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    元スレ小鳥「今度こそ、きっと私、貰われていきます!」

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    1 :

    P「あのー、アンドロイドを買いに来たんですけど」

    「あ、お話は伺ってます」

    「詳しい性能などは、本人たちに聞いてください」


    春香「お客さんだよ!お客さん!」

    小鳥「ピヨッ」ガタッ

    美希「小鳥、落ち着くの」

    伊織「まーでもさすがに今回は伊織ちゃんが選ばれるわね」

    2 :

    全部貰えますか?

    3 :

    小鳥「スルーされ続けてX年……、今度こそ……」

    伊織「で?どんな奴だった?」

    春香「何か、普通の人だったよ?メガネで……」

    美希「どうせモテない男が彼女の代わりでも探しに来たの」

    小鳥「か、彼女!?」

    春香「か、彼女!?」

    4 = 3 :

    春香「彼女かあ……」

    小鳥「私、ちょっとお化粧を直しに……」

    美希「無駄なことは止めておくの」

    伊織「何だか今日は毒舌ね?」

    5 = 3 :

    美希「だって、わざわざアンドロイドを彼女の代わりにする男なんて

      ろくなもんじゃないの」

    美希「キモいの」

    春香「そ、そうかなー」

    美希「そうなの」

    美希「どうせ、ミキ達のこともいやらしい目で見てくるに違いないの」

    7 = 3 :

    P「こんにちはー」

    春香「いらっしゃいませ!!」

    伊織「いらっしゃいませ^~!!」

    小鳥「いらっしゃいませ!!」

    P「おお、凄い元気なあいさつですね……」

    美希「あふぅ」

    8 :

    これが噂の小鳥ロイドか

    9 = 3 :

    伊織「ちょっとあんた、何寝てんのよ?」小声

    美希「だってヤル気出ないの」小声

    伊織「はあ?ちょっと美希、あんた売れないと廃棄処分よ!?」

    美希「むう、それは困るの……」


    小鳥「さあさあ、どうぞこちらにお掛け下さいませ」

    P「あ、どうも……」

    春香「お茶が良いですか?コーヒーが良いですか?」

    11 = 3 :

    小鳥「あの、今回はどのような個体をお探しで?」

    P「あ、それはですね、ちょっとお話してから……」

    小鳥「お、お話!?」

    P「どういう性能なのかを見させてもらってですね」

    小鳥「せ、性能!?」

    P「なぜいちいち驚くんですか?」

    小鳥(スペックの話になると勝ち目がない……)

    12 :

    >スペックの話になると勝ち目がない



    いやいやいやいやいやいやいや

    14 = 3 :

    美希「見てみるの。どう考えてもモテない男なの

      あんなの落とすのはラクショーなの」

    伊織「そうね……。どう見てもモテないタイプね……

      ここで一発伊織ちゃんの魅力でメロメロにして……」

    春香「そ、そうかなあ?」

    春香(でも確かにモテないタイプ……かも……)

    16 = 3 :

    春香「じゃあ私から売り込むね!!」



    春香「はいはーい!私、お料理出来ます!」

    P「うわっ!びっくりした」

    小鳥(まずい……春香ちゃんからとは……)

    P「えーっと、春香ちゃん?へー、料理出来るんだ?」

    春香「はい!古今東西を問わず、レシピが残っていれば

      全て完璧に再現できます!!」

    18 :

    ちょっと>>1の筆が遅いが支援だ

    19 :

    レベルたけーなオイ

    20 = 3 :

    伊織「しまった……」

    美希「モテない男は料理を作られると一発でオチるの

      これは決まったかもしれないの」

    美希「まったく、胃袋を掌握されるとオチるなんて安い人間なの」


    春香「あ、それからですね、レシピ再現モードもありまして……」

    P「え?何か凄そう」

    春香「失われたレシピを解明するため、世界の果てまで行って

      調査研究を機能停止まで行うモードです!!」

    22 = 3 :

    P「え?」

    春香「もちろん、障壁になるような政治的関門はクラッキングでどうにかしますし、

      相手が実力を行使したら、こちらも実力で排除を……」

    P「ス、ストップストップ!別にそういうのは求めてないから!」

    春香「えー?」

    P「いいじゃない!ね?普通に料理!素晴らしい!」

    23 = 3 :

    伊織「まずいわ……。次、私が行くわよ!」


    伊織「性能で言うなら、私の方が上じゃない?」

    春香「げっ、伊織……」

    P「た、助かった……」

    伊織「私、ビーム出せるわよ」

    P「え?」

    25 :

    魔閃光か・・

    26 = 3 :

    伊織「こう、額から……、照射角度を絞って……」

    伊織「そこの壁のハエ、見ててね」

    P「はあ……」

    伊織「……」くわっ

    P「……」

    P「壁ごと真っ二つ……」

    P「瞬殺無音……」

    27 :

    いおやないか

    28 :

    その閃光はあたり一面をなぎ払う力を持つのだ!

    29 = 3 :

    春香「そういうことなら、私、一時的に分裂してですね!」

    伊織「分裂しても私のビームで真っ二つよ」

    伊織「強度を変えれば5cmの鉄板だって……」

    春香「でもビームしか……」


    P「いや、僕は別に戦闘兵器が欲しいわけじゃないから」

    30 = 15 :

    あくまで冷静なPであった

    31 = 19 :

    開発者は何を考えて

    32 = 3 :

    美希「もー、見てらんないの」

    伊織「げ、美希……」

    美希「そんなんだから、二人とも貰い手が無いの」

    小鳥(三人なんですけど……)

    美希「この人は、モテないかわいそうな人なんだから

      もっとビジュアルでアピールするの」


    P「あ?」

    34 = 3 :

    美希「美希、この中では最新モデルだから、

      デザインは一番だって思うな」

    春香「む、それはそうかも……」

    伊織「そんなことないわよ!伊織ちゃんだって……」

    美希「……」ニヤッ

    伊織「何よ……」

    美希「モテないで毎日モンモンとしてる男の人は、おっぱいが

      大きい方が好きに決まってるの」


    P「何このイジメ」

    36 :

    つづけたまえ

    37 = 3 :

    美希「さらにミキには、このビジュアルを保つ凄い機能がついてるの」

    P「……まあ一応聞こうか」

    美希「スリープモードなのー!!」

    美希「オプションのキットを買ってもらうと、一般家庭でも

      お手軽に冷凍睡眠を再現できるの」

    美希「あ、でも、ミキの体のモーターを使うから、ミキしか

      冷凍睡眠はできないの」

    美希「あはっ、ミキの美しい姿を半永久的に眺められるなんて

      買った人は超幸せだよねー」

    39 :

    なんといういらない物なんだ……

    40 = 3 :

    伊織「寝てるんじゃ意味ないじゃない」

    春香「そうだよ!」

    美希「どうして?」

    伊織「だって、この人モテないんでしょ?

      ずっと寝てたら、モテなかった青春を取り戻せないじゃない」

    美希「……がーん」

    美希「そこは気が付かなかったの……」


    P「どうして僕がモテないことになってるの?」

    42 :

    なるほどスペックが高すぎるのも考えもn……ハッ

    43 = 3 :

    美希「ミキ、そこまで考えてなかったの……」

    美希「モテない人の気持ちを全然考えてなかったの……」

    伊織「美希……。そんなに悲観することないじゃない

       あなたの性能は誰しもが認めるところよ?」

    春香「そうだよ。元気出しなよ、美希。今日ひとつ成長できたんだし」

    美希「うう……二人とも、ありがとうなの……」


    P「……」

    44 = 36 :

    いらない機能が必ずついてるのか。自爆スイッチはどこかね?

    46 = 3 :

    P「えーっと、あなたはどういう機能をお持ちで?」

    小鳥「ドウセコノママウレノコッテハイキショブンピヨ」

    P「あのー?」

    小鳥「は、はい?」

    P「あなたの性能を聞かせていただきたいんですが」

    小鳥「性能……」

    小鳥「普通の機能しかついてないです……」

    48 = 15 :

    おっ これは

    49 = 3 :

    小鳥「簿記3級程度の事務処理能力が付いてるくらいです……」

    小鳥「ハイパーモードとか、強力兵器とか、絶対領域とか付いてないです……」

    小鳥「普通に家事ができる程度です……」

    小鳥「もうX年も売れ残ってる程度の性能しかないです……」


    P「……」


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