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元スレ春香「天海春香、27歳! ○○してます!」
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春香「伊織が……小説家?」
伊織「ええ、今の私は筆一本で生きる天才小説家・水瀬伊織なんだから。
まあ、水瀬の名前であれこれ言われたくなかったからペンネームだし、顔も出してないけど」
春香「そうなんだ。どんな小説を書いてるの?」
伊織「う……、それは……今はいいじゃない! アンタのそのショボくれきった顔の話をしてんのよ!」
やっぱり話題をうまく逸らせなかった……。
けど、なんて言っていいのか私にはわかりません。まさかあと3ヶ月で死んじゃう、なんて……。
伊織「……どうしても話す気にはなれないみたいね。
まったく。そういう抱え込み過ぎるところは変わってないんだから!
10年も経ってそれじゃ、こっちは張り合いがないわよ」
春香「ごめん……」
私にはそう言うしかありませんでした。
伊織「ええ、今の私は筆一本で生きる天才小説家・水瀬伊織なんだから。
まあ、水瀬の名前であれこれ言われたくなかったからペンネームだし、顔も出してないけど」
春香「そうなんだ。どんな小説を書いてるの?」
伊織「う……、それは……今はいいじゃない! アンタのそのショボくれきった顔の話をしてんのよ!」
やっぱり話題をうまく逸らせなかった……。
けど、なんて言っていいのか私にはわかりません。まさかあと3ヶ月で死んじゃう、なんて……。
伊織「……どうしても話す気にはなれないみたいね。
まったく。そういう抱え込み過ぎるところは変わってないんだから!
10年も経ってそれじゃ、こっちは張り合いがないわよ」
春香「ごめん……」
私にはそう言うしかありませんでした。
急かすなよー
車内の空気はずっと重いまま。
どれくらい時間が経ったのか、ぽつりと伊織ちゃんが呟きました。
伊織「あんた、お酒ぐらい飲んだことあるでしょ?」
春香「……え? あんまり飲まないけど、少しは……」
いきなり言われたから、つい正直に話しちゃいました。
といっても、誘われて年に数回飲むくらいだけど……。
伊織「なら大丈夫ね。近くに手狭だけどいい店があるの。
この伊織ちゃんあらため伊織センセイの奢りよ? 行かないなんて言わないわよね?」
春香「え!? で、でも伊織、車じゃ……」
伊織「ここに置いていけばいいのよ! さあ、さっさと行くわよ!」
私は追い出されるように車を出ると、またしても伊織に引きずられていきました。
車内の空気はずっと重いまま。
どれくらい時間が経ったのか、ぽつりと伊織ちゃんが呟きました。
伊織「あんた、お酒ぐらい飲んだことあるでしょ?」
春香「……え? あんまり飲まないけど、少しは……」
いきなり言われたから、つい正直に話しちゃいました。
といっても、誘われて年に数回飲むくらいだけど……。
伊織「なら大丈夫ね。近くに手狭だけどいい店があるの。
この伊織ちゃんあらため伊織センセイの奢りよ? 行かないなんて言わないわよね?」
春香「え!? で、でも伊織、車じゃ……」
伊織「ここに置いていけばいいのよ! さあ、さっさと行くわよ!」
私は追い出されるように車を出ると、またしても伊織に引きずられていきました。
5分も歩かないうちに、伊織の言っていたバーに着きました。
春香「伊織が言うからもっと高級クラブみたいなの想像してたけど……本当に小さいんだね」
伊織「そんなおっさんの溜まり場に私が行くわけないでしょ? 突っ立ってないで早く来なさい」
伊織がドアを押すと、カランカランとドアベルの心地良い音が響きました。
私もそれに続くと「いらっしゃいませ」という声が聴こえてきて……あれ?
春香「え、>>215(男性キャラ)?」
春香「伊織が言うからもっと高級クラブみたいなの想像してたけど……本当に小さいんだね」
伊織「そんなおっさんの溜まり場に私が行くわけないでしょ? 突っ立ってないで早く来なさい」
伊織がドアを押すと、カランカランとドアベルの心地良い音が響きました。
私もそれに続くと「いらっしゃいませ」という声が聴こえてきて……あれ?
春香「え、>>215(男性キャラ)?」
カウンターの向こうにいたマスターらしき人……それは伊集院北斗さんでした。
髪の色は落ち着いて、更に大人びてるけど間違いありません。
北斗「やあ、伊野リカ先生。今日は懐かしいエンジェルさんをお連れですか」
伊織「ちょっとアンタ! 私のことペンネームって呼ばないでって言ったでしょ!」
北斗「おっと、俺としたことがレディに対して失礼を。さ、どうぞお掛けください」
伊織ちゃんはぷりぷり怒りながら、私はおっかなびっくり椅子に座りました。
北斗「ご注文は?」
伊織「フン! ……グレンリベットの21年!
春香には……アンタの見立てで甘めの作ってあげてちょうだい」
北斗「かしこまりました」
北斗さんは棚にあったボトルを何本か取り、慣れた手つきでお酒を作り始めました。
髪の色は落ち着いて、更に大人びてるけど間違いありません。
北斗「やあ、伊野リカ先生。今日は懐かしいエンジェルさんをお連れですか」
伊織「ちょっとアンタ! 私のことペンネームって呼ばないでって言ったでしょ!」
北斗「おっと、俺としたことがレディに対して失礼を。さ、どうぞお掛けください」
伊織ちゃんはぷりぷり怒りながら、私はおっかなびっくり椅子に座りました。
北斗「ご注文は?」
伊織「フン! ……グレンリベットの21年!
春香には……アンタの見立てで甘めの作ってあげてちょうだい」
北斗「かしこまりました」
北斗さんは棚にあったボトルを何本か取り、慣れた手つきでお酒を作り始めました。
えーと、気になることはいろいろあるけど、
とりあえず私は一番気になったことを質問してみました。
春香「いの、りか? それが伊織ちゃんのペンネーム?」
北斗「ええ、正体不明・謎に包まれた気鋭の天才ライトノベル作家!
……が出版社の触れ込みでしたね」
伊織「言うなって何度言わせれば……!!」
北斗「いいじゃないですか、あんな素敵なファンタジー小説を書いておいて
お友達に隠すこともないでしょう?
特に対象読者は女性が……」
伊織「うるさい! ていうかなんでアンタこそちゃんと読んでんのよ!」
北斗「冬馬に勧められてつい」
伊織ちゃん、ライトノベル作家だったんだ……。
とりあえず私は一番気になったことを質問してみました。
春香「いの、りか? それが伊織ちゃんのペンネーム?」
北斗「ええ、正体不明・謎に包まれた気鋭の天才ライトノベル作家!
……が出版社の触れ込みでしたね」
伊織「言うなって何度言わせれば……!!」
北斗「いいじゃないですか、あんな素敵なファンタジー小説を書いておいて
お友達に隠すこともないでしょう?
特に対象読者は女性が……」
伊織「うるさい! ていうかなんでアンタこそちゃんと読んでんのよ!」
北斗「冬馬に勧められてつい」
伊織ちゃん、ライトノベル作家だったんだ……。
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