元スレ玄「清水谷さんに拉致監禁されて今日で3日目かあ~」

みんなの評価 : ★
1 :
玄「…………」
竜華「どうや、気分は」
玄「…………」
竜華「手足に手錠つけられて生活すんのにも慣れたか?」
玄「…………」
竜華「なんとか言うたらどやねん」
玄(どうしてこんなことに……)
2 :
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3 = 1 :
竜華「そっちの奴は? まだ寝てるんか?」
煌「いえ、起きてますよ……」
竜華「なんや、起きてるんやったらいつまでも寝転んでたらアカンで。
死んでしもたかと思うやろ」
煌「はいはい……」
竜華「何、その反抗的な態度……ご飯あげへんで」
煌「すみません。ごめんなさい」
竜華「そうそう、それでええんや。ほな今日の食事やで」
玄(今日もカロリーメイト1個だけか……)
5 :
以前、竜華が照を監禁するSSがあったが続きかなんかか?
7 = 1 :
松実玄と花田煌は清水谷竜華、二条泉の二人によってここに監禁されていた
玄が連れてこられてもう3日になる
煌は玄が来る何日か前から監禁されていたらしく、だいぶ衰弱していた
竜華「泉ィ、この二人、お腹すかして仕方ないみたいやし。
はよ食べさせてあげぇ」
泉「はい、先輩……」
竜華「よう味わって食べや。あんたらが食べられるんはこれだけなんやからな」
玄「……はい、いただきます」
煌「いただきます……」
食事は一日に一度、カロリーメイトとコップ一杯の水だけであった
手錠を後ろ手にかけられているので泉の手から直接食べさせてもらう
玄「モグモグ」
煌「ムシャムシャ」
竜華「あっはは、あんたら犬みたいやなあ」
8 :
なんでや!!悪いのはてるてるやろ!!!
9 = 1 :
まったく腹の足しにならない食事が終わる。
竜華は玄と煌のやつれっぷりを満足気に観察したあと
泉を連れて部屋を出ていった。
扉に鍵がかけられ、完全に外界と遮断される。
次に竜華と泉が来るのは、明日の朝だ。
それまでは二人はこの部屋で空腹と暑さと臭いに耐えながら
ただ時間が流れるのを待つしかなかった。
玄「…………」
煌「…………」
玄「今ごろ、みんな心配してくれてるかな……」
煌「……大騒ぎになってるんじゃないですか」
玄「そういえば、宮永さんの時もニュースで騒がれてましたね」
煌「まさか私たちまでその当事者になるとは思いませんでしたけど」
玄「そうですね……」
煌「…………」
玄「……帰りたいよ……」
煌「…………」
10 = 5 :
やっぱあれの続きか
凄い半端なところで落ちてたけど
11 = 1 :
玄「早く、警察の人とかが見つけてくれればいいけど……」
煌「あまり期待はできないでしょうね」
玄「な、なんでそんなこと言えるんですか……」
煌「まずひとつ……結局宮永さんは救出されなかったこと」
玄「あう……」
煌「それからもうひとつ、この建物がどこにあるか分かりますか?」
玄「さあ……分かるんですか?」
煌「一度だけそこの窓から外を見ました」
部屋には窓が一つだけあった。
ただし天井近くにあり、鉄格子が嵌められていて、
手錠をかけられた状態ではそこから脱出することは不可能だった。
煌「一面、緑が広がってましたよ、ここは多分、どっかの山の中です」
玄「そんな……」
煌「ここまで捜索の範囲が広がればいいですけど」
玄「…………」
12 :
糞尿垂れ流しか
13 = 1 :
煌「……しゃべっていると、喉が渇きますね」
玄「そうですね……」
それきり会話は打ち止めになった。
他人と話していれば気は紛れると玄は思っていたが、
どうしても話題は目の前の絶望的な状況に関することになってしまうし、
それに一日一度しか水を飲めないため
喉が渇くのもなるべく防がなければならなかった。
季節は9月。
暦の上では秋とはいえ、まだ残暑が厳しい。
窓も扉も締め切られたこの密室では、
空気が熱されて、まるで蒸されているかのようだった。
汗は止めどなく溢れ、流れていく。
拉致された時から着たきりの服は汗が染み込み、不快だった。
臭いも感触も。
玄「…………」
煌「…………」
玄「私たち、これからどうなるんでしょうか」
煌「…………」
煌は答えない。玄の問いかけは愚問であった。
二人がこれからどうなるのか、この監禁がどのような結末を迎えるのかは、
部屋の奥に飾られた宮永照の生首が物語っていた。
14 = 1 :
4日目。
竜華「おーい、朝やで、起きろー」
玄「う……」
煌「おはようございます……」
竜華「ん、今日はなんか一段とクサイなあ……なんや、うんこしたんか」
煌「すみません」
竜華「ろくに食べてへんのに、出すもんは出すんやなあ」
部屋には排泄のためのオマルが一個おいてあった。
オマルが取り替えられるのも一日に一度だけ。
つまりそれまでは排泄物は部屋に置きっぱなしであり、
不衛生さや不快臭に拍車がかかる。
二人は竜華が来る時間ギリギリに排泄することにしていた。
ちなみにオマルを替えるのは泉の役目である。
竜華「ま、ええわ。まだ健康な証拠やな」
泉「今日の食事です……」
玄「モグモグ」
煌「ムシャムシャ」
カロリーメイト1個で、弱り切った体がわずかにだが回復する気がした。
15 = 1 :
竜華「泉ぃ、その汚物片付けといて」
泉「はい……」
竜華に命じられ、泉はオマルを抱えて部屋から出ていく。
泉はどうも積極的に竜華に協力しているわけではないように、玄には思えた。
煌「…………」
玄「…………」
竜華「結構痩せてきたんとちゃう? 二人とも」
煌「そりゃあ、ずっとこんな生活を続けてますとね」
玄「いつまでこんなこと、続けるんですか……?」
竜華「さあな……ウチにも分からんわ。怜の意向次第かなあ」
玄「怜……園城寺さん?」
竜華「気安く呼ぶなや」
玄「す、すみません……でも、園城寺さんは……」
煌「シッ!」
煌に静止され、玄は口をつぐんだ。
しばらくして泉が綺麗になったオマルを持って戻ってきた。
竜華と泉は部屋を出て、鍵をかける。
16 = 8 :
もうてるてるやられてんのか
17 = 1 :
煌「…………」
玄「あの……」
煌「なんです?」
玄「さっきの園城寺さんの話って……どういうことなんでしょう」
煌「……どうも、あの清水谷さんは、園城寺さんが見えてるみたいですね」
玄「み、見えてる? 幽霊ってことですか?」
煌「幽霊というより、妄想でしょう……
虚構の園城寺さんを無意識の内に創りだしているんです」
玄「おかしくなっちゃってるってことですか」
煌「そうですね。よほどショックだったんでしょう」
玄「…………」
煌「だからといって、同情する気にはなれませんが」
玄「なんとか目を覚ましてもらえれば、私たちも助かるんでしょうか」
煌「難しいと思いますけどね……」
玄「でも、なんとか……このままじゃ、殺されるのを待つだけです……」
煌「……殺されるだけで、済めばいいんですけどもね」
18 = 1 :
二人が監禁されている部屋はおよそ8畳ほどの広さがあった。
出入口は天井近くの小窓、それから竜華と泉が入ってくる扉のみ。
扉の近くにはオマルが置いてある。
また、部屋の奥には一台の椅子があり、
その上に可愛らしい写真立てに入った怜の写真が飾ってあった。
椅子の手前には、怜へのお供え物のようにして照の生首が置かれていた。
生首にはどこからか入ってきたハエがたかっている。
玄「…………」
煌「…………」
玄「殺されるだけで済めばいいって……どういうことですか……」
煌「よく見て下さい、あれを」
玄「あれって……?」
煌「宮永さんのアタマですよ」
照の生首……
見ろと言われても、直視したいものではなかった。
なるべくはっきり見ないようにしつつ、照のほうへと視線を向ける。
玄「……?」
煌「気づきませんか? 鼻と唇が削ぎ落とされているんですよ」
玄「えっ……」
19 :
てるてる……
20 :
小走先輩は阻止できなかったのか…
21 = 1 :
玄「そういえば、鼻と口のあたりが赤黒くなってるような……」
煌「…………」
玄「で、でもこれがどうかしたんですか?」
煌「はあ……あのですね、わざわざ殺した後で、さらに死体に傷をつけると思いますか」
玄「ど、どういうことですか?」
煌「きっと宮永さんは生きている時に鼻や唇を切り落とされたんです」
玄「えっ」
煌「清水谷さんたちの目的が私たちを殺すことだけなら……
監禁して初日にさっさと殺してるはずです。でもそうしないのは……」
玄「…………」
煌「私たちが苦しむ姿を見ることこそが彼女たちの目的だからでしょう」
玄「そ、そんな……」
頭の弱めな玄もようやく理解しつつあった。
玄と煌は最終的には殺される。
だが殺される前には、拷問の如き仕打ちを受けて
地獄のような苦しみを味わわされることになってしまうのだ。
宮永照は生きたまま鼻と唇を削ぎ落とされた。
それはどれほどの痛みと恐怖であったか。
玄には想像もつかなかった。
22 :
小走先輩!はやく!はやく!!
23 = 1 :
それに玄たちが見ている宮永照の死体は頭の部分だけだ。
首から下……胴体や手足にも、残虐極まりない行為を受けたのかもしれない。
憶測でしかなかったが、その可能性は否定できない。
そしていずれは、自分たちも。
玄「いやっ、いやっ……いやぁぁぁぁっ!!」
煌「お、落ち着いて下さい、松実さん……
ごめんなさい、そんなに怖がらせるつもりじゃなかったんです……」
玄「やだっ、もうやだっ、帰りたいよぉ……!!」
煌「松実さん……」
玄「ううっ、いやだ……死にたくない……」
煌「死にたくないのは、私も同じです……
こんな状況ですけど、希望を捨てちゃいけませんよ、ね」
玄「ううう……」
煌「二人で生きて帰れることを願いましょう」
玄「…………」
フォローとしてはあまりにも楽観的すぎた。
玄はその日の夜、一睡も出来なかった。
24 :
なんで玄ちゃんはこういうシチュエーションが似合うんだ
25 = 6 :
??「ニワカは相手にならんよ!」
26 = 1 :
5日目。
竜華「はーい、朝やでー、起きやぁー」
泉「…………」
玄「はぁ、はぁ、はぁ……」
竜華「なんや玄ちゃん、どないしたん? 顔色悪いで」
玄「いや、こ、来ないで下さい……!」
竜華「なに、今さらウチのこと怖くなってきたんか?
宮永照の生首でビビらせたつもりやったけど、あんま意味なかったかな」
玄「わ、私たちも宮永さんみたいになるんですか……」
竜華「うーん、そうやなあ……まあ、怜がどう言うかやなあ」
玄「と、怜、怜、怜って……お、園城寺さんはもう……」
煌「だ、ダメですよ松実さん……」
玄「お、園城寺さんはもうとっくに死んでるじゃないですか……!」
竜華「は……?」
竜華の表情が一変した。
わざとらしいほどにこやかな笑顔が消え、
隠されていた憎悪がむき出しになる。
27 = 1 :
竜華「あんた今なんて言うた? ええ?」
玄「お、園城寺さんはもう死んでるんです……!
清水谷さんだって分かってるはずじゃないですか……」
竜華「じゃかましい! 怜は誰のせいで死んだと思ってるねん!
言うてみい、怜を死なせたんは誰や!!」
玄「わ、私たちのせいだって言うんですか……」
竜華「そやろがぃ! 怜はなぁ、宮永照に負けんように頑張ってな、
それで体力を使い果たして死んでしもたんや!
あんたらが殺したんと同じや!」
玄「私は、そんなの、関係ない……!」
竜華「関係あるわ! 宮永照を殺した後になあ、怜が言うたんや。
あのとき一緒に打ってた松実玄、花田煌……
あいつらが弱かったから私が死ぬほどに力を使わんとあかんかったってな!」
玄「だから、園城寺さんはもう死んで……」
竜華「そうや、せやからウチは怜のためにあんたらも殺すんや」
支離滅裂であった。
もはやまともに会話は成立しない。
竜華「泉ぃ、あれ持ってきぃ」
泉「は、はい……」
28 :
玄ちゃん…
29 = 22 :
流石アホチャー
30 :
おお、もう…
31 = 1 :
竜華に命令された泉は部屋を出ていき、すぐに戻ってきた。
その手にマッチ棒の箱を持って。
竜華「あんた、まだ自分が何したか分かってへんみたいやからな。
悪い子にはちゃんとおしおきして思い知らせてやらんとな」
玄「ひっ……!?」
泉から箱を受け取った竜華は、
マッチを一本取り出して、慣れた手つきで火をつけた。
玄「いやっ、やめてください! 謝りますから、やめてっ!」
竜華「こら、暴れんな……泉、押さえつけて」
泉「は、はい……」
泉は玄の上半身を抑えこみ、竜華は左手で足を掴まえた。
ろくにモノを食べられず弱っていたせいで、簡単におさえられた。
竜華「じゃあ行くで。これも全部玄ちゃんのせいやからな」
そう言って、竜華は玄の太ももに火の着いたマッチ棒を押しあてた。
玄「いぎゃあああああああああああああっ!!」
竜華はさらに2本目のマッチ棒に点火して、
ふたたび玄の皮膚にぐりぐりと押し付ける。
玄「あつい、あづぃぃぃっ! やめてっ、いやああっ!」
32 = 1 :
続けて3本目、4本目のマッチに火を付けて、玄の太ももを焼く。
マッチを押し付けられるたびに部屋の中には絶叫が轟いた。
綺麗だった太ももはグロテスクな火傷によって醜く変わり果ててしまった。
5本目のマッチに点火しようとする竜華を、泉が制止した。
泉「も、もうやめときましょう、清水谷先輩……
園城寺先輩はこんなことやれって言うたわけじゃないでしょ……?」
竜華「ん……そやな、まだ怜には何にも言われてへんかった……
これ以上やったら怜の意志に背くところやったわ」
泉「そうですよ……今日のところはこの辺にしときましょう」
竜華「まあそうやな。これだけでもおしおきの効果は充分やろうし」
玄「あづい、いだいよぉ……ごめんなさい、ごめんなざい……」
竜華「反省したか? あとで怜にもちゃんと謝っとくんやで」
玄「はい……」
玄の顔は涙と鼻水とよだれでぐちゃぐちゃだった。
苦悶に歪んだ表情を、竜華を満足そうに眺めた。
竜華「そうえいば、ご飯がまだやったな。
罰として玄ちゃんはこれからしばらくご飯抜きやで」
泉はそれに従って煌にだけカロリーメイトと水を与えた。
そして竜華たちは部屋を出て、鍵をかける。
33 :
え、なにこれは(恐怖)
34 :
やめろーーーーーーーーーー
うわあああああ
35 :
玄煌でパンツ脱いどく
36 = 1 :
玄「…………」
煌「松実さん、大丈夫ですか」
玄「…………」
玄はぐったりしたまま動かなかった。
問いかけにも答えない。
煌「今の清水谷さんは狂っています……
ああいう状態の人を否定するようなことを言うのはいけません」
玄「…………」
煌「私たちの生殺与奪の権利は、清水谷さんが握ってるんですから」
玄「…………」
煌「松実さん……」
煌は芋虫のようにして玄のもとに這い寄る。
そしてポカンと開けられた玄の口に、自らの口をつけた。
玄「んっ……?」
玄の口内に固形物が移される。
それが何かはすぐに解った。毎朝のカロリーメイトだ。
煌「半分だけですけど」
37 = 35 :
俺「や、やめるのです!」
38 = 6 :
すばらっ
39 = 34 :
ここまで読んでまたスレタイ見たらなんか軽くてワロタ
40 :
すばらは人間出来てるよな
41 = 22 :
竜華ってなんかvipのSSじゃいろんな方面でどうしようもない人間ってのが板に付いちゃった感じだな…
42 = 1 :
玄「は、花田さん……」
煌「……心だけは強く持って下さい。どんな絶望的な状況でも。
なにもかも諦めなければならなかったとしても」
玄「はい……」
抗えない悪意と暴力に支配されたこの空間で
虐げられ殺されるのを待つだけだと思っていたが、そうではない。
ここにはまだ仲間がいた。
一日一度のわずかな食料を分け与えてくれる仲間が。
玄はここに連れてこられて初めて人の暖かさに触れた。
口の中のカロリーメイトは、今までに食べたどんなものよりも美味しかった。
まだ生きていられる。
助けが来るかはわからないし、
ここから逃げられるかどうかも分からないけれど。
最期の時まで支えあい、分かち合える仲間がいる。
この状況の中で、それが玄の心の支えになった。
玄「ありがとうございます……花田さん」
煌「いいってことですよ……」
玄「はい……」
玄はその日一日、火傷の痛みを耐えながら過ごした。
火傷はまったく処置も治療もされておらず、剥き出しのままである。
汗が火傷に染みて痛かった。
43 :
クロチャー・・・
45 = 1 :
6日目。
竜華「朝やー、起きろー、朝やでー」
玄「…………」
煌「…………」
竜華「日曜やからって寝坊は許さんでー」
もはや曜日の感覚など二人からは失われていた。
今日が休日だろうと平日だろうとどうでもよかった。
竜華「ほら、おはようくらい言わんかい」
玄「おはようございます……」
煌「おはようございます」
竜華「よし、ほな朝ごはんや。
昨日も言うたけど、玄ちゃんは食事抜きやで。水だけな」
泉「はい……」
泉はどうも竜華に怯えているようだった。
脅されて従わされているのか、逆らえない事情があるのか。
玄は泉を懐柔できれば……と考えたが、おそらくは不可能だろう。
食事が済むと、泉と竜華は部屋を出ていった。
鍵をかけるのも忘れない。
46 = 1 :
竜華たちが部屋を出ていった後、
煌はすぐに玄の隣へと這いずっていく。
煌「松実さん、今日のぶんです」
玄「すみません、昨日に続いて今日も……」
煌「いいんですよ、なんでも独り占めはいけませんから」
玄「んっ……」
煌は口移しで玄に食事を分け与える。
唾液で溶けかかったカロリーメイトが玄の口に落とされた。
昨日より少しだけ大きい気がした。
玄「……ありがとうございます」
煌「こういうのはお互い様ですからね。
もし私が食事抜きになったら、今度は松実さんが分けてくださいね」
玄「はい、もちろん」
煌「うふふ」
こうして煌と話している時だけは、恐怖を忘れられた。
しかし宮永照の生首から発せられる死臭と、太ももの火傷の痛みによって、
すぐに自分の置かれた状況が思い出されてしまう。
このまま助けが来なければ二人は殺される。
気丈に見える煌も内心ではそれに怯えているに違いなかった。
47 :
りゅーかは黙ってねとられときゃええねん
48 = 1 :
――
――――
―――――――
怜『……竜華…………竜華…………』
竜華『ん…………』
怜『竜華……竜華…………』
竜華『怜……やっと出てきてくれたんか、会いたかったわ……』
怜『玄ちゃんと花田さん、だいぶ弱ってきてるみたいやな』
竜華『うん、とくに玄ちゃんのほうは今なんにも食べさせてへんからな』
怜『ようやってるやん。すごいで、竜華』
竜華『えへへ、ありがとう』
怜『でも、もうあの二人を閉じ込めるだけにしとくのも飽きてきたわ』
竜華『そうやな、もう一週間くらい経つしなあ……じゃあそろそろやるか?』
怜『うん、やっちゃって。宮永さんみたいに、うんと痛めつけてや』
竜華『わかってるよ。どっちからやる?』
49 :
ドア「バン!」
??「待たせたな!」
煌「あなたは!」
玄「阿智賀のレジェンド!」
レジェ「レージェッジェッジェ!助けに来たレジェ!」ゴン!
レジェ「うっ!…」ドサ
竜華「泉、こいつも縛っとき」
泉「はい…」
50 = 1 :
怜『そうやな、じゃあ花田さんから』
竜華『なんで花田さんからにするん?』
怜『あの人、なんか腹立つしなあ……』
竜華『まあ確かに』
怜『あの人は精神力強そうやから、まず体のほうから壊したらんとアカン。
玄ちゃんにはそれを見せつけてビビらせるんや』
竜華『ふふ、ほんまに面白いこと考えるわ、怜は』
怜『えへへ』
竜華『じゃあまずどこからやろか』
怜『ほな、まず最初に麻雀をできひん体にしたって』
竜華『分かった。ほな、明日から早速はじめるわ』
怜『うん、ありがとう。大好きやで竜華』
竜華『ウチも大好きやで、怜……』
―――――――
――――
――
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