のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,095人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ玄「I am アホチャー!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ×2+ - 穏憧 + - 阿知賀女子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 :

    みんないい子だ

    102 = 56 :

    これは良い玄ちゃん

    103 = 1 :

    穏乃「だから憧。私も憧と……」

    「……」

    穏乃「憧?」

    「ごめっ……」

    「なんか……、しゃべると……、泣きそうでさ……」

    穏乃「ええー。泣くことぐらい今さら気にしなくていいじゃん」

    穏乃「だって憧の泣き顔なんて小さい頃から何度も――」

    「もぉー……」

    「それでも変な顔見られんのは……、嫌なのよ……」

    「女心わかってよ……、バカぁ……」

    穏乃「えへへ、ごめんごめん」

    104 = 10 :

    そろそろアホチャーしそうだな

    105 = 95 :

    アコチャー乙女すぎィ!

    107 :

    よし、今だやれクロチャー

    108 = 83 :

    クロチャー

    109 = 1 :

    穏乃「それじゃ憧! 私の胸に飛び込んでこい!」

    「え……?」

    穏乃「ほら。そうすれば顔を隠して泣けるでしょ?」

    「……うん。じゃあ飛び込む」

    穏乃「おうともー。よいしょ、と」

    「あー……、うー……」

    「シズの胸はあったかいや……」

    穏乃「そうかな? 自分じゃよくわかんないな」

    穏乃「それにあったかいのは憧の方こそだよ」

    穏乃「憧を抱き締めるとこんなにあったかいんだってはじめて気付いた」




    (よかったね憧ちゃん)

    (……そうだ!)

    (いいこと思い付いた!)

    110 :

    嫌な予感が・・・

    112 :

    何をする気だクロチャー

    113 = 1 :

    「うりうりうり」

    穏乃「ちょっ、止めろって!」

    「やめてあげなーい」

    穏乃「あはは! 胸に頭ぐりぐりされるとくすぐったいって!」

    「ふふ……」




    (うーん。うーん)

    (ここらへんかな?)

    114 = 31 :

    イチャアイチャア

    115 = 1 :

    (シズの腕の中。近くて遠かったこの場所)

    (あたしやっと、やっと、たどり着けたんだね)

    (感じる熱がたまらなく嬉しいよ……)

    (シズ大好き)

    (……それと、ありがとう玄)

    「ねえシズ。今からキス……」




    じー、がしゃ! じー、がしゃ!

    ぱしゃっぱしゃっぱしゃっ!


    「わわっ!? 携帯電話のカメラが暴走した!?」

    「」

    穏乃「」

    116 = 95 :

    クロチャー……

    117 = 82 :

    クロチャーェ…

    118 = 14 :

    期待を裏切らないクロチャー…

    119 = 1 :

    穏乃「玄さん!? いつからそこに!?」

    「え、えへへ……。二人のメモリアルを記念撮影しようかと……」

    「くーろー!?」

    「わー! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」

    (もうっ……、いろいろと台無しだよ)

    (でも、ま……。いっか)

    「ねっ、シズ!」

    120 :

    ゴクリ…

    121 = 1 :

     ̄ ̄ ̄ ̄

    「マハリー玄なんとかヤンバラヤンヤンヤン」

    「おもちーの国ーからやーってきた」

    「ちょっと知的な女の子」

    「クロチャー、クロチャー」

    (今の時代情勢を鑑みるに、魔法使いサリーよりおもち使いクロチャーの方がヒットしそうな予感!)

    (なんて考えてるうちにお家に到着ー!)

    (今日はいろいろあったなぁ……)

    「ただいま、おねーちゃん!」

    「玄ちゃ~ん、おかえりなさ~い」

    「もー。おねーちゃんまたコタツムリ」

    122 = 95 :

    古い……!

    123 = 96 :

    やっぱアホだったか

    124 = 14 :

    ほ、ほら最近綾瀬はるかで映画やってたやん

    125 = 39 :

    ちょっと恥的な女の子?

    128 = 1 :

    「ねえねえおねーちゃん!」

    「うん?」

    「私、出掛ける前とどこか変わったと思わない?」

    「んん?」

    「ほらー。少し頼れるオーラが出てるとか、大人っぽくなったとか……」

    「……ふふっ」

    「こっちにおいで、玄ちゃん」

    「もー、質問に答えてよおねーちゃん」

    「いいから。おいで」

    「はーい」

    129 = 1 :

    「よいしょ……」

    「ぎゅーっ」

    「わ!?」

    「玄ちゃんつかまえた」

    「つかまった……」

    「こんなに冷えちゃって。外は寒かったでしょ」

    「平気だよ!」

    「玄ちゃんは凄いねぇ。私は、やっぱり冬のお外は苦手かな……」

    「私にできなくて玄ちゃんにはできること、これで1つ見つかったね」

    「あ……」

    「玄ちゃん。玄ちゃんはきっと、自分で思ってるよりもずっと頑張れる子なんだと思うよ?」

    130 = 31 :

    なごむ

    131 :

    女神や……

    132 = 92 :

    ふんふむ

    133 :

    他のお姉ちゃんは壊れ気味なのに宥姉は本当にブレない

    134 = 1 :

    「だから……、無理して変わろうとしちゃ、ダメ」

    「急に背伸びすることなんてないんだよ」

    「……」

    「ほんわかしてるのは、玄ちゃんのいいところだから……」

    「玄ちゃんは本当は凄く頑張れる子だって、おねーちゃんも皆もわかってるんだから……」

    「別人みたいになろうとする必要なんてないんだよ?」

    「でもぉ……、私、アホチャーとかバカチャーとか言われて……」

    「そんなあったかくない言葉真に受けちゃダメ」

    「玄ちゃんは今のままでも十分、私の宝物なんだから」

    「……おねーちゃあん!」

    「よしよし」

    135 = 99 :

    宥ちゃんは包容力あるなあ

    137 :

    チョロチャー

    138 = 53 :

    お姉ちゃんというよりもう母親の貫録

    139 :

    さすが宥だな!

    140 = 1 :

    「ねえおねーちゃん」

    「うん?」

    「おねーちゃん大好き!」

    「私も、玄ちゃんが大好きだよ。いつも玄ちゃんに助けられてる」

    「本当……?」

    「うん。本当だよ」

    「私もおねーちゃんに助けられてる……」

    「それなら私達、いい姉妹だね」

    「うん!」

    141 :

    亡くなったお母さんの代わりを宥姉はしてくれてるんだね・・・

    142 :

    実際は立ち位置逆っぽいけどな・・・

    143 = 1 :

     ̄ ̄ ̄ ̄
    えぴろーぐ


    隙間風にほの揺らぐロウソクの灯りのように。
    ぷかぷか気紛れに満ち引くインターネットの潮なんかよりも。
    大切で大切な大切を以前の私は見失っていたような気がします。

    「そんでシズったらね、あたしに向かって大胆にも……」

    「ちょっ!? その話はやめろよあこー!」

    憧ちゃんと穏乃ちゃんは、前よりもっともっと仲良くなりました。
    時々仲良すぎるぐらいです。

    144 = 1 :

    「いけるねこれ!」

    「は、ハルちゃんがそう言うなら、お店で出してみよっかな……」

    灼ちゃんはおもちのお雑煮をお店で出すことにしたようで、よく赤土先生に味見をお願いしています。

    「玄ちゃ~ん」

    「なーに、おねーちゃん」

    大好きな姉が私を呼ぶ声。

    インターネットに惑わされて、無理に自分を変えようとした私は、やっぱり評判通りのおバカだった。
    だって、もっと大切な声が私の周りにはあったこと、気付けてなかったんだから。

    146 = 31 :

    すばら

    147 = 141 :

    泣けるで!

    148 = 1 :

    「玄ちゃんあったか~い」

    「えへへ。おねーちゃんもあったかい!」

    だから私は自戒と、誇りを込めて、胸を張りながらこう言います。

    私はアホチャー。
    英語で言うと、「I am アホチャー」。

    でも、だからどうした。
    私はそれでいいんだ、と。



    北風の強いある日。
    6つの影が、冬の阿知賀にあたたかく伸びていました。



    おわり


    ←前へ 1 2 3 4 次へ→ / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - ×2+ - 穏憧 + - 阿知賀女子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について