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元スレキョン「鶴屋さんっていつも元気ですね」鶴屋「まぁね!」
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ハルヒ「でも、鶴ちゃんが倒れちゃうとはねぇ。明日は槍でも降るのかしら?」
朝比奈「やりぃ!?」
鶴屋「あははは。いいねえ、鉄板の傘が……んっ……いるね、そりゃ……」
ハルヒ「鶴屋さん、大丈夫?」
鶴屋「へーきへーき、元気ビンビンっさ」
ハルヒ「そう?辛くなったら言ってね、すぐにタクシーチャーターするから」
鶴屋「あはは、うれしい」
朝比奈「鶴屋さん……」
キョン「……」
古泉「気づかれましたか?」
キョン「悪化してないか?」
古泉「長門さん?」
長門「今、不既知型濾過性情報体を彼女の中に押し込めている。しかし、消失する兆候は見られない」
古泉「どういうことでしょうか……。涼宮さんは鶴屋さんの回復を望んでいない……?」
キョン「そんなことあるかよ……」
朝比奈「やりぃ!?」
鶴屋「あははは。いいねえ、鉄板の傘が……んっ……いるね、そりゃ……」
ハルヒ「鶴屋さん、大丈夫?」
鶴屋「へーきへーき、元気ビンビンっさ」
ハルヒ「そう?辛くなったら言ってね、すぐにタクシーチャーターするから」
鶴屋「あはは、うれしい」
朝比奈「鶴屋さん……」
キョン「……」
古泉「気づかれましたか?」
キョン「悪化してないか?」
古泉「長門さん?」
長門「今、不既知型濾過性情報体を彼女の中に押し込めている。しかし、消失する兆候は見られない」
古泉「どういうことでしょうか……。涼宮さんは鶴屋さんの回復を望んでいない……?」
キョン「そんなことあるかよ……」
鶴屋邸
鶴屋「さ、あがってあがって」
キョン(何回見ても鶴屋さん宅には息を呑むね。この人の家系はどうなっているのか)
朝比奈「鶴屋さん、すぐに着替えて横になってください」
鶴屋「そういうわけにもいかないっ……さ……。お茶ぐらいださないとね」
ハルヒ「そんなのいいって」
鶴屋「そっかい?それじゃあ、着替えてくるから待っててよ」
朝比奈「私もお手伝いします」
ハルヒ「あたしも。着替えている途中で倒れたら洒落にならないもの」
鶴屋「あんがと……ふぅ……」
キョン「長門も付き添ってやってくれ」
長門「わかった」
古泉「……涼宮さんの手料理に望みを託しましょう」
キョン「……」
古泉「涼宮さんならきっと叶えてくれるはずですよ。我々の望みを」
鶴屋「さ、あがってあがって」
キョン(何回見ても鶴屋さん宅には息を呑むね。この人の家系はどうなっているのか)
朝比奈「鶴屋さん、すぐに着替えて横になってください」
鶴屋「そういうわけにもいかないっ……さ……。お茶ぐらいださないとね」
ハルヒ「そんなのいいって」
鶴屋「そっかい?それじゃあ、着替えてくるから待っててよ」
朝比奈「私もお手伝いします」
ハルヒ「あたしも。着替えている途中で倒れたら洒落にならないもの」
鶴屋「あんがと……ふぅ……」
キョン「長門も付き添ってやってくれ」
長門「わかった」
古泉「……涼宮さんの手料理に望みを託しましょう」
キョン「……」
古泉「涼宮さんならきっと叶えてくれるはずですよ。我々の望みを」
キョン「古泉……正直に言おう。ハルヒは助けてくれない」
古泉「何故、そう思われるのですか?」
キョン「ハルヒは保健室で言った。鶴屋さんの弱ったところをカメラで撮りたいとな」
古泉「……」
キョン「あいつは心のどこかで弱った鶴屋さんを見たいって思っちまってるんだ」
古泉「なるほど。鶴屋さんのあのような状態は確かに貴重ですからね」
キョン「心の底から、あいつは鶴屋さんの回復を望んじゃいない」
古泉「まだ分かりません。既に病弱な鶴屋さんを見たわけですから、これから回復へ向かうことも十分に考えられます」
キョン「だといいがな……」
古泉「……」
ハルヒ「ちょっと、キョン、古泉くん。何をぼーっとしてるわけ?ほら、今から健康料理を作るんだから、手伝いなさい」
キョン「ああ」
ハルヒ「いやー、事前に色々調べておいてよかったわ。芸が身を助けるとはこのことねー」
キョン(ハルヒ、頼むぞ。鶴屋さんを救えるのはもうお前しかいないんだ)
ハルヒ「クッキング、かいしー」
古泉「何故、そう思われるのですか?」
キョン「ハルヒは保健室で言った。鶴屋さんの弱ったところをカメラで撮りたいとな」
古泉「……」
キョン「あいつは心のどこかで弱った鶴屋さんを見たいって思っちまってるんだ」
古泉「なるほど。鶴屋さんのあのような状態は確かに貴重ですからね」
キョン「心の底から、あいつは鶴屋さんの回復を望んじゃいない」
古泉「まだ分かりません。既に病弱な鶴屋さんを見たわけですから、これから回復へ向かうことも十分に考えられます」
キョン「だといいがな……」
古泉「……」
ハルヒ「ちょっと、キョン、古泉くん。何をぼーっとしてるわけ?ほら、今から健康料理を作るんだから、手伝いなさい」
キョン「ああ」
ハルヒ「いやー、事前に色々調べておいてよかったわ。芸が身を助けるとはこのことねー」
キョン(ハルヒ、頼むぞ。鶴屋さんを救えるのはもうお前しかいないんだ)
ハルヒ「クッキング、かいしー」
鶴屋さんの自室
ハルヒ「鶴屋さん、できたわよー!!超料理長ハルヒが作った、一発元気リゾット!!」
鶴屋「おぉ。おいしそうだねっ」
ハルヒ「ふふん。美味しいだけじゃなくて、どんな病気も一発で治るわよ」
鶴屋「ハルにゃんがそういうなら、そうだねっ」
ハルヒ「ふーふーしてあげるわね」
鶴屋「いやぁ、なんかわるいねえ。至れり尽くせりってこういうことをいうんだろうね」
ハルヒ「ふー……ふー……。はい、あーん」
鶴屋「あーんっ。……うんっ。とってもおいしっさ!!もっともっと!!」
ハルヒ「あら、もう元気になったの?」
鶴屋「ハルにゃんのおかげだねっ」
朝比奈「鶴屋さん……よかったぁ……」
長門「……」
鶴屋「はふっはふっ……うんっ。めがっさサイコーっ。こんなに美味しいリゾットははじめてにょろ。あんがとっ!もう今すぐ外で乾布摩擦したいぐらいだね!」
キョン(無理をしているのは明白だな……。頼む、ここから回復してくれ……)
ハルヒ「鶴屋さん、できたわよー!!超料理長ハルヒが作った、一発元気リゾット!!」
鶴屋「おぉ。おいしそうだねっ」
ハルヒ「ふふん。美味しいだけじゃなくて、どんな病気も一発で治るわよ」
鶴屋「ハルにゃんがそういうなら、そうだねっ」
ハルヒ「ふーふーしてあげるわね」
鶴屋「いやぁ、なんかわるいねえ。至れり尽くせりってこういうことをいうんだろうね」
ハルヒ「ふー……ふー……。はい、あーん」
鶴屋「あーんっ。……うんっ。とってもおいしっさ!!もっともっと!!」
ハルヒ「あら、もう元気になったの?」
鶴屋「ハルにゃんのおかげだねっ」
朝比奈「鶴屋さん……よかったぁ……」
長門「……」
鶴屋「はふっはふっ……うんっ。めがっさサイコーっ。こんなに美味しいリゾットははじめてにょろ。あんがとっ!もう今すぐ外で乾布摩擦したいぐらいだね!」
キョン(無理をしているのは明白だな……。頼む、ここから回復してくれ……)
朝比奈「どうぞ、鶴屋さん。お水です」
鶴屋「うん、あんがと」
ハルヒ「鶴屋さん、もういいの?半分も食べてないけど」
鶴屋「ああ、うん。あたしだけハルにゃんの手料理を食べるのは申し訳ないからねっ。あたしの食べかけでゴメンだけど、食べちゃって」
ハルヒ「え、ええ……。有希、食べる?」
長門「……」コクッ
キョン「鶴屋さん、気分はどうですか?」
鶴屋「ん?もう元気っ元気っ。なーんにも心配いらないよん」
古泉「そう、ですか……」
鶴屋「ほら、ほら、いい顔が台無しだよ、一樹くんっ」。俯いちゃだめにょろ」
キョン「(長門)」
長門「……」フルフル
キョン「そうか……」
ハルヒ「えっと……な、何か欲しいものある?」
鶴屋「ないよ。これ以上貰ったら、罰が当たっちゃうっさ。みんな、ほんとにありがと。あたし、すっごくしあわせっ」
鶴屋「うん、あんがと」
ハルヒ「鶴屋さん、もういいの?半分も食べてないけど」
鶴屋「ああ、うん。あたしだけハルにゃんの手料理を食べるのは申し訳ないからねっ。あたしの食べかけでゴメンだけど、食べちゃって」
ハルヒ「え、ええ……。有希、食べる?」
長門「……」コクッ
キョン「鶴屋さん、気分はどうですか?」
鶴屋「ん?もう元気っ元気っ。なーんにも心配いらないよん」
古泉「そう、ですか……」
鶴屋「ほら、ほら、いい顔が台無しだよ、一樹くんっ」。俯いちゃだめにょろ」
キョン「(長門)」
長門「……」フルフル
キョン「そうか……」
ハルヒ「えっと……な、何か欲しいものある?」
鶴屋「ないよ。これ以上貰ったら、罰が当たっちゃうっさ。みんな、ほんとにありがと。あたし、すっごくしあわせっ」
鶴屋邸前
ハルヒ「できることはもうないわよね……」
古泉「そうですね。食欲が落ちているのは少々気がかりですが」
ハルヒ「うーん。まぁ、鶴屋さんには主治医ぐらいいるだろうし、民間療法でできるのはここまでね」
キョン(違う。現代医学の粋を結集しても鶴屋さんは元気にならない。ハルヒ、お前がどうにかしないとダメなんだよ)
朝比奈「鶴屋さん……大丈夫……でしょうか……うぐっ……」
ハルヒ「もう!みくるちゃん、何泣いてるのよ?ただの風邪じゃない。不治の病じゃあるまいし」
朝比奈「だ、って……しんぱいっ……でぇ……」
ハルヒ「よしよし。心配ないわ。あの鶴屋さんだもの。きっと元気になって通学路の坂道を走ってあがってくるわよ」
朝比奈「うっく……はい……」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「……家に帰っても鶴屋さんの回復を祈っててくれないか?」
ハルヒ「ええ。当然じゃない」
キョン「助かる」
ハルヒ「できることはもうないわよね……」
古泉「そうですね。食欲が落ちているのは少々気がかりですが」
ハルヒ「うーん。まぁ、鶴屋さんには主治医ぐらいいるだろうし、民間療法でできるのはここまでね」
キョン(違う。現代医学の粋を結集しても鶴屋さんは元気にならない。ハルヒ、お前がどうにかしないとダメなんだよ)
朝比奈「鶴屋さん……大丈夫……でしょうか……うぐっ……」
ハルヒ「もう!みくるちゃん、何泣いてるのよ?ただの風邪じゃない。不治の病じゃあるまいし」
朝比奈「だ、って……しんぱいっ……でぇ……」
ハルヒ「よしよし。心配ないわ。あの鶴屋さんだもの。きっと元気になって通学路の坂道を走ってあがってくるわよ」
朝比奈「うっく……はい……」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なに?」
キョン「……家に帰っても鶴屋さんの回復を祈っててくれないか?」
ハルヒ「ええ。当然じゃない」
キョン「助かる」
ハルヒ「それじゃ、みんな。また明日ねっ」
キョン「……っ」
古泉「涼宮さんは鶴屋さんの回復を心より願っています。これは間違いありません」
キョン「なら、どうしてだ。どうして鶴屋さんは元気にならねえんだよ。あのウイルスはハルヒの力をも無効にしちまうのか?」
古泉「それは……」
キョン「長門、ほかに手は無いのか?」
長門「ない」
キョン「どうして……」
長門「……」
キョン「あ、いや、長門、悪い。お前にも出来ないことがあるって、受け入れられないだけで……」
古泉「とりあえず今日のところは解散にしましょう」
朝比奈「は、はい……」
長門「……」コクッ
キョン「やれやれ……」
キョン(自分の無力さが今日ほど恨めしいと思ったことはないな)
キョン「……っ」
古泉「涼宮さんは鶴屋さんの回復を心より願っています。これは間違いありません」
キョン「なら、どうしてだ。どうして鶴屋さんは元気にならねえんだよ。あのウイルスはハルヒの力をも無効にしちまうのか?」
古泉「それは……」
キョン「長門、ほかに手は無いのか?」
長門「ない」
キョン「どうして……」
長門「……」
キョン「あ、いや、長門、悪い。お前にも出来ないことがあるって、受け入れられないだけで……」
古泉「とりあえず今日のところは解散にしましょう」
朝比奈「は、はい……」
長門「……」コクッ
キョン「やれやれ……」
キョン(自分の無力さが今日ほど恨めしいと思ったことはないな)
翌日 学校
キョン「朝比奈さん!!」
朝比奈「キョンくん」
キョン「鶴屋さんは……?」
朝比奈「それが……それが……うぐっ……今日……おやすみしてて……」
キョン「話したんですか?」
朝比奈「電話で……すこしだけっ……でも……ぜんぜん、げんき、なくて……うぐっ……」
キョン「朝比奈さん」
朝比奈「きょんくぅぅん……」ギュッ
キョン(普段なら抱きついてくる朝比奈さんに邪な感情を芽生えさせるところだが、今日ばかりはないもない)
キョン(ただ、鶴屋さんの安否だけが気がかりだ)
キョン「朝比奈さん、今日も鶴屋さんのお見舞いに行きましょう」
朝比奈「は、はい……ぐすっ……」
キョン(何度でもやってやる。ハルヒの力ならどうにかなるはずなんだからな)
キョン(世界を作り変えちまうんだぞ、ハルヒ。なら病気の一つぐらいなかったことにできるだろ?)
キョン「朝比奈さん!!」
朝比奈「キョンくん」
キョン「鶴屋さんは……?」
朝比奈「それが……それが……うぐっ……今日……おやすみしてて……」
キョン「話したんですか?」
朝比奈「電話で……すこしだけっ……でも……ぜんぜん、げんき、なくて……うぐっ……」
キョン「朝比奈さん」
朝比奈「きょんくぅぅん……」ギュッ
キョン(普段なら抱きついてくる朝比奈さんに邪な感情を芽生えさせるところだが、今日ばかりはないもない)
キョン(ただ、鶴屋さんの安否だけが気がかりだ)
キョン「朝比奈さん、今日も鶴屋さんのお見舞いに行きましょう」
朝比奈「は、はい……ぐすっ……」
キョン(何度でもやってやる。ハルヒの力ならどうにかなるはずなんだからな)
キョン(世界を作り変えちまうんだぞ、ハルヒ。なら病気の一つぐらいなかったことにできるだろ?)
鶴屋邸
鶴屋「なんだい、また来たのかい?うれしいけど、みんなに迷惑かけちゃってるから、申し訳ないね……」
キョン「そんなことは」
ハルヒ「鶴屋さん、今からまた健康料理つくるわね」
鶴屋「うん」
朝比奈「鶴屋さん……鶴屋さん……」
鶴屋「なんだい、みくる?泣きそうな顔しちゃって。しょーがないなぁ」
朝比奈「うぅ……うぐっ……」
キョン「……」
ハルヒ「有希、古泉くん。手伝って」
古泉「はい」
長門「……」コクッ
鶴屋「ほんと、あたしってしあわせだね。あははは……んっ……」
キョン「鶴屋さん、無理はしないでください」
鶴屋「……キョンくん。ちょっといいかな?訊きたいことがあるのよね」
鶴屋「なんだい、また来たのかい?うれしいけど、みんなに迷惑かけちゃってるから、申し訳ないね……」
キョン「そんなことは」
ハルヒ「鶴屋さん、今からまた健康料理つくるわね」
鶴屋「うん」
朝比奈「鶴屋さん……鶴屋さん……」
鶴屋「なんだい、みくる?泣きそうな顔しちゃって。しょーがないなぁ」
朝比奈「うぅ……うぐっ……」
キョン「……」
ハルヒ「有希、古泉くん。手伝って」
古泉「はい」
長門「……」コクッ
鶴屋「ほんと、あたしってしあわせだね。あははは……んっ……」
キョン「鶴屋さん、無理はしないでください」
鶴屋「……キョンくん。ちょっといいかな?訊きたいことがあるのよね」
キョン「なんですか?」
鶴屋「あたし、死ぬんでしょ?」
キョン「え……」
朝比奈「な、なにを言ってるんですかぁ!?」
鶴屋「主治医さんもただの風邪だって言ってたけど、こりゃ、そんなものじゃないっさ。もっと、別の何かでしょ?」
キョン「……」
鶴屋「長門っちからなんかきいてないっかな?」
キョン「長門は医者じゃないです」
鶴屋「普通の医者より、信頼できるんじゃない?」
キョン「……!」
朝比奈「鶴屋……さん……?」
鶴屋「あーあ……ハルにゃんがすることもーちょっと見てたかったなぁ……」
キョン「鶴屋さん!!何を弱気になってるんですか?!貴方らしくもない!!」
鶴屋「ん……そうだね。元気だけが取りえなのに、なっさけないね。ごめん、キョンくん」
キョン(糞野郎。鶴屋さんの中から出て行けよ、この病魔野郎……!!)
鶴屋「あたし、死ぬんでしょ?」
キョン「え……」
朝比奈「な、なにを言ってるんですかぁ!?」
鶴屋「主治医さんもただの風邪だって言ってたけど、こりゃ、そんなものじゃないっさ。もっと、別の何かでしょ?」
キョン「……」
鶴屋「長門っちからなんかきいてないっかな?」
キョン「長門は医者じゃないです」
鶴屋「普通の医者より、信頼できるんじゃない?」
キョン「……!」
朝比奈「鶴屋……さん……?」
鶴屋「あーあ……ハルにゃんがすることもーちょっと見てたかったなぁ……」
キョン「鶴屋さん!!何を弱気になってるんですか?!貴方らしくもない!!」
鶴屋「ん……そうだね。元気だけが取りえなのに、なっさけないね。ごめん、キョンくん」
キョン(糞野郎。鶴屋さんの中から出て行けよ、この病魔野郎……!!)
ハルヒ「―――もういいの?」
鶴屋「うん。あんがと」
ハルヒ「そう……」
キョン(半分も食べられないか。かなり無理をしてあれなら、相当だな……)
長門「……進行が早い」
キョン「え?」
長門「予測時間よりも速いペースで衰弱している」
キョン「どうして……」
古泉「病は気から。です」
キョン「何が言いたい?」
古泉「鶴屋さんは直感のレベルで自分は助からないと察しているようですから、その分心身に影響が出始めているのでしょう」
キョン「長門、あとどれくらいだ」
長門「1000時間ほど。ただし、これよりも短縮される可能性が高い」
キョン「……」
古泉「何か手はないでしょうか……」
鶴屋「うん。あんがと」
ハルヒ「そう……」
キョン(半分も食べられないか。かなり無理をしてあれなら、相当だな……)
長門「……進行が早い」
キョン「え?」
長門「予測時間よりも速いペースで衰弱している」
キョン「どうして……」
古泉「病は気から。です」
キョン「何が言いたい?」
古泉「鶴屋さんは直感のレベルで自分は助からないと察しているようですから、その分心身に影響が出始めているのでしょう」
キョン「長門、あとどれくらいだ」
長門「1000時間ほど。ただし、これよりも短縮される可能性が高い」
キョン「……」
古泉「何か手はないでしょうか……」
ハルヒ「これ以上は邪魔になっちゃうし、帰りましょうか」
朝比奈「は、はい」
鶴屋「みんなー、ありがとねっ」
長門「……」
古泉「また、来ます」
キョン「それでは―――」
鶴屋「まって」グイッ
キョン「え?」
鶴屋「キョンくんにだけ、内緒のはなしっ。聞いてって」
キョン「なんですか?」
鶴屋「みくるともっと仲良くしてあげてくんない?」
キョン「な……?!」
鶴屋「ハルにゃんのこともあるだろうけどさっ。あたしとしては―――」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「なに?やっぱ、みくるはダメかい?それだとちょっと困っちゃうよね、あははは」
朝比奈「は、はい」
鶴屋「みんなー、ありがとねっ」
長門「……」
古泉「また、来ます」
キョン「それでは―――」
鶴屋「まって」グイッ
キョン「え?」
鶴屋「キョンくんにだけ、内緒のはなしっ。聞いてって」
キョン「なんですか?」
鶴屋「みくるともっと仲良くしてあげてくんない?」
キョン「な……?!」
鶴屋「ハルにゃんのこともあるだろうけどさっ。あたしとしては―――」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「なに?やっぱ、みくるはダメかい?それだとちょっと困っちゃうよね、あははは」
やれやれしょうがないやつだなキョンはみくるさんは俺がもらうってことでいいよな
キョン「違います!!どうしてそんな俺に託そうとするんですか?!朝比奈さんは貴方が守るんじゃないんですか?!」
鶴屋「だって……あたしはもうさ……」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「こわい……んだ……」
キョン「え……?」
鶴屋「なんかさ……今までめがっさたのしかったし……みんなとも会えたから……今は、怖くて……」
キョン「鶴屋……さん……」
鶴屋「キョンくん……こわい……こわい……よ……」
キョン「……っ」
鶴屋「キョンくん……たすけて……」
キョン(違うんです……俺には貴方を助け出すだけの力なんてない……)
キョン(宇宙的、未来的、超能力的な力はない。ましてや、世界を変えるだけの力もない……!!役立たずなんです……)
キョン「す、いません……」
鶴屋「うっぐ……ううん……ごめんっ、キョンくんっ。あたし、こんなに幸せだったのに、これ以上は強欲っさ。あんがと、キョンくん。ばいばいっ」
キョン「……」
鶴屋「だって……あたしはもうさ……」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「こわい……んだ……」
キョン「え……?」
鶴屋「なんかさ……今までめがっさたのしかったし……みんなとも会えたから……今は、怖くて……」
キョン「鶴屋……さん……」
鶴屋「キョンくん……こわい……こわい……よ……」
キョン「……っ」
鶴屋「キョンくん……たすけて……」
キョン(違うんです……俺には貴方を助け出すだけの力なんてない……)
キョン(宇宙的、未来的、超能力的な力はない。ましてや、世界を変えるだけの力もない……!!役立たずなんです……)
キョン「す、いません……」
鶴屋「うっぐ……ううん……ごめんっ、キョンくんっ。あたし、こんなに幸せだったのに、これ以上は強欲っさ。あんがと、キョンくん。ばいばいっ」
キョン「……」
鶴屋邸前
ハルヒ「キョン、何してたの?」
キョン「……ハルヒ。よく聞いてくれ」
ハルヒ「え?」
キョン「三年前のことだ」
ハルヒ「三年前?」
古泉「待ってください」
キョン「とめるな」
古泉「それはまだ早い」
キョン「これしかねえんだよ、古泉!!」
古泉「しかし!」
キョン「なら、何か解決法を出しやがれ!!!今すぐにな!!!」
朝比奈「あ、あのぉ……」
長門「……」
ハルヒ「ちょっと、キョン。どうしたのよ?何をそんなに怒ってるわけ?」
ハルヒ「キョン、何してたの?」
キョン「……ハルヒ。よく聞いてくれ」
ハルヒ「え?」
キョン「三年前のことだ」
ハルヒ「三年前?」
古泉「待ってください」
キョン「とめるな」
古泉「それはまだ早い」
キョン「これしかねえんだよ、古泉!!」
古泉「しかし!」
キョン「なら、何か解決法を出しやがれ!!!今すぐにな!!!」
朝比奈「あ、あのぉ……」
長門「……」
ハルヒ「ちょっと、キョン。どうしたのよ?何をそんなに怒ってるわけ?」
キョン「……」
ハルヒ「鶴屋さんのことで気が立ってるのは分かるけど、古泉くんに当たってもどうしようもないでしょ?それに鶴屋さんはただの風邪だし」
キョン「違う!!」
ハルヒ「え……」
古泉「落ち着いてください」
キョン「古泉!!お前はこのままでいいと思ってるのかよ?!」
古泉「……」
キョン「長門!!お前はどうなんだ?!」
長門「……」
キョン「朝比奈さん……」
朝比奈「ご、ごめんなさい……わたし……わたし……なにもできなくて……」
キョン(助けてって言われたのに……やっぱり……なにもできないんだなぁ……おれってやつは……がっかりだぜ。心底な)
ハルヒ「キョン、そんなにカッカしてあんたらしくないわよ。カルシウム足りてないんじゃない?」
キョン(足りてたら、ここまで怒鳴らなかったのかね。よくわからん)
ハルヒ「さては、あたしのあげたレシピ、ちゃんと試してないわね?あれにはきちんとカルシウムも計算さてれてるし、心も体も健康になれるのよ?帰ったら試しなさいよ」
ハルヒ「鶴屋さんのことで気が立ってるのは分かるけど、古泉くんに当たってもどうしようもないでしょ?それに鶴屋さんはただの風邪だし」
キョン「違う!!」
ハルヒ「え……」
古泉「落ち着いてください」
キョン「古泉!!お前はこのままでいいと思ってるのかよ?!」
古泉「……」
キョン「長門!!お前はどうなんだ?!」
長門「……」
キョン「朝比奈さん……」
朝比奈「ご、ごめんなさい……わたし……わたし……なにもできなくて……」
キョン(助けてって言われたのに……やっぱり……なにもできないんだなぁ……おれってやつは……がっかりだぜ。心底な)
ハルヒ「キョン、そんなにカッカしてあんたらしくないわよ。カルシウム足りてないんじゃない?」
キョン(足りてたら、ここまで怒鳴らなかったのかね。よくわからん)
ハルヒ「さては、あたしのあげたレシピ、ちゃんと試してないわね?あれにはきちんとカルシウムも計算さてれてるし、心も体も健康になれるのよ?帰ったら試しなさいよ」
古泉「……!」
キョン「……レシピ?」
ハルヒ「渡したでしょ?なに、忘れちゃったわけ?なにやってんのよ、アホキョン」
キョン「ハルヒ。あのレシピは健康になれるのか?」
ハルヒ「もっちろん」
キョン「無病息災を願う料理ってことだったよな!?」
ハルヒ「そ、そこまで大げさじゃないけど。ま、あれさえ食べていれば病気をすることなんてないわね。何せ、キョンのは特別健康に気を遣ったレシピですもの」
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「な、なによ?」
キョン「ありがとよ。それしかねえよ」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「古泉、やってみるぞ」
古泉「ええ。試す価値は十分にあるかと」
ハルヒ「ちょっと、ちょっと。なによ?どうしたの?」
キョン「万能薬が見つかったかもしれない。お前のおかげでな」
キョン「……レシピ?」
ハルヒ「渡したでしょ?なに、忘れちゃったわけ?なにやってんのよ、アホキョン」
キョン「ハルヒ。あのレシピは健康になれるのか?」
ハルヒ「もっちろん」
キョン「無病息災を願う料理ってことだったよな!?」
ハルヒ「そ、そこまで大げさじゃないけど。ま、あれさえ食べていれば病気をすることなんてないわね。何せ、キョンのは特別健康に気を遣ったレシピですもの」
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「な、なによ?」
キョン「ありがとよ。それしかねえよ」
ハルヒ「はぁ?」
キョン「古泉、やってみるぞ」
古泉「ええ。試す価値は十分にあるかと」
ハルヒ「ちょっと、ちょっと。なによ?どうしたの?」
キョン「万能薬が見つかったかもしれない。お前のおかげでな」
ハルヒ「もう、なんで急に買い物なんて……」
朝比奈「涼宮さん、これもですよね」
ハルヒ「ええ、そうよ」
長門「コンニャク」
ハルヒ「有希、コンニャクは違うわ」
長門「ちくわ」
ハルヒ「おでんでも食べたいの?」
古泉「涼宮さんがアンタの健康のために作った料理。それこそ万能薬に違いないでしょう」
キョン「俺にしか効かないってオチはないよな?」
古泉「正直に言えば、その可能性もあります。しかし、もう無病息災を願い作られた健康料理にかけてみるしかありません」
キョン「俺のが失敗しても長門のを試す。それでも無理なら朝比奈さんもの古泉のも試す、それで無理なら、ハルヒに言うぞ。魔法の言葉をな」
古泉「僕は貴方の料理で大丈夫だと思いますので、その心配はしていません」
キョン「何故だ?」
古泉「料理に最も必要なのは愛ですから。貴方のためを想って作られた料理ならその効能はどんな薬にも勝るはずですから」
キョン「ふん。まだ安心はできないんだ。ぬか喜びにならないことを願ってろ」
朝比奈「涼宮さん、これもですよね」
ハルヒ「ええ、そうよ」
長門「コンニャク」
ハルヒ「有希、コンニャクは違うわ」
長門「ちくわ」
ハルヒ「おでんでも食べたいの?」
古泉「涼宮さんがアンタの健康のために作った料理。それこそ万能薬に違いないでしょう」
キョン「俺にしか効かないってオチはないよな?」
古泉「正直に言えば、その可能性もあります。しかし、もう無病息災を願い作られた健康料理にかけてみるしかありません」
キョン「俺のが失敗しても長門のを試す。それでも無理なら朝比奈さんもの古泉のも試す、それで無理なら、ハルヒに言うぞ。魔法の言葉をな」
古泉「僕は貴方の料理で大丈夫だと思いますので、その心配はしていません」
キョン「何故だ?」
古泉「料理に最も必要なのは愛ですから。貴方のためを想って作られた料理ならその効能はどんな薬にも勝るはずですから」
キョン「ふん。まだ安心はできないんだ。ぬか喜びにならないことを願ってろ」
鶴屋邸
キョン「鶴屋さん」
鶴屋「……ん?どしたの?なんか、嬉しそうだね」
キョン「一口だけ、食べてもらいたいものがあるんです」
鶴屋「なんだい?」
ハルヒ「これよ。あーん、して」
鶴屋「う、うん……あーんっ」
古泉「どうでしょうか?」
鶴屋「うん、おいしいっさ。あんがと」
ハルヒ「いいのよ」
鶴屋「でも、なんで、急に?」
ハルヒ「どうしてもキョンたちが鶴屋さんにこれを食べさせたいっていうから。あたしは迷惑だって言ったんだけど」
キョン(いってねーだろ、おいっ)
鶴屋「あははは、そうなんだ。いやー、そこまで心配されてるとはね。ただの風邪なのに大げさにょろ」
ハルヒ「そうよねー」
キョン「鶴屋さん」
鶴屋「……ん?どしたの?なんか、嬉しそうだね」
キョン「一口だけ、食べてもらいたいものがあるんです」
鶴屋「なんだい?」
ハルヒ「これよ。あーん、して」
鶴屋「う、うん……あーんっ」
古泉「どうでしょうか?」
鶴屋「うん、おいしいっさ。あんがと」
ハルヒ「いいのよ」
鶴屋「でも、なんで、急に?」
ハルヒ「どうしてもキョンたちが鶴屋さんにこれを食べさせたいっていうから。あたしは迷惑だって言ったんだけど」
キョン(いってねーだろ、おいっ)
鶴屋「あははは、そうなんだ。いやー、そこまで心配されてるとはね。ただの風邪なのに大げさにょろ」
ハルヒ「そうよねー」
これで回復してもハルヒからキョンへの思いが偶然万能薬を作っただけで、ハルヒが鶴屋さんの回復を願いきってないことに変わりはないんだよなぁ......
やっぱり、ハルヒはヒロインになるには性格に難がありすぎると思う。
やっぱり、ハルヒはヒロインになるには性格に難がありすぎると思う。
ハルヒ「これで満足した?」
キョン「……」
長門「……」コクッ
キョン「……ああ。大満足だぜ、ハルヒ。ありがとな」
ハルヒ「べ、べつに……あたしだって、鶴ちゃんのこと心配だし、名誉顧問に休まれるといざってときに困るじゃないの」
キョン「そうだな」
鶴屋「……あ」
朝比奈「それじゃあ、また、明日ね、鶴屋さん……うぐっ……うぅぅ……」
鶴屋「ちょいと、みくる、どうしたのさ?」
朝比奈「だって……だってぇぇ……うぅぅぅ……」
鶴屋「あーあー、みくるは泣き虫なんだからぁ」
ハルヒ「そーよ。それにしても鶴ちゃん、ちょっと顔色よくなったわね」
鶴屋「そっかい?今の料理がズガンっと効いたかなっ?」
ハルヒ「そう。それじゃあね、鶴ちゃん」
鶴屋「うん。ホントにあんがと!!ハルにゃん!!キョンくん!!みくる!!長門っち!!一樹くん!!」
キョン「……」
長門「……」コクッ
キョン「……ああ。大満足だぜ、ハルヒ。ありがとな」
ハルヒ「べ、べつに……あたしだって、鶴ちゃんのこと心配だし、名誉顧問に休まれるといざってときに困るじゃないの」
キョン「そうだな」
鶴屋「……あ」
朝比奈「それじゃあ、また、明日ね、鶴屋さん……うぐっ……うぅぅ……」
鶴屋「ちょいと、みくる、どうしたのさ?」
朝比奈「だって……だってぇぇ……うぅぅぅ……」
鶴屋「あーあー、みくるは泣き虫なんだからぁ」
ハルヒ「そーよ。それにしても鶴ちゃん、ちょっと顔色よくなったわね」
鶴屋「そっかい?今の料理がズガンっと効いたかなっ?」
ハルヒ「そう。それじゃあね、鶴ちゃん」
鶴屋「うん。ホントにあんがと!!ハルにゃん!!キョンくん!!みくる!!長門っち!!一樹くん!!」
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