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    元スレ京太郎「クリスマスなのに何の予定もない」

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    51 = 35 :

    ノリで相手を抱かない京太郎は人間の鑑

    53 = 1 :

    京太郎「……好き、か」キュッキュッ

    京太郎(俺だって優希の事は嫌いじゃない。 だけどあいつが言ってくれた好きって言葉をそのまま返すのは無理だ)

    京太郎(ようやく意識した俺に、そんな事言えるわけがない……頭の中グチャグチャだっつーのに)

    京太郎(とにかく俺はあいつを女として意識した。 それにあいつに好きと言われもした……くそ、戻って顔合わせたらなんて言えばいいんだ?)

    京太郎「俺は、優希の事を……」

    ガチャッ、バタンッ……

    京太郎「ん? 今、ドアが…………まさか!」ドタドタッ!!

    54 = 42 :

    パイパンテンションでいいじゃん(いいじゃん)

    55 = 14 :

    カピだな

    57 = 30 :

    58 = 1 :

    京太郎「優希!」

    京太郎「いない……じゃあやっぱりさっきのは」

    京太郎(おい、もしかしなくても、これ最悪の状況じゃねぇかよ)

    京太郎(あれか、このまま気まずくなって、疎遠になって、二度とまともに話す事も出来なくなるってか?)

    京太郎「冗談、じゃねぇよ! 二度と話せない、馬鹿やれない? 二度と……あいつの笑顔を見れない?」

    京太郎「そんなの、いやだ。 いやだいやだ、いやだ!!」

    カピ「キュー」スリスリ

    京太郎「! カピ……悪いけど今は遊んでやれな……あれ、何くわえてるんだお前」

    カピ「キュー」スッ

    京太郎「メモ?」

    60 :

    しえんぬ

    61 = 60 :

    62 = 1 :

    『京太郎へ。
    悪いけど親が心配するから今日はもう帰るじぇ。
    さっきの事は忘れてほしい。 きっと私もどうかしてたんだ。
    だから……』

    京太郎「お前親は今日帰らないって言ってたじゃねぇか……」

    京太郎「何が軽い気持ちじゃ出来ないだ、ただ怖かっただけの癖しやがって」

    京太郎「ここまであいつを傷つけて、俺はとんでもない大馬鹿野郎だ!」

    63 = 8 :

    ここでやらなきゃ女が廃る!

    65 = 1 :

    カピ「キュー!」ガブッ!

    京太郎「つうっ!? カ、カピ?」

    カピ「キュー! キュー!」グイッグイッ

    京太郎「あ……はは、そうだよな。 こんなとこでくだらない事喚いてる暇があったら、優希を捜さなきゃいけないよな」

    カピ「キュー」

    京太郎「ありがとなカピ! ちょっと出かけてくるから留守番頼む! 帰ってきたらご褒美にいっぱいエサあげるからな!」

    カピ「キュー!」

    京太郎「っと、その前に……」ガチャッ!

    京太郎「……ったく、こんなにわかりやすいヒントがあったのに本当に大馬鹿野郎だな、俺」

    ガチャッ、バタンッ!

    京太郎「優希……俺は……」タッタッタッ

    67 = 1 :

    --公園--

    優希「ううっ、寒いじぇ……私何してるんだろ」

    優希(帰ってきた京太郎に何を言われるかわからなくて、それが怖くて逃げちゃった……情けない話だじぇ)

    優希「書いてた手紙も上手く書けなくて結局捨てちゃったし……京太郎も呆れてるんだろうな。 今年は最悪のクリスマスだじぇ……」

    優希(怖くなるくらいなら最初からあんな事しなければ良かったのに……)

    優希(京太郎は私を意識なんかしてない、京太郎からすれば私は小さな子供くらいの認識なんだ)

    優希「わかってた、はずなのにな……」ポロポロ

    優希「気まずくてもう友達にも戻れないかもしれないじぇ……私の、バカ」

    68 = 36 :

    カピ(先にエサくれよ)

    69 = 1 :

    京太郎「はぁ……はぁ……全くだ」

    71 = 8 :

    しずよけ

    72 = 1 :

    優希「えっ」

    京太郎「まあ残念ながら、もっと馬鹿な俺がいるから一番にはなれないけどな」

    優希「京、太郎?」

    京太郎「よっ、隣いいか?」

    優希「う、うん……じゃなくて! どうしてここにいるんだじぇ!?」

    京太郎「どうしてってそりゃ……まあ、なんつーかその……優希」

    優希「なんだじぇ」

    京太郎「俺さ、上手く言えないけど……」

    優希「……」

    京太郎「だから……ええと俺はお前をだな……」

    優希「……」

    京太郎「~~~~……ああああ!! もう無理、言葉だけで伝えられるか!」グイッ!

    優希「わわっ!?」


    チュッ

    73 = 4 :

    しえん

    74 = 60 :

    あああああめええええええじいいいいいいんんんぐれええええす

    75 = 1 :

    京太郎「……」

    優希「……京太郎」

    京太郎「……」

    優希「歯が痛いじぇ……」

    京太郎「すまん」

    優希「お、お前という奴はなんでそうしまらないんだじぇ!!」

    京太郎「だから謝ってんじゃねぇか! キスなんかした事ないんだから許してくれって!」

    優希「私だって初めてだったんだぞ!? それがいきなりだわ、痛いわじゃあんまりにも程があるじょ!」

    京太郎「漫画みたいにはいかねぇって事だよなー……」

    優希「だ、だいたいなんでいきなりキスなんかした!?」

    京太郎「しょうがねぇだろ! 我慢出来なかったんだよ!」

    京太郎「お前の事、好き、だから」

    77 = 60 :

    殴る壁がない

    79 = 1 :

    優希「……は?」

    京太郎「さっきははっきりしなくて悪かった。 なんせお前をそういう対象に見てたの気付いたのがあの時からだからさ……」

    優希「」

    京太郎「いや、本当にごめん。 俺が臆病だったせいでお前にいらない傷を負わせちまった……」

    優希「」

    京太郎「……優希?」

    優希「……これは夢なのか?」

    京太郎「頬つねって確かめるか?」

    優希「いい……歯の痛みで十分だじぇ……」

    京太郎「そうか……」

    優希「~~~~///」ブルブル

    京太郎「あの、優希……」

    優希「こんの、大馬鹿者ー!!」

    ゲシッ!!

    京太郎「ぐえっ!?」

    84 = 1 :

    優希「この馬鹿、馬鹿、馬鹿!!」ゲシッ、ゲシッ

    京太郎「痛い痛い! 頼むから足はやめろ、本当に痛いから!」

    優希「うるさい馬鹿犬! 私があの時どんなに悲しかったか、辛かったか……」ポロポロ

    京太郎「っ」

    優希「京太郎に、嫌われちゃったのか、とか……ふられちゃったとか……色々、頭に浮かんで……う、ううっ……」

    京太郎「……本当にごめんな」ギュッ

    優希「う、うわああああああんっ!!」ギュウッ

    京太郎「やっとわかったから、自分の気持ちが……もうあんな思いさせないからな優希……」ナデナデ

    87 = 8 :

    あらえん

    88 = 1 :

    優希「ぐすっ……ひっく……」

    京太郎「落ち着いたか?」

    優希「ん……」

    京太郎「そりゃ良かった。 腹減っただろ? とりあえずこれでも食ってくれ」

    優希「タコス……?」

    京太郎「おう、俺お手製のスペシャルタコスだ」

    優希「京太郎の手作り……い、いただきます」

    京太郎「ああ」

    優希「……美味しいじぇ」

    京太郎「そりゃお前の好みにしっかり合わせたからな」

    優希「むぐ、本当に美味しいじぇ……でも、いつの間にこんなの作ってたんだ?」

    京太郎「あー……実はな? 俺がお前の事好きだって気付いたきっかけがそれなんだよ」

    91 = 60 :

    なぜ京タコには人が集まらないのか

    92 :

    かわいいじぇ

    93 = 42 :

    みんな三昧

    94 :

    今更だけど京太郎がカピバラ飼ってるって公式なの?

    95 = 42 :

    うむ

    98 :

    一巻表紙裏

    99 = 1 :

    優希「このタコスが?」

    京太郎「それ、今日の朝から色々試行錯誤して作ってたんだよ。 お前が来た時に俺がいなかったのも新しい材料買うためだった」

    優希「うん……」

    京太郎「あんな事があって、お前が出て行ってから、作ってあったタコスを見てさ……気付いた」

    京太郎「タコス食ってる時、お前が見せる本当に幸せそうな表情……さっき見たそんな顔を俺の手で浮かべさせたい。 いや、優希をそんな笑顔にさせるのは俺じゃなきゃ嫌なんだってな」

    優希「京太郎……」

    京太郎「だいたい考えればわかるのにな? だって俺、今日お前が来るかもわからないのに朝からタコス作ってたんだぜ?」

    京太郎「お前が好きでもなきゃ、そんなの出来るわけないって……本当、わかるだろうにさ」


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