元スレ桐乃「何であんた黒いのといるの?」
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151 = 1 :
――数日後・・・・・・
黒猫「兄さん、ちょっといいかしら?」
京介「なんだ瑠璃?」カチカチ
黒猫「携帯をいじるのも少し待ちなさい」
京介「ちょっと待ってくれ、すぐに返信し終わるから」
黒猫「やめなさい」ゴゴゴ
京介「はい、後にします」
黒猫「はぁ・・・・・・」
京介「どうしたんだ、瑠璃。何かあったか?」
黒猫「いいえ、別に私は何にもないわ」
黒猫「何かあったのは貴方の方でしょう? 京介」
京介「は?」
黒猫「別に兄さんの生活に深く口出しをするつもりはないのだけれど、あまりにも露骨過ぎないかしら」
152 = 1 :
京介「???」ソンナーヤサーシークーシナイデー
黒猫「携帯」
京介「っと、すまん。うるさかったな」
黒猫「そうじゃないわ・・・・・・」
京介「ん、違うのか?」
京介「さっきから何を言っているのかさっぱりわからんのだが・・・・・・」
黒猫「そう、あくまで知らを切るつもりなのね」
黒猫「もういいわ、勝手にしなさい。」
京介「おい、どうしたんだよ瑠璃!」
153 = 1 :
――・・・・・・
京介「ということがあったんだけどよ」
沙織「ふむ、成る程」
京介「こんなこと沙織に聞くのもおかしいかもしれないが俺何か変わったか?」
沙織「いえ、それ程劇的な変化は起きてござらんが・・・・・・」
京介「ござらんが・・・・・・?」ブーブーブー
沙織「・・・・・・まだ確信明たものが有るわけではござらんのでこれが正しいかどうかは~」
京介「おいおい、勿体ぶらずに教えてくれよ。いや、教えて下さい!」
沙織「そうですなぁ、強いて言うならば」
京介「・・・・・・・・・・・・」ブーブーブー
沙織「京介氏の異様に多いメールの着信・・・・・・かな、と」
155 = 1 :
京介「あ、ごめんな。うるさいからバイブ音に変えたんだけどこれでも気になるよな」
沙織「気にならないと言えば嘘になるでござるが、最近携帯をいじる頻度が増えたりしてはおりませぬか?」
京介「んーそう言われると最近少し増えたかなぁ」
沙織「そんなに複数の方とメールのやりとりを?」
京介「いや、基本一人だぞ。最近はずっと同じ奴」
沙織「因みにお相手を聞いても・・・・・・?」
京介「桐乃だよ。別に隠すような相手でもない」
沙織「ではこの後何か用事でも?」
京介「いやいや、お前だけだよ」
沙織「・・・・・・・・・・・・」
京介「沙織?」
157 = 1 :
沙織「つまり、俺にはお前だけだと。京介氏には拙者しかいないとおっしゃるのですな」
京介「そのぐるぐるメガネを叩き割るぞ」
沙織「ときに暴力的な京介氏も素敵でおじゃるよ」フフン
京介「駄目だこいつ、早くなんとかしないと・・・・・・」
沙織「おほん。では、話を戻しましょう」
沙織「きりりん氏とメールしている内容というのは・・・・・・」
京介「雑談だよ雑談。お前らとのチャットみたいなもんかな」
沙織「まぁ、そうでござるな」
京介「あいつモデルの仕事とかで忙しいみたいでさ、あんまり出かけている余裕ないし、友達とも現場がたまに違うみたいだから撮影の合間の暇つぶしに付き合ってるんだよ」
沙織「ほほぅ、それで二人は何時からお付き合いを――」
京介「そんな事実はねぇよ!」
158 = 1 :
沙織「いえ、何時からお付き合いを始める予定なのかと」
京介「そんな未来もねぇよ!」
沙織「そうでござるか? てっきり拙者はお二人がラブラブなものなのだとばかり思っておりました故」
京介「何勘違いしてんだよ、あいつとの関係はそういうんじゃないって」
沙織「といいますと?」
京介「そりゃ最初は綺麗な娘だなぁとは思ってたけどよ。なんか仲良くなるにつれて妹みたいだなって」
京介「んで、あいつも俺に対して同じような感情を持ってたみたいで、そういう枠組みに収まったのが今の関係・・・・・・なのかな」
沙織「つまり京介氏の可愛い妹が増えたという解釈でよろしいでござるか?」
京介「・・・・・・まぁそういう感じだな」
沙織「妹ハーレムでござるな」
京介「桐乃が発狂しそうだな」
160 = 1 :
沙織「まぁ新しい妹が出来て浮かれる気持ちもわからなくはないでござるが・・・・・・」
京介「浮かれてねぇし! 意味わからねぇよ!」
沙織「しかし京介氏。黒猫氏の気持ちも考えてみてくだされ」
京介「・・・・・・別に瑠璃達のことを邪険に扱ったり相手にしてないつもりは全くないんだけどよ」
沙織「そう感じてしまった以上、京介氏がどう思って、どう接していようと元々の妹としては納得することは出来ないでござるよ」
京介「・・・・・・だな。気をつけてみる」
京介「ありがとな、沙織」
沙織「いえ、お礼を言われるほどのことはしていないでござるよ」
京介「そんなことねぇよ。ホント助かったサンキューな!」
161 = 1 :
沙織「いやいや・・・・・・あ、ところで京介氏」
京介「何だ? せっかく会ってまで相談に乗ってもらったんだ。俺に出来ることなら何でもするぜ」
沙織「そういう安易な約束をすると身を滅ぼしますぞ」
沙織「まぁでもそこまでおっしゃるのでしたら、今度乙女座のパイロットにでもなってもらいましょうか」
京介「な、何だそれ?」
沙織「拙者、前々から京介氏に言って貰いたいセリフがあるのでござる」
京介「そんなことなら今すぐにでもいいぞ?」
沙織「いえいえ、それにはもっとふさわしい衣装と場所が必要でござるよ」
京介「こ、コスプレかよ・・・・・・まぁそれくらいなら全然問題・・・・・・」
沙織「まぁ楽しみにしているでござる」
沙織「と、その話は置いといて。京介氏携帯の方は大丈夫でござるか?」
162 = 1 :
京介「ん、携帯・・・・・・? ってうわ、どんだけメールきてんだよ!?」
沙織「き、きりりん氏もやりますなぁ・・・・・・」
京介「撮影早く終わったからこれから遊びに行くぞって・・・・・・おいおい、こっちの都合も考えろよ。っと瑠璃の奴もメールしてたのか・・・・・・」
沙織「何かお家の方でご用事でも?」
京介「いや、今何処にいるかってだけだ」
沙織「ははぁん、モテる男は大変でござるなぁ」
京介「茶化すなよ、でも今日は沙織との約束があるからな」
沙織「拙者のことでしたら気にしないでくだされ。せっかくアキバに来たのですから色々と回ろうと思っていたところもあります故」
京介「そうか? いや、でもなぁ・・・・・・」
沙織「では次回拙者が妹になったときはご一緒願いますぞ!」
京介「お前もかよっ!」
164 = 1 :
――・・・・・・
桐乃「・・・・・・・・・・・・」
桐乃「遅いっ!」
桐乃(全く、何してんのよあいつは!)
桐乃(あたしが連絡したら10分以内に駆けつけるのが当然でしょ!)
桐乃「っち!」ザッ
桐乃「――あんた遅すぎ! って・・・・・・」
???「あら、あなたと待ち合わせをした覚えはないのだけれど」
166 = 1 :
桐乃「・・・・・・なんだ黒いのか」
黒猫「何だとは随分なご挨拶ね」
桐乃「何? あたし忙しいんだけど」
黒猫「あら、それは失礼したわ。十分以上もそこで携帯を眺めてるのがそんなに忙しいとは思わなかったものだからつい」
桐乃「見てたの!? サイテー・・・・・・」
黒猫「ふっ、どうとでも言いなさい」
桐乃「・・・・・・なんか用?」
黒猫「そうね、用事・・・・・・あると言えばあるかしら」
桐乃「早く済ましてよ、私これから用事があるんだから」
黒猫「ええ、いいわよ。私も貴方に少し言いたいことがあっただけだから」
桐乃「そ、ほら早くしなさいよ」
黒猫「そう急かさないで、別に用事があるのは貴方だけではないのよ?」
桐乃「じゃあまた今度でいいじゃん? だからさっさと帰――」
黒猫「貴方に京介は渡さないわ」
168 = 1 :
桐乃「は?」
黒猫「うちの京介を貴方のようなビッチに渡したりしないと言っているのよ」
桐乃「何言ってんの? 意味わかんないし」
黒猫「あら、聞こえなかったかしら? それとも私の言語を解する程の知能が貴方に備わっていなかったということかしら?」
桐乃「喧嘩売ってんの?」
黒猫「どうやら基礎的な言語知識は存在するようね。良かった壊滅的なまでに国語能力が備わっていないのかと思って不安になっていたところよ」
桐乃「人がおとなしく聞いてたらいい気なって! ふざけんなこのクソ厨二病女!!」
黒猫「いつ貴方のようなヒステリック女がおとなしくなったのか訊きたいところね」
桐乃「こんの・・・・・・!」
黒猫「何? 何か言いたいことでもあるのかしら?」
169 = 46 :
盛り上がって参りました
170 :
続き来てたか
171 = 1 :
桐乃「ふん、ほんっとあんたってキモい!」
黒猫「ふふ、語呂の少ない女ね。哀れにさえ感じるわ」
桐乃「その格好もそうだけど、いちいち回りくどい話し方するとこもキモい、どうせ兄貴と一緒にいたいから高校も同じところ行ったんでしょ? 友達のいないあんたを大好きなお兄ちゃんが守ってくれるもんね? はーキモ、マジキモ」
黒猫「な!? 京介は関係ないでしょう!!」
桐乃「あれー図星だったの? うわ、更にキモい!」
黒猫「いい加減にしないとその口訊けなくしてあげるわ・・・・・・」
桐乃「やってみたら? ていうか京介はあたしの兄貴なの! あんたのじゃないから!」
黒猫「この間から思っていたけど貴方何を言っているの? 血縁の関係もない貴方が妹だなんて訳の解らない事を言わないで頂戴」
桐乃「はぁ? 元々血が繋がってないのはあんたの方だから!」
黒猫「・・・・・・おめでたい夢でもみてたのかしら?」
172 :
桐乃がうざくてギブアップ
桐乃エンドとかじゃなければ呼んでおくれ
173 = 5 :
まだあった
がんばれ
174 :
語呂の少ない→語彙の少ない
175 = 1 :
桐乃「あんた・・・・・・っ!!」
黒猫「どんなタチの悪い冗談なの? あれだけ邪険にしていたのにも関わらず今更兄さんに惚れたのかしら?」
桐乃「そ、そういうんじゃないっての!!」
黒猫「貴方に兄さんはふさわしくないわ」
桐乃「な――!」
黒猫「後から出て来て人の兄さんを好き勝手に振り回して、オタクの言い訳に使って、その上今度は妹面? ふざけるのもいい加減になさい」
桐乃「実際後から出てきたのはあんたの方でしょ!」
黒猫「・・・・・・やっぱり本気で貴方は自分を兄さんの妹だと思っているの? 何度言えば解るのかしら? 兄さんの妹は私、貴方ではないわ」
桐乃「い、今は確かにそうかもしれないけど!」
黒猫「それとも貴方は兄さんに、『京介の妹にふさわしいのはこの私だ』と、胸を張って言えるのかしら?」
桐乃「何変なこと言ってんのよ!?」
176 = 1 :
黒猫「答えなさいな高坂桐乃」
桐乃「ふ、ふん。い、言えるに決まってんでしょ! あたし程良く出来た妹なんて他にいるわけないじゃない」
黒猫「そうかしら? 幾ら強くても、幾ら才能があっても、幾ら着飾っても、幾ら美しくても、幾ら諦めなくても、散々邪険にしてきて、散々振り回して、散々困らせて、散々罵倒した貴方に本当にそんな資格があるというの?」
黒猫「言っておくけど、外から見た話じゃないわよ? 他人は他人、そんな外側からの評価なんてそれこそ微塵の意味もないわ。他の誰でもない。京介に貴方は自分が一番だと誇れることが何か一つでもあったの?」
桐乃「・・・・・・それは・・・・・・」
黒猫「だんまり?」
桐乃「うっさい! 黙れ!」
黒猫「図星かしら?」
桐乃「・・・・・・あんたってホントいい性格してるよね」
黒猫「それほどでもないわ」
177 = 1 :
オーイキリノー
黒猫「あら、ようやく兄さんも到着したようね」
桐乃「・・・・・・ッチ、遅いっての・・・・・・」
京介「お、おぉなんだ瑠璃も一緒なのか?」
黒猫「いいえ、私は偶然通りかかっただけよ」
京介「そうか? まぁせっかくだし一緒に何処か――」
桐乃「ふざけんな!」
京介「ど、どうした桐乃?」
黒猫「少しは空気を読む努力くらいして欲しいものね」
178 :
ギブ
179 = 1 :
桐乃「私はあんたを待ってたの、何で邪気眼厨二病女なんかと」
黒猫「何? 今度は兄さんに媚を売りだしたの? このビッチは」
桐乃「はぁ!? 何で私がこいつに媚売らなきゃいけないのよ!?」
京介「待て待てお前ら落ち着けって!」
桐乃「もう行くわよ! 付き合ってらんない!」
黒猫「待ちなさいな、兄さんは置いて行ってもらうわよ、下品なメスの臭いが移ったら大変」
桐乃「この――」
京介「いい加減にしろっ!」
桐乃&黒猫「」ビクッ
180 = 1 :
京介「マジわかんねーよ、本当にどうしたんだお前ら」
桐乃「べ、別に――」
黒猫「どうもしないわよ、ただ私は兄さんに側にいて欲しいだけ」
桐乃「――ッ」
京介「瑠璃、お前・・・・・・」
黒猫「私はずっと側にいたのよ? それなのに急に出てきたこの女に京介を持っていかれるなんてそんなの耐えられるわけないでしょう」
黒猫「京介。お願いよ、私の側から離れたりしないで・・・・・・」グッ
182 = 46 :
さるよけ
183 = 1 :
京介「・・・・・・そうか、ごめんな瑠璃。お前の気持ちに気づいてやれなくて」
京介「大丈夫だ。俺はお前の側から離れたりしない。ちゃんと、ずっと、俺はお前の兄貴だ」ナデナデ
黒猫「・・・・・・き、気安く触れないで頂戴」
京介「そうか?」ナデナデ
黒猫「でも・・・・・・今だけは許してあげる」
京介「そうか」
桐乃「・・・・・・なによ・・・・・・」
京介「桐乃・・・・・・」
桐乃「あたし一人、バカみたいじゃない・・・・・・」
桐乃「ずっと一緒にいたのはあたしだってそう! あんたは、京介は覚えてないかもしれないけどあたしはずっと側にいたんだから!」
184 = 1 :
桐乃「言葉は交わさなかったかもしれないけど、心はずっと遠くだったかもしれないけど、ホントは夢だったかもしれないけど! あたしは・・・・・・!」
京介「桐乃」
桐乃「うっさい! バカ! もういい! 死ね!」ダッ
京介「待てよ桐乃!」グッ
桐乃「離せ! 離せ離せ!」
京介「お、俺はなぁ! よく聞け桐乃!」
京介「俺はっ! お前の頭だって撫でてやれる!」
186 = 1 :
・・・・・・・・・・・・
黒猫「は?」
桐乃「」
京介「お前が俺を兄貴だって言うなら、兄貴だっていう記憶がない俺でも良いって言うなら! 俺はいつだってお前の兄貴になってやれる!」
京介「いいや、お前がもう俺なんか兄貴でも何でもないって言ってももう聞かねぇ! もうお前は俺の妹だ! 決めた!」
黒猫「き、決めたって・・・・・・」
京介「元々三人の妹がいるんだ! 今更一人増えようが二人増えようがモノの数じゃねぇ! 全員まとめて面倒見てやる! 全員まとめて抱きしめてやる!」
京介「妹の三人や四人! 抱きしめられないで何が兄だ、中途半端な気持ちで兄なんかやってられねぇんだよ!」
京介「俺がお前らの兄貴だ! 何か文句あるか!?」
188 = 1 :
桐乃「な、なにそれ・・・・・・」
京介「・・・・・・なんだよ」
桐乃「・・・・・・そんなこと言われたら、もうあたしどうしようもないじゃん」
桐乃「あんたの妹になるしか、ないじゃん・・・・・・バッ・・・・・・カじゃ、ないの・・・・・・?」
京介「い、いいだろ別に」
桐乃「ふふっ・・・・・・バカ・・・・・・」
黒猫「はぁ・・・・・・本当兄さんの莫迦さには呆れて物も言えないわ」
京介「お前ら揃いも揃ってバカバカ言うんじゃねぇよ・・・・・・」
桐乃「しょうがないじゃん、ホントーにバカなんだから」
190 = 1 :
黒猫「・・・・・・そんな莫迦な兄さんに一つ訊きたいことがあるのだけれど」
京介「はいはい、なんだよ」
黒猫「先ほどの兄さんの説得だと、妹なら抱きしめてもらえるそうね?」
京介「あ、あぁ、そんなことも言ったな」
黒猫「・・・・・・じゃあお願いしようかしら」
京介「い、今ここでか!?」
黒猫「か、勘違いしないで頂戴! さっきの言葉に嘘偽り無いか確かめる為よ、他意は無いわ」
桐乃「ちょ、ちょっとあたしも忘れてないでしょうね!? ていうかそれあたしに言ったことだし? あんたは関係なくない?」
黒猫「あら、妹であればこの権利は行使出来るはずよ。むしろ頼んだのは私が先なのだから貴方は指くわえて見てなさいな」
192 = 1 :
京介「あーはいはい! わかりました! 二人まとめてやってやらぁ!」
黒猫「んっ」ギュ
桐乃「むっ」ギュ
桐乃「えへへ、バカ・・・・・・」
黒猫「ふふっ莫迦・・・・・・」
京介「どっちにしても馬鹿呼ばわりされるのかよ!」
桐乃「で、どう?」
京介「何が?」
桐乃「こんな可愛い妹を腕の中に抱えた気分は?」
黒猫「そうね、それは私も気になるわ。正直な感想を聞かせて頂戴」
京介「・・・・・・・・・・・・」
京介「そうだな・・・・・・」
京介「まぁ、悪くはない・・・・・・かな?」
193 = 81 :
11月だってのに暖かい世界だな
194 = 1 :
――――
あやせ「桐乃!起きて!!」
桐乃「」ハッ
桐乃「・・・・・・夢か」
加奈子「おいおいどうしたんよーもう放課後だぜ?」
あやせ「どうしたの桐乃うなされてたけど・・・・・・?」
桐乃「いや、何か変な夢みちゃって」
あやせ「夢?」
桐乃(昨日徹夜でゲームやっちゃったのが原因だよね・・・・・・)
桐乃「うーん、なんでもない。帰ろうか!」
加奈子「寝ぼけて車に轢かれそうになっても加奈子様は助けてやんねェゾ」
196 = 1 :
――・・・・・・
あやせ「あれ? もしかして桐乃、あれってお兄さんじゃない?」
桐乃「え?」
加奈子「うげっ」
あやせ「あ、こっちに気づいたみたい」
桐乃「あ、う、え」
京介「おう、お前らも今帰りか?」
あやせ「はい、今日はお姉さんと帰りは別なんですか?」
京介「そういつも一緒に帰ってるわけじゃねぇよ」
あやせ「そうでしょうか?」
京介「そうそう、どうだ。今日くらい一緒に帰ろうぜ!」
あやせ「セクハラはやめてください」
京介「なんでだよ!!」
198 = 1 :
桐乃「あ、えっと・・・・・・」
京介「ん? どうした桐乃。なんか元気なくないか?」
桐乃「な、何でもない!」
京介「困ったことがあるならちゃんと言えよ?」ボソボソ
桐乃「・・・・・・うん///」
加奈子「あーあ、なぁに妹の友達ナンパしてんだよ」
京介「は?」
桐乃「え?」
加奈子「ほら」ズイ
京介「・・・・・・鞄がどうした?」
加奈子「ん!」
京介「なんだよ」
加奈子「鞄持てっつってんのがわかんねぇのかよ!」
京介「拒否してんのがわかんねぇのかよ!」
199 :
追い付いただと、、、
200 = 1 :
加奈子「いいから持てって! そしたら加奈子様が一緒に帰ってやるからヨ」
桐乃「え、あやせ何これどういうこと?」チョッオマエナゲンナッテ!
あやせ「どういうこともなにも、京介さんは――」ウォオモッ!ナニハイッテンダコレ!
加奈子「可愛い妹の鞄くらい兄貴なら黙って持ちやがれってんだ!」
京介「お前が可愛い妹なら兄貴の俺を少しは敬え!」
あやせ「加奈子のお兄さんだよ」
桐乃「」
おわり
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