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元スレP「春香が地下鉄の中に…?」
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~某山中腹~
春香「うわぁ…すごい紅葉だねぇ。」
千早「ほんとね…どうせならここでロケすればいいのに。」
春香「だよねぇ。これ見た後に屋内で撮影ってちょっとテンション下がっちゃうかも…」
千早「ふふっ でも仕事は仕事よ。」
春香「そうだね… あ、ねぇ、今度また二人で見に来ない?」
千早「いいわね。じゃあ今週末にでも。」
春香「やった。」
春香「あぁ、でも今もう少し見ていたい気分だなぁ…」
千早「仕事遅れたらプロデューサーにどやされるわよ?」
春香「あはは…そだね。」
春香「うわぁ…すごい紅葉だねぇ。」
千早「ほんとね…どうせならここでロケすればいいのに。」
春香「だよねぇ。これ見た後に屋内で撮影ってちょっとテンション下がっちゃうかも…」
千早「ふふっ でも仕事は仕事よ。」
春香「そうだね… あ、ねぇ、今度また二人で見に来ない?」
千早「いいわね。じゃあ今週末にでも。」
春香「やった。」
春香「あぁ、でも今もう少し見ていたい気分だなぁ…」
千早「仕事遅れたらプロデューサーにどやされるわよ?」
春香「あはは…そだね。」
春香「じゃあ、ちょっとだけゆっくり歩いていこうよ。」
千早「ええ。それくらいなら。」
春香「大丈夫だよね。」
千早「ふぅ…なんか久しぶりね。ゆったりできるの。」
春香「ここのとこレッスンと仕事がたくさん入ってたから。」
千早「そういえば春香、最近凄い勢いで個人レッスンとかやってもらってるわよね。」
春香「うん。みんなに置いてかれないように頑張らないと。」
千早「頑張るのはいいけど、体壊したら元も子もないんだから。気をつけたほうがいいわ。」
春香「うん。ありがと。」
千早(春香は時々とんでもない無茶するから…)
千早「ええ。それくらいなら。」
春香「大丈夫だよね。」
千早「ふぅ…なんか久しぶりね。ゆったりできるの。」
春香「ここのとこレッスンと仕事がたくさん入ってたから。」
千早「そういえば春香、最近凄い勢いで個人レッスンとかやってもらってるわよね。」
春香「うん。みんなに置いてかれないように頑張らないと。」
千早「頑張るのはいいけど、体壊したら元も子もないんだから。気をつけたほうがいいわ。」
春香「うん。ありがと。」
千早(春香は時々とんでもない無茶するから…)
春香「ん?何?」
千早「ううん。」
春香「そっか。ねぇ千早ちゃん?」
千早「ん?」
春香「さっきから何聴いてるの?それ。」
千早「ああ、これ?私の好きな歌手の歌よ。」
春香「へぇー。千早ちゃんが好きな歌手か…物凄く上手いんだろうなぁ。」
千早「そうでもないわ。というか寧ろ、技術で言うならまだ発展途上の人よ。」
千早「でも感情表現が豊かで、それでいて素朴な飾らない歌い方をする人で。そこが気に入ってるの。」
春香「う、うん?そっか、ちょっと意外かも。」
春香(なんかよくわからないけど難しい…)
千早「ううん。」
春香「そっか。ねぇ千早ちゃん?」
千早「ん?」
春香「さっきから何聴いてるの?それ。」
千早「ああ、これ?私の好きな歌手の歌よ。」
春香「へぇー。千早ちゃんが好きな歌手か…物凄く上手いんだろうなぁ。」
千早「そうでもないわ。というか寧ろ、技術で言うならまだ発展途上の人よ。」
千早「でも感情表現が豊かで、それでいて素朴な飾らない歌い方をする人で。そこが気に入ってるの。」
春香「う、うん?そっか、ちょっと意外かも。」
春香(なんかよくわからないけど難しい…)
春香「ね、ちょっと聴かせてよ。」
千早「ふふっ ダメよ。」
春香「ちょっとだけ。お願い。」
千早「これは私だけの宝物だから、ダメ。それに、ちょっと恥ずかしいわ。」
春香「恥ずかしい?恥ずかしいような曲なの?」
千早「違うわよ。」ピシッ
春香「あぅっ 痛いよ千早ちゃん…」
千早「自分のプレーヤーを見られるのって、なんか恥ずかしくない?」
春香「あー、そうかな?そういわれるとそうかも…」
千早「そういうこと。決して恥ずかしい曲というわけではないわよ。」
千早「ふふっ ダメよ。」
春香「ちょっとだけ。お願い。」
千早「これは私だけの宝物だから、ダメ。それに、ちょっと恥ずかしいわ。」
春香「恥ずかしい?恥ずかしいような曲なの?」
千早「違うわよ。」ピシッ
春香「あぅっ 痛いよ千早ちゃん…」
千早「自分のプレーヤーを見られるのって、なんか恥ずかしくない?」
春香「あー、そうかな?そういわれるとそうかも…」
千早「そういうこと。決して恥ずかしい曲というわけではないわよ。」
春香「目が怖いよ千早ちゃん…」
千早「春香が変なこと言うからよ。」
春香「えへへ…ごめんごめん。」
千早「…この曲はね、落ち込んだときによく聞く曲なの。」
春香「そうなの?」
千早「ええ。この曲を聴いてるとね、元気がもらえる。」
千早「だから辛いときはこの曲と…これを歌ってる人に支えてもらうのよ。」
春香「へえー。聴いた人を勇気付けてあげられるなんて、凄い歌だね…」
春香「誰かに元気をあげられる歌かぁ…ますます気になるなぁ。」
千早「春香が変なこと言うからよ。」
春香「えへへ…ごめんごめん。」
千早「…この曲はね、落ち込んだときによく聞く曲なの。」
春香「そうなの?」
千早「ええ。この曲を聴いてるとね、元気がもらえる。」
千早「だから辛いときはこの曲と…これを歌ってる人に支えてもらうのよ。」
春香「へえー。聴いた人を勇気付けてあげられるなんて、凄い歌だね…」
春香「誰かに元気をあげられる歌かぁ…ますます気になるなぁ。」
春香「Jポップ?」
千早「ええ、といってもそこらの曲とは違うのよ。」
春香「Jポップも結構いい歌あると思うんだけどな…」
千早「この曲は変に気負ったところがなくて良いわ。」
春香「へぇ…ねぇねぇ、その曲歌ってる人くらい教えて?」
千早「この曲を歌ってる人?」
春香「うんうん。」
千早「そうねぇ。じゃあヒントをあげるわ。」
春香「ヒント? うん。」
千早「歌ってる人は、この歌にそっくりな気がする。きっとこの人自身も、純朴な人柄の人なんでしょうね。」
春香「そうなんだ… え、今のヒント?」
千早「…ちょっとヒントらしくなかったかしら。」
千早「ええ、といってもそこらの曲とは違うのよ。」
春香「Jポップも結構いい歌あると思うんだけどな…」
千早「この曲は変に気負ったところがなくて良いわ。」
春香「へぇ…ねぇねぇ、その曲歌ってる人くらい教えて?」
千早「この曲を歌ってる人?」
春香「うんうん。」
千早「そうねぇ。じゃあヒントをあげるわ。」
春香「ヒント? うん。」
千早「歌ってる人は、この歌にそっくりな気がする。きっとこの人自身も、純朴な人柄の人なんでしょうね。」
春香「そうなんだ… え、今のヒント?」
千早「…ちょっとヒントらしくなかったかしら。」
千早「でも、ありのままで居られる人って、素敵じゃない?」
春香「うーん…ありのまま…そうかな。」
千早「そういう人って私大好きよ。」
春香「あれ、もしかしてそのアーティスト、男の人なの?」
千早「…」ペシッ
春香「あぅっ… また叩いたー…」
千早「バカなこと言わないの。」
春香「ごめんなさーい。」
千早「もう…」
千早「ところで春香。」
春香「うん?」
春香「うーん…ありのまま…そうかな。」
千早「そういう人って私大好きよ。」
春香「あれ、もしかしてそのアーティスト、男の人なの?」
千早「…」ペシッ
春香「あぅっ… また叩いたー…」
千早「バカなこと言わないの。」
春香「ごめんなさーい。」
千早「もう…」
千早「ところで春香。」
春香「うん?」
千早「もみじがたくさん植わってたところ、もうとっくに終わってるわよ?」
春香「え?うそ?あ、ほんとだ、なんか青々してる…話に夢中になってる間に終わっちゃったのかな…」
千早「春香にはまだ鑑賞は早いんじゃない?」クスクス
春香「そんなお子様じゃないよぅ。」
千早「どうだか。」
春香「もー 千早ちゃんが大人すぎるんだよ…」
千早「何を言ってるのよ。」
春香「だって千早ちゃんって大人っぽいじゃん。」
春香「冷静だし、メリハリがあるし、こう、出来る大人って感じ。」
千早「そう…かしら?」
春香「いいなぁ。私とは正反対だよ…」
千早「それは、春香のいいところだと私は思うけど。」
千早「冷静な春香って…なんか違う気がするわ。」
春香「え?うそ?あ、ほんとだ、なんか青々してる…話に夢中になってる間に終わっちゃったのかな…」
千早「春香にはまだ鑑賞は早いんじゃない?」クスクス
春香「そんなお子様じゃないよぅ。」
千早「どうだか。」
春香「もー 千早ちゃんが大人すぎるんだよ…」
千早「何を言ってるのよ。」
春香「だって千早ちゃんって大人っぽいじゃん。」
春香「冷静だし、メリハリがあるし、こう、出来る大人って感じ。」
千早「そう…かしら?」
春香「いいなぁ。私とは正反対だよ…」
千早「それは、春香のいいところだと私は思うけど。」
千早「冷静な春香って…なんか違う気がするわ。」
春香「ええっ それちょっとひどくない?」
千早「春香は春香のままが一番ってことよ。」
春香「えっ…」
春香「なんか、そう言われると…ちょっと嬉しいかも。」
春香「えへへ。」
千早「すぐ転ぶところとかは直したほうがいいと思うけど。」
春香「そんなに私転んでるかな?」
千早「少なくとも、私は記憶にある限りほとんど転んだことないわよ。」
春香「え、そうなの?」
千早「というか、それが普通だと…」
春香「うぅ…そうなんだ…」
千早(今まで周りも同じように転ぶと思ってたのね…)
千早「春香は春香のままが一番ってことよ。」
春香「えっ…」
春香「なんか、そう言われると…ちょっと嬉しいかも。」
春香「えへへ。」
千早「すぐ転ぶところとかは直したほうがいいと思うけど。」
春香「そんなに私転んでるかな?」
千早「少なくとも、私は記憶にある限りほとんど転んだことないわよ。」
春香「え、そうなの?」
千早「というか、それが普通だと…」
春香「うぅ…そうなんだ…」
千早(今まで周りも同じように転ぶと思ってたのね…)
春香「あっ!」
千早「どしたの?」
春香「ちょっと嫌な予感が…」
千早「?」
春香「…やっぱりない…」
千早「何か忘れ物?」
春香「…うん。」
千早「何忘れたの?」
春香「ロケの台本…」
千早「え…何やってるのよ春香…」
春香「うわぁ…さっきお昼食べたときに席に置いたままだ…」
千早「どしたの?」
春香「ちょっと嫌な予感が…」
千早「?」
春香「…やっぱりない…」
千早「何か忘れ物?」
春香「…うん。」
千早「何忘れたの?」
春香「ロケの台本…」
千早「え…何やってるのよ春香…」
春香「うわぁ…さっきお昼食べたときに席に置いたままだ…」
千早「どうするの?取りに帰るとちょっと時間的にギリギリになるわよ。」
春香「まだ一時間ちょっとある…走れば間に合いそう。」
春香「ごめん千早ちゃん、私取りに帰るから、先行ってて?」
千早「一人で大丈夫?結構入り組んだ道だったけれど。」
春香「さすがに忘れものくらいは一人で取りに行けるよ。」
春香「千早ちゃんまで遅刻しちゃったら大変だし。」
千早「そう…じゃあ先にスタジオ行ってるわ。気をつけてね。転ばないように。」
春香「うん。すぐ追いつくから。」
千早「ええ。」
春香「よしっ。じゃあ取りに行ってくるね。」タッタッタッ
春香「まだ一時間ちょっとある…走れば間に合いそう。」
春香「ごめん千早ちゃん、私取りに帰るから、先行ってて?」
千早「一人で大丈夫?結構入り組んだ道だったけれど。」
春香「さすがに忘れものくらいは一人で取りに行けるよ。」
春香「千早ちゃんまで遅刻しちゃったら大変だし。」
千早「そう…じゃあ先にスタジオ行ってるわ。気をつけてね。転ばないように。」
春香「うん。すぐ追いつくから。」
千早「ええ。」
春香「よしっ。じゃあ取りに行ってくるね。」タッタッタッ
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----------------------------
-----------------
~某所地下鉄~
『ドア閉まります。ご注意ください。』
春香「はぁ…はぁ…間に合ったー…」
春香「よかった…すぐ見つかって。」
春香「時間は…あ、結構余裕あるね。」
春香「私ちょっと足速くなったのかも。」
春香「ふぅ。座って一息つこっと。」
『ご利用の電車は、○○方面行き普通です。』
『終点まで各駅に停車します。』
春香「そういえば千早ちゃんはもうスタジオついたのかな。」
春香「見たかんじ、この電車には乗ってないっぽい。」
春香「…この前に何本かあったから、そっちに乗ってるよね。きっと。」
春香「メールしとこ。」パチッ
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~某所地下鉄~
『ドア閉まります。ご注意ください。』
春香「はぁ…はぁ…間に合ったー…」
春香「よかった…すぐ見つかって。」
春香「時間は…あ、結構余裕あるね。」
春香「私ちょっと足速くなったのかも。」
春香「ふぅ。座って一息つこっと。」
『ご利用の電車は、○○方面行き普通です。』
『終点まで各駅に停車します。』
春香「そういえば千早ちゃんはもうスタジオついたのかな。」
春香「見たかんじ、この電車には乗ってないっぽい。」
春香「…この前に何本かあったから、そっちに乗ってるよね。きっと。」
春香「メールしとこ。」パチッ
春香「あれ、電池だいぶ減ってる。」
春香「そいえば地下にいるとちょっと早く減るって誰かが言ってたっけ。」
春香「…よし。千早ちゃん気付くかな…?」
春香「…」
春香「ふぁぁあ…」
春香「走ったからかな…ちょっと眠いや…」
春香「まだ結構あるし、寝ちゃおうかな。」
春香「えい…」
春香「…」
春香(あ…結構すぐ眠れそうかも…)
春香(…)
春香「すぅ…すぅ…」
春香「…」
春香「…」
春香「そいえば地下にいるとちょっと早く減るって誰かが言ってたっけ。」
春香「…よし。千早ちゃん気付くかな…?」
春香「…」
春香「ふぁぁあ…」
春香「走ったからかな…ちょっと眠いや…」
春香「まだ結構あるし、寝ちゃおうかな。」
春香「えい…」
春香「…」
春香(あ…結構すぐ眠れそうかも…)
春香(…)
春香「すぅ…すぅ…」
春香「…」
春香「…」
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----------------------------
-----------------
ギギィィッ
ガタンッ
春香「うわっ」ゴツンッ
春香「いたた…あれ、急に電車止まっちゃった。」
春香「駅…じゃないみたいだけど。」
春香「どうしたんだろ。」
春香「もう終点近いのかな…すごい静か。」
『お客様にお知らせいたします。』
春香「あ、アナウンスだ…」
『列車の電力取り入れ装置故障の為、只今停車をしております。』
『復旧のめどが立ち次第、御連絡をさせていただきます。』
『お忙しい中、真に申し訳ございません。復旧まで暫くお待ちください。』
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ギギィィッ
ガタンッ
春香「うわっ」ゴツンッ
春香「いたた…あれ、急に電車止まっちゃった。」
春香「駅…じゃないみたいだけど。」
春香「どうしたんだろ。」
春香「もう終点近いのかな…すごい静か。」
『お客様にお知らせいたします。』
春香「あ、アナウンスだ…」
『列車の電力取り入れ装置故障の為、只今停車をしております。』
『復旧のめどが立ち次第、御連絡をさせていただきます。』
『お忙しい中、真に申し訳ございません。復旧まで暫くお待ちください。』
春香「へぇ。電車って壊れるんだ…珍しいもの見ちゃった。」
春香「なんかいいことあるかも。明日千早ちゃんに話してあげよ。」
・
・
・
春香「…まだかなぁ。ちょっと時間がやばいかも。」
春香「修理っていうからうるさいのかと思ったら、すっごい静か…」
春香「なんか誰も車両にいないと広く見えるなぁ…」
・
・
・
春香「…すぅ…すぅ…」zzz
春香「んぅ…あれ、寝ちゃってた…?」
春香「今何時だろ。携帯携帯…」パチッ
春香「うそっ!?もう撮影始まってる時間!あわわ…どうしよう。」
春香「なんかいいことあるかも。明日千早ちゃんに話してあげよ。」
・
・
・
春香「…まだかなぁ。ちょっと時間がやばいかも。」
春香「修理っていうからうるさいのかと思ったら、すっごい静か…」
春香「なんか誰も車両にいないと広く見えるなぁ…」
・
・
・
春香「…すぅ…すぅ…」zzz
春香「んぅ…あれ、寝ちゃってた…?」
春香「今何時だろ。携帯携帯…」パチッ
春香「うそっ!?もう撮影始まってる時間!あわわ…どうしよう。」
春香「と、とりあえずプロデューサーさんに電話を…」パチッ
-圏外-
春香「地下って電波届かないんだった…どうしよう」
春香「とりあえず次の駅で降りて早く電話しないと。」
・
・
・
春香「まだかな…もう一時間以上たってるけど、あれからアナウンスもないし。」
春香「寝てる間にあったのかな。」
春香「誰かに聞いてみよ。」
春香「…あれ?隣の車両にも誰も居ない…」
春香「…こっちも誰も居ない。」
春香「えー…もしかして私一人?」
-圏外-
春香「地下って電波届かないんだった…どうしよう」
春香「とりあえず次の駅で降りて早く電話しないと。」
・
・
・
春香「まだかな…もう一時間以上たってるけど、あれからアナウンスもないし。」
春香「寝てる間にあったのかな。」
春香「誰かに聞いてみよ。」
春香「…あれ?隣の車両にも誰も居ない…」
春香「…こっちも誰も居ない。」
春香「えー…もしかして私一人?」
・
・
・
春香「まーだっかなー。まーだっかなー。」
春香「さすがにそろそろだよね。車掌さん修理頑張って…」
・
・
・
春香「うーん…さすがにそろそろ本当にやばいよ…」
春香「修理ほんとに進んでるのかな。何もさっきから音がしないけど。」
・
・
春香「まーだっかなー。まーだっかなー。」
春香「さすがにそろそろだよね。車掌さん修理頑張って…」
・
・
・
春香「うーん…さすがにそろそろ本当にやばいよ…」
春香「修理ほんとに進んでるのかな。何もさっきから音がしないけど。」
・
・
・
春香「…ちょっとおかしいよ。」
春香「もう四時間近くたってる。修理するみたいだったけど、何も音しないし…アナウンスも入らないし…」
春香「もしかしてさっきの衝撃で車掌さん、怪我して動けなくなっちゃったのかな…」
春香「どうしよう。先頭車両、行ってみようかな…」
春香「後尾の車掌室には誰も居ないし。」
春香「後ろの電車もきっとこの線路通れなくて困ってるだろうし…いってみようかな。うん。」スッ
コツ コツ コツ
春香「うわぁ…ほんとに誰もいないや。」
春香「いつもなら終点まで乗ってく人けっこういるのにな…」
・
・
春香「…ちょっとおかしいよ。」
春香「もう四時間近くたってる。修理するみたいだったけど、何も音しないし…アナウンスも入らないし…」
春香「もしかしてさっきの衝撃で車掌さん、怪我して動けなくなっちゃったのかな…」
春香「どうしよう。先頭車両、行ってみようかな…」
春香「後尾の車掌室には誰も居ないし。」
春香「後ろの電車もきっとこの線路通れなくて困ってるだろうし…いってみようかな。うん。」スッ
コツ コツ コツ
春香「うわぁ…ほんとに誰もいないや。」
春香「いつもなら終点まで乗ってく人けっこういるのにな…」
>>28
やめろよ
やめろよ
春香「これ何両目だろ。一番後ろにのったから…これが前から2両目かな?」
春香「もうすぐだね。よし。」
ブツンッ
春香「ひゃああぁああっ!?」
春香「なに?く…暗い!?あれ、電気が…」
春香「と、とりあえず落ち着かないと・・・深呼吸深呼吸…」
春香「あ…そっか、壊れたのは電力を取り入れるとこだっけ。バッテリーが切れたのかな・・・あるのか知らないけど。」
春香「そうだ、携帯にライトがあったはず。」
春香「…薄暗いと余計怖いような気もするけど…躓いたら大変だし。えい。」カチッ
春香「よし、ついた…」
春香「ぅぅ…やっぱり余計怖いよぅ…」
春香「ん?」
春香「今何か、人影が見えたような…」
春香「あれ、あそこに居るの、もしかして人?」
春香「もうすぐだね。よし。」
ブツンッ
春香「ひゃああぁああっ!?」
春香「なに?く…暗い!?あれ、電気が…」
春香「と、とりあえず落ち着かないと・・・深呼吸深呼吸…」
春香「あ…そっか、壊れたのは電力を取り入れるとこだっけ。バッテリーが切れたのかな・・・あるのか知らないけど。」
春香「そうだ、携帯にライトがあったはず。」
春香「…薄暗いと余計怖いような気もするけど…躓いたら大変だし。えい。」カチッ
春香「よし、ついた…」
春香「ぅぅ…やっぱり余計怖いよぅ…」
春香「ん?」
春香「今何か、人影が見えたような…」
春香「あれ、あそこに居るの、もしかして人?」
春香「やった。人だ!よかったぁ。私一人だったらどうしようかと思ったよ…」トコトコ
春香「あれ?暗くてよく分からないけど、あの髪型…なんか千早ちゃんに似てる…?」
春香「それに手に持ってるのは…楽譜だよね。」
春香「しかも、タイトルが「蒼い鳥」って、間違いないや。千早ちゃんだ!」
春香「先に行ってるって言ってたけど…この前の電車が満員だったのかな。」
春香「まぁいっか。千早ちゃーん!こっちこっち!同じ電車だったんだね!」タッタッタッ
春香「千早ちゃん!ああ、一緒でよかったぁ… あれ…千早ちゃん?」
春香「音楽聴いてるのかな?千早ちゃんってばー。」
春香「おーい千早ちゃ…」
春香「あれ?暗くてよく分からないけど、あの髪型…なんか千早ちゃんに似てる…?」
春香「それに手に持ってるのは…楽譜だよね。」
春香「しかも、タイトルが「蒼い鳥」って、間違いないや。千早ちゃんだ!」
春香「先に行ってるって言ってたけど…この前の電車が満員だったのかな。」
春香「まぁいっか。千早ちゃーん!こっちこっち!同じ電車だったんだね!」タッタッタッ
春香「千早ちゃん!ああ、一緒でよかったぁ… あれ…千早ちゃん?」
春香「音楽聴いてるのかな?千早ちゃんってばー。」
春香「おーい千早ちゃ…」
ドサッ
春香「ひっ…」
春香「千早ちゃんじゃ・・・・ない?首が…」
春香「なにこれ…」
春香「土?みたい… どうして土の人形なんかがこんなとこに・・・」
春香「よりにもよってこんなときに見つけちゃうなんて…足が震えて動けないや…」
春香(あれ、なんだろう、背中がすごい、ぞわぞわする…)
春香「うぅ…もうライト消そう…先頭車両に行けば車掌さんがきっと…」
コツ コツ コツ
春香「なんだろ…この先が一両目のはずなんだけど…」
ギィィッ
春香「えっ…すごいドアが重い…」
春香「空いたけど、大丈夫だよね…」
春香「うん。頑張れ私っ。」
春香「ひっ…」
春香「千早ちゃんじゃ・・・・ない?首が…」
春香「なにこれ…」
春香「土?みたい… どうして土の人形なんかがこんなとこに・・・」
春香「よりにもよってこんなときに見つけちゃうなんて…足が震えて動けないや…」
春香(あれ、なんだろう、背中がすごい、ぞわぞわする…)
春香「うぅ…もうライト消そう…先頭車両に行けば車掌さんがきっと…」
コツ コツ コツ
春香「なんだろ…この先が一両目のはずなんだけど…」
ギィィッ
春香「えっ…すごいドアが重い…」
春香「空いたけど、大丈夫だよね…」
春香「うん。頑張れ私っ。」
コツッ コツッ コツッ
春香「何ここ。すごい寒い。」
春香「でもあと少し…あと少しで運転席だ…」
春香「よかった。ここには変な土人形ないや。」
春香「…さっきの、やっぱり千早ちゃんに似てたな。千早ちゃんは大丈夫だよね。」
春香「千早ちゃんなら、こんなときでも冷静に状況分析とかしちゃうんだろうなぁ。」
春香「あ、でも意外と寂しがりやだから、こんなに人が居ないとおろおろしちゃうかも。」
春香「あははっ なんか想像したら可愛い。うん。ちょっと元気出てきた。」
春香「…ここだね。」
『車掌室 無断での立ち入りを禁ず。照明反射防止のためカーテンを閉じさせて頂きます。』
春香「あのー、すみません。」
コンコンコン
春香「車掌さん、大丈夫ですか?」
コンコンコン
春香「あの、誰かいませんか?」
春香「何ここ。すごい寒い。」
春香「でもあと少し…あと少しで運転席だ…」
春香「よかった。ここには変な土人形ないや。」
春香「…さっきの、やっぱり千早ちゃんに似てたな。千早ちゃんは大丈夫だよね。」
春香「千早ちゃんなら、こんなときでも冷静に状況分析とかしちゃうんだろうなぁ。」
春香「あ、でも意外と寂しがりやだから、こんなに人が居ないとおろおろしちゃうかも。」
春香「あははっ なんか想像したら可愛い。うん。ちょっと元気出てきた。」
春香「…ここだね。」
『車掌室 無断での立ち入りを禁ず。照明反射防止のためカーテンを閉じさせて頂きます。』
春香「あのー、すみません。」
コンコンコン
春香「車掌さん、大丈夫ですか?」
コンコンコン
春香「あの、誰かいませんか?」
春香「…」
春香「どうしよう…中で気を失ってるのかな…」
春香「でも鍵閉まってるよね、きっと。」
春香「…試してみようかな。」
ガラガラッ
春香「わっ 開いちゃった…」
春香「っ…何この臭い…」
春香(うぅ…いっそ開かなければよかったかも)
春香「澱んだ水みたいな臭い…どうしたんだろう。」
春香「あの、すみません、大丈夫です…か?」
春香「…」
春香「嘘…」
春香「誰も居ない…」
春香「どうしよう…中で気を失ってるのかな…」
春香「でも鍵閉まってるよね、きっと。」
春香「…試してみようかな。」
ガラガラッ
春香「わっ 開いちゃった…」
春香「っ…何この臭い…」
春香(うぅ…いっそ開かなければよかったかも)
春香「澱んだ水みたいな臭い…どうしたんだろう。」
春香「あの、すみません、大丈夫です…か?」
春香「…」
春香「嘘…」
春香「誰も居ない…」
春香「嘘だよこんなの…だってこの電車、ちゃんとさっきまでたくさん人が居たのに。」
春香「今、私一人なの…?」ゾクッ
春香「どうなってるの。」
春香「携帯で…誰かに助けを…」
春香「あれ?私鞄どうしたっけ?」
春香「席においてきちゃったのかな…戻らないと。」クルッ
春香「っ…!?」
春香「ぁ…い…」
春香「いやぁぁああああああああああああああああっ」
春香「あ…あぁ…何あれ…何なの…」
春香「さっきまで何もなかったのに」
春香「誰もいなかったのに」
春香「なんであんなにびっしり…」
春香「土人形が…?」
春香「今、私一人なの…?」ゾクッ
春香「どうなってるの。」
春香「携帯で…誰かに助けを…」
春香「あれ?私鞄どうしたっけ?」
春香「席においてきちゃったのかな…戻らないと。」クルッ
春香「っ…!?」
春香「ぁ…い…」
春香「いやぁぁああああああああああああああああっ」
春香「あ…あぁ…何あれ…何なの…」
春香「さっきまで何もなかったのに」
春香「誰もいなかったのに」
春香「なんであんなにびっしり…」
春香「土人形が…?」
春香「あ…い…」
春香「嫌…」
春香(あれ…視界が暗くなって…)
春香(駄目…今気を失ったらあの人形に…)
春香(殺…され…)
春香(…)
春香「嫌…」
春香(あれ…視界が暗くなって…)
春香(駄目…今気を失ったらあの人形に…)
春香(殺…され…)
春香(…)
~同時刻 765プロ事務所~
『…只今、電話に出ることができません。』
『留守番電話サービスに接続します。』
千早「なんで出ないのよ春香…お願いだから出てよ…」
P「落ち着け千早。」
真美「千早お姉ちゃん…さっきからずっと携帯使ってるよ。その、電池とか大丈夫?」
千早「電池なんていつでも充電できる…でも春香は今まさに危ない目にあってるかもしれないじゃない…」
真美「…ごめんなさい。」
P「千早。」
千早「すみません。でも、春香が…」
『○○県営地下鉄で発生した列車脱線事故の原因は、トンネルの落盤と特定されました。』
『しかし、その影響で救助隊が現場に入れず、救助作業は依然として難航しています。』
P「やはりなかなか進まないな。」
千早「私が…私が先に行くなんていったから… 一緒に居れば、春香一人で…こんな…」
『…只今、電話に出ることができません。』
『留守番電話サービスに接続します。』
千早「なんで出ないのよ春香…お願いだから出てよ…」
P「落ち着け千早。」
真美「千早お姉ちゃん…さっきからずっと携帯使ってるよ。その、電池とか大丈夫?」
千早「電池なんていつでも充電できる…でも春香は今まさに危ない目にあってるかもしれないじゃない…」
真美「…ごめんなさい。」
P「千早。」
千早「すみません。でも、春香が…」
『○○県営地下鉄で発生した列車脱線事故の原因は、トンネルの落盤と特定されました。』
『しかし、その影響で救助隊が現場に入れず、救助作業は依然として難航しています。』
P「やはりなかなか進まないな。」
千早「私が…私が先に行くなんていったから… 一緒に居れば、春香一人で…こんな…」
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