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元スレ池田「みんなー、お薬の時間だし」
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荒川病院隔離病棟、地下10階
憧「ポン!」
和(聴牌濃厚ですね)トン
竜華「ここはちゃうやろー」トン
美穂子「そこが通るなら、これも通りますよね」トン
憧「あー!もう!相変わらず防御が堅いわね。いいわよ自分でツモるから」
憧「ポン!」
和(聴牌濃厚ですね)トン
竜華「ここはちゃうやろー」トン
美穂子「そこが通るなら、これも通りますよね」トン
憧「あー!もう!相変わらず防御が堅いわね。いいわよ自分でツモるから」
和「いいんですか、聴牌してるの言って?」
憧「どーせ、バレてるでしょ。何年このメンツで打ってると思ってるのよ」
竜華「せやせや。和がダマテンしてんのも知ってんで」
美穂子「竜華さんもですね。あらあら、聴牌してないのは私だけですか。どれ切るか、迷いますね」
ガラガラ
池田「おーい、お前達。ご飯とお薬の時間だし。ってまた麻雀か。今日は誰が一位だし?」
憧「どーせ、バレてるでしょ。何年このメンツで打ってると思ってるのよ」
竜華「せやせや。和がダマテンしてんのも知ってんで」
美穂子「竜華さんもですね。あらあら、聴牌してないのは私だけですか。どれ切るか、迷いますね」
ガラガラ
池田「おーい、お前達。ご飯とお薬の時間だし。ってまた麻雀か。今日は誰が一位だし?」
憧「私よ、私」
池田「ふーん、どれどれ」
池田(原村の不要牌が当たり牌かー。これは振り込むかな)
和「」ヒュ
憧「待ってました!それロン!」
和「…はい」ジャラ
竜華「おっ、二位の和から直撃で、一位は憧かー」
美穂子「残念。明日は勝ちますよ」
憧「じゃあ、和のこのお菓子貰うね」
和「それ新作のお菓子なんですよ!?よりにもよってそれを選びますか!」
池田「ふーん、どれどれ」
池田(原村の不要牌が当たり牌かー。これは振り込むかな)
和「」ヒュ
憧「待ってました!それロン!」
和「…はい」ジャラ
竜華「おっ、二位の和から直撃で、一位は憧かー」
美穂子「残念。明日は勝ちますよ」
憧「じゃあ、和のこのお菓子貰うね」
和「それ新作のお菓子なんですよ!?よりにもよってそれを選びますか!」
池田「残念だったし。まぁでも、総合では一位なんだし、たまにはいいだろ」
美穂子「ちょうど、今日の対局で1000回目になったわね」
竜華「いっぱいやったなぁ。もう完全に、あんたらの癖から考え方までわかったで」
憧「そうね。いつになったら、退院出来るんだろうね。私達」
池田「…もうすぐだし。心の病が治ったら、いつでも退院出来るし」
美穂子「ちょうど、今日の対局で1000回目になったわね」
竜華「いっぱいやったなぁ。もう完全に、あんたらの癖から考え方までわかったで」
憧「そうね。いつになったら、退院出来るんだろうね。私達」
池田「…もうすぐだし。心の病が治ったら、いつでも退院出来るし」
竜華「池田さんの料理おいしいわー」モグモグ
美穂子「そーいえば、華菜。貴方の妹さんは、元気かしら?」
池田「えぇ、三人とも元気ですよ。来年には高校生になりますし。全員風越に受かりましたし」
和「へぇー、池田さんの妹さんが三人も風越に…」
憧「阿知賀は灼が、先生になってるんだって。全国大会行けるといいけど」
竜華「あぁ、千里山と対戦した時の副将戦の子やろ?一番目立ってたし、よーく覚えてるで」
美穂子「そーいえば、華菜。貴方の妹さんは、元気かしら?」
池田「えぇ、三人とも元気ですよ。来年には高校生になりますし。全員風越に受かりましたし」
和「へぇー、池田さんの妹さんが三人も風越に…」
憧「阿知賀は灼が、先生になってるんだって。全国大会行けるといいけど」
竜華「あぁ、千里山と対戦した時の副将戦の子やろ?一番目立ってたし、よーく覚えてるで」
竜華「そんで、大将戦で阿知賀の子が…」
憧「・・・」ズキッ
和「そうそう、あの時」
池田「その話、ストップだし!お前達、この薬飲むし」
美穂子「これ頭がキーンとなって、苦手なのよね」
竜華「せやな…。頭の中から大事な記憶がごっそり抜けて行くみたいな」
和「はい。飲んだ後の喪失感が、すごく嫌いです」
憧「なんか頭痛い…。飲まなくていい?」
憧「・・・」ズキッ
和「そうそう、あの時」
池田「その話、ストップだし!お前達、この薬飲むし」
美穂子「これ頭がキーンとなって、苦手なのよね」
竜華「せやな…。頭の中から大事な記憶がごっそり抜けて行くみたいな」
和「はい。飲んだ後の喪失感が、すごく嫌いです」
憧「なんか頭痛い…。飲まなくていい?」
池田「ダメだし。退院出来ないぞ。飲むし」
みんな「…」ゴクゴク
竜華「頭がクラクラする…」
憧「あれ…私、なんで晩成じゃなくて阿知賀に入ったんだっけ?」
和「今まで麻雀打って、一番強かったのは…、宮永照さんだったかな?」
美穂子「私がキャプテン…、確か龍門渕さんと加治木さんと…、染谷さんの提案で合同合宿をしたのよね?」
池田「…みんな、ゆっくり寝るし。朝起きたら、忘れてるし」
みんな「はーい」
みんな「…」ゴクゴク
竜華「頭がクラクラする…」
憧「あれ…私、なんで晩成じゃなくて阿知賀に入ったんだっけ?」
和「今まで麻雀打って、一番強かったのは…、宮永照さんだったかな?」
美穂子「私がキャプテン…、確か龍門渕さんと加治木さんと…、染谷さんの提案で合同合宿をしたのよね?」
池田「…みんな、ゆっくり寝るし。朝起きたら、忘れてるし」
みんな「はーい」
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憩「で、経過の方はどうなん?」
池田「はい、今の所順調ですし。言語機能や日常生活に異常は見当たりませんし」
憩「そっか…。じゃあ、このまま投薬を続けて行こう。経過を見て、本人達とも面会させてみようか」
池田「そうですね。まだ早いとは思いますけど」
憩「せやね。全てを忘れる事が出来たら…、晴れて退院やな」
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憩「で、経過の方はどうなん?」
池田「はい、今の所順調ですし。言語機能や日常生活に異常は見当たりませんし」
憩「そっか…。じゃあ、このまま投薬を続けて行こう。経過を見て、本人達とも面会させてみようか」
池田「そうですね。まだ早いとは思いますけど」
憩「せやね。全てを忘れる事が出来たら…、晴れて退院やな」
池田「しかし、人の恋愛感情を制御するっていい事じゃないですよね」
憩「まぁ…それはな。けど、この実験が上手くいけば犯罪の抑制とか、犯罪者の更生とか色々とめちゃくちゃ役に立つで!」
池田「それはそうですけど…」
憩「科学の発達に犠牲は不可欠やで。まぁ、両想いの恋人や夫婦を引き裂くわけやないんやから」
池田「そうですね…。重すぎる愛は、毒か…」
憩「せやで。人類の偉人も愛や欲ゆえに失敗した人も少なくないんや。この実験で、人の感情が支配出来たら、もっといい世の中になるで」
憩「まぁ…それはな。けど、この実験が上手くいけば犯罪の抑制とか、犯罪者の更生とか色々とめちゃくちゃ役に立つで!」
池田「それはそうですけど…」
憩「科学の発達に犠牲は不可欠やで。まぁ、両想いの恋人や夫婦を引き裂くわけやないんやから」
池田「そうですね…。重すぎる愛は、毒か…」
憩「せやで。人類の偉人も愛や欲ゆえに失敗した人も少なくないんや。この実験で、人の感情が支配出来たら、もっといい世の中になるで」
半年後
池田「おーい、先生からテレビの設置許可が出たぞー」
竜華「なんやて!?」
憧「テレビ!わーい、ドラマとか見れる」
和「プロの麻雀の試合とかも見れますよ」
美穂子「私はあまりテレビを見る習慣はなかったけど、いい暇つぶしになるわね」
池田「早速、つけるし」ポチッ
池田「おーい、先生からテレビの設置許可が出たぞー」
竜華「なんやて!?」
憧「テレビ!わーい、ドラマとか見れる」
和「プロの麻雀の試合とかも見れますよ」
美穂子「私はあまりテレビを見る習慣はなかったけど、いい暇つぶしになるわね」
池田「早速、つけるし」ポチッ
実況末原『さて、日本プロ麻雀リーグも最終戦。宮永咲と宮永照の姉妹対決が今年もやってまいりました』
解説藤田『後二人は、江口と愛宕か…。みな同じ世代の子達だな』
末原『えぇ、特に主将…ではなく愛宕洋榎さんは、初めての大将を任されており、緊張が見えますね』
藤田『姫松は中堅がエースだったからな。って解説の私より、お前の方が詳しいんじゃないか?』
竜華「あっ、セーラや!プロに入ってたゆうてたけど」
憧「へぇー、やっぱプロになったんだ。これに勝った人が、今年の優勝みたいだよ」
解説藤田『後二人は、江口と愛宕か…。みな同じ世代の子達だな』
末原『えぇ、特に主将…ではなく愛宕洋榎さんは、初めての大将を任されており、緊張が見えますね』
藤田『姫松は中堅がエースだったからな。って解説の私より、お前の方が詳しいんじゃないか?』
竜華「あっ、セーラや!プロに入ってたゆうてたけど」
憧「へぇー、やっぱプロになったんだ。これに勝った人が、今年の優勝みたいだよ」
美穂子「みんなあんまり変わってないわね」ウフフ
池田「キャップはテレビに映ってる人と、全員対局経験がありましたね。大丈夫ですよ。キャップが退院すれば、プロの即戦力ですし」
美穂子「そうだといいわね。いつか私もあの場にね」
和「・・・」
末原『先制は、やはり宮永照!一本場なので、誰も止められないかー』
藤田『あの子の一本場は、プロ最速聴牌だから、厳しいね。瑞原プロが居れば、一本場でも対抗出来なくもないが』
池田「キャップはテレビに映ってる人と、全員対局経験がありましたね。大丈夫ですよ。キャップが退院すれば、プロの即戦力ですし」
美穂子「そうだといいわね。いつか私もあの場にね」
和「・・・」
末原『先制は、やはり宮永照!一本場なので、誰も止められないかー』
藤田『あの子の一本場は、プロ最速聴牌だから、厳しいね。瑞原プロが居れば、一本場でも対抗出来なくもないが』
末原『宮永照の連荘で、宮永照の親番が来てしまったー!』
藤田『そろそろ止めたい所だな。まぁ、誰か動くだろう』
咲『カン!嶺上開…』
洋榎『おっと、待ちや。それ槍槓や』
末原『宮永(妹)が動いたかと思いましたが、なんと愛宕の槍槓が成立!』
藤田『宮永(妹)の嶺上開花は、珍しくとも何ともないが愛宕の槍槓はレアだな』
和「えっ?藤田プロは、何を言ってるんですか?嶺上開花も珍しいと思いますが…」
藤田『そろそろ止めたい所だな。まぁ、誰か動くだろう』
咲『カン!嶺上開…』
洋榎『おっと、待ちや。それ槍槓や』
末原『宮永(妹)が動いたかと思いましたが、なんと愛宕の槍槓が成立!』
藤田『宮永(妹)の嶺上開花は、珍しくとも何ともないが愛宕の槍槓はレアだな』
和「えっ?藤田プロは、何を言ってるんですか?嶺上開花も珍しいと思いますが…」
池田「どうしてそう思うし?」
和「嶺上開花が起こる確率知ってますか?確率は5%程度です。しかも、宮永照さんのリーチがかかってるのにカンだなんて…」
和「オカルトめいた打ち手のようですね」
池田「…そうだな。私も散々、苦しめられたし」
憧「えっ…、和。覚えてないの?自分の高校のクラスメイトでしょ?」
竜華「せやで。あんたが副将で、咲ちゃんが大将やったやん」
和「嶺上開花が起こる確率知ってますか?確率は5%程度です。しかも、宮永照さんのリーチがかかってるのにカンだなんて…」
和「オカルトめいた打ち手のようですね」
池田「…そうだな。私も散々、苦しめられたし」
憧「えっ…、和。覚えてないの?自分の高校のクラスメイトでしょ?」
竜華「せやで。あんたが副将で、咲ちゃんが大将やったやん」
和「あれ…、そうでしたか?私のクラスメイト?」
和「この宮永照さんの妹の事が書いてある雑誌かなにかありませんか?」
池田「選手名鑑ならあるし」
和「ふむふむ」パラパラ
和「本当ですね。私と同い年で、清澄高校出身ですね…」
和「優希が面会に来た時に聞いてみます」
池田(片岡にはすでに口裏を合わせるように言ってあるんだよなぁ)
和「この宮永照さんの妹の事が書いてある雑誌かなにかありませんか?」
池田「選手名鑑ならあるし」
和「ふむふむ」パラパラ
和「本当ですね。私と同い年で、清澄高校出身ですね…」
和「優希が面会に来た時に聞いてみます」
池田(片岡にはすでに口裏を合わせるように言ってあるんだよなぁ)
末原『決まったーーーーー、宮永(妹)の数え役満が炸裂だーーーー!』
藤田『ほぅ…、姉に勝ったか。てっきり今年も姉が勝つかと思ってたが』
末原『選手、監督みんな出てきて、胴上げです!小鍛治プロが抜けて以来の初めての優勝になりました!』
久『咲、おめでとう』ギュッ
咲『ひ、久。テレビの前だからね、家に帰ってからね』
美穂子「・・・」ズキッ
美穂子「あれ…、眩暈が…」
藤田『ほぅ…、姉に勝ったか。てっきり今年も姉が勝つかと思ってたが』
末原『選手、監督みんな出てきて、胴上げです!小鍛治プロが抜けて以来の初めての優勝になりました!』
久『咲、おめでとう』ギュッ
咲『ひ、久。テレビの前だからね、家に帰ってからね』
美穂子「・・・」ズキッ
美穂子「あれ…、眩暈が…」
美穂子「さっきまで何とも無かったのだけど…」
池田「キャップ、お薬飲むし」
美穂子「えぇ、そうするわね」
末原『そーいえば、宮永(妹)は今年優勝出来たら、結婚すると言ってましたね』
藤田『なにぃ!?また一人、結婚するのかー。って、久と?姉さん女房か』
末原『お知り合いですか?』
藤田『君も見た事あるだろ。清澄高校の部長だった子だよ』
末原『あぁ…、主将と対戦してた…。髪の毛が伸びてて、わかりませんでした』
池田「キャップ、お薬飲むし」
美穂子「えぇ、そうするわね」
末原『そーいえば、宮永(妹)は今年優勝出来たら、結婚すると言ってましたね』
藤田『なにぃ!?また一人、結婚するのかー。って、久と?姉さん女房か』
末原『お知り合いですか?』
藤田『君も見た事あるだろ。清澄高校の部長だった子だよ』
末原『あぁ…、主将と対戦してた…。髪の毛が伸びてて、わかりませんでした』
和「・・・」フラッ
和「池田さん、私にもお薬下さい」
池田(こっちもか)
池田「はいはい、ちゃんと飲むし。飲んで全てを忘れるし」
竜華「ええなー。結婚かー」
憧「私達も、入院さえして無ければ、誰かとしてたかもね」
竜華「○○と?」
憧「ん?今、なんて?」
竜華「○○、○○。あれ?私、何言おうとしてたんやろ?セーラ、泉、浩子?」
憧「二文字じゃないの?ってか、竜華は女子校でしょ?男の知り合い居たの?」
和「池田さん、私にもお薬下さい」
池田(こっちもか)
池田「はいはい、ちゃんと飲むし。飲んで全てを忘れるし」
竜華「ええなー。結婚かー」
憧「私達も、入院さえして無ければ、誰かとしてたかもね」
竜華「○○と?」
憧「ん?今、なんて?」
竜華「○○、○○。あれ?私、何言おうとしてたんやろ?セーラ、泉、浩子?」
憧「二文字じゃないの?ってか、竜華は女子校でしょ?男の知り合い居たの?」
竜華「男…。いや、友達すらおらんで」
憧「結婚って、男とじゃない?普通は」
和「IPS細胞のおかげで、同性と結婚するケースも最近は多いですよ」
憧「そっかー。そーいえば、お姉ちゃんも晴絵と結婚したな」
美穂子「ぐっ…」ズキィ
美穂子「加治木さんも、後輩の女の子と結婚しましたよ」
憧「ふーん、じゃあ私も…。○○と。あれ?」
和「玄さんか宥さんじゃないですか?穏乃と灼さんは、三文字ですし」
憧「う、うん。そうだね。玄か宥?初瀬?なんか違う気がする」
憧「結婚って、男とじゃない?普通は」
和「IPS細胞のおかげで、同性と結婚するケースも最近は多いですよ」
憧「そっかー。そーいえば、お姉ちゃんも晴絵と結婚したな」
美穂子「ぐっ…」ズキィ
美穂子「加治木さんも、後輩の女の子と結婚しましたよ」
憧「ふーん、じゃあ私も…。○○と。あれ?」
和「玄さんか宥さんじゃないですか?穏乃と灼さんは、三文字ですし」
憧「う、うん。そうだね。玄か宥?初瀬?なんか違う気がする」
池田「ち、チャンネル変えるし」ピッ
いちご『ここが最近、話題のラーメン屋じゃけー。美味しいと巷で評判なんで、ちゃちゃのが突撃レポートするんじゃ』
いちご『ごめんくださーい』
怜『はい、お冷お待たせです』
いちご『どうもー。店で一番おすすめのラーメン一つじゃ』
怜『はい、しばしお待ちを』テクテク
竜華「…看板娘かいな?健気で可愛らしい子や」
いちご『ここが最近、話題のラーメン屋じゃけー。美味しいと巷で評判なんで、ちゃちゃのが突撃レポートするんじゃ』
いちご『ごめんくださーい』
怜『はい、お冷お待たせです』
いちご『どうもー。店で一番おすすめのラーメン一つじゃ』
怜『はい、しばしお待ちを』テクテク
竜華「…看板娘かいな?健気で可愛らしい子や」
いちご『う、うまい!』ズルズル
いちご『秘伝のタレは何をベースにしてるんじゃ?』
穏乃『イノシシ…えー、あっそれは秘密です!』
怜『コホン、旦那はラーメン好き過ぎて、ラーメン屋を自分で開店するに至りました。私も病弱やけど、人手が足りんので店に出てるんです』
いちご『はー、なるほど。これだけ美味しかったら、さぞ忙しいんじゃろうな』
穏乃『そうなんですよ。アルバイトも募集して…』
ピッ
憧「・・・」ムスッ
池田「どうしたし?」
憧「なんかテレビ見てる気分じゃない。麻雀しよ」
竜華「せやな。久しぶりに最高潮まで持って行けそうやわ」
いちご『秘伝のタレは何をベースにしてるんじゃ?』
穏乃『イノシシ…えー、あっそれは秘密です!』
怜『コホン、旦那はラーメン好き過ぎて、ラーメン屋を自分で開店するに至りました。私も病弱やけど、人手が足りんので店に出てるんです』
いちご『はー、なるほど。これだけ美味しかったら、さぞ忙しいんじゃろうな』
穏乃『そうなんですよ。アルバイトも募集して…』
ピッ
憧「・・・」ムスッ
池田「どうしたし?」
憧「なんかテレビ見てる気分じゃない。麻雀しよ」
竜華「せやな。久しぶりに最高潮まで持って行けそうやわ」
憩「で、どうやった?」
池田「は、はい。大丈夫そうでしたし。具合が悪くなる程度で…」
憩「あの子らが、入院したての頃はひどかったな…。暴れるわ、物壊すわ、泣き喚くわ…」
池田「そうだし。とても一般人と同じ病棟は、危険過ぎるし」
憩「今や、防弾ガラスで部屋全体を覆ってる…。素手で強化ガラスをぶち壊した時は、オシッコちびったな」
池田「象を眠らせる麻酔銃で鎮圧したし」
憩「この治療もいよいよファイナルフェイズやで」
池田「はいだし」
池田「は、はい。大丈夫そうでしたし。具合が悪くなる程度で…」
憩「あの子らが、入院したての頃はひどかったな…。暴れるわ、物壊すわ、泣き喚くわ…」
池田「そうだし。とても一般人と同じ病棟は、危険過ぎるし」
憩「今や、防弾ガラスで部屋全体を覆ってる…。素手で強化ガラスをぶち壊した時は、オシッコちびったな」
池田「象を眠らせる麻酔銃で鎮圧したし」
憩「この治療もいよいよファイナルフェイズやで」
池田「はいだし」
そして三か月後
久「ほ、ホントに大丈夫なんでしょうね?」カタカタ
憩「大丈夫です。理論上は、もう完全に竹井さんの事は覚えてません」
池田「監視カメラもあるし、警備員もいっぱい配備してるし」
久「いきなり刺されたりしないかしら…」
憩「刺されたら、すぐ治療出来るで」
池田「先生、その冗談笑えないし…」
久「ほ、ホントに大丈夫なんでしょうね?」カタカタ
憩「大丈夫です。理論上は、もう完全に竹井さんの事は覚えてません」
池田「監視カメラもあるし、警備員もいっぱい配備してるし」
久「いきなり刺されたりしないかしら…」
憩「刺されたら、すぐ治療出来るで」
池田「先生、その冗談笑えないし…」
久「はぁ…和は後輩だし、美穂子はいい友人だものね…。元に戻るなら戻って欲しいわね」
憩「じゃあ、覚悟決めてちょいと面会して来てや。まぁ、死にはせんやろ」
池田「そうだし。キャップの退院がかかってるんだし」
久「わかったわよー。行くわよ!」
ギィィィィィ
久「ど、どもー。和、元気にしてるかしら?」
憩「じゃあ、覚悟決めてちょいと面会して来てや。まぁ、死にはせんやろ」
池田「そうだし。キャップの退院がかかってるんだし」
久「わかったわよー。行くわよ!」
ギィィィィィ
久「ど、どもー。和、元気にしてるかしら?」
和「あれ…部長じゃないですか。あぁ、今は竹井さんですかね」
憧「清澄の元部長だー」
竜華「そーいや、見た事あるな。ってこの前、テレビで見たな」
美穂子「…どなたかしら?」
久「和。ごめんね。面会になかなか来れなくて。新子さんと清水谷さんね。名前は知ってるわよ」
久「そして…。初めまして福路さん」ニコッ
憧「清澄の元部長だー」
竜華「そーいや、見た事あるな。ってこの前、テレビで見たな」
美穂子「…どなたかしら?」
久「和。ごめんね。面会になかなか来れなくて。新子さんと清水谷さんね。名前は知ってるわよ」
久「そして…。初めまして福路さん」ニコッ
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