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元スレ岡部「未来へ……か」 鈴羽「リンリーン!」
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岡部「何、言って……」
鈴羽「君にとっての主観の世界が正しいんだとしたら、2036年に戻った時点であたしは消失することになる」
鈴羽「逆にあたしにとっての主観……いや、2036年の君にとっての主観の世界こそが正しいのだとしたら、今の君が消失しちゃうのかなぁ……」
鈴羽「それって……すごく悲しいよね……」
岡部「そんな……はずは……。消えるわけ……無いと思うが」
岡部「お、俺にはちゃんと今まで生きてきた記憶がある。そしてそれはこれからも続く──そのはずだ」
岡部「お前にだって2036年まで生きてきた軌跡があり、その記憶もあるはず……そうだろ?」
鈴羽「そうなんだよね……。2017年に産まれて今まで、あたしは橋田鈴羽として生きてきた……」
鈴羽「もちろん、全部覚えてる訳じゃないけど、今までの18年間であったことを思い出せる」
鈴羽「でも……世界線が変わることで記憶が再構築されるなんて、神がかり的な現象があるんだとしたら……」
鈴羽「あたしの今までって”世界によって作られた記憶──作られたあたし”なんじゃないかなぁって……」
鈴羽「そんなあたしは”2010年にタイムトラベルしてきたと世界に承認されたことで”ようやく自我を持つことができた!! ……とかさ」
岡部「……」
鈴羽「あーもう! なんだかこんがらがってきちゃったや!」
岡部「言わんとしてることはなんとなくわかるが……」
鈴羽「君にとっての主観の世界が正しいんだとしたら、2036年に戻った時点であたしは消失することになる」
鈴羽「逆にあたしにとっての主観……いや、2036年の君にとっての主観の世界こそが正しいのだとしたら、今の君が消失しちゃうのかなぁ……」
鈴羽「それって……すごく悲しいよね……」
岡部「そんな……はずは……。消えるわけ……無いと思うが」
岡部「お、俺にはちゃんと今まで生きてきた記憶がある。そしてそれはこれからも続く──そのはずだ」
岡部「お前にだって2036年まで生きてきた軌跡があり、その記憶もあるはず……そうだろ?」
鈴羽「そうなんだよね……。2017年に産まれて今まで、あたしは橋田鈴羽として生きてきた……」
鈴羽「もちろん、全部覚えてる訳じゃないけど、今までの18年間であったことを思い出せる」
鈴羽「でも……世界線が変わることで記憶が再構築されるなんて、神がかり的な現象があるんだとしたら……」
鈴羽「あたしの今までって”世界によって作られた記憶──作られたあたし”なんじゃないかなぁって……」
鈴羽「そんなあたしは”2010年にタイムトラベルしてきたと世界に承認されたことで”ようやく自我を持つことができた!! ……とかさ」
岡部「……」
鈴羽「あーもう! なんだかこんがらがってきちゃったや!」
岡部「言わんとしてることはなんとなくわかるが……」
鈴羽「……」
鈴羽「ずっと……」
岡部「え?」
鈴羽「ずっとここにいようかな……」
岡部「お、おい……だが……」
鈴羽「……」
鈴羽「2036年には戻らず……ずっとここに……君のそばに……」
……そうか。
不安なのだな。
もしかしたら自分が消えてしまうかもしれない。
その恐怖に怯えているのだな。
だとしたら俺は──
鈴羽「ずっと……」
岡部「え?」
鈴羽「ずっとここにいようかな……」
岡部「お、おい……だが……」
鈴羽「……」
鈴羽「2036年には戻らず……ずっとここに……君のそばに……」
……そうか。
不安なのだな。
もしかしたら自分が消えてしまうかもしれない。
その恐怖に怯えているのだな。
だとしたら俺は──
鈴羽「ごめん……」
岡部「え?」
鈴羽が胸に頭を押し付けてくる。
岡部「なぜ謝る……」
鈴羽「君に悲しい思いをさせてしまった……、君をこれから26年間縛り付けてしまう」
鈴羽「それだけじゃない、未来の君をずっと……ずっと縛り付けてきたんだあたしは……」
鈴羽「バカだバカだ、何がタイムトラベラーだ……あたしが過去になんて飛ばなかったら……」
鈴羽「知らなければよかった」
鈴羽「……いや知れてよかった。君に謝ることができてよかった……」
鈴羽「君のそばにいてあげたい……」
岡部「え?」
鈴羽が胸に頭を押し付けてくる。
岡部「なぜ謝る……」
鈴羽「君に悲しい思いをさせてしまった……、君をこれから26年間縛り付けてしまう」
鈴羽「それだけじゃない、未来の君をずっと……ずっと縛り付けてきたんだあたしは……」
鈴羽「バカだバカだ、何がタイムトラベラーだ……あたしが過去になんて飛ばなかったら……」
鈴羽「知らなければよかった」
鈴羽「……いや知れてよかった。君に謝ることができてよかった……」
鈴羽「君のそばにいてあげたい……」
鈴羽「でも……未来の君にも謝りたい……謝らなきゃ……いけないのに、そばにいてあげたいのに……」
鈴羽「あたしは……どうしたら良いのか……わかんない、わかんないよ岡部倫太郎……」
あぁ──そうか。
不安だったんじゃない。
消えるのが怖かったんじゃない。
こいつは──
2010年の俺。
2036年の俺。
どちらの俺にも孤独と戦う日々を味あわせたくなかったんだな。
岡部「泣いて……いるのか?」
鈴羽「ごめん、ごめんね……」
全く……抜けているかと思いきや勘が鋭かったり。
強い意志を持っているかと思いきや泣き虫だったり。
鈴羽「あたしは……どうしたら良いのか……わかんない、わかんないよ岡部倫太郎……」
あぁ──そうか。
不安だったんじゃない。
消えるのが怖かったんじゃない。
こいつは──
2010年の俺。
2036年の俺。
どちらの俺にも孤独と戦う日々を味あわせたくなかったんだな。
岡部「泣いて……いるのか?」
鈴羽「ごめん、ごめんね……」
全く……抜けているかと思いきや勘が鋭かったり。
強い意志を持っているかと思いきや泣き虫だったり。
岡部「…………」
岡部「フッ……案ずるな、お前は何も心配しなくていい、全て”俺”が決めたこと、そうだろう?」
岡部「お前は……戻るのだ──お前の両親や、お前を助けた”俺”がいた時代へと……」
鈴羽「で、でも……」
岡部「2036年こそ、お前の生きる場所なのだから」
鈴羽「でも! ……これから君は26年間、あたしのいない世界であたしのために……」
鈴羽「そんなの……そんなのって……」
鈴羽「そんな君を残して未来へ帰るなんて……」
岡部「…………」
やれやれ。
やはり世話のやける……。
岡部「泣くなバイト戦士ぃ!」
鈴羽「……え?」
岡部「フッ……案ずるな、お前は何も心配しなくていい、全て”俺”が決めたこと、そうだろう?」
岡部「お前は……戻るのだ──お前の両親や、お前を助けた”俺”がいた時代へと……」
鈴羽「で、でも……」
岡部「2036年こそ、お前の生きる場所なのだから」
鈴羽「でも! ……これから君は26年間、あたしのいない世界であたしのために……」
鈴羽「そんなの……そんなのって……」
鈴羽「そんな君を残して未来へ帰るなんて……」
岡部「…………」
やれやれ。
やはり世話のやける……。
岡部「泣くなバイト戦士ぃ!」
鈴羽「……え?」
岡部「この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真、世界の支配構造の変革こそが我が野望!」
岡部「SERNとの戦いは! まだ終焉を迎えたわけではなぁい!」
岡部「フゥーハハハ、自惚れるな! 貴様のためだけに送る26年間ではないのだっ!」
鈴羽「岡部倫太郎……」
岡部「……それに、こっちにはラボのみんなだっている。それまで上手くやっていくさ」
岡部「だから……お前は向こうの俺を支えてやってくれ」
鈴羽「……」
岡部「お前は戦士なのだろう?」
ガシガシと、少しクセのある髪を撫でてやる。
鈴羽「…………」
鈴羽「そうだね……そうだよね」
鈴羽「あはは、君にはホント、元気……もらってばっかり、だよ」
岡部「SERNとの戦いは! まだ終焉を迎えたわけではなぁい!」
岡部「フゥーハハハ、自惚れるな! 貴様のためだけに送る26年間ではないのだっ!」
鈴羽「岡部倫太郎……」
岡部「……それに、こっちにはラボのみんなだっている。それまで上手くやっていくさ」
岡部「だから……お前は向こうの俺を支えてやってくれ」
鈴羽「……」
岡部「お前は戦士なのだろう?」
ガシガシと、少しクセのある髪を撫でてやる。
鈴羽「…………」
鈴羽「そうだね……そうだよね」
鈴羽「あはは、君にはホント、元気……もらってばっかり、だよ」
顔を上げる鈴羽。
目には涙──
が、先ほどの思いつめた表情とうってかわって眩しそうに笑う鈴羽。
鈴羽「ありがと、岡部倫太郎」
岡部「フッ、笑っている方がお前らし──」
突然──
柔らかい感触が電流となって走り、脳髄を麻痺させる。
小鳥がついばむようなキス。
今度は唇だった。
鈴羽「エヘヘ。あたしのこと忘れないようにっておまじない!」
鈴羽「あっはは、……リンリンにバレたらヤキモチ妬いちゃうかな」
どうなんだろうか。
今の俺は2036年で、鈴羽が2010年で、あああ、頭が働かない。
目には涙──
が、先ほどの思いつめた表情とうってかわって眩しそうに笑う鈴羽。
鈴羽「ありがと、岡部倫太郎」
岡部「フッ、笑っている方がお前らし──」
突然──
柔らかい感触が電流となって走り、脳髄を麻痺させる。
小鳥がついばむようなキス。
今度は唇だった。
鈴羽「エヘヘ。あたしのこと忘れないようにっておまじない!」
鈴羽「あっはは、……リンリンにバレたらヤキモチ妬いちゃうかな」
どうなんだろうか。
今の俺は2036年で、鈴羽が2010年で、あああ、頭が働かない。
鈴羽「それじゃ、今度こそホントに行くね! ありがと、岡部倫太郎! またね!」
岡部「あ、あぁ……向こうの俺にも宜しく伝えてくれ」
タイムマシンに乗り込んだ鈴羽は、俺に一瞥すると──
鈴羽「ありがと」
岡部「……ああ」
鈴羽「さよなら」
数秒後、光がタイムマシンを包みこむように輝き──
そこにあったタイムマシンは、跡形もなく消えてしまっていた。
突如──
周りの景色が琥珀色に包まれ、ぐにゃぐにゃと揺れ始める。
平衡感覚は失われ、立っていられなくなり──
岡部「うっ!?」
岡部「あ、あぁ……向こうの俺にも宜しく伝えてくれ」
タイムマシンに乗り込んだ鈴羽は、俺に一瞥すると──
鈴羽「ありがと」
岡部「……ああ」
鈴羽「さよなら」
数秒後、光がタイムマシンを包みこむように輝き──
そこにあったタイムマシンは、跡形もなく消えてしまっていた。
突如──
周りの景色が琥珀色に包まれ、ぐにゃぐにゃと揺れ始める。
平衡感覚は失われ、立っていられなくなり──
岡部「うっ!?」
岡部「はっ……はぁっ……くっ……」
岡部「これは……リーディングシュタイナー!?」
どういうことだ……もしや世界線が変動した?
岡部「……」
岡部「…………」
岡部「ふむ、よく考えてみればなんら不思議なことではない」
岡部「世界から殺される運命だった鈴羽が、再び無事に2036年に戻ったことにより世界線が変動した。こんなところだろう」
岡部「そしてその世界線では鈴羽はずっと笑って過ごしている」
で、いいんだよな?
そうに決まっている。
岡部「これは……リーディングシュタイナー!?」
どういうことだ……もしや世界線が変動した?
岡部「……」
岡部「…………」
岡部「ふむ、よく考えてみればなんら不思議なことではない」
岡部「世界から殺される運命だった鈴羽が、再び無事に2036年に戻ったことにより世界線が変動した。こんなところだろう」
岡部「そしてその世界線では鈴羽はずっと笑って過ごしている」
で、いいんだよな?
そうに決まっている。
ふぅ。
しかし──
アトラクタフィールドの収束、SERN、ラウンダーの萌郁。
俺は実際に、それらを観測した訳じゃないから実感は湧かない。
世界が収束するというのなら、一度会った後、再び鈴羽と会うのは随分先になるのだろうな。
正直に言うと少し寂しい。
とはいえ、他でもない未来の俺からの頼みでもある。
やってやるさ。
それがシュタインズゲートの選択だというのならな。
どうせならばSERNを徹底的に壊滅……いや、逆にこの鳳凰院凶真が牛耳ってくれようか。
うむ、悪くない。
世間を欺く国際研究機関の影の支配者、実にマッドだ。
だが……。
まずすべきことは──
岡部「ん……?」
今、何か──
しかし──
アトラクタフィールドの収束、SERN、ラウンダーの萌郁。
俺は実際に、それらを観測した訳じゃないから実感は湧かない。
世界が収束するというのなら、一度会った後、再び鈴羽と会うのは随分先になるのだろうな。
正直に言うと少し寂しい。
とはいえ、他でもない未来の俺からの頼みでもある。
やってやるさ。
それがシュタインズゲートの選択だというのならな。
どうせならばSERNを徹底的に壊滅……いや、逆にこの鳳凰院凶真が牛耳ってくれようか。
うむ、悪くない。
世間を欺く国際研究機関の影の支配者、実にマッドだ。
だが……。
まずすべきことは──
岡部「ん……?」
今、何か──
岡部「うわああっ!!!」
ドーン
突然起こった、壮絶な爆音。
同時に視界が真っ白になる。
何が起こった?
これは、まさか。
いや、でもそんなはずは──
少しずつ視界が元通りになり──
目の前にはタイムマシン。
鈴羽「…………っ」
岡部「鈴羽ぁ!?」
ドーン
突然起こった、壮絶な爆音。
同時に視界が真っ白になる。
何が起こった?
これは、まさか。
いや、でもそんなはずは──
少しずつ視界が元通りになり──
目の前にはタイムマシン。
鈴羽「…………っ」
岡部「鈴羽ぁ!?」
またかよ!
というか様子がおかしい。
鈴羽「うぅー……」
なんだよ、なんでそんな怪訝そうな顔で俺を見るんだ。
というか、睨まれてる?
鈴羽「……」
岡部「一体どうして……」
鈴羽「どうしたもこうしたもないよっ!」
鈴羽「萌姉さんがリンリンは渡さないって言うんだよー!」
岡部「……」
岡部「は?」
というか様子がおかしい。
鈴羽「うぅー……」
なんだよ、なんでそんな怪訝そうな顔で俺を見るんだ。
というか、睨まれてる?
鈴羽「……」
岡部「一体どうして……」
鈴羽「どうしたもこうしたもないよっ!」
鈴羽「萌姉さんがリンリンは渡さないって言うんだよー!」
岡部「……」
岡部「は?」
鈴羽「だから今のうちにあたしにメロメロバーニングさせておかなきゃ!」
岡部「な、な、なんだとぅ!?」
鈴羽「覚悟してよね、リンリン!」
岡部「と、と言うことはその格好は……」
鈴羽「まゆ姉さんから借りてきたコスプレ衣装!」
岡部「ま、待て!」
岡部「そ、そんなことせんでも俺はお前のことを──」
鈴羽「問答無用ーっ!」
岡部「な、な、なんだとぅ!?」
鈴羽「覚悟してよね、リンリン!」
岡部「と、と言うことはその格好は……」
鈴羽「まゆ姉さんから借りてきたコスプレ衣装!」
岡部「ま、待て!」
岡部「そ、そんなことせんでも俺はお前のことを──」
鈴羽「問答無用ーっ!」
何度イチャつけば気がすむんですかねえオカリンと鈴羽は(歓喜)
>>181
乙
乙
Epilogue
一ヶ月後──
2010年 9月20日
あのあと一日中、俺にベッタリな鈴羽であったが……。
結局、翌日には実に満足気な顔を浮かべて未来へ帰っていった。
『君の想いはちゃんと伝わったよ。これでもう大丈夫だね!』
『だから最初からそう言っていただろう! お、俺はお前のことが……す、好き、好きだ、と……』
『あ、改めて言われると照れるってば……』
『う、うるさい! お前が言わせたようなものだろう……』
『あっはは、そうだったね』
一ヶ月後──
2010年 9月20日
あのあと一日中、俺にベッタリな鈴羽であったが……。
結局、翌日には実に満足気な顔を浮かべて未来へ帰っていった。
『君の想いはちゃんと伝わったよ。これでもう大丈夫だね!』
『だから最初からそう言っていただろう! お、俺はお前のことが……す、好き、好きだ、と……』
『あ、改めて言われると照れるってば……』
『う、うるさい! お前が言わせたようなものだろう……』
『あっはは、そうだったね』
『……それじゃあ、今度こそお別れだね』
『あぁ……元気でな』
『……』
『……』
『き……』
『……?』
『き……き……』
『き?』
『き……君に一生萌え萌えキュン!』
その瞬間、ハッチが閉じ──数秒後にはタイムマシンは光の中へと消えていった。
あの時、鈴羽がどんな顔をしていたのかよく確認できなかった、が大方の予想はつく。
『あぁ……元気でな』
『……』
『……』
『き……』
『……?』
『き……き……』
『き?』
『き……君に一生萌え萌えキュン!』
その瞬間、ハッチが閉じ──数秒後にはタイムマシンは光の中へと消えていった。
あの時、鈴羽がどんな顔をしていたのかよく確認できなかった、が大方の予想はつく。
岡部「……」
しかし、二度ならず三度までも不意打ちとはな。
最後の最後まであいつはこの俺を振り回してくれた。
岡部「ふふ……」
まゆり「あれー? オカリン嬉しそうだねー、えっへへー」
紅莉栖「岡部、あんた何一人でニヤついてんの? 気持ち悪いわよ」
まゆり「うるさいぞうーぱ仮面」
紅莉栖「う? は──はぁー!?」
まゆり「えー? クリスちゃんうーぱのお面持ってるのー? 見せて見せてー?」
紅莉栖「も、持ってないわよ! つーか変な呼び名増やすなこのバカ岡部っ!」
ブーブー
岡部「ん? メールか?」
しかし、二度ならず三度までも不意打ちとはな。
最後の最後まであいつはこの俺を振り回してくれた。
岡部「ふふ……」
まゆり「あれー? オカリン嬉しそうだねー、えっへへー」
紅莉栖「岡部、あんた何一人でニヤついてんの? 気持ち悪いわよ」
まゆり「うるさいぞうーぱ仮面」
紅莉栖「う? は──はぁー!?」
まゆり「えー? クリスちゃんうーぱのお面持ってるのー? 見せて見せてー?」
紅莉栖「も、持ってないわよ! つーか変な呼び名増やすなこのバカ岡部っ!」
ブーブー
岡部「ん? メールか?」
添付されていたのは一つの写真データ。
写っていたのは未来の俺と──
見ているこっちの顔が綻んでしまいそうになるほどの笑顔の鈴羽──
あ、あいつめ。
またしてもやってくれる。
写っていたのは未来の俺と──
見ているこっちの顔が綻んでしまいそうになるほどの笑顔の鈴羽──
あ、あいつめ。
またしてもやってくれる。
岡部「だ、ダルーッ! ダールゥ!」
まゆり・紅莉栖「?」
岡部「マイフェイバリットライト──、ま、マイファーザーダール!!」
ダル「はぁ? なんぞ?」
岡部「ダル! 今すぐ電話レンジ(仮)の改良にとりかかるぞ!」
ダル「どしたん急に……つかファザー? ハカーの間違い?」
岡部「細かいことはどうでもいい! とにかく改良だ!」
ダル「僕は積みゲーを消化するのに忙しいわけだが」
岡部「至急頼む! 報酬はポテチ一ヶ月分だ!」
ダル「いやどす」
岡部「今なら0カロリーのコーラもつけてやる、すぐに取り掛かってくれるな?」
ダル「いいですとも!」
まゆり・紅莉栖「?」
岡部「マイフェイバリットライト──、ま、マイファーザーダール!!」
ダル「はぁ? なんぞ?」
岡部「ダル! 今すぐ電話レンジ(仮)の改良にとりかかるぞ!」
ダル「どしたん急に……つかファザー? ハカーの間違い?」
岡部「細かいことはどうでもいい! とにかく改良だ!」
ダル「僕は積みゲーを消化するのに忙しいわけだが」
岡部「至急頼む! 報酬はポテチ一ヶ月分だ!」
ダル「いやどす」
岡部「今なら0カロリーのコーラもつけてやる、すぐに取り掛かってくれるな?」
ダル「いいですとも!」
岡部
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<( `、 ヽ ' ' `,-‐、
/⌒  ̄\\从/, | 刃
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