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元スレ勇者「俺宿屋になるわ」
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勇者「気がついたら朝だった」
勇者「何も起きていないのは相手が人間だからだろう。これが魔物ならただでは済んでいまい」
勇者「いや俺的にはただで済まなくても結構なのだけど」
カコンカコン
勇者「あーこれは確実に何かしらの作業をしている音」
旅人「おお、お早いでござるな、勇者殿」
勇者「階段が完成しているー」
勇者「何も起きていないのは相手が人間だからだろう。これが魔物ならただでは済んでいまい」
勇者「いや俺的にはただで済まなくても結構なのだけど」
カコンカコン
勇者「あーこれは確実に何かしらの作業をしている音」
旅人「おお、お早いでござるな、勇者殿」
勇者「階段が完成しているー」
旅人「昨日話したが、拙者の村は林業と建築が盛んであっての」
旅人「小さい頃から培ってきた大工仕事で路銀を稼いできたのでござるよ」
勇者「マジかよ・・・路銀とか払えねえぞ・・・・」
旅人「いいんでござるよ、勇者殿の境遇に、少し絆されただけでじゃ」
勇者「?」
旅人「それより、他の家で一番丈夫そうな所を直さぬか?宿場というのに雨が通らない家屋は一つだけというのは心許ない」
勇者「お、おう!それじゃあコッチの家がたしか柱が全部垂直で強そうだったはず!」
旅人「小さい頃から培ってきた大工仕事で路銀を稼いできたのでござるよ」
勇者「マジかよ・・・路銀とか払えねえぞ・・・・」
旅人「いいんでござるよ、勇者殿の境遇に、少し絆されただけでじゃ」
勇者「?」
旅人「それより、他の家で一番丈夫そうな所を直さぬか?宿場というのに雨が通らない家屋は一つだけというのは心許ない」
勇者「お、おう!それじゃあコッチの家がたしか柱が全部垂直で強そうだったはず!」
勇者「そんなこんなで第二の家を改修することに。二階建ての少し大きめの家」
勇者「廃屋の木材をかき集め、近くの木を伐採して木材を切り出し」
勇者「二階の腐ったフローリングを張り替え、やはり茅葺きの屋根の穴を塞ぎ」
勇者「屋根が崩れ登ってた旅人さんが俺の上に落ちてきたりはせず」
勇者「塵と埃を掃除し、落ちてたボロ布をで窓を拭き」
勇者「そんな感じで真剣に掃除をしていたら、すっかり日が暮れていた」
勇者「廃屋の木材をかき集め、近くの木を伐採して木材を切り出し」
勇者「二階の腐ったフローリングを張り替え、やはり茅葺きの屋根の穴を塞ぎ」
勇者「屋根が崩れ登ってた旅人さんが俺の上に落ちてきたりはせず」
勇者「塵と埃を掃除し、落ちてたボロ布をで窓を拭き」
勇者「そんな感じで真剣に掃除をしていたら、すっかり日が暮れていた」
いままでただだった場所を一人の人間が「ここに泊まりたければ見返りをよこせ」とか言ってきたら喧嘩しちゃいそう
勇者「旅人さんは今日も泊まってくの?」
旅人「そうでござるな、流石に日が暮れてから歩くのは無用心じゃ」
勇者「俺としては歓迎だけど、旅人さんの予定とかはどうなのさ」
旅人「拙者はアテも無くふらふらしているだけなのじゃ、いつまで居ても構わんのでござるよ」
勇者「村民・・・いや従業員?一人確保?」
旅人「はは、しかし食料の問題は解決しなければ、完全に輸入に頼るわけにもいかんのじゃろう?」
勇者「それなんだ、固い芋と味のしないカボチャも、栽培しなきゃ底を尽きるし・・・しても冬は限界がある」
旅人「そうでござるな、流石に日が暮れてから歩くのは無用心じゃ」
勇者「俺としては歓迎だけど、旅人さんの予定とかはどうなのさ」
旅人「拙者はアテも無くふらふらしているだけなのじゃ、いつまで居ても構わんのでござるよ」
勇者「村民・・・いや従業員?一人確保?」
旅人「はは、しかし食料の問題は解決しなければ、完全に輸入に頼るわけにもいかんのじゃろう?」
勇者「それなんだ、固い芋と味のしないカボチャも、栽培しなきゃ底を尽きるし・・・しても冬は限界がある」
>>112
家の修繕と保守管理してくれるわけだからいいんじゃね?
家の修繕と保守管理してくれるわけだからいいんじゃね?
旅人「ふむ・・・手伝おうにも、狩りは専門外じゃ」
旅人「何か穀物の栽培跡は無いので御座るか?」
勇者「穀物?」
旅人「この屋根はイネ科の原材料であろう?それをこれだけ大量となれば、どこか近くにそれだけ生産出来る場所が・・・」
勇者「そうか!雨はそれなりに降って水源もあり、やや寒いけど充分な平均気温!C3植物が育てられる!」
勇者「斜面に小さいながらも田園があって、稲作が行われていてもおかしくない!」
勇者「ありがとう!早速明日田んぼがが無いか探してみるよ!」
旅人「役に立てたようで何よりじゃ」
旅人「何か穀物の栽培跡は無いので御座るか?」
勇者「穀物?」
旅人「この屋根はイネ科の原材料であろう?それをこれだけ大量となれば、どこか近くにそれだけ生産出来る場所が・・・」
勇者「そうか!雨はそれなりに降って水源もあり、やや寒いけど充分な平均気温!C3植物が育てられる!」
勇者「斜面に小さいながらも田園があって、稲作が行われていてもおかしくない!」
勇者「ありがとう!早速明日田んぼがが無いか探してみるよ!」
旅人「役に立てたようで何よりじゃ」
ちょっとマジ設定とか誤字とか口調とか見なおしてある程度書き溜めて土日に立てなおしちゃいけませんかね
>>131
これだな
これだな
寝落ちするまで書いて、スレもし残ってれば起きて用事終わったらすぐ書く
残ってなかったら土曜日夜10時くらい、無ければ日曜明け方から午前中に掛けて
それでも無ければそのうちSS速報に湧く
勇者「こうして翌朝水汲みついでに散策して田んぼを探すのであった」
勇者「旅人さんは相変わらず早寝早起きで、昨日の第二の家がまだ完成してないとかで弄ってた」
勇者「職人魂というやつなのだろうか、ありがたいけど」
勇者「田んぼか・・・よく考えたら文化が東方的なだけで、森の自体はシュヴァルツヴァルトもいいとこだからな・・・・・」
勇者「あるならムギとか・・・最悪無ければゼロから田起こしもしなきゃいけねーのかな、どうやるんだろ」
ガサガサ
勇者「!?」
鹿「・・・・・・」
勇者「うお、驚かせやがって・・・・・ん?」
勇者「食料なのでは?」
勇者「・・・」キラリ
残ってなかったら土曜日夜10時くらい、無ければ日曜明け方から午前中に掛けて
それでも無ければそのうちSS速報に湧く
勇者「こうして翌朝水汲みついでに散策して田んぼを探すのであった」
勇者「旅人さんは相変わらず早寝早起きで、昨日の第二の家がまだ完成してないとかで弄ってた」
勇者「職人魂というやつなのだろうか、ありがたいけど」
勇者「田んぼか・・・よく考えたら文化が東方的なだけで、森の自体はシュヴァルツヴァルトもいいとこだからな・・・・・」
勇者「あるならムギとか・・・最悪無ければゼロから田起こしもしなきゃいけねーのかな、どうやるんだろ」
ガサガサ
勇者「!?」
鹿「・・・・・・」
勇者「うお、驚かせやがって・・・・・ん?」
勇者「食料なのでは?」
勇者「・・・」キラリ
鹿「・・・・・・」ジロリ
勇者「あん、こいつ逃げねーな、なんだ?」
勇者「魔物の類かもしれねーが・・・人語を喋らないなら容赦なく食えるぜ!」
鹿「・・・・」ザッザッ
勇者「ちょ、待てよ」ガサガサ
勇者「あれ、ちょっと木の影に隠れただけかと思ったら、もう居やしねえ」
勇者「なんだよマジで魔物かぁ?知恵があって戦いに来る奴は怖いんだよな」
勇者「あん、こいつ逃げねーな、なんだ?」
勇者「魔物の類かもしれねーが・・・人語を喋らないなら容赦なく食えるぜ!」
鹿「・・・・」ザッザッ
勇者「ちょ、待てよ」ガサガサ
勇者「あれ、ちょっと木の影に隠れただけかと思ったら、もう居やしねえ」
勇者「なんだよマジで魔物かぁ?知恵があって戦いに来る奴は怖いんだよな」
勇者「あーマジで無い、そんな農耕跡地無い」
勇者「しっかしなぁ、わざわざ何の理由もなしに深い森の奥にに住みやしないんだよ、人は」
勇者「ましてやある程度の集団で、短期間であれど此処に住むに至ったわけで」
勇者「つまりは住める環境であったか、外部から補助を受けてまで人が住む価値があったか」
勇者「前者ならここ以外に住める環境がなかった必要がある」
勇者「もっと森の浅い所に作れば、人間界側の街道からここまで長い長い道を整備する必要も無かったわけだし」
勇者「そう、道がある、歩きやすい石畳の平な道がある。何のために?でこぼこした道は車輪が引っかかるから」
勇者「ああ、なるほど見えてきたよ、この村は大昔、何か重要なものを抱えてて、用が済んだか何かで打ち捨てられた、と」
勇者「しっかしなぁ、わざわざ何の理由もなしに深い森の奥にに住みやしないんだよ、人は」
勇者「ましてやある程度の集団で、短期間であれど此処に住むに至ったわけで」
勇者「つまりは住める環境であったか、外部から補助を受けてまで人が住む価値があったか」
勇者「前者ならここ以外に住める環境がなかった必要がある」
勇者「もっと森の浅い所に作れば、人間界側の街道からここまで長い長い道を整備する必要も無かったわけだし」
勇者「そう、道がある、歩きやすい石畳の平な道がある。何のために?でこぼこした道は車輪が引っかかるから」
勇者「ああ、なるほど見えてきたよ、この村は大昔、何か重要なものを抱えてて、用が済んだか何かで打ち捨てられた、と」
勇者「ただいま」
旅人「お帰りでござる勇者殿、収穫は?」
勇者「無いよ、無いけどあった」
旅人「哲学的でござるな」
勇者「あんまり詳しく話して無かったけどさ、人間界の街道がこの森の外側にあって、そこからから分かれ道がこの村に続いてるんだよね」
勇者「もう殆ど草木に埋もれて見えないけど、俺はたまたま見つけてここに来たわけで」
勇者「で、道が妙に整備さてれるんだよ、ちゃんと石が敷いてあってさ、おかしいよね、道の先にこんな小さな村しか無いのに」
勇者「その村に住んでる少人数のために綺麗な道を作る価値があったってことなんだよ、馬車とか通りやすい道をさ」
旅人「ふむ・・・つまり食料は殆ど外部任せで、わざわざここまで来させる価値がここにあったと?」
勇者「そういうことなんだけど・・・何にも見つからないんだよなぁ」
旅人「お帰りでござる勇者殿、収穫は?」
勇者「無いよ、無いけどあった」
旅人「哲学的でござるな」
勇者「あんまり詳しく話して無かったけどさ、人間界の街道がこの森の外側にあって、そこからから分かれ道がこの村に続いてるんだよね」
勇者「もう殆ど草木に埋もれて見えないけど、俺はたまたま見つけてここに来たわけで」
勇者「で、道が妙に整備さてれるんだよ、ちゃんと石が敷いてあってさ、おかしいよね、道の先にこんな小さな村しか無いのに」
勇者「その村に住んでる少人数のために綺麗な道を作る価値があったってことなんだよ、馬車とか通りやすい道をさ」
旅人「ふむ・・・つまり食料は殆ど外部任せで、わざわざここまで来させる価値がここにあったと?」
勇者「そういうことなんだけど・・・何にも見つからないんだよなぁ」
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