私的良スレ書庫
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元スレ久「大阪来て良かったやろ?」 咲「せやなー」
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憎しみのオーラ力でハイパー咲さんに
◇◆◇◆◇◆
「お会計は12695円です」
久「(ちょwww)……二万からお願いします。領収書は清澄高校名義で」
和「ホテル代から引くんじゃないんですか?」
久「私は議会長の特権を最後までしゃぶりつくすつもりよ」
漫(うちも見習お)
洋榎「苦しい……。こいつほんまもんのアホやで……」
絹恵「まったくもー。子供やないんやから。うち、胃薬持ってるけど飲む?」
照「大阪のどぶ沼は大したことないな」キリッ
咲「お姉ちゃん、未だに大食漢だったんだね……」
由子「こっからどうするのよー?」
洋榎「まだ暮れるのまで時間あるから観光やろ」
久「せやせやー」
洋榎「この辺りなら、大阪城とかやな」
漫「華の女子高生がお城見学って」
洋榎「なんやとこら」
久「いいじゃない。大阪城、風情があっていいわ」
照「うん。(咲と)お城見たい」
和「いいですね。私も(咲さんと)見て回りたいです」
久「ポンコツコンビもそう言ってる事だし決定」
――――――
――――
――
◇◆◇◆◇◆
雅枝「家で一人酒。思ったよりむなしいな」ポリポリ
雅枝「しても遅いなぁ。もう8時やで。午前練聞いたのに。日本橋でも回ってるんやろか」
雅枝「……暇や。なんかゲーム買ってときゃ良かった」
ガチャ ジャマスルデー
雅枝「おお、おかえり……。なんか増えてるな」
和「お世話になります。原村です」
照「照です。咲の姉の」
洋榎「キャラバンに新メンバーや。宿なしやからうちで預かろう思うてな。ええやろ?」
雅枝「別にええけど……。面子集めて雀荘つぶしに行ってたのかとおもたわ」
雅枝(局地的に雀力集まりすぎやろ。台風くるで)
洋榎「あ、夕飯食ってきたから」
雅枝「わかった。そうだ、今日の牌譜のデータと録画したやつある?」
洋榎「ちょいまち……。これや」
雅枝「ありがと。じゃあおばさんは自室でこもってますわ。みんな自分家みたいに気楽にしてな」
久「熱心ね」
洋榎「あれは趣味みたいなもんや。極々偶に指導やらダメだしされるけど、所詮飯ん時の会話のタネ程度やしな」
絹恵「子供よりも教え子のほうがかわいいみたいやもん」
洋榎「それはちゃうよ。単純に家ん中でも指導者面したくないだけやろ。たぶん」
絹恵「ふーん。そんなもんかなー」
久「絹恵ちゃん、お母さんのこと苦手?」
絹恵「別にそういうわけやないですけど、教えて言うても学校がー監督がー言うてまともにとりあってくれへんから……、千里山の子たちには嫉妬してしまいます」
久「じゃあ、好きなんだね」
絹恵「そうですね。うち、マザコンだと思います」
洋榎「開き直りすぎやろ。こっちが恥ずかしくなってきたわ」
照「洋榎」チョンチョン
洋榎「なんや」
照「あれやりたい」
洋榎「あれは趣味みたいなもんや。極々偶に指導やらダメだしされるけど、所詮飯ん時の会話のタネ程度やしな」
絹恵「子供よりも教え子のほうがかわいいみたいやもん」
洋榎「それはちゃうよ。単純に家ん中でも指導者面したくないだけやろ。たぶん」
絹恵「ふーん。そんなもんかなー」
久「絹恵ちゃん、お母さんのこと苦手?」
絹恵「別にそういうわけやないですけど、教えて言うても学校がー監督がー言うてまともにとりあってくれへんから……、千里山の子たちには嫉妬してしまいます」
久「じゃあ、好きなんだね」
絹恵「そうですね。うち、マザコンだと思います」
洋榎「開き直りすぎやろ。こっちが恥ずかしくなってきたわ」
照「洋榎」チョンチョン
洋榎「なんや」
照「あれやりたい」
洋榎「64?ソフトだったら、TV台の下にいっぱいあるからそこから選びな」
照「わかった」トテテ
洋榎「……あいつオーラなさすぎぃ!」
久「宮永一族は雀卓以外だと普通だからね」
洋榎「そもそも姉のほうには感情を感じないんやけど、そのへん大丈夫なん?」
久「最強な上、個性豊かでアイドル気質だったら、そんなの神様が許さないわよ」
洋榎「それが強さの秘訣……? お、マリパやんのか。うちも混ぜてーな」
照「泣いて逃げ出すことになるがよいかな?」
洋榎「持ち主にその発言はありえんやろ。ぼこるわ」
照「何か賭けよう」
和「咲さんと一緒にお風呂に入る権利でいかがでしょうか」キリッ
照「なぜ君が出てくる。だがその提案は大いに結構。負けるはずがないからね」
絹恵「うちもやります」
洋榎「なんやこの求心力は。咲はどこぞの教祖か」
洋榎ちゃんはこんなにお姉ちゃんオーラ出してるのにこっちのポンコツ姉は
照「またスター出た」イェ゛エ゛ー
洋榎「な!? おかしいやろ! なんでマス踏んだだけでそんなボーナススター貰えんのや!」
照「全ての事象は私に収束する」ドヤァ
洋榎「意味わからん……。まぁミニゲーム一回も負けとらんからええけど」
和「おかしい……目押しは完璧なのに……、乱数パターンfのはず……」ブツブツ
絹恵「ごめん、おねーちゃん! うちの養分になって!」ゴー!テレサ
洋榎「やめろおおおおお」カチャチャチャチャ
久「楽しそうね」
咲「部長は参加しなくていいんですか?」
久「私、TVゲームって苦手なの」
咲「私と一緒ですね。見てるほうが楽しい」
久「……咲、元気になって良かった」
咲「はい」ニコ
久「……、この前、叩いてごめん」
ひとつのスレにあんまり書き込みすると規制はいってかけなくなること
>>119
おおきに
おおきに
>>116
連続して書き込みまくると連投し過ぎって言われちゃうのよね
連続して書き込みまくると連投し過ぎって言われちゃうのよね
咲「?」
久「あなたの家に行った日」
咲「、あ、あれですか。……悪いのは私です。みんなの気持ちも知らずに、勝手に自己嫌悪に陥ってました」
久「頭にきたのは演技じゃなくて事実、なんだけど、まさか力が……」
咲「嶺上開花使えなくなっちゃったのはしょうがないです。奪われちゃったものをどうこうすることは、たぶん無理です」
久「奪われた?……大星さんに?」
咲「彼女が教えてくれました。『こんな素敵な力をありがとう』って」
久「……」
咲「あれだけ悔しかったのは人生初めてだったな……。自分でも怖いぐらい怒りが膨れて、おかしくなりそうでした」
咲「というかちょっと壊れちゃってましたね」アハハ
咲「私、もう昔みたいに打つことはできないんです――よね」
久「……っ、」ズキッ
久「……ごめ、ん」
咲「!っ、 部長、どうしたんですか?」
久「なんで咲が、て。何も悪いことっ、してないのに、」
久「私、本当に何もできなくて、後輩一人守れなっ、くて」
照「咲が……久を泣かした……」
咲「ええ!? いや違っ、――違くはないけど、」オロオロ
洋榎(何したらあの女を泣かせることができるんや)
久「お手洗い、行ってくる」
久「大星、淡……」
久「返してよ、私の後輩を、」
久「前みたいに、心から笑ってくれる咲を……」
ガチャ ドン
雅枝「おおう、悪い。前見てなかったわ。……大丈夫?」
久「あ、いえ。こちらこそごめんなさい。お怪我ありませんか?」
雅枝「そうじゃなくて、今泣いてたやろ。嫌なことでもあった?」
久「……もう、落ち着いたんで、大丈夫です」
雅枝「そうか。久、あ、下の名の呼び捨てでもいい?」
久「はい」
雅枝「――後で、チャンプと一緒にうちの部屋来てくれへんかな。寝る前でええよ」
久「かまいませんが、」
雅枝「ちょっと聞きたいことあってな。なんなら今すぐでもええんやけど、どうする?」
久「照がまだ遊んでるようなので、後でお邪魔させてもらいます」
雅枝「うんわかった。また後で」
久「はい、」
久「……?」
◇◆◇◆◇◆
洋榎の部屋
照「ぶー。咲と寝たかったー」
洋榎「まぁまぁ、ええやないか。お姉ちゃん連合みたいな感じして、な」
久「そう言われてみれば、そうかも。大人の会合ってやつ」
久「……今日は二人を寝かさないわよー」ニヤ
照・洋榎「」
久「冗談よ。いくら私だって二人相手は身が持たないわ」
洋榎「……お前、ほんとは処女やろ……」ボソ
久「そういう属性もありね。実は純情で乙女な私」
洋榎「もう何がほんまかわからんなコレ」
久「ああそうだ、照、今から雅枝さんに呼ばれてるんだけど、一緒に来てくれない?」
照「――ん?ごめん寝てた。今から?」
洋榎「今まで喋ってたやろ! で、なんで? 理由は?」
久「聞かされてないわ。とにかく照を連れてこいって」
洋榎の部屋
照「ぶー。咲と寝たかったー」
洋榎「まぁまぁ、ええやないか。お姉ちゃん連合みたいな感じして、な」
久「そう言われてみれば、そうかも。大人の会合ってやつ」
久「……今日は二人を寝かさないわよー」ニヤ
照・洋榎「」
久「冗談よ。いくら私だって二人相手は身が持たないわ」
洋榎「……お前、ほんとは処女やろ……」ボソ
久「そういう属性もありね。実は純情で乙女な私」
洋榎「もう何がほんまかわからんなコレ」
久「ああそうだ、照、今から雅枝さんに呼ばれてるんだけど、一緒に来てくれない?」
照「――ん?ごめん寝てた。今から?」
洋榎「今まで喋ってたやろ! で、なんで? 理由は?」
久「聞かされてないわ。とにかく照を連れてこいって」
コンコン
雅枝「入ってええよん」
久「お邪魔します」
照「どうも」
洋榎「邪魔するd」
雅枝「いやいや、あんたは呼んでへんから」
洋榎「なんやとー! やっぱ、絹が言うように教え子のほうがかわいいんか……」
雅枝「こら、イジイジすんな。そういう性質やないやろ。……まぁええわ。本当は、二人だけで決めてほしかったんやけど、ヒロ、あんたは余計な口出ししない、約束せえ」
洋榎「そんな重い話なんか?」
雅枝「約束」
洋榎「わーったって。するする」
雅枝「じゃあ、そのへん適当に座ってな。楽にして聞いてくれ」
雅枝「……――二人で、咲が今後麻雀を続けるかどうか決めてほしい」
照「……は?」
照「おっしゃってる意味がよくわからないのですが」
雅枝「端的に説明するとな、あの子の打つ麻雀は人を潰す。だから、被害者が出る前に、」
照「おかしいです。同じ卓で打ってもいないのになぜそんなことがわかるのですか」
雅枝「わかるよーそりゃあ。だってあの子に似た人知ってるもん」
久「!、」
久「まさか……小鍛治、健夜?」
雅枝「そう。あの日本麻雀界の至宝であり、無双の悪鬼、小鍛治プロ。あいつの学生時代そっくりやで」
洋榎「でもでも、小鍛治プロは現役やろ!? おかしいやん、あの人が許されて咲は駄目なんて。それにそんなん本人に、」
雅枝「約束忘れたんか?」
洋榎「うっ、」
雅枝「ヒロ、悪いんやけど、これは保護者二人が考えて結論づけることなんや。部外者が横から口出ししたらあかん」
洋榎「……わかった」
雅枝「小鍛治の新人の時、なんて言われてたか知ってるか?」
照「いえ、」
雅枝「『吸血鬼』や。意味わかる? 同じ卓囲ったら最後、生気が抜けて屍人のようになる。そいつが強ければ強いほど、ひどい有様になってまう」
雅枝「奈良の阿知賀の先生な、昔小鍛治にぶっ壊されて長い間牌握れなかったらしいんよ。あんだけの実力あれば今頃プロで結果残してたってのに」
照「咲は違います」
雅枝「何が違うんや」
照「咲は他人に危害を加えるような子じゃありません。純粋で優しい子です」
雅枝「じゃあ質問。小鍛治はなんで地元の独立リーグへ行ったと思う?」
久「強すぎたせいで……飛ばされたってことですか?」
雅枝「おしいな。でも左遷されたってのは合ってる。あいつはな、日本のプロ連中を壊しすぎた」
雅枝「あいつが十九の時に引退したプロの数、ざっと前年の3倍やで」
雅枝「確かに強い。けども層が厚い日本は小鍛治に及ばずともそれに近い連中はぎょうさんおる」
雅枝「それが軒並み引退して、小鍛治が孤高になっちまったら、団体がメインの世界戦でやってけへんやろ」
雅枝「小鍛治は強者を求め続け暴れまくった。そして上の連中がプロ界の将来を危惧した結果、ちっぽけなリーグへと放り込まれた」
雅枝「悪意はなく、打つことが楽しくてしょうがなかったんやな」
雅枝「純粋すぎる故に性質が悪い。一応小鍛治の名誉のために言っとくと相手の不幸に喜べるやつではない。これは咲にも言えることやろ」
照「それでも咲は……」
久「っ、先ほど洋榎も言ったように、なぜ咲本人へ聞かないのです?私達は所詮、管理者と姉です。麻雀を離れろと言うのなら本人が決断すべき事柄なはずです」
雅枝「あの子は――辞めろ言われたら辞めるやろ。そんなのフェアやない」
久「矛盾していませんか?雅枝さんは先ほどからおっしゃってることは、咲に麻雀を辞めてほしいようにしか聞こえませんが」
雅枝「……十五の子にその道を絶てだなんて、子供がいる身からしたらホンマは言いたくない」
雅枝「それに、続けるのであればサポートはする。それでも、大会ではどうなるかわからん」
久「それって……」
雅枝「ああ、夏休み明けは清澄の監督を希望する。明日にでも学校のほうに連絡入れるわ」
久「!!、 ありがとうございます」
雅枝「ふふ、悪いなーこんな話のときに。本当はもっとびっくりさせたかったんやけどな」
洋榎「今日の朝話したばっかやろ。そんな都合つくもんか?」
雅枝「元プロ・元千里山監督の愛宕雅枝やぞ? 喉から手が出るほどほしいはずや」
洋榎「自分で言うかそれ。家はどうすんのや。うちはプロ行ったら絹の世話は無理やで」
雅枝「ヒロにそんなん期待してるはずないやん。それに再来月あたりパパが帰ってくるよ」
洋榎「げっ、あいつニュージーで牛のケツに顔つっこんで窒息死したんやないのか」
雅枝「嫌うのはわかるけど、あんた、自分の父親をそんな適当な設定で殺すな」
雅枝「で、話は戻すけど、どうする。やめさせるなら私がうまいこと言ってどうにかする。あんたらは誰も傷つかん」
照「私は、咲の意思を尊重したいです……」
久「彼女には打たせます。私の後輩から幸せを奪うのは絶対に嫌です」
雅枝「続けることで誰かが不幸になるかもしれへん。回りまわって咲がそれを被る可能性もある」
久「……――それでも、私は彼女にはまだ部のみんなと麻雀をさせてあげたい」
雅枝「わかったわ。まあまだ完全に力は覚醒しとらん。引き返せる段階にいる。明日一緒に打ってみてその後もう一度聞くわ」
これあわあわいくらでも能力奪取出来るのかね?
カンして有効牌確定がつくだけで魔物の中でも飛び抜けられるでしょ
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