元スレ小鳥「今度こそ、きっと私、貰われていきます!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
P「あのー、アンドロイドを買いに来たんですけど」
「あ、お話は伺ってます」
「詳しい性能などは、本人たちに聞いてください」
春香「お客さんだよ!お客さん!」
小鳥「ピヨッ」ガタッ
美希「小鳥、落ち着くの」
伊織「まーでもさすがに今回は伊織ちゃんが選ばれるわね」
2 :
全部貰えますか?
3 :
小鳥「スルーされ続けてX年……、今度こそ……」
伊織「で?どんな奴だった?」
春香「何か、普通の人だったよ?メガネで……」
美希「どうせモテない男が彼女の代わりでも探しに来たの」
小鳥「か、彼女!?」
春香「か、彼女!?」
4 = 3 :
春香「彼女かあ……」
小鳥「私、ちょっとお化粧を直しに……」
美希「無駄なことは止めておくの」
伊織「何だか今日は毒舌ね?」
5 = 3 :
美希「だって、わざわざアンドロイドを彼女の代わりにする男なんて
ろくなもんじゃないの」
美希「キモいの」
春香「そ、そうかなー」
美希「そうなの」
美希「どうせ、ミキ達のこともいやらしい目で見てくるに違いないの」
7 = 3 :
P「こんにちはー」
春香「いらっしゃいませ!!」
伊織「いらっしゃいませ^~!!」
小鳥「いらっしゃいませ!!」
P「おお、凄い元気なあいさつですね……」
美希「あふぅ」
8 :
これが噂の小鳥ロイドか
9 = 3 :
伊織「ちょっとあんた、何寝てんのよ?」小声
美希「だってヤル気出ないの」小声
伊織「はあ?ちょっと美希、あんた売れないと廃棄処分よ!?」
美希「むう、それは困るの……」
小鳥「さあさあ、どうぞこちらにお掛け下さいませ」
P「あ、どうも……」
春香「お茶が良いですか?コーヒーが良いですか?」
11 = 3 :
小鳥「あの、今回はどのような個体をお探しで?」
P「あ、それはですね、ちょっとお話してから……」
小鳥「お、お話!?」
P「どういう性能なのかを見させてもらってですね」
小鳥「せ、性能!?」
P「なぜいちいち驚くんですか?」
小鳥(スペックの話になると勝ち目がない……)
12 :
>スペックの話になると勝ち目がない
いやいやいやいやいやいやいや
14 = 3 :
美希「見てみるの。どう考えてもモテない男なの
あんなの落とすのはラクショーなの」
伊織「そうね……。どう見てもモテないタイプね……
ここで一発伊織ちゃんの魅力でメロメロにして……」
春香「そ、そうかなあ?」
春香(でも確かにモテないタイプ……かも……)
16 = 3 :
春香「じゃあ私から売り込むね!!」
春香「はいはーい!私、お料理出来ます!」
P「うわっ!びっくりした」
小鳥(まずい……春香ちゃんからとは……)
P「えーっと、春香ちゃん?へー、料理出来るんだ?」
春香「はい!古今東西を問わず、レシピが残っていれば
全て完璧に再現できます!!」
18 :
ちょっと>>1の筆が遅いが支援だ
19 :
レベルたけーなオイ
20 = 3 :
伊織「しまった……」
美希「モテない男は料理を作られると一発でオチるの
これは決まったかもしれないの」
美希「まったく、胃袋を掌握されるとオチるなんて安い人間なの」
春香「あ、それからですね、レシピ再現モードもありまして……」
P「え?何か凄そう」
春香「失われたレシピを解明するため、世界の果てまで行って
調査研究を機能停止まで行うモードです!!」
22 = 3 :
P「え?」
春香「もちろん、障壁になるような政治的関門はクラッキングでどうにかしますし、
相手が実力を行使したら、こちらも実力で排除を……」
P「ス、ストップストップ!別にそういうのは求めてないから!」
春香「えー?」
P「いいじゃない!ね?普通に料理!素晴らしい!」
23 = 3 :
伊織「まずいわ……。次、私が行くわよ!」
伊織「性能で言うなら、私の方が上じゃない?」
春香「げっ、伊織……」
P「た、助かった……」
伊織「私、ビーム出せるわよ」
P「え?」
25 :
魔閃光か・・
26 = 3 :
伊織「こう、額から……、照射角度を絞って……」
伊織「そこの壁のハエ、見ててね」
P「はあ……」
伊織「……」くわっ
P「……」
P「壁ごと真っ二つ……」
P「瞬殺無音……」
27 :
いおやないか
28 :
その閃光はあたり一面をなぎ払う力を持つのだ!
29 = 3 :
春香「そういうことなら、私、一時的に分裂してですね!」
伊織「分裂しても私のビームで真っ二つよ」
伊織「強度を変えれば5cmの鉄板だって……」
春香「でもビームしか……」
P「いや、僕は別に戦闘兵器が欲しいわけじゃないから」
30 = 15 :
あくまで冷静なPであった
31 = 19 :
開発者は何を考えて
32 = 3 :
美希「もー、見てらんないの」
伊織「げ、美希……」
美希「そんなんだから、二人とも貰い手が無いの」
小鳥(三人なんですけど……)
美希「この人は、モテないかわいそうな人なんだから
もっとビジュアルでアピールするの」
P「あ?」
34 = 3 :
美希「美希、この中では最新モデルだから、
デザインは一番だって思うな」
春香「む、それはそうかも……」
伊織「そんなことないわよ!伊織ちゃんだって……」
美希「……」ニヤッ
伊織「何よ……」
美希「モテないで毎日モンモンとしてる男の人は、おっぱいが
大きい方が好きに決まってるの」
P「何このイジメ」
36 :
つづけたまえ
37 = 3 :
美希「さらにミキには、このビジュアルを保つ凄い機能がついてるの」
P「……まあ一応聞こうか」
美希「スリープモードなのー!!」
美希「オプションのキットを買ってもらうと、一般家庭でも
お手軽に冷凍睡眠を再現できるの」
美希「あ、でも、ミキの体のモーターを使うから、ミキしか
冷凍睡眠はできないの」
美希「あはっ、ミキの美しい姿を半永久的に眺められるなんて
買った人は超幸せだよねー」
39 :
なんといういらない物なんだ……
40 = 3 :
伊織「寝てるんじゃ意味ないじゃない」
春香「そうだよ!」
美希「どうして?」
伊織「だって、この人モテないんでしょ?
ずっと寝てたら、モテなかった青春を取り戻せないじゃない」
美希「……がーん」
美希「そこは気が付かなかったの……」
P「どうして僕がモテないことになってるの?」
42 :
なるほどスペックが高すぎるのも考えもn……ハッ
43 = 3 :
美希「ミキ、そこまで考えてなかったの……」
美希「モテない人の気持ちを全然考えてなかったの……」
伊織「美希……。そんなに悲観することないじゃない
あなたの性能は誰しもが認めるところよ?」
春香「そうだよ。元気出しなよ、美希。今日ひとつ成長できたんだし」
美希「うう……二人とも、ありがとうなの……」
P「……」
44 = 36 :
いらない機能が必ずついてるのか。自爆スイッチはどこかね?
46 = 3 :
P「えーっと、あなたはどういう機能をお持ちで?」
小鳥「ドウセコノママウレノコッテハイキショブンピヨ」
P「あのー?」
小鳥「は、はい?」
P「あなたの性能を聞かせていただきたいんですが」
小鳥「性能……」
小鳥「普通の機能しかついてないです……」
48 = 15 :
おっ これは
49 = 3 :
小鳥「簿記3級程度の事務処理能力が付いてるくらいです……」
小鳥「ハイパーモードとか、強力兵器とか、絶対領域とか付いてないです……」
小鳥「普通に家事ができる程度です……」
小鳥「もうX年も売れ残ってる程度の性能しかないです……」
P「……」
みんなの評価 : ★
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