元スレマミ「神名あすみちゃん、って言うのね?」あすみ「…うん」
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1 :
マミ「ティロ・フィナーレ!」ズガァァァン!!
ズライカ「:agr;ohia:;bzdhs:;:;:;――――!!」ドギャァァァン
マミ「……ふぅ。魔女を撃破、と……」
マミ「……」チラッ
少女「……」
マミ「(銀髪の女の子……。小学生ぐらいかしら?)」
マミ「(こんな小さな子が夜一人で……)」
少女「……」フルフル
2 :
マブ「デブ・フィナーレ」
3 = 1 :
マミ「大丈夫?どこにも怪我は無い?」
少女「……」コクリ
マミ「そう!よかったぁ…!」
少女「……」
マミ「……」
マミ「(……口数が異様に少ない)」
マミ「…怖かったよね?けどもう、大丈夫だから…」
少女「……」
マミ「……」
マミ「(まぁ、しょうがないわよね。魔女に襲われたんですもの……)」
4 = 1 :
マミ「(……けど、この子の両親は……?)」
マミ「……ねぇ、お嬢ちゃん?」
少女「……?」
マミ「その…、お父さんお母さんは……?」
少女「……」
少女「死んだ」
マミ「……!」
少女「ずっと前に、お母さん死んじゃった……」
マミ「……」
少女「行くところ、ないの……」
マミ「そんな……」
少女「……」
5 = 1 :
少女「助けてくれて、ありがとう……」
マミ「えっ、ちょっと」
少女「それじゃ」
マミ「あっ……」
マミ「(どうしよう)」
マミ「(このままじゃあの子、きっとずっと独りぼっちだわ…)
マミ「(なんとかしてあげなくちゃ!)」
マミ「…待って!」
少女「……?」
マミ「…貴女、お名前は?」
少女「……」
6 = 1 :
あすみ「…あすみ。神名あすみ」
マミ「……」
マミ「神名あすみちゃん、って言うのね?」
あすみ「…うん」
マミ「そう、なら……」
マミ「私のお家に、来てみない?」
あすみ「……」
マミ「ずっと独りぼっちは、寂しいわよね……?」
あすみ「……」
マミ「……せめて晩御飯なら、一緒にご馳走してあげれるわ」
あすみ「……」コクリ
マミ「……そう、よかった」ニコッ
マミ「私は巴マミ、よろしくね?」
あすみ「……」コクリ
7 :
なんのキャラ?
8 :
夜に小学生連れ込むとか通報されんぞ
10 :
撲殺幼女だっけか
11 = 1 :
マミ宅
マミ「……どう?美味しい?」
あすみ「……」モキュモキュモキュ
マミ「……もしかして、不味かったかしら……?」オロオロ
あすみ「……」ゴクン
あすみ「……美味しい」
マミ「……!」パァァ
マミ「よかったぁ。お口に合って……」
あすみ「……お代わり、良い?」
マミ「えぇ、もちろん!たくさん食べてね?」
あすみ「……うん」
12 = 1 :
あすみ「……ごちそうさま」
マミ「えぇ、お粗末様でした」ニコッ
あすみ「……」
あすみ「……ふわぁぁ……」ウトウト
マミ「あら……」
あすみ「……」ウトウト
マミ「もしよかったら、泊まっていく?」
あすみ「……」
マミ「もう夜も遅いし……」
あすみ「……」コクリ
13 = 1 :
マミ「分かったわ、じゃあお布団敷いてくるわね?」
あすみ「……」コクリ
マミ「ゆっくりしていくのよ?」
あすみ「……うん」
マミ「じゃあ、お紅茶でも飲んでくつろいでいてね?」タッタッタ
あすみ「……」
あすみ「……下らない」
14 = 1 :
―深夜。
マミ「ZZZZZzzzz」
あすみ「……」
『やぁ、あすみ』
あすみ「……」
あすみ『……外で話そうよ』
『あぁ、分かったよ』
15 = 1 :
―マミ宅マンション屋上
QB「やぁ、神名あすみ」
あすみ「やっぱりキュゥべえね。何の用なの?」
QB「いやぁ、まさか君がここに来るとは思わなくてね」
あすみ「何?来ちゃ悪いの?」
QB「いやいや、寧ろ大歓迎さ!」
QB「何と言ったって、君はある意味ではイレギュラーだからね」
QB「言うなれば、僕の唯一の理解者なのだから」
16 :
サヨナラ勝ち
17 = 1 :
あすみ「絶望と希望はプラマイゼロ、だったっけ?」
QB「それもそうなんだが、君は僕の活動に協力してくれる数少ない逸材とも言えるね」
あすみ「幼気な女の子騙して、絶望に突き落とすアンタの活動にねぇ……?」
QB「騙すとは人聞きが悪いじゃないか。これでも双方の合意を得たつもりだよ?」
あすみ「それ当て嵌まってるのってある意味わたしだけよね」
QB「そうかい?」
あすみ「……まぁ、どうでもいいよ、アンタが合意を得ようがなにしようと」
あすみ「それにわたしは、アンタの活動に協力してるわけじゃないから」
あすみ「ただ、人の不幸が美味しいだけ」
18 :
マミさんはこうも母親が合うのはなぜだろう。NASAに聞いてみるか…
19 = 1 :
QB「……」
あすみ「……幸せを満喫している人たちを見てると、ずっと思うんだ」
あすみ「全て、壊れちゃえばいいのに、って」
QB「へぇ」
あすみ「ねぇ?知ってる?」
あすみ「本当に幸せな人ってね?不幸な他人が傍に居る事なんて気付かないの」
あすみ「例えそれが、自分の大事な大事な肉親さんでもね…?」
QB「ふむ」
あすみ「己の下方に居過ぎて、きっと見下ろすまでもないんだよね……」
QB「へぇ、それで?」
あすみ「……」
20 = 1 :
あすみ「けれどね、わたしね」
あすみ「そんな人が堕としちゃうのが好き」
QB「……へぇ」
あすみ「メインディッシュの幸せの味を噛みしめている人が」
あすみ「食後を彩るデザートとして、とびっきりの不幸を味わうの」
あすみ「それも、甘ったるく……とても苦い、黒色の不幸を……」
あすみ「そしてその甘美なお味に悶えてジタバタ……」
あすみ「虫螻の様に足掻く人間がたまらなく好きなの」
QB「……」
あすみ「だからわたし、いろぉんな人に是非知ってもらいたいなぁ」
あすみ「おいしいおいしい不幸の味を、ね?」
21 = 1 :
QB「……そうだったね、君のソレとはあくまでも嗜好だったね」
あすみ「そうよ。だからアンタに協力するつもりなんてないし、絶対に有り得ないの」
あすみ「結果的にアンタの利害と一致してるだけよ?あくまで」
QB「……そしてその今度の嗜好品となるのが、マミって訳だね?」
あすみ「まぁ、そうなるわね」
QB「そうかい、楽しみにしてるよ」
あすみ「けど、アイツ頂くのは最後にするわ」
QB「それはどうして?」
22 = 1 :
あすみ「アイツの顔、どんな顔してるか分かってるでしょう?」
QB「僕は感情が無いからね、わからないよ」
あすみ「うふっ。なら教えてあげるわ」
あすみ「傲慢」
QB「……ほう?」
あすみ「高い自尊心、他人より重要、魅力的になりたいという欲望」
あすみ「……賞賛をそれに値する者へ送ることの怠慢、過度の自己愛、ってところね」
QB「七つの大罪の一つとも言われるね」
あすみ「うん。わたしをアイツん家に誘う時の奴の顔を見た?」
あすみ「ドヤってたわよ?絶対わたしを憐れみを含んだ目でみてたわ」
QB「へぇ、それはわからなかったね」
23 :
マミ 「ティロっ―――、 ドヤァ
フィナーレッ!」 ドウデッシャロカァ
本スレよりしえん
24 = 1 :
あすみ「だから、最後にその楽しみはとっておくの」
あすみ「……初めて味わう甘美って、決まって感動するものよ?」
あすみ「だから、傲慢なアイツがね?」
あすみ「……わたし特製のビタースイーツを味わう所想像すると……ね?」
QB「……」
QB「まぁ確かに、エネルギー収穫量は上がるだろうね。感謝するよ」
あすみ「……はぁ。お前に話しても駄目よねやっぱり」
あすみ「ぜんっぜんわかってないわね」
QB「それはすまなかったね」
QB「……けれど、いいのかい?」
あすみ「うん?」
25 :
まみまみ
26 = 1 :
QB「君の言う嗜好品に値するものが、この町には沢山ある様だ」
あすみ「……ん」ピクッ
QB「総数にして8人さ」
あすみ「……」
あすみ「……在り処を教えなさい」
QB「いいけど……その内何人かは未契約だよ?」
あすみ「構わないわね。皆契約する様誘導していただいちゃえばいいのよ」
QB「えぇ?全部グリーフシードにするつもりかい?」
あすみ「当然」
QB「……」
QB「……やれやれ、君の強欲ぶりは称賛に値するよ」
あすみ「アンタに言われたくはないわねホント」
27 :
いったい何が始まるんです?
28 = 18 :
ほのぼのかと思ったらシリアスか
支援
29 = 1 :
あすみ「―と、言う事、でッ!」バッ
QB「うん?どうかしたかい?」
あすみ「まぁ見てよ、これ、ソウルジェム」ペカァァァ
QB「魔女の反応だね」
あすみ「うん、せっかくだから行ってくるよ」
QB「あぁ、頑張ってね。君は僕達インキュベーターにとっては非常に有益な逸材だからね」
あすみ「だから、協力なんてしないの!」ヒュバッ
QB「……やれやれ、つくづく違う方向でイレギュラーな魔法少女だね」
QB「大概の魔法少女の願いと言えば、大切な者を救う願いだったり」
QB「己の欲望を貫いた、例えば地位や名誉や才能だったりする」
QB「けれど彼女、神名あすみはその中でも異彩を放っている」
QB「その願いは、『自分の知る周囲の人間の不幸』」
30 :
あすみんあすみん!
31 = 23 :
ええ?~かい?で、QBがマスオさんボイスになった
32 :
きゅっぷいきゅっぷい
33 = 1 :
QB「願いからの希望から産まれ、絶望の呪いを撒き散らし了る」
QB「それが魔法少女」
QB「だが彼女の場合は、絶望からの呪いで産まれた魔法少女さ」
QB「そんな彼女も、何れは真の絶望を知る事になるだろう」
QB「果たして、それがどの様な物かは些か興味深い所さ」
QB「人間の感情を知るための情報として、ね」
34 :
ズライカってなんぞ
35 :
神名あすみ CV阿澄佳奈
37 :
呪いで生まれた魔法少女って、あいりもそうじゃなかったっけ
38 = 1 :
―結界。
あすみ「……まったく、せっかく孵化を早めてやったと言うのに」
あすみ「なぁに?この結界は」
あすみ「お菓子だからけじゃないの!」
あすみ「もうっ。甘ったるぅい臭いがプンプンするじゃない」
あすみ「……わたしこう言うの嫌い」
あすみ「ただただ甘ったるいクソ甘いだけの菓子なんてゴメンね」
あすみ「舌がバカになっちゃうわ」
ピョートル「キャッキャ」トテトテ
あすみ「―可愛い子ぶってるつもりなの……?」
あすみ「あぁもう!この使い魔見てて鬱陶しい!」
39 = 32 :
すみすみ
40 = 1 :
あすみ「お前等には味わわせる物なんてないわよ!」ジャララッ!!
あすみ「このわたしのフレイル型のモーニングスターで」ビュンビュン
あすみ「消し飛べッ!!」ゴウゥッ!!
ピョートルs「ギャアアアア」シュワァァァ
あすみ「……弱っ」
あすみ「さっさと魔女さんのトコ行きましょう、もう……」
41 = 23 :
あすみんハァ、ハァ
42 = 1 :
―最深部。
あすみ「さぁて……」
あすみ「なにっが出るかなっ?なにっが出るかなっ?」
ゴゴ……グニュグニュ……
あすみ「わくわく、わくわく」
ググググ……ポンッ
シャルロッテ「……」
あすみ「あら、可愛い」
44 = 1 :
シャルロッテ「……」
あすみ「せっかく出てきてくれたのにだんまりなのぉ?」
シャルロッテ「……」
あすみ「……もう、しょうがないなぁ」
あすみ「あなたと同じ目線に座ったげる」ポスッ
あすみ「ねぇねぇ、何か欲しいものない?」
シャルロッテ「……」
45 :
あいたたたたた
46 = 32 :
しゃるしゃる
47 = 1 :
あすみ「……だんまりだとわたしわかんないよ?」
シャルロッテ「……」
あすみ「……しょうがないなぁ」
あすみ「わたしが当ててあげよっか?」
シャルロッテ「……」
あすみ「ふふっ。実はわたしね?」
あすみ「その人がどんな人か、目を見るだけでわかるの!」
シャルロッテ「……」
あすみ「だから、その人が何が好きか、とか一発で当てれるよ?」
あすみ「だから……わたしの目をじっと見つめていてね?驚かないでね?」
あすみ「――」キイイイィィィン...!!
48 = 23 :
あすみんとシャルちゃんがイチャイチャとか
49 = 1 :
あすみ「……」アトズサル
あすみ「……そっか、ずっと食べられなくてもんもんしてたんだね?」
シャルロッテ「……」
あすみ「でももう大丈夫だよ?わたし、ちゃんと持ってきてるから」
あすみ「ほら!チーズ!」スッ
シャルロッテ「...!!」
あすみ「ふふっ?これが好きなんでしょう?」
シャルロッテ「...!!」
あすみ「いいわよ?好きなだけ食べさせてあげる」
あすみ「だから、遠慮なく……ね?」
シャルロッテ「...」
あすみ「だからこっちおいで、ね?」
50 = 1 :
シャルロッテ「...」トテトテ
あすみ「うふふ……」
シャルロッテ「...」トテトテ
あすみ「ふふっ、もうちょっとだよ、がんばれっ」
シャルロッテ「...」トテトテ
あすみ「あっ、着いたね!」
シャルロッテ「...」
あすみ「……じゃあ、どうぞ、召し上がれ?」
シャルロッテ「...」アーン
あすみ「……ふふっ」
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