元スレ律子「あなたを拘束します!」P「な、なんだと!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
51 :
珍しいのきたなw
52 :
はなゆめのPだったかマネだったっけ?
53 = 1 :
冬馬「あっぶねぇーまさかマネージャーが出張ってくると思わなかったぜ」
翔太「なんだか怒ってたねー」
北斗「飲みに誘わないのが気に食わないんだろう」
黒井「しかし不味いな……作戦内容が漏れたかもしれん」
北斗「ジョバちゃんが765側にリークするとなると今回の作戦は危険すぎますね」
黒井「彼女がそこまでするとは思えんが、プランを変更すべきだな」
冬馬「つってもプロデューサーにはそっちに行くって言っちまったんだろ?」
北斗「それとなくだけどな」
翔太「ねぇちょっと疲れたし息抜きにトランプでもしない?」」
冬馬「そうだな!」
北斗「久々に大富豪でもやるか」
黒井「大富豪なら負けんぞ」
54 = 1 :
高木「ところで我那覇君の誕生日は何かイベントでもあるのかな?」
小鳥「どこかでお誕生日ライブでもしたかったんですけど、いい場所が借りられなくて」
P「最近はいろんなアイドルが増えてますからね……ん?」
P「……そうか。脱出が無理ならこっちから誘導すればいいのか」
小鳥「どうしました?」
P「響の誕生日イベント、どうにかできないものかと思いまして」
高木「今からだと難しいと思うがね」
小鳥「スケジュール的には……場所の確保さえできれば小規模イベントならできそうですね」
P「今日ハコを押さえて残り5日か。2,3曲歌う程度の内容ならなんとか……」
P「とりあえず片っ端から当たってみるか。電話使いますね」
P「あ、善永さんですか?ご無沙汰してます!私765プロのプロデューサーですが……はい、はい……」
小鳥「善永さんってまた懐かしい記者さんですね」
高木「最近は善澤君ばかり来ていたからねぇ」
56 = 1 :
黒井「なるほど……わかった。借りはいずれ返そう」ピッ
北斗「どうしたんです?11のトリプル」
黒井「新たな情報が入ったぞ。我那覇響の誕生日記念ライブを開催するとのことだ」
冬馬「おっマジかよ……パスだ」
黒井「信頼できる筋からの情報だ。間違いない。1のトリプル」
翔太「うわっこれはパスしかないよ……」
北斗「記者の方々を掌握していたんですか?俺もパス」
黒井「私くらいのセレブになるとその程度造作もないのだよ。これであがりだ」
冬馬「あぁくそっまたおっさんの1位抜けかよ……まぁライブをしてくれるなら話は早いぜ」
翔太「僕達お得意の乗っ取りだねっ!」
黒井「開催地だが、ここからそう遠くないデパートの屋上らしい」
冬馬「屋上ぉ?あいつらヒーローショーでもすんのかよ」
北斗「まぁ時期的に考えて、借りられる場所がそこくらいだったんだろう」
58 = 1 :
北斗「当日発表の突発ライブになるんですかね」
黒井「その可能性が高いな」
冬馬「さすがにライブ中はプロデューサーもフリーになるよな」
翔太「かなぁ」
黒井「楽屋もしくはステージ裏にいるあの男を連れ出し、イベント終了直後に仕掛ける」
冬馬「連れ出すってどうやんの?」
黒井「それを今から考えるのだ冬馬よ。少しは頭を捻れ」
冬馬「ちっ頭使うのは苦手だぜ……」
北斗「プロデューサーさんを連れ出すのは俺に任せてください」
黒井「何か策があるのか?」
59 = 1 :
北斗「必勝とは言い切れませんけどね。律子ちゃんが俺の思ってる通りに動いてくれれば」
冬馬「ま、いいんじゃねーの?俺は得にいい案思いつかねぇし」
冬馬「それより後の離脱方法は考えてんの?」
黒井「そちらは私に任せておけ」
翔太「これで決まったね!」
黒井「ウィ。では景気づけにピザでも取るか」
冬馬「じゃあ俺コーラ買ってくるよ」
北斗「ビールも頼む」
翔太「三ツ矢サイダーお願いっ!」
冬馬「金は割り勘だからな……」
60 = 1 :
律子「響のバースデーイベント、ですか?」
P「あぁ。都合良く手ごろな場所が見つかったんだ」
千早「この時期によく確保できましたね」
P「いろんな記者さんに電話して当たってみたんだよ。何とかなるもんだな」
響 「自分のイベントかぁ。な、なんだか緊張してきた……」
貴音「楽曲等は決まっているのでしょうか?」
P「定番を2曲と響ソロ1曲にアンコールを入れて、だいたい30分くらいの予定だよ」
春香「ライブって久々だね!」
やよい「響さんのためにも頑張らなくっちゃ!」
P「竜宮小町もスケジュール大丈夫だよな?」
律子「まぁいけなくはないですね」
あずさ「響ちゃんのお誕生日ですもの。是非私達も参加させてください~」
P「よし、じゃあ本番まで皆気合入れてくれよな!」
61 = 1 :
高木「話はまとまったかね」
P「あ、はい」
高木「では今週もどっと」
小鳥「どっとっぷTVは昨日やったじゃないですか。あれは週一ですよ社長」
高木「あ、そ、そうだったか。私の唯一の出番でつい、ね……」
律子「それじゃ皆気をつけて帰ってね」
P「お疲れ。帰りに本屋でも寄ろうか……ん?」グイッ
P「あぁ、手錠されてるんだったな……」
律子「何も起こらなければちゃんと埋め合わせはしますから、悪いとは思いますが我慢してください」
小鳥「今日はお好み焼き焼いてきたんでチンして食べてくださいね」
P「夕飯だけはグレードアップしてるのが救いか……」
P(俺ができるのはここまでだ……後は頼んだぞ961プロ……!)
63 = 9 :
なぜそこまでして踊りたいのか
64 = 6 :
何の事前打ち合わせも無く踊る事が前提になってるP.Kジュピターはもう色々と手遅れ
65 = 1 :
ライブ当日
ガチャ
高木「おはよう。君がここにいるのももう慣れてきたな」
P「おはようございます。俺も大分馴染んできましたよ」
響 「うぅ~おはようございます……」
P「おっ早いな響、さすが今日の主役だけあるじゃないか」
響 「き、緊張して眠れなかったんだ……」
P「そんなので大丈夫なのか……もうネットで告知してるし後戻りは出来ないんだからな」
高木「まだ出るまでに時間があるし、ここで休憩したらどうだね」
響 「そうさせてもらおうかな……んぐぁ」ドサッ
66 = 1 :
……
春香「響ちゃん、響ちゃん!」
響 「んー……」
春香「すぅぅぅ……響 ち ゃ ん!!!」
ド ン !
響 「うぎゃあああ!?な、なんだ!?どうしたんだ!?」
伊織「寝すぎよ……」
春香「ほら、もう出発する時間だよ?早く準備しないと」
響 「えっもうそんな時間なの?まだ心の準備が……」
P「ぐっすり寝てたなぁ、ははっ涎ついてるぞ」
響 「うわーん!デリカシーがなさすぎるぞー!」ダッ
真 「今のはアウトですよプロデューサー」
P「えっそうなのか」
真美「アウトどころか退場もんだZE兄ちゃん」
P「そうなのか……」
68 = 1 :
P「よし、皆出発だ。俺もついに手錠が外れて開放感抜群だよ」
やよい「よかったですね!プロデューサー!」
P「あぁ、ありがとな」
小鳥「さすがに外でも手錠姿だとイケナイ妄想をしてしまいそうだもの」
律子「961側に目立った動きが無かったのが不気味ですけど……」
P「まぁ彼等も暇じゃないってことなんだろ」
高木「皆頑張ってきてくれよ!」
春香「はいっ!」
亜美「手のひらに那覇って書いて飲み込むと緊張が解けるんだよ!」
響 「ほ、ほんとか!?えーっと那……覇……んぐっ……これでほんとに大丈夫なの?」
真美「あ、ごめん美ら海だったかもしんない」
伊織「アホなことやってるんじゃないの!行くわよ!」
亜美「へーい」
69 = 1 :
冬馬「ジョーヴェこちらジュピテール。ターゲットを視認、拘束具は確認できず。どうぞ」
北斗「了解。ジュピテールこちらはジョーヴェ。帰還せよ。どうぞ」
冬馬「了解。ジュピテール、通信終了」
翔太「これ無線ってやつ!?僕にもやらせてよっ!」
北斗「また今度な。それよりプロデューサーさんはライブに同行するみたいですよ」
黒井「ウィ。これでカードは揃ったか。衣装、音源どちらも積んでいるな?」
北斗「全て用意できてますよ」
ガチャッ
冬馬「ジュピテール帰還完了!プロデューサーは見たところ五体満足っぽいぜ!」
北斗「お疲れ。全員車で移動か?」
冬馬「あぁ、1台の車で移動するみたいだ!早く追おうぜ!」
黒井「では出すぞ。シートベルトを忘れるなよ」
プップー
70 = 1 :
デパート・控え室
響 「那覇……那覇……うぅー全然緊張とけないぞ……」
真 「響……それ嘘だよ」
響 「えぇ!?亜美!騙したのかっ!」
亜美「許してソーリー!」ダッ
響 「うぎゃー!なんてやつだっ!」
P「よし、皆そろそろだぞ!」
千早「曲数が少ない分、最初から全力でいくわよ」
雪歩「響ちゃんは1曲多いけど頑張って!」
響 「う、うん……!」
貴音「大丈夫ですか?響」
響 「なんとか……亜美達のイタズラでちょっとマシになったのかも」
72 :
ピヨピヨ
73 = 1 :
P「俺と律子はステージ裏で待機だから、途中まで一緒に行こう」
律子「え?私達はここでモニタ観戦ですよ?」
P「モニタ?なんでだ?いつもの律子立ちで見ないのか?」
律子「律子立ちってなんですか律子立ちって……」
伊織「ま、念には念をおいてね」
P「……なるほどな。考えてるじゃないか」
律子「当たり前の配慮と思いますけど……」
美希「えぇー今日はハニー達のダンス見れないの?」
伊織「あんなの見なくていいのよ。妊娠しちゃうわよ?」
律子「と言うことだから、私達とはここでお別れよ。皆、頑張って!」
あずさ「頑張りますね~」
千早「私達にできることは、歌を画面の向こう側まで届かせることだけよ」
74 = 72 :
ピヨピヨ
75 :
>伊織「あんなの見なくていいのよ。妊娠しちゃうわよ?」
ひどいなw
76 = 1 :
ヒビキー!ヒビキー!ガナハクンッ!ヒビキー!
響 「ひぃぃ!す、すごい自分コールだ!」
響 (で、でもせっかくプロデューサーが企画してくれたイベントなんだ……!)
響 「うぅー!なんくるないさー!!」
やよい「はわっ!?」
響 「よし、行こうよ皆!」
春香「もう皆あっち行ってるよ」
響 「えぇ!?せっかく格好良く決めたのに!」
やよい「行きましょう響さん!」
響 「あ、はい」
77 :
これがリアルタイムで見れるとは…なかなかいい日だな
79 = 1 :
……
貴音「やれば出来る!」
美希「きっと!」
響 「ぜったぁーい!!」
春香「私ナンヴァウヮァーン!」
ウオアアアアアアアアアアアア!!(野太い声)
P「始まったか……」
律子「ですね。滑り出しは順調みたいです」
P「まぁ響も本番に強いタイプだしな。あのくらいの緊張ならすぐに良くなるだろう」
律子「今朝はどうなるかと思いましたけど安心しましたよ」
ばうわう!ばう!
P「なんだ?外が騒がしいな」
律子「鳴き声……?」
ばうばう!!
P「こ、この声いぬ美じゃないか!?」
80 = 72 :
ピヨピヨ
82 = 1 :
ガリガリガリ……
律子「いぬ美って響のペットのですか?あの子こんな場所に連れてきたんですか!?」
P「わ、わからないけどこの声は……」
ばうわう!ばうぅ!
律子「い、いぬ美ですね……間違いなく」
P「あんな熊みたいな犬がデパートにうろついてたら大事件だぞ!」ガタッ
律子「あ、プロデューサーは動かないでください!私が見てきます!」
ガチャッ
律子「いぬ美ー!?」
バタン カチン
律子「え?」
律子「……」ガチャガチャ
律子「……」ドンドンドン
律子「ま、まさか!」ガチャドンドンガチャ
83 = 1 :
ドントド゙ンドンドンドドドンカッ!
いぬ男「……」
P「う、うわぁあああ!?な、なんだお前!」
P「俺は美味くないぞ!どうせなら音無さんのほうが絶対に……!」
いぬ男「プロデューサーさん、俺ですよ」
P「絶対に音無さんのほうが美味しい……え?」
ガポッ
北斗「ふぅ……着ぐるみって暑いんですね」
P「ほ、北斗!」
北斗「チャオ☆助けに来ましたよ」
P「来てくれたのか!さっきのいぬ美の声はいったい……」
北斗「詳しい話は後です。そこの窓から逃げますよ」ガポッ
いぬ男「さぁ、行きましょう」
P「あ、あぁ!」
85 = 71 :
中の人ネタかw
86 = 1 :
春香「みんなオンリウヮーン!」
テッテレッテーテレッテーテーテーテレッテッテッテァーン
春香「みんなーこーんにーちわー!」
こんにちはー!(野太い声)
春香「今日は私リーダーの天海春香がMCを勤めちゃいます!」
千早(リーダー……?)
えぇー!(野太い声)
春香「ところでぇ!みなさん今日は何日でしたっけー?」
10月10日ー!10日ー!(野太い声)
春香「とぉかぁ?」
真美「10日ってなにかあったっけー?」
亜美「何か特別な日だったようなー?」
ひびきぃー!ひびきー!(野太い声)
貴音「そう、今日は私達の仲間である我那覇響の誕生日なのです!」
ヒビキィィイイイイ!!(野太い声)
87 :
野太い声のJSかぁ・・・
88 :
いつからリーダーになったんですかねえ……
89 = 1 :
響 「はいさーい!みんな元気してるかー!?」
ウワァアアアアアアア!!(野太い声)
幼女「ママ見てー!すっごく可愛いー!」
ぶた男「……」スッ
幼女「え?……わぁ風船くれるの?」
ぶた男「……」
幼女「ありがとぉ!」
子供A「たりゃぁ!ヤキニクキィーック!」
子供B「ヤキニクタッコォ!」
へび男「……!……!」
おっさん「すげぇ……このリスバク転しながら風船配ってやがる……」
リス男「……」クルクル
90 :
ジュピターはダンスやってるからな
91 :
久しぶりだな
92 = 1 :
P「じゃあ皆も着ぐるみで潜入してるのか」
北斗「デパートの屋上というのが良かったですよ」
P「この後の予定は?」
北斗「ある程度下見した後集合ポイントで落ち合う予定です」
P「なるほどな。ところで楽曲とかはどうなったんだ?」
北斗「結局あの1曲だけですよ。過去の歌は歌いたくないと社長がゴネましてね」
P「そうか……あ、そうだ。ならこういうのはどうだ?」
北斗「ふむ……俺達がバックに徹して、ですか……いいんじゃないですか?」
P「これならもう1曲いけるだろ」
北斗「上手くいけばですけどね」
P「大丈夫さ。俺は信じてる」
93 = 1 :
響 「飛び込んじゃえば、たぶんAll Right!」
ウオオオオオオオオ!!(野太い声)
響 「みんなー!今日は自分の誕生日を祝ってくれて!本当にありがとー!」
響 「1年経って強くなった自分を、これからも応援してねっ!」
響 「じゃあねー!」
ヒビキィイイイイイ!!(野太い声)
響 「……ふぅ、つ、疲れた~」
美希「お疲れ様ー!かっこよかったよ響!」
千早「次はアンコールよ。もうひと踏ん張りしましょう」
あずさ「頑張って~響きちゃん~」
響 「だ、大丈夫だよ!自分完璧だからな!」
94 = 75 :
さて何を歌うやら
95 = 1 :
冬馬「よし、全員揃ったな」
翔太「これ結構重いね」
北斗「これもライブを成功させるためさ」
黒井「くっ……これだからガキは嫌いなのだ……痣ができてるじゃないか」
P「皆俺のために、そして響のためにここまで来てくれてありがとう」
翔太「水臭いことは言いっこなしだよっプロデューサーさん!」
北斗「俺達はずっと……でしょう?」
P「あぁ!」
黒井「ところでセットリストに1曲追加されているが、私達は歌えんぞ」
P「成功すれば俺達はバックダンサーになるだけでいいんで、アドリブで大丈夫ですよ」
冬馬「ま、平気だろ。……じゃあ、行くぜ!」
P「P.Kジュピター!」
全員「ファイトー!!」
96 = 9 :
手が震えてきた
97 = 75 :
ウオオオオオオオオ!!(野太い声)
98 :
なんだこの高揚感
99 :
ついにきたか
100 = 1 :
アンコール!アンコール!
響 「っと早く着替えないと!」
タッタッタッタッ
律子「み、みんな!」
千早「律子?」
アンコール!アンコール!
貴音「そんなに息を切らせて何かあったのですか?」
律子「な、何かあったってものじゃないわ!」
伊織「どうしたのよ。私達これからすぐアンコールなんだけど」
アンコール!アンコール!
律子「プ、プロデューサーが……!」
アンコ……!?……ワァアアアアアア!!!
春香「ん……?外の様子が……あ!?」
みんなの評価 : ★★★
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