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    元スレモバP「なんかお見合いすることになりまして……」楓「………」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - mw ×2+ - アイドルマスター + - モバマス + - 高垣楓 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    コンコン

    ガチャ

    P「失礼します。社長、お話とはなんでしょうか。」

    社長「うむ、実は私の知り合いでね、娘の見合い相手を斡旋してくれという奴がいてだね。君、どうかね」

    P「……お見合いですか」

    社長「君ももう結婚して所帯持ちでもおかしくない年だ。いつまでも独り身という訳にもいかんだろう。
      それとも付き合ってる女性でもいるのかね?」

    P「いえ残念ながら」

    社長「ならば決まりだな、何、もちろん会ってみた感じ次第で断ってくれても構わんよ。
       あちらはかなり乗り気だがね」

    P「……分かりました」

    社長「ではまた日程は後に知らせる。まぁお見合い云々抜きにしても早く身を固めてほしいという思いはある。
      何せ仕事が仕事だからね、アイドル達の為にも誤解される可能性があるアキレス腱はない方がいい。話は以上だ。」

    P「……失礼します」ペコ

    ガチャ バタン

    P(………お見合いか)

    2 :

    ほう

    3 = 1 :

    ――――――――――


    「プロデューサーまだですか」ウズウズ

    P「だからもうちょっとかかりますって、カツラとかメガネとかの変装しといて下さい」

    「そんなのもう終わっちゃいましたよ。……でもこれ必要なのでしょうか?」

    P「まぁやっといて損はないでしょう、別になくても問題ないと思いますが。なんなら先に店に向かっといてもらってもいいですよ」

    「やですよー、最初の一杯を一人で呑んでもおいしくないですし」

    P「それは確かに……はぁ、分かりました。行きましょうか」

    「いいんですか?お仕事残ってるみたいですけど?」

    P「そんなに話しかけられたら仕事になりませんよ。まぁあんまり帰りが遅くなっても良くないですし」

    「いじわるな言い方しないで下さい、私駄々っ子みたいじゃないですか」ムー

    P「まぁまぁ。それよりですね、今日行く店は期待してもらっていいですよ、特にお酒」ニヤリ

    「ほんとですか!行きましょう今すぐ行きましょう」

    P(ホントリラックマだなこの人)

    6 = 1 :

    ―――――――居酒屋内――――――――

    P「楓さん次何にします?」

    「う~ん、日本酒の次は……梅酒で」

    P「分かりました、すいませーん!」

    コレトコレトコレ,アトコレオネガイシマス

    (梅酒で埋めし湯……気持ちよさそうだけどイマイチ……温泉行きたい)


    P「楓さん最近は少しずつ余裕も出てきた感じですね」

    「そうかもしれませんね、最初のころは何もかも初めてのことで余裕なんてありませんでしたから」

    P「楓さんポーカーフェイスというか負の感情を全然表に出さないから最初のころは緊張とかとは無縁な人なんだと思ってましたよ。」

    P「でも今にしてみれば結構いっぱいいっぱいだったんだなって分かって、
      当時フォローがちゃんとできなかったことが申し訳ないですね」

    「そんなことないですよ、私昔から自分の考えを人に伝えるのが苦手で、誤解されちゃうのは仕方ないと思うんですが
     、それでもアイドルを始めて自分の事を相手に伝えるということが少しずつ理解できるようになりました。
     プロデューサーのおかげです。ふふふ」

    P「俺はきっかけを与えたに過ぎませんよ。……なんか変な話しちゃってますね、久しぶりにサシで呑んでるからかなぁ」

    「そうなんですよね、前はCDデビューとか何かの節目の度に二人で呑んでたんですけど
      ……今は忙しくなっちゃって………嬉しいことのはずなんですけど……寂しいです」

    7 :

    やった!楓さんスレだ!

    8 :

    しぇん

    9 :

    やったぜ。

    11 = 1 :

    P「………」

    P「まぁ…それは仕方のないことですね、それに事務所の人数も多いので皆で行くのが多いですし」

    「それはそうなんですけど……」

    (スルー……)

    P「…………」

    「………プロデューサーは最近どうですか?お仕事のこととか、それ以外とか」

    P「仕事は軒並みですね、でも楽しんでやれてますから充実してます。それ以外は……うーん」

    「何かあるんですか?」

    P「……なんかお見合いすることになりまして……」

    「…………」

    「…………」ゴクゴク

    「…………」ゴクゴク

    P(むっちゃ飲んでる……)

    12 :

    動揺する25歳児カワイイよ

    15 = 1 :

    「プロデューサー」

    P「はい…」

    「そのお見合い、見合わせるべきです」キリッ

    P「」

    P(一瞬何を言ってるのか分からなかった)

    P「……理由を聞いていいですか」

    「……プロデューサーまだ私がアイドル始めたばかりの頃言いましたよね?」

    「なるべく恋愛禁止って」

    P「……はい」

    「だから……だからプロデューサーもお見合い禁止です」

    「プロデューサーだけお見合いしていいなんて……不公平ですよ」

    P「………」

    P(酔ってるなー)

    17 :

    アイドルの恋愛を縛るなら、自分の恋愛も縛るべきだよね(錯乱)

    22 = 1 :

    P「なんとなく言いたいことは分かるんですけど……社長命令でして」

    「社長命令……」

    「……」

    「……プロデューサー、結婚するんですか?」

    P「……するかもしれません」

    「……そうですか…」シュン

    P(……変な希望を持たせないのが一番いい)

    23 = 4 :

    楓さん可愛い

    24 :

    楓さんのCM、ようつべにある?

    26 = 1 :

    ―――――――翌日朝――――――――

    コンコン

    ガチャ

    「失礼します」

    「少しよろしいですか?」

    社長「ん?楓くんか珍しいなどうした?」

    「プロデューサーさんの事です。どうしてお見合いを?」

    社長「おぉその事か、私の知り合いが娘の見合い相手を探していてな。上司が部下に見合い話を持ってくるなんてよくある話だと思うが?」

    「……そうなんですか」

    社長「納得いってない顔だな、ふむ、確かにそれ以外に理由があるのも事実だ」

    社長「君がわざわざここにそれを尋ねてくること自体がまぁ理由になるだろう」

    「……」

    27 = 1 :

    社長「私はこの業界に身を置いて長い、火種に対する嗅覚は悪くないつもりだ。」

    (二人きりの時以外は態度に出してないと思うんだけどな……)

    社長「まぁ君がこの場にいる今までは確信は持てなかったがね、気付いてる人はおそらくいないだろう。
       我ながら酷いことをしていると分かっているのだが、立場上しない訳にはいかないのだよ。」

    社長「まぁ彼の方が君に気があるのかは分からんがね。そこらへん彼は非常に心を隠すのが上手い。
       だが片方だけでも十分火種だ」

    社長「君も今や立派なウチの戦力だし、彼もベテランの域に達している、失う訳にはいかない。」

    社長「私はね、たとえアイドルだとしても完璧に隠し通せるなら恋愛をしてもいいと思っているよ。
      だがね、アイドルが有名になればなるほど、交際している期間が長ければ長いほどリスクは増える。」

    社長「例えばの話だが今君と彼がスキャンダルを撮られたとしたら、彼のクビを切らないといけない、
      君ももちろん大きなダメージを負うし、そのことを一生言われ続けるだろう」

    社長「すまないが、分かってほしい」

    「………」

    「……分かりました、お時間取らせてごめんなさい、失礼します……」

    ガチャ バタン

    (…………………)

    28 :

    楓さんかわいいわ

    29 :

    ちゃまとままゆがいない事務所であることを願おう

    30 = 1 :

    ――――――同日夜――――――

    P(やっと仕事終わった…今日は仕事量半端なかった……もしや事務所に誰もいないのか……はやく帰ろ)

    プルルル プルルル

    P「事務所の電話が鳴ってる……」

    P「もしもし?」

    ちひろ「よかった誰かいた!…その声はプロデューサーさんですか?」

    P「はい」

    ちひろ「○○って居酒屋知ってますか?事務所からそんなに遠くないらしいんですけど
       そこの店長さんから私に連絡があって、楓さんの携帯の着信履歴を見たんだそうです」

    P(昨日行ったところだ)

    31 = 1 :

    P「知ってますよ。それで?」

    ちひろ「楓さんがべろんべろんに酔い潰れて、しかも泣いたり絡んだりで酷い状態だそうです……」

    P「嘘だろ!?あの人相当酒強いですよっ?」

    ちひろ「信じられないぐらい呑んだらしいです。……とにかく迎えに行って下さい!」

    P「嘘だろ……了解…」

    ちひろか「店の近くにタクシー呼びますので、楓さんの状態次第ですが連絡があるまで隠れてて下さい、
         くれぐれもパパラッチには気を付けて下さいよ!」

    32 :

    やけ酒とかかわいいな

    33 :

    志乃さんと被ってんだよ!!

    34 = 5 :

    志乃さんは酔い潰れないだろ!いい加減にしろ!

    35 = 17 :

    常時酒を手放さない人とは被りようがないんだよなぁ…

    36 = 1 :

    ――――――道――――――――


    P(楓さんがそんなになるまで酒を呑んだ理由……)タッタッタッ



    P(そんなのは分かってるけどさ………)タッタッタッ



    P(じゃあどうすればよかったんだよ……)タッタッタッ





    ―――――――――――――――
    ――――――――
    ――――

    38 = 1 :

    ―――――――居酒屋―――――――――

    ガチャ

    P「スイマセン××プロの者です。ご迷惑おかけしました」ペコッ

    店長「姉ちゃんならあそこで泣き疲れて寝てるよ」

    店長「いや~大変だったよ」

    P「すいません……とりあえずお代払います……」

    店長「あいよ」

    40 = 18 :

    ヨネさんが来たか

    41 = 1 :

    ―――――――――――――

    「………」スースー

    P(楓さん……)

    P(まぶたが少しだけはれて、若干衣服が乱れてる)

    P(救いは変装してるところか…)

    P(楓さんと呼ぶのは拙いし、ここでまた起きて暴れられても拙いな)

    P(とりあえず店から出るか、おんぶでいいよな)

    P「よいしょ」

    「………」スースー

    P(よかった起きなかった)

    P「お騒がせしました」ペコ

    ガチャ

    42 = 1 :

    ――――路地裏―――

    キョロキョロ

    P(ここなら人気もないし大丈夫だろう…)

    P「楓さん、起きてください」ユサユサ

    「………」スースー

    P「楓さん!起きてください!」ユサユサ

    「………」スースー

    P(起きない……普段酔いのよの字も知らないような人がべろんべろんだもんな……)

    P「『酒は呑んでも呑まれるな、羽目を外しすぎたらダメ』じゃなかったんですか……」

    43 :

    米さん久しぶりに見たわ

    45 = 1 :

    ごめん飯

    47 = 43 :

    ほっしゅ

    48 = 17 :

    飯なら俺が食うから

    49 :

    50 = 49 :


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