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勇者(俺は……死んだのか……)
勇者(体の感覚がない……魔王に敗れて俺は……)
勇者(何も見えない……聞こえない……)
勇者(いや、なんだ……?暖かい?)
勇者(なんだこれは……これが……死か)
勇者(ああ……何もかも消えて……)
勇者(体の感覚がない……魔王に敗れて俺は……)
勇者(何も見えない……聞こえない……)
勇者(いや、なんだ……?暖かい?)
勇者(なんだこれは……これが……死か)
勇者(ああ……何もかも消えて……)
―――勇者(♂0歳)
医者「元気な男の子ですよ」
父「よくがんばったなっ」ギュッ
母「はい……あなた……」
勇者(なんだ……急に暖かいところから寒いところへ……)
勇者(僧侶!戦士!魔法使いー!)
勇者「おぎゃーおぎゃー!」
勇者(声が……変だ)
勇者(目もかすんでよく見えないし……耳も良く聞こえない……)
父「かわいいなぁ、この目元なんてお前そっくりだな」
母「口元はあなたそっくり……きっといい男になるわよ」
勇者(誰か……いるのか……おい、ここはどこだ……)
勇者「ほんぎゃー」
母「よしよし、いい子いい子。泣かないの」ナデナデ
医者「元気な男の子ですよ」
父「よくがんばったなっ」ギュッ
母「はい……あなた……」
勇者(なんだ……急に暖かいところから寒いところへ……)
勇者(僧侶!戦士!魔法使いー!)
勇者「おぎゃーおぎゃー!」
勇者(声が……変だ)
勇者(目もかすんでよく見えないし……耳も良く聞こえない……)
父「かわいいなぁ、この目元なんてお前そっくりだな」
母「口元はあなたそっくり……きっといい男になるわよ」
勇者(誰か……いるのか……おい、ここはどこだ……)
勇者「ほんぎゃー」
母「よしよし、いい子いい子。泣かないの」ナデナデ
―――家
勇者(少しずつ視界がはっきりしてきた……どこだ?ここは?)
勇者(おーい!)
勇者「あー……うーっ」バタバタ
勇者(起き上がれない……あれ?なんだこの小さい手は……)
勇者(まるで赤ん坊の手だ……体も思うように動かないし……)
母「あー、よちよち。おっきしましたかー」ニコッ
勇者(誰だ?このお姉さんは……)
母「おなかすいたのかなー?おっぱいあげましょうねー」スッ
勇者(おっぱい!?ちょっ!な、なにしてるんだ!?お、おい。やめ)
勇者「あーあーうー」イヤイヤ
母「あら、お腹すいてないのかなぁ?」
勇者(女の子のおっぱいなんて初めて見た……っていかん!なんだこれは)
勇者(少しずつ視界がはっきりしてきた……どこだ?ここは?)
勇者(おーい!)
勇者「あー……うーっ」バタバタ
勇者(起き上がれない……あれ?なんだこの小さい手は……)
勇者(まるで赤ん坊の手だ……体も思うように動かないし……)
母「あー、よちよち。おっきしましたかー」ニコッ
勇者(誰だ?このお姉さんは……)
母「おなかすいたのかなー?おっぱいあげましょうねー」スッ
勇者(おっぱい!?ちょっ!な、なにしてるんだ!?お、おい。やめ)
勇者「あーあーうー」イヤイヤ
母「あら、お腹すいてないのかなぁ?」
勇者(女の子のおっぱいなんて初めて見た……っていかん!なんだこれは)
勇者(まさか……俺は赤ん坊になってるのか?)
母「好き嫌いしてたらおっきくなれませんよぉ」プニッ
勇者(や、やめ……人妻のおっぱい吸うとか……吸いたいけどだめだろ!)
勇者「うーっうーっ」イヤイヤ
母「おかしいわねぇ、ちょっとあなたー!」
パタパタパタ
勇者(あ……残念……じゃなくって助かった……)
勇者(赤ん坊になっている……もしかして……生まれ変わったのか?)
勇者(でもなんで前世の記憶を……)
勇者(まさか……神がもう一度チャンスをくれたのか)
勇者(そうだ!仲間を助けにいかないと……まだ生きてるかも……)
勇者「あーあーあー」ジタバタ
勇者(く、立てない……体も全然力が入らない)
母「好き嫌いしてたらおっきくなれませんよぉ」プニッ
勇者(や、やめ……人妻のおっぱい吸うとか……吸いたいけどだめだろ!)
勇者「うーっうーっ」イヤイヤ
母「おかしいわねぇ、ちょっとあなたー!」
パタパタパタ
勇者(あ……残念……じゃなくって助かった……)
勇者(赤ん坊になっている……もしかして……生まれ変わったのか?)
勇者(でもなんで前世の記憶を……)
勇者(まさか……神がもう一度チャンスをくれたのか)
勇者(そうだ!仲間を助けにいかないと……まだ生きてるかも……)
勇者「あーあーあー」ジタバタ
勇者(く、立てない……体も全然力が入らない)
勇者(肉体も神経も赤ん坊のままか……)
勇者(この体のままじゃ……無理か……)
勇者(成長しないと……鍛えて魔王を倒さないと……)
勇者「あーうー」パタパタ
父「なんだ、おっぱい欲しがってるみたいじゃないか」
母「あら?おかしいわね。ほらっ」パフパフ
勇者(旦那さんごめん、いただきます)
勇者「ちゅーちゅーっ」コクコクッ
母「ふふっ、美味しそうね」
父「ああ、幸せそうな顔してるな」
勇者(この体のままじゃ……無理か……)
勇者(成長しないと……鍛えて魔王を倒さないと……)
勇者「あーうー」パタパタ
父「なんだ、おっぱい欲しがってるみたいじゃないか」
母「あら?おかしいわね。ほらっ」パフパフ
勇者(旦那さんごめん、いただきます)
勇者「ちゅーちゅーっ」コクコクッ
母「ふふっ、美味しそうね」
父「ああ、幸せそうな顔してるな」
勇者(とにかく早く体を鍛えないと……とりあえず立つ練習だ)
勇者(ふっ……ふっ)ジタバタ
勇者(まだ運動神経が全然発達していない……体の操作がうまくいかない)
勇者(心と体のずれを直していかないと……)
勇者(言葉がうまく話せないのも何とかしないとな……)
勇者(頭では分かってても脳がまだ覚えていないんだ……声を出して慣れないと)
勇者「あーうーあーうー」ジタバタ
勇者(魔王め……今度は勝つ!)
勇者(ふっ……ふっ)ジタバタ
勇者(まだ運動神経が全然発達していない……体の操作がうまくいかない)
勇者(心と体のずれを直していかないと……)
勇者(言葉がうまく話せないのも何とかしないとな……)
勇者(頭では分かってても脳がまだ覚えていないんだ……声を出して慣れないと)
勇者「あーうーあーうー」ジタバタ
勇者(魔王め……今度は勝つ!)
数ヵ月後
勇者「よち!立ちぇた」フラフラ
勇者「みちぇろよ……魔王」フラフラ
勇者「おっちょ」ガシッ
勇者「まだちゅかみ立ちまでちか無理か」
勇者「魔王たおちゅぞ」
母「え?」
勇者「あ」
母「喋った?ねぇ、何か喋ってた?」パァ
勇者(や、やっば……こんな歳で普通に喋ったりしたら気味悪いだろ)
勇者「よち!立ちぇた」フラフラ
勇者「みちぇろよ……魔王」フラフラ
勇者「おっちょ」ガシッ
勇者「まだちゅかみ立ちまでちか無理か」
勇者「魔王たおちゅぞ」
母「え?」
勇者「あ」
母「喋った?ねぇ、何か喋ってた?」パァ
勇者(や、やっば……こんな歳で普通に喋ったりしたら気味悪いだろ)
母「ママって言ってみて。ほらママー、ママーよ」
勇者(ど、どうする。普通の赤ん坊のふりしないと……えっと……)
勇者「まーまー」
母「!!」
母「言ったわ、ママよ。もう一度呼んで」
勇者「まーまーまー」
勇者(ごまかせたか……気をつけないといけないな)
勇者(ど、どうする。普通の赤ん坊のふりしないと……えっと……)
勇者「まーまー」
母「!!」
母「言ったわ、ママよ。もう一度呼んで」
勇者「まーまーまー」
勇者(ごまかせたか……気をつけないといけないな)
―――勇者(♂3歳)
勇者(3歳)「8、9、10!」グッグッ
勇者「はぁ……はぁ……やっと腕立て10回たっちぇいだ」
勇者「少しずつ体ができちぇきたな」
勇者「この調子できちゃえないと」
パタパタパタ
勇者「おっと、ママだ」サッ
母「あら、勇者。絵本見てたの?」
勇者「うん」
母「じゃあ、ママが読んであげようね」
勇者「それよりお外に行きたい!」
母「じゃあ、ママと一緒に公園でもいこうね」
勇者(3歳)「8、9、10!」グッグッ
勇者「はぁ……はぁ……やっと腕立て10回たっちぇいだ」
勇者「少しずつ体ができちぇきたな」
勇者「この調子できちゃえないと」
パタパタパタ
勇者「おっと、ママだ」サッ
母「あら、勇者。絵本見てたの?」
勇者「うん」
母「じゃあ、ママが読んであげようね」
勇者「それよりお外に行きたい!」
母「じゃあ、ママと一緒に公園でもいこうね」
勇者「ひとりで大丈夫。帰ってきたらお手伝いするね」タタタッ
母「あっ」
父「どうした?」
母「またあの子ったら一人で出て行って……心配だわ」
父「男の子は元気でいいじゃないか。それにお手伝いもしっかりできてる」
母「それにしても洗い物までできるなんてしっかりしすぎじゃない?」
父「君の教育がいいのさ」
母「そうかしら、なんだか心配だわ」
母「あっ」
父「どうした?」
母「またあの子ったら一人で出て行って……心配だわ」
父「男の子は元気でいいじゃないか。それにお手伝いもしっかりできてる」
母「それにしても洗い物までできるなんてしっかりしすぎじゃない?」
父「君の教育がいいのさ」
母「そうかしら、なんだか心配だわ」
まさか自分たち以外に裏の世界の大魔王城までたどり着く戦士がいるとは誰も思わない
敗因はライデインやバギクロスを唱えるも、MPが足りない事から体力が消耗していた事
一人旅は厳しいので途中仲間を失った可能性も。
オルデカ「……伝えてくれ、世界を平和にできなかった、この父を許してくれ…とな。ぐふっ」
敗因はライデインやバギクロスを唱えるも、MPが足りない事から体力が消耗していた事
一人旅は厳しいので途中仲間を失った可能性も。
オルデカ「……伝えてくれ、世界を平和にできなかった、この父を許してくれ…とな。ぐふっ」
勇者「よち、今日はあの丘まではちるか」タタタッ
勇者「はぁはぁ……ダッシュ!」
勇者(だいぶこの土地にも慣れてきたぞ)
勇者(今まで聞いたことによると俺の生まれた町よりかなり南だな)
勇者(気候もあたたかい。魔族の土地からも離れているほうだ)
勇者(それなのに……あそこの人も……あれも……)
勇者(どうして人の土地に魔族がいるんだ?)
勇者「はぁはぁ……ダッシュ!」
勇者(だいぶこの土地にも慣れてきたぞ)
勇者(今まで聞いたことによると俺の生まれた町よりかなり南だな)
勇者(気候もあたたかい。魔族の土地からも離れているほうだ)
勇者(それなのに……あそこの人も……あれも……)
勇者(どうして人の土地に魔族がいるんだ?)
―――勇者(♂6歳)
母「今日から小学校よ。一人で大丈夫?」
勇者「うん」
父「この子はしっかりしてるから心配することないよ。友達と仲良くするんだぞ」
勇者「うんっ、行って来ます!」タッ
勇者(学校か……義務教育とはな。俺の田舎じゃそんなものなかったが……)
勇者(じいさんが勉強教えてくれたからな……)
勇者(とりあえず子供のふりをつづけないと……)
勇者(しかし、こんなことしてる場合じゃないんだけど……)
勇者(とりあえず、俺は魔王に倒されて人間は魔族に服従したということは分かった)
勇者(この町はまだそれほど魔族は多くないが……北のほうは酷いらしいな)
勇者(そろそろみんなのことも探さないとな……)
母「今日から小学校よ。一人で大丈夫?」
勇者「うん」
父「この子はしっかりしてるから心配することないよ。友達と仲良くするんだぞ」
勇者「うんっ、行って来ます!」タッ
勇者(学校か……義務教育とはな。俺の田舎じゃそんなものなかったが……)
勇者(じいさんが勉強教えてくれたからな……)
勇者(とりあえず子供のふりをつづけないと……)
勇者(しかし、こんなことしてる場合じゃないんだけど……)
勇者(とりあえず、俺は魔王に倒されて人間は魔族に服従したということは分かった)
勇者(この町はまだそれほど魔族は多くないが……北のほうは酷いらしいな)
勇者(そろそろみんなのことも探さないとな……)
―――教室
幼女「ねぇねぇ」
勇者「ん?」
幼女「席となりだね。よろしくね」ニコッ
勇者「ああ、よろしく」
勇者(つっても今更小学校かぁ……まわり子供ばっかだな。あたりまえだけど)
先生「じゃあ、この問題わかるひとー?んー、ちょっと難しかったかな?じゃあ、勇者君」
勇者「俺?あ、13です」
先生「正解!よくわかったわねぇ。偉いぞー」ナデナデ
幼女「勇者君すごーい」
「あたまいー」
「ねー、ここ教えてー」
ガキ大将「けっ!なんだあいつ気にくわねぇ」
幼女「ねぇねぇ」
勇者「ん?」
幼女「席となりだね。よろしくね」ニコッ
勇者「ああ、よろしく」
勇者(つっても今更小学校かぁ……まわり子供ばっかだな。あたりまえだけど)
先生「じゃあ、この問題わかるひとー?んー、ちょっと難しかったかな?じゃあ、勇者君」
勇者「俺?あ、13です」
先生「正解!よくわかったわねぇ。偉いぞー」ナデナデ
幼女「勇者君すごーい」
「あたまいー」
「ねー、ここ教えてー」
ガキ大将「けっ!なんだあいつ気にくわねぇ」
―――体育
先生「じゃ、かけっこよ。あっちの木までね。よーい、ドン!」パンッ
勇者「ふっ!」ダダッ
勇者(こんな無駄な時間をすごしてるわけにはいかないのに……せめて、体だけでも鍛えておかないと)
ガキ大将「くそっ!追いつけない」
勇者「ふぅ!」
先生「一着は……また勇者君かー。足はやいねぇ」ナデナデ
幼女「すごーい」
「かっこいいよねぇ」
「わたし好みかも」
「告っちゃおうか。ねっ?」
キャーキャー
ガキ大将「あの野郎ー!むかつくー」
先生「じゃ、かけっこよ。あっちの木までね。よーい、ドン!」パンッ
勇者「ふっ!」ダダッ
勇者(こんな無駄な時間をすごしてるわけにはいかないのに……せめて、体だけでも鍛えておかないと)
ガキ大将「くそっ!追いつけない」
勇者「ふぅ!」
先生「一着は……また勇者君かー。足はやいねぇ」ナデナデ
幼女「すごーい」
「かっこいいよねぇ」
「わたし好みかも」
「告っちゃおうか。ねっ?」
キャーキャー
ガキ大将「あの野郎ー!むかつくー」
ガキ「だよなー」
ガキ大将「おい、クラスの男子集めろ」
ガキ「え?」
ガキ大将「やっちまおうぜ」
ガキ「で、でもそんなことして先生にばれたら……」
ガキ大将「あ?文句あんのか?」
ガキ「わ、わかったよ」
ガキ大将「おい、クラスの男子集めろ」
ガキ「え?」
ガキ大将「やっちまおうぜ」
ガキ「で、でもそんなことして先生にばれたら……」
ガキ大将「あ?文句あんのか?」
ガキ「わ、わかったよ」
―――放課後
勇者「なに?こんなところに呼び出して。僕忙しいんだけど」
ガキ「ちょっと話があるだけだから、こっちこっち」
ガキ大将「来たか」
ズララララッ
勇者「なんだ、クラスのみんなじゃないか」
ガキ大将「お前、見ない顔だけどどこの幼稚園だよ」
勇者「幼稚園?行ってない。必要なかったからね」
ガキ大将「そっか、じゃあ知らないんだ。まぁこれからいろいろ教えてやるよ」
勇者「何を?」
ガキ大将「お前が生意気だってことをだよ。いい気になるなよ」ドンッ
「そーだそーだ」
ワイワイ
勇者「なに?こんなところに呼び出して。僕忙しいんだけど」
ガキ「ちょっと話があるだけだから、こっちこっち」
ガキ大将「来たか」
ズララララッ
勇者「なんだ、クラスのみんなじゃないか」
ガキ大将「お前、見ない顔だけどどこの幼稚園だよ」
勇者「幼稚園?行ってない。必要なかったからね」
ガキ大将「そっか、じゃあ知らないんだ。まぁこれからいろいろ教えてやるよ」
勇者「何を?」
ガキ大将「お前が生意気だってことをだよ。いい気になるなよ」ドンッ
「そーだそーだ」
ワイワイ
勇者「あー、うん、なんだ。いじめか?こんなことしてもいいことないぞ?」ポンッ
ガキ大将「な……お前ビビッてるくせになにいってんだ」ドンッ
勇者「こんなことしてないでさ。友達になればいいじゃないか。なっ」ポンッ
「そ、そうだよな」
「別にいじめなくても……」
ガキ大将「黙れ!こいつはいい気になって俺たちを見下してるんだよ」
勇者「そんなことないって。みんなでワイワイやってたほうが楽しいぞ?」
ガキ大将「やっちまえ!」
「で、でも……」
ガキ大将「やれっていってんだよ」ゲシッ
ガキ大将「な……お前ビビッてるくせになにいってんだ」ドンッ
勇者「こんなことしてないでさ。友達になればいいじゃないか。なっ」ポンッ
「そ、そうだよな」
「別にいじめなくても……」
ガキ大将「黙れ!こいつはいい気になって俺たちを見下してるんだよ」
勇者「そんなことないって。みんなでワイワイやってたほうが楽しいぞ?」
ガキ大将「やっちまえ!」
「で、でも……」
ガキ大将「やれっていってんだよ」ゲシッ
「う、うわあああああああ」
「このやろこのやろ」
ガキ大将「なぐれなぐれ」
ボカボカ
勇者「……」
勇者(んー、子供の力で殴られてもなぁ。ここまで結構鍛えてきたし、痛くも痒くもないな)
ガキ大将「こ、こいつ」
「全然動かないよー」
「手がいたぁい」
「このやろこのやろ」
ガキ大将「なぐれなぐれ」
ボカボカ
勇者「……」
勇者(んー、子供の力で殴られてもなぁ。ここまで結構鍛えてきたし、痛くも痒くもないな)
ガキ大将「こ、こいつ」
「全然動かないよー」
「手がいたぁい」
ガキ大将「この。石で殴ってやる」ガシッ
ガキ大将「このぉ!」
勇者「おいおい」ギュッ
ガキ大将「い、いたたたああああ手が……」
勇者「石はだめだろ。石は。相手に怪我させたらどうするんだ。お前だって傷つくぞ」
ガキ大将「く、くそっ!」
勇者「そんなことより仲良くしよう、なっ?」
「だ、だよな」
「別に俺ら本気じゃなかったんだ、ごめん」
「お前つよいなー」
ガキ大将「なんだよ!お前ら!裏切るのか」
勇者「お前もそんなこといってないでさ、大人になれよ。あ、子供だったか」
ガキ大将「く、くそお!覚えてろ!」ダダダッ
勇者(ちょっと目立ちすぎたか……?)
ガキ大将「このぉ!」
勇者「おいおい」ギュッ
ガキ大将「い、いたたたああああ手が……」
勇者「石はだめだろ。石は。相手に怪我させたらどうするんだ。お前だって傷つくぞ」
ガキ大将「く、くそっ!」
勇者「そんなことより仲良くしよう、なっ?」
「だ、だよな」
「別に俺ら本気じゃなかったんだ、ごめん」
「お前つよいなー」
ガキ大将「なんだよ!お前ら!裏切るのか」
勇者「お前もそんなこといってないでさ、大人になれよ。あ、子供だったか」
ガキ大将「く、くそお!覚えてろ!」ダダダッ
勇者(ちょっと目立ちすぎたか……?)
―――次の日
親「先生!どうなっているんざますか!」
ガキ大将「……」
先生「ですから先ほどから説明しているとおり……」
親「あーたしの話をちゃんと聞いてたんざますか!うちの子がクラスでいじめられたんざますよ!」
親「見て!見てみてみて!この手に付いたあざを!あの子にやられたんざます!」
勇者「あー、ちょっと跡ついちゃったか。ごめんな」
ガキ大将「ふんっ」プイッ
先生「クラスの児童たちにも聞きましたが、それはおたくのお子さんがこの子をいじめようとしたんですよ」
親「んまぁ!なんて先生ざんしょ!校長を呼んで頂戴!あんたなんてクビにしてもらうざます!」
親「先生!どうなっているんざますか!」
ガキ大将「……」
先生「ですから先ほどから説明しているとおり……」
親「あーたしの話をちゃんと聞いてたんざますか!うちの子がクラスでいじめられたんざますよ!」
親「見て!見てみてみて!この手に付いたあざを!あの子にやられたんざます!」
勇者「あー、ちょっと跡ついちゃったか。ごめんな」
ガキ大将「ふんっ」プイッ
先生「クラスの児童たちにも聞きましたが、それはおたくのお子さんがこの子をいじめようとしたんですよ」
親「んまぁ!なんて先生ざんしょ!校長を呼んで頂戴!あんたなんてクビにしてもらうざます!」
先生「ですから……」
「先生のいうとおりだよ」
「そうだそうだ」
「ガキ大将君がいじめようって言ったんだ」
親「な……な……」
「かえれかえれー」
勇者「ちょっとみんなやめなって。俺が悪かったんだからさ。なぁ、ガキ大将」
ガキ大将「……」
勇者「友達になろう」スッ
親「もう結構ざます!」バシッ
親「いくざますよ!」グイッ
ガキ大将「あっ……」ズルズル
「先生のいうとおりだよ」
「そうだそうだ」
「ガキ大将君がいじめようって言ったんだ」
親「な……な……」
「かえれかえれー」
勇者「ちょっとみんなやめなって。俺が悪かったんだからさ。なぁ、ガキ大将」
ガキ大将「……」
勇者「友達になろう」スッ
親「もう結構ざます!」バシッ
親「いくざますよ!」グイッ
ガキ大将「あっ……」ズルズル
―――廊下
親「どうして嘘をついたんざますか!」バシッ
ガキ大将「うわあん」ビービー
親「泣いてたらわからないざんしょ!赤っ恥ざます!」グイッ
ガキ大将「うぐぐっ」
親「なんとかおっしゃい!」バシバシバシバシッ
ガキ大将「もう、やめて……うううっ」
親「まだ口答えするの!この子は!」ブンッ
勇者「その辺にしておきなよ」ガシッ
親「な……離しなさい!」
勇者「しつけにしてはちょっと酷いんじゃない?」
親「どうして嘘をついたんざますか!」バシッ
ガキ大将「うわあん」ビービー
親「泣いてたらわからないざんしょ!赤っ恥ざます!」グイッ
ガキ大将「うぐぐっ」
親「なんとかおっしゃい!」バシバシバシバシッ
ガキ大将「もう、やめて……うううっ」
親「まだ口答えするの!この子は!」ブンッ
勇者「その辺にしておきなよ」ガシッ
親「な……離しなさい!」
勇者「しつけにしてはちょっと酷いんじゃない?」
親「元はといえばあんたのせいざんしょ!」
勇者「そう、俺が悪い。だからガキ大将君を離せ」
親「なんですって!」
勇者「殴りたかったら俺を殴りなよ」ギロッ
親「ひっ……」ポトッ
ガキ大将「ぐえ」ドサッ
勇者「本当に俺が悪かったよ。なっ、許してよ」ポンッ
ガキ大将「う、うん……」
勇者「そして友達になろう」
ガキ大将「うっ、うん……ぐすっ」
親「なーに言ってるざますか!あーたしは許しませんよ!」
勇者「いい加減にしなよ、おばさん。子供は親のペットじゃないよ?」
勇者「そう、俺が悪い。だからガキ大将君を離せ」
親「なんですって!」
勇者「殴りたかったら俺を殴りなよ」ギロッ
親「ひっ……」ポトッ
ガキ大将「ぐえ」ドサッ
勇者「本当に俺が悪かったよ。なっ、許してよ」ポンッ
ガキ大将「う、うん……」
勇者「そして友達になろう」
ガキ大将「うっ、うん……ぐすっ」
親「なーに言ってるざますか!あーたしは許しませんよ!」
勇者「いい加減にしなよ、おばさん。子供は親のペットじゃないよ?」
親「何を知った口を……」
勇者「もしガキ大将君に虐待でもしてるなら……許さない」ゴゴゴゴゴッ
親「ひぃ!な、なにこの子は……この迫力は……も、もう好きにしなさい!」ダダッ
ガキ大将「あ、ありがとう……」
勇者「気にするな。友達だろ」
勇者(マズったか……いや、こんな南の地なら魔族は少ない……」
勇者「もしガキ大将君に虐待でもしてるなら……許さない」ゴゴゴゴゴッ
親「ひぃ!な、なにこの子は……この迫力は……も、もう好きにしなさい!」ダダッ
ガキ大将「あ、ありがとう……」
勇者「気にするな。友達だろ」
勇者(マズったか……いや、こんな南の地なら魔族は少ない……」
―――廊下
側近「魔力!?大きい!」
魔王子「ああ、感じたな」
側近「王子は次の授業にでていてください」
魔王子「おいおい、付き人の仕事はどうする」
側近「このあたりに王子にかなうようなのはいませんよ」
魔王子「どうだかな……父の魔王の力もここまでは及ばぬからな」
側近「だからその支配者になるためにあなたがここに来たのでしょう?」
魔王子「まぁな」
側近「では行ってまいります」ザッ
側近「魔力!?大きい!」
魔王子「ああ、感じたな」
側近「王子は次の授業にでていてください」
魔王子「おいおい、付き人の仕事はどうする」
側近「このあたりに王子にかなうようなのはいませんよ」
魔王子「どうだかな……父の魔王の力もここまでは及ばぬからな」
側近「だからその支配者になるためにあなたがここに来たのでしょう?」
魔王子「まぁな」
側近「では行ってまいります」ザッ
―――家
母「学校はどう?」
勇者「うん、楽しいよ」
父「そうか。友達はできたか?」
勇者「うん」
父「そうかそうか、お前は俺に似て顔がいいからもてるだろう」
勇者「そんなことないよ」
母「幼女ちゃんだっけ?毎日朝呼びに来るあの子とか?」
勇者「違うって、もう!」
母「あらっ、この子ったら照れてるわ」
母「学校はどう?」
勇者「うん、楽しいよ」
父「そうか。友達はできたか?」
勇者「うん」
父「そうかそうか、お前は俺に似て顔がいいからもてるだろう」
勇者「そんなことないよ」
母「幼女ちゃんだっけ?毎日朝呼びに来るあの子とか?」
勇者「違うって、もう!」
母「あらっ、この子ったら照れてるわ」
父「ははは、俺に似ていろんな子に手を出してたりしてな」
母「……いろんな子に手を出してるの?あなた?」ピシッ
父「い、いや!違うぞ!なにその手の包丁!」
母「ちょっとこっち来て」ガシッ
父「かあちゃん勘弁!」
父「アッー!」
母「……いろんな子に手を出してるの?あなた?」ピシッ
父「い、いや!違うぞ!なにその手の包丁!」
母「ちょっとこっち来て」ガシッ
父「かあちゃん勘弁!」
父「アッー!」
母「ちょっと今日お風呂使えなくなっちゃったから銭湯にでもいこっか」ニコッ
勇者「あ、あの……パパは?」
母「ほほほっ、お風呂の底に……いえ、ちょっと遠くに出かけちゃったの」
勇者「そ、そう」
母「さっ、行くわよ」ギュッ
勇者「う、うんっ」
勇者「あ、あの……パパは?」
母「ほほほっ、お風呂の底に……いえ、ちょっと遠くに出かけちゃったの」
勇者「そ、そう」
母「さっ、行くわよ」ギュッ
勇者「う、うんっ」
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- 勇者「みんなで幸せになろう」 (367) - [50%] - 2011/8/1 1:00 ★
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