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    元スレ男「はぁ……俺と妹が勇者ですか……」

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    51 = 29 :

    この調子だと結構長い感じ?
    まぁ途中で寝落ちとかありそうだけど

    52 = 1 :

    「では……いくぞ」コンコン

    「はーい。……あ、これは勇者様!どうぞお入りください!」

    「おじゃましまーす……」

    「おじゃましまーす……」

    「……」

    「……」

    「どうしよう、何も話しかけてこない……」

    「こちらから話しかけてないからな……おい、そこのクローゼット調べろ」

    「えぇ!?それはさすがに……」

    「じゃあ俺が……50Gだ」

    53 :

    スタァーップ

    54 = 31 :

    勇者ww

    55 = 1 :

    >>51
    何も考えてない
    完徹するための暇潰しなので寝落ちはないと思います


    「それ確実にこの人のじゃん!ダメだよ!!」

    「いや……見ろ、無反応だ」

    「そ、それはそうだけど……」

    「ありがたく頂戴するぞ」

    「え、えぇ……ご、ごめんなさい……」

    「どうやら大丈夫らしいので、このまま全部屋調べます!」

    「えぇ!?」

    57 = 1 :

    ──
    ───
    ────

    「……あんまり収穫は無かったな」

    「ものすごい罪悪感……最後の方黙って入って出てったよ」

    「何も反応が無かったからな」

    「こっちから話しかけてみたら餞別までくれた……この世界怖いよ」

    「『あの……』と話しかけただけでペラペラ喋りだしてお金をくれたな。あとでお客全員に話しかけよう」

    「やめて!!」

    58 :

    今流行りのRPGだったら盗んだ瞬間町の全衛兵に情報が知れ渡って牢獄行きか膝に矢でしたね

    59 = 1 :

    「じゃ、飯食いに行くか」

    「そうだね……」

    「あ、植木鉢。10Gみっけ!」

    「やめて!」





    「うわぁ……うまそう」

    「塊のお肉だよ……おいしそう……」

    「では!いただきまーす!」

    「いただきまーす!!」

    60 = 31 :

    やめて!がツボるw

    61 = 1 :

    ──
    ───
    ────

    「ふぅーうまかった!ごちそーさま!」

    「ごちそうさまでした」

    「……寝るにはちょっと早いな。情報収集でもするか」

    「そうだね」





    「……こうやって見ると武具屋と道具屋と宿屋以外にもいろいろ店があるんだなぁ」

    「そりゃあそうでしょう」

    「お、デザートっぽいの売ってるぞ!食うか?」

    「あ、ほんとだ!食べよう!」

    62 = 1 :

    ──
    ───
    ────

    「……とりあえず次に向かうのは東の村だな」

    「魔王城って空に浮かんでるんだね……」

    「飛行艇を持ってる奴が東の村にいるらしいな」

    「うん……」

    「……そろそろ寝るか」

    「……うん」

    63 = 1 :

    「……」

    「……」

    「……一緒に寝るの、何年ぶりだろうな」

    「久しぶりだね……」

    「……」

    「……」

    「……帰れるよね」

    「……あぁ。絶対」

    「……おやすみ、お兄ちゃん」

    「おやすみ」

    64 = 1 :

    ──
    ───
    ────

    「んー良い朝!」

    「お兄ちゃん!起きて!」ユサユサ

    「ん……もうちょっと」

    「ダメ!起きなさい!」バシバシ

    「わかった、わかったから…………おはよう……」

    「はいおはようございます!ご飯食べにいこう!」

    「うん……」

    66 = 1 :

    「……周りの視線がやたら熱いな」

    「……わかった、服装だ」

    「あぁそっか……今俺が着ているのはジャージ……」

    「勇者だね」

    「そうだなぁ……着替えてこればよかった」

    「汚いジャージも、ここでは聖なる服なんだね」

    「複雑だなぁ……」

    67 = 1 :

    ──
    ───
    ────

    「では!いざ出発!」

    「おーっ!!」

    「おぉ……モンスターらしき影がちらほら……」

    「……私今なんか魔法が使える気がする」

    「マジで?なんかやってみ?」

    「えーと……えいっ!」ボウッ

    「うおっ!火が出た!!すげぇ!!」

    「本当に出来た……」

    68 = 31 :

    魔法きた

    69 = 1 :

    「ところでお前は黒魔法系なの?白魔法系なの?」

    「さぁ……どうなんだろう」

    「まぁいっか、両方やれ」

    「そんな適当な」

    「二人編成のパーティーなんだ。俺は魔法使えないからお前が回復役やるしかないだろ」

    「まぁなんかできる気もするけど……」

    「マジで?本当すげーな」

    71 = 1 :

    「お、いかにも雑魚っぽいモンスターがこっちにやってきた」

    「うぅ……緊張する……」

    「よっしゃあ!やってやるぜ!!どりゃあ!!」ザシュッ

    「うわぁ!!血が出てる!!血が!!」

    「……俺今から生き物を殺すんだな……なんかクズ野郎になった気分」

    「前見て前!!」

    「えっ?うわぁっ!!」グサッ

    73 = 31 :

    妹が回復魔法使えないときついなこれ

    74 = 1 :

    「いっ……てぇー!!なんだこれすごく痛い!!」

    「だって刺さってるよそれ!!抜いて抜いて!!」

    「だって抜いたら血が……」

    「抜かなきゃ治せないでしょ!!えいっ」グチュッ

    「ギャーッ!!痛い痛い痛い!!」

    「えいっ!!」

    「痛い!!いた……うおっ傷が塞がってく!!」

    「本当に使えたよ……お兄ちゃん後ろ後ろ!!」

    「えっ?うわっ!!」ゴロゴロ

    「ナイスエスケープ!」

    75 = 1 :

    「この野郎……てりゃーっ!!」ザシュッ



    「……倒した?」

    「動かないな……」

    「あ、なんか今成長した気がする」

    「俺もだ。攻撃力と防御力と体力と素早さが上がったな」

    「私は攻撃力じゃなくて魔力だな」

    「……初レベルアップか」

    「不思議な気分……」

    76 = 1 :

    「……なんか落ちてるな」

    「……150Gと回復薬だ」

    「……使えばよかったのに、回復薬」

    「……私ら悪いことやってるのかな?」

    「まぁ生き物を殺したんだ……悪いことっちゃあ悪いことだな」

    「……」

    「でも殺さなきゃこっちが殺されてた。これはやらなきゃいけないことだったんだよ」

    「……うん」

    「これからまだまだモンスターはでるぞ。元気だせっ!」

    「……うん」

    77 = 1 :

    ──
    ───
    ────

    「いよいよ魔王城へ攻め入るわけだが」

    「早かったね……まだ一週間だよ……」

    「それでもいろいろ寄り道したけどな。多分全てのダンジョン巡っただろ」

    「人の家の中調べ回るのも当たり前になっちゃったね……」

    「モンスター倒して経験値と金を稼ぐのもな」

    「……もとの世界で生きていけるよね」

    「多分な」

    79 = 1 :

    「飛行艇のパーツ探しに出掛けたり、魔王城のバリアを壊したり……いろいろあったね」

    「本編と関係ないところでは迷子の子猫探したりな」

    「本編とか言うな」

    「それにしてもなかなか楽しかったよなぁ」

    「綺麗だったしね、この世界」

    「いざとなるとちょっと名残惜しい気もするな」

    「でも早く帰らないと……まさか向こうの世界でも一週間経ってたりしないよね」

    「それは無いと思いたいな……」

    81 = 1 :

    「じゃ、準備はいい?」

    「装備オッケー道具オッケーHPMPオッケー!」

    「ここからはもう戻ることはできません。本当によろしいですか?」

    「親切な注意書ありがとう」

    「……死んだりしないよね」

    「そのために一生懸命レベル上げしたろ?」

    「絶対大丈夫だ」

    「……うん、そうだよね!」

    「それでは!しゅっぱーつ!!」

    「おーっ!!」

    82 :

    面白いスレを見つけてしまった
    こりゃもうねれんな…

    84 = 1 :

    ──
    ───
    ────

    「よ、弱い……」

    「ほぼ無傷だよ、私たち……」

    魔王「クッ……どうやら私の敗けのようだ……」

    「じゃあ何の余韻も無いけど……とどめさしちゃう?」

    「そうだね……これでやっと帰れる……」

    魔王「フ……フハハハハ!!!」

    「お、笑い始めたぞこいつ」

    魔王「私を殺すのか?それもいいだろう」

    魔王「だがそのときは貴様らも道連れだ!!」

    85 = 31 :

    魔王弱いのかw

    86 = 1 :

    「? どういうことだ?」

    魔王「私の魔力を侮るなよ……」

    魔王「私が死ねば、私の体に秘められた魔力を抑えるものは無くなり」

    魔王「大爆発を起こす!!」

    「!!」

    魔王「到底生き残ることは不可能だ……」

    「……」

    「そんなこと言ったって……ねぇ?」

    「……」

    「こいつの攻撃なんてどれもほとんど効かなかったし、爆発だってそうたいしたものじゃ……」

    「いや……違うな……」

    88 = 1 :

    「え?」

    「確かに俺たちのレベルは高い……こいつの攻撃なんて屁のかっぱだった……」

    「だけど……あくまでそれはバトルの話」

    「……つまり?」

    「すでに俺たちは経験値をもらっている……」

    「バトルはもう終わってるんだよ」

    「……」

    「つまり……これはシナリオ上の演出。恐らく俺たちは本当に死ぬ」

    「シナリオとか言うなや」

    89 :

    見てるぞ

    90 = 31 :

    男メタいなw

    91 = 1 :

    「……でもじゃあとどめがさせない!!」

    「ああ……そうなるな……」

    「どうするの!?」

    「今考えてる」



    「……じゃあ、遠距離からとどめをさすってのは!?」

    「ここは城の中だからな……城の外からの攻撃はできない」

    「……」

    「……じゃ、じゃあ」

    「なんだ?」

    「他の人にやってもらおう!!もともとこの世界の問題なんだ!」

    92 = 1 :

    「この世界の人が解決するべきだよ!!!」

    「……それもダメだな」

    「どうして!!こんなことで私たちが死ぬことなんてない!!!」

    「そうじゃない……王様が言ってただろ。魔王にダメージを与えられるのは俺たちだけなんだ」

    「あ……そ、そっか……」

    「妹……」

    「え?」

    「お前逃げろ」

    94 = 1 :

    「……どういうこと?」

    「お前が安全な場所に避難してから俺がこいつを殺す」

    「……馬鹿言わないで!!それじゃお兄ちゃんが死んじゃうじゃん!!」

    「……仕方ないだろ。お前が帰らなきゃ、父さんも母さんも悲しむ」

    「そんなのお兄ちゃんが帰らなくても一緒だよ!!第一私はお兄ちゃんがいなきゃ生きていけない!!」

    魔王「ククク……どっちが死ぬか決まったか?」

    96 :

    魔王余裕そうじゃねーか

    97 = 1 :

    「……それでもやっぱりお前が帰れ。父さんと母さんによろしくな」

    「ま、待って!!駄目だよそんなの!!」

    「俺の分まで生きてくれな。……ほら行けよ」

    「……行かない!!絶対行かない!!」

    「……我が儘言うな」

    「どっちがよ!!もういい!!じゃあ魔王にとどめなんかささないで私とお兄ちゃん二人で生きていこう!!」

    「……この世界が滅ぶぞ。しかも帰れない」

    99 = 1 :

    「こんな世界知らないよ……帰れなくたってお兄ちゃんが死ぬよりはマシだよ……」

    「魔王の攻撃をものともしない私たちなら、二人だけで生きていける……ね、そうしよ?」

    「……父さんと母さんが悲しむぞ」

    「それは申し訳ないけど……でも私たちは生きてる。二人が知らなくても、ちゃんと生きていく」

    「…………」


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