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元スレ仁美「来ましたわね、私の時代が」
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さやか「仁美、話って何?」
仁美「前からさやかさんに、秘密にしていた事がありますの。
私、ずっと前から上条恭介君の事をお慕いしておりましたのよ」
さやか「……」
さやか「……そ、そーなんだぁ。アハハ、恭介のヤツも隅に置けないなぁ」
仁美「さやかさんは、上条君とは幼馴染でしたわよね?」
さやか「まぁ、腐れ縁っていうか、何ていうか」
仁美「本当にそれだけですか?」
さやか「……」
仁美「前からさやかさんに、秘密にしていた事がありますの。
私、ずっと前から上条恭介君の事をお慕いしておりましたのよ」
さやか「……」
さやか「……そ、そーなんだぁ。アハハ、恭介のヤツも隅に置けないなぁ」
仁美「さやかさんは、上条君とは幼馴染でしたわよね?」
さやか「まぁ、腐れ縁っていうか、何ていうか」
仁美「本当にそれだけですか?」
さやか「……」
仁美「さやかさんが本当の気持ちを言えないなら、私が代弁いたしましょうか?
『私、美樹さやかはずーっと恭介の事が好きだったんだからぁ!』とでも」
さやか「!?」
仁美「『私だって恭介の事好きだったのに。仁美に取られちゃうかもしれないなんてイヤー!』」
さやか「ちょ」
仁美「『でも仁美は大事な友達だし、素敵な子だし、恭介にはふさわしいのかもしれない』」
さやか「自分褒めかよ!」
『私、美樹さやかはずーっと恭介の事が好きだったんだからぁ!』とでも」
さやか「!?」
仁美「『私だって恭介の事好きだったのに。仁美に取られちゃうかもしれないなんてイヤー!』」
さやか「ちょ」
仁美「『でも仁美は大事な友達だし、素敵な子だし、恭介にはふさわしいのかもしれない』」
さやか「自分褒めかよ!」
仁美「『でもでもやっぱり、私だって恭介を好きな気持ちは負けないもん!』
さやか「あたしは語尾に『もん』とかつけない」
仁美「でも、声は似ていたでしょう?」
さやか「いや、あんまり」
仁美「……」
仁美「さやかさん、正直に仰って下さい」
さやか「いや、でも」
仁美「女同士、腹を割って話そうではありませんか」
さやか「それは普通男同士なんじゃない?」
さやか「あたしは語尾に『もん』とかつけない」
仁美「でも、声は似ていたでしょう?」
さやか「いや、あんまり」
仁美「……」
仁美「さやかさん、正直に仰って下さい」
さやか「いや、でも」
仁美「女同士、腹を割って話そうではありませんか」
さやか「それは普通男同士なんじゃない?」
仁美「この前まどかさんとは目と目で通じ合っていたのに、私にはここで嘘をつきますの?」
さやか「嘘って」
仁美「さやかさん自身の気持ちに嘘をつくんですか?」
さやか「……分かったよ。うん、認める。あたしはずっと、恭介の事が好きだった」
仁美「ですって。聞こえてましたわよね? 上条君?」
さやか「はいぃぃぃぃぃぃぃぃ?」
さやか「嘘って」
仁美「さやかさん自身の気持ちに嘘をつくんですか?」
さやか「……分かったよ。うん、認める。あたしはずっと、恭介の事が好きだった」
仁美「ですって。聞こえてましたわよね? 上条君?」
さやか「はいぃぃぃぃぃぃぃぃ?」
恭介「ごめん、さやか。でも、志筑さんから隣の席でテーブルの下に隠れてるよう言われてて」
さやか「け、計画的犯行? まさかのドッキリ!?」
仁美「まぁまぁさやかさん落ち着いて。
上条君。聞いていただいた通りですわ。
私は上条君をお慕いしております。そして、それはさやかさんも同じ。
そして、2人とも譲る気はありません。
ですから……後は分かりますわよね?」
さやか「いや、私は」
仁美「さやかさんはちょっと黙ってて下さい」
さやか(今日の仁美は強引だなぁ。まぁ、時折こうなる子だってのは知ってたけど。
でも恭介がこんな状況を飲み込めるわけないよねー。退院直後だし)
さやか「け、計画的犯行? まさかのドッキリ!?」
仁美「まぁまぁさやかさん落ち着いて。
上条君。聞いていただいた通りですわ。
私は上条君をお慕いしております。そして、それはさやかさんも同じ。
そして、2人とも譲る気はありません。
ですから……後は分かりますわよね?」
さやか「いや、私は」
仁美「さやかさんはちょっと黙ってて下さい」
さやか(今日の仁美は強引だなぁ。まぁ、時折こうなる子だってのは知ってたけど。
でも恭介がこんな状況を飲み込めるわけないよねー。退院直後だし)
恭介「うん……言いたい事は分かったよ、志筑さん」
さやか(うっわ受け入れてるよこの事態あーそっかきっと夢か夢だったのかー)
恭介「僕も、いつからかさやかの事を意識してた」
さやか(わーこりゃやっぱ夢だわ幸せな夢だわ)
恭介「でも、さっきの告白を聞いてから、志筑さんの事も気になってしまってる」
さやか(あちゃー悪夢だったよバッドエンドだよまぁ夢だしいっかー)
恭介「僕にはどちらかなんて選べない。だから、2人とも、僕と付き合ってほしい」
仁美「喜んで!」
さやか「くぁwせdrftgyふじこ」
さやか(うっわ受け入れてるよこの事態あーそっかきっと夢か夢だったのかー)
恭介「僕も、いつからかさやかの事を意識してた」
さやか(わーこりゃやっぱ夢だわ幸せな夢だわ)
恭介「でも、さっきの告白を聞いてから、志筑さんの事も気になってしまってる」
さやか(あちゃー悪夢だったよバッドエンドだよまぁ夢だしいっかー)
恭介「僕にはどちらかなんて選べない。だから、2人とも、僕と付き合ってほしい」
仁美「喜んで!」
さやか「くぁwせdrftgyふじこ」
仁美「どうしたんですの? さやかさん?」
さやか「いやいやいやいやいやいやいやいや。おかしいでしょ! まずいでしょ!」
仁美「ですが、これで2人とも振られずに済んだわけですし、円満解決ではありませんか」
さやか「だってこれって所謂二股なんだよ!?」
仁美「3人とも合意の上なのですから問題ないですわ。
それに、昔は男性が何人もの女性と同時に恋をするなんてザラでしたし。
一夫多妻制という制度が現実にありますし。妻妾同衾という言葉もありますし」
さやか「色々引き合いに出されても困るよ!」
さやか「いやいやいやいやいやいやいやいや。おかしいでしょ! まずいでしょ!」
仁美「ですが、これで2人とも振られずに済んだわけですし、円満解決ではありませんか」
さやか「だってこれって所謂二股なんだよ!?」
仁美「3人とも合意の上なのですから問題ないですわ。
それに、昔は男性が何人もの女性と同時に恋をするなんてザラでしたし。
一夫多妻制という制度が現実にありますし。妻妾同衾という言葉もありますし」
さやか「色々引き合いに出されても困るよ!」
恭介「ごめん……身勝手な事を言って。さやかが僕を軽蔑するのも無理ないよね」
さやか「え……そんな、恭介を軽蔑するなんてそんな事」
恭介「でも、ダメなんだ。僕にはさやかが必要だし、志筑さんの事ももっと知りたいと思ってる」
さやか「あたしが……必要……」///ポッ
恭介「そう……君が、君たちが、僕の大切な楽譜なんだ!」
仁美「ではひとまず今週の日曜日は3人でデートに参りましょうか♪」
恭介「そうだね。どこに行こうか。ねぇ、さやか?」
さやか「えー、あー」
さやか「え……そんな、恭介を軽蔑するなんてそんな事」
恭介「でも、ダメなんだ。僕にはさやかが必要だし、志筑さんの事ももっと知りたいと思ってる」
さやか「あたしが……必要……」///ポッ
恭介「そう……君が、君たちが、僕の大切な楽譜なんだ!」
仁美「ではひとまず今週の日曜日は3人でデートに参りましょうか♪」
恭介「そうだね。どこに行こうか。ねぇ、さやか?」
さやか「えー、あー」
~帰り道~
仁美「今週末が楽しみですわね、さやかさん」
さやか「イヤ、私は未だに展開についていけないっつーか」
仁美「あら。上条君とお付き合いできるのが嬉しくないんですの?」
さやか「嬉しくないってわけでもないんだけど……」
QB「大変だよ! すぐそこで魔女の卵が孵化しかかってる!」
さやか「本当!?」
仁美「これが初仕事ですのね。こんなに早く来るとは思いませんでしたわ」
さやか「……ん?仁美、アンタまさか魔法少女に?」
仁美「今週末が楽しみですわね、さやかさん」
さやか「イヤ、私は未だに展開についていけないっつーか」
仁美「あら。上条君とお付き合いできるのが嬉しくないんですの?」
さやか「嬉しくないってわけでもないんだけど……」
QB「大変だよ! すぐそこで魔女の卵が孵化しかかってる!」
さやか「本当!?」
仁美「これが初仕事ですのね。こんなに早く来るとは思いませんでしたわ」
さやか「……ん?仁美、アンタまさか魔法少女に?」
仁美「はい。きゅうべぇさんと契約させて頂きました。ほら」へんしーん
さやか「おー。仁美らしい、お嬢様っぽい衣装だなぁ」
仁美「さやかさんはどんな感じですの?」
さやか「あたしのはそんな可愛いもんじゃないよ」へんしーん
仁美「マントがカッコいいですわぁ。凛々しい印象ですのね。でもお臍がセクシーですわ」
さやか「ひゃ、やめてよくすぐったいなぁ」
QB「いや、だから魔女が孵化しかかってるんだってば」
さやか「おー。仁美らしい、お嬢様っぽい衣装だなぁ」
仁美「さやかさんはどんな感じですの?」
さやか「あたしのはそんな可愛いもんじゃないよ」へんしーん
仁美「マントがカッコいいですわぁ。凛々しい印象ですのね。でもお臍がセクシーですわ」
さやか「ひゃ、やめてよくすぐったいなぁ」
QB「いや、だから魔女が孵化しかかってるんだってば」
~VS祈りの魔女~
仁美「これが結界ですか」
さやか「初心者かぁ。あたしもついに先輩なんだなぁ。ふふふ。
とりあえず、武器は何? あたしは剣なんだけど」
仁美「私はコレなんですけど……どう使うんでしょう?」
QB「チャクラムだね。投げて使うんだよ」
さやか「ちょっと待ってて。まずは小手調べ」
仁美「すごいですわさやかさん! マントから武器がたくさん!」
さやか「これをこう……敵に投げつける!」
仁美「すごい……ですが、あの魔女は奥から一歩も動きませんのね」
さやか「剣は全部使い魔に止められちゃう、か。じゃあ、仁美の出番だね」
仁美「これが結界ですか」
さやか「初心者かぁ。あたしもついに先輩なんだなぁ。ふふふ。
とりあえず、武器は何? あたしは剣なんだけど」
仁美「私はコレなんですけど……どう使うんでしょう?」
QB「チャクラムだね。投げて使うんだよ」
さやか「ちょっと待ってて。まずは小手調べ」
仁美「すごいですわさやかさん! マントから武器がたくさん!」
さやか「これをこう……敵に投げつける!」
仁美「すごい……ですが、あの魔女は奥から一歩も動きませんのね」
さやか「剣は全部使い魔に止められちゃう、か。じゃあ、仁美の出番だね」
さやか「そう。仁美がチャクラムで使い魔を引き付けて、その隙にあたしが魔女本体を叩く」
仁美「それでは、さやかさんが危ないのでは?」
さやか「あたしは回復の早さが売りなんだ。じゃ、行くよ!」
仁美「ハイッ!」
仁美(えーと、さやかさんのようにチャクラムをたくさん出してみて……
よし、チャクラムさん、使い魔さんを蹴散らしちゃってくださいなー!
あ、さやかさんを襲おうとしてる影があります! あれも斬ってくださいなー!)
さやか「せりゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
仁美「やりましたわね! さやかさん!」
仁美「それでは、さやかさんが危ないのでは?」
さやか「あたしは回復の早さが売りなんだ。じゃ、行くよ!」
仁美「ハイッ!」
仁美(えーと、さやかさんのようにチャクラムをたくさん出してみて……
よし、チャクラムさん、使い魔さんを蹴散らしちゃってくださいなー!
あ、さやかさんを襲おうとしてる影があります! あれも斬ってくださいなー!)
さやか「せりゃぁぁぁぁぁぁぁ!」
仁美「やりましたわね! さやかさん!」
>>14
それはイニ美だろ
それはイニ美だろ
~さやかの部屋~
さやか「で、何で仁美は魔法少女になったの?」
仁美「それは……どうしても話さなければいけませんか?」
さやか「無理にとは言えないけどさ。友達として気になるじゃん」
仁美「そうですわね」
仁美(本当は、隠しておきたかったのですが)
仁美「それでは、話します。ですが、覚悟してください」
さやか「覚悟?」
仁美「ええ。そして、何を聞いても気をしっかりとお持ちください」
さやか「で、何で仁美は魔法少女になったの?」
仁美「それは……どうしても話さなければいけませんか?」
さやか「無理にとは言えないけどさ。友達として気になるじゃん」
仁美「そうですわね」
仁美(本当は、隠しておきたかったのですが)
仁美「それでは、話します。ですが、覚悟してください」
さやか「覚悟?」
仁美「ええ。そして、何を聞いても気をしっかりとお持ちください」
~仁美の回想~
まどか「行っちゃったね……霊柩車」
仁美「えぇ。これでさやかさんとお別れだなんて……信じられませんわ。
こうしてさやかさんの葬儀に参列してるっていうのも、悪い夢を見ているようで」
まどか「その……仁美ちゃん、途中まで一緒に帰ろうよ」
仁美「いえ、ちょっと寄るところがありますので、私はこれで」
まどか「そっか」
仁美(まどかさんのお気遣いはありがたいのですが、今は1人でいたい)
仁美(だってきっと、さやかさんがお亡くなりになった原因は私ですもの)
仁美(私がたった1日しかさやかさんに猶予を与えずに、上条君に告白などしたから)
まどか「行っちゃったね……霊柩車」
仁美「えぇ。これでさやかさんとお別れだなんて……信じられませんわ。
こうしてさやかさんの葬儀に参列してるっていうのも、悪い夢を見ているようで」
まどか「その……仁美ちゃん、途中まで一緒に帰ろうよ」
仁美「いえ、ちょっと寄るところがありますので、私はこれで」
まどか「そっか」
仁美(まどかさんのお気遣いはありがたいのですが、今は1人でいたい)
仁美(だってきっと、さやかさんがお亡くなりになった原因は私ですもの)
仁美(私がたった1日しかさやかさんに猶予を与えずに、上条君に告白などしたから)
仁美(きっと、私も焦っていたんですのね。もしさやかさんに上条君を取られたら、って)
仁美(あの時の私は馬鹿でしたわ)
仁美(さやかさんと上条君。どちらも大切に決まっていますのに)
仁美(その片方にばかり目を向けて、さやかさんの気持ちを汲めなかった……)
QB「どうやら君にも、魔法少女の素質があるようだね」
仁美「ね、ネコ? いえ、ウサギ?」
QB「そのどちらでもないよ。僕の名前はきゅうべぇ。
僕なら、どんな願いも1つだけ叶えてあげられる。
その代わり、君には僕と契約して魔法少女になってほしんだ!」
仁美(あの時の私は馬鹿でしたわ)
仁美(さやかさんと上条君。どちらも大切に決まっていますのに)
仁美(その片方にばかり目を向けて、さやかさんの気持ちを汲めなかった……)
QB「どうやら君にも、魔法少女の素質があるようだね」
仁美「ね、ネコ? いえ、ウサギ?」
QB「そのどちらでもないよ。僕の名前はきゅうべぇ。
僕なら、どんな願いも1つだけ叶えてあげられる。
その代わり、君には僕と契約して魔法少女になってほしんだ!」
~回想終了~
さやか「そっか。私、この先死んじゃうのか。えーと、自殺だったの?」
仁美「……いいえ。変死でしたわ」
さやか「だったらきっと、恭介に告白出来なかった事で、自棄になって無茶な戦いしたんだろうね。
うん、そういう展開なら想像つくや」
仁美「私が経験してきた未来はどうであれ、これからはそうはさせません。
その為に、私はきゅうべぇと契約をして、上条君に告白する前の時間まで戻ってきたんです」
さやか「それで、あたしにああやって強引な形で告白させたってわけか。
私の為に、命を賭けてくれるなんて……。
ここまでしてくれて、仁美には感謝しないといけないんだろうけれど。
ごめん。あたしやっぱり、恭介とは付き合えない」
仁美「どうしてですの?」
さやか「そっか。私、この先死んじゃうのか。えーと、自殺だったの?」
仁美「……いいえ。変死でしたわ」
さやか「だったらきっと、恭介に告白出来なかった事で、自棄になって無茶な戦いしたんだろうね。
うん、そういう展開なら想像つくや」
仁美「私が経験してきた未来はどうであれ、これからはそうはさせません。
その為に、私はきゅうべぇと契約をして、上条君に告白する前の時間まで戻ってきたんです」
さやか「それで、あたしにああやって強引な形で告白させたってわけか。
私の為に、命を賭けてくれるなんて……。
ここまでしてくれて、仁美には感謝しないといけないんだろうけれど。
ごめん。あたしやっぱり、恭介とは付き合えない」
仁美「どうしてですの?」
さやか「仁美はまだ知らないよね。
魔法少女っていうのは、魂を抜かれたただの魔女殺しの道具なんだよ。化物なんだよ!?
この身体は単なる器で、あたしたちの正体はこのソウルジェムなんだ」
仁美「いいえ、知っています。きゅうべぇさんから聞きましたから」
さやか「その事を知っていながら、どうして契約なんてしたの!?告白したの!?
あたし達、もう死んでるんだよ? 恭介に「死人と付き合え」って言ったも同然なんだよ!?」
仁美「どうして私たちがもう死んでいる、とお思いになるのですか?」
さやか「だって……ソウルジェムがないと、この身体は死体になるんだよ?」
仁美「あら。そんなの、他の皆様と大差ないですわ。普通の人間は、心臓を抜き取られれば死ぬ。
私たちの場合は、ソウルジェムが砕かれたら死ぬ。ただそれだけの違いではありませんか」
さやか「それって随分違うと思うんだけど?」
魔法少女っていうのは、魂を抜かれたただの魔女殺しの道具なんだよ。化物なんだよ!?
この身体は単なる器で、あたしたちの正体はこのソウルジェムなんだ」
仁美「いいえ、知っています。きゅうべぇさんから聞きましたから」
さやか「その事を知っていながら、どうして契約なんてしたの!?告白したの!?
あたし達、もう死んでるんだよ? 恭介に「死人と付き合え」って言ったも同然なんだよ!?」
仁美「どうして私たちがもう死んでいる、とお思いになるのですか?」
さやか「だって……ソウルジェムがないと、この身体は死体になるんだよ?」
仁美「あら。そんなの、他の皆様と大差ないですわ。普通の人間は、心臓を抜き取られれば死ぬ。
私たちの場合は、ソウルジェムが砕かれたら死ぬ。ただそれだけの違いではありませんか」
さやか「それって随分違うと思うんだけど?」
仁美「さやかさんは、私より早く魔法少女になっているのでしょう?」
さやか「あ、うん」
仁美「でも、その数日間。私は、さやかさんを化物だなんて思った事はありませんでしたわ。
触れれば温かいし。一緒にお食事もしました。これまでと何一つ変わることなく」
さやか「それは、ソウルジェムをちゃんと持っていたから」
仁美「ソウルジェムさえあれば、私達は他の人間と全く変わらない、という事でしょう?」
さやか「そりゃあ、あたしだって最近まで気づかなかったけどさ……」
仁美「確かに、急に魂がどうのこうのと言われれば、動揺してしまうのも分かります。
ですが、何より私達が大事にしなければいけないのは、その心ではないでしょうか」
さやか「あ、うん」
仁美「でも、その数日間。私は、さやかさんを化物だなんて思った事はありませんでしたわ。
触れれば温かいし。一緒にお食事もしました。これまでと何一つ変わることなく」
さやか「それは、ソウルジェムをちゃんと持っていたから」
仁美「ソウルジェムさえあれば、私達は他の人間と全く変わらない、という事でしょう?」
さやか「そりゃあ、あたしだって最近まで気づかなかったけどさ……」
仁美「確かに、急に魂がどうのこうのと言われれば、動揺してしまうのも分かります。
ですが、何より私達が大事にしなければいけないのは、その心ではないでしょうか」
仁美「かつてさやかさんは、魂の在処を重視して、告白を避け、結果命を落としてしまいました。
ですが、魂なんて、普段は目に見えないし、触れることもできません。
こうしてソウルジェムになるまで実在すら分からないようなものですのよ?
そんな曖昧なものよりもずっと、この心を、気持ちを、大事にしませんか?」
さやか「あたしの気持ち?」
仁美「そうです。上条君を想う、さやかさんの気持ちです。
さやかさんが数年間、心の中で大事に育ててきたその気持ちは、決して軽いものではないのでしょう?」
さやか(そうだ……私はずっと恭介が好きだった。でも、この身体を理由に諦めたけど。
でも、ずっとずっと好きだったこの気持ちは、そんなに簡単に諦められるものじゃない
だからこそ、仁美が経験してきた未来の私も、無茶な戦いで死んだんだろうし)
仁美「だったら、たかだか魂が身体と分離したくらいで、諦めないでください。
好きだという気持ちを、どうか大切にしてあげてください。ね?」
さやか「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
ですが、魂なんて、普段は目に見えないし、触れることもできません。
こうしてソウルジェムになるまで実在すら分からないようなものですのよ?
そんな曖昧なものよりもずっと、この心を、気持ちを、大事にしませんか?」
さやか「あたしの気持ち?」
仁美「そうです。上条君を想う、さやかさんの気持ちです。
さやかさんが数年間、心の中で大事に育ててきたその気持ちは、決して軽いものではないのでしょう?」
さやか(そうだ……私はずっと恭介が好きだった。でも、この身体を理由に諦めたけど。
でも、ずっとずっと好きだったこの気持ちは、そんなに簡単に諦められるものじゃない
だからこそ、仁美が経験してきた未来の私も、無茶な戦いで死んだんだろうし)
仁美「だったら、たかだか魂が身体と分離したくらいで、諦めないでください。
好きだという気持ちを、どうか大切にしてあげてください。ね?」
さやか「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
~翌朝~
まどか「え、仁美ちゃんも魔法少女に!? それに、上条君と同時に付き合うって、え?」
仁美「はい。今日からはお稽古事は控えめにして、パトロールを行いますの」
さやか「んでもって、週末は恭介とデート、と」
まどか「え? えええええ?」
さやか「ま、まどかが混乱するのも無理はないよね。
私もびっくりしたよ。仁美ってば、何も言わずにセッティングしててさ」
仁美「思い立ったが吉日、と言いますでしょう?」
まどか「それで、仁美ちゃんは何をお願いしたの?」
まどか「え、仁美ちゃんも魔法少女に!? それに、上条君と同時に付き合うって、え?」
仁美「はい。今日からはお稽古事は控えめにして、パトロールを行いますの」
さやか「んでもって、週末は恭介とデート、と」
まどか「え? えええええ?」
さやか「ま、まどかが混乱するのも無理はないよね。
私もびっくりしたよ。仁美ってば、何も言わずにセッティングしててさ」
仁美「思い立ったが吉日、と言いますでしょう?」
まどか「それで、仁美ちゃんは何をお願いしたの?」
仁美 チラッ
さやか チラッ
仁美「うふふ。それは内緒ですわ」
まどか「えぇ?」
仁美「お二人だって、これまで私に魔法少女の事を黙っていらしたんですもの。
私だって、秘密の1つや2つないと、不公平でしょう?」
まどか「それは……ごめん」
仁美「謝らなくてもいいんですのよ。
とにかくこれで、私とさやかさんの魔法少女コンビ結成ですわ!」
まどか「うん!」
さやか チラッ
仁美「うふふ。それは内緒ですわ」
まどか「えぇ?」
仁美「お二人だって、これまで私に魔法少女の事を黙っていらしたんですもの。
私だって、秘密の1つや2つないと、不公平でしょう?」
まどか「それは……ごめん」
仁美「謝らなくてもいいんですのよ。
とにかくこれで、私とさやかさんの魔法少女コンビ結成ですわ!」
まどか「うん!」
~ある魔女との戦いの後~
仁美(塾の帰りに出くわすなんて、驚きですわ。
でも、何とか1人でも戦えそうですわね)
ほむら「志筑仁美。ちょっといいかしら?」
仁美「あら、暁美さん。その服……暁美さんも魔法少女だったんですね」
ほむら「ええ。貴女に用があったから、待たせてもらっていたの。
端的に聞くわ。貴女、未来で魔法少女になって、戻ってきたのね?」
仁美「あら。どうして分かったんですの?」
ほむら「私は時間操作の魔法を使うから。時間の流れの変化が分かってしまうの。
よかったら、教えてくれないかしら。貴女の経験した未来を」
仁美「教えるのは吝かではないのですが。その前に、聞いてもよろしいですか?」
仁美(塾の帰りに出くわすなんて、驚きですわ。
でも、何とか1人でも戦えそうですわね)
ほむら「志筑仁美。ちょっといいかしら?」
仁美「あら、暁美さん。その服……暁美さんも魔法少女だったんですね」
ほむら「ええ。貴女に用があったから、待たせてもらっていたの。
端的に聞くわ。貴女、未来で魔法少女になって、戻ってきたのね?」
仁美「あら。どうして分かったんですの?」
ほむら「私は時間操作の魔法を使うから。時間の流れの変化が分かってしまうの。
よかったら、教えてくれないかしら。貴女の経験した未来を」
仁美「教えるのは吝かではないのですが。その前に、聞いてもよろしいですか?」
ほむら「どうぞ」
仁美「暁美さんは、魔法少女システムの行き着く先をご存知ですか?」
ほむら「……ええ」
仁美「そうですか。それではどこかでお話を……とは言いましても。
私の家にお招きするには、両親の目もありますし」
ほむら「そうね。なら私の家でどうかしら。
一人暮らしだから、何も気にする事はないわ」
仁美「それでは、お言葉に甘えて」
仁美「暁美さんは、魔法少女システムの行き着く先をご存知ですか?」
ほむら「……ええ」
仁美「そうですか。それではどこかでお話を……とは言いましても。
私の家にお招きするには、両親の目もありますし」
ほむら「そうね。なら私の家でどうかしら。
一人暮らしだから、何も気にする事はないわ」
仁美「それでは、お言葉に甘えて」
~ほむらの部屋~
ほむら「じゃあ、教えてもらえるかしら。あなたの経験した未来を」
仁美「……私が、さやかさんを追い詰めてしまったんですの。
私は、魔法少女の事も何も知りませんでした。
ただ、上条君が退院なさったので、さやかさんにご相談したんです。
自分も上条君が好きだと。だから、1日の猶予の間に告白をなさるならどうぞ、と」
ほむら「ごく普通の人間なら、それもアリだったんでしょうね」
仁美「ですが、さやかさんは違いました。さやかさんは魔法少女になっていたんです。
自分がゾンビのようなものだと知ったさやかさんは、それを理由に身を引いたんです。
そうして私と上条君は付き合う事になったのですが」
ほむら「その経緯が、美樹さやかを消耗させてしまった」
仁美「そうです。そして、さやかさんのソウルジェムは濁りきり、グリーフシードへ……」
ほむら「じゃあ、教えてもらえるかしら。あなたの経験した未来を」
仁美「……私が、さやかさんを追い詰めてしまったんですの。
私は、魔法少女の事も何も知りませんでした。
ただ、上条君が退院なさったので、さやかさんにご相談したんです。
自分も上条君が好きだと。だから、1日の猶予の間に告白をなさるならどうぞ、と」
ほむら「ごく普通の人間なら、それもアリだったんでしょうね」
仁美「ですが、さやかさんは違いました。さやかさんは魔法少女になっていたんです。
自分がゾンビのようなものだと知ったさやかさんは、それを理由に身を引いたんです。
そうして私と上条君は付き合う事になったのですが」
ほむら「その経緯が、美樹さやかを消耗させてしまった」
仁美「そうです。そして、さやかさんのソウルジェムは濁りきり、グリーフシードへ……」
~再び仁美の回想~
仁美「どんな願い事も、1度だけ、ですか。あの、もしかしてさやかさんも、魔法少女だったのでは?」
QB「そうか。君はさやかの友達だったね。
その通り。美樹さやかもまた、魔法少女だったんだよ」
仁美「やっぱり……そして、その願いは上条君の腕を治す事、だったのですね」
QB「そうだよ」
仁美(さやかさんは、命を懸けて上条君の夢を取り戻した。
それだけ上条君の事をお好きでいらっしゃったのに。
どうして、上条君への告白を見送ったのでしょう?)
仁美「契約の前に、詳しく聞かせて下さい。さやかさんがどうしてお亡くなりになったのかを」
仁美「どんな願い事も、1度だけ、ですか。あの、もしかしてさやかさんも、魔法少女だったのでは?」
QB「そうか。君はさやかの友達だったね。
その通り。美樹さやかもまた、魔法少女だったんだよ」
仁美「やっぱり……そして、その願いは上条君の腕を治す事、だったのですね」
QB「そうだよ」
仁美(さやかさんは、命を懸けて上条君の夢を取り戻した。
それだけ上条君の事をお好きでいらっしゃったのに。
どうして、上条君への告白を見送ったのでしょう?)
仁美「契約の前に、詳しく聞かせて下さい。さやかさんがどうしてお亡くなりになったのかを」
~回想終了~
仁美「まどかさんと、それに佐倉杏子さんという方が、魔女となったさやかさんと対峙したそうです。
戦うためではなく、さやかさんを魔法少女に戻すために。ですが、魔法少女から魔女へと至るシステムは不可逆なものだそうで。
結果、佐倉杏子さんと魔女化したさやかさんが相討ちになった……と」
ほむら「そう。美樹さやかだけでなく、佐倉杏子も命を落としたのね」
仁美「その未来を変えるために、私はきゅうべぇと契約したのです。
あの告白の日の朝に戻って、妻妾同衾ルートに入りたい、と」
ほむら(サイショウドウキン……何かしら?)
仁美「私の願いは叶いました。
今、私とさやかさん、上条君は3人同時にお付き合いしております。
これなら、さやかさんも自分を追い込むような戦い方はしない筈です」
ほむら(それって二股……よね。いいのかしら。私の知らない間に、現代女子中学生の恋愛事情が凄いことに)
仁美「まどかさんと、それに佐倉杏子さんという方が、魔女となったさやかさんと対峙したそうです。
戦うためではなく、さやかさんを魔法少女に戻すために。ですが、魔法少女から魔女へと至るシステムは不可逆なものだそうで。
結果、佐倉杏子さんと魔女化したさやかさんが相討ちになった……と」
ほむら「そう。美樹さやかだけでなく、佐倉杏子も命を落としたのね」
仁美「その未来を変えるために、私はきゅうべぇと契約したのです。
あの告白の日の朝に戻って、妻妾同衾ルートに入りたい、と」
ほむら(サイショウドウキン……何かしら?)
仁美「私の願いは叶いました。
今、私とさやかさん、上条君は3人同時にお付き合いしております。
これなら、さやかさんも自分を追い込むような戦い方はしない筈です」
ほむら(それって二股……よね。いいのかしら。私の知らない間に、現代女子中学生の恋愛事情が凄いことに)
>>38
ほむほむババアみたいなこと言うなよ(笑)
ほむほむババアみたいなこと言うなよ(笑)
ほむら「事情は分かったわ。貴女には感謝しないといけないわね。
けれど、魔法少女システムの全てを知っていながら、よく契約したわね?」
仁美「ソウルジェムに穢れが溜まらなければ良いのでしょう?
でしたら、2度とさやかさんが魔女化しないよう、一緒に戦い見守りますわ。
もし、私のソウルジェムが濁りきってしまったら……。
その時は、かつての佐倉杏子さんのように、魔女との戦いで特攻でもしましょうか」
ほむら「……美樹さやかの為に、命をかけ続けるつもりなの?」
仁美「そんな言い方をしないでくださいな。単なる罪滅ぼしですわ」
ほむら「命をかけた一度きりの奇跡を、他人の為に使う。それだけでも珍しいというのに。
戦いの業以上のものを背負おうという……強いのね、貴女は」
仁美「あら、さやかさんだって、上条君の為に奇跡を起こしたではありませんか。
それに、私には、暁美さんも同類だと思うのですが?」
ほむら「私が?」
けれど、魔法少女システムの全てを知っていながら、よく契約したわね?」
仁美「ソウルジェムに穢れが溜まらなければ良いのでしょう?
でしたら、2度とさやかさんが魔女化しないよう、一緒に戦い見守りますわ。
もし、私のソウルジェムが濁りきってしまったら……。
その時は、かつての佐倉杏子さんのように、魔女との戦いで特攻でもしましょうか」
ほむら「……美樹さやかの為に、命をかけ続けるつもりなの?」
仁美「そんな言い方をしないでくださいな。単なる罪滅ぼしですわ」
ほむら「命をかけた一度きりの奇跡を、他人の為に使う。それだけでも珍しいというのに。
戦いの業以上のものを背負おうという……強いのね、貴女は」
仁美「あら、さやかさんだって、上条君の為に奇跡を起こしたではありませんか。
それに、私には、暁美さんも同類だと思うのですが?」
ほむら「私が?」
>>39
ほむほむは長い間療養生活だったから、恋愛事情に疎いんだよ……多分
ほむほむは長い間療養生活だったから、恋愛事情に疎いんだよ……多分
仁美「暁美さんは時間操作の魔法を使うんですのよね。
それはもしかして、自分ではない誰か、例えばまどかさんの為に願った結果なのでは?」
ほむら(そんな……見透かされた!? どうして!?)
仁美「図星ですか?
だって、暁美さんは時折、まどかさんを見つめていらっしゃいましたから。
それに、クラスで1人でいる事の多い貴女が、言葉を交わした数少ない相手も、まどかさんだけ。
それに、きゅうべぇに聞いたんですの。
先ほどお話した、魔女化したさやかさんの結界からまどかさんを助けたのが、暁美さんだと。
半分以上、妄想で言ったのですけれど。当たったみたいで嬉しいですわ」
ほむら「……見事ね」
仁美「きっと、暁美さんにとってまどかさんはとても大事な方ですのね」
ほむら「な」
それはもしかして、自分ではない誰か、例えばまどかさんの為に願った結果なのでは?」
ほむら(そんな……見透かされた!? どうして!?)
仁美「図星ですか?
だって、暁美さんは時折、まどかさんを見つめていらっしゃいましたから。
それに、クラスで1人でいる事の多い貴女が、言葉を交わした数少ない相手も、まどかさんだけ。
それに、きゅうべぇに聞いたんですの。
先ほどお話した、魔女化したさやかさんの結界からまどかさんを助けたのが、暁美さんだと。
半分以上、妄想で言ったのですけれど。当たったみたいで嬉しいですわ」
ほむら「……見事ね」
仁美「きっと、暁美さんにとってまどかさんはとても大事な方ですのね」
ほむら「な」
仁美「まどかさんは素敵な方ですもの。
特に、あの柔らかな笑顔。暁美さんも、あの優しさに惹かれたのでは?」
ほむら「……妙な言い方しないで」ぽぽん
仁美(あら? 暁美さんの頭上に急に花が……何かの魔法でしょうか?)
仁美「契約内容まで伺おうとは思っておりません。
暁美さんがまどかさんの為に動いていらっしゃるなら、邪魔する理由はありませんし。
……それでは、私はこれで失礼させて頂きます」
ほむら「待って」
仁美「まだ何か?」
ほむら「貴女に伝えておきたいことがある。ワルプルギスの夜について」
特に、あの柔らかな笑顔。暁美さんも、あの優しさに惹かれたのでは?」
ほむら「……妙な言い方しないで」ぽぽん
仁美(あら? 暁美さんの頭上に急に花が……何かの魔法でしょうか?)
仁美「契約内容まで伺おうとは思っておりません。
暁美さんがまどかさんの為に動いていらっしゃるなら、邪魔する理由はありませんし。
……それでは、私はこれで失礼させて頂きます」
ほむら「待って」
仁美「まだ何か?」
ほむら「貴女に伝えておきたいことがある。ワルプルギスの夜について」
~週末~
恭介「せっかくの初デートで公園なんて。良かったのかな?」
さやか「いいんだって。仁美と話し合って決めたんだから」
仁美「そうですわ。ええと……この辺りでよろしいでしょうか。
上条君、早速バイオリンの演奏を聴かせて下さいな」
恭介「うん。大切な、君たちの為に……」
♪~♪~♪~♪♪~
さやか「やっぱり、恭介のバイオリンは良いよね」
仁美「はい」
さやか「私、恭介の腕を治せてよかった」
仁美「私も……こうしてさやかさんと2人で、上条君の演奏を聴けてよかったですわ」
恭介「せっかくの初デートで公園なんて。良かったのかな?」
さやか「いいんだって。仁美と話し合って決めたんだから」
仁美「そうですわ。ええと……この辺りでよろしいでしょうか。
上条君、早速バイオリンの演奏を聴かせて下さいな」
恭介「うん。大切な、君たちの為に……」
♪~♪~♪~♪♪~
さやか「やっぱり、恭介のバイオリンは良いよね」
仁美「はい」
さやか「私、恭介の腕を治せてよかった」
仁美「私も……こうしてさやかさんと2人で、上条君の演奏を聴けてよかったですわ」
さやか「たとえ私達の本体があんな石だとしても」
仁美「この音楽があれば、私達はこの気持ちを見失わずにいられます。そうでしょう?」
さやか「うん。だから……後悔なんてあるわけない」
恭介「2人とも、何を話してるんだい?」
さやか「恭介の演奏を褒めてたんだよ」
仁美「本当に、素敵でしたわ。さて、昼食にいたしましょうか」
さやか「早起きして、私の家で仁美と一緒に作ったんだ」
恭介「ありがとう……ねぇ。さやか、志筑さん
その、キスをしたいんだけど……どちらに先にしたらいいかなって」
さやか「」
仁美「では、公平にじゃんけんといきましょうか」
さやか「だから順応性高すぎ!」
仁美「この音楽があれば、私達はこの気持ちを見失わずにいられます。そうでしょう?」
さやか「うん。だから……後悔なんてあるわけない」
恭介「2人とも、何を話してるんだい?」
さやか「恭介の演奏を褒めてたんだよ」
仁美「本当に、素敵でしたわ。さて、昼食にいたしましょうか」
さやか「早起きして、私の家で仁美と一緒に作ったんだ」
恭介「ありがとう……ねぇ。さやか、志筑さん
その、キスをしたいんだけど……どちらに先にしたらいいかなって」
さやか「」
仁美「では、公平にじゃんけんといきましょうか」
さやか「だから順応性高すぎ!」
>>45‐46 支援thx
~ある放課後~
さやか「今日は魔女も使い魔もいなかったね」
仁美「平和でなによりですわ」
杏子「魔女がいないからって平和とは限らねーだろ、新入り?」
さやか「アンタ、また!」
仁美(あのポニーテール、それに食べ物……あれが、佐倉杏子さん?)
杏子「懲りずに魔女だけじゃなく使い魔も潰す気かい?
これだから、奇跡を他人の為に使うような馬鹿はダメなんだよなぁ」
さやか「そういやアンタ、言ってたっけ。食物連鎖だとか、色々とさ。
そんで、他人の為に魔法を使うなんてくだらないって言ったよね」
杏子「あぁ、言ったよ」
~ある放課後~
さやか「今日は魔女も使い魔もいなかったね」
仁美「平和でなによりですわ」
杏子「魔女がいないからって平和とは限らねーだろ、新入り?」
さやか「アンタ、また!」
仁美(あのポニーテール、それに食べ物……あれが、佐倉杏子さん?)
杏子「懲りずに魔女だけじゃなく使い魔も潰す気かい?
これだから、奇跡を他人の為に使うような馬鹿はダメなんだよなぁ」
さやか「そういやアンタ、言ってたっけ。食物連鎖だとか、色々とさ。
そんで、他人の為に魔法を使うなんてくだらないって言ったよね」
杏子「あぁ、言ったよ」
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