元スレ末原「安価で強くなります」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
153 = 51 :
乳牛
154 = 80 :
宮永が傀儡としたキリストによってキリスト教が中心の世界に
155 = 22 :
健夜「宮永はチョコレというアイドルグループを利用し、世界を支配したわ」
健夜「そして世界は牛乳になってしまったわ」
末原「は?」
健夜「文字通りの意味よ、世界中の人間が牛乳になるの」
健夜「そして、宮永はその牛乳…生命のスープから新たな人類を生み出した」
健夜「おそらく、それがあなた達の祖先ね」
美穂子「そんな…」
健夜「宮永の血族はもう何度も、同じ事を繰り返しているわ」
末原「一体どうしてそんな事をせなあかんのやろ?」
健夜「それは私にもわからないわ」
健夜「でも、急がないといけないことは確か」
健夜「末原さん、この時代でも有名なアイドルユニットが存在するはずよ」
末原「はい、確かユニット名は>>157メンバーは>>160と>>161と>>162です」
157 = 156 :
ガンバラナイ大阪
158 = 38 :
かすみさんじゅうななさい
160 = 122 :
ワハハ
161 :
ちゃちゃのん
162 = 133 :
菫
163 = 22 :
末原「はい、確かユニット名はガンバラナイ大阪」
末原「メンバーは蒲原智美、佐々野いちご、弘世菫の三人です」
美穂子「ユニット名も意味不明過ぎですし、メンバー構成も謎ですね」
末原「そうですね、漫ちゃんに比べたら……」
末原「漫ちゃんっ!!」
漫「……」スースー
健夜「大丈夫よ、眠っているだけ」
末原「よかったぁ…」
健夜「それよりそのユニットのもとへ急ぎましょう、また手遅れになる前に」
健夜「そこに宮永咲もいるはずよ」
164 = 22 :
――宮永アイドル事務所
健夜「随分大きな建物ね、それにしても露骨な名前ね」
末原「わかりやすくて、いいやないですか」
美穂子「この先に華菜の敵相手が…」
健夜「おそらく最上階に宮永さんはいるはずよ」
末原「そうと決まれば、早速行きましょ」
智美「ワハハ、そうはいかないのだ」
末原・美穂子・健夜「っ!?」
165 = 22 :
智美「咲様からここは通さないように言われているんだ、おとなしく家に帰り…」
健夜「邪魔よ」キュピーン
智美「なんだこれは、身体が勝手に……!」
末原「すごい、小鍛治プロが睨んだだけで蒲原さんが地面に跪いとるっ」
美穂子「まさか、これほどまでの力の持ち主だったなんて」
智美「待て、ここは通さな」
健夜「……」ギロッ
智美「ぎゃああああああああああああああああっ!!」グシャッ
末原・美穂子「ひうッ!!」
健夜「何をしてるの二人とも?早く行くわよ」
末原・美穂子「はいッ!!」
智美「……ワハハ」
166 = 22 :
末原「まさか、睨むだけで蒲原さんを肉塊にするやなんて…」
美穂子「一体どれほどの婚期を逃せば、あれほどまでの力を…」
末原「何年…!?十数年!?何十年!?絶え間無い婚期を逃し続けてようやくたどり着くはずの力!!」
健夜「なにか言ったかしら」ギロッ
末原・美穂子「っ!いえ、何も」
健夜「そう」
いちご「……………」チャチャノンオンドナノヨー
健夜「行きましょうか」
168 = 22 :
菫「咲様、小鍛治健夜とその一行がこちらに向かっているようです」
咲「へー、蒲原さんといちごさんは?」
菫「すでに敗れ去ったようです」
咲「ははは、弱いね―」
咲「卓に座らせてすら、もらえなかったようだね」
菫「いかが致しますか?」
咲「私が直接出るよ、伝承に聞く小鍛治プロ相手なんて…」
咲「ワクワクするよっ!」
169 = 22 :
健夜「二人とも止まってっ!!」
末原・美穂子「っ!」
咲「言い勘をしているね、それ以上進んだら後ろの二人は今ごろひき肉になってたよ」
末原「宮永咲……!」
美穂子「華菜の敵……!」
咲「そんなに睨まないでよ―」
咲「末原さんは二回戦ぶり、福司さんは県大会ぶりだよね」
咲「あの時の池田さんは傑作だったなあ、七筒が皮膚に埋まってて蓮コラみたいだったよ」
美穂子「宮永咲ぃいいっ!!」ダッ
健夜「いけないっ」
ヒュンッ
美穂子「え?」ドスッ
170 = 22 :
咲「菫さんダメだよー、手を出さないでって言ったでしょ?」
菫「申し訳ありません」
咲「まあ、いいやこれでちょうど4人になったね」
健夜「あなた、まさかっ!」
咲「もちろん、そのつもりだよ」
末原「なんや、何が始まるんやっ」
咲「大したことじゃないよ」
咲「一緒に麻雀しようよっ!」
171 = 22 :
美穂子「………」
末原「福司さん……」
末原「私が代わりに敵をとったります、だから安心して眠ってください」
咲「お別れは終わったかな?」
末原「……」
咲「じゃあ、早速始めようか」
172 = 22 :
咲「ルールは東風戦、じゃないと私と小梶プロはともかく、末原さんは持たなそうだしね」クスクス
末原「馬鹿にしおってからに…!」
健夜「末原さん」
末原「すいません、少し熱くなってまいました」
咲「ルールの説明を続けるよ、喰い赤アリのアリアリで持ち点は25000点持ちの30000点返し」
咲「だけど、それだと末原さんは一瞬で飛んじゃいそうだからね」
咲「ハンデとして私の持ち点は末原さんに全部あげるよ」
末原「なんやってっ!!」
173 = 22 :
修正
× 小梶プロ
◯ 小鍛治プロ
174 :
カオスと思ったが、予想外に持ち直したな
176 :
菫さんレベルで既にすこやんの瞳術が効かないんだな
177 = 22 :
咲「言ったとおりだよ、私は0点末原さんは50000点からスタートするんだよ」
末原「どこまでも舐め腐ってからに…!」
健夜「落ち着きなさい、末原さん」
末原「でもっ」
健夜「気持ちは分かるわ末原さん」
末原「小鍛治プロ…」
健夜「宮永さん、さっきの提案は私が居ることを忘れていない上での提案なのよね?」
咲「もちろん、なんなら小鍛治プロにも菫さんの点をあげましょうか?」
菫「咲様っ!?」
健夜「遠慮しておくわ」
咲「そっか、残念」
菫「ほっ」
178 = 22 :
咲「ルールについて、何か質問は?」
末原「ないで、その代わりに私達が勝ったらこの下らない茶番を止めるんや」
咲「いいよ」
咲「その代わりに、私達が勝ったら>>181してもらおうかな」
179 = 122 :
広島のキャンプに参加
180 = 176 :
ホストクラブ通い
182 = 22 :
咲「私達が勝ったら、善野さんをレイプしてもらおうかな」
末原「なんやってっ!!」
末原「善野監督はいま療養中なんや、そないなことしたら死んでまうやろっ!!」
咲「嫌ならいいんだよ、私はどっちでもいいかな」
咲「このまま世界と一緒に牛乳にして、作り変えるだけだし」
末原「宮永ァァッ!!どこまで貴様はっ!!」
健夜「末原さん、この勝負受けましょう」
健夜「いままで犠牲になった人達のためにも、これからを生きる人達のためにも」
末原「小鍛治プロ……」
咲「話はまとまったみたいだね」
咲「それじゃあ、始めようか」
183 = 22 :
菫「私の親からか」トン
健夜「……」トン
咲「……」トン 赤五筒
末原(いきなり赤五筒やと…!)
末原(どういうことや、頭おかしいんか…)
末原(まさか、一巡目でもう張ってるんやないやろなっ!!)
末原「……」トン
咲「ポン」
末原(しまった、やってもうたわ……)
末原(仕方ない、ココは様子見でベタオリや)
184 = 22 :
菫「テンパイ」
健夜「テンパイ」
咲「テンパイ」
パタっ
末原「なっ!フリテンやとっ!!」
咲「どうしたのかな、末原さん」クスクス
末原「くっノーテンや」
菫 25000→26000
健夜25000→26000
咲 0→ 1000
末原50000→47000
186 = 22 :
末原(おかしい、あれから3連続で私だけノーテンやなんて…)
菫 26000→29000
健夜65000→29000
咲 1000→ 4000
末原47000→38000
咲「また和了れなっかったよー」クスクス
末原「こいつっ…!」
健夜「………」フラッ
末原「小鍛治プロっ!?」
187 = 175 :
すこやんの点数減りすぎじゃね
189 = 22 :
末原「小鍛治プロっ!?」
健夜「ごめんなさい末原さん…、少しめまいが」
末原「そんなっ!こんなに体が冷えとるやないですかっ!!」
咲「あらら、もう限界が来ちゃいましたか」
末原「どういうことや?」
咲「どういうことも何も、小鍛治プロは私から末原さんを守りながら戦っていたんですよ」
末原「そんな…、小鍛治プロっ!」
健夜「ごめんなさい…、これ以上はもう」
健夜「私が一人で打つだけでも精一杯なの…」
末原「こんなに冷たくなるまで私のこと……」
末原「小鍛治プロ、ここからは私自身の力で打ちます」
健夜「末原さん……、分かったわ」
191 = 22 :
咲「再開しても大丈夫ですか?」
末原「ええで…!」
健夜「大丈夫よ」
菫「………」バタンッ!!
末原「っ!!」
咲「あっちゃー、今度はこっちがダウンかあ」
咲「菫さんは末原さんと違って、生身で私と小鍛治プロの鬩ぎ合いにさらされてましたからね」
咲「こうなるのも時間の問題でしたが、ちょっと早すぎると思いませんか?」
末原「その人は、アンタの仲間や無いんかっ……?」
咲「うーん、どうだろ?」
咲「お姉ちゃんの知り合いだったから、それなりの扱いはしたけど…」
咲「特にそういうのはないかな」
咲「それにしても菫さんはもう打てそうにないね、心臓が止まってっちゃってるよ」
192 = 22 :
咲「なんか白けちゃったなー」
末原「お前ぇ・・・!!」
咲「もう私の負けでいいから、帰りなよ末原さん」
咲「約束のことなら、心配しなくてもちゃんと守るから」
末原「お前、それ本気で言っとるんか?」
咲「もちろん本気だよ、また次の宮永が繰り返すだけだからね」
末原「………」
末原「………続行や」
193 = 22 :
咲「ん?なにかな?よく聞こえなかったんだけど」
末原「続行やって言っとるんやっ!」
健夜「末原さん……」
咲「続行するのはいいけど、もう菫さんは死んじゃったんだよ?」
咲「小鍛治プロの体力ももう限界だよ?」
咲「それに、あなた達がそこまでして一体何の意味があるの?」
末原「そんな事関係ないっ!!」
末原「私は宮永咲…アンタを倒しに来たんやっ!!」
195 = 22 :
咲「はあ……わからない人だなあ」
咲「第一、どうやって決着を付けるの?」
咲「まさか、一騎打ちとか言い出さないよね?」
末原「そのまさかや……!」
咲「へえ」
健夜「ダメよっ!末原さんっ!!」
健夜「そんなことをしたら、あなたの命がっ!!」
咲「小鍛治プロは黙っていてください」
健夜「……ぐっ」
咲「いいよ末原さん、あなたの要求を飲むことにするよ」
196 = 22 :
末原「二人麻雀は通常のルールには無い」
末原「まず、親子のルールは無しや」
咲「そうだね、それに使う牌も多すぎるね」
末原「ああ、だから使う牌は萬子と字牌のみや」
咲「持ち点数はどうするの?」
末原「お互いに0点や」
健夜「…!?」
咲「一応どういうことか聞いていいかな?」
末原「この一局、縛りをかけさせてもらうで」
末原「役満縛りをな」
198 = 22 :
咲「それがどういうことか、末原さん分かって言ってるのかな?」
咲「さっきは小鍛治プロが抑えてたから何とかなっていたけど」
末原「分かっとる」
末原「アンタが役満を和了れば、下手するとこの世界が終わるかもしれへんいうこともな」
咲「それがわかっているなら、なぜそんな真似を?」
末原「言ったはずや」
末原「私は宮永咲…アンタを倒しに来たんや」
咲「それが世界の行く末を天秤にかけてでも、成し遂げたいことなの?」
末原「くどいっ!」
咲「はあ……」
咲「わかったよ、これで最後の勝負にしよう」
199 = 22 :
咲「私の親からだね」トン
末原「……」トン
末原(狙いやすい役満は四暗刻、国士無双、大三元やが…)
末原(今回は萬子と字牌だけやから国士無双はねらえん)
末原(そして今回は罰符で勝つことはできん、第一ツモを交代するだけや)
末原(どうする?)
咲「カン」パタっ
末原(なんやてっ!大明槓やと……!!)
200 = 22 :
末原(確かにそれなら、ドラが増えて数え役満を狙いやすい)
末原(しかし、宮永咲は槓ドラを乗せない筈……)
末原(宮永咲の鳴いたハイは中、ドラ表示牌は……)
末原(發やとっ……!!)
末原(槓ドラ4枚乗せおった!)
末原(どういうことや、一体何が起こっとるんや…!)
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