぁぁ!」
カッと頭が熱くなって、気がつくと自分は広場に飛び出していた。
ハム蔵についていった先は小さな広場になっていた。
中央には石の台座のようなものがあり、五人の群馬県民が周りを取り囲んでいる。
そしてその台座の上には──
響「は、春香!!」
手足を縛られ、気を失った春香が横たわっていた。
ハム蔵曰く、落ちた自分に気を取られている隙に群馬県民に捕まってしまったらしい。
響「あ、あいつらぁぁぁ! 春香に何したんだぁぁぁ!」
カッと頭が熱くなって、気がつくと自分は広場に飛び出していた。
参考画像貼るまでもなく>>75が貼ってくれてたねさすがだね
やったぜ。
やったぜ。
響「やい! 春香から離れろ!」
五つの仮面が一斉にこちらを向く。
不気味な恐ろしさがあったが、恐怖よりも怒りの方が勝っていた。
響「何なんだお前ら! 春香に何しようとしてるんだ!」
群馬県民は顔を見合わせると、その中の一人がスッと前に出た。
思わず身構える。
響「さっさと春香を解放しろ! さもないと──」
言い終える前に、首に恐ろしい衝撃が走った。
何が起こったかわからないまま、自分は吹き飛ぶように背後の木に叩きつけられていた。
響「っ! がはっ……!」
五つの仮面が一斉にこちらを向く。
不気味な恐ろしさがあったが、恐怖よりも怒りの方が勝っていた。
響「何なんだお前ら! 春香に何しようとしてるんだ!」
群馬県民は顔を見合わせると、その中の一人がスッと前に出た。
思わず身構える。
響「さっさと春香を解放しろ! さもないと──」
言い終える前に、首に恐ろしい衝撃が走った。
何が起こったかわからないまま、自分は吹き飛ぶように背後の木に叩きつけられていた。
響「っ! がはっ……!」
群馬県民に対抗するには日光東照宮でお神酒を飲まないといけないってばあちゃんが言ってた
自分の喉を鷲掴みにした群馬県民は自分を木に押しつけたまま、ギリギリと締め上げる。
響(い、一瞬で……! じ、10メートルはあったぞ今っ……!)
脚が地面についていないため踏ん張ることもできず、自分はただただもがき苦しんだ。
響「かはっ……あ、ぐ……!」
残りの4人は自分に興味を失ったようにまた春香を取り囲んだ。
響「は、春香に触るなぁっ……!!」
思い切り脚を振り上げ、男の顎を蹴り抜いた。
思わぬ反撃に反応できなかったのか、男はそのまま崩れ落ちた。
響「げほっ! ごほっ! じょ、冗談じゃないぞ!」
響(い、一瞬で……! じ、10メートルはあったぞ今っ……!)
脚が地面についていないため踏ん張ることもできず、自分はただただもがき苦しんだ。
響「かはっ……あ、ぐ……!」
残りの4人は自分に興味を失ったようにまた春香を取り囲んだ。
響「は、春香に触るなぁっ……!!」
思い切り脚を振り上げ、男の顎を蹴り抜いた。
思わぬ反撃に反応できなかったのか、男はそのまま崩れ落ちた。
響「げほっ! ごほっ! じょ、冗談じゃないぞ!」
呼吸を整え顔を上げると、4人の群馬県民はじりじりと警戒しながらこちらに距離を詰めてきていた。
響(ま、まずいぞ……4対1なんて勝てっこない……)
と、そのとき群馬県民の一人が腕を押さえて暴れ始めた。
残りの3人もその男から距離を取るようにして狼狽えている。
響「な、なんだ……?」
よく見てみると、男の腕に何かがくっついていた。
いや、かじりついていた。
響「は、ハム蔵!!」
響(ま、まずいぞ……4対1なんて勝てっこない……)
と、そのとき群馬県民の一人が腕を押さえて暴れ始めた。
残りの3人もその男から距離を取るようにして狼狽えている。
響「な、なんだ……?」
よく見てみると、男の腕に何かがくっついていた。
いや、かじりついていた。
響「は、ハム蔵!!」
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