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    元スレモバP「どうした紗南?何かあったのか?」

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    101 = 36 :

    「紗南……本当にゴメンね。私、なんにも知らずに…」

    紗南「……ううん。正直、あたしも泉さんに当たっちゃった所、あったよ。それに、悪気が合ったわけじゃないのもちゃんとわかってるから、さ」

    「……」

    「紗南……辛かったんだな……」

    紗南「光ちゃん……」


    「……まぁソイツにも、負けて癪だった思いとか、あったのかもしれないな。……それでも、明らかに言い過ぎだし、言う必要だってなかった」

    紗南「Pさん……」


    「……嫌だよな。自分が時間かけて、一生懸命やったこと、そんな風に言われるのは」

    紗南「……うぅっ」ジワッ

    「あーあー…ホラ、よしよし、な?」

    紗南「うぅ~……っ」

    102 = 48 :

    支援ですよプロデューサー

    103 = 36 :

    「まぁ、なんだ。自分がさ、時間をかけて取り組んだことっていうのはさ、何でもそこにプライドみたいなものが生じるものなんだよ」

    紗南「……」ギュッ

    「よしよし…例えば俺ならさ、アイドルをプロデュースすることに、プライドがあるわけだ」

    紗南「……」

    「『こんなに長いことかけて、これだけの結果を出してきたんだ』、みたいな誇り、正直あるよ」

    紗南「……」

    「紗南も、そうだよな?これだけかけて厳選をやってきたんだ。ルールの範囲内で、ここまで努力したんだって。そういうプライド、多分あるだろ?」

    紗南「……」コクリ

    「あ……アタシも!ウルトラ怪獣全部言えるという誇りがあるよ!!」

    「うん。……そういうの馬鹿にされたら、そらなんだって嫌になるよな」


    紗南「……Pさん」

    104 = 36 :

    「好きなことの話なのに、夢中になったからこそ、お前はそういう風に傷ついちゃったんだな……」

    紗南「……っ」グスッ

    「……乱数調整は、是非が非常に別れているみたいですよ」

    「……そうなのか?」

    「はい。調べてみたところ、かなり荒れる話題の一つみたいです」

    「……三好みたいな子とかと喧嘩になってる感じなのか?」

    「色々です。ですが、中には『正規の遊び方ではない』という批判もあるようです」

    「隠しパラメータの数字化に解析ツールを使うのが是とされるのは、それが効率が良く、尚且つ誰にも迷惑をかけていないからではないでしょうか」

    「育成の方針や目標を決める、あくまで手助けに過ぎない、という考えかと」

    「……既に自力で手に入れたものの数字を調べるだけ、とも取れるもんな」

    「ですが乱数調整は、対戦で有利になり得るポケモン自体を手に入れるという直接的な使い方です」

    「同じ解析でも、違うという人が出るのもわからないでもない……かな」


    「……遠くに行っちゃったなー…俺の知ってるポケモン……」

    105 = 36 :

    「……紗南は、自力で目標をクリアするのが好きなやりこみ派だからな、こういうの嫌がる気持ち、わかるよ」

    紗南「……」


    紗南「……実は、まだあるんだ。小さい事だけど、嫌になった理由」

    「……?」

    「……紗南、まだ何か言われたのか?」

    紗南「ううん、さっきの話の帰り道でさ。あたしヤケ食いしようと思ってマックいったんだ。ついでにWi-fi目当てで」

    「そ……そうか……意外とその時はタフに耐えてたんだな……」

    紗南「対戦ゲームだよ?今までマナーも態度も口も悪い人いっぱい見て来たもん。あれぐらいまだ平気だったよ」

    「それはそれで……哀しいな、なんか」

    「うん……」

    106 = 36 :

    紗南「ランダムマッチっていう、ネットで適当な人と対戦する奴を、やろうと思ったんだ」

    「ふむ」

    紗南「でさ、2勝4敗だったの」

    「……負けたから、嫌になったのか?」

    紗南「……ううん、そうじゃないよ」

    紗南「あたしが負けた相手……全員が乱数使ってたんだ」

    P&光「えっ……」

    「そんなの、わかるの?」

    紗南「色違いって知ってる?」

    「赤いギャラドス?」

    紗南「うん、ああいうの。色違いのポケモンっていうのがいてさ、その子達はすっごいレアなの」

    P&光「へー」

    「出現率はおよそ8000分の1とありますね」

    P&光「無理じゃん」

    107 = 36 :

    紗南「……で、私が負けた相手はさ、手持ちが全部捕獲の難しいポケモンばかりで、尚且つ全員が色違いだったわけ」

    紗南「それでなんとなくわかったんだ。『ああ、きっと乱数だ』って」

    「……そんな低い確率の奴を6匹持ってたら、そら疑う気持ちが出るわな」

    紗南「……あの乱数やってた奴の言うとおりだったんだって、そう言われてるみたいでさ」

    紗南「それで……あたし……っ」

    「……現在の環境では、手持ち6匹を対戦前に開示するそうです。そこから3匹選出し3vs3で対戦をする、とあります」

    「選出の読みあいや組み合わせ、運で多分に勝敗は変わります」

    紗南「それでも、負けは負けなんだよ。『そういう相手』かもしれない奴に、あたし負けちゃったんだ」

    「……紗南」

    「……」

    108 = 36 :

    紗南「悔しいけどさ、でも、何が悪いのって言われたらさ、結局あたしが悪いんだよ。……負けたんだもん」

    「……」

    紗南「そのあとさ、ランダムが終わった後に、話しかけられたんだあたし」

    ピクッ

    「ナンパか?」

    紗南「ううん、『アナタもポケモンやってるんですか?良ければ対戦しませんか?』って。大人の男の人だった」

    「そ…そうか……」

    (……怪しくね?そんな奴)

    (リアルポケモンバトルだ……!!)

    紗南「ポケモンセンターとか行くとさ、たまにそういう人いるよ?」

    「……そうなのか」

    109 = 46 :

    マックでJCにそれやったら通報だわwww

    110 = 36 :

    紗南「悪い人じゃ無さそうだったし場所が場所だから、いいですよ、って」

    「ほ…ほんとに大丈夫だったのか!?」

    紗南「うん、結果的にはね。ただ……」

    「?」


    紗南「あたし、色々疲れちゃってさ。だから、勝ち負けよりもさ、もう好きなポケモンで戦おうって、そう思ったんだ」

    「強さとか関係なくか!アタシも、そっちの方が楽しいと思う!」

    紗南「……うん」


    P&光「……?」

    111 = 36 :

    「大人か……若いか?大学生くらい?」

    紗南「うん、友達連れだった。女の人もいたよ」

    「そうか……とにかくもう、お父さん心配で気が気じゃないよ」

    「いくつなんですかもう」


    紗南「……でさ、負けちゃったけど、楽しかったんだ。相手はガチパだったけど、2匹も倒したんだから!」

    「……紗南、その後、何かあったの?」

    紗南「……対戦が終わった後さ、ありがとうございましたーって別れたのよ。正直、結構楽しかったよ」

    「……」

    紗南「でもあたしと対戦した人がさ、去り際に隣の人に言ってるのがたまたま聞こえちゃって、さ……」





    『うーん…相手がマイオナパーティだったのがちょっと残念だったかな』

    113 = 36 :

    P&光「マイオナ??」

    「……」

    「? なんだそりゃ。また新しい単語か」

    「泉さん、どういう意味?」

    「……っ」カァァァァッ

    P&光「?」

    「……ま…マイナー…ゴニョゴニョの略、です…っ!!」

    P&光「……?」




    「……あっ(察し)」

    「……っ!!」カァァァァッ

    114 = 87 :

    うわあ…
    これは許されない

    115 = 47 :

    マイオナという言葉は消滅すればいいと思う
    まぁ弱いポケモン使ってそれを免罪符にする奴はマイオナだろうけど

    116 :

    愛着とか言ってペットのように扱ってるわりに生まれたばかりの赤子を野に放つし
    そもそも解析で個体値だの割り出すのだって多少なりとも厳選の時短になってんじゃないの?
    なんか程度問題な気がするなぁ

    117 = 36 :

    「? その、マイナーゴニョゴニョってどういう意味なんだ? !! まさか、悪口か!?」

    紗南「……簡単に言うとね、【普通は対戦で使われないようなポケモンをあえて使う事で悦に入ってるウザイ奴】が組んだ、【マイナなポケモンだけで構成されたパーティ】のこと」

    「……」



    「……ああ?」ビキビキィッ

    「!?」ビクッ

    「なんだそれ。どういう意味だよ。好きなポケモン使ったらそんなん言われんのか?」

    「ちょっ……落ち着いて下さい、急にどうし……」

    「好きなポケモンぐらい使っていいじゃん!!ポケモンやってんだぜ!?好きなの使えばいいじゃん!!?」

    「ちょっ……Pさん!!」

    「好きなポケモン使っていいじゃん!!?」




    「ポケモンなんだからさぁ!!!?」

    118 :

    エネコロロ使って何が悪いんですか!地面にでんじは打てる貴重な子なんだぞ!
    おうゴースト持ってくるのやめろや

    119 = 118 :

    そしてなんでsageたすまぬしえん

    120 = 36 :

    【蘇るPの少年期の思い出】






    友人1「見ろよ!通信ケーブルだぜ!」

    友人2「スゲー!これで対戦できるな!」

    「よーし早速やろうぜ!」



    友人1「よーし行けゲンガー!!」

    「いっけー!エビワラー!!」


    友人1「……」

    友人2「……」



    友人1「なんでそんな使えないやつ入れてんの?」

    「」

    121 = 47 :

    昔の3色パンチの悪口はやめるんだ
    あ、フーディンさんは帰ってください

    122 = 36 :

    「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

    「Pさん落ち着いて!!」

    「なんか……トラウマ踏んだみたい!!」

    紗南「でさ、そう言われた時、なんか崩れちゃったんだ」

    「えぇっ!?この状態で語りを続けるの!!?」

    紗南「マイオナってさ、要するにガチポケ使わない人を責めてる言葉なんだ」

    「Pさん!紗南が話してる!!ちゃんと聞いてやってくれよ!!」

    「!! はっ……俺は一体……」


    紗南「好きなポケモン使っただけでさ、【勝つ気が無い惰弱が悦に浸る為に使ってるだけ】みたいに言われるんだ。勝敗とか、関係なくさ、好きなポケモン使っただけだったんだよあたし……」

    「…っ!紗南……」

    紗南「厳選だって、元々あったやり込み要素に則ってやってたんだよ……ずっと皆そうやってたじゃん……」

    紗南「あたしがおかしいみたいに……言わないでよ……」

    紗南「……」


    「……」

    123 = 36 :

    「……まぁ、歴史が長くて人口の多い対戦ゲームなんだ。勝ち負けが存在する以上、負け惜しみやら挑発やら色々そういう無駄なもんも発展しちまったんだろうな……」

    紗南「……」

    「でも、そんなの紗南が酷い事言われたり傷つけられていい理由にはならん」

    紗南「! ……Pさん」

    「……うん、それがいい」

    紗南「……?」




    「やめちまえ、ポケモン」


    光&泉「!!?」

    124 = 36 :

    「俺はな、紗南。正直ゲームってのは娯楽に過ぎないと思ってる」

    紗南「……っ!」

    「だから、辛い思いをしてまで続けるものじゃないと思うんだ」

    紗南「……」

    「楽しい、より、苦しいの方が上になっちゃったら、それはもうゲーム失格だ」

    紗南「……」

    「もしゲームに問題がなくても、それをやってる奴らが紗南を傷つけるような、そんなろくでもない奴ばっかりだってんなら一緒だ」

    紗南「……」

    「不良が集まるゲーセンに行ってまでゲームすることは無いって」

    紗南「……っ」

    「な?」

    125 :

    厨ポケ以外使わない奴の方がどうかと思うけどね

    126 = 36 :

    紗南「……Pさん」

    「ん?」

    紗南「あたし……」

    紗南「あたし……本当は悔しいよ……!!やめたくないよ……!!」

    紗南「でも……頑張ってもクリアできないんだ……っ!!」

    紗南「好きなのに、すっごく……」



    紗南「……辛いよ……」


    「……」

    127 = 87 :

    600族準伝オンリーオール色違いとか
    マジアキレウス

    128 = 36 :

    「俺は、例え好きでもやめたほうがいいこともあると思うぞ」

    紗南「……え?」

    「頑張っても馬鹿にされて、好きなキャラクターを使っても馬鹿にされて、勝っても馬鹿にされて、負ければ馬鹿にされる」

    「ハッキリ言って異常だよ、そんなの」

    「それが常態化してるのが昨今の対戦の環境だと言うんなら、俺はやめちまったってなんら恥ずべき事じゃないと思う」

    「相手を配慮できない人間はな、紗南。スポーツや対戦ゲームをやっちゃいけないんだ」

    「そんな人達ばっかの環境だって言うんなら、もうやめたっていいよ」


    紗南「……」


    「俺はそう思う。少なくとも、お前は少し離れてみたっていいと思う」

    129 = 78 :

    ほっ

    130 = 125 :

    131 = 36 :

    連投規制を受けてしまいました。
    読んでくださっていた方申し訳ないです。

    解除にどれぐらいかかるのかわかりません。すいません。

    132 = 36 :

    あ、書けました!

    134 = 36 :

    紗南「……」

    「……ん?」

    紗南「……別の積みゲーがさ、あるんだ」

    「……」

    紗南「ちょっとだけ……」ジワッ

    「……」

    紗南「……ちょっとだけ、そっち……グスッ…やってみようってさ……思うんだ……」

    「……そっか」


    紗南「……グスッ……うん」

    135 :

    時間が経てば環境が変わることもあるか

    136 :

    ニードルアームの威力がタネばくだんより低いことを知ったとき俺は絶望した

    139 = 87 :

    142 :

    143 :

    一度乱数に手を出したけど、乱数で作った固体って愛着が沸かないんだよな

    他人から受け取った固体を使ってる感じ

    144 :

    改造厨にツンベアーいるだけでマイオナ言われた

    145 :

    貴音かわいいよ貴音

    146 = 144 :

    147 = 78 :

    148 :

    要するにどうせ際どい衣装着たりするんだから手っ取り早く枕しろってことだよな
    あるいは金積むか

    149 :

    ぽけもんってこわい(こなみかん)

    150 = 87 :


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