元スレ照「後輩が欲しい…」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
201 = 119 :
母「そういえば、照。出かけるんじゃなかったの?」
照「うん、出かける。菫が家まで迎えにくる」
母「ふーん」
母(菫ちゃん。あの時の子よね。あのスゴロクをやってたらしいけど…本当のところはどうなのかしら)
母(まぁいいか)
<ピンポーン…
照「あっ…」
彼女は猛スピードで玄関まで走り、扉を開けた。
202 = 119 :
>>200
親父は長野。咲だけを東京に行かせた
205 = 119 :
宮永照は目の前の女性に目を奪われた。そこに立っている女性は確かに宮永照の恋人―――弘世菫。それは間違いないだろう。
だけど最初の一瞬、誰だか分からなかった。それほどの変わりよう―――彼女は着物を着ていた。
要所に花の刺繍が施してある青を基調にした着物。その長い蒼髪をまとめあげ、そこから見えるうなじが色気を撒き散らしている。
照「…すみ…れ。着物…着た…の?」
菫「開口一番がそれ。他に何か言うことはないのか」
照「あっ…菫…着物…そのっ…似合っ…てる…よ」モジモジ
菫「…?」
照は彼女のあまりの美しさに目も合わせられない。
206 = 163 :
たしかに菫さん着物似合うだろうな
胸じゃまだが
207 = 139 :
参考画像待ってます!
208 = 119 :
菫「それよりも」ジトー
照「な…に?」
菫「なんでお前は私服なんだ。今日、初詣に行くと言ったよな」
照「……うん。ごめん」
照(だって私の着物…子供っぽいのばかりだったし)
菫「別にいいが…来年は着物を着ろよ」
照「!」パァ
照「うん!」ニコッ
照(来年も初詣に行く約束をしちゃった)
209 = 119 :
>>207
参考画像の着物の刺繍は百合の花で頼む
百合の花とか見たことないけど
210 :
菫が照殺してビビったからこっちで口直し
211 = 179 :
>>210
kwsk
213 = 179 :
あざす
214 = 119 :
>>212
まだ本当に殺したかどうかは……わっ…わからな…い…だろ…(白目)
215 = 210 :
>>214
お前は続き書け!
見てるから
216 = 163 :
>>214
向こうは読んどくからはよwwwww
217 = 163 :
ほ
218 = 119 :
宮永照の自宅を出た二人は、近所の神社に向かう。コツコツと草履がコンクリートの地を叩き、弘世菫は歩いていた。
菫「はぁー…照の着物を見たかったな。楽しみにしてたのに」
照「…ごめん」
菫「冗談だ」
照「……いじわる」
菫「ふふっ」
照「……」
菫「……」
二人は肩を並べ、無言の中、静寂を壊すように草履の音だけが虚空に響く。
219 :
照菫かわいい
220 = 141 :
支援します依藤です
221 = 119 :
神社の前に到着した二人は、鳥居を潜り、長い石造りの階段を登っていく。
階段を登り終えると大勢の人だかりが彼女たちの目線の先に飛び込んできた。
照「………人。いっぱいいる」
菫「みたいだな。とりあえず最初にお参りをするか」
照「…うん」
菫「照。これだけの人数だ。はぐれないように…」
照「……うん////」
二人は手を絡ませ、人だかりの中を縫うように進んでいき、賽銭箱の前にいく。
222 = 219 :
かわいい
223 = 119 :
二人の姿に好奇の視線を向ける者は多々いるもののやはり人混みの中ということもあり、仲の良い友達がはぐれないように手を繋いでいるのだろう程度の認識に終わる。
彼女たちの関係は恋人同士。二人に視線を向けてた者たちは誰もその結論には至らなかったのだろうか。
照(それとも……きちんと恋人に見えているのかな)
二人は賽銭箱に小銭を放り投げ、二回手を叩き、一礼をする。そして両手を合わせて願う―――
((いつまでも二人で―――))
224 = 219 :
二礼二拍手一礼
225 = 119 :
>>224
そうだった
何か忘れてると思ったら二礼だ
ありがとう
226 = 219 :
せめてこの二人だけは幸せに
支援
227 = 119 :
無事、お参りを終えた二人は境内を回っていた。
菫「おい、照。御神籤があるぞ」
照「引いてみる?」
菫「ああ」
照「すいません。御神籤ふたつお願いします」
<はい、分かりました。御神籤ですね。えーっと…御神籤はどこでしょうか
<小蒔ちゃん。ここは私がやっておくから小蒔ちゃんは向こうを掃いておいてくれる
<はい、霞ちゃん。頑張ります!
228 = 210 :
温度差がヤバイ支援
この二人は生き残ってくれ
229 = 130 :
仲いいなー
230 = 119 :
照「……菫。御神籤どうだった?」
菫「私は大吉だ。照はどうだ?」
照「…凶」
照(恋愛の部分は…“今の恋は難解。切り捨てることが最良”…か)
菫「…照?」
照「ううん。なんでもない。行こう、菫」
<ありがとうございましたー!
<霞ちゃーん。蛇が…蛇が出ましたー
<はぁー…あれはただのロープよ、小蒔ちゃん
231 = 163 :
>>230
姫様……
233 :
姫様かわいい
234 = 119 :
照「ねぇ、菫」
菫「…なんだ?」
照「菫は何が最良の選択だと思う…?」
菫「…さっきの御神籤に何か悪いことでも出たのか?」
照「別にそういうわけじゃないけど…」
菫「最良の選択か。私は自分の選んだ選択が最良だと思うがな」
照「…え」
菫「自分自身が考え抜いて出した結論。後悔のない結論。それが最良の選択というやつなんじゃないかな?」
照「……うん」
菫「私は照の恋人になったことに後悔はない。考え抜いた末に出した最良の結論だからな」ニコッ
照「うん…!」じわっ
菫「!」
235 :
2年前はアラサー
現在はアラフォー
これで年齢がわかる
237 = 119 :
菫「おっ、おい。どうした…!」
照「…ごめん。嬉しくてつい…」ゴシゴシ
照(私は菫のことを好きになって良かった。本当に…良かった)
菫「はぁー…なんだ。それなら良いが、ビックリさせる」ガサゴソ
菫は懐からハンカチを取り出して照の手元に差し出す。
菫「ほら…」
照「うん…ありがと」
238 = 163 :
しえん
239 = 119 :
照「菫、ちょっと…こっちきて」
菫の手を引っ張り、木陰に姿を消した。
菫「いきなりなん―――」
照は自分の口唇で菫の口を封じた。彼女たちの姿はちょうど木陰に隠れている。誰からも見られる心配はない、はずだった。
<えーっと…あの…何をしているのでしょうか
二人「「!」」
二人は咄嗟に口唇を離した。その様子を見ていた箒を抱えた巫女さんは首を傾げ、キョトンとしている。
240 = 119 :
菫「えっ…あの」
照「…うっ」
<…??
菫「…なんでも…ない////」カァ
照「…うん。なにもしてない////」カァ
<…???(あとで霞ちゃんに聞いてみましょう)
241 = 119 :
おわれ?
242 = 163 :
しえん
243 :
おわらないよ
244 :
いやいや終わるなよこれからだろ
245 = 121 :
咲はどうなった
246 = 119 :
次はバレンタインデー編か…
247 = 163 :
>>246
ほほう
248 = 119 :
イメージは少女漫画なんだけど、濡れ場は必要なの?
249 = 203 :
少女漫画ってぬるぬるのぐちょぐちょだよ
250 :
包丁と奪われが足りない
みんなの評価 : ★
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