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    元スレ妹「実の兄を好きになるとかありえない」

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    302 :

    あげ

    303 :

    「怖いんでしょう」

    「……」

    「ただ単に、今のお兄さんとの関係を崩すのが、恐ろしいだけなんでしょう」

    「どうして……そういうこと言うの」

    「……たとえばね」

    「……?」

    「たとえば、もしあなたがこのままお兄さんへの想いをひた隠しにし続けたとする。出来るか出来ないかは置いておいて」

    「そうして、あなたはお兄さんではなく他の誰かに恋をするかもしれない。もしかしたら、お兄さん以上に素敵な人を見つけられるかもしれない」

    「あなたはその人と結ばれて、お兄さんも女さんのような恋人と結ばれて、二人はそれぞれ別の道を歩んでゆく」

    「それがあなたの考えるハッピーエンド?」

    「……ちがう」

    「考えられないでしょう。お兄さんがあなたを残して、どこかで、あなたでない誰かと幸せに暮らして」

    「そしてあなたも、お兄さんの居ない世界で、お兄さんでない誰かと幸せに暮らしてる。そんな光景は、今のあなたでは考えられないでしょう」

    「今だけなの。あなたが今一番大好きなお兄さんに、一番の想いを伝えられるのは、今しかないの」

    「いま……」

    304 :

    いまだよ

    305 = 303 :

    はーうんこちんちん

    306 :

    >>305
    こんなのでわらった
    死にたい

    307 = 300 :

    これはひどい

    308 :

    早くしてください(全裸)

    309 :

    いつヤるのか?いまでしょ!

    310 :

    >>308
    「全くです(全裸)」
    「お前は着てろ(全裸)」

    311 :

    そうだそうだ全部脱ぐなんてありえない

    312 = 303 :

    「……でも、やっぱり、怖いよ」

    「うん」

    「私は、お兄ちゃんが…………好き」

    「うん」

    「お兄ちゃんが、大好き」

    「うん」

    「……はは。ほら、見て。手、震えてるでしょ。本人に言ってるわけでもないのにさ。こんなんじゃ……」

    「実況パワフルプロ野球」

    「は?」

    「実況パワフルプロ野球、しよう」

    「ちょ」

    「はい、ツーコン」

    「ええっ」

    313 = 300 :

    よーしぼくロリコン

    315 = 308 :

    ズッコンバッコン

    316 = 303 :

    「私コレね。チーム名は……リトルバスターズ!」

    「話聞いて!?」

    「妹ちゃんも早くチーム選んで」

    「だ、だってやったことないもん! えーっと……どれが強いの?」

    「モバゲーベイスターズが一番強いよ。最強」

    「それ絶対嘘でしょ!?」

    「あ、そういえば言い忘れてたけど」

    「うん」

    「もし私が勝ったら、妹ちゃんはお兄さんに告白する」

    「なっ……!」

    「妹ちゃんが勝ったら、その時は……好きにすればいいよ」

    「妹友ちゃんにリスクないじゃん! ていうか、そもそも私初心者だよ、フェアじゃないよ!」

    「私も似たようなものだよ」

    「嘘じゃん! この前めっちゃやり込んでるって言ってたじゃん!」

    「さー、プレイボール!」

    317 :

    話し進まないな

    320 :

    たとえば君がー傷ついてー
    くじけそおーになーったときは
    必ず僕がそばにいてー↑
    支えてあげるよその肩をー
    世界中のー希望のーせてー
    この地球はー回ってる��
    いまー別れのー(付き合ってすらいないけど)
    時が来たなーらー
    あーいびりーぶふゅーちゃー
    しーんじーてるー(裏声)

    321 = 303 :

    ───────────

    「あ、勝っちゃった」

    「……」

    「やー、あはは。ビギナーズラックってやつかな? なんか、ごめんね」

    「……」

    「あ、あれ」

    「……」

    「妹友ちゃん?」

    「……」

    「おーい?」

    「寝る」ブチン

    (うわ、ゲームで負けたからって即リセットとか……子どもじゃないんだから……)

    「電気消すね」

    「ちょ、ちょっと」

    322 = 320 :

    って何の曲だっけ?

    っ④

    323 :

    >>322
    ぶぃりーぶ

    324 = 303 :

    「わ、私どこで寝ればいいの?」

    「さあ。廊下が空いてるんじゃない?」

    「いくらなんでも怒りすぎじゃない!?」

    「……あはっ、冗談だって。おいで」

    「え、一緒に寝るの?」

    「いいでしょう? 女の子同士なんだから」

    「う、うん……」

    「ほら、おいで」

    「じゃ、じゃあ……おじゃまします?」ソロソロ

    「んふ」

    「?」

    「妹ちゃん」ギュッ

    「っひゃ!?」

    「あったかーい」スリスリ

    「ちょ、ちょっと、くすぐったいって」

    325 = 302 :

    きたこれ

    326 :

    百合々々きたか!

    327 = 303 :

    「……ごめんね」

    「?」

    「私、妹ちゃんに、いっぱいひどいこと言っちゃった」

    「……ううん。いいよ、ぜんぶほんとのことだし。私のため言ってくれたんだって、わかってるから」

    「妹ちゃん……」

    「私、さ」

    「うん」

    「すぐに告白とか、出来ないかもしれないけど」

    「うん」

    「変えていこうと思うんだ。ちょっとずつでも。……妹友ちゃんが、背中を押してくれたから、変えられる気がするんだ」

    「……」

    「だからね。ありがとう、妹友ちゃん」

    「……ッ」ギュッ

    「よしよし」

    329 = 303 :

    ───────────

    「妹ォ!」

    「やべえよやべえよ」ハァハァ

    「どこ行ったんだよあいつッ……」

    「つか、走り回っても、無駄か!?」ハァハァ

    「ちきしょう! 妹!」

    「妹妹妹妹ォッ!」

    「妹オォォォォォォーッ!」

    「俺は……ここに、居るぞオォォォォォォォッ!!」

    「イィ妹オォォォォォォーンッ!」

    近隣住民「お巡りさん、こっちです!」

    「あ、やば」

    330 = 320 :

    死亡フラグ

    331 = 303 :

    自宅
    ───────────

    「いや、冷静に考えてさ」

    「べつに心配する必要なくね?」

    「彼氏のとこに居るっつってんだからさ」

    「むしろ、こう、男らしくどっしり構えてさ。で、帰ってきたら、おめでとうって言ってやりゃいいじゃん。なあ?」

    「……は」

    「ははは」

    「無理だ」

    「おめでとうなんて、言えねえ」

    「そもそも、こうやって口に出してる時点で自分に言い聞かせてるようなもんだし」

    「つーか、彼氏って誰だよ。ふざけやがって。しばき倒して海に捨ててやろうか」

    「あー」

    「心配だ」

    「めちゃくちゃきっつい」

    「早く帰ってきてくれよ、妹……」

    332 = 303 :

    「た、ただいまー……」ソロー

    「」

    「うぃっ!?」ビク

    「」

    「げ、玄関で寝てるし……」

    「」

    「おーい、お兄ちゃーん?」ツンツン

    「ん……」

    「お兄ちゃんってば」ユサユサ

    「ぬー……?」

    「おっ、起きた?」

    「…………妹?」

    「妹だよー」

    「妹ォッ!」ガバッ

    「ちょっ……!」

    333 = 303 :

    「こんのバカ! 散々心配かけやがって!」

    「ちょ、お兄ちゃん、苦しいって」

    「俺の方が苦しかったわボケー!」

    「……心配、してくれたんだ」

    「当たり前だろ、アホか!」

    「……さっきから聞いてればバカとかボケとかアホとか、ちょっと傷つくんですけど」

    「じゃあなんて言って欲しいんだよ」

    「おかえり、なんてどうかな」

    「…………ああ、おかえり、妹」

    「ただいま、お兄ちゃん」

    「うん」

    「ねえお兄ちゃん」

    「うん?」

    「もう少し、このままでいてほしいな」ギュウッ

    「……うん」

    334 :

    しえんぬ

    335 = 303 :

    「で、いったいどんな輩なんだよ」

    「……? 誰が?」

    「だから、その、お前の彼氏だよ」

    「ああ、アレ?」クスクス

    「なに笑ってんだよ。そりゃ兄貴としてはどんなやつなのかなとか、ちゃんと妹を幸せにしてやれるのかなとか、色々考えるだろ」

    「あれね、ウソ」

    「は?」

    「妹友ちゃんのお家でー、一晩お世話になってたのでしたー」

    「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

    「なになに、もしかして信じてた?」

    「……死ね死ねアンド死ね」

    「うわひっど。言うかなあフツー、妹に向かってそういうこと」

    「はいはい、ごめんなさいね~」ナデナデ

    「んもー……」

    336 :

    薄っぺらいです
    何もかもが

    338 = 303 :

    「ていうか、お兄ちゃんこそどうなの」

    「どうって、なにが」

    「女さんと」

    「あー、その話は……いいだろ、べつに」

    「や、よくないから」

    「ハイ、やめやめ!」

    「やめないから!」

    「ん、まあ、情けない話なんだけどさ」

    「うん」

    「なんだろ。とにかく、一言で表すなら……」

    「一言で表すなら?」

    「破局寸前」

    「はぁ!?」

    340 = 303 :

    「なんで!? ホテルまで行っといてどうして!?」

    「……え?」

    「あ」

    「なんでお前がそれ知ってる?」

    「や、ほらその、と~っ、友だちから聞いて……」

    「尾けてたな?」

    「えへっ」

    「誤魔化すな」

    「ううっ、だって……」

    「……はー」

    「ご、ごめんね? もうしないから、ほんと。ね? お願いだから、嫌いにならないで?」

    「だからあんなバカな真似したのか」

    「……」

    「……まあ、俺も悪かったっちゃ悪かったっつーか……いや、全面的に俺が悪いな。こっちこそ、ごめん」

    「……うん」

    342 = 336 :

    なんで兄が謝るんですか?

    343 = 303 :

    「けど、誤解はしないでほしい。……その、女さんとそういう行為に及んだわけじゃないから」

    「……ほんとに?」

    「ほんとだよ。なんだったら、女さんに直接聞いてくれてもいいし」

    「嘘ついたら?」

    「お菓子千円分買ってやるよ」

    「安い。千袋じゃなきゃ許さないから」

    「太るぞ」

    「お兄ちゃんが一緒に食べてくれるから大丈夫」

    「……そうだな」

    「うん」

    344 = 302 :

    いいじゃん

    345 = 303 :

    「理由は?」

    「ん」

    「破局寸前の」

    「あー。……うーん、なんでだろうな。俺がシスコンだってバレたから、かな? たぶん」

    「えっ」

    「どうした」

    「お兄ちゃん」

    「うん」

    「シスコン……だったの?」

    「うん。俺も昨日気付いたんだけどね」

    「っ……、って、いうことはさ」

    「うん」

    「私のこと、すっ、好き……だったり、するの?」

    「うん。好きだよ」

    「は」

    346 = 303 :

    「や、お兄ちゃん、わかってるの?」

    「えっ、なにが?」

    「私、妹だよ?」

    「うん」

    「も、もう一回……」

    「ん?」

    「す、好きって言ってよ」

    「好き」

    「はうっ」ビクッ

    「大好き」

    「はうううう~っ!」ビクンビクン

    「……なんだお前、きもちわりー」

    「――って違うんでしょー!?」

    「……お前、大丈夫か?」

    347 = 302 :

    あげ

    350 = 303 :

    「いやいや。だめでしょ。兄が妹を好きになるとか。だめすぎるでしょ」

    「そうかなあ」

    「そうだよ」

    「それほどいけないことだとは思わないけどな。俺は」

    「……待って、一つ確認したいんだけど」

    「うん」

    「お兄ちゃんの言う好きって、どういう好きなの?」

    「べつに、どういう好きでもいいよ」

    「ふざけないで」

    「ふざけてないよ。もちろん家族としても好きだし、一人の女の子としても好きだ」

    「その考え」

    「うん」

    「人格が宇宙人に支配されてると思う」

    「そこまで言う?」


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