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元スレのび太「スターフォックス……?」
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<惑星フィチナ>
ギュゥゥゥゥン……! キイィィィィン……!
各々自慢の戦闘機を駆り、激戦を繰り広げる戦士たち。
ファルコ「フォックス、危ないっ!」
ウルフ「落ちろ、キツネ!」バシュッ
フォックス「しまった!」
ズガァンッ!
フォックス「うわぁぁぁぁぁっ!」ヒュルルルル…
すると──
バシュンッ!
ウルフ「ヤツのアーウィンが……消えやがった!?」
ギュゥゥゥゥン……! キイィィィィン……!
各々自慢の戦闘機を駆り、激戦を繰り広げる戦士たち。
ファルコ「フォックス、危ないっ!」
ウルフ「落ちろ、キツネ!」バシュッ
フォックス「しまった!」
ズガァンッ!
フォックス「うわぁぁぁぁぁっ!」ヒュルルルル…
すると──
バシュンッ!
ウルフ「ヤツのアーウィンが……消えやがった!?」
スリッピー「そんな……フォックスが!」
ウルフ「ライラット系にはまれに空間の歪みが生じ、
ワープホールができるというが……それに飲み込まれたようだな」
ウルフ「あのジェームズの息子ともあろう者が……無様な最期だ」
ウルフ「よし青二才のキツネは片付けたし、
コーネリア軍の基地に仕掛けられた爆弾も爆発する頃だ。全機、引き上げだ!」
レオン「この私の敵ではなかったな」
ピグマ「また会おうや、ペッピー!」
アンドリュー「ふははは、ざまあみろ!」
ギュウゥゥゥン……
ファルコ「くそったれっ!」
ペッピー「こうなっては仕方ない……我々も撤退するしかない……!」
スリッピー「フォックス……!」
………
……
…
ウルフ「ライラット系にはまれに空間の歪みが生じ、
ワープホールができるというが……それに飲み込まれたようだな」
ウルフ「あのジェームズの息子ともあろう者が……無様な最期だ」
ウルフ「よし青二才のキツネは片付けたし、
コーネリア軍の基地に仕掛けられた爆弾も爆発する頃だ。全機、引き上げだ!」
レオン「この私の敵ではなかったな」
ピグマ「また会おうや、ペッピー!」
アンドリュー「ふははは、ざまあみろ!」
ギュウゥゥゥン……
ファルコ「くそったれっ!」
ペッピー「こうなっては仕方ない……我々も撤退するしかない……!」
スリッピー「フォックス……!」
………
……
…
<小惑星>
のび太たちは、火星と木星の間にある小惑星の中から適当なサイズの星を選び、
遊び場にするために改造を行っていた。
ドラえもん「よし、これで海もできたし空気もできた」
のび太「ぼくたちの遊び場の完成だ!」
ジャイアン「よっしゃあ、この星の名前は“ジャイアン星”に決まりだぜ!」
スネ夫「センスないなぁ、“スネ夫星”の方がいいに決まってるよ」
ジャイアン「なんだと!?」
しずか「喧嘩はよしなさいよ。せっかく遊び場を作ったんだから、
みんなでドッジボールでもやりましょうよ」
ドラえもん「いいね、やろうやろう! ──ん、のび太君、どうしたの?」
のび太「ドラえもん、あそこっ!」
のび太が指差す方向には、煙を上げてふらふらと飛ぶ戦闘機があった。
のび太たちは、火星と木星の間にある小惑星の中から適当なサイズの星を選び、
遊び場にするために改造を行っていた。
ドラえもん「よし、これで海もできたし空気もできた」
のび太「ぼくたちの遊び場の完成だ!」
ジャイアン「よっしゃあ、この星の名前は“ジャイアン星”に決まりだぜ!」
スネ夫「センスないなぁ、“スネ夫星”の方がいいに決まってるよ」
ジャイアン「なんだと!?」
しずか「喧嘩はよしなさいよ。せっかく遊び場を作ったんだから、
みんなでドッジボールでもやりましょうよ」
ドラえもん「いいね、やろうやろう! ──ん、のび太君、どうしたの?」
のび太「ドラえもん、あそこっ!」
のび太が指差す方向には、煙を上げてふらふらと飛ぶ戦闘機があった。
ドラえもん「なんでこんなところに飛行機が!?」
しずか「そんなこといってる場合じゃないわ!
あのままじゃ、どこかにぶつかっちゃうわよ!」
ドラえもん「そうだね! ──えぇと」
ドラえもん「なんでも空港~!」
【なんでも空港】
飛行しているものを、強制的に着陸させる道具。
効力は昆虫やオバケ、果てはジェット機にまで及ぶ。
戦闘機はなんでも空港に吸い寄せられ──
ドラえもん「こっちに来たぞ、みんな離れろっ!」ダッ
無事、着陸に成功した。
スネ夫「うわぁ~かっこいい……」
ドラえもん「ようし、みんな中にいる人を助け出そう!」
ジャイアン「俺様に任せろ!」ダッ
しずか「そんなこといってる場合じゃないわ!
あのままじゃ、どこかにぶつかっちゃうわよ!」
ドラえもん「そうだね! ──えぇと」
ドラえもん「なんでも空港~!」
【なんでも空港】
飛行しているものを、強制的に着陸させる道具。
効力は昆虫やオバケ、果てはジェット機にまで及ぶ。
戦闘機はなんでも空港に吸い寄せられ──
ドラえもん「こっちに来たぞ、みんな離れろっ!」ダッ
無事、着陸に成功した。
スネ夫「うわぁ~かっこいい……」
ドラえもん「ようし、みんな中にいる人を助け出そう!」
ジャイアン「俺様に任せろ!」ダッ
パイロットを無事救出した五人だったが──
ドラえもん「これは……」
のび太「えぇと……」
しずか「どう見ても……」
ジャイアン「キツネ……」
スネ夫「だよね……」
のび太「もしかして……チッポ君たちの仲間かな?」
ドラえもん「仲間ってことはないだろうけど、
彼らと同じようなタイプの宇宙人ってところだろうね」
しずか「気絶してるみたいだけど、大丈夫かしら……」
ドラえもん「お医者さんカバンによると、頭を強く打ってるみたいだから、
しばらくこのまま安静にしておこう」
ドラえもん「あと、この人が起きたら話を聞かなきゃいけないから、
今のうちにみんなでほんやくコンニャクを食べておこう」
ジャイアン「やれやれ、せっかく遊び場ができたってのに、
とんでもないことになっちまったぜ」
スネ夫(あの戦闘機、かっこいいなぁ……)
ドラえもん「これは……」
のび太「えぇと……」
しずか「どう見ても……」
ジャイアン「キツネ……」
スネ夫「だよね……」
のび太「もしかして……チッポ君たちの仲間かな?」
ドラえもん「仲間ってことはないだろうけど、
彼らと同じようなタイプの宇宙人ってところだろうね」
しずか「気絶してるみたいだけど、大丈夫かしら……」
ドラえもん「お医者さんカバンによると、頭を強く打ってるみたいだから、
しばらくこのまま安静にしておこう」
ドラえもん「あと、この人が起きたら話を聞かなきゃいけないから、
今のうちにみんなでほんやくコンニャクを食べておこう」
ジャイアン「やれやれ、せっかく遊び場ができたってのに、
とんでもないことになっちまったぜ」
スネ夫(あの戦闘機、かっこいいなぁ……)
しばらくして──
フォックス「うぅっ……ここは!?」ガバッ
フォックス「うっ!」ズキッ…
しずか「まだ寝てないとダメですよ!」
フォックス「……君たちは?」
ドラえもん「ぼく、ドラえもんです」
ドラえもん「ぼくたちがこの星で遊んでいたら、あなたの飛行機が飛んできたので、
救助したんです」
フォックス「ドラエモン……。そうだったのか、ありがとう」
フォックス(全く知らない種族だ……)
フォックス(ウルフに撃墜された瞬間、空間に飲まれるような感覚があったが、
どうやらワープをしてしまったようだな)
フォックス(早く仲間と合流しないと……。しかし、もうアーウィンは──)
フォックス「うぅっ……ここは!?」ガバッ
フォックス「うっ!」ズキッ…
しずか「まだ寝てないとダメですよ!」
フォックス「……君たちは?」
ドラえもん「ぼく、ドラえもんです」
ドラえもん「ぼくたちがこの星で遊んでいたら、あなたの飛行機が飛んできたので、
救助したんです」
フォックス「ドラエモン……。そうだったのか、ありがとう」
フォックス(全く知らない種族だ……)
フォックス(ウルフに撃墜された瞬間、空間に飲まれるような感覚があったが、
どうやらワープをしてしまったようだな)
フォックス(早く仲間と合流しないと……。しかし、もうアーウィンは──)
ドラえもん「もしよければ、何があったのか話を聞かせてもらえませんか?」
フォックス(どうやらこの子たちは悪人ではなさそうだ。
俺の事情を話したところでどうしようもないが……
助けられた恩もあるし、ここは正直に話すべきだろうな)
フォックス「俺の名はフォックス・マクラウド。
やとわれ遊撃隊“スターフォックス”のリーダーをやっている」
のび太「スターフォックス……?」
のび太「あとドラえもん、遊撃隊って?」
ドラえもん「戦争とかで、本隊とは別行動を取る部隊のことだよ」
フォックス「俺たちを雇った惑星コーネリアは、ライラット系の中でも
もっとも豊かで平和な星だった」
のび太「ライラット系って?」
ドラえもん「多分こっちでいう太陽系みたいなものだよ。
話が進まないから、とりあえず今は黙って聞いておきな」
フォックス「しかし、ある男が宣戦布告をしてきたことで、
この星の平和は終わりを告げた」
スネ夫「せ、宣戦布告……」ゴクッ
フォックス(どうやらこの子たちは悪人ではなさそうだ。
俺の事情を話したところでどうしようもないが……
助けられた恩もあるし、ここは正直に話すべきだろうな)
フォックス「俺の名はフォックス・マクラウド。
やとわれ遊撃隊“スターフォックス”のリーダーをやっている」
のび太「スターフォックス……?」
のび太「あとドラえもん、遊撃隊って?」
ドラえもん「戦争とかで、本隊とは別行動を取る部隊のことだよ」
フォックス「俺たちを雇った惑星コーネリアは、ライラット系の中でも
もっとも豊かで平和な星だった」
のび太「ライラット系って?」
ドラえもん「多分こっちでいう太陽系みたいなものだよ。
話が進まないから、とりあえず今は黙って聞いておきな」
フォックス「しかし、ある男が宣戦布告をしてきたことで、
この星の平和は終わりを告げた」
スネ夫「せ、宣戦布告……」ゴクッ
フォックス「宣戦布告してきたのは、アンドルフという
かつて惑星コーネリアを追放された科学者だった」
フォックス「ヤツは惑星ベノムを本拠地にし、強大な軍隊を作り上げ、
ライラット系の惑星を次々に征服していった」
ジャイアン「なんてヤツだ、許せねえ!」
フォックス「そして、アンドルフの魔の手はついにコーネリアにまで及んだ。
ヤツらによって、コーネリアの都市は徹底的に破壊された」
しずか「ひどい……」
フォックス「しかし、コーネリア軍に雇われた俺たちスターフォックスが、
どうにかコーネリアからベノム軍を撃退することに成功した」
フォックス「その後、一気にベノムまで進撃しようとしたんだが──」
フォックス「その途中にある惑星フィチナで俺はライバルの“スターウルフ”に敗れ、
こうして君たちに助けられる結果となってしまった……」
かつて惑星コーネリアを追放された科学者だった」
フォックス「ヤツは惑星ベノムを本拠地にし、強大な軍隊を作り上げ、
ライラット系の惑星を次々に征服していった」
ジャイアン「なんてヤツだ、許せねえ!」
フォックス「そして、アンドルフの魔の手はついにコーネリアにまで及んだ。
ヤツらによって、コーネリアの都市は徹底的に破壊された」
しずか「ひどい……」
フォックス「しかし、コーネリア軍に雇われた俺たちスターフォックスが、
どうにかコーネリアからベノム軍を撃退することに成功した」
フォックス「その後、一気にベノムまで進撃しようとしたんだが──」
フォックス「その途中にある惑星フィチナで俺はライバルの“スターウルフ”に敗れ、
こうして君たちに助けられる結果となってしまった……」
のび太「う~ん、なにがなんだか……?」
ドラえもん「つまりだね、フォックスさんは悪者をとりあえずは食い止めたけど、
その後やられちゃったってことだよ」
しずか「フォックスさんが負けて、コーネリアは大丈夫なんですか……?」
フォックス「分からない……」
フォックス「かなり長い間、ワープ空間にとらわれていたようだし、
できれば今すぐにでもコーネリアに戻りたいが──」
フォックス「アーウィンがあれでは……」
スネ夫「これアーウィンっていうんだ!
すっごいなぁ~……今まで見たどんなラジコンよりかっこいいや!」
ドラえもん「ラジコンだなんて失礼な……」
フォックス「ハハハ、アーウィンは“超高性能全領域戦闘機”といわれていてね」
フォックス「反重力制御によって超高速戦闘が可能で、
機体そのものも頑丈で高熱や汚染領域などあらゆる悪条件下での
飛行にも耐えることができる」
ドラえもん(すごいなぁ、22世紀の戦闘機にも匹敵するかもしれない)
フォックス「だから、超一流のエンジニアでなければ
こいつを修理することはとてもできないんだ……」
ドラえもん「つまりだね、フォックスさんは悪者をとりあえずは食い止めたけど、
その後やられちゃったってことだよ」
しずか「フォックスさんが負けて、コーネリアは大丈夫なんですか……?」
フォックス「分からない……」
フォックス「かなり長い間、ワープ空間にとらわれていたようだし、
できれば今すぐにでもコーネリアに戻りたいが──」
フォックス「アーウィンがあれでは……」
スネ夫「これアーウィンっていうんだ!
すっごいなぁ~……今まで見たどんなラジコンよりかっこいいや!」
ドラえもん「ラジコンだなんて失礼な……」
フォックス「ハハハ、アーウィンは“超高性能全領域戦闘機”といわれていてね」
フォックス「反重力制御によって超高速戦闘が可能で、
機体そのものも頑丈で高熱や汚染領域などあらゆる悪条件下での
飛行にも耐えることができる」
ドラえもん(すごいなぁ、22世紀の戦闘機にも匹敵するかもしれない)
フォックス「だから、超一流のエンジニアでなければ
こいつを修理することはとてもできないんだ……」
のび太「大丈夫さ、フォックスさん!」
フォックス「え!?」
のび太「ここにすんごいロボットがいるんだから! ね、ドラえもん?」
ドラえもん「この復元光線を使えば、たとえアーウィンだって直すことができます」
【復元光線】
壊れた物体を直すことができるライト。
フォックス「本当かい!? とても信じられないが──」
ドラえもん「えいっ!」ピカーッ
復元光線の光を浴びたアーウィンの機体が、みるみる修復されていく。
フォックス「す、すごい……!」
ドラえもん「念のため、試運転をしてみて下さい」
フォックス「ありがとう!」
キィィィィ……ン
フォックスはアーウィンに乗り込み、星の周りを鮮やかに飛び回った。
のび太たちはフォックスの操縦技術とアーウィンの美しさにしばし魅了された。
フォックス「え!?」
のび太「ここにすんごいロボットがいるんだから! ね、ドラえもん?」
ドラえもん「この復元光線を使えば、たとえアーウィンだって直すことができます」
【復元光線】
壊れた物体を直すことができるライト。
フォックス「本当かい!? とても信じられないが──」
ドラえもん「えいっ!」ピカーッ
復元光線の光を浴びたアーウィンの機体が、みるみる修復されていく。
フォックス「す、すごい……!」
ドラえもん「念のため、試運転をしてみて下さい」
フォックス「ありがとう!」
キィィィィ……ン
フォックスはアーウィンに乗り込み、星の周りを鮮やかに飛び回った。
のび太たちはフォックスの操縦技術とアーウィンの美しさにしばし魅了された。
ジャイアン「なあ、みんな」
スネ夫(うわ、イヤな予感……)
ジャイアン「このままフォックスさんを帰しちまっていいのかよ!?」
ジャイアン「俺たちだって今まで宇宙を何度も救ってきたんだ!
なにか手伝えることがあるはずだぜ!」
のび太「うん、たしかに!」
スネ夫「なにいってんだい! あんなすごい戦闘機がバチバチやってるような
宇宙戦争に乗り込もうっての!?
いくらドラえもんの道具があったって、無謀だよ!」
しずか「たしかにね……例えばパピさんの時は敵が小さかったからよかったけど……。
相手が同じ大きさだったら、かなり危なかったわ」
ドラえもん「う~ん、いくらぼくの道具でも、あのアーウィンという戦闘機には
勝てないかもしれない……」
ジャイアン「怖気づいたのかよ!」
スネ夫「そりゃそうさ!」
ドラえもん「でも──」
ドラえもん「あのアーウィンをコピーすることは可能だよ!」
スネ夫(うわ、イヤな予感……)
ジャイアン「このままフォックスさんを帰しちまっていいのかよ!?」
ジャイアン「俺たちだって今まで宇宙を何度も救ってきたんだ!
なにか手伝えることがあるはずだぜ!」
のび太「うん、たしかに!」
スネ夫「なにいってんだい! あんなすごい戦闘機がバチバチやってるような
宇宙戦争に乗り込もうっての!?
いくらドラえもんの道具があったって、無謀だよ!」
しずか「たしかにね……例えばパピさんの時は敵が小さかったからよかったけど……。
相手が同じ大きさだったら、かなり危なかったわ」
ドラえもん「う~ん、いくらぼくの道具でも、あのアーウィンという戦闘機には
勝てないかもしれない……」
ジャイアン「怖気づいたのかよ!」
スネ夫「そりゃそうさ!」
ドラえもん「でも──」
ドラえもん「あのアーウィンをコピーすることは可能だよ!」
スネ夫「コピーしてどうしようってのさ!?
戦闘機の操縦なんか、小学生のぼくらにできるわけないじゃん!」
ドラえもん「うむむ、たしかに……」
しずか「いいえ、大丈夫よ!」
しずか「パピさんたちとPCIAと戦った時、空飛ぶ戦車を作ったじゃない!
あの時みたいにアーウィンを私たちでも扱えるように改造すればいいのよ!」
ドラえもん「そうか!」
スネ夫「ふん……問題はまだあるよ」
ジャイアン「まだあるのかよ!」
スネ夫「ぼくたち全員分の改造アーウィンを作ったとしても、
うまく連係できなきゃ、敵に各個撃破されるのがオチさ」
のび太「だったらさ、ぼくたち全員で一機のアーウィンを操縦すればいいじゃない。
ぼくってかしこ~い!」
スネ夫「お前、バカか!? どう見てもアーウィンは一人しか入れないだろ!」
のび太「むぐ……」
ドラえもん「──いや、なかなかいい発想かもしれない!」
戦闘機の操縦なんか、小学生のぼくらにできるわけないじゃん!」
ドラえもん「うむむ、たしかに……」
しずか「いいえ、大丈夫よ!」
しずか「パピさんたちとPCIAと戦った時、空飛ぶ戦車を作ったじゃない!
あの時みたいにアーウィンを私たちでも扱えるように改造すればいいのよ!」
ドラえもん「そうか!」
スネ夫「ふん……問題はまだあるよ」
ジャイアン「まだあるのかよ!」
スネ夫「ぼくたち全員分の改造アーウィンを作ったとしても、
うまく連係できなきゃ、敵に各個撃破されるのがオチさ」
のび太「だったらさ、ぼくたち全員で一機のアーウィンを操縦すればいいじゃない。
ぼくってかしこ~い!」
スネ夫「お前、バカか!? どう見てもアーウィンは一人しか入れないだろ!」
のび太「むぐ……」
ドラえもん「──いや、なかなかいい発想かもしれない!」
ドラえもん「四次元の技術を駆使すれば、ぼくら全員が一機のアーウィンに
入ることもできる!」
ドラえもん「それにぼくたち一人一人じゃとてもフォックスさんのようには
いかないだろうけど──」
ドラえもん「ぼくら五人で一人のパイロットになれば、
フォックスさんの足を引っ張らずに済むかもしれない!」
ドラえもん「タイムマシンを使えば、いくら五人で家を留守にしたって問題ないしね」
スネ夫「だ、だけどさぁ……」
ジャイアン「ふん、スネ夫。さっきからずいぶん弱気だけどよ」
スネ夫「な、なんだよ、ジャイアン」
ジャイアン「お前だって、あのアーウィンとかいう飛行機を動かしてみたいんだろ?」
スネ夫「…………」
スネ夫「もう、分かったよ! しょうがないなぁ! 好きにすればいいさ!」
ジャイアン「へっへっへ」
ドラえもん「決まったね。じゃあフォックスさんの試運転が終わったら話してみよう!」
入ることもできる!」
ドラえもん「それにぼくたち一人一人じゃとてもフォックスさんのようには
いかないだろうけど──」
ドラえもん「ぼくら五人で一人のパイロットになれば、
フォックスさんの足を引っ張らずに済むかもしれない!」
ドラえもん「タイムマシンを使えば、いくら五人で家を留守にしたって問題ないしね」
スネ夫「だ、だけどさぁ……」
ジャイアン「ふん、スネ夫。さっきからずいぶん弱気だけどよ」
スネ夫「な、なんだよ、ジャイアン」
ジャイアン「お前だって、あのアーウィンとかいう飛行機を動かしてみたいんだろ?」
スネ夫「…………」
スネ夫「もう、分かったよ! しょうがないなぁ! 好きにすればいいさ!」
ジャイアン「へっへっへ」
ドラえもん「決まったね。じゃあフォックスさんの試運転が終わったら話してみよう!」
試運転を終えたフォックス。
フォックス「ありがとう、アーウィンの調子は完璧だったよ!
あとはライラット系目指してなんとか飛んでいくことにする」
ドラえもん「フォックスさん」
ドラえもん「ぼくの道具があれば、フォックスさんをライラット系まで
一瞬で連れていくことが可能です」
フォックス「なんだって!? 驚いたな、そんなこともできるのか……」
ドラえもん「だけど、条件があります。
ぼくたちにフォックスさんのアーウィンをコピーさせて下さい!」
のび太「そして、ぼくたちにもフォックスさんの手伝いをさせて下さい!」
フォックス「なっ……!」
フォックス「子供である君たちを戦いに巻き込むわけには──」
ジャイアン「頼むよ、フォックスさん!
俺たちこう見えても、何度も地球や宇宙を救ってきたんだぜ!」
フォックス(この正義感の強そうな子供に、
アンドルフとの戦いの話をしたのは失敗だったか……)
フォックス(しかし、アーウィンはたしかに直っていた。
この子たちがすごい力を持っているというのも事実ではある……!)
フォックス「ありがとう、アーウィンの調子は完璧だったよ!
あとはライラット系目指してなんとか飛んでいくことにする」
ドラえもん「フォックスさん」
ドラえもん「ぼくの道具があれば、フォックスさんをライラット系まで
一瞬で連れていくことが可能です」
フォックス「なんだって!? 驚いたな、そんなこともできるのか……」
ドラえもん「だけど、条件があります。
ぼくたちにフォックスさんのアーウィンをコピーさせて下さい!」
のび太「そして、ぼくたちにもフォックスさんの手伝いをさせて下さい!」
フォックス「なっ……!」
フォックス「子供である君たちを戦いに巻き込むわけには──」
ジャイアン「頼むよ、フォックスさん!
俺たちこう見えても、何度も地球や宇宙を救ってきたんだぜ!」
フォックス(この正義感の強そうな子供に、
アンドルフとの戦いの話をしたのは失敗だったか……)
フォックス(しかし、アーウィンはたしかに直っていた。
この子たちがすごい力を持っているというのも事実ではある……!)
フォックス「分かった。ライラット系までついてくるのは認めよう」
フォックス「だが俺としても、子供を巻き込みたくないってのは本音なんだ。
戦況次第では、すぐに帰ってもらうことになる──いいね?」
ドラえもん「はいっ!」
のび太「はいっ!」
しずか「はい!」
ジャイアン「おうよ!」
スネ夫「……帰りたい」ボソッ
まずドラえもんはスモールライトでアーウィンを小型化し、
フエルミラーにてアーウィンを一機増やし、元の大きさに戻した。
そして──
ドラえもん「天才ヘルメット~! 技術手袋~!」
【天才ヘルメット】
機械をどう改造するのが最適か、考えてくれるヘルメット。
【技術手袋】
指先がさまざまな工具に変化し、これをつけるだけであらゆる工作が可能。
ドラえもん「よぉ~し、五人で協力して改造しよう!」
フォックス「だが俺としても、子供を巻き込みたくないってのは本音なんだ。
戦況次第では、すぐに帰ってもらうことになる──いいね?」
ドラえもん「はいっ!」
のび太「はいっ!」
しずか「はい!」
ジャイアン「おうよ!」
スネ夫「……帰りたい」ボソッ
まずドラえもんはスモールライトでアーウィンを小型化し、
フエルミラーにてアーウィンを一機増やし、元の大きさに戻した。
そして──
ドラえもん「天才ヘルメット~! 技術手袋~!」
【天才ヘルメット】
機械をどう改造するのが最適か、考えてくれるヘルメット。
【技術手袋】
指先がさまざまな工具に変化し、これをつけるだけであらゆる工作が可能。
ドラえもん「よぉ~し、五人で協力して改造しよう!」
のび太「──できたぁっ!」
フォックス「え、もう!?」
さっそく“改造版アーウィン”のお披露目が始まった。
ドラえもん「まず内部の広さ、アーウィンの大きさはそのままに
四次元技術を駆使して、ぼくたち五人が入れるようになった!」
スネ夫「コクピットも改造して、ゲームやラジコン感覚で操作できるようにしたよ!」
のび太「ビーム発射口は、パイロットが操縦だけに専念できるよう、
別の人間が担当できるようにしたしね!」
ジャイアン「さらにボム発射は、投球フォームと連動して動く、
“ジャイアンアーム”で行えるようにしたぜ!」ウイーン
しずか「できればお風呂をつけたかったけど……私は参謀として頑張るわ!」
フォックス(すごい……こんな短時間でアーウィンをここまで改造するなんて……。
スリッピーが聞いたら嫉妬するかな……いや、喜ぶだろうな)
フォックス「え、もう!?」
さっそく“改造版アーウィン”のお披露目が始まった。
ドラえもん「まず内部の広さ、アーウィンの大きさはそのままに
四次元技術を駆使して、ぼくたち五人が入れるようになった!」
スネ夫「コクピットも改造して、ゲームやラジコン感覚で操作できるようにしたよ!」
のび太「ビーム発射口は、パイロットが操縦だけに専念できるよう、
別の人間が担当できるようにしたしね!」
ジャイアン「さらにボム発射は、投球フォームと連動して動く、
“ジャイアンアーム”で行えるようにしたぜ!」ウイーン
しずか「できればお風呂をつけたかったけど……私は参謀として頑張るわ!」
フォックス(すごい……こんな短時間でアーウィンをここまで改造するなんて……。
スリッピーが聞いたら嫉妬するかな……いや、喜ぶだろうな)
ジャイアン「せっかくだから、こいつに名前をつけてやろうぜ!
“ジャーウィン”なんてのはどうだ!?」
スネ夫「ぼくが操縦するんだし、“スネーウィン”の方がいいよ!」
のび太「いやいや、“ノビターウィン”だよ!」
ドラえもん「ぼくの道具で改造したんだから“ドラーウィン”にすべきだ!」
ギャーギャー……! ワイワイ……!
しずか「んもう……しょうがない人たちね。
だったらフォックスさんに決めてもらいましょうよ」
フォックス「う~ん……俺が一番しっくりきたのは“ドラーウィン”かな」
(子供たちの中から選ぶと、あの三人が喧嘩しそうだしな……)
ドラえもん「やったぁ!」
のび太「うう……」
ジャイアン「ちぇっ、フォックスさんがそういうなら……」
スネ夫「しょうがないか」
こうして、ドラえもん式超高性能全領域戦闘機“ドラーウィン”が完成した。
“ジャーウィン”なんてのはどうだ!?」
スネ夫「ぼくが操縦するんだし、“スネーウィン”の方がいいよ!」
のび太「いやいや、“ノビターウィン”だよ!」
ドラえもん「ぼくの道具で改造したんだから“ドラーウィン”にすべきだ!」
ギャーギャー……! ワイワイ……!
しずか「んもう……しょうがない人たちね。
だったらフォックスさんに決めてもらいましょうよ」
フォックス「う~ん……俺が一番しっくりきたのは“ドラーウィン”かな」
(子供たちの中から選ぶと、あの三人が喧嘩しそうだしな……)
ドラえもん「やったぁ!」
のび太「うう……」
ジャイアン「ちぇっ、フォックスさんがそういうなら……」
スネ夫「しょうがないか」
こうして、ドラえもん式超高性能全領域戦闘機“ドラーウィン”が完成した。
ドラーウィン乗組員──
メインパイロット 骨川スネ夫
レーザー砲撃手 野比のび太
ボム砲撃手 剛田武
参謀 源静香
機長 ドラえもん
ドラえもん「ぼくたち五人が力を合わせれば、どんな敵だって倒せるはずさ!」
ジャイアン「おうっ! ──って、なんでドラえもんが機長なんだよぉ!」
のび太「ずるいよ!」
しずか「もう……喧嘩はやめましょうよ!」
スネ夫「やれやれ……」
フォックス(早いところ、俺をライラット系に連れていってもらいたいんだが……)
メインパイロット 骨川スネ夫
レーザー砲撃手 野比のび太
ボム砲撃手 剛田武
参謀 源静香
機長 ドラえもん
ドラえもん「ぼくたち五人が力を合わせれば、どんな敵だって倒せるはずさ!」
ジャイアン「おうっ! ──って、なんでドラえもんが機長なんだよぉ!」
のび太「ずるいよ!」
しずか「もう……喧嘩はやめましょうよ!」
スネ夫「やれやれ……」
フォックス(早いところ、俺をライラット系に連れていってもらいたいんだが……)
<惑星コーネリア>
ペパー「フィチナ周辺を軍に捜索させておるが、
まだフォックスが見つかったという報告は入っておらん……」
ペッピー「そうですか……」
ファルコ「ケッ、くたばったに決まってる!」
スリッピー「ファルコ、なんてこというんだよ!」
ファルコ「ふん、俺は元々アイツをリーダーだと認めた覚えはねえんだ。
あの時もあっさりと背後を取られやがって……情けねえ!」
ファルコ「こうなったら、俺が一人でベノムに攻め込んでやらぁ!」
ペッピー「ファルコ、ムチャをいうな!
とにかく今は……フォックスの安否確認が最優先じゃ」
ファルコ「……ちっ」
スリッピー「フォックス……どこ行っちゃったんだよぉ……」
バタンッ!
兵士「ペパー将軍!」
ペパー「なんだ、騒がしいぞ!」
兵士「フォックス殿が……ご帰還されました!」
ペパー「フィチナ周辺を軍に捜索させておるが、
まだフォックスが見つかったという報告は入っておらん……」
ペッピー「そうですか……」
ファルコ「ケッ、くたばったに決まってる!」
スリッピー「ファルコ、なんてこというんだよ!」
ファルコ「ふん、俺は元々アイツをリーダーだと認めた覚えはねえんだ。
あの時もあっさりと背後を取られやがって……情けねえ!」
ファルコ「こうなったら、俺が一人でベノムに攻め込んでやらぁ!」
ペッピー「ファルコ、ムチャをいうな!
とにかく今は……フォックスの安否確認が最優先じゃ」
ファルコ「……ちっ」
スリッピー「フォックス……どこ行っちゃったんだよぉ……」
バタンッ!
兵士「ペパー将軍!」
ペパー「なんだ、騒がしいぞ!」
兵士「フォックス殿が……ご帰還されました!」
ペパー「おお、よく戻ったな!」
フォックス「ご心配をおかけしました、将軍」
ペッピー「無事だったか! よかった……!」
スリッピー「フォックス、無事だったんだね~!」
フォックス「ありがとう、二人とも」
ファルコ「ケッ、てめえがあのウルフのヤロウにやられたせいで
フィチナの情報基地はめでたく破壊され──」
ファルコ「せっかくコーネリア、メテオ、フィチナと押し戻した戦線も、
すっかり後退させられちまった。
セクターYから、コーネリアに大艦隊が進軍してるって情報もある」
フォックス「すまない……」
ペッピー「済んだことじゃ、もうよさんか!」
ファルコ「いいたいことはまだあるぜ、フォックス」
ファルコ「お前の後ろにいるガキども……ありゃいったいなんだ?」
フォックス「ご心配をおかけしました、将軍」
ペッピー「無事だったか! よかった……!」
スリッピー「フォックス、無事だったんだね~!」
フォックス「ありがとう、二人とも」
ファルコ「ケッ、てめえがあのウルフのヤロウにやられたせいで
フィチナの情報基地はめでたく破壊され──」
ファルコ「せっかくコーネリア、メテオ、フィチナと押し戻した戦線も、
すっかり後退させられちまった。
セクターYから、コーネリアに大艦隊が進軍してるって情報もある」
フォックス「すまない……」
ペッピー「済んだことじゃ、もうよさんか!」
ファルコ「いいたいことはまだあるぜ、フォックス」
ファルコ「お前の後ろにいるガキども……ありゃいったいなんだ?」
フォックス「彼らは……ワープで巻き込まれた先で俺を助けてくれたんだ。
俺が帰ってこれたのも、彼らのおかげだ」
ファルコ「ほぉう。ベノムのサルどもに少し似てるが、敵じゃあねえようだ。
だがなぜ、そのガキどもをこんなところまで連れてきた?」
フォックス「彼らは優れた技術を持っている。助けになるなら、と思い……連れてきた」
バキィッ!
フォックス「ぐはっ……!」
ファルコ「ガキに助けられた上に、挙げ句ガキの助けを借りて戦闘だぁ?
そこまで落ちぶれちまったのかよ、フォックスよぉ!」
ドラえもん「ちがいます! ぼくらが無理をいってついてきたんです!」
ファルコ「黙ってろタヌキ!」ギロッ
ドラえもん「ぼ、ぼくはタヌキじゃ……」
(こ、怖くて言い返せない……)
スネ夫(おっかない……やっぱり来るんじゃなかった……)
ファルコ「どっちだって同じだ! ──ったく今までこんなヤツをリーダーに
してたなんて情けねえ……スターウルフ如きにやられるわけだぜ!」
ファルコ「もうお前には愛想が尽きた。俺はこのチームを──」
俺が帰ってこれたのも、彼らのおかげだ」
ファルコ「ほぉう。ベノムのサルどもに少し似てるが、敵じゃあねえようだ。
だがなぜ、そのガキどもをこんなところまで連れてきた?」
フォックス「彼らは優れた技術を持っている。助けになるなら、と思い……連れてきた」
バキィッ!
フォックス「ぐはっ……!」
ファルコ「ガキに助けられた上に、挙げ句ガキの助けを借りて戦闘だぁ?
そこまで落ちぶれちまったのかよ、フォックスよぉ!」
ドラえもん「ちがいます! ぼくらが無理をいってついてきたんです!」
ファルコ「黙ってろタヌキ!」ギロッ
ドラえもん「ぼ、ぼくはタヌキじゃ……」
(こ、怖くて言い返せない……)
スネ夫(おっかない……やっぱり来るんじゃなかった……)
ファルコ「どっちだって同じだ! ──ったく今までこんなヤツをリーダーに
してたなんて情けねえ……スターウルフ如きにやられるわけだぜ!」
ファルコ「もうお前には愛想が尽きた。俺はこのチームを──」
バタンッ!
兵士「ペパー将軍! セクターYのコーネリア艦隊が大打撃を受けたとの報告が!
今すぐ援軍の出動をお願いします!」
ペパー「なんだと!?」
ペパー「くっ、セクターYを突破されれば、コーネリアは滅亡する……!」
ペッピー「フォックス、ファルコ、今は一刻を争う時じゃ。
ひとまず喧嘩はやめ、出撃準備に入るんじゃ!」
ファルコ「ちっ……」
フォックス「分かった、ペッピー」
ペッピー「……こちらには全く戦力が足らん、今は猫の手も借りたい時じゃ!
君たちも協力してくれるというなら、ぜひ協力してくれ!」
ドラえもん「はいっ!」
ファルコ「……いいか、フォックス」
ファルコ「もし、この戦いでもふぬけたところを晒すようなら、
俺はチームから抜ける……分かったな!」
フォックス「ああ、分かっている」
兵士「ペパー将軍! セクターYのコーネリア艦隊が大打撃を受けたとの報告が!
今すぐ援軍の出動をお願いします!」
ペパー「なんだと!?」
ペパー「くっ、セクターYを突破されれば、コーネリアは滅亡する……!」
ペッピー「フォックス、ファルコ、今は一刻を争う時じゃ。
ひとまず喧嘩はやめ、出撃準備に入るんじゃ!」
ファルコ「ちっ……」
フォックス「分かった、ペッピー」
ペッピー「……こちらには全く戦力が足らん、今は猫の手も借りたい時じゃ!
君たちも協力してくれるというなら、ぜひ協力してくれ!」
ドラえもん「はいっ!」
ファルコ「……いいか、フォックス」
ファルコ「もし、この戦いでもふぬけたところを晒すようなら、
俺はチームから抜ける……分かったな!」
フォックス「ああ、分かっている」
ジャイアン「なんでぇなんでぇ! なんなんだよ、あのファルコとかいうトリはよ!
ムシャクシャしてきやがる!」
のび太「ホントだよ! フォックスさんを殴ったり、ぼくらをバカにしたり……」
しずか「でもファルコって人、フォックスさんを奮起させるために
わざとあんないいかたをしてたようにも見えたわ」
のび太「そうかなぁ」
ドラえもん「あのペッピーっていう人のいうとおり、今は時間がない!」
ドラえもん「バカにされた分は、ぼくたちのドラーウィンで返してやろう!」
ジャイアン「そうだな!」
のび太「そうだね!」
しずか「スネ夫さん、操縦よろしくね!」
スネ夫「……んもう、やるしかないんでしょ!」
ムシャクシャしてきやがる!」
のび太「ホントだよ! フォックスさんを殴ったり、ぼくらをバカにしたり……」
しずか「でもファルコって人、フォックスさんを奮起させるために
わざとあんないいかたをしてたようにも見えたわ」
のび太「そうかなぁ」
ドラえもん「あのペッピーっていう人のいうとおり、今は時間がない!」
ドラえもん「バカにされた分は、ぼくたちのドラーウィンで返してやろう!」
ジャイアン「そうだな!」
のび太「そうだね!」
しずか「スネ夫さん、操縦よろしくね!」
スネ夫「……んもう、やるしかないんでしょ!」
<セクターY宙域>
セクターY宙域では、コーネリア軍とベノム軍の激しい戦闘が続いていた。
ズガァンッ!
ドゴォンッ!
バゴォンッ!
※これらの音は宇宙空間に響いたわけでなく、各戦闘機等の内部に響いている音である。
ファルコ「派手にやりやがって……サルどもが」
フォックス「味方の艦隊を援護する! 各機、ベノム軍戦闘機をもらさず撃墜せよ!」
ペッパー「了解じゃ」
スリッピー「了解っ!」
フォックス「ドラーウィンは俺たちが撃ちもらした敵を狙ってくれ!
ただし絶対に無理はしないように!」
ドラえもん「はいっ!」
セクターY宙域では、コーネリア軍とベノム軍の激しい戦闘が続いていた。
ズガァンッ!
ドゴォンッ!
バゴォンッ!
※これらの音は宇宙空間に響いたわけでなく、各戦闘機等の内部に響いている音である。
ファルコ「派手にやりやがって……サルどもが」
フォックス「味方の艦隊を援護する! 各機、ベノム軍戦闘機をもらさず撃墜せよ!」
ペッパー「了解じゃ」
スリッピー「了解っ!」
フォックス「ドラーウィンは俺たちが撃ちもらした敵を狙ってくれ!
ただし絶対に無理はしないように!」
ドラえもん「はいっ!」
スターフォックスが来た時点でコーネリア相当深刻だったよな
周回プレイが基本だからあまり気にしてなかったけど
周回プレイが基本だからあまり気にしてなかったけど
ファルコ「全部落としてやるぜっ!」ズガガガッ
フォックス「ファルコ、ムチャをするな!」
ファルコ「うるせぇっ!」
ペッピー「一匹も後ろに通すんじゃないぞ!」バシュッ
スリッピー「このオイラがそんなヘマをするわけが……って、しまった!
一機、抜けられちゃったよ~!」
フォックス「ドラーウィン! そっちに敵機が一機向かった!」
ベノム兵「ふへへへ、スターフォックスは四匹って聞いたが、ありゃ新入りか?
撃ち落としてやるぜ!」バシュッ
ズガァンッ! ガクガク……!
スネ夫「ぎゃあぁぁっ!」
しずか「きゃあっ!」
のび太「ひぃ~っ!」
ジャイアン「うおおっ!?」
ドラえもん「うわぁ~っ!」
ファルコ「一発喰らっただけであのザマか、いわんこっちゃねえ!」
フォックス「ドラーウィン逃げろ! 逃げるんだ!」
フォックス「ファルコ、ムチャをするな!」
ファルコ「うるせぇっ!」
ペッピー「一匹も後ろに通すんじゃないぞ!」バシュッ
スリッピー「このオイラがそんなヘマをするわけが……って、しまった!
一機、抜けられちゃったよ~!」
フォックス「ドラーウィン! そっちに敵機が一機向かった!」
ベノム兵「ふへへへ、スターフォックスは四匹って聞いたが、ありゃ新入りか?
撃ち落としてやるぜ!」バシュッ
ズガァンッ! ガクガク……!
スネ夫「ぎゃあぁぁっ!」
しずか「きゃあっ!」
のび太「ひぃ~っ!」
ジャイアン「うおおっ!?」
ドラえもん「うわぁ~っ!」
ファルコ「一発喰らっただけであのザマか、いわんこっちゃねえ!」
フォックス「ドラーウィン逃げろ! 逃げるんだ!」
ベノム兵「ハハハ、後ろを取って、じっくりと片付けてやる!
新入りとはいえ、スターフォックスをやれば俺の名も上がるってもんよ!」
スネ夫「やっぱり無理だったんだよぉ~!」
ジャイアン「すげぇ揺れだっ!」
ドラえもん「あれでもない、これでもない~!」ポイポイッ
のび太(ぼくらがもしこのまま逃げたら、フォックスさんは──)
のび太「スネ夫! なんとかあの敵を、ドラーウィンの前に持ってきてくれ!
あとはぼくが絶対に撃ち落とす!」
スネ夫「の、のび太……!」
しずか(のび太さん……!)
しずか「今、敵は真後ろにいるわ! スネ夫さん、宙返りできる!?」
スネ夫「や……やってみるっ!」
ギュルンッ!
ベノム兵「な!?」
のび太「今だっ!」バシュシュッ
──ズガァンッ!
のび太「や、やった……!」
新入りとはいえ、スターフォックスをやれば俺の名も上がるってもんよ!」
スネ夫「やっぱり無理だったんだよぉ~!」
ジャイアン「すげぇ揺れだっ!」
ドラえもん「あれでもない、これでもない~!」ポイポイッ
のび太(ぼくらがもしこのまま逃げたら、フォックスさんは──)
のび太「スネ夫! なんとかあの敵を、ドラーウィンの前に持ってきてくれ!
あとはぼくが絶対に撃ち落とす!」
スネ夫「の、のび太……!」
しずか(のび太さん……!)
しずか「今、敵は真後ろにいるわ! スネ夫さん、宙返りできる!?」
スネ夫「や……やってみるっ!」
ギュルンッ!
ベノム兵「な!?」
のび太「今だっ!」バシュシュッ
──ズガァンッ!
のび太「や、やった……!」
のび太「っていう感じの大冒険をさ、やってみたいなーなんて」
DORA E MON 「そんなことより宿題はおわったの?」
ズガァン……
スリッピー「おお、アイツらけっこうやるじゃん!」
ペッピー「こらスリッピー! 元々はお前のせいだろうが!」
ファルコ「ふん、あのガキどもがザコ一匹にてんてこまいしている間に、
こちとら10匹は落としてるぜ」
フォックス(ノビタ君たち……よくやった!)
フォックス「全機、全速前進! 敵艦隊の中央を突破するぞ!」
~
ベノム兵「遊撃隊スターフォックス、勢いが止まりません!」
将軍「スターフォックスか……。
くっくっく、面白い……新型の性能を試すにはちょうどよいわ!」
将軍「“サルデス2”の出撃準備だ! この俺が直々に片付けてやる!」
ベノム兵「はっ!」
スリッピー「おお、アイツらけっこうやるじゃん!」
ペッピー「こらスリッピー! 元々はお前のせいだろうが!」
ファルコ「ふん、あのガキどもがザコ一匹にてんてこまいしている間に、
こちとら10匹は落としてるぜ」
フォックス(ノビタ君たち……よくやった!)
フォックス「全機、全速前進! 敵艦隊の中央を突破するぞ!」
~
ベノム兵「遊撃隊スターフォックス、勢いが止まりません!」
将軍「スターフォックスか……。
くっくっく、面白い……新型の性能を試すにはちょうどよいわ!」
将軍「“サルデス2”の出撃準備だ! この俺が直々に片付けてやる!」
ベノム兵「はっ!」
スリッピー「──ん」
ペッピー「どうした?」
スリッピー「前方に敵確認! 今までのとはちがうよ!」
~ ベノム軍戦闘ロボット サルデス ~
人型戦闘ロボ“サルデス”二体が、フォックスたちを待ち受けていた。
スリッピー「うわっ、なんだこいつら! アーウィンよりすばやく動きまわるよ!」
ファルコ「ふん、だが装甲はそこまででもねえようだ──な!」ズガガガッ
ズガァンッ!
まずファルコが、サルデスを一機撃墜。
フォックス「こっちだ!」ズガガガッ
さらにフォックスも、二機目のサルデスを撃墜した。
ファルコ「あっけねえ……これでセクターYのベノム軍はおおかた片付いたようだな」
のび太「す、すごい……」
ドラえもん「あっという間だったね……」
しかし──
「キサマら、調子に乗るなよ!」
ペッピー「どうした?」
スリッピー「前方に敵確認! 今までのとはちがうよ!」
~ ベノム軍戦闘ロボット サルデス ~
人型戦闘ロボ“サルデス”二体が、フォックスたちを待ち受けていた。
スリッピー「うわっ、なんだこいつら! アーウィンよりすばやく動きまわるよ!」
ファルコ「ふん、だが装甲はそこまででもねえようだ──な!」ズガガガッ
ズガァンッ!
まずファルコが、サルデスを一機撃墜。
フォックス「こっちだ!」ズガガガッ
さらにフォックスも、二機目のサルデスを撃墜した。
ファルコ「あっけねえ……これでセクターYのベノム軍はおおかた片付いたようだな」
のび太「す、すごい……」
ドラえもん「あっという間だったね……」
しかし──
「キサマら、調子に乗るなよ!」
~ ベノム軍新型戦闘ロボット サルデス2 ~
サルデス2「先の二体はキサマらのデータを取るための捨て駒よ!
この新型“サルデス2”で、キサマらを宇宙のチリにしてくれるわ!」
スネ夫「うわぁっ! またバンダムみたいなのが出てきた!」
スリッピー「気をつけて! さっきのヤツらより性能ははるかに上だよ!」
フォックス「あなどれないな……みんな、うかつに攻めるな!」
ファルコ「お前の命令なんざ聞くかよ、この俺がすぐに片付けてやるっ!」ギュゥゥゥン
ズガガガッ!
サルデス2「無駄だ! キサマらのレーザーなど、この盾には通用せん!」キィンッ
ファルコ「んだとォ!?」
サルデス2「しかも機動性もこの通りよ!」ギュルッ
一瞬でファルコの後ろに回り込むサルデス2。
ファルコ(しまった! さっきのと同じくらいの速さだと、油断した!)
サルデス2「まずは一匹!」
サルデス2「先の二体はキサマらのデータを取るための捨て駒よ!
この新型“サルデス2”で、キサマらを宇宙のチリにしてくれるわ!」
スネ夫「うわぁっ! またバンダムみたいなのが出てきた!」
スリッピー「気をつけて! さっきのヤツらより性能ははるかに上だよ!」
フォックス「あなどれないな……みんな、うかつに攻めるな!」
ファルコ「お前の命令なんざ聞くかよ、この俺がすぐに片付けてやるっ!」ギュゥゥゥン
ズガガガッ!
サルデス2「無駄だ! キサマらのレーザーなど、この盾には通用せん!」キィンッ
ファルコ「んだとォ!?」
サルデス2「しかも機動性もこの通りよ!」ギュルッ
一瞬でファルコの後ろに回り込むサルデス2。
ファルコ(しまった! さっきのと同じくらいの速さだと、油断した!)
サルデス2「まずは一匹!」
バシュンッ!
サルデス2「ぬっ、レーザー!? どこから──」
ファルコの危機を救ったのは、ドラーウィンだった。
サルデス2(あんな遠くから、この俺を狙い撃ちしただと!?)
ファルコ(マジかよ!?)
ファルコ(ちっ……この俺があんなガキどもに助けられるとはな……!)
ファルコ「……すまなかったな、フォックス!
こいつは強敵だ! 一度態勢を立て直す!」
フォックス「ファルコ……!」
サルデス2「無駄だ! スターフォックス、キサマら五匹はここで死ぬのだ!」
サルデス2の機動性に、フォックスたちは苦戦を強いられる。
ファルコ(チマチマレーザーを当てても、ちっともこたえねえな!)
フォックス(どうにかヤツに集中砲火するチャンスができれば──)
サルデス2「ぬっ、レーザー!? どこから──」
ファルコの危機を救ったのは、ドラーウィンだった。
サルデス2(あんな遠くから、この俺を狙い撃ちしただと!?)
ファルコ(マジかよ!?)
ファルコ(ちっ……この俺があんなガキどもに助けられるとはな……!)
ファルコ「……すまなかったな、フォックス!
こいつは強敵だ! 一度態勢を立て直す!」
フォックス「ファルコ……!」
サルデス2「無駄だ! スターフォックス、キサマら五匹はここで死ぬのだ!」
サルデス2の機動性に、フォックスたちは苦戦を強いられる。
ファルコ(チマチマレーザーを当てても、ちっともこたえねえな!)
フォックス(どうにかヤツに集中砲火するチャンスができれば──)
スネ夫「のび太、さっきみたくレーザーどんどん当てろよ!」
のび太「ムチャいわないでよ、さっきので警戒されて全然当たらなくなっちゃった。
アイツ、すごく動きが速いんだもん」
ドラえもん「あの目まぐるしい戦いにはとても割り込めそうもないし、
今は離れたところから見守るしかないか……」
ジャイアン「ちくしょう、俺様のピッチングもここじゃ役に立たねえのか……」
しずか「…………」ハッ
しずか「そうだわ武さん、ボムよ!」
ジャイアン「ボム!? そりゃムチャだぜ、しずちゃん。
のび太でも当てられねーのに、とても当てられねえって」
しずか「ううん、当てなくていいのよ!」
ジャイアン「へ!?」
しずか「スネ夫さん、スターフォックスのみんなに通信をつないで!」
スネ夫「う、うん!」カチッ
のび太「ムチャいわないでよ、さっきので警戒されて全然当たらなくなっちゃった。
アイツ、すごく動きが速いんだもん」
ドラえもん「あの目まぐるしい戦いにはとても割り込めそうもないし、
今は離れたところから見守るしかないか……」
ジャイアン「ちくしょう、俺様のピッチングもここじゃ役に立たねえのか……」
しずか「…………」ハッ
しずか「そうだわ武さん、ボムよ!」
ジャイアン「ボム!? そりゃムチャだぜ、しずちゃん。
のび太でも当てられねーのに、とても当てられねえって」
しずか「ううん、当てなくていいのよ!」
ジャイアン「へ!?」
しずか「スネ夫さん、スターフォックスのみんなに通信をつないで!」
スネ夫「う、うん!」カチッ
─
──
───
ジャイアン「よっしゃ、俺様の記念すべき第一球、行くぜぇぇぇっ!」
ブウンッ!
ジャイアンの投球フォームと連動するジャイアンアームから投げられたボムが、
サルデス2めがけて飛んでいく。
サルデス2「バカめ、そんなものが当たるか!」ギュンッ
サルデス2「──む!?」
ドォォォォ……ン
サルデス2「遥か手前で、爆発!? しまった、爆風と光で視界を──!」
フォックス「──今だ! 全機、ヤツを集中砲火!」
ズガガガガガガガガッ!
サルデス2「お、おのれぇ……この程度で……この程度で!」バチバチ…
サルデス2「ぐわああぁぁぁぁぁっ!」
ズガァァァンッ!!!
フォックス「作戦……完了!」
──
───
ジャイアン「よっしゃ、俺様の記念すべき第一球、行くぜぇぇぇっ!」
ブウンッ!
ジャイアンの投球フォームと連動するジャイアンアームから投げられたボムが、
サルデス2めがけて飛んでいく。
サルデス2「バカめ、そんなものが当たるか!」ギュンッ
サルデス2「──む!?」
ドォォォォ……ン
サルデス2「遥か手前で、爆発!? しまった、爆風と光で視界を──!」
フォックス「──今だ! 全機、ヤツを集中砲火!」
ズガガガガガガガガッ!
サルデス2「お、おのれぇ……この程度で……この程度で!」バチバチ…
サルデス2「ぐわああぁぁぁぁぁっ!」
ズガァァァンッ!!!
フォックス「作戦……完了!」
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