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元スレ律子「竜宮小町の結成から、もう10年も経ったのか……」
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竜宮小町。
それは、わたしが初めて手掛けたアイドルユニットであり、
社長職を代行するようになってからも、
このユニットだけは他のプロデューサーには任せることはせず、
手塩にかけて、大切にしていた。
それを踏みにじるかのごとく、あの男は物事を進めていった。
このことを絶対に許せるはずがなかった。
それは、わたしが初めて手掛けたアイドルユニットであり、
社長職を代行するようになってからも、
このユニットだけは他のプロデューサーには任せることはせず、
手塩にかけて、大切にしていた。
それを踏みにじるかのごとく、あの男は物事を進めていった。
このことを絶対に許せるはずがなかった。
あずささんの婚約発表を巡っては、プロデューサーとの間で激しい言い争いとなった。
竜宮小町は私が育てたもの。
プロデューサーに好き放題させてたまるものか。
一歩も引かなかった。
アイドル達が、私とプロデューサーとの口論に終息の目処が立たないと感じたのか、
入院中の社長に仲裁を頼み込んでいた。
社長が出てくれば、私はそれに従うしか選択はなく、社長の仲裁に応じるほかなかった。
だが、その仲裁内容は到底受け入れ難いもので、
プロデューサー主張を全面的に認めたものだった。
竜宮小町は私が育てたもの。
プロデューサーに好き放題させてたまるものか。
一歩も引かなかった。
アイドル達が、私とプロデューサーとの口論に終息の目処が立たないと感じたのか、
入院中の社長に仲裁を頼み込んでいた。
社長が出てくれば、私はそれに従うしか選択はなく、社長の仲裁に応じるほかなかった。
だが、その仲裁内容は到底受け入れ難いもので、
プロデューサー主張を全面的に認めたものだった。
この内部抗争はマスコミにも知れ渡ることになった。
週刊誌はこぞって根も葉もないゴシップ記事を掲載し、
テレビのワイドショーも格好のネタだと言わんばかりに連日報道していた。
ネットではアイドルや事務所に対するバッシングが日に日に増大し、
某巨大掲示板ではアイドルに対する犯行予告まで書き込まれるようになった。
週刊誌はこぞって根も葉もないゴシップ記事を掲載し、
テレビのワイドショーも格好のネタだと言わんばかりに連日報道していた。
ネットではアイドルや事務所に対するバッシングが日に日に増大し、
某巨大掲示板ではアイドルに対する犯行予告まで書き込まれるようになった。
この騒ぎを抑えるために、どれだけの人間を相手することになったか……
火消しのために、身体が穢されていく毎日。
なんで、こんな事務所のために身体を犠牲にまでしなければならないのか。
だんだん、この事務所にいるのが嫌になった……
私の唯一の心の支えであった竜宮小町は解散が決まり、
また、仲裁の一件以降、経営権を剥奪され、もう765プロに存在する意義は無くなっていた。
あるとすれば、私にとって何の意味を持たない接待だけだった。
火消しのために、身体が穢されていく毎日。
なんで、こんな事務所のために身体を犠牲にまでしなければならないのか。
だんだん、この事務所にいるのが嫌になった……
私の唯一の心の支えであった竜宮小町は解散が決まり、
また、仲裁の一件以降、経営権を剥奪され、もう765プロに存在する意義は無くなっていた。
あるとすれば、私にとって何の意味を持たない接待だけだった。
なんのために、ここにいるのだろうか……
なんのために、いままでやってきたのだろうか……
なんのために、身を犠牲にしてきたのだろうか……
悔しくて、泣くことしかできなかった。
なんのために、いままでやってきたのだろうか……
なんのために、身を犠牲にしてきたのだろうか……
悔しくて、泣くことしかできなかった。
もう、ここに居場所がないと感じた私は、765プロを出ていくことを決めた。
だが、できれば竜宮小町の最期は見届けたい。
5大ドーム公演終了後に離脱することを決めた。
それまでに、新事務所の設立と、有力者への手回し、
そして今いるアイドル達の引き抜き工作を着々と進めた。
接待は嫌なものでしかなかったが、この時ばかりは非常に役に立つものだった。
だが、できれば竜宮小町の最期は見届けたい。
5大ドーム公演終了後に離脱することを決めた。
それまでに、新事務所の設立と、有力者への手回し、
そして今いるアイドル達の引き抜き工作を着々と進めた。
接待は嫌なものでしかなかったが、この時ばかりは非常に役に立つものだった。
接待の話が表沙汰になった挙句、それをPやアイドルたちに責められでもしたら首くくっちゃいそうだな…
ゲームの中で成り立ってる設定をオナニー全開で無理矢理現実に当て嵌めると必ずボロがでる
ついに、その時がやってきた。
5大ドーム公演が終わるとすぐに、行動に移した。
アイドルの大量離脱、事務所の設立……
向うはこちらの動きを予期していなかったらしく、あっけなく成功した。
向うは、あれこれと努力こそはしていたが、乗り切れるだけの力は無かった。
765プロのメンバーは四散し、わずかに一人だけ残る有様だった。
その後どうなったかは、言う余地もないだろう。
5大ドーム公演が終わるとすぐに、行動に移した。
アイドルの大量離脱、事務所の設立……
向うはこちらの動きを予期していなかったらしく、あっけなく成功した。
向うは、あれこれと努力こそはしていたが、乗り切れるだけの力は無かった。
765プロのメンバーは四散し、わずかに一人だけ残る有様だった。
その後どうなったかは、言う余地もないだろう。
******
まったく、嫌な過去を思い出してしまったものだ。
短くなった煙草を灰皿に落とすと、着替えを済ませ、部屋から出る。
――――――
社長室の椅子に深々と腰掛けると、煙草に火を点す。
広々としたオフィス。
磨かれたフローリング。
整理整頓された書類。
何もかもが、765プロの事務所とは違った。
まったく、嫌な過去を思い出してしまったものだ。
短くなった煙草を灰皿に落とすと、着替えを済ませ、部屋から出る。
――――――
社長室の椅子に深々と腰掛けると、煙草に火を点す。
広々としたオフィス。
磨かれたフローリング。
整理整頓された書類。
何もかもが、765プロの事務所とは違った。
だが、本当にこれで良かったのだろうか。
確かに、独立して私の思うまま、誰からも束縛されずに行動できる。
けれども、心から笑える、そんな日が一日たりともない。
だが、私にはもうどうすることもできない。
進んでしまった以上、もう後戻りなどできない。
これが自分の道なのだ。
そう、自分に言い聞かせるようにして、灰が落ちかかった煙草を灰皿に押し付けた。
確かに、独立して私の思うまま、誰からも束縛されずに行動できる。
けれども、心から笑える、そんな日が一日たりともない。
だが、私にはもうどうすることもできない。
進んでしまった以上、もう後戻りなどできない。
これが自分の道なのだ。
そう、自分に言い聞かせるようにして、灰が落ちかかった煙草を灰皿に押し付けた。
コンコン
秘書「社長、失礼します」
律子「なんだ?」
秘書「音無さんという方が面会を希望されおりますが――」
……小鳥さんだと?
何で、今さら会いに来たのだというのだろう……
……。
秘書「――社長? 社長?」
律子「あっ……ああ、そうだな。今から会に行くと伝えておいてくれ。」
疑問を抱きつつ、小鳥さんのいる応接室へと向かった。
秘書「社長、失礼します」
律子「なんだ?」
秘書「音無さんという方が面会を希望されおりますが――」
……小鳥さんだと?
何で、今さら会いに来たのだというのだろう……
……。
秘書「――社長? 社長?」
律子「あっ……ああ、そうだな。今から会に行くと伝えておいてくれ。」
疑問を抱きつつ、小鳥さんのいる応接室へと向かった。
コンコン
律子「……」
小鳥「お久しぶりね……。律子さん」
とても懐かしい声がした。
律子「お久しぶりですね。小鳥さん。」
小鳥「いえいえ、そんなこともないですよ。」
律子「30代になられたと思いますけど、お変わりないようですね」
小鳥「いやだわ、30代だなんて……。これでも、16進数じゃ2x歳ですよ?」
2x歳と言い張るあたり、小鳥さんは全くと言っていいほど変わっていなかった。
この調子なら、進数を増やしていって何時までも2xと歳と言い張るに違いないだろう。
律子「……」
小鳥「お久しぶりね……。律子さん」
とても懐かしい声がした。
律子「お久しぶりですね。小鳥さん。」
小鳥「いえいえ、そんなこともないですよ。」
律子「30代になられたと思いますけど、お変わりないようですね」
小鳥「いやだわ、30代だなんて……。これでも、16進数じゃ2x歳ですよ?」
2x歳と言い張るあたり、小鳥さんは全くと言っていいほど変わっていなかった。
この調子なら、進数を増やしていって何時までも2xと歳と言い張るに違いないだろう。
律子「はは、小鳥さんらしいですね。」
小鳥「……律子さん。」
これまでの比較的和やかなムードが一瞬で固まるような声だった。
小鳥「いえ、律子社長とお呼びした方がよろしいのかしら?」
きついジョークだ。
仲間を捨てた私に対する皮肉をこめた、そんな感じがした。
律子「それは、私への当てつけですか?」
小鳥「いやだな律子さん。当てつけだなんて」
小鳥さんは、笑顔で否定していたが、その笑顔が余計にわざとらしく思えた。
律子「で、どうしたんですか。いまさら、何のようですか」
小鳥「……律子さん。」
これまでの比較的和やかなムードが一瞬で固まるような声だった。
小鳥「いえ、律子社長とお呼びした方がよろしいのかしら?」
きついジョークだ。
仲間を捨てた私に対する皮肉をこめた、そんな感じがした。
律子「それは、私への当てつけですか?」
小鳥「いやだな律子さん。当てつけだなんて」
小鳥さんは、笑顔で否定していたが、その笑顔が余計にわざとらしく思えた。
律子「で、どうしたんですか。いまさら、何のようですか」
“いまさら”
こんな言葉は、思っていたとしても言うつもりなんて無かった。
だが、うっかりこぼしてしまった。
小鳥「いまさら、か……」
律子「いや、すまない。今のは言わなかったことにしてほしい」
小鳥「いいのよ、律子さん。私も、こんなことを言うのはいまさらだと思っているから。」
律子「……」
小鳥「社長が入院している時に言ったこと覚えている?」
律子「……たしか42でしたっけ」
小鳥「そう、42。すべての万物に対する疑問の究極の答えよ。」
こんな言葉は、思っていたとしても言うつもりなんて無かった。
だが、うっかりこぼしてしまった。
小鳥「いまさら、か……」
律子「いや、すまない。今のは言わなかったことにしてほしい」
小鳥「いいのよ、律子さん。私も、こんなことを言うのはいまさらだと思っているから。」
律子「……」
小鳥「社長が入院している時に言ったこと覚えている?」
律子「……たしか42でしたっけ」
小鳥「そう、42。すべての万物に対する疑問の究極の答えよ。」
“42”
これは、イギリスのSF作家ダグラス・アダムスの小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」、
並びにそのシリーズの小説に出てくる言葉で、“人生、宇宙、すべての答え”、
あるいは“人生、宇宙、すべての万物に対する疑問の究極の答え”だ。
また同時に、社長が述べてくれた言葉でもある。
これは、イギリスのSF作家ダグラス・アダムスの小説「銀河ヒッチハイク・ガイド」、
並びにそのシリーズの小説に出てくる言葉で、“人生、宇宙、すべての答え”、
あるいは“人生、宇宙、すべての万物に対する疑問の究極の答え”だ。
また同時に、社長が述べてくれた言葉でもある。
律子「それが、どうかしたんですか?
もしかして、今さらその究極の答えの意味について、教えていただけるのでしょうか。」
小鳥「いえ、それは自分で答えを見つけるしかないから、言えないけど……」
律子「けど……なんですか?」
小鳥「それを見つけた人がいるの。」
律子「すべての疑問の究極な答えを?」
小鳥「ええ、それをお話しようかとおもって、今日伺ったのよ。」
もしかして、今さらその究極の答えの意味について、教えていただけるのでしょうか。」
小鳥「いえ、それは自分で答えを見つけるしかないから、言えないけど……」
律子「けど……なんですか?」
小鳥「それを見つけた人がいるの。」
律子「すべての疑問の究極な答えを?」
小鳥「ええ、それをお話しようかとおもって、今日伺ったのよ。」
小鳥「765プロ、今どうなっているのか知ってる?」
律子「……」
一瞬、言葉に詰まった。どのように答えればいいか、混乱してしまった。
律子「……確か、私が抜けた後、四散したと聞いてますが?」
小鳥「確かにね。確かに、つい数ヵ月前まではそうだったわ。
律子さんが抜け、メンバーがそれぞれの道に進んでいく中で、
765プロに留まったのは、プロデューサーさんと春香ちゃんの二人だけだった。
そして、トップに立っていたのか見紛う程の凋落っぷりだったわ……」
律子「……」
律子「……」
一瞬、言葉に詰まった。どのように答えればいいか、混乱してしまった。
律子「……確か、私が抜けた後、四散したと聞いてますが?」
小鳥「確かにね。確かに、つい数ヵ月前まではそうだったわ。
律子さんが抜け、メンバーがそれぞれの道に進んでいく中で、
765プロに留まったのは、プロデューサーさんと春香ちゃんの二人だけだった。
そして、トップに立っていたのか見紛う程の凋落っぷりだったわ……」
律子「……」
なんかこういうの見るともしかして2の世界には
律子を幸せにしてくれる人がいないんじゃないかと思えてきて辛くなる
律子を幸せにしてくれる人がいないんじゃないかと思えてきて辛くなる
小鳥「活動もほとんどしなくなって、本当に芸能事務所か疑いたくなるようなものだった……」
律子「……」
小鳥「でもね。この前、プロデューサーさんと春香ちゃんが再興したのよ。
勿論、今はまだ誰もいない状況だけど、前に進み始めたわ。」
律子「それと、究極な答えに何の関係が?」
小鳥「そうね、とても一言では言えないけど……」
彼なりに答えを見つけたわ。」
律子「……」
小鳥「そして、その答えの通りに、自分の道を進んでいるわ。」
律子「……」
律子「……」
小鳥「でもね。この前、プロデューサーさんと春香ちゃんが再興したのよ。
勿論、今はまだ誰もいない状況だけど、前に進み始めたわ。」
律子「それと、究極な答えに何の関係が?」
小鳥「そうね、とても一言では言えないけど……」
彼なりに答えを見つけたわ。」
律子「……」
小鳥「そして、その答えの通りに、自分の道を進んでいるわ。」
律子「……」
>>87
サンクス
サンクス
小鳥「……そのことを伝えたかっただけ。」
律子「……」
小鳥「……それじゃあね。律子さん。
あなたも、自分の答えを見つけてね。応援してるから」
律子「……。
……小鳥さん、帰る前に一つ質問してもいいですか?」
小鳥「なにかしら?」
律子「私に究極な、万物に対する究極な答えは出せると思っていますか?」
律子「……」
小鳥「……それじゃあね。律子さん。
あなたも、自分の答えを見つけてね。応援してるから」
律子「……。
……小鳥さん、帰る前に一つ質問してもいいですか?」
小鳥「なにかしら?」
律子「私に究極な、万物に対する究極な答えは出せると思っていますか?」
小鳥「それは私には分からないけど――
あなたもこの道を進んで良かったのか、迷っているみたいね。
今までしてきたことを、これからも続けていくべきなのか、って。」
一瞬、寒気が全身を覆った。
喋ろうにも身体が硬直してしまって、言葉に出すことが出来ない。
小鳥「ごめんなさい。本当はそれを知りたくて、今日、ここに来たの」
律子「……。小鳥さんは……
小鳥さんは、最初から知っていたんですか?」
小鳥「いいえ、皆がばらばらになるまでは分からなかったわ。
けど竜宮小町がアミューズメントミュージックに出たころから疑問には思っていたの。」
律子「……」
あなたもこの道を進んで良かったのか、迷っているみたいね。
今までしてきたことを、これからも続けていくべきなのか、って。」
一瞬、寒気が全身を覆った。
喋ろうにも身体が硬直してしまって、言葉に出すことが出来ない。
小鳥「ごめんなさい。本当はそれを知りたくて、今日、ここに来たの」
律子「……。小鳥さんは……
小鳥さんは、最初から知っていたんですか?」
小鳥「いいえ、皆がばらばらになるまでは分からなかったわ。
けど竜宮小町がアミューズメントミュージックに出たころから疑問には思っていたの。」
律子「……」
小鳥「何で、うちみたいな弱小プロの、それも無名の新ユニットが出れたのか、ってね」
律子「最初から……お見通しだった、ってわけか……」
小鳥「でも、その時はただの偶然かと思ったの。
でも、765プロがマスコミからの攻撃を受けるたびに、すぐに鎮静化したり、
次から次へと仕事が舞い込んでき来たのを考えると、
誰か何者かが、裏で何かやっているという結論しか出なかったのよ」
律子「……」
小鳥「けど、カネもコネもない社長がそんなことが出来るはずない。
伊織ちゃんの線も疑ってかかったけれども、
正当に評価されたい彼女がそんなことをするわけがない……」
律子「……」
律子「最初から……お見通しだった、ってわけか……」
小鳥「でも、その時はただの偶然かと思ったの。
でも、765プロがマスコミからの攻撃を受けるたびに、すぐに鎮静化したり、
次から次へと仕事が舞い込んでき来たのを考えると、
誰か何者かが、裏で何かやっているという結論しか出なかったのよ」
律子「……」
小鳥「けど、カネもコネもない社長がそんなことが出来るはずない。
伊織ちゃんの線も疑ってかかったけれども、
正当に評価されたい彼女がそんなことをするわけがない……」
律子「……」
律子「……」
小鳥「すると、のこるは竜宮の残る二人か、それをプロデュースしているあなたになったわ。
けど、あの二人がこんな大事を隠しきれるような人間じゃないって分かってたから、
すぐに、あなたに絞れた。」
律子「……」
小鳥「でも、明確な証拠は一つもなかったし、あくまでも自分のなかでの仮説でしかなかった。
だから、あなたに聞くことすらも出来なかった。
本当かどうかも、バラバラになってから知ったことですから……」
律子「……」
小鳥「……律子さん。
本当に失礼な話なのかもしれないけど……
今までのこと、話してくれる?
かつての同僚として、そして一人の人間として、あなたのことを心配しているの……」
小鳥さんからそう言われた瞬間、息をのんだ。
小鳥「すると、のこるは竜宮の残る二人か、それをプロデュースしているあなたになったわ。
けど、あの二人がこんな大事を隠しきれるような人間じゃないって分かってたから、
すぐに、あなたに絞れた。」
律子「……」
小鳥「でも、明確な証拠は一つもなかったし、あくまでも自分のなかでの仮説でしかなかった。
だから、あなたに聞くことすらも出来なかった。
本当かどうかも、バラバラになってから知ったことですから……」
律子「……」
小鳥「……律子さん。
本当に失礼な話なのかもしれないけど……
今までのこと、話してくれる?
かつての同僚として、そして一人の人間として、あなたのことを心配しているの……」
小鳥さんからそう言われた瞬間、息をのんだ。
だが、次の瞬間には、吐き出すようにして話し始めていた。
初めは無理やりだったこと、
仕事を得るために、進んでやっていたこと、
事務所の火消し対してもしていたこと、
独立する際に、入念に工作をしていたこと、
全て事を、洗いざらい話した。
小鳥さんに打ち明けている途中から、涙がぽろぽろと流れ落ちていたが、
話を終えるころには、泣き崩れてしまっていた。
涙で、小鳥さんの顔がはっきりと見えなかった。
初めは無理やりだったこと、
仕事を得るために、進んでやっていたこと、
事務所の火消し対してもしていたこと、
独立する際に、入念に工作をしていたこと、
全て事を、洗いざらい話した。
小鳥さんに打ち明けている途中から、涙がぽろぽろと流れ落ちていたが、
話を終えるころには、泣き崩れてしまっていた。
涙で、小鳥さんの顔がはっきりと見えなかった。
小鳥「……辛いかったんだね。
一人で、全部を仕舞い込んで、ほんとに辛かったんだね……」
律子「グスッ……」
小鳥「いいんですよ。ここで思いっきり泣いても。誰も責める人なんていませんから……」
小鳥の言われるがままに、泣き続けた。
泣き続けていると、途中で秘書が入ってくる程だった。
そこまで大きかったのだったのだろうか。
だけど、小鳥さんに吐露し、泣いたお陰でこころなしか気分が軽くなった。
今まで、背負いこんでいた全てをモノを降ろせた気がした。
一人で、全部を仕舞い込んで、ほんとに辛かったんだね……」
律子「グスッ……」
小鳥「いいんですよ。ここで思いっきり泣いても。誰も責める人なんていませんから……」
小鳥の言われるがままに、泣き続けた。
泣き続けていると、途中で秘書が入ってくる程だった。
そこまで大きかったのだったのだろうか。
だけど、小鳥さんに吐露し、泣いたお陰でこころなしか気分が軽くなった。
今まで、背負いこんでいた全てをモノを降ろせた気がした。
ちょっと遅いけどちょうど律子やってんぞ
律子「竜宮小町の結成から、もう10年も経ったのか……」
律子「竜宮小町の結成から、もう10年も経ったのか……」
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