私的良スレ書庫
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元スレモバP「なんかお見合いすることになりまして……」楓「………」
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P(しかしまいったなぁ……楓さんの住所知らないぞ……)
P(抵抗はあるけど…財布から保険証見せてもらうしかないな)
ゴソゴソ
P(財布にカードがほとんど入ってない……カード別に持つ人か…)
ゴソゴソ
P(カード入れもない……変なところ抜けてるんだよなぁ楓さん……)
P(抵抗はあるけど…財布から保険証見せてもらうしかないな)
ゴソゴソ
P(財布にカードがほとんど入ってない……カード別に持つ人か…)
ゴソゴソ
P(カード入れもない……変なところ抜けてるんだよなぁ楓さん……)
プルルル プルルル
P(ちひろさんだ)
P「もしもし」
ちひろ「プロデューサーさん、タクシー到着したようです。」
P「ありがとうございます……楓さんの住所知りませんよね?楓さん起きなくて分かってない状態なんですよ」
ちひろ「そうですね……今事務所にいないですし、いてもわたしでは個人情報は簡単には見れないです……」
P「……ですよね……」
ちひろ「……プロデューサーさんの家ってそこから近いですか?」
P「まぁ近い方だと思います……」
ちひろ「じゃあ起きるまでプロデューサーさんの家に居た方がいいと思います。とにかく室内に入れないと、泥酔して
寝てる状態で男と二人で外にいるのは拙いですよ……」
P「……了解です」
ちひろ(プロデューサーさんけっこうテンパってるなぁ……)
P(ちひろさんだ)
P「もしもし」
ちひろ「プロデューサーさん、タクシー到着したようです。」
P「ありがとうございます……楓さんの住所知りませんよね?楓さん起きなくて分かってない状態なんですよ」
ちひろ「そうですね……今事務所にいないですし、いてもわたしでは個人情報は簡単には見れないです……」
P「……ですよね……」
ちひろ「……プロデューサーさんの家ってそこから近いですか?」
P「まぁ近い方だと思います……」
ちひろ「じゃあ起きるまでプロデューサーさんの家に居た方がいいと思います。とにかく室内に入れないと、泥酔して
寝てる状態で男と二人で外にいるのは拙いですよ……」
P「……了解です」
ちひろ(プロデューサーさんけっこうテンパってるなぁ……)
―――――Pの部屋―――――
ガチャ
P(とりあえず楓さんをベッドに寝かせよう)
P(店出てから部屋までの間撮られてたら終わりだな)
P(ちょくちょく誰かの視線を感じたような気がしたけど神経質になってるだけだと思いたい)
P(……俺も大分参ってるなぁ)
P(しかしここまでやらかしたのは初めてだ……)
P(あそこの居酒屋には手を回さないとな……)
P「楓さん、起きてください」ユサユサ
楓「………」スースー
P(起きない…しばらく待ってみるか…)
ガチャ
P(とりあえず楓さんをベッドに寝かせよう)
P(店出てから部屋までの間撮られてたら終わりだな)
P(ちょくちょく誰かの視線を感じたような気がしたけど神経質になってるだけだと思いたい)
P(……俺も大分参ってるなぁ)
P(しかしここまでやらかしたのは初めてだ……)
P(あそこの居酒屋には手を回さないとな……)
P「楓さん、起きてください」ユサユサ
楓「………」スースー
P(起きない…しばらく待ってみるか…)
P(目のはれが引いてる)
P(………)
P(綺麗な寝顔だな……眼鏡とカツラを取っても罰は当たらない…はず)
P(そ~っと…そ~っと)
P(よし取れた、ってなんでこんな慎重にやってるんだ起きてもらって全然いいのに)
P(やっぱりいつもの楓さんの方がいいな)
P(………)ジー
P(しかし…楓さんが泥酔して暴れるとはね……想像できない……)
P(きっと強すぎて今まで限界を知らなかったんだろうな)
P(いくらでも飲めると思ったし、飲みたかったんだろうな……)
P(………)
P(綺麗な寝顔だな……眼鏡とカツラを取っても罰は当たらない…はず)
P(そ~っと…そ~っと)
P(よし取れた、ってなんでこんな慎重にやってるんだ起きてもらって全然いいのに)
P(やっぱりいつもの楓さんの方がいいな)
P(………)ジー
P(しかし…楓さんが泥酔して暴れるとはね……想像できない……)
P(きっと強すぎて今まで限界を知らなかったんだろうな)
P(いくらでも飲めると思ったし、飲みたかったんだろうな……)
P(………)
P「楓さん、起きてますか?」ユサユサ
楓「………」スースー
P(寝てるよな……)
P「……すいません、楓さん」ペコ
P「俺楓さんが傷付くって分かってて言いました……」
P「でも……お互いの為に……諦めなくちゃいけないんですよ……」
P「許してください……」
P(ってなに言い訳して―――)
楓「――許しません」パチ
P「楓さん、起きてますか?」ユサユサ
楓「………」スースー
P(寝てるよな……)
P「……すいません、楓さん」ペコ
P「俺楓さんが傷付くって分かってて言いました……」
P「でも……お互いの為に……諦めなくちゃいけないんですよ……」
P「許してください……」
P(ってなに言い訳して―――)
楓「――許しません」パチ
P「か、楓さん!起きてたんですか?」
楓「それよりプロデューサー、お互いの為に諦めなくちゃいけないってどういうことなんですか?」
P「それは……」
P「………」
P「それは楓さんがアイドルという立場である以上恋愛は諦めなくちゃいけないということです」
楓「……それだけですか?」
P「はい」
楓「……ではなぜ……なぜ私の眼鏡とカツラを取ったんですか?」
P「!」
P「……楓さん、一体いつから起きてたんですか?」
楓「今ですよ、でも……私は変装をしていましたので」
P(はめられた……)
楓「それよりプロデューサー、お互いの為に諦めなくちゃいけないってどういうことなんですか?」
P「それは……」
P「………」
P「それは楓さんがアイドルという立場である以上恋愛は諦めなくちゃいけないということです」
楓「……それだけですか?」
P「はい」
楓「……ではなぜ……なぜ私の眼鏡とカツラを取ったんですか?」
P「!」
P「……楓さん、一体いつから起きてたんですか?」
楓「今ですよ、でも……私は変装をしていましたので」
P(はめられた……)
楓「プロデューサー、今私たぶんいままで生きてきた中で一番酔ってます……」
楓「きっと今何を聞いても明日には忘れてます……」
楓「だから今だけ……プロデューサーの心を見せて貰えませんか?」
楓「プロデューサー、本当にそれだけですか?」
P「………」
P「………」
P「それと……」
P「それとあと俺が楓さんを諦めなくちゃいけないということです」
楓「!」
楓「……」
楓「そ、それはプロデューサーが私の事をって捉えていいんでしょうか?」
P「はい」
楓「……嬉しいです」カァ
P「……でも諦めます」
楓「………」シュン
楓「きっと今何を聞いても明日には忘れてます……」
楓「だから今だけ……プロデューサーの心を見せて貰えませんか?」
楓「プロデューサー、本当にそれだけですか?」
P「………」
P「………」
P「それと……」
P「それとあと俺が楓さんを諦めなくちゃいけないということです」
楓「!」
楓「……」
楓「そ、それはプロデューサーが私の事をって捉えていいんでしょうか?」
P「はい」
楓「……嬉しいです」カァ
P「……でも諦めます」
楓「………」シュン
楓「………」
楓「プロデューサー、私は……私は諦めたくないです……」
楓「アイドルだからいけないっていうのは分かりますっ」
楓「だから…だから私が普通の人に戻るまで待っていてほしいです」
楓「馬鹿げたこと言ってるって分かってますっ……」ジワ
楓「でも私……恋愛しても許されるようになるまでは、精一杯アイドルやります、
お付き合いも、二人で呑みに行くのも我慢します……」ポロポロ
楓「だから……グスッ…だから……お見合いなんて…結婚なんてしないでください……」ポロポロ
楓「好きなんですっ……グスッ…私を変えてくれた……こんな風に真っ直ぐ自分の気持ちを伝えられるようにしてくれた…
…プロデューサーのことが…グスッ…誰にも渡したくないんですっ」ポロポロ
P「……」
ギュ
楓「!……プ、プロデューサー?……グスッ……」カァ
P「楓さんにそこまで言われて諦められる男なんていないと思いますよ……」ギュー
楓「………」カァ
楓「プロデューサー、私は……私は諦めたくないです……」
楓「アイドルだからいけないっていうのは分かりますっ」
楓「だから…だから私が普通の人に戻るまで待っていてほしいです」
楓「馬鹿げたこと言ってるって分かってますっ……」ジワ
楓「でも私……恋愛しても許されるようになるまでは、精一杯アイドルやります、
お付き合いも、二人で呑みに行くのも我慢します……」ポロポロ
楓「だから……グスッ…だから……お見合いなんて…結婚なんてしないでください……」ポロポロ
楓「好きなんですっ……グスッ…私を変えてくれた……こんな風に真っ直ぐ自分の気持ちを伝えられるようにしてくれた…
…プロデューサーのことが…グスッ…誰にも渡したくないんですっ」ポロポロ
P「……」
ギュ
楓「!……プ、プロデューサー?……グスッ……」カァ
P「楓さんにそこまで言われて諦められる男なんていないと思いますよ……」ギュー
楓「………」カァ
P「……でもいいんですか?俺は適切な辞め時まであなたをプロデュースし続けるつもりですよ?」
P「それが何年後なのか分からないし、アイドルを辞めてすぐに交際っていうのもダメですよ」
P「それまで我慢できますか?」
P(むしろ俺が我慢できるのだろうか……)
楓「…えっと……グスッ……め、メールはだめですか?」モジモジ
P「……」
P「……暗号でも作りましょうか」ギュー
楓「……はい」カァ
P「それが何年後なのか分からないし、アイドルを辞めてすぐに交際っていうのもダメですよ」
P「それまで我慢できますか?」
P(むしろ俺が我慢できるのだろうか……)
楓「…えっと……グスッ……め、メールはだめですか?」モジモジ
P「……」
P「……暗号でも作りましょうか」ギュー
楓「……はい」カァ
―――――――――――――――――
P「名残惜しいですが……明日からは今まで通りでいきましょう」バッ
楓「あっ……はい」シュン
P「とりあえず家に帰った方がいいですね。どこら辺に住んでますか?タクシー呼んだ方がいいですよね」
楓「……その前に、私プロデューサーに謝らなきゃいけないことがあるんです」
P「なんですか?」
楓「………」
楓「私……本当は……ほとんど酔ってないんです」
楓「私が泥酔して店で暴れたの………嘘なんです」
P「……どういうことですか」
P「名残惜しいですが……明日からは今まで通りでいきましょう」バッ
楓「あっ……はい」シュン
P「とりあえず家に帰った方がいいですね。どこら辺に住んでますか?タクシー呼んだ方がいいですよね」
楓「……その前に、私プロデューサーに謝らなきゃいけないことがあるんです」
P「なんですか?」
楓「………」
楓「私……本当は……ほとんど酔ってないんです」
楓「私が泥酔して店で暴れたの………嘘なんです」
P「……どういうことですか」
楓「私が全部ちひろさんに頼んだんです……そしたら居酒屋の人に演技をお願いしてくれたり、
プロデューサーさんが今日あの時間に事務所にいるようにしてくれたんだそうです」
P(今日のあの鬼のような仕事の量はそれでか……)
楓「それで私はわざと涙をたっぷり流したあと居酒屋で寝たふりして待ってたんです」
楓「まぁ寝たふりするつもりだったのがホントに寝ちゃったんですけど……お酒をちょっと飲んだからですかね」
楓「その後プロデューサーにおんぶしてもらった時に起きました」
P「……ではそこからずっと寝たふりだったんですか?」
楓「はい……これは怒れます……よね…」シュン
P「怒りではなく困惑ですかね……どうしてこんなことを?」
楓「……だって、プロデューサーはシラフの私に本当の気持ちを教えてくれる気がなかったじゃないですか……」
P「………」
プロデューサーさんが今日あの時間に事務所にいるようにしてくれたんだそうです」
P(今日のあの鬼のような仕事の量はそれでか……)
楓「それで私はわざと涙をたっぷり流したあと居酒屋で寝たふりして待ってたんです」
楓「まぁ寝たふりするつもりだったのがホントに寝ちゃったんですけど……お酒をちょっと飲んだからですかね」
楓「その後プロデューサーにおんぶしてもらった時に起きました」
P「……ではそこからずっと寝たふりだったんですか?」
楓「はい……これは怒れます……よね…」シュン
P「怒りではなく困惑ですかね……どうしてこんなことを?」
楓「……だって、プロデューサーはシラフの私に本当の気持ちを教えてくれる気がなかったじゃないですか……」
P「………」
楓「もしプロデューサーが私を好きでいてくれたとしても、私があなたに想われてるという自覚がなければ
さっきのような告白をしても受け入れてもらえないと思ったんです」
P「………」
P「……そうかもしれませんね、相思相愛じゃないと思わせることができたなら諦めてくれるだろうと考えていたかもしれません。
楓さんの計画は関係を隠し通せないかもしれないというリスクがありますし」
楓「だから、あなたの部屋に私が泥酔して寝てる状態を作れば……そ、その…何かしてくれるかな~と思いまして……」カァ
P(どうせこうなるならもっと何かすればよかった……)
P「……なるほど、ということは財布に保険証がなかったのもわざとですね?」
楓「…はい……こんな女……軽蔑しますか……?」
P「いいえ全く、楓さんにここまで想われて俺は幸せ者ですよ」
さっきのような告白をしても受け入れてもらえないと思ったんです」
P「………」
P「……そうかもしれませんね、相思相愛じゃないと思わせることができたなら諦めてくれるだろうと考えていたかもしれません。
楓さんの計画は関係を隠し通せないかもしれないというリスクがありますし」
楓「だから、あなたの部屋に私が泥酔して寝てる状態を作れば……そ、その…何かしてくれるかな~と思いまして……」カァ
P(どうせこうなるならもっと何かすればよかった……)
P「……なるほど、ということは財布に保険証がなかったのもわざとですね?」
楓「…はい……こんな女……軽蔑しますか……?」
P「いいえ全く、楓さんにここまで想われて俺は幸せ者ですよ」
楓「……自分で言うのも変ですが多少は引くところだと思いますよ?……」
P「まぁ俺もどこかずれてるのかもしれません、……それよりし損なった何かを今してもよろしいですか?」ニヤ
楓「!」
楓「…………」
チュッ
楓「……これ以上は……今日はだめですよ、めっ」クス
P「……分かりました」
P(ほとんど変わらないけど一応俺年上なんだけどなぁ……)
P「まぁ俺もどこかずれてるのかもしれません、……それよりし損なった何かを今してもよろしいですか?」ニヤ
楓「!」
楓「…………」
チュッ
楓「……これ以上は……今日はだめですよ、めっ」クス
P「……分かりました」
P(ほとんど変わらないけど一応俺年上なんだけどなぁ……)
P(………)
P「楓さん」
楓「……はい?」
P「俺、お見合いは受けます」
楓「………」
楓「……えっ?」
楓「……嘘…ですよね?……」ジワ
P「嘘じゃありません」
楓「……グスッ……そんなのっい―――」
P「―――お見合いはするけど結婚はしません」ニヤ
楓「…へっ?……グスッ」
P「楓さん」
楓「……はい?」
P「俺、お見合いは受けます」
楓「………」
楓「……えっ?」
楓「……嘘…ですよね?……」ジワ
P「嘘じゃありません」
楓「……グスッ……そんなのっい―――」
P「―――お見合いはするけど結婚はしません」ニヤ
楓「…へっ?……グスッ」
P「お見合いは社長命令だって言ったじゃないですか、でも会ってみた感じ次第で結婚は断ってもいいそうです」
P「っというかお見合いって普通そういうものじゃないですか」
楓「………」
楓「………」カァ
バッ
ギュ
楓「……グスッ……プロデューサー酷いです……グスッ」バンバン
P「痛い痛い……変なところが抜けてるのが楓さんの可愛いところですね」ギュー
楓「……もう知りませんっ」ギュー
P「っというかお見合いって普通そういうものじゃないですか」
楓「………」
楓「………」カァ
バッ
ギュ
楓「……グスッ……プロデューサー酷いです……グスッ」バンバン
P「痛い痛い……変なところが抜けてるのが楓さんの可愛いところですね」ギュー
楓「……もう知りませんっ」ギュー
―――――――――――――――――――――
楓「……ではもう帰りますのでちひろさんを呼びますね」
P「ちひろさん?」
楓「はい。居酒屋からずっとパパラッチがいないか見てくれてるんですよ」ピポパ
P「……それを聞いて安心しました」
アッ モシモシチヒロサンデスカ フフッ ウマクイッチャイマシター
P(この抜け目のなさ…楓さんとちひろさんのどっちなんだろう……)
楓「……ではもう帰りますのでちひろさんを呼びますね」
P「ちひろさん?」
楓「はい。居酒屋からずっとパパラッチがいないか見てくれてるんですよ」ピポパ
P「……それを聞いて安心しました」
アッ モシモシチヒロサンデスカ フフッ ウマクイッチャイマシター
P(この抜け目のなさ…楓さんとちひろさんのどっちなんだろう……)
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